JP2001166486A - ポジ型フォトレジスト組成物 - Google Patents

ポジ型フォトレジスト組成物

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JP2001166486A
JP2001166486A JP35050599A JP35050599A JP2001166486A JP 2001166486 A JP2001166486 A JP 2001166486A JP 35050599 A JP35050599 A JP 35050599A JP 35050599 A JP35050599 A JP 35050599A JP 2001166486 A JP2001166486 A JP 2001166486A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体デバイスの製造において高感度且つ0.
15μm以下の高解像力を有し、矩形形状を有するレジス
トパターンを与えるポジ型フォトレジスト組成物、2層
レジスト法において酸素プラズマエッチング工程での下
層へのパターン転写の際に寸法シフトが小さいポジ型フ
ォトレジスト組成物を提供する。 【解決手段】 式(I)のシリコン含有繰り返し単位と
式(II)の特定の構造の繰り返し単位を含有する、酸の
作用によりアルカリ現像液に対する溶解度が増大する酸
分解性ポリマーを含有するポジ型フォトレジスト組成
物。 【化1】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路素
子、集積回路製造用マスク、プリント配線板、液晶パネ
ル等の製造に用いるポジ型フォトレジスト組成物に関す
る。
【0002】
【従来の技術】半導体素子、磁気バブルメモリ、集積回
路等の電子部品を製造するためのパターン形成法として
は、従来より、紫外線又は可視光線に感光するフォトレ
ジストを利用する方法が幅広く実用に供されている。フ
ォトレジストには、光照射により被照射部が現像液に不
溶化するネガ型と、反対に可溶化するポジ型とがある
が、ネガ型はポジ型に比べて感度が良く、湿式エッチン
グに必要な基板との接着性及び耐薬品性にも優れている
ことから、近年までフォトレジストの主流を占めてい
た。
【0003】しかし、半導体素子等の高密度化・高集積
化に伴い、パターンの線幅や間隔が極めて小さくなり、
また、基板のエッチングにはドライエッチングが採用さ
れるようになったことから、フォトレジストには高解像
度及び高ドライエッチング耐性が望まれるようになり、
現在ではポジ型フォトレジストが大部分を占めるように
なった。特に、ポジ型フォトレジストの中でも、感度、
解像度、ドライエッチング耐性に優れることから、例え
ばジェー・シー・ストリエータ著、コダック・マイクロ
エレクトロニクス・セミナー・プロシーディングス、第
116頁(1976年)(J.C. Strieter, Kodak Micro
electronics Seminar Proceedings、116(1976
年)等に記載されているアルカリ可溶性のノボラック樹
脂をベースにしたアルカリ現像型のポジ型フォトレジス
トが現行プロセスの主流となっている。
【0004】しかしながら、近年電子機器の多機能化、
高度化に伴ない、さらに高密度化及び高集積化を図るべ
くパターンの微細化が強く要請されている。即ち、集積
回路の横方向の寸法の縮小に比べてその縦方向の寸法は
あまり縮小されていかないために、レジストパターンの
幅に対する高さの比は大きくならざるを得なかった。こ
のため、複雑な段差構造を有するウエハー上でレジスト
パターンの寸法変化を押さえていくことは、パターンの
微細化が進むにつれてより困難になってきた。さらに、
各種の露光方式においても、最小寸法の縮小に伴ない問
題が生じてきている。例えば、光による露光では、基板
の段差に基づく反射光の干渉作用が、寸法精度に大きな
影響を与えるようになり、一方電子ビーム露光において
は、電子の後方散乱によって生ずる近接効果により、微
細なレジストパターンの高さと幅の比を大きくすること
ができなくなった。
【0005】これらの多くの問題は多層レジストシステ
ムを用いることにより解消されることが見出された。多
層レジストシステムについては、ソリッドステート・テ
クノロジー、74(1981)[Solid State Technolog
y, 74 (1981)]に概説が掲載されているが、この他にも
このシステムに関する多くの研究が発表されている。一
般的に多層レジスト法には3層レジスト法と2層レジス
ト法がある。3層レジスト法は、段差基板上に有機平坦
化膜を塗布し、その上に、無機中間層、レジストを重
ね、レジストをパターニングした後、これをマスクとし
て無機中間層をドライエッチングし、さらに、無機中間
層をマスクとして有機平坦化膜をO2 RIE(リアクテ
ィブイオンエッチング)によりパターニングする方法で
ある。この方法は、基本的には、従来からの技術が使用
できるために、早くから検討が開始されたが、工程が非
常に複雑である、あるいは有機膜、無機膜、有機膜と三
層物性の異なるものが重なるために中間層にクラックや
ピンホールが発生しやすいといったことが問題点になっ
ている。
【0006】この3層レジスト法に対して、2層レジス
ト法では、3層レジスト法でのレジストと無機中間層の
両方の性質を兼ね備えたレジスト、すなわち、酸素プラ
ズマ耐性のあるレジストを用いるために、クラックやピ
ンホールの発生が抑えられ、また、3層から2層になる
ので工程が簡略化される。しかし、3層レジスト法で
は、上層レジストに従来のレジストが使用できるのに対
して、2層レジスト法では、新たに酸素プラズマ耐性の
あるレジストを開発しなければならないという課題があ
った。
【0007】以上の背景から、2層レジスト法等の上層
レジストとして使用できる酸素プラズマ耐性に優れた、
高感度、高解像度のポジ型フォトレジスト、特に、現行
プロセスを変えることなく使用できるアルカリ現像方式
のレジストの開発が望まれていた。
【0008】さらに、ハーフミクロン以下の線幅からな
る超微細パターンの加工が必要な超LSIの製造等にお
いては、リソグラフィーに用いられる露光装置の使用波
長の短波化が進行し、今やKrFエキシマーレーザー
光、ArFエキシマーレーザー光を用いる事が検討され
るまでになってきている。この様な短波長の光リソグラ
フィーでは、レジストは化学増幅型と呼ばれるものを用
いるのが一般的である。なかでもArFエキシマーレー
ザー光を利用する場合は、膜の光学的透明性の観点から
レジストの主成分となるバインダー樹脂中にフェノール
構造を導入する事は適当ではなく、t−ブチルエステル
等の3級エステル、1−アルキルアダマンチルエステ
ル、カルボン酸のTHP保護体など、酸で分解してカル
ボン酸を発生する構造を画像形成性部位として含有する
樹脂ポリマーをバインダーとして用いるのが一般的であ
る。ArFエキシマーレーザー光に透明な画像形成性部
位を含有するSi含有ポリマーは、例えば特開平8−1
60623号、特開平10−324748号、特開平1
1−60733号、特開平11−60734号に開示さ
れている。しかしパターン表面の膜べりが大きくパター
ンが矩形形状にならず、次の酸素プラズマ工程において
下層へのパターン転写時に寸法シフトが大きくなるとい
う問題点を有していた。
【0009】SPIE、第3678巻、241項には、
酸分解性エステル末端にトリス(トリメチルシリル)シ
リルエチル基を含有するビニルポリマーを用いた化学増
幅型レジストが開示されている。また、SPIE、第3
678巻、214項及び562項には、酸分解性エステ
ル末端にトリメチル−ビス(トリメチルシリル)ジシラ
ヘプチルメチルプロピルエステルを含有するビニルポリ
マーを用いた化学増幅型レジストが開示されている。し
かしながら、これらの技術でもラインボトム部のすそ引
き等やライントップ部のラウンド化という問題点が存在
した。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、半導体デバイスの製造において、高感度であって、
0.15μm以下の高解像力を有し、しかも矩形形状を
有するレジストパターンを与えるポジ型フォトレジスト
組成物を提供することである。本発明のさらなる他の目
的は、2層レジスト法において、酸素プラズマエッチン
グ工程での下層へのパターン転写の際に寸法シフトが小
さいポジ型フォトレジスト組成物を提供することであ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、ポジ型化
学増幅系におけるレジスト組成物について鋭意検討した
結果、特定の繰り返し単位を共重合した酸分解性ポリマ
ーを用いることにより、本発明の目的が達せられること
を見出した。即ち、上記目的は、下記構成を有するポジ
型フォトレジスト組成物を用いることにより達成され
る。 (1) 少なくとも一般式(I)で表される繰り返し単位
と、一般式(II)で表される繰り返し単位とを含有す
る、酸の作用によりアルカリ現像液に対する溶解度が増
大する酸分解性ポリマーを含有することを特徴とするポ
ジ型フォトレジスト組成物。
【0012】
【化5】
【0013】一般式(I)中、Yは水素原子、メチル
基、シアノ基又は塩素原子を表す。Lは単結合または2
価の連結基を表す。R'、R''及びR'''はそれぞれ独立
に直鎖もしくは分岐のアルキル基、フェニル基、トリア
ルキルシリル基またはトリアルキルシリルオキシ基を表
す。
【0014】
【化6】
【0015】式(II)中、Yは水素原子、メチル基、シ
アノ基または塩素原子を表す。M1は単結合又はアルキ
レン基、置換アルキレン基、アリーレン基、置換アリー
レン基、エステル基、カルボニル基、アミド基、エーテ
ル基、チオエーテル基、ウレタン基及びウレア基からな
る群から選択される単独もしくは2つ以上の基の組み合
わせからなる2価の連結基を表す。Qは下記一般式(p
I)〜(pVI)で表される脂環式炭化水素構造を含む基
を表す。
【0016】
【化7】
【0017】一般式(pI)〜(pVI)中、R11は、メ
チル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、
