JP2001277015A - テーパ穴加工方法およびテーパ穴加工用工具 - Google Patents

テーパ穴加工方法およびテーパ穴加工用工具

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JP2001277015A JP2001009639A JP2001009639A JP2001277015A JP 2001277015 A JP2001277015 A JP 2001277015A JP 2001009639 A JP2001009639 A JP 2001009639A JP 2001009639 A JP2001009639 A JP 2001009639A JP 2001277015 A JP2001277015 A JP 2001277015A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マシニングセンタ等の既存の汎用工作機械設
備を使って逆テーパ穴を容易に加工できるようにする。 【解決手段】 ワークW側の下穴Hに対して工具1の軸
心O1を偏心させた状態でカッター1をその下穴Hに挿
入し(図3の(B))、挿入後にカッター1を直径方向
に移動させて両者の軸心O1,O2を一致させる(同図
(C))。カッター1にその下穴Hから抜き取る方向の
切削送りを与えて、所定の逆テーパ穴T1に加工する
(同図(D))。加工後はカッター1をわずかに押し戻
して逆テーパ穴T1の内周面から離し、以降は上記と逆
の手順で逆テーパ穴T1からカッター1を抜き取る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はテーパ穴の加工方法
とテーパ穴加工用工具に関し、特に特殊な機構を付加す
ることなしにマシニングセンタ等の既存の工作機械の機
能をそのまま使って、奥部側が大径のいわゆる逆テーパ
穴の加工を容易に行えるようにしたテーパ穴加工方法と
テーパ穴加工用工具に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のテーパ穴の加工に関する技術と
しては、特開平7−148604号公報に記載されてい
るような専用機を使っての加工方法のほか、実開平1−
138605号公報、実公平7−13925号公報およ
び特開平11−188548号公報等に記載されている
ようにマシニングセンタの主軸に特殊な機構を付加して
行う加工方法が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】専用機を使って行う前
者の加工方法では、テーパ穴加工専用の設備を準備する
必要があることから、特に少量生産ラインにおいては設
備投資および設備台数が増える結果となって好ましくな
い。他方、マシニングセンタを使用する後者の加工方法
では、主軸もしくはツール保持具に刃物を二次元的に動
かすための特殊な機構を付加するとともに、機械本体側
でもいわゆるU軸駆動を行うための機構を具備する必要
があり、結果として設備費の増大を招くことになる。
【0004】また、従来のいずれの加工方法において
も、旋削と同様に刃物(工具)としてスローアウェイチ
ップ等を用いたいわゆるシングルポイント加工となって
いるため、加工時間が長いという不具合がある。
【0005】本発明は以上のような課題に着目してなさ
れたもので、専用機によらずに、また特殊な機構を付加
することなしに、マシニングセンタに代表されるような
既存の数値制御工作機械の能力をそのまま使って容易に
逆テーパ穴の加工を行えるようにした加工方法を提供し
ようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、ワークに予め形成された下穴を奧部側が大径となる
ようにテーパ状に加工するテーパ穴加工方法であって、
先端部に工作機械の主軸軸線に対して所定角度傾斜した
直線状の切刃をもつ工具を上記工作機械の主軸に装着し
ておき、下穴内周面に上記切刃が接触することがないよ
