JP2001278270A - Idタグ付き合成樹脂製パレット - Google Patents

Idタグ付き合成樹脂製パレット

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JP2001278270A
JP2001278270A JP2000091497A JP2000091497A JP2001278270A JP 2001278270 A JP2001278270 A JP 2001278270A JP 2000091497 A JP2000091497 A JP 2000091497A JP 2000091497 A JP2000091497 A JP 2000091497A JP 2001278270 A JP2001278270 A JP 2001278270A
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Japan
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synthetic resin
resin pallet
pallet
holder
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JP2000091497A
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English (en)
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Yuzo Hayakawa
勇造 早川
Tomoyuki Dobashi
知幸 土橋
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Nippon Plapallet Co
Original Assignee
Nippon Plapallet Co
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D2203/00Decoration means, markings, information elements, contents indicators
    • B65D2203/10Transponders

Abstract

(57)【要約】 【課題】 パレット本体に対する強度に悪影響を及ぼす
ことがなく種々のIDタグを取り付け、又交換をするこ
とができ、しかもIDタグに損傷を与える恐れない、I
Dタグ付き合成樹脂製パレットを提供すること。 【解決手段】 合成樹脂製パレット本体11の上面デッ
キボード12aの裏側における補強リブ19で区画され
る凹部20内にIDタグホルダー21を着脱可能に取り
付ける取付け構造部22を備え、この取付け構造部22
が、合成樹脂製パレット本体11の内部に人の手又は工
具を差し入れてIDタグホルダー21の着脱操作をでき
る位置にあり、内部にIDタグ27を収容したIDタグ
ホルダー21を取付け構造部22に取り付け又は取り外
し可能にしたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はIDタグ付き合成樹
脂製パレットに関し、更に詳細には各種の情報を読み書
き可能なIDタグを保持するホルダーを着脱可能に取り
付け可能にするIDタグ付き合成樹脂製パレットに関す
る。
【0002】
【従来の技術】荷物を輸送又は保管するために使用され
るパレットには、ユーザーの荷役管理や在庫管理システ
ムのために「IDタグ」と称する情報記憶手段をパレッ
ト本体に取り付けたものがある。
【0003】IDタグは電磁波やマイクロ波などによっ
て情報が読み書き可能とされ、このようなIDタグ付き
パレットは、ファークリフトやコンベア、或いはパレッ
トの移動経路に設置された情報読み取り装置に接近した
時にIDタグに記憶された情報が読み取られ、この読み
取った情報はコンピュータなどに入力され、この情報に
基づいて荷役管理や在庫管理を行うものである。
【0004】従来、このようなIDタグ付きパレットと
しては、パレット本体の中間桁部側面に専用のホルダー
を介してIDタグが取り付けられたもの(特開平8−7