n−ブチル基、イソブチル基またはsec−ブチル基を
表し、Zは、炭素原子とともに脂環式炭化水素基を形成
するのに必要な原子団を表す。R12〜R16は、各々独立
に、炭素数1〜4個の、直鎖もしくは分岐のアルキル基
または脂環式炭化水素基を表し、但し、R12〜R14のう
ち少なくとも1つ、あるいはR15及びR16のうちの少な
くともいずれか一方は脂環式炭化水素基を表す。R17
21は、各々独立に、水素原子、炭素数1〜4個の直鎖
もしくは分岐のアルキル基、または脂環式炭化水素基を
表す。但し、R17〜R21のうち少なくとも1つは脂環式
炭化水素基を表す。また、R19及び21のうちの少なくと
もいずれか一方は炭素数1〜4個の直鎖もしくは分岐の
アルキル基、または脂環式炭化水素基を表す。R22〜R
25は、各々独立に、炭素数1〜4個の直鎖もしくは分岐
のアルキル基、または脂環式炭化水素基を表す。但し、
22〜R25のうち少なくとも1つは脂環式炭化水素基を
表す。
【0018】(2) 該酸によりアルカリ現像液に対する
溶解度が増大する酸分解性ポリマーが、更に一般式(II
I)で表される繰り返し単位を含有することを特徴とす
る上記(1)に記載のポジ型フォトレジスト組成物。
【0019】
【化8】
【0020】一般式(III)中、Yは水素原子、メチル
基、シアノ基又は塩素原子を表す。M 2は、単結合又は
アルキレン基、置換アルキレン基、橋かけ構造を有して
いてもよいシクロアルキレン基、アリーレン基、置換ア
リーレン基、エステル基、カルボニル基、アミド基、エ
ーテル基、チオエーテル基、ウレタン基及びウレア基か
らなる群から選択される単独もしくは2つ以上の基の組
み合わせからなる2価の連結基を表す。Raは、水素原
子、または置換基を有していてもよい、直鎖もしくは分
岐のアルキル基を表す。Wは、結合する炭素原子と共に
ラクトン構造を形成するのに必要な原子群を表す。
【0021】(3)(A)活性光線または放射線の照射に
より酸を発生する化合物、(B)上記(1)または(2)に記
載の酸分解性ポリマー、並びに(C)上記(A)および
(B)を溶解する少なくとも1種の溶剤を含有すること
を特徴とするポジ型フォトレジスト組成物。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明に使用する化合物に
ついて詳細に説明する。本発明のポジ型フォトレジスト
組成物には、感光性化合物として活性光線または放射線
の照射により酸を発生する化合物(光酸発生剤ともい
う)、ナフトキノンジアジド−4(5)−スルホン酸エ
ステル化合物等を含有することができる。本発明におい
ては、光酸発生剤が好ましい。本発明で使用される活性
光線または放射線の照射により分解して酸を発生する化
合物としては、光カチオン重合の光開始剤、光ラジカル
重合の光開始剤、色素類の光消色剤、光変色剤、あるい
はマイクロレジスト等に使用されている公知の光(40
0〜200nmの紫外線、遠紫外線、特に好ましくは、
g線、h線、i線、KrFエキシマレーザー光)、Ar
Fエキシマレーザー光、電子線、X線、分子線又はイオ
ンビームにより酸を発生する化合物およびそれらの混合
物を適宜に選択して使用することができる。
【0023】また、その他の本発明に用いられる活性光
線又は放射線の照射により酸を発生する化合物として
は、たとえば S. I. Schlesinger, Photogr. Sci. En
g., 18,387(1974)、T. S. Bal et al, Polymer, 21, 42
3(1980)等に記載のジアゾニウム塩、米国特許第4,069,0
55号、同4,069,056号、同 Re27,992号、特開平3-140140
号等に記載のアンモニウム塩、D. C. Necker et al, Ma
cromolecules, 17, 2468(1984)、C. S. Wen et al, Te
h, Proc. Conf. Rad. Curing ASIA, p478 Tokyo,Oct(19
88)、米国特許第4,069,055号、同4,069,056号等に記載
のホスホニウム塩、J. V. Crivello et al, Macromorec
ules, 10(6), 1307(1977)、Chem. & Eng.News, Nov. 2
8, p31(1988)、欧州特許第104,143号、米国特許第339,0
49号、同第410,201号、特開平2-150848号、特開平2-296
514 号等に記載のヨードニウム塩、J. V. Crivello et
al, Polymer J. 17, 73(1985)、J. V. Crivello et al,
J.Org. Chem., 43, 3055(1978)、W. R. Watt et al,
J. Polymer Sci., Polymer Chem. Ed., 22, 1789(198
4)、J. V. Crivello et al, Polymer Bull., 14, 279(1
985)、J. V. Crivello et al, Macromorecules, 14(5),
1141(1981)、J. V. Crivello et al, J. Polymer Sc
i., Polymer Chem. Ed., 17, 2877(1979)、欧州特許第3
70,693号、同161,811号、同410,201号、同339,049号、
同233,567号、同297,443号、同297,442号、米国特許第
3,902,114号、同4,933,377号、同4,760,013号、同4,73
4,444号、同2,833,827号、獨国特許第2,904,626号、同
3,604,580号、同3,604,581号、特開平7-28237号、同8-2
7102号等に記載のスルホニウム塩、J. V.Crivello et a
l, Macromorecules, 10(6), 1307(1977)、J. V. Crivel
lo et al, J. Polymer Sci., Polymer Chem. Ed., 17,
1047(1979)等に記載のセレノニウム塩、C. S. Wen et a
l, Teh, Proc. Conf. Rad. Curing ASIA, p478 Tokyo,
Oct(1988)等に記載のアルソニウム塩等のオニウム塩、
米国特許第3,905,815号、特公昭46-4605号、特開昭48-3
6281号、特開昭55-32070号、特開昭60-239736号、特開
昭61-169835号、特開昭61-169837号、特開昭62-58241
号、特開昭62-212401号、特開昭63-70243号、特開昭63-
298339号等に記載の有機ハロゲン化合物、K. Meier et
al, J. Rad. Curing, 13(4), 26(1986)、T. P. Gill et
al, Inorg. Chem., 19, 3007(1980)、D. Astruc, Acc.
Chem. Res., 19(12), 377(1896)、特開平2-161445号等
に記載の有機金属/有機ハロゲン化物、S. Hayase et a
l, J. Polymer Sci., 25, 753(1987)、E. Reichmanis et
al, J. Pholymer Sci., PolymerChem. Ed., 23, 1(198
5)、Q. Q. Zhu et al, J. Photochem., 36, 85, 39, 317
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(17), 1445(1975)、J. W. Walker et al, J. Am. Chem.
Soc., 110, 7170(1988)、S. C. Busman etal, J. Imagi
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chman et al, J. Electrochem. Soc., Solid State Sc
i. Technol., 130(6)、F. M. Houlihan et al, Macromol
cules, 21, 2001(1988)、欧州特許第0290,750号、同046,
083号、同156,535号、同271,851号、同0,388,343号、 米
国特許第3,901,710号、同4,181,531号、特開昭60-19853
8号、特開昭53-133022号等に記載の0−ニトロベンジル
型保護基を有する光酸発生剤、M.TUNOOKA et al, Polym
er Preprints Japan, 35(8)、G. Berner et al, J. Rad.
Curing, 13(4)、 W. J. Mijs et al, Coating Techno
l., 55(697), 45(1983), Akzo、H. Adachi et al, Polym
er Preprints, Japan, 37(3)、欧州特許第0199,672号、
同84515号、同044,115号、同618,564号、同0101,122
号、米国特許第4,371,605号、同4,431,774号、特開昭64
-18143号、特開平2-245756号、特開平3-140109号等に記
載のイミノスルフォネ−ト等に代表される光分解してス
ルホン酸を発生する化合物、特開昭61-166544号、特開
平2-71270号等に記載のジスルホン化合物、特開平3-103
854号、同3-103856号、同4-210960号等に記載のジアゾ
ケトスルホン、ジアゾジスルホン化合物を挙げることが
できる。
【0024】また、これらの光により酸を発生する基、
あるいは化合物をポリマーの主鎖または側鎖に導入した
化合物、たとえば、M. E. Woodhouse et al, J. Am. Ch
em.Soc., 104, 5586(1982)、S. P. Pappas et al, J. I
maging Sci., 30(5), 218(1986)、S. Kondo et al, Mak
romol. Chem., Rapid Commun., 9, 625(1988)、Y. Yama
da et al, Makromol. Chem., 152, 153, 163(1972)、J.