うに工具を一旦下穴に挿入し、その状態で工具を回転さ
せながら該工具にワークから抜き取る方向の送りを与え
ることでテーパ状に切削することを特徴としている。
【0007】この請求項1に記載の発明に用いられる工
具としては、カッター単独で工具として構成されたもの
のほか、所定のツールホルダにカッターを装着したタイ
プのものでもよい。
【0008】請求項2に記載の発明は、上記請求項1に
記載のテーパ穴加工方法に用いられる工具であって、こ
の工具は、工作機械の主軸と同一軸線上に位置するよう
に該主軸に装着されるツールホルダと、このツールホル
ダにその軸線に対し所定角度傾斜して着脱可能に装着さ
れるカッターとを備えていて、上記カッターはシャンク
の先端部にこのシャンクの軸線と平行な直線状の切刃が
形成されたものであって、且つ切削加工時の送りはツー
ルホルダとともに与えられるものであることを特徴とし
ている。
【0009】したがって、この請求項1,2に記載の発
明では、工作機械の直交2軸の自由度を使って下穴に対
する工具の挿入軌跡を制御して、下穴内周面に切刃が接
触しないようその下穴に対し工具を挿入し、その状態で
工具を回転させながら該工具にワークから抜き取る方向
の送りを与えて切削すると、下穴の奥部側が大径となる
ような逆テーパ穴に加工される。
【0010】請求項3に記載の発明は、加工すべきテー
パ穴の軸方向長さよりも長く且つ先広がりのテーパ状の
切刃をシャンクの先端に有するカッターを工作機械の主
軸に装着しておき、ワークに予め貫通形成された下穴に
対して上記カッターを偏心させた状態で挿入し、そのカ
ッターの切刃がワークの裏側に完全に抜け出た時点で上
記下穴の軸心とカッターの軸心とを相互に一致させ、そ
の状態でカッターを回転させながら該カッターにワーク
から抜き取る方向の送りを与えてテーパ状に切削するこ
とを特徴としている。
【0011】この場合、ドリル加工等をもってワークに
予め形成しておく下穴は、請求項4に記載の発明のよう
に最も一般的なストレート形状のものであることが望ま
しい。また、カッターの切刃の最大直径は下穴の直径よ
りも予め小さく形成されていることは言うまでもない。
【0012】したがって、この請求項3,4に記載の発
明では、上記と同様に工作機械の直交2軸の自由度を使
って下穴に対するカッターの挿入軌跡を制御して、下穴
に対しカッターを偏心させた状態で挿入しつつ、そのカ
ッターの切刃がワークの裏側に完全に抜け出た時点でカ
ッターをその直径方向に移動させてその下穴の軸心とカ
ッターの軸心とを相互に一致させる。そして、その状態
でカッターを回転させながら該カッターにワークから抜
き取る方向の送りを与えて切削すると、下穴の奥部側が
大径となるような逆テーパ穴に加工される。
【0013】逆テーパ穴の加工後には、請求項5に記載
の発明のように、上記カッターを再びその加工されたテ
ーパ穴に対して偏心させた状態として加工後のテーパ穴
から抜き取ることにより、その加工後のテーパ穴と干渉
しないようにしてカッターを抜き取ることができる。
【0014】請求項6に記載の発明は、奥部側が大径と
なるようにワークに予め貫通形成されたテーパ穴に仕上
げ切削加工を施す方法であって、シャンクの先端部が略
くの字状に折り曲げられていてその部分に上記テーパ穴
の軸方向長さよりも長く且つ先広がりのテーパ状の切刃
を形成してなるカッターを工作機械の主軸に装着してお
き、工作機械の同時2軸制御によりテーパ穴の傾斜角度
に沿ってカッターの切刃をテーパ穴に対して斜めに挿入
して、そのカッターの軸心とテーパ穴の軸心とを相互に
一致させ、その後、上記カッターを回転させながら該カ
ッターにワークから抜き取る方向の送りを与えて仕上げ
切削加工を施すことを特徴としている。
【0015】したがって、この請求項6に記載の発明で
は、カッターの略くの字状に折り曲げられた部分がテー
パ穴と干渉しないように、工作機械の直交2軸を同時制
御してテーパ穴の傾斜角度に沿ってカッターの切刃をテ
ーパ穴に対して斜めに挿入する。そして、そのカッター