1653号公報)が知られている。また、桁の高さ方向
中間部付近から上下に分割した形状の2つのパレット形
成部材を互いに対向させて熱溶着で一体化してなる合成
樹脂製パレットでは、中央桁部の筒状脚部内にIDタグ
を取り付けたもの(特開平8−244773号公報)も
知られている。
【0005】更に、公知の他のIDタグ付きパレットと
して、パレット本体の上面デッキボード表面のほぼ中央
部即ち中央桁部が形成されている位置に、パレット高さ
の約半分の深さの凹部を形成し、この凹部内にIDタグ
を取り付けるようにしたものも知られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、パレット本体
の中間桁部側面に専用のホルダーを介してIDタグが取
り付けられたIDタグ付きパレットでは、IDタグがパ
レット本体の実質的に側面に取り付けられているため、
フォークリフトのフォークを差込み口に挿入する際に誤
ってぶつけ、IDタグを損傷させてしまうという問題が
考えられる。
【0007】また、上下に分割した形状のパレット形成
部材を互いに対向させて熱溶着で一体化する際に、予め
中央桁部の筒状脚部内にIDタグを取り付けておく合成
樹脂製パレットの場合には、合成樹脂製パレットを製造
した後、即ち上下各半分のパレット形成部材を熱溶着し
た後はIDタグを取り外すことはできず、そのため種々
の理由によりIDタグを取り外して新たなIDタグに交
換する必要が出た時に、それが行えないという問題があ
った。
【0008】IDタグをパレット本体から取り外して新
たな別のIDタグと交換する場合とは、例えばIDタグ
は、ユーザーの荷役管理システムの相違によって、使用
するIDタグが異なることがあり、あるユーザーで使用
したパレットに取り付けられているIDタグを別な種類
のIDタグに交換してそのパレットを別なユーザーに使
用させる場合、またIDタグ自体の性能が年々向上して
おり、性能のよいIDタグに交換する必要がある場合な
どがある。
【0009】更に、パレット本体の上面デッキボード表
面のほぼ中央部に、パレット高さの約半分の深さの凹部
を形成し、この凹部内にIDタグを取り付けるようにし
たIDタグ付きパレットでは、IDタグ取付け用の凹部
がパレット本体の強度に著しい悪影響を及ぼす恐れがあ
ると共に、取り付けるIDタグの形状に制約があるとい
う問題があった。
【0010】本発明の目的は、かかる従来の問題点を解
決するためになされたもので、パレット本体に対する強
度に悪影響を及ぼすことがなく種々のIDタグを取り付
け、又は交換をすることができ、しかもIDタグに損傷
を与える恐れない、IDタグ付き合成樹脂製パレットを
提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明はIDタグ付き合
成樹脂製パレットであり、前述した技術的課題を解決す
るために以下のように構成されている。すなわち、本発
明は、上面デッキボード裏面に少なくとも補強用のリブ
を備える合成樹脂製パレット本体にIDタグホルダーを
取り付けてなる合成樹脂製パレットであって、合成樹脂
製パレット本体の上面デッキボード裏面における補強リ
ブで区画される凹部内にIDタグホルダーを着脱可能に
取り付ける取付け構造部を備え、この取付け構造部が合
成樹脂製パレット本体の内部に人の手又は工具を差し入
れてIDタグホルダーの着脱操作をできる位置にあり、
内部にIDタグを収容したIDタグホルダーを取付け構
造部に取り付け又は取り外し可能にしたことを特徴とす
る。
【0012】<本発明における具体的構成>本発明のI
Dタグ付き合成樹脂製パレットは、前述した必須の構成
要素からなるが、その構成要素が具体的に以下のような
場合であっても成立する。その具体的構成要素とは、取
付け構造部を設ける合成樹脂製パレット本体の上面デッ
キボードの裏面における補強リブで区画される凹部が、
合成樹脂製パレット本体のほぼ中心に近い位置にあり、
合成樹脂製パレット本体の下面デッキボードには、凹部
に形成された取付け構造部に人の手又は工具を差し入れ
可能な開口部が形成されていることを特徴とする。
【0013】また、本発明のIDタグ付き合成樹脂製パ
レットでは、取付け構造部が、合成樹脂製パレット本体
