JP2001276815A - 浄水装置 - Google Patents

浄水装置

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JP2001276815A
JP2001276815A JP2000096651A JP2000096651A JP2001276815A JP 2001276815 A JP2001276815 A JP 2001276815A JP 2000096651 A JP2000096651 A JP 2000096651A JP 2000096651 A JP2000096651 A JP 2000096651A JP 2001276815 A JP2001276815 A JP 2001276815A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 加熱再生時や加熱再生以外に流出される排水
温によって出口を切り換えることによって、再利用性の
向上と安全性の向上を目的としている。 【解決手段】 濾材を昇温させる加熱手段と、濾材を収
納する濾材容器と、この濾材容器に水を供給する手段
と、濾材からの浄水を通水する第1の出口と、濾材から
の排水を通水する第2の出口と、前記第1の出口と第2
の出口を切換える第1の切換弁と、前記第1の切換弁の
動作を制御する制御装置と、濾材再生後の最初の通水時
に第2の出口からのみ通水させる浄水装置において、前
記第2の出口の後段にあって低温を流出する低温排水口
と、高温を排出する高温排水口と、温度によって前記低
温排水口と前記高温排水口の通水路を切換える第2の切
換弁とを備えたことを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は活性炭等の濾材を加
熱することで再生利用することができる浄水装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来の濾材を加熱再生する浄水装置は、
特開平8−10754号公報のものが知られており、温
度により切換動作を行う三方弁と電気的に作動するモー
ターとモーターに接続されたバルブにより浄水側と排水
側の通水路の切換を行っているが、排水の温度に関わら
ず1ヵ所の排水口から流出していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って、使用者にとっ
ては、濾材の加熱再生後の最初の通水時に捨てられる水
が加熱再生直後の高温水や不意に熱水を通した際の高温
水なのか、濾材も冷えて低温の排水なのか区別しにく
く、排水を再利用するにも火傷に対する安全性に問題が
あった。
【0004】また、安全性の問題より排水の再利用がし
にくいため、水の無駄使いにつながり節水の観点から問
題があった。
【0005】本発明はこれらの不都合を解決し、排水さ
れる水温によって排水口を別々にすることで、使用者が
安心して排水の再利用を可能にした浄水装置である。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明の浄水装置は、濾材を昇温させる加熱手段
と、濾材を収納する濾材容器と、この濾材容器に水を供
給する手段と、濾材からの浄水を通水する第1の出口
と、濾材からの排水を通水する第2の出口と、前記第1
の出口と第2の出口を切換える第1の切換弁と、前記第
1の切換弁の動作を制御する制御装置と、濾材再生後の
最初の通水時に第2の出口からのみ通水させる浄水装置
において、前記第2の出口の後段にあって低温を流出す
る低温排水口と、高温を排出する高温排水口と、温度に
よって前記低温排水口と前記高温排水口の通水路を切換
える第2の切換弁とを備えたことを特徴としている。
【0007】さらに、使用頻度の高い低温排水の再利用
がしやすくするために、前記第2の切換弁は排水が通る
排水路内の温度を検知する感温部材に基づき駆動され、
上記温度が所定温度より上がると前記低温排水口側への
弁座を閉じると共に前記高温排水口側への弁座を開き、
上記温度が所定温度より下がると前記低温排水口側への
弁座を開くと共に前記高温排水口側への弁座を閉じ、前
記低温排水口が前記高温排水口より高い位置にあること
を特徴としている。また、より排水の使い勝手をよくす