の軸心とテーパ穴の軸心とが相互に一致したならば、カ
ッターを回転させながら該カッターにワークから抜き取
る方向の送りを与えることで逆テーパ穴形状に切削す
る。
【0016】逆テーパ穴の仕上げ切削完了後には、請求
項7に記載の発明のように、上記とは逆の手順で先ずカ
ッターの切刃を仕上げ切削後のテーパ穴の切削面から離
し、その後、加工後のテーパ穴の傾斜角度に沿ってカッ
ターの切刃をテーパ穴から斜めに抜き取ることでその逆
テーパ穴との干渉を回避する。
【0017】請求項8に記載の発明は、ストレート穴形
状の下穴が形成されている場合に、請求項5に記載のテ
ーパ穴加工方法をもって先ず荒切削加工を施し、それに
続いて請求項7に記載のテーパ穴加工方法をもって仕上
げ切削加工を施すことを特徴としている。
【0018】したがって、この請求項8に記載発明で
は、ストレート形状の下穴が予め形成されている場合
に、荒切削加工と仕上げ切削加工の2工程をもって奥部
側が大径のいわゆる逆テーパ穴を高精度に加工すること
ができる。
【0019】請求項9に記載の発明は、請求項6〜8の
いずれかに記載のテーパ穴の仕上げ切削加工に際してそ
の請求項6〜8のいずれかに記載のカッターに代えて用
いられる工具であって、この工具は、工作機械の主軸と
同一軸線上に位置するように該主軸に装着されるツール
ホルダと、このツールホルダにその軸線に対し所定角度
傾斜して着脱可能に装着されるカッターとを備えてい
て、上記カッターは、シャンクの先端部にこのシャンク
の軸線と平行な直線状の切刃が形成されたものであっ
て、且つ切削切削加工時の送りはツールホルダとともに
与えられるものであることを特徴としている。
【0020】したがって、この請求項9に記載の発明で
は、請求項6〜8のいずれかに記載の発明を前提とした
上で、工具そのものを請求項2に記載の発明の工具構成
と同じとしたものであるから、工作機械の直交2軸の自
由度を使って下穴に対する工具の挿入軌跡を制御して、
下穴内周面に切刃が接触しないようその下穴に対し工具
を挿入し、その状態で工具を回転させながら該工具にワ
ークから抜き取る方向の送りを与えて切削すると、下穴
の奥部側が大径となるような逆テーパ穴に加工される。
【0021】
【発明の効果】請求項1,2に記載の発明によれば、マ
シニングセンタ等の汎用の数値制御工作機械をそのまま
使っていわゆる逆テーパ穴の加工が可能となるため、従
来のような専用機が必要となることもなければ主軸ある
いは機械本体側に特殊な機構を付加する必要もなく、特
に少量生産における設備投資および設備台数の面で著し
く有利となるほか、いわゆるシングルポイントでの加工
でななく直線刃の如き連続的な切刃をもって加工するの
で、きわめて短時間のうちに所期の加工を行うことがで
きる効果がある。
【0022】請求項3〜5に記載の発明によれば、工具
としては特殊形状のカッターが必要となるものの、マシ
ニングセンタ等の汎用の数値制御工作機械をそのまま使
っていわゆる逆テーパ穴の加工が可能となるため、請求
項1,2に記載の発明と全く同様の効果が得られる。
【0023】また、請求項6,7に記載の発明によれ
ば、工具として先端部が略くの字状に折り曲げられたカ
ッターを用い、これを加工すべきテーパ穴に対して実質
的に斜めに挿入して加工を行うことになるので、請求項
3〜5に記載の発明と同等の効果に加えて、略くの字状
に折り曲げられた部分の根元部の断面積として先端部の
断面積とほぼ同等の断面積を確保でき、その結果として
カッターの剛性が高くなって工具振動によるびびり現象
を抑制できることから、より高速での加工が可能となる
効果がある。
【0024】請求項8に記載の発明によれば、請求項5
に記載のテーパ穴加工方法をもって荒切削加工を施し、
それに続いて請求項7に記載のテーパ穴加工方法をもっ
て仕上げ切削加工を施すようにしたことから、ストレー
ト形状の下穴をもっていわゆる逆テーパ状のテーパ穴の
加工をより高精度に行える効果がある。
【0025】請求項9に記載の発明によれば、請求項2