の上面デッキボード裏面に形成された取付け穴であるこ
とを特徴とする。この取付け穴は、ネジをセルフタップ
方式により螺入する穴とすることができ、その場合には
IDタグホルダーにネジ挿通穴が形成されている。この
ような穴は、合成樹脂製パレット本体の上面デッキボー
ド裏面から立ち上がった取付け脚部の上面に形成するこ
とができる。
【0014】更に、本発明のIDタグ付き合成樹脂製パ
レットでは、合成樹脂製パレット本体に設けられる取付
け穴を舌片差し込み用の差込み穴とすることもでき、そ
の場合にはIDタグホルダーに差込み用の舌片を形成
し、この舌片を差込み穴に差し込んで取り付けることが
できる。また、このような差込み穴は、補強リブに形成
することが好ましい。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明のIDタグ付き合成
樹脂製パレットを図に示される実施形態について更に詳
細に説明する。図1は本発明における第1の実施形態の
IDタグ付き合成樹脂製パレット10を上方から示す斜
視図、図2はこのIDタグ付き合成樹脂製パレット10
を下面側から見た斜視図である。また、図3及び図4は
第1の実施形態に係るIDタグ付き合成樹脂製パレット
の主要部を拡大して示す部分的な斜視図及び断面図であ
る。
【0016】この第1の実施形態に係るIDタグ付き合
成樹脂製パレット10は、片面二方差しの合成樹脂製パ
レット本体11にIDタグホルダーを着脱可能に取り付
けて構成されている。この合成樹脂製パレット本体11
は、桁の高さ方向中間部で上下に分割した形状のパレッ
ト形成部材12、13を互いに重ね合わせ、熱溶着によ
り一体化して形成されている。
【0017】この片面二方差しの合成樹脂製パレット本
体11は、図1及び図2に示されるように上面デッキボ
ード12aと下面デッキボード13aを備え、下面デッ
キボード13aには、4つの開口部14が形成されてい
る。下面デッキボード13aに形成された4つの開口部
14は、主にハンドリフターを利用する時、当該ハンド
リフターの車輪を外へ出すために使用される。
【0018】二方差しの合成樹脂製パレット本体11で
は、各パレット形成部材12、13におけるデッキボー
ド12a、13aの内側表面即ち裏面にそれぞれ筒状を
した3つの桁形成部材15a、16a、17a及び15
b、16b、17bが並列して形成されている。すなわ
ち、上型パレット形成部材12におけるデッキボード1
2a内面には、1組の相対向する周囲縁(辺)に沿って
それぞれ側方桁形成部材15a、16aが形成され、そ
の中間位置に中央桁形成部材17aが形成されている。
【0019】そして、下型パレット形成部材13につい
てもデッキボード13aの下面に、同様に側方桁形成部
材15b、16bが形成され、その中間位置に中央桁形
成部材17bが形成されている。そして、これら上型及
び下型の各パレット形成部材12、13を互いに対向さ
せて各桁形成部材15aと15b、16aと16b、1
7aと17bを突き合わせ、その突合わせ部を溶着一体
化して合成樹脂製パレット10が形成される。
【0020】このように上型及び下型のパレット形成部
材12、13を対向させ、各桁形成部材15a、16
a、17a及び15b、16b、17bを突き合わせて
溶着一体化することにより、中空筒状の桁部15、1
6、17が形成され、これら桁部と桁部との間の空間
(孔)がフォーク差込み孔18となる。
【0021】上型パレット形成部材12における上面デ
ッキボード12aの裏面には、側方桁形成部材15a、
16a及び中央桁形成部材17aの内部も含めて多数の
補強リブ19が縦横に交差して格子状に形成されてい
る。このような合成樹脂製パレット本体11において、
上面デッキボード12aの裏面に形成された補強リブ1
9で区画された凹部20には、図3に示されるようにI
Dタグホルダー21を着脱可能に取り付ける取付け構造
部22が設けられている。
【0022】この取付け構造部22は、上面デッキボー
ド12aの裏面から立ち上がった4つの取付け脚部23
と、その上面に形成された穴24とにより構成されてい
る。これら4つの取付け脚部23は、仮想の正方形又は
長方形におけるコーナー部に位置するように形成され、