るため、前記低温排水口に回転自在に取り付けられた排
水スパウトと、前記低温排水口と前記排水スパウトをシ
ールするOリングを備えたことを特徴としている。
【0008】安全性を考慮し、前記高温排水口の直後に
高温水の流速を低減する流速低減機構を備えたことを特
徴としている。
【0009】電解水生成器であれば更に低温排水の利用
頻度が高くなるため、濾材からの浄水を電気分解してア
ルカリイオン水と酸性水を生成する電解槽と、前記電解
槽と接続された第1のイオン水吐出路と、第2のイオン
水吐出路とを備え、前記第1の切換弁が前記第1のイオ
ン水吐出路と第2のイオン水吐出路の下流にあって前記
第1の出口側と前記第2の出口側との通水路の切換えを
行うことを特徴としている。
【0010】この様にすることで、加熱再生中に流出さ
れる高温の蒸気や、加熱再生直後で濾材容器が熱をもっ
た状態で使用者が通水して高温になった水は、排水路に
設けられた感温部材に触れ、この感温部材に基づき高い
温度を検知し第2の切換弁を自動的に駆動して低温排水
口側への弁座を閉じ、高温排水口側への弁座を開くの
で、確実に高温排水口より流出される。一方、加熱再生
後濾材が冷えるまである程度時間を置いて使用者が通水
した水は、排水路に設けられた感温部材に触れ、この感
温部材に基づき低い温度を検知し第2の切換弁を自動的
に駆動して高温排水側への弁座を閉じ、低温排水口側へ
の弁座を開くので、確実に低温排水口より流出される。
高温排水と低温排水の出口が別々になっているため、目
視で排水温度が高温か低温かが判別可能である。低温排
水口は高温排水口より高い位置にあったり、その上、低
温排水口に回転自在な排水スパウトがあれば低温排水の
使い勝手が良くなり、再利用を行いやすくなる。
【0011】そして、加熱再生直後で濾材容器が熱を持
った状態で使用者が通水しても、最初のうちの高温水は
自動的に高温排水口より流出されるが、通水により濾材
容器がすぐに冷え、水温が下がると感温部材に基づき温
度の低下を検知し第2の切換弁を自動的に駆動して低温
排水口側への弁座を開き、高温排水口側への弁座を閉じ
るので、低温排水が低温排水口より流出する。
【0012】これらの動作は感温部材と第2の切換弁で
行い、モーターなどの電気的作動手段を用いていないの
で、断線などの電気故障の恐れも解消でき、しかもコス
トを低く抑えることが可能になる。
【0013】所定の温度として35℃以上55℃以下に
するのが好ましく、35℃以下に設定すると、外気温度
の影響や本来再利用しやすい水温で高温排水口側が開い
てしまい排水の再利用がしにくくなり、55℃以上に設
定すると熱い湯が低温排水口より流出して危険である。
【0014】感温部材として、形状記憶合金製感温ばね
やワックスペレットを用いることが好ましく、前者の場
合は温度に対する応答性に最も優れて安全性の確保に有
効で、後者の場合は第2の切換弁のコンパクトが図れ、
しかも、感温部材と第2の切換弁とを連携して構成する
ことにより、更に小型化と低コストを図ることが可能に
なる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下図面に基づいて説明すると、
図1は本発明の浄水装置の外観斜視図、図2は浄水口部
の底面図、図3は実施例を示す切換部の断面図、図4は
実施例を示す第2の切換弁の断面図、図5は実施例を示
す第2の切換弁の側面図、図6は実施例を示す浄水装置
のブロック図である。
【0016】図1に示す実施例の浄水装置は電解水生成
装置であって、その浄水装置本体1はキッチンなどのカ
ウンター面2に設置され、蛇口3の先端に取付けられた
浄水原水切換式の吐水具4から分岐した流入管5が浄水
装置本体1の流入口6に接続され、浄水装置本体1の第
1の出口7に接続された戻り管8が吐出具4に接続され
てこの吐出具4に設けた浄水口9に連絡している。
【0017】この吐水具4には図2に示すように原水吐
出口10a及びその周囲にシャワー吐出口10bが浄水口
9近傍に設けられており、吐水具4のレバー11を操作
することで、吐水具4内に設けた切替バルブ機構(図示
せず)によって蛇口3からの原水を、浄水装置本体1を
経ずに直接この原水吐出口10aまたはシャワー吐出口
10bより吐出させるか、浄水装置本体1へ供給し浄水
装置本体1を経て浄水口9より流出させるように構成し