V. Crivello et al,J. Polymer Sci., Polymer Chem.
Ed., 17, 3845(1979)、米国特許第3,849,137号、獨国特
許第3914407、特開昭63-26653号、特開昭55-164824号、
特開昭62-69263号、特開昭63-146038号、特開昭63-1634
52号、特開昭62-153853号、特開昭63-146029号等に記載
の化合物を用いることができる。
【0025】さらにV. N. R. Pillai, Synthesis, (1),
1(1980)、A. Abad et al, Tetrahedron Lett., (47)45
55(1971)、D. H. R. Barton et al, J. Chem. Soc.,
(C), 329(1970)、米国特許第3,779,778号、欧州特許第1
26,712号等に記載の光により酸を発生する化合物も使用
することができる。
【0026】上記活性光線または放射線の照射により分
解して酸を発生する化合物の中で、特に有効に用いられ
るものについて以下に説明する。 (1)トリハロメチル基が置換した下記一般式(PAG
1)で表されるオキサゾール誘導体または一般式(PA
G2)で表されるS−トリアジン誘導体。
【0027】
【化9】
【0028】式中、R201は置換もしくは未置換のアリ
ール基、アルケニル基、R202は置換もしくは未置換の
アリール基、アルケニル基、アルキル基、−C(Y)3
をしめす。Yは塩素原子または臭素原子を示す。具体的
には以下の化合物を挙げることができるがこれらに限定
されるものではない。
【0029】
【化10】
【0030】
【化11】
【0031】
【化12】
【0032】(2)下記の一般式(PAG3)で表され
るヨードニウム塩、または一般式(PAG4)で表され
るスルホニウム塩。
【0033】
【化13】
【0034】ここで式Ar1、Ar2は各々独立に置換も
しくは未置換のアリール基を示す。好ましい置換基とし
ては、アルキル基、ハロアルキル基、シクロアルキル
基、アリール基、アルコキシ基、ニトロ基、カルボキシ
ル基、アルコキシカルボニル基、ヒロドキシ基、メルカ
プト基およびハロゲン原子が挙げられる。
【0035】R203、R204、R205は各々独立に、置換
もしくは未置換のアルキル基、アリール基を示す。好ま
しくは、炭素数6〜14のアリール基、炭素数1〜8の
アルキル基およびそれらの置換誘導体である。好ましい
置換基としては、アリール基に対しては炭素数1〜8の
アルコキシ基、炭素数1〜8のアルキル基、ニトロ基、
カルボキシル基、ヒロドキシ基およびハロゲン原子であ
り、アルキル基に対しては炭素数1〜8のアルコキシ
基、カルボキシル基、アルコシキカルボニル基である。
【0036】Zーは対アニオンを示し、例えばBF4ー、
AsF6ー、PF6ー、SbF6ー、SiF6 2-、ClO4ー、
CF3SO3ー等のパーフルオロアルカンスルホン酸アニ
オン、ペンタフルオロベンゼンスルホン酸アニオン、ナ
フタレン−1−スルホン酸アニオン等の縮合多核芳香族
スルホン酸アニオン、アントラキノンスルホン酸 アニ
オン、スルホン酸基含有染料等を挙げることができるが
これらに限定されるものではない。
【0037】またR203、R204、R205のうちの2つお
よびAr1、Ar2はそれぞれの単結合または置換基を介
して結合してもよい。
【0038】具体例としては以下に示す化合物が挙げら
れるが、これらに限定されるものではない。
【0039】
【化14】
【0040】
【化15】
【0041】
【化16】
【0042】
【化17】
【0043】
【化18】
【0044】
【化19】
【0045】
【化20】
【0046】
【化21】
【0047】
【化22】
【0048】
【化23】
【0049】
【化24】
【0050】
【化25】
【0051】
【化26】
【0052】一般式(PAG3)、(PAG4)で示さ
れる上記オニウム塩は公知であり、例えばJ. W. Knapcz
yk et al, J. Am. Chem. Soc., 91, 145(1969)、A. L.
Maycok et al, J. Org. Chem., 35, 2532, (1970)、E.
Goethas et al, Bull. Soc.Chem. Belg., 73, 546, (19
64)、H. M. Leicester、J. Ame. Chem. Soc., 51, 3587
(1929)、J. V. Crivello et al, J. Polym. Chem. Ed.,
18, 2677(1980)、米国特許第2,807,648号および同4,24
7,473号、特開昭53-101331号等に記載の方法により合成
することができる。
【0053】(3)下記一般式(PAG5)で表される
ジスルホン誘導体または一般式(PAG6)で表される
イミノスルホネート誘導体。
【0054】
【化27】
【0055】式中、Ar3、Ar4は各々独立に置換もし
くは未置換のアリール基を示す。R 206は置換もしくは
未置換のアルキル基、アリール基を示す。Aは置換もし
くは未置換のアルキレン基、アルケニレン基、アリーレ
ン基を示す。具体例として以下に示す化合物が挙げられ
るが、これらに限定されるものではない。
【0056】
【化28】
【0057】
【化29】
【0058】
【化30】
【0059】
【化31】
【0060】
【化32】
【0061】
【化33】
【0062】上記光酸発生剤において特に好ましいもの
は、(PAG3)〜(PAG6)で示され、且つ活性光
線または放射線の照射により発生する酸が有機スルホン
酸である化合物である。これらの光酸発生剤を用いるこ
とで、高感度且つ矩形なパターン形状のポジ画像を得る
ことができる。
【0063】これらの活性光線または放射線の照射によ
り分解して酸を発生する化合物の添加量は、レジスト組
成物の全重量(塗布溶媒を除く)を基準として通常0.
001〜40重量%の範囲で用いられ、好ましくは0.
01〜20重量%、更に好ましくは0.1〜5重量%の
範囲で使用される。活性光線または放射線の照射により
分解して酸を発生する化合物の添加量が、0.001重
量%より少ないと感度が低くなり、また添加量が40重
量%より多いとレジストの光吸収が高くなりすぎ、プロ
ファイルの悪化や、プロセス(特にベーク)マージンが
狭くなり好ましくない。
【0064】次に(B)上記酸分解性ポリマー(酸分解
性樹脂ともいう)について説明する。式(I)におい
て、Yは水素原子、メチル基、シアノ基、塩素原子から
選ばれる基を表す。Lは単結合または2価の連結基を表
す。R'、R''、R'''はそれぞれ独立に直鎖または分岐
を有するアルキル基、フェニル基、トリアルキルシリル
基、トリアルキルシリルオキシ基を表す。上記Lにおけ
る2価の連結基としては、アルキレン基、置換アルキレ
ン基、橋かけ構造を有していてもよいシクロアルキレン
基、エーテル基、チオエーテル基、カルボニル基、エス
テル基、アミド基、スルフォンアミド基、ウレタン基、
ウレア基よりる群から選択される単独あるいは2つ以上
の基の組み合わせが挙げられる。
【0065】上記Lにおけるアルキレン基、置換アルキ
レン基としては、下記式で表される基を挙げることがで
きる。 −〔C(Rα)(Rβ)〕r− 式中、Rα、Rβは、水素原子、アルキル基、置換アル
キル基、ハロゲン原子、水酸基、アルコキシ基を表し、
両者は同一でも異なっていてもよい。アルキル基として
は、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル
基、ブチル基等の低級アルキル基が好ましく、更に好ま
しくはメチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル
基である。置換アルキル基の置換基としては、水酸基、
ハロゲン原子、アルコキシ基を挙げることができる。ア
ルコキシ基としては、メトキシ基、エトキシ基、プロポ
キシ基、ブトキシ基等の炭素数1〜4個のものを挙げる
ことができる。ハロゲン原子としては、塩素原子、臭素
原子、フッ素原子、沃素原子等を挙げることができる。
rは1〜10の整数を表す。橋かけ構造を有していても
よいシクロアルキレン基としては、炭素数5〜8個のも
のが挙げられ、具体的には、シクロペンチレン基、シク
ロヘキシレン基、シクロヘプチレン基、ノルボルニレン
基等が挙げられる。
【0066】R'、R''、R'''において、上記アルキル
基としては、炭素数1〜10の直鎖または分岐のアルキ
ル基が好ましく、より好ましくは炭素数1〜6の直鎖ま
たは分岐のアルキル基であり、更に好ましくはメチル
基、エチル基、n−プロピル基、i−プロピル基、n−
ブチル基、i−ブチル基、s−ブチル基、t−ブチル基
である。トリアルキルシリル基のアルキル基としては炭
素数1〜6の直鎖または分岐のアルキル基であり、更に
好ましくはメチル基、エチル基、n−プロピル基、i−
プロピル基、n−ブチル基、i−ブチル基、s−ブチル
基、t−ブチル基、中でも最も好ましいのはメチル基で