この4つの取付け脚部23上にIDタグホルダー21の
周囲縁部が乗せられてネジ止めされる。
【0023】IDタグホルダー21は、ほぼ同一形状を
した2つのホルダー半部品25を一体的に接続して構成
されている。すなわち、各ホルダー半部品25は、図3
に明瞭に示されるようにほぼ四角形の凹所25aとその
周囲に形成された水平フランジ部25bとからなり、I
Dタグホルダー21は、2つのホルダー半部品25にお
ける1辺の水平フランジ部25b同士を薄肉樹脂部26
で折曲げ可能に一体的に接続して構成されている。
【0024】これにより、IDタグホルダー21は、薄
肉樹脂部26をヒンジとして2つのホルダー半部品25
を開け閉めすることにより凹所25a内にIDタグ27
を出し入れすることができる。各ホルダー半部品25を
ヒンジ部26で折り曲げて閉じた時、重なり合った水平
フランジ部25bを貫通するようにその各コーナー部
に、ネジ挿通用の穴25cがあけられている。
【0025】この時、ネジ挿通用の穴25cの相互間隔
は、前述した4つの取付け脚部23の上面に形成された
穴24の相互間隔に一致する寸法関係で形成されてい
る。このように構成されたIDタグホルダー21を取付
け構造部22に取り付ける場合には、IDタグホルダー
21を開いて、ホルダー半部品25の凹所25a内にI
Dタグ27を収容した後、ホルダー半部品25を閉じ
る。
【0026】その後、IDタグホルダー21の重ね合わ
された水平フランジ部25bが取付け脚部23上に乗る
ようにIDタグホルダー21を位置決めすると共に重合
しているネジ挿通用の穴25cを取付け脚部上面の穴2
4に整合させる。
【0027】次いで、図4に示されるようにネジ挿通用
の穴25cから、ワッシャー29を介在させてネジ28
を入れ、取付け脚部23上面の穴24にセルフタップ方
式で螺入することによりIDタグホルダー21が上面デ
ッキボード12aの裏面に取り付けられる。IDタグホ
ルダー21を上面デッキボード12aの裏面に固定する
ための取付け構造部22は、取付け作業又は取り外し作
業としてネジを締めたり緩めたりする操作が必要である
ことから作業者の手又はドライバーやその他の工具など
が届く位置に設けられることが好ましい。
【0028】このような観点から、この実施形態のID
タグ付き合成樹脂製パレット10では、図2に示される
ように下面デッキボード13aに形成された開口部14
から作業者の手又はドライバーやその他の工具などが届
く上面デッキボード12aの裏面における位置であっ
て、且つ上面デッキボード12aの最も中心部に近い、
中央桁部17の側壁面に沿った位置に設けられる。
【0029】その際、図4に示されるように補強リブ1
9で区画される凹部20内からIDタグホルダー21が
突出しないように取付け脚部23の高さ及びIDタグホ
ルダー21の厚さが設計される。好ましくは、取付け脚
部23に取り付けられたIDタグホルダー21が補強リ
ブ19の上面より幾分低い位置にあることがよい。
【0030】その理由は、取付け構造部22が設けられ
る凹部20はフォーク差込み孔18の内部に位置するこ
とになるため、フォークが斜めに差し込まれた場合にそ
の先端部が凹部20内に僅かに入り込む恐れがないとも
言えず、このような場合にフォーク先端が当接してID
タグホルダー21に衝突して破損するのを避けるため、
補強リブ19の上面より幾分低い位置にあることが望ま
しいのである。
【0031】このように構成された前述の実施形態にお
けるIDタグ付き合成樹脂製パレット10によると、あ
るユーザーが使用したIDタグ付き合成樹脂製パレット
10が回収され、これに取り付けられていたIDタグを
交換する必要が生じた時には、下面デッキボード13a
の開口部14から手又は工具を入れてネジ28を緩め、
上面デッキボード12aの裏面に取り付けられていたI
Dタグホルダー21を取り外す。
【0032】その後、IDタグホルダー21を開いて、
凹所25aからIDタグ27を取り出し、次のユーザー
用のための別の種類のIDタグと交換し、再び下面デッ
キボード13aの開口部14から上面デッキボード12
aの裏面に取り付ける。この時、交換するIDタグがI
Dタグホルダー21の2つのホルダー半部品25を重ね