に記載の発明と同様にマシニングセンタ等の汎用の数値
制御工作機械をそのまま使っていわゆる逆テーパ穴の加
工が可能となるため、従来のような専用機が必要となる
こともなければ主軸あるいは機械本体側に特殊な機構を
付加する必要もなく、特に少量生産における設備投資お
よび設備台数の面で著しく有利となるほか、いわゆるシ
ングルポイントでの加工ではなく直線刃の如き連続的な
切刃をもって加工するので、きわめて短時間のうちに所
期の加工を行うことができる効果がある。
【0026】
【発明の実施の形態】図1〜5は本発明に係るテーパ穴
加工方法の好ましい実施の形態を示す図であって、特に
図1は荒切削工程で使用する工具の詳細を、図2は仕上
げ切削工程で使用する工具の詳細を、図3,4は上記荒
切削加工用の工具を用いた加工手順を、図5は図2の仕
上げ切削加工用の工具を用いた加工手順をそれぞれ示し
ている。
【0027】図1に示す荒切削加工用の工具としてのカ
ッター1は、ストレートシャンク2の先端であって且つ
そのストレートシャンク2の軸心O1から所定量オフセ
ットした位置に小径な首部3を介して逆円錐台形状のボ
デー4を一体に形成したもので、ボデー4には加工すべ
きテーパ穴の傾斜形状に応じたいわゆる先広がり形状の
直線刃の如き単一の切刃5が形成されている。そして、
首部3の直径をaとすると、ボデー4の先端の刃先5a
側での直径はその2倍の2aに設定されている。また、
切刃5の長さL1は、図3に示すように予めワークWに
形成されるストレート形状の下穴Hの長さMよりもわず
かに大きく設定されているほか(L1>M)、ボデー4
の先端部側での直径2aは上記下穴Hの直径Dよりもわ
ずかに小さく形成されている(2a<D)。
【0028】他方、図2に示す仕上げ切削加工用の工具
としてのカッター6は、ストレートシャンク7の先端に
略くの字状に折り曲げられたボデー8を一体に形成した
もので、ボデー8には荒切削加工用のカッター1と同様
に、加工すべきテーパ穴の形状に応じた先広がり形状の
直線刃の如き単一の切刃9が形成されている。そして、
ボデー8の先端である刃先9a側での直径をbとする
と、ボデー8の根元部の直径dはその根元部における逃
げ溝10の深さc分だけ小さく形成されている(d=b
−c)。また、切刃9の長さL2は、図4に示すように
荒切削加工後の逆テーパ穴T1の長さMよりもわずかに
大きく設定されている(L2>M)。なお、ボデー8の
外周面は同図(A)に示すように細かい多面形状に形成
されている。
【0029】上記荒切削加工用のカッター1を用いた加
工手順を図3に基づいて説明すると、カッター1は少な
くとも直交3軸のスライド自由度をもつ汎用の数値制御
工作機械である例えばマシニングセンタの主軸に予め装
着されるとともに、加工対象となる被削材たるワークW
は上記マシニングセンタのワークテーブルに固定され、
さらにそのワークWにはドリル加工等によりストレート
形状の下穴Hが予め形成されている。
【0030】先ず、図3の(A)に示すように、下穴H
とカッター1の先端のボデー4端面とを対向させつつ、
マシニングセンタのスライド自由度(主軸の軸心方向の
スライド自由度)を使ってそのカッター1のボデー4を
下穴Hに挿入することができるように下穴Hの軸心O2
に対してカッター1の軸心O1を偏心させた上、同図
(B)に示すようにカッター1と下穴Hとが干渉しない
ように切刃5がワークWの裏側に完全に突出するまで下
穴Hにカッター1を挿入する。この時、カッター1の刃
先5aはマシニングセンタの主軸割り出し機能(オリエ
ンテーション機能)により予め円周方向の所定位置すな
わち定角停止位置に割り出されて位置決めされている。
【0031】続いて、マシニングセンタのスライド自由
度(主軸軸線に対し直交方向のスライド自由度)を使っ
てカッター1を同図(B)の状態から同図(C)に示す
ように直径方向に移動させて下穴Hの軸心O2とカッタ
ー1の軸心O1とを一致させ、その状態からカッター1
を主軸ごと回転駆動させて、さらに切削送りとして下穴