ある。トリアルキルシリルオキシ基のアルキル基として
は、炭素数1〜6の直鎖または分岐のアルキル基であ
り、更に好ましくはメチル基、エチル基、n−プロピル
基、i−プロピル基、n−ブチル基、i−ブチル基、s
−ブチル基、t−ブチル基であり、中でも最も好ましい
のはメチル基である。上記一般式(I)で表される繰り
返し単位の具体例としては、以下のものが挙げられる
が、本発明はこれらの具体例に限定されるものではな
い。
【0067】
【化34】
【0068】
【化35】
【0069】
【化36】
【0070】一般式(II)において、Yは水素原子、メ
チル基、シアノ基または塩素原子を表す。M1は単結合
又はアルキレン基、置換アルキレン基、アリーレン基、
置換アリーレン基、エステル基、カルボニル基、アミド
基、エーテル基、チオエーテル基、ウレタン基及びウレ
ア基からなる群から選択される単独もしくは2つ以上の
基の組み合わせからなる2価の連結基を表す。
【0071】上記M1におけるアルキレン基、置換アル
キレン基としては、下記式で表される基を挙げることが
できる。 −〔C(Rγ)(Rδ)〕s− 式中、Rγ、Rδは水素原子、アルキル基、置換アルキ
ル基、ハロゲン原子、水酸基またはアルコキシ基を表
し、両者は同一でも異なっていてもよい。アルキル基と
しては、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピ
ル基、ブチル基などの低級アルキル基が好ましく、さら
に好ましくはメチル基、エチル基、プロピル基、イソプ
ロピル基である。置換アルキル基の置換基としては、水
酸基、ハロゲン原子、アルコキシ基等を挙げることがで
きる。アルコキシ基としては、メトキシ基、エトキシ
基、プロポキシ基、ブトキシ基等の炭素数1〜4のもの
を挙げることができる、。ハロゲン原子としては、塩素
原子、臭素原子、フッ素原子、沃素原子を挙げることが
できる。sは1〜10の整数を表す。
【0072】アリーレン基としては、炭素数6〜10の
芳香環基が好ましく、例えばフェニレン基、ナフチレン
基が挙げられる。置換アリーレン基の置換基としては、
メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル等の炭素数1
〜4のアルキル基、ハロゲン原子、水酸基、メトキシ
基、エトキシ基、プロポキシ基、ブトキシ基等の炭素数
1〜4のアルコキシ基が挙げられる。中でも好ましいM
1の構造として挙げられるのは、単結合及び酸の作用に
よりエステル基とM1の間が解裂できる様な構造であ
る。この様な構造としては、例えば−C(CH32−、
−C(CH2CH32−、−C(CH3)(CH2CH3
−、−C(CH32CO2−、−C(CH2CH32CO
2−、−C(CH3)(CH2CH3)CO2−が挙げられ
る。中でも単結合、−C(CH32−、−C(CH32
CO2−が好ましい。
【0073】Qは上記一般式(pI)〜(pVI)で表さ
れる脂環式炭化水素構造を含む基を表す。一般式(p
I)〜(pVI)において、R12〜R25におけるアルキル
基としては、置換もしくは非置換のいずれであってもよ
い、1〜4個の炭素原子を有する直鎖もしくは分岐のア
ルキル基を表す。そのアルキル基としては、例えばメチ
ル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n
−ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基、t−ブ
チル基等が挙げられる。また、上記アルキル基の更なる
置換基としては、炭素数1〜4個のアルコキシ基、ハロ
ゲン原子(フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原
子)、アシル基、アシロキシ基、シアノ基、水酸基、カ
ルボキシ基、アルコキシカルボニル基、ニトロ基等を挙
げることができる。
【0074】R11〜R25における脂環式炭化水素基ある
いはZと炭素原子が形成する脂環式炭化水素基として
は、単環式でも、多環式でもよい。具体的には、炭素数
5以上のモノシクロ、ビシクロ、トリシクロ、テトラシ
クロ構造等を有する基を挙げることができる。その炭素
数は6〜30個が好ましく、特に炭素数7〜25個が好
ましい。これらの脂環式炭化水素基は置換基を有してい
てもよい。以下に、脂環式炭化水素構造を含む基のう
ち、脂環式部分の構造例を示す。
【0075】
【化37】
【0076】
【化38】
【0077】
【化39】
【0078】本発明においては、上記脂環式部分の好ま
しいものとしては、アダマンチル基、ノルアダマンチル
基、デカリン残基、トリシクロデカニル基、テトラシク
ロドデカニル基、ノルボルニル基、セドロール基、シク
ロヘキシル基、シクロヘプチル基、シクロオクチル基、
シクロデカニル基、シクロドデカニル基を挙げることが
できる。より好ましくは、アダマンチル基、デカリン残
基、ノルボルニル基、セドロール基、シクロヘキシル
基、シクロヘプチル基、シクロオクチル基、シクロデカ
ニル基、シクロドデカニル基である。
【0079】これらの脂環式炭化水素基の置換基として
は、アルキル基、置換アルキル基、ハロゲン原子、水酸
基、アルコキシ基、カルボキシル基、アルコキシカルボ
ニル基が挙げられる。アルキル基としてはメチル基、エ
チル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基等の低
級アルキル基が好ましく、更に好ましくはメチル基、エ
チル基、プロピル基、イソプロピル基である。置換アル
キル基の置換基としては、水酸基、ハロゲン原子、アル
コキシ基を挙げることができる。該アルコキシ基として
はメトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、ブトキシ基
等の炭素数1〜4個のものを挙げることができる。
【0080】上記一般式(II)で表される繰り返し単位
の具体例としては、以下のものが挙げられるが、本発明
はこれらの具体例に限定されるものではない。
【0081】
【化40】
【0082】
【化41】
【0083】
【化42】
【0084】
【化43】
【0085】
【化44】
【0086】
【化45】
【0087】本発明の酸分解性樹脂は、更に上記一般式
(III)で表される繰り返し単位を共重合成分として含
有することが好ましい。これにより、下地層との密着性
の向上効果や現像欠陥数の低減効果が得られる。
【0088】一般式(III)において、Yは水素原子、
メチル基、シアノ基または塩素原子を表す。M2は、単
結合又はアルキレン基、置換アルキレン基、橋かけ構造
を有していてもよいシクロアルキレン基、アリーレン
基、置換アリーレン基、エステル基、カルボニル基、ア
ミド基、エーテル基、チオエーテル基、ウレタン基及び
ウレア基からなる群から選択される単独もしくは2つ以
上の基の組み合わせからなる2価の連結基を表す。
【0089】上記M2におけるアルキレン基、置換アル
キレン基としては、下記式で表される基を挙げることが
できる。 −〔C(Rε)(Rζ)〕t− 式中、Rε、Rζは水素原子、アルキル基、置換アルキ
ル基、ハロゲン原子、水酸基またはアルコキシ基を表
し、両者は同一でも異なっていてもよい。アルキル基と
しては、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピ
ル基、ブチル基などの低級アルキル基が好ましく、さら
に好ましくはメチル基、エチル基、プロピル基、イソプ
ロピル基である。置換アルキル基の置換基としては、水
酸基、ハロゲン原子、アルコキシ基等を挙げることがで
きる。アルコキシ基としては、メトキシ基、エトキシ
基、プロポキシ基、ブトキシ基等の炭素数1〜4のもの
を挙げることができる、。ハロゲン原子としては、塩素
原子、臭素原子、フッ素原子、沃素原子を挙げることが
できる。tは1〜10の整数を表す。
【0090】橋かけ構造を有していてもよいシクロアル
キレン基としては、炭素数5〜8個のものが挙げられ、
具体的には、シクロペンチレン基、シクロへキシレン
基、シクロヘプチレン基、ノルボルニレン基等が挙げら
れる。アリーレン基としては、炭素数6〜10の芳香環
基が好ましく、例えばフェニレン基、ナフチレン基が挙
げられる。置換アリーレン基の置換基としては、メチル
基、エチル基、プロピル基、ブチル等の炭素数1〜4の
アルキル基、ハロゲン原子、水酸基、メトキシ基、エト
キシ基、プロポキシ基、ブトキシ基等の炭素数1〜4の
アルコキシ基が挙げられる。中でも好ましいM2の構造
として挙げられるのは、単結合及び酸の作用によりエス
テル基とM2の間が解裂できる様な構造である。この様
な構造としては、例えば−C(CH32−、−C(CH
2CH32−、−C(CH3)(CH2CH3)−、−C
(CH32CO2−、−C(CH2CH32CO2−、−
C(CH3)(CH2CH3)CO2−が挙げられる。中で
も単結合、−C(CH32−、−C(CH32CO2
が好ましい。
【0091】Raは水素原子または置換基を有していて