合わせた時に各凹所25aで形成される保持空間部に対
応せず、収容できない場合がある。
【0033】このような場合には、そのIDタグを収容
保持することができる空間部若しくは保持部を備える専
用のIDホルダーが用いられる。その際、そのIDホル
ダーは取付け脚部23の上面に形成された穴24に整合
するネジ挿通用の穴を共通構成要素として設けておけ
ば、回収された合成樹脂製パレット10のパレット本体
11に取り付けることができる。
【0034】IDタグ自体が改良されて性能が向上した
ような場合でも、新しいIDタグを収容できるIDタグ
ホルダーに、例えば前述したネジ挿通用の穴を共通構成
要素として設けておけば、性能の良いIDタグを今まで
使用していた合成樹脂製パレット本体に簡単に取り付け
直すこともできる。
【0035】前述した第1の実施形態に係るIDタグ付
き合成樹脂製パレット10では、IDタグホルダー21
を上面デッキボード12a裏面に取り付けるための取付
け構造22として、上面デッキボード12aから立設し
た取付け脚部23とその上面に形成された穴24とで構
成されていたが、図5及び図6に示されるようにIDタ
グホルダーを上面デッキボード12aの裏面に直接取り
付けてもよい。
【0036】この場合には、IDタグホルダー31は、
第1の実施形態において合成樹脂製パレット本体11に
取り付けられるIDタグホルダー21を構成するホルダ
ー半部品25と殆ど同じ形状をしている。このIDタグ
ホルダー31を用いてIDタグ27を合成樹脂製パレッ
ト本体11に取り付ける場合には、図5及び図6に示さ
れるようにIDタグホルダー31の凹所32a内にID
タグ27を入れ、凹所32aの開放部を上面デッキボー
ド12aの裏面に向けるようにして補強リブ19で区画
される凹部20内に配置する。
【0037】そして、凹所32aの周囲に形成されてい
る水平フランジ部32bを上面デッキボード12aの裏
面に密着させた後、四角形状を呈する環状の水平フラン
ジ部32bの4つのコーナー部に形成されているネジ挿
通用の穴32cから止めネジ又はビス33を入れ、上面
デッキボード12aの裏面に形成された穴34にセルフ
タップ方式により直接螺入することで固着する。
【0038】これにより、IDタグホルダー31の凹所
32a内に収容されたIDタグ27は、上面デッキボー
ド12aの裏面と挟まれて保持されることになる。な
お、これを取り外す場合は、第1の実施形態として説明
したIDタグ付き合成樹脂製パレット10と同様であ
る。
【0039】なお、前述した第1の実施形態及びその変
形例では、IDタグホルダー21、31を、合成樹脂製
パレット本体11に形成された穴24にネジをセルフタ
ップ方式により螺入して固定する構造であったが、本発
明はこのようなセルフタップ方式に限定されるものでは
なく、穴24は予めネジを切ったネジ穴であってもよい
ことは言うまでもない。
【0040】図7及び図8は、本発明の第2の実施形態
に係るIDタグ付き合成樹脂製パレットの主要部を示す
図3及び図4と同様な斜視図及び断面図である。この実
施形態のIDタグ付き合成樹脂製パレットでは、IDタ
グホルダーを取り付けるための取付け構造部22が、凹
部20を区画し且つ対向する一対の補強リブ19の基部
付近に間隔をあけて形成されたそれぞれ2つの差込み穴
35により構成されている。
【0041】他方、IDタグホルダー36は、第1の実
施形態の場合とは異なり、凹所37aと、この凹所37
aにおける対向する一対の開口縁部に沿って形成された
水平フランジ部37bとを備えて構成され、これら各水
平フランジ部37bの両端部が舌片38とされている。
【0042】このIDタグホルダー36を用いてIDタ
グ27を合成樹脂製パレット本体11に取り付ける場合
には、図7及び図8に示されるようにIDタグホルダー
36の凹所37a内にIDタグ27を入れ、凹所37a
の開放部を上面デッキボード12aの裏面に向けるよう
にして補強リブ19で区画される凹部20内に配置す
る。
【0043】その際、対向する一対の補強リブ19の基
部付近に形成された全部で4つの差込み穴35にIDタ
グホルダー36の水平フランジ部36bにおける各端部
で構成される舌片38をそれぞれ僅かに撓ませるように