Hからカッター1を抜き取る方向に送りを与える。これ
により、ワークWには荒切削加工として同図(D)に示
すように奥部側が大径のいわゆる逆テーパ穴T1が形成
される。
【0032】逆テーパ穴T1の切削を終えたならば、同
図(D)の状態からカッター1の切刃5をテーパ穴T1
の内周面から離間させるべくマシニングセンタのスライ
ド自由度を使って主軸をわずかに反送り方向に戻した
上、主軸回転を停止させるとともにカッター1の切刃5
を所定の定角停止位置に割り出し、さらにマシニングセ
ンタのもう一方のスライド自由度を使ってカッター1を
主軸ごとその直径方向に所定量だけ移動させて、図4の
(A)に示すように逆テーパ穴T1の軸心O2に対して
カッター1の軸心O1を再び偏心させる。そして、同図
(B)に示すようにマシニングセンタのスライド自由度
を使ってカッター1を主軸ごと後退移動させて、加工さ
れた逆テーパ穴T1の内周面と切刃5が干渉しないよう
にカッター1を逆テーパ穴T1からゆっくりと抜き取
り、以上をもって逆テーパ穴T1の荒切削加工を完了す
る。
【0033】なお、上記荒切削加工用のカッター1によ
る逆テーパ穴T1の荒切削加工方法は、請求項1に記載
の発明のほか請求項3,4,5に記載の発明にそれぞれ
対応している。
【0034】上記荒切削加工が終了したならば、続いて
仕上げ切削加工用のカッター6を用いての仕上げ切削加
工に移行する。
【0035】この仕上げ切削加工に際しては、例えばマ
シニングセンタに付帯する自動工具交換機能を使って荒
切削加工用のカッター1から仕上げ切削加工用のカッタ
ー6にツーリングチェンジを行った上、その刃先9aを
上記と同様に定角停止位置に予め割り出して位置決めし
ておく。
【0036】そして、先ず図5の(A)に示すように、
先に荒切削加工が施された逆テーパ穴T1の小径側の口
元部とカッター6のボデー8側先端面とを対向させつ
つ、マシニングセンタの2軸同時制御により、切刃9と
逆テーパ穴T1の内周面との間の隙間を一定に保ちなが
らそのカッター6のボデー8を逆テーパ穴T1にその傾
斜に沿って斜めに挿入し、同図(B)に示すように逆テ
ーパ穴T1の軸心O2とカッター6(ストレートシャン
ク7)の軸心O1とが一致した時点でその移動を停止さ
せる。
【0037】続いて、上記逆テーパ穴T1の軸心O2と
カッター6の軸心O1とが一致した状態から、カッター
6を主軸ごと回転駆動させて、さらに切削送りとして逆
テーパ穴T1からカッター6を抜き取る方向に送りを与
える。これにより、ワークWの逆テーパ穴T1には先の
荒切削加工に続いて同図(C)に示すように仕上げ切削
加工が施されて所定の精度の逆テーパ穴T2に仕上げら
れる。
【0038】逆テーパ穴2の仕上げ切削加工を終えたな
らば、同図(D)に示すようにカッター6の切刃9を逆
テーパ穴2の内周面から離間させるべくマシニングセン
タのスライド自由度を使って主軸をわずかに反送り方向
に戻した上、主軸回転を停止させるとともにカッター6
の切刃9を所定の定角停止位置に割り出す。そして、同
図(E)に示すようにマシニングセンタの2軸同時制御
により先のカッター挿入時とは逆の手順でカッター6を
主軸ごと逆テーパ穴2の傾斜に沿って後退移動させて、
加工された逆テーパ穴T2からゆっくりと抜き取り、以
上をもって逆テーパ穴T2の仕上げ切削加工を完了す
る。
【0039】なお、上記仕上げ切削加工用のカッター6
による逆テーパ穴T2の仕上げ切削加工方法は、請求項
1に記載の発明のほか請求項6,7に記載の発明にそれ
ぞれ対応しており、また上記荒切削加工と仕上げ切削加
工とを含む加工方法は請求項8に記載の発明に対応して
いる。
【0040】このように本実施の形態によれば、逆テー
パ穴T1,T2の荒切削加工用のカッター1と仕上げ切
削用のカッター6とを使い分けることにより、少なくと
も直交3軸のスライド自由度を有するマシニングセンタ
等の既存の汎用工作機械の能力をそのまま使っていわゆ
る逆テーパ穴T2の加工を容易に行うことができ、専用