もよい、直鎖もしくは分岐のアルキル基を表す。好まし
くは炭素数1〜4のアルキル基であり、具体的にはメチ
ル基、エチル基、n-プロピル基、i-プロピル基、n-ブチ
ル基、i-ブチル基、t-ブチル基、s-ブチル基等が挙げら
れる。ここで直鎖または分岐のアルキル基の置換基とし
ては、炭素数1〜4のアルコキシ基、置換基を有してい
てもよいフェノキシ基、ハロゲン原子、アシル基、アシ
ロキシ基、シアノ基、水酸基、カルボキシル基、アルコ
キシカルボニル基、ニトロ基等が挙げられる。
【0092】Wは、結合する炭素原子と共にラクトン構
造を形成するに必要な原子群を表す。上記ラクトン構造
は、5又は6員環のラクトンであることが好ましく、よ
り好ましくは下記構造のラクトンである。
【0093】
【化46】
【0094】一般式(III)において、好ましい構造と
しては下記一般式(IIIa)〜(IIIc)が挙げられる。
【0095】
【化47】
【0096】一般式(IIIa)〜(IIIc)において、Y、
Raは前記一般式(III)のY、Raと同義である。一
般式(IIIa)において、Rb、Rcは水素原子または置
換基を有していてもよい、直鎖または分岐のアルキル基
を表す。具体的にはメチル基、エチル基、n-プロピル
基、i-プロピル基、n-ブチル基、i-ブチル基、t-ブチル
基、s-ブチル基等が挙げられる。ここで直鎖または分岐
のアルキル基の置換基としては、炭素数1〜4のアルコ
キシ基、置換基を有していてもよいフェノキシ基、ハロ
ゲン原子等が挙げられる。一般式(IIIc)において、n
は2〜4の整数を表す。以下に一般式(III)の具体例
を挙げる。
【0097】
【化48】
【0098】本発明に係る樹脂は、本発明の効果が有効
に得られる範囲内で、更に以下のような単量体が該樹脂
を構成する繰り返し単位を与えるものとして共重合され
ていてもよいが、下記単量体に限定されるものではな
い。これにより、前記樹脂に要求される性能、特に
(1)塗布溶剤に対する溶解性、(2)製膜性(ガラス
転移点)、(3)アルカリ現像性、(4)膜べり(親疎
水性、アルカリ可溶性基選択)、(5)未露光部の基板
への密着性、(6)ドライエッチング耐性、の微調整が
可能となる。このような共重合単量体としては、例え
ば、アクリル酸エステル類、メタクリル酸エステル類、
アクリルアミド類、メタクリルアミド類、アリル化合
物、ビニルエーテル類、ビニルエステル類等から選ばれ
る付加重合性不飽和結合を1個有する化合物などを挙げ
ることができる。
【0099】具体的には、例えばアクリル酸エステル
類、例えばアルキル(アルキル基の炭素原子数は1〜1
0のものが好ましい)アクリレート(例えば、アクリル
酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸プロピル、ア
クリル酸アミル、アクリル酸シクロヘキシル、アクリル
酸エチルヘキシル、アクリル酸オクチル、アクリル酸−
t−オクチル、クロルエチルアクリレート、2−ヒドロ
キシエチルアクリレート2,2−ジメチルヒドロキシプ
ロピルアクリレート、5−ヒドロキシペンチルアクリレ
ート、トリメチロールプロパンモノアクリレート、ペン
タエリスリトールモノアクリレート、ベンジルアクリレ
ート、メトキシベンジルアクリレート、フルフリルアク
リレート、テトラヒドロフルフリルアクリレートな
ど);
【0100】メタクリル酸エステル類、例えばアルキル
(アルキル基の炭素原子数は1〜10のものが好まし
い。)メタクリレート(例えばメチルメタクリレート、
エチルメタクリレート、プロピルメタクリレート、イソ
プロピルメタクリレート、アミルメタクリレート、ヘキ
シルメタクリレート、シクロヘキシルメタクリレート、
ベンジルメタクリレート、クロルベンジルメタクリレー
ト、オクチルメタクリレート、2−ヒドロキシエチルメ
タクリレート、4−ヒドロキシブチルメタクリレート、
5−ヒドロキシペンチルメタクリレート、2,2−ジメ
チル−3−ヒドロキシプロピルメタクリレート、トリメ
チロールプロパンモノメタクリレート、ペンタエリスリ
トールモノメタクリレート、フルフリルメタクリレー
ト、テトラヒドロフルフリルメタクリレートなど);
【0101】アクリルアミド類、例えばアクリルアミ
ド、N−アルキルアクリルアミド、(アルキル基として
は炭素原子数1〜10のもの、例えばメチル基、エチル
基、プロピル基、ブチル基、t−ブチル基、ヘプチル
基、オクチル基、シクロヘキシル基、ヒドロキシエチル
基などがある。)、N,N−ジアルキルアクリルアミド
(アルキル基としては炭素原子数1〜10のもの、例え
ばメチル基、エチル基、ブチル基、イソブチル基、エチ
ルヘキシル基、シクロヘキシル基などがある。)、N−
ヒドロキシエチル−N−メチルアクリルアミド、N−2
−アセトアミドエチル−N−アセチルアクリルアミドな
ど;
【0102】メタクリルアミド類、例えばメタクリルア
ミド、N−アルキルメタクリルアミド(アルキル基とし
ては炭素原子数1〜10のもの、例えばメチル基、エチ
ル基、t−ブチル基、エチルヘキシル基、ヒドロキシエ
チル基、シクロヘキシル基などがある。)、N,N−ジ
アルキルメタクリルアミド(アルキル基としてはエチル
基、プロピル基、ブチル基などがある。)、N−ヒドロ
キシエチル−N−メチルメタクリルアミドなど;
【0103】アリル化合物、例えばアリルエステル類
(例えば酢酸アリル、カプロン酸アリル、カプリル酸ア
リル、ラウリン酸アリル、パルミチン酸アリル、ステア
リン酸アリル、安息香酸アリル、アセト酢酸アリル、乳
酸アリルなど)、アリルオキシエタノールなど;
【0104】ビニルエーテル類、例えばアルキルビニル
エーテル(例えばヘキシルビニルエーテル、オクチルビ
ニルエーテル、デシルビニルエーテル、エチルヘキシル
ビニルエーテル、メトキシエチルビニルエーテル、エト
キシエチルビニルエーテル、クロルエチルビニルエーテ
ル、1−メチル−2,2−ジメチルプロピルビニルエー
テル、2−エチルブチルビニルエーテル、ヒドロキシエ
チルビニルエーテル、ジエチレングリコールビニルエー
テル、ジメチルアミノエチルビニルエーテル、ジエチル
アミノエチルビニルエーテル、ブチルアミノエチルビニ
ルエーテル、ベンジルビニルエーテル、テトラヒドロフ
ルフリルビニルエーテルなど);
【0105】ビニルエステル類、例えばビニルブチレー
ト、ビニルイソブチレート、ビニルトリメチルアセテー
ト、ビニルジエチルアセテート、ビニルバレート、ビニ
ルカプロエート、ビニルクロルアセテート、ビニルジク
ロルアセテート、ビニルメトキシアセテート、ビニルブ
トキシアセテート、ビニルアセトアセテート、ビニルラ
クテート、ビニル−β−フェニルブチレート、ビニルシ
クロヘキシルカルボキシレートなど;
【0106】イタコン酸ジアルキル類(例えばイタコン
酸ジメチル、イタコン酸ジエチル、イタコン酸ジブチル
など);アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、イタ
コン酸、アクリロニトリル、メタクリロニトリル等があ
る。
【0107】本発明に係る樹脂において、一般式(I)
で表される繰り返し単位、並びに一般式(II)で表され
る繰り返し単位の含有量は、所望のレジストのO2プラ
ズマエッチング耐性、感度、パターンのクラッキング防
止、基板密着性、レジストプロファイル、さらには一般
的なレジストの必要要件である解像力、耐熱性、等を勘
案して適宜設定することができる。一般的に、本発明に
係る樹脂における一般式(I)で表される繰り返し単
位、並びに一般式(II)で表される繰り返し単位の含有
量は、各々、樹脂の全単量体繰り返し単位中10モル%
以上が適当であり、好ましくは20モル%以上、更に好
ましくは25モル%以上である。また、一般式(I)で
表される繰り返し単位と一般式(II)で表される繰り返
し単位に更に一般式(III)で表される繰り返し単位を
含有する酸分解性樹脂においては、その全単量体繰り返
し単位中において、一般式(III)で表される繰り返し
単位が5モル%以上含有されることが好ましく、より好
ましくは10モル%以上、さらに好ましくは 20モル
%以上である。
【0108】また、上記以外の更なる共重合成分の単量
体に基づく繰り返し単位の樹脂中の含有率も所望のレジ
ストの性能に応じて適宜設定することができるが、一般
に、本発明の酸分解性樹脂の全単量体繰り返し単位中に
おいて、上記更なる共重合成分の単量体に基づく繰り返
し単位は2〜50モル%含有することが適当であり、好
ましくは3〜40モル%、さらに好ましくは5〜30モ
ル%である。この更なる共重合成分の単量体に基づく繰
り返し単位の量がこの範囲内において、本発明の効果を
十分に発揮しつつ、該共重合成分による改良効果を良好
に発現することができる。
【0109】本発明の酸分解性樹脂は、一般式(I)及
び一般式(II)で表される繰り返し単位に相当するする
各単量体、あるいは一般式(I)、一般式(II)及び一
般式(III)で表される繰り返し単位に相当するする各
単量体を、ラジカル重合開始剤の存在下で共重合して合
成することができる。また、本発明の酸分解性樹脂にお