ている。
【0018】浄水装置本体1の第2の出口12には排水
管13が接続され、この排水管13の他端はシンク14
内に延び、その先端には低温排水口15aと高温排水口
15bを設けた第2の切換弁44が接続されている。こ
の第2の切換弁44には感温部材等を内蔵している。
【0019】浄水装置本体1内部には、中空糸膜部1
6、第1の逆止弁17、濾材18を内蔵した濾材容器1
9、感温部材20等を内蔵した第3の切換弁21、電解
槽22、制御装置23、第1の切換弁41等が収納され
ており、浄水装置本体1の流入口6に中空糸膜部16、
第1の逆止弁17、濾材容器19、第3の切換弁21の
順に連通接続されると共に、第3の切換弁21の一方の
出口24は電解槽22に接続され、他方の出口25は排
水路40を経て電解生成装置本体1の出口12に連通さ
れている。電解槽22の第1のイオン水取出口36は第
1のイオン吐出路45、第2のイオン水取出口37は第
2のイオン吐出路46に接続され、それぞれ第1の切換
弁41に連通し、一方の出口は第2の逆止弁38と経て
出口7に到る。他方の出口は排水合流配管路43を経て
排水路40に合流する。
【0020】濾材容器19には活性炭などの濾材18を
昇温して濾材18に吸着した塩素やトリハロメタンなど
の有害物質を気化し、高温であるこれを高温排水口15
bより流出することで濾材18を再生する加熱手段26
と、加熱温度を検出するサーミスタなどの温度センサ2
7を備えており、これら加熱手段26、温度センサ27
及び電解槽22、第1の切換弁41は制御装置23に電
気的に接続され、制御装置23によって濾材18の加熱
再生温度や加熱再生時間、加熱再生のタイミング、電解
槽22で生成されるイオン水のPH値、第1の切換弁4
1による通水路の切換などがコントロールされている。
【0021】濾材容器19の下流側の流出路28に設置
された第3の切換弁21の切換弁本体29には、図3に
示すように感温部材20と、この感温部材20により作
動して一方の出口24側の第1弁座30と他方の出口2
5側の第2弁座31に接離しこれらを開閉する切換弁体
32が設けられている。
【0022】感温部材20はこの例では形状記憶合金製
感温ばね20aであり、この実施例ではこの感温ばね2
0aは切換弁体32と第2弁座31との間に設けて切換
弁体32を第1弁座30方向に付勢しており、他方、切
換弁体32と一方の出口24側に設けた段部33との間
にバイアスばね34を介在させて切換弁体32を第2弁
座31方向に付勢しており、流出路28の温度が所定温
度、この実施例では40℃以下の時にはバイアスばね3
4の付勢力が感温ばね20aの付勢力より大きくて、切
換弁体32は第1弁座30を開き第2弁座31を閉じ、
流出路28の温度が上昇して50℃より高くなると感温
ばね20aの付勢力が急増してバイアスばね34の付勢
力より大きくなって、切換弁体32は第1弁座30を閉
じ第2弁座32を開くように構成している。
【0023】尚、この実施例においては、濾材18を昇
温して再生する際に120℃前後の蒸気が発生する関係
上、切換弁本体29や切換弁体32はPPSなどの耐熱
性樹脂で形成され、切換弁体32に取付けられる2つの
シールパッキン35はシリコンゴムなど耐熱性に優れた
材料で形成されている。また、第3の切換弁21と第2
の切換弁44は同仕様の部品を使用したため、動作説明
は省略する。
【0024】第3の切換弁21の一方の出口24に接続
された電解槽22は従来公知のものであって、流入した
水をアルカリイオン水と酸性イオン水に電解するもので
あり、第1のイオン水取出口36と第2のイオン水吐出
口37から吐出され、電気的に作動するモーターとモー
ターに接続されたバルブにより、第2の逆止弁38を経
由して出口7へ至る通水路と、排水合流配管路43を経
由し出口12へ至通水路を切換える。
【0025】而して使用に際しては、蛇口3のバルブ
(図示せず)を開き、吐水具4のレバー11を操作して
蛇口3からの常温の原水を浄水装置本体1へ供給し、浄
水装置本体1内へ導く。
【0026】浄水装置本体1へ供給された原水は、中空
糸膜部16で異物が濾過され、次いで濾材容器19に導
かれて内部の活性炭などの濾材18により塩素、トリハ
ロメタン、カビ臭などが除去され、この浄水が濾材容器