工作機械を必要とすることもなければ、既存の工作機械
の改造等も必要としない。
【0041】また、図2に示した仕上げ切削加工用のカ
ッター6では、図1に示した荒切削加工用のカッター1
と比べてその直径dの首部の断面積として刃先9a先端
の断面積と同等の大きさを確保できることから、カッタ
ー6そのものの剛性が高くなって工具振動によるびびり
現象を抑制でき、結果としてより高速での切削に対応で
きるようになるとともに、切削時間を短縮化できる利点
がある。
【0042】ここで、逆テーパ穴T2に要求される加工
精度によっては図3,4に示した荒切削加工のみをもっ
て加工を終えてもよく、また、鋳ぬき等によって下穴が
逆テーパ穴T1の如きテーパ状に形成される場合には図
5に示す仕上げ切削加工のみをもって加工を終えてもよ
いことは言うまでもない。
【0043】図6〜図9は本発明の第2の実施の形態を
示す図で、図2に示した仕上げ切削加工用の工具として
のカッター6に代えて、その工具をツールホルダ21と
ストレート形状のカッター30単体とを組み合わせたい
わゆる組み立て型の工具20としたものである。
【0044】図6,7のほか図8に示すように、ツール
ホルダ21は、ホルダ本体22とアダプタ23とを互い
に同一軸線上に位置するように複数のボルト24にて結
合したもので、ホルダ本体22には工作機械の主軸25
とテーパ結合されるテーパシャンク部26が一体に形成
されている。アダプタ23にはツールホルダ21自体の
軸線に対して所定角度傾斜したカッター差し込み穴27
が形成されており、このカッター差し込み穴27に対し
て後述するカッター30が差し込まれた上で2本のロッ
クボルト28にて着脱可能にクランプされる。なお、ロ
ックボルト28はアダプタ23に形成されたねじ穴29
に螺合している。
【0045】上記カッター30は、実質的に図2に示し
た仕上げ切削加工用のカッター6をストレート形状にし
たものと理解することができ、図6,8のほか図9に示
すように略円柱状をなす超硬合金製のストレートシャン
ク31の先端部にはこれと同径のボデー32が一体に設
けられ、このボデー32に逃げ溝33を形成することに
よりそのボデー32の外周面上に位置する単一の切刃3
4が設けられている。そして、この切刃34はいわゆる
直線刃の如き直線状のもので、ストレートシャンク31
自体の軸心と平行に設定されているとともに、その有効
長さL3は先に説明した荒切削加工後の逆テーパ穴T1
の長さMよりもわずかに大きく設定されている。また、
ストレートシャンク31の外周にはその前後二箇所に着
座平坦部35が形成されており、図8に示すように上記
着座平坦部35とツールホルダ21側のねじ穴29との
位相を合致させながらカッター30をカッター差し込み
穴27に差し込み、各着座平坦部35にロックボルト2
8が着座するまでそのロックボルト28を締め込むこと
によりカッター30がツールホルダ21に堅固に固定さ
れる。なお、カッター30の両端面には予めセンタ穴3
6が形成されている。
【0046】したがって、本実施の形態の形態の仕上げ
切削加工用の工具20によれば、ツールホルダ21の軸
心に対してカッター30の軸心が所定角度だけ傾斜して
おり、その結果としてツールホルダ21の軸心に対しカ
ッター30側の直線刃の如き切刃34が角度だけ傾斜し
ていることにほかならないことから、ツールホルダ21
のテーパシャンク部26を工作機械の主軸25に装着す
ることにより、図5と全く同一の加工形態をもって逆テ
ーパ穴T2の仕上げ切削加工を施すことができる。
【0047】なお、本実施の形態は請求項1に記載のテ
ーパ穴加工方法のほか、請求項2および請求項9に記載
のテーパ穴加工用工具に対応している。
【0048】また、図1,2に示した荒切削加工用およ
び仕上げ切削加工用のカッター1,6の場合には全体が
一体構造であることから、切刃5,9の部分に必要な高
価な工具用母材をもって全体を所要形状に削り出す必要
があるばかりでなく、ストレートシャンク2,7の軸心
に対して切刃5,9の部分が略くの字状もしくは略への