いて、上記更なる共重合成分を含有する場合には、一般
式(I)及び一般式(II)で表される繰り返し単位に相
当する各単量体、あるいは一般式(I)、(II)及び
(III)で表される繰り返し単位に相当する各単量体
に、該共重合成分に相当する単量体を加えてラジカル重
合することで合成することができる。
【0110】本発明に係る樹脂の重量平均分子量は、G
PC法によりポリスチレン換算値として、好ましくは
1,000〜200,000である。重量平均分子量が
1,000未満では耐熱性やドライエッチング耐性の劣
化が見られるため余り好ましくなく、200,000を
越えると現像性が劣化したり、粘度が極めて高くなるた
め製膜性が劣化するなど余り好ましくない結果を生じ
る。
【0111】本発明のポジ型フォトレジスト組成物にお
いて、本発明に係わる樹脂(ポリマー)の組成物全体中
の配合量は、全レジスト固形分中40〜99.99重量
%が好ましく、より好ましくは50〜99.97重量%
である。
【0112】本発明のポジ型フォトレジスト組成物は、
有機塩基性化合物を含有することが好ましい。有機塩基
性化合物としては、以下のものが挙げられる。
【0113】
【化49】
【0114】ここで、R250、R251およびR252は、同
一または異なり、水素原子、炭素数1〜6のアルキル
基、炭素数1〜6のアミノアルキル基、炭素数1〜6の
ヒドロキシアルキル基または炭素数6〜20の置換もし
くは非置換のアリール基であり、ここでR251とR252
互いに結合して環を形成してもよい。
【0115】
【化50】
【0116】(式中、R253、R254、R255およびR256
は、同一または異なり、炭素数1〜6のアルキル基を示
す)
【0117】更に好ましい化合物は、一分子中に異なる
化学的環境の窒素原子を2個以上有する含窒素塩基性化
合物であり、特に好ましくは、置換もしくは未置換のア
ミノ基と窒素原子を含む環構造の両方を含む化合物もし
くはアルキルアミノ基を有する化合物である。好ましい
具体例としては、置換もしくは未置換のグアニジン、置
換もしくは未置換のアミノピリジン、置換もしくは未置
換のアミノアルキルピリジン、置換もしくは未置換のア
ミノピロリジン、置換もしくは未置換のインダーゾル、
置換もしくは未置換のピラゾール、置換もしくは未置換
のピラジン、置換もしくは未置換のピリミジン、置換も
しくは未置換のプリン、置換もしくは未置換のイミダゾ
リン、置換もしくは未置換のピラゾリン、置換もしくは
未置換のピペラジン、置換もしくは未置換のアミノモル
フォリン、置換もしくは未置換のアミノアルキルモルフ
ォリン等が挙げられる。好ましい置換基は、アミノ基、
アミノアルキル基、アルキルアミノ基、アミノアリール
基、アリールアミノ基、アルキル基、アルコキシ基、ア
シル基、アシロキシ基、アリール基、アリールオキシ
基、ニトロ基、水酸基、シアノ基である。
【0118】好ましい具体的化合物として、グアニジ
ン、1,1−ジメチルグアニジン、1,1,3,3,−
テトラメチルグアニジン、2−アミノピリジン、3−ア
ミノピリジン、4−アミノピリジン、2−ジメチルアミ
ノピリジン、4−ジメチルアミノピリジン、2−ジエチ
ルアミノピリジン、2−(アミノメチル)ピリジン、2
−アミノ−3−メチルピリジン、2−アミノ−4−メチ
ルピリジン、2−アミノ−5−メチルピリジン、2−ア
ミノ−6−メチルピリジン、3−アミノエチルピリジ
ン、4−アミノエチルピリジン、3−アミノピロリジ
ン、ピペラジン、N−(2−アミノエチル)ピペラジ
ン、N−(2−アミノエチル)ピペリジン、4−アミノ
−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、4−ピペ
リジノピペリジン、2−イミノピペリジン、1−(2−
アミノエチル)ピロリジン、ピラゾール、3−アミノ−
5−メチルピラゾール、5−アミノ−3−メチル−1−
p−トリルピラゾール、ピラジン、2−(アミノメチ
ル)−5−メチルピラジン、ピリミジン、2,4−ジア
ミノピリミジン、4,6−ジヒドロキシピリミジン、2
−ピラゾリン、3−ピラゾリン、N−アミノモルフォリ
ン、N−(2−アミノエチル)モルフォリン、1,5−
ジアザビシクロ〔4,3,0〕ノナ−5−エン、1,8
−ジアザビシクロ〔5,4,0〕ウンデカ−7−エン、
2,4,5−トリフェニルイミダゾール、N−メチルモ
ルホリン、N−エチルモルホリン、N−ヒドロキシエチ
ルモルホリン、N−ベンジルモルホリン、シクロヘキシ
ルモルホリノエチルチオウレア(CHMETU)等の3
級モルホリン誘導体、特開平11−52575号公報に
記載のヒンダードアミン類(例えば該公報〔0005〕
に記載のもの)等が挙げられるがこれに限定されるもの
ではない。
【0119】特に好ましい具体例は、1,5−ジアザビ
シクロ[4.3.0]−5−ノネン、1,8−ジアザビシク
ロ[5.4.0]−7−ウンデセン、1,4−ジアザビシク
ロ[2.2.2]オクタン、4−ジメチルアミノピリジン、
ヘキサメチレンテトラミン、4,4−ジメチルイミダゾ
リン、ピロール類、ピラゾール類、イミダゾール類、ピ
リダジン類、ピリミジン類、CHMETU等の3級モル
ホリン類、ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−
4−ピペリジル)セバゲート等のヒンダードアミン類等
を挙げることができる。
【0120】中でも、1,5−ジアザビシクロ〔4,
3,0〕ノナ−5−エン、1,8−ジアザビシクロ
〔5,4,0〕ウンデカ−7−エン、1,4−ジアザビ
シクロ〔2,2,2〕オクタン、4−ジメチルアミノピ
リジン、ヘキサメチレンテトラミン、CHMETU、ビ
ス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジ
ル)セバゲートが好ましい。
【0121】これらの有機塩基性化合物は、単独である
いは2種以上組み合わせて用いられる。有機塩基性化合
物の使用量は、レジスト組成物の全固形分に対し、通
常、0.001〜10重量%、好ましくは0.01〜5
重量%である。0.001重量%未満では上記有機塩基
性化合物の添加の効果が得られない。一方、10重量%
を超えると感度の低下や非露光部の現像性が悪化する傾
向がある。
【0122】本発明のポジ型フォトレジスト組成物は、
界面活性剤を含有することが好ましく、特にフッ素系界
面活性剤、シリコン系界面活性剤及びフッ素原子と珪素
原子の両方を含有する界面活性剤、ノニオン系界面活性
剤の少なくとも1種の界面活性剤を含有することが好ま
しい。中でもフッ素系界面活性剤、シリコン系界面活性
剤及びフッ素原子と珪素原子の両方を含有する界面活性
剤が特に好ましい。これらの界面活性剤として、例えば
特開昭62-36663号、特開昭61-226746号、特開昭61-2267
45号、特開昭62-170950号、特開昭63-34540号、特開平7
-230165号、特開平8-62834号、特開平9-54432号、特開
平9-5988号記載の界面活性剤を挙げることができ、下記
市販の界面活性剤をそのまま用いることもできる。
【0123】使用できる市販の界面活性剤として、例え
ばエフトップEF301、EF303、(新秋田化成(株)製)、フロ
ラードFC430、431(住友スリーエム(株)製)、メガファッ
クF171、F173、F176、F189、R08(大日本インキ(株)
製)、サーフロンS−382、SC101、102、103、104、10
5、106(旭硝子(株)製)等のフッ素系界面活性剤又は
シリコン系界面活性剤を挙げることができる。またポリ
シロキサンポリマーKP−341(信越化学工業(株)製)
もシリコン系界面活性剤として用いることができる。
【0124】他の界面活性剤としては、具体的には、ポ
リオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレ
ンステアリルエーテル、ポリオキシエチレンセチルエー
テル、ポリオキシエチレンオレイルエーテル等のポリオ
キシエチレンアルキルエーテル類、ポリオキシエチレン
オクチルフェノールエーテル、ポリオキシエチレンノニ
ルフェノールエーテル等のポリオキシエチレンアルキル
アリルエーテル類、ポリオキシエチレン・ポリオキシプ
ロピレンブロックコポリマー類、ソルビタンモノラウレ
ート、ソルビタンモノパルミテート、ソルビタンモノス
テアレート、ソルビタンモノオレエート、ソルビタント
リオレエート、ソルビタントリステアレート等のソルビ
タン脂肪酸エステル類、ポリオキシエチレンソルビタン
モノラウレート、ポリオキシエチレンソルビタンモノパ
ルミテ−ト、ポリオキシエチレンソルビタンモノステア
レート、ポリオキシエチレンソルビタントリオレエー
ト、ポリオキシエチレンソルビタントリステアレート等
のポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル類等の
ノニオン系界面活性剤等を挙げることができる。界面活
性剤の配合量は、本発明の組成物中の固形分を基準とし
て、通常0.001重量%〜2重量%、好ましくは0.