しながら差し込んで装着する。これにより、IDタグホ
ルダー36の凹所37a内に収容されたIDタグ27
は、上面デッキボード12aの裏面と挟まれて保持され
ることになる。
【0044】このような第2の実施形態の合成樹脂製パ
レットによると、IDタグ27を交換する場合にはID
タグホルダー35を掴んで凹部20内から強く引き上げ
れば、差込み穴35に差し込まれていた舌片38が撓ん
で抜け、上面デッキボード12aの裏面から容易に取り
外すことができる。
【0045】なお、このようなIDタグホルダー36の
パレット本体11への取り付け又は取り外しの際に、各
舌片38の撓みを阻害しないように図7及び図8に示さ
れるように差込み穴35を深くすべくデッキボード12
a裏面に窪み或いは開口を形成しておくことも好まし
い。
【0046】前述した本発明の各実施形態に係るIDタ
グ付き合成樹脂製パレットにおいて、合成樹脂製パレッ
ト本体に取り付けられるIDタグホルダーは、四角形状
のIDタグ収容凹所を備える構成であったが、本発明は
このような形状に限定されるものではなく、IDタグを
保持することができるような構造であればどのような形
状であってもよい。
【0047】また、前述した各実施形態のIDタグ付き
合成樹脂製パレットにおいて、IDタグホルダーは下面
デッキボードに形成された開口部から取付け作業者の手
や工具が差し込むことができ且つできるだけ合成樹脂製
パレットの中央部寄りの位置における補強リブで区画さ
れた凹所に配置するようにしたが、本発明はこのような
位置に限定されるものではない。
【0048】例えば、両面二方差し又は両面四方差しの
合成樹脂製パレットのような場合には、フォーク差込み
孔から取付け作業者の手や工具を差し込めることができ
る補強リブで区画された凹部であってもよい。
【0049】これにより、合成樹脂製パレット本体に装
着されたIDタグをユーザーに対応したIDタグと、若
しくはIDタグの性能向上に伴って新しいIDタグと簡
単に交換することができ、しかもこれらの実施形態から
明らかなように合成樹脂製パレット本体に取り付けたI
Dタグがフォークリフトのフォーク等によって破損する
恐れもなく、また合成樹脂製パレット自体の強度を低下
させることもない。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のIDタグ
付き合成樹脂製パレットによれば、IDタグをIDタグ
ホルダーに入れ、このIDタグホルダーを合成樹脂製パ
レット本体の上面デッキボード裏面に着脱可能に取り付
けるようにしたことにより、合成樹脂製パレット本体に
装着されたIDタグをユーザーに対応したIDタグと、
若しくはIDタグの性能向上に伴って新しいIDタグと
簡単に交換することができる。
【0051】また、本発明のIDタグ付き合成樹脂製パ
レットによれば、このIDタグホルダーを合成樹脂製パ
レット本体の上面デッキボード裏面に形成された補強リ
ブで囲まれた凹部内に着脱可能に取り付けるようにした
ことにより、合成樹脂製パレットに取り付けたIDタグ
がフォークリフトのフォーク等によって破損する恐れも
なく、また合成樹脂製パレット自体の強度を低下させる
こともない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るIDタグ付き合
成樹脂製パレットを、上面デッキボードを上にして示す
斜視図である。
【図2】図1に示されるIDタグ付き合成樹脂製パレッ
トを、下面デッキボードを上にして示す斜視図である。
【図3】図1に示されるIDタグ付き合成樹脂製パレッ
トにおいて、上面デッキボードの裏面にIDタグホルダ
ーを取り付ける状態を拡大して示す部分的な斜視図であ
る。
【図4】図3の4−4線に沿って切断して上面デッキボ
ード裏面にIDタグホルダーを取り付けた状態を示す部
分的な断面図である。
【図5】図1〜図4に示される実施形態に係るIDタグ
付き合成樹脂製パレットにおいて、IDタグホルダー取
付け構造の別な変形例を示す図3と同様な部分的な斜視
図である。
【図6】図5の6−6線に沿って切断して上面デッキボ
ード裏面にIDタグホルダーを取り付けた状態を示す図
4と同様な部分的な断面図である。