字状に屈曲した複雑な形状となっているために工具のコ
ストアップが余儀なくされ、同時に切刃5,9の再研削
も面倒なものとなる傾向にあるが、本実施の形態の工具
20によればこれらの不具合も解消される。
【0049】すなわち、本実施の形態の工具20では、
ツールホルダ21とカッター30との組み合わせとした
ために、ツールホルダ21,カッター30ともに丸棒状
の材料から削り出すことが可能であり、しかもツールホ
ルダ21の部分についてはカッター30ほど高価な材料
を用いる必要がないため、工具20そのものの加工が容
易であり、コストダウンを図ることができる。その上、
図9に示したようにカッター30の両端面に予めセンタ
穴36を形成しておくことによりカッター30単独での
再研削が可能であり、例えば上記センタ穴36を使って
カッター30を工具研削盤に両持ち支持させ、その切刃
34に対して砥石を真っ直ぐに当てることにより容易に
研削することが可能となる。
【0050】また、図3,4に示した荒切削加工に際し
て、下穴Hの大きさ等の条件次第では上記第2の実施の
形態の工具20の構造をもって同様に荒切削加工を行う
ことももちろん可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のテーパ穴加工方法に用いられる荒切削
加工用のカッターの一例を示す図で、(A)はその側面
説明図、(B)は同図(A)のa方向矢視図。
【図2】本発明のテーパ穴加工方法に用いられる仕上げ
切削加工用のカッターの一例を示す図で、(A)はその
側面説明図、(B)は同図(A)のb方向矢視図。
【図3】図1に示したカッターを用いてのテーパ穴の荒
切削加工方法を示す工程説明図。
【図4】図1に示したカッターを用いてのテーパ穴の荒
切削加工方法を示す工程説明図。
【図5】図2に示したカッターを用いてのテーパ穴の仕
上げ切削加工方法を示す工程説明図。
【図6】本発明の第2の実施の形態として仕上げ切削加
工用の工具の詳細を示す要部断面説明図。
【図7】図6のツールホルダ単体での右側面図。
【図8】図6に示す工具についてその構成要素であるツ
ールホルダとカッターとの関係を示す分解図。
【図9】図6,8に示すカッターの詳細を示す図で、
(A)はその側面図、(B)は同図(A)の左側面図、
(C)は同図(A)の右側面図。
【符号の説明】
1…荒切削加工用のカッター(荒切削加工用の工具) 2…ストレートシャンク 4…ボデー 5…切刃 6…仕上げ切削加工用のカッター(仕上げ切削加工用の
工具) 7…ストレートシャンク 8…ボデー 9…切刃 20…仕上げ切削加工用の工具 21…ツールホルダ 22…ホルダ本体 23…アダプタ 25…主軸 26…テーパシャンク部 27…カッター差し込み穴 28…ロックボルト 30…カッター 31…ストレートシャンク 32…ボデー 34…切刃 36…センタ穴 H…下穴 T1…荒切削加工後の逆テーパ穴 T2…仕上げ切削加工後の逆テーパ穴 W…ワーク(被削材)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大脇 健二 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 Fターム(参考) 3C022 AA10 3C036 AA23

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークに予め形成された下穴を奧部側が
    大径となるようにテーパ状に加工するテーパ穴加工方法
    であって、 先端部に工作機械の主軸軸線に対して所定角度傾斜した
    直線状の切刃をもつ工具を上記工作機械の主軸に装着し
    ておき、 下穴内周面に上記切刃が接触することがないように工具
    を一旦下穴に挿入し、 その状態で工具を回転させながら該工具にワークから抜
    き取る方向の送りを与えることでテーパ状に切削するこ