19の下流側の流出路28に設置された第3の切換弁2
1に至る。
【0027】第3の切換弁21においては、その流出路
28の温度が常温で所定温度より低いのでバイアスばね
34の付勢力が感温ばね20aの付勢力より大きくて、
切換弁体32は第1弁座30を開き第2弁座31を閉じ
た状態であり、浄水は出口24より吐出し電解槽22に
流入する。
【0028】電解槽22に流入した浄水は、アルカリイ
オン水と酸性イオン水に分解され、通常は、アルカリイ
オン水は第1のイオン水取出口36を経て浄水装置本体
1の第1の出口7より吐出し、戻り管8を経由して吐出
具4の浄水口9より流出する一方、酸性イオン水は第2
のイオン水取出口37を経て浄水装置本体1の第2の出
口12より吐出し、排水管13を経由して第2の切換弁
44に入り、通水温度が低いため低温排水口15aより
流出する。低温排水口15aには、ステンレス等の材質
でできた排水スパウト47が回転自在に取り付けられて
おり、低温排水口15aと排水スパウト47はOリング
48等でシールされている。もし、高温水を通水した場
合は、高温排水口15bへと流水するが、流出される高
温水は前方に設けた仕切り板42により一旦流速を低減
されている。
【0029】酸性イオン水を浄水口9より流出したい場
合は、制御装置23に付随した操作スイッチ部39の極
性切換スイッチ(図示せず)を操作して電解槽22の極
性を変えれば良く、この場合も通常は低温水のためアル
カリイオン水がは低温排水口15aを経由し排水スパウ
ト47より流出する。
【0030】又、濾材18に吸着した塩素やトリハロメ
タンなどを除去し濾材18を加熱再生するに際しては、
操作スイッチ部39の加熱再生スイッチ(図示せず)を
操作したり制御装置23に内蔵したタイマー機能で所定
時刻になると加熱手段26に通電し、濾材18をトリハ
ロメタンなどの気化温度まで加熱し、この高温状態を所
定時間維持して塩素やトリハロメタンなどの有害物質を
気化せしめる。
【0031】この加熱温度や加熱時間は温度センサ27
に基づき制御装置23が制御するが、この時発生する蒸
気や高温水は第1の逆止弁17によって中空糸膜部16
への流出が阻止されて中空糸膜部16が熱で損傷するこ
とが防止され、蒸気や高温水は全て流出路28を経て第
3の切換弁21に導かれる。
【0032】そして蒸気や高温水により感温部材20周
囲の温度が上昇して所定温度より高くなって、感温ばね
20aの付勢力が急増してバイアスばね34の付勢力よ
り大きくなり、切換弁体32は自動的に第1弁座30を
閉じ第2弁座31を開く。
【0033】従って、塩素やトリハロメタンなどの有害
物質を含んだ蒸気や高温水は第3の切換弁21の出口2
5より放出され、浄水装置本体1の出口12より排水管
13、高温排水口15bを経て仕切り板42よりシンク
14内に流出される。
【0034】加熱再生直後で濾材容器19が熱を持った
状態で使用者が通水した場合、最初のうちの高温水は感
温部材20により第3の切換弁21が作動して自動的に
出口25、浄水装置本体の出口12を経由して高温排水
口15bより流出されるが、通水により濾材容器19が
すぐに冷え、水温が下がると感温部材20に基づき温度
の低下を検知し所定温度以下になると第3の切換弁21
が自動的に作動して第1弁座30を開き、第2弁座31
を閉じるが、第1の切換弁41が所定時間は出口12側
の通水路しか開いていないので、第2の切換弁44では
低温排水口15aから流出される。所定時間経過後、第
1の切換弁41は出口7側が開く。
【0035】尚、簡易的に濾材18を再生するために8
0℃前後の湯を浄水装置本体1に流した場合において
も、感温部材20に基づき第3の切換弁21が作動して
この有害物質が含まれた湯は自動的に高温排水口15b
より流出されるをもって安全であると共に誤飲されるこ
とも防止できる。
【0036】本発明は上述の実施例に限定されること無
く種々の変形が可能であり、浄水装置本体がシンクなど
の設備機器内に収納されたいわゆるビルトインタイプで
あっても良い。また、水栓から浄水装置本体から水栓へ
の戻り管8ではなく、本体から浄水パイプを通し直接吐
水される本体吐水タイプであっても良い。
【0037】また、濾材容器に水を供給する手段として
電磁弁を用いても良く、特にビルトインタイプにおいて