【図7】本発明の第2の実施形態に係るIDタグ付き合
成樹脂製パレットにおいて、上面デッキボードの裏面に
IDタグホルダーを取り付ける状態を拡大して示す図3
と同様な部分的な斜視図である。
【図8】図7の8−8線に沿って切断して上面デッキボ
ード裏面にIDタグホルダーを取り付けた状態を示す図
4と同様な部分的な断面図である。
【符号の説明】
10 IDタグ付き合成樹脂製パレット 11 合成樹脂製パレット本体 12 上型のパレット成形部材 12a 上面デッキボード 13 下型のパレット成形部材 13a 下面デッキボード 14 下面デッキボードに形成された開口部 15 側方桁部材 15a 側方桁形成部材 15b 側方桁形成部材 16 側方桁部材 16a 側方桁形成部材 16b 側方桁形成部材 17 中央桁部材 17a 中央桁形成部材 17b 中央桁形成部材 18 フォーク差込み孔 19 補強リブ 20 IDタグホルダー取付け用の凹部 21 IDタグホルダー 22 取付け構造部 23 取付け脚部 24 穴 25 ホルダー半部品 25a IDタグ収容凹所 25b 水平フランジ部 25c ネジ挿通用の穴 26 ヒンジ部 27 IDタグ 28 ネジ 29 ワッシャー 31 IDタグホルダー 32a IDタグ収容凹所 32b 水平フランジ部 33 止めネジ 34 穴 35 差込み穴 36 IDタグホルダー 37a IDタグ収容凹所 37b 水平フランジ部 38 舌片

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面デッキボード裏面に少なくとも補強
    用のリブを備える合成樹脂製パレット本体にIDタグホ
    ルダーを取り付けてなる合成樹脂製パレットであって、 前記合成樹脂製パレット本体の上面デッキボードの裏面
    における補強リブで区画される凹部内に前記IDタグホ
    ルダーを着脱可能に取り付ける取付け構造部を備え、こ
    の取付け構造部が前記合成樹脂製パレット本体の内部に
    人の手又は工具を差し入れて前記IDタグホルダーの着
    脱操作をできる位置にあり、内部にIDタグを収容した
    前記IDタグホルダーを前記取付け構造部に取り付け又
    は取り外し可能にしたことを特徴とするIDタグ付き合
    成樹脂製パレット。
  2. 【請求項2】 前記取付け構造部を設ける前記合成樹脂
    製パレット本体の上面デッキボードの裏面における補強
    リブで区画される凹部が、前記合成樹脂製パレット本体
    の中心に近い位置にあり、前記合成樹脂製パレット本体
    の下面デッキボードには、前記凹部に形成された前記取
    付け構造部に人の手又は工具を差し入れ可能な開口部が
    形成されていることを特徴とする請求項1に記載のID
    タグ付き合成樹脂製パレット。
  3. 【請求項3】 前記取付け構造部が、前記合成樹脂製パ
    レット本体の上面デッキボード裏面に形成された取付け
    穴であることを特徴とする請求項1又は2に記載のID
    タグ付き合成樹脂製パレット。
  4. 【請求項4】 前記IDタグホルダーにネジ挿通穴が形
    成され、且つ前記合成樹脂製パレット本体に設けられる
    前記取付け穴がネジをセルフタップ方式により螺入する
    穴であることを特徴とする請求項3に記載のIDタグ付
    き合成樹脂製パレット。
  5. 【請求項5】 前記穴が、前記合成樹脂製パレット本体
    の上面デッキボード裏面から立ち上がった取付け脚部の
    上面に形成されていることを特徴とする請求項4に記載
    のIDタグ付き合成樹脂製パレット。
  6. 【請求項6】 前記IDタグホルダーに差込み用の舌片
    が形成され、且つ前記合成樹脂製パレット本体に設けら
    れる前記取付け穴が前記舌片を差し込む差込み穴である
    ことを特徴とする請求項3に記載のIDタグ付き合成樹
    脂製パレット。
  7. 【請求項7】 前記差込み穴が、前記補強リブに形成さ
    れていることを特徴とする請求項6に記載のIDタグ付
    き合成樹脂製パレット。
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