    とを特徴とするテーパ穴加工方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のテーパ穴加工方法に用
    いられる工具であって、 この工具は、工作機械の主軸と同一軸線上に位置するよ
    うに該主軸に装着されるツールホルダと、このツールホ
    ルダにその軸線に対し所定角度傾斜して着脱可能に装着
    されるカッターとを備えていて、 上記カッターはシャンクの先端部にこのシャンクの軸線
    と平行な直線状の切刃が形成されたものであって、且つ
    切削加工時の送りはツールホルダとともに与えられるも
    のであることを特徴とするテーパ穴加工用工具。
  3. 【請求項3】 加工すべきテーパ穴の軸方向長さよりも
    長く且つ先広がりのテーパ状の切刃をシャンクの先端に
    有するカッターを工作機械の主軸に装着しておき、 ワークに予め貫通形成された下穴に対して上記カッター
    を偏心させた状態で挿入し、 そのカッターの切刃がワークの裏側に完全に抜け出た時
    点で上記下穴の軸心とカッターの軸心とを相互に一致さ
    せ、 その状態でカッターを回転させながら該カッターにワー
    クから抜き取る方向の送りを与えてテーパ状に切削する
    ことを特徴とするテーパ穴加工方法。
  4. 【請求項4】 ワークに予め形成されている下穴がスト
    レート形状のものであることを特徴とする請求項3に記
    載のテーパ穴加工方法。
  5. 【請求項5】 テーパ穴の切削加工を終えたならば上記
    カッターを再びその加工されたテーパ穴に対して偏心さ
    せた状態として加工後のテーパ穴から抜き取ることを特
    徴とする請求項4に記載のテーパ穴加工方法。
  6. 【請求項6】 奥部側が大径となるようにワークに予め
    貫通形成されたテーパ穴に仕上げ切削加工を施す方法で
    あって、 シャンクの先端部が略くの字状に折り曲げられていてそ
    の部分に上記テーパ穴の軸方向長さよりも長く且つ先広
    がりのテーパ状の切刃を形成してなるカッターを工作機
    械の主軸に装着しておき、 工作機械の同時2軸制御によりテーパ穴の傾斜角度に沿
    ってカッターの切刃をテーパ穴に対して斜めに挿入し
    て、そのカッターの軸心とテーパ穴の軸心とを相互に一
    致させ、 その後、上記カッターを回転させながら該カッターにワ
    ークから抜き取る方向の送りを与えて仕上げ切削加工を
    施すことを特徴とするテーパ穴加工方法。
  7. 【請求項7】 テーパ穴の仕上げ切削加工を終えたなら
    ばカッターの切刃を仕上げ切削加工後のテーパ穴の切削
    面から離し、 工作機械の同時2軸制御によりテーパ穴の傾斜角度に沿
    ってカッターをテーパ穴から斜めに抜き取ることを特徴
    とする請求項6に記載のテーパ穴加工方法。
  8. 【請求項8】 請求項5に記載のテーパ穴加工方法をも
    って荒切削加工を施し、それに続いて請求項7に記載の
    テーパ穴加工方法をもって仕上げ切削加工を施すことを
    特徴とするテーパ穴加工方法。
  9. 【請求項9】 請求項6〜8のいずれかに記載のテーパ
    穴の仕上げ切削加工に際してその請求項6〜8のいずれ
    かに記載のカッターに代えて用いられる工具であって、 この工具は、工作機械の主軸と同一軸線上に位置するよ
    うに該主軸に装着されるツールホルダと、このツールホ
    ルダにその軸線に対し所定角度傾斜して着脱可能に装着
    されるカッターとを備えていて、 上記カッターは、シャンクの先端部にこのシャンクの軸
    線と平行な直線状の切刃が形成されたものであって、且
    つ切削加工時の送りはツールホルダとともに与えられる
    ものであって、且つ切削加工時の送りはツールホルダと
    ともに与えられるものであることを特徴とするテーパ穴
    加工用工具。
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