は電磁弁の開閉やイオン水の選択などの操作スイッチ部
のみをカウンター面に設置するのが好ましい。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように本発明浄水装置を、
濾材を昇温させる加熱手段と、濾材を収納する濾材容器
と、この濾材容器に水を供給する手段と、濾材からの浄
水を通水する第1の出口と、濾材からの排水を通水する
第2の出口と、前記第1の出口と第2の出口を切換える
第1の切換弁と、前記第1の切換弁の動作を制御する制
御装置と、濾材再生後の最初の通水時に第2の出口から
のみ通水させる浄水装置において、前記第2の出口の後
段にあって低温を流出する低温排水口と、高温を排出す
る高温排水口と、温度によって前記低温排水口と前記高
温排水口の通水路を切換える第2の切換弁とを備えるよ
うに構成したので、濾材を加熱再生している際の高温
水、または濾材の再生直後で濾材がまだ熱を保っている
状態で、使用者が通水した場合に発生する熱水は、第1
の切換弁により第2の出口を経由し第2の切換弁の高温
排水口より流出される。また、濾材の再生後で濾材が冷
却された状態で、使用者がはじめて通水した場合の水
は、通水路の洗浄を兼ねて第1の切換弁により第2の出
口を経由し第2の切換弁の低温排水口より流出される。
したがって、使用者は流出部の場所によって高温、低温
どちらの排水が出ているか一目瞭然になり、低温排水の
再利用が行いやすくなったと同時に、火傷に対する安全
性が確保される。
【0039】前記第2の切換弁は排水が通る排水路内の
温度を検知する感温部材に基づき駆動され、上記温度が
所定温度より上がると前記低温排水口側への弁座を閉じ
ると共に前記高温排水口側への弁座を開き、上記温度が
所定温度より下がると前記低温排水口側への弁座を開く
と共に前記高温排水口側への弁座を閉じ、前記低温排水
口が前記高温排水口より高い位置にあるように構成した
ので、濾材の再生で発生する濾材に吸着されていた有害
物質や火傷の危険性から、再用水に向いていない高温排
水に比べ、排水の再利用として使用しやすい低温排水の
使い勝手と安全性を更に高めることができる。
【0040】低温排水口に回転自在に取り付けられた排
水スパウトと、低温排水口と排水スパウトをシールする
Oリングを備えた構成にすることで、低温排水をより使
いやすくできる。つまり、低温排水を利用しない時は、
排水スパウトをシンクに平行(横付け)にしてシンク内
での作業に支障をきたさないように配置し、低温排水の
再利用を行う際は排水スパウトを回転させ前出方向に配
置することで排水利用をしやすくできる。
【0041】高温排水口の直後に高温水の流速を低減す
る流速低減機構を備えた構成にすることで、火傷の危険
性がある高温水の流速を低減し、安全性を更に高めるこ
とができる。
【0042】感温部材の設定温度を35℃以上55℃以
下が安全を図ることができしまも外気温に左右されるこ
となく使用できる。
【0043】感温部材として形状記憶合金製感温ばねや
ワックスペレットを用いることが好ましく、前者の場合
は温度に対する応答性に最も優れ安全性の確保に有効で
あり、後者の場合は第2の切換弁の小型化が図れる。
【0044】浄水を電気分解してアルカリイオン水と酸
性水を生成する電解槽と、前記電解槽と接続された第1
のイオン水吐出路と、第2のイオン水吐出路とを備え、
前記第1の切換弁が前記第1のイオン水吐出路と第2の
イオン水吐出路の下流にあって前記第1の出口側と前記
第2の出口側との通水路の切換えをえば、電解水生成装
置として使用でき、例えばアルカリイオン水を吐水させ
ている場合は、低温排水口からは酸性水が排水されるこ
とになる。排水としての酸性水は、洗い物に使用した
り、風呂のさし水に使われることがあるので、低温排水
の利用率は格段に高くなる。したがって、安全性が高
く、使い勝手の良い第2の切換弁の効果はより顕著に現
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の浄水装置の外観斜視図である。
【図2】浄水口部の底面図である。
【図3】第2、第3の切換弁の切換部の断面図である。
【図4】第2の切換弁全体の断面図である。
【図5】第2の切換弁全体の側面図である。
【図6】浄水装置のブロック図である。
【符号の説明】