01重量%〜1重量%である。これらの界面活性剤は単
独で添加してもよいし、また、いくつかの組み合わせで
添加することもできる。
【0125】本発明のポジ型フォトレジスト組成物は、
塗布溶剤としてプロピレングリコールモノメチルエーテ
ルアセテート、プロピレングリコールモノエチルエーテ
ルアセテート等のプロピレングリコールモノアルキルエ
ーテルアセテート類、乳酸メチル、乳酸エチル等の乳酸
アルキルエステル類、プロピレングリコールモノメチル
エーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル等
のプロピレングリコールモノアルキルエーテル類、エチ
レングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコー
ルモノエチルエーテル等のエチレングリコールモノアル
キルエーテル類、エチレングリコールモノメチルエーテ
ルアセテート、エチレングリコールモノエチルエーテル
アセテート等のエチレングリコールモノアルキルエーテ
ルアセテート類、2−ヘプタノン、γ−プチロラクト
ン、メトキシプロピオン酸メチル、エトキシプロピオン
酸エチル等のアルコキシプロピオン酸アルキル類、ピル
ビン酸メチル、ピルビン酸エチル等のピルビン酸アルキ
ルエステル類、N−メチルピロリドン、N,N−ジメチ
ルアセトアミド、ジメチルスルフォキシド等から選ばれ
る少なくとも1種の溶剤を用いて塗布される。
【0126】好ましくは、プロピレングリコールモノメ
チルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノエ
チルエーテルアセテート、乳酸メチル、乳酸エチルが挙
げられる。これらの溶剤は単独あるいは混合して用いら
れるが、現像欠陥数が低減される事からプロピレングリ
コールモノアルキルエーテルアセテート類、乳酸アルキ
ルエステル類それぞれから1種以上の溶剤を選択して混
合して用いることが特に好ましい。ここで、これらの混
合比は、重量比で95/5〜30/70が好ましい。本
発明のポジ型フォトレジスト組成物には、必要に応じて
更に酸分解性溶解阻止化合物、染料、可塑剤、上記以外
の界面活性剤、光増感剤、および現像液に対する溶解性
を促進させる化合物等を含有させることができる。
【0127】本発明のこのようなポジ型フォトレジスト
組成物は基板上に塗布され、薄膜を形成する。この塗膜
の膜厚は0.4〜1.5μmが好ましい。上記組成物を
精密集積回路素子の製造に使用されるような基板(例:
シリコン/二酸化シリコン被覆)上にスピナー、コータ
ー等の適当な塗布方法により塗布後、所定のマスクを通
して露光し、ベークを行い現像することにより良好なレ
ジストパターンを得ることができる。ここで露光光とし
ては、好ましくは250nm以下、より好ましくは22
0nm以下の波長の遠紫外線である。具体的には、Kr
Fエキシマレーザー(248nm)、ArFエキシマレ
ーザー(193nm)、F2エキシマレーザー(157
nm)、X線、電子ビーム等が挙げられ、特にArFエ
キシマレーザー(193nm)が好ましい。
【0128】本発明の遠紫外線露光用ポジ型フォトレジ
スト組成物の現像液としては、水酸化ナトリウム、水酸
化カリウム、炭酸ナトリウム、ケイ酸ナトリウム、メタ
ケイ酸ナトリウム、アンモニア水等の無機アルカリ類、
エチルアミン、n−プロピルアミン等の第一アミン類、
ジエチルアミン、ジ−n−ブチルアミン等の第二アミン
類、トリエチルアミン、メチルジエチルアミン等の第三
アミン類、ジメチルエタノールアミン、トリエタノール
アミン等のアルコールアミン類、テトラメチルアンモニ
ウムヒドロキシド、テトラエチルアンモニウムヒドロキ
シド等の第四級アンモニウム塩、ピロール、ピヘリジン
等の環状アミン類等のアルカリ性水溶液を使用すること
ができる。更に、上記アルカリ性水溶液にアルコール
類、界面活性剤を適当量添加して使用することもでき
る。
【0129】本発明のポジ型フォトレジスト組成物によ
るレジストを2層レジストの上層レジストとして使用す
る場合、上層レジストパターンを保護マスクとして下層
の有機高分子膜の酸素プラズマによるエッチングが行な
われるが、この上層レジストは酸素プラズマに対する十
分な耐性を有する。本発明のポジ型フォトレジスト組成
物の酸素プラズマ耐性は上層レジストのシリコン含有量
や、エッチング装置、及びエッチング条件にも依存する
が、エッチング選択比(下層と上層レジストとのエッチ
ング速度比)は10〜100と充分大きく取ることがで
きる。
【0130】また、本発明のポジ型フォトレジスト組成
物によるパターン形成方法においては、まず、被加工基
板上に有機高分子膜を形成する。この有機高分子膜は各
種公知のフォトレジストでよく、たとえば、フジフィル
ムオーリン社製FHシリーズ、FHiシリーズあるいは
オーリン社製OiRシリーズ、住友化学社製PFIシリ
ーズの各シリーズを例示することができる。この有機高
分子膜の形成は、これらを適当な溶剤に溶解させ、得ら
れる溶液をスピンコ一ト法、スプレイ法等により塗布す
ることにより行なわれる。次いで、上記有機高分子膜の
第1層上に、本発明のポジ型フォトレジスト組成物の膜
を形成する。これは第1層と同様にレジスト材料を適当
な溶剤に溶解させ、得られる溶液をスピンコート法、ス
プレイ法等により塗布することにより行なわれる。得ら
れた2層レジストは次にパターン形成工程に付される
が、その第1段階として、まず第2層、すなわち上層の
フォトレジスト組成物の膜にパターン形成処理を行な
う。必要に応じてマスク合わせを行ない、このマスクを
通して高エネルギー線を照射することにより、照射部分
のフォトレジスト組成物をアルカリ水溶液に可溶とし、
アルカリ水溶液で現像してパターンを形成する。
【0131】次いで、第2段階として有機高分子膜のエ
ッチングを行なうが、この操作は上記のレジスト組成物
の膜のパターンをマスクとして酸素プラズマエッチング
により実施し、アスペクト比の高い微細なパターンを形
成する。この酸素プラズマエッチングによる有機高分子
膜のエッチングは、従来のホトエッチング操作による基
板のエッチング加工の終了後に行なわれるレジスト膜の
剥離の際に利用されるプラズマアッシングとまったく同
一の技術である。この操作は、例えば円筒形プラズマエ
ッチング装置、平行平坂形プラズマエッチング装置によ
り、反応性ガス、すなわちエッチングガスとして酸素を
使用して実施することができる。さらに、このレジスト
パターンをマスクとして基板の加工が行なわれるが、加
工法としてはスパッタエッチング、ガスプラズマエッチ
ング、イオンビームエッチング等のドライエッチング法
を利用することができる。
【0132】本発明のレジスト膜を含む2層膜レジスト
法によるエッチング処理は、レジスト膜の剥離操作によ
って完了する。このレジスト層の剥離は単に第1層の有
機高分子材料の溶解処理によって実施することができ
る。この有機高分子材料は任意のフォトレジストであ
り、かつ、上記フォトエッチング操作においてなんら変
質(硬化等)されていないので、各公知のフォトレジス
ト自体の有機溶媒を使用することができる。あるいは、
プラズマエッチング等の処理により、溶媒を使用するこ
となく剥離することも可能である。
【0133】
【実施例】以下、本発明を実施例によって更に具体的に
説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるもので
はない。
【0134】合成例1(樹脂(1)の合成) トリス(トリメチルシリル)−2−ヒドロキシエチルシ
ラン29.1gを乾燥THF200mlに加え、そこへ
4−ジメチルアミノピリジン11.2gを添加した。反
応液を0℃に冷却した後、そこへアクリル酸クロリド1
4.0gを1時間かけて滴下した。反応液を室温に戻し
ながらさらに5時間反応させた。反応液を減圧下濃縮し
た後、シリカゲルカラムクロマトグラフィーによりアク
リレートモノマーを得た。このアクリレートモノマー1
7.3gにメタクリル酸アダマンチルエステル11.1
gと、特開平9−90637号に記載の方法で合成した
メタクリル酸メバロニックラクトンエステル18.8g
をTHF/DMAc(4/1)に溶解させ、固形分35
%の溶液を調製した。これを三つ口フラスコに仕込み、
窒素気流下60℃に加熱した。反応温度が安定したとこ
ろで和光純薬(株)製開始剤V−60を1モル%加え反
応を開始させた。6時間反応させた後、反応混合物をT
HFで2倍に希釈した後、大量のヘキサン中に投入し、
白色粉体を析出させた。析出した粉体を濾過取り出し
し、乾燥して樹脂(1)を得た。得られた樹脂(1)の
分子量はGPC測定の結果、ポリスチレンを標準サンプ
ルとして重量平均で12600であった。上記と同様な
方法で、樹脂(2)〜(7)を得た。上記樹脂(1)〜
(7)の各繰り返し単位のモル比率と重量平均分子量を
以下に示す。
【0135】
【化51】
【0136】
【化52】
【0137】実施例1 酸分解性ポリマー成分として樹脂(1)2g、露光によ
り酸を発生する化合物としてトリフェニルスルホニウム
パーフルオロオクタンスルホネート0.12g及びDB
U(1,8−ジアザビシクロ〔5.4.0〕−7−ウン
デセン)0.12g、界面活性剤(W−1)0.01g
をプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート
(PGMEA)19.2gに溶解し、0.1μmのメン