A・・浄水装置 B・・供給する手段 1・・浄水装置本体 2・・カウンター面 3・・蛇口 4・・吐水具 5・・流入管 6・・流入口 7・・第1の出口 8・・戻り管 9・・浄水口 10a・・原水吐出口 10b・・シャワー吐出口 11・・レバー 12・・第2の出口 13・・排水管 14・・シンク 15a・・低温排水口 15b・・高温排水口 16・・中空糸膜部 17・・第1の逆止弁 18・・濾材 19・・濾材容器 20・・感温部材 21・・第3の切換弁 22・・電解槽 23・・制御装置 24・・一方の出口 25・・他方の出口 26・・加熱手段 27・・温度センサ部 28・・流出路 29・・切換弁本体 30・・第1弁座 31・・第2弁座 32・・切換弁体 33・・段部 34・・バイアスばね 35・・シールパッキン 36・・第1のイオン水取出口 37・・第2のイオン水取出口 38・・第2の逆止弁 39・・操作スイッチ部 40・・排水路 41・・第1の切換弁 42・・仕切り板 43・・排水合流配管路 44・・第2の切換弁 45・・第1のイオン水吐出路 46・・第2のイオン水吐出路 47・・排水スパウト 48・・Oリング

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 濾材を昇温させる加熱手段と、濾材を収
    納する濾材容器と、この濾材容器に水を供給する手段
    と、濾材からの浄水を通水する第1の出口と、濾材から
    の排水を通水する第2の出口と、前記第1の出口と第2
    の出口を切換える第1の切換弁と、前記第1の切換弁の
    動作を制御する制御装置と、濾材再生後の最初の通水時
    に第2の出口からのみ通水させる浄水装置において、前
    記第2の出口の後段にあって低温を流出する低温排水口
    と、高温を排出する高温排水口と、温度によって前記低
    温排水口と前記高温排水口の通水路を切換える第2の切
    換弁とを備えたことを特徴とする浄水装置。
  2. 【請求項2】 前記第2の切換弁は排水が通る排水路内
    の温度を検知する感温部材に基づき駆動され、上記温度
    が所定温度より上がると前記低温排水口側への弁座を閉
    じると共に前記高温排水口側への弁座を開き、上記温度
    が所定温度より下がると前記低温排水口側への弁座を開
    くと共に前記高温排水口側への弁座を閉じ、前記低温排
    水口が前記高温排水口より高い位置にあることを特徴と
    する請求項1記載の浄水装置。
  3. 【請求項3】 前記低温排水口に回転自在に取り付けら
    れた排水スパウトと、前記低温排水口と前記排水スパウ
    トをシールするOリングを備えたことを特徴とする請求
    項2記載の浄水装置。
  4. 【請求項4】 前記高温排水口の直後に高温水の流速を
    低減する流速低減機構を備えたことを特徴とする請求項
    2乃至請求項3の何れかに記載の浄水装置。
  5. 【請求項5】 前記所定温度が35℃以上55℃以下で
    あることを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れかに
    記載の浄水装置。
  6. 【請求項6】 前記感温部材がワックスペレットである
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れかに記載
    の浄水装置。
  7. 【請求項7】 前記感温部材が形状記憶合金製の感温ば
    ねであることを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れ
    かに記載の浄水装置。
  8. 【請求項8】 濾材からの浄水を電気分解してアルカリ
    イオン水と酸性水を生成する電解槽と、前記電解槽と接
    続された第1のイオン水吐出路と、第2のイオン水吐出
    路とを備え、前記第1の切換弁が前記第1のイオン水吐
    出路と第2のイオン水吐出路の下流にあって前記第1の
    出口側と前記第2の出口側との通水路の切換えを行うこ
    とを特徴とする請求項1乃至請求項7の何れかに記載の
    電解水生成装置。
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