ブレンフィルターで精密ろ過し、レジスト液を得た。
【0138】シリコンウエハーにFHi−028Dレジ
スト(フジフイルムオーリン社製、i線用レジスト)を
キャノン製コーターCDS−650を用いて塗布し、9
0℃、90秒ベークして膜厚0.83μmの均一膜を得
た。これをさらに200℃、3分加熱したところ膜厚は
0.71μmとなった。この上に上記で調整したレジス
ト液を塗布、90℃、90秒ベークして0.20μmの
膜厚で塗設した。
【0139】こうして得られたウェハーをArFエキシ
マレーザーステッパーに解像力マスクを装填して露光量
と焦点を変化させながら露光した。その後クリーンルー
ム内で120℃、90秒加熱した後、テトラメチルアン
モニウムヒドロオキサイド現像液(2.38%)で60
秒間現像し、蒸留水でリンス、乾燥してパターンを得
た。走査型電子顕微鏡で観察したところ、感度21mJ
/cm2で0.13μmのライン/スペースが解像して
いた。断面の矩形性は評価Aであった。
【0140】なお、断面の矩形性は次のようにして3段
階評価にて比較した。すなわち、基板とレジストパター
ンの側壁との角度を測定し、80°以上90°以下をA
評価、70°以上80°未満のものをB評価、70°未
満のものをC評価とした。さらに上記ウエハーをアルバ
ック製平行平板型リアクティブイオンエッチング装置を
用い、エッチングガスを酸素とし、圧力20ミリトー
ル、印加パワー100mW/cm2の条件で15分間エ
ッチング処理した。その結果を走査型電子顕微鏡で観察
した。0.12μmパターンの寸法シフトは0.006
μmであった。
【0141】実施例2〜11及び比較例1 実施例1における酸分解性ポリマー(樹脂)、酸発生
剤、溶剤、有機塩基化合物、界面活性剤の代わりに、そ
れぞれ表1に示した酸分解性ポリマー、酸発生剤、溶
剤、有機塩基化合物、界面活性剤を用いた以外は、実施
例1と全く同じにしてポジ型フォトレジストを調整し、
実施例1と同様にして露光、現像、エッチング処理を行
った。得られた性能については表2に示した。
【0142】
【表1】
【0143】表1において、比較例に用いた樹脂R1
は、下記構造のものである。
【0144】
【化53】
【0145】この化合物は、合成例1において、メバロ
ニックラクトンメタクリレートの代わりに4−アセトキ
シスチレン18.0gを用いて重合を行った後、メタノ
ール中、4−ジメチルアミノピリジンを触媒として、脱
アセチル化を実施することにより合成した。
【0146】また、界面活性剤としては、 W−1:メガファックF176(大日本インキ(株)
製)(フッ素系) W−2:メガファックR08(大日本インキ(株)製)
(フッ素及びシリコーン系) W−3:ポリシロキサンポリマーKP−341(信越化
学工業(株)製) W−4:ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル 溶剤であるELは、乳酸エチルを表し、混合溶剤は、重
量比を表す。
【0147】
【表2】
【0148】上記表2に示すように、本発明のポジ型フ
ォトレジスト組成物は、優れた感度、解像力を有し、且
つパターンの矩形性が良好で、寸法シフト及び現像欠陥
数が著しく軽減されているのが判る。
【0149】実施例12〜15及び比較例2 上記実施例1〜4及び比較例1の組成物について、露光
装置ArFステッパーの代りに、KrFステッパー(キ
ャノン(株)製FPA−3000EX3)を用いて露光
した以外は、上記と同様にして実験を行い、その結果を
実施例12〜15及び比較例2として下記表3に示す。
【0150】
【表3】
【0151】上記表3に示すように、本発明のポジ型フ
ォトレジスト組成物は、優れた感度、解像力を有し、且
つパターンの矩形性が良好で、寸法シフトが著しく軽減
されているのが判る。
【0152】
【発明の効果】本発明は、半導体デバイスの製造におい
て、高感度であって、0.15μm以下の高解像力を有
し、しかも矩形形状を有するレジストパターンを与える
ポジ型フォトレジスト組成物を提供できる。また、2層
レジスト法において、酸素プラズマエッチング工程での
下層へのパターン転写の際に寸法シフトが小さいポジ型
フォトレジスト組成物を提供することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H025 AA02 AA03 AA09 AB15 AB16 AC06 AC08 AD03 BE00 BE10 BG00 CB14 CB34 CB41 CC03 DA29 FA17 FA41

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一般式(I)で表される繰り
    返し単位と、一般式(II)で表される繰り返し単位とを
    含有する、酸の作用によりアルカリ現像液に対する溶解
    度が増大する酸分解性ポリマーを含有することを特徴と
    するポジ型フォトレジスト組成物。 【化1】 一般式(I)中、Yは水素原子、メチル基、シアノ基又
    は塩素原子を表す。Lは単結合または2価の連結基を表
    す。R'、R''及びR'''はそれぞれ独立に直鎖もしくは
    分岐のアルキル基、フェニル基、トリアルキルシリル基
    またはトリアルキルシリルオキシ基を表す。 【化2】 式(II)中、Yは水素原子、メチル基、シアノ基または
    塩素原子を表す。M1は単結合又はアルキレン基、置換
    アルキレン基、アリーレン基、置換アリーレン基、エス
    テル基、カルボニル基、アミド基、エーテル基、チオエ
    ーテル基、ウレタン基及びウレア基からなる群から選択
    される単独もしくは2つ以上の基の組み合わせからなる
    2価の連結基を表す。Qは下記一般式(pI)〜(pV
    I)で表される脂環式炭化水素構造を含む基を表す。 【化3】 一般式(pI)〜(pVI)中、R11は、メチル基、エチ
    ル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル
    基、イソブチル基またはsec−ブチル基を表し、Z
    は、炭素原子とともに脂環式炭化水素基を形成するのに
    必要な原子団を表す。R12〜R16は、各々独立に、炭素
    数1〜4個の、直鎖もしくは分岐のアルキル基または脂
    環式炭化水素基を表し、但し、R12〜R14のうち少なく
    とも1つ、あるいはR15及びR16のうちの少なくともい
    ずれか一方は脂環式炭化水素基を表す。R17〜R21は、
    各々独立に、水素原子、炭素数1〜4個の直鎖もしくは
    分岐のアルキル基、または脂環式炭化水素基を表す。但
    し、R17〜R21のうち少なくとも1つは脂環式炭化水素
    基を表す。また、R19及び21のうちの少なくともいずれ
    か一方は炭素数1〜4個の直鎖もしくは分岐のアルキル
    基、または脂環式炭化水素基を表す。R22〜R25は、各
    々独立に、炭素数1〜4個の直鎖もしくは分岐のアルキ
    ル基、または脂環式炭化水素基を表す。但し、R22〜R
    25のうち少なくとも1つは脂環式炭化水素基を表す。
  2. 【請求項2】 該酸によりアルカリ現像液に対する溶解
    度が増大する酸分解性ポリマーが、更に一般式(III)
    で表される繰り返し単位を含有することを特徴とする請
    求項1記載のポジ型フォトレジスト組成物。 【化4】 一般式(III)中、Yは水素原子、メチル基、シアノ基又
    は塩素原子を表す。M 2は、単結合又はアルキレン基、
    置換アルキレン基、橋かけ構造を有していてもよいシク
    ロアルキレン基、アリーレン基、置換アリーレン基、エ
    ステル基、カルボニル基、アミド基、エーテル基、チオ
    エーテル基、ウレタン基及びウレア基からなる群から選
    択される単独もしくは2つ以上の基の組み合わせからな
    る2価の連結基を表す。Raは、水素原子、または置換
    基を有していてもよい、直鎖もしくは分岐のアルキル基
    を表す。Wは、結合する炭素原子と共にラクトン構造を
    形成するのに必要な原子群を表す。
  3. 【請求項3】 (A)活性光線または放射線の照射によ
    り酸を発生する化合物、 (B)請求項1または2記載の酸分解性ポリマー、並び
    に (C)上記(A)および(B)を溶解する少なくとも1
    種の溶剤を含有することを特徴とするポジ型フォトレジ
    スト組成物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2001278918A (ja) * 2000-03-31 2001-10-10 Shin Etsu Chem Co Ltd 珪素含有化合物、レジスト組成物およびパターン形成方法
JP2002105130A (ja) * 2000-09-27 2002-04-10 Shin Etsu Chem Co Ltd 高分子化合物、レジスト材料及びパターン形成方法
JP2018502936A (ja) * 2014-10-30 2018-02-01 アーゼッド・エレクトロニック・マテリアルズ(ルクセンブルグ)ソシエテ・ア・レスポンサビリテ・リミテ 誘導自己集合体施与のためのケイ素含有ブロックコポリマー

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