JP2001276768A - 除塵用ローラー - Google Patents
除塵用ローラーInfo
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Abstract
に凹凸が発生して除塵効果が不十分になる。 【解決手段】 細長の心材1の外周に、シリコーン樹脂
膜又はシリコーンゴム膜を成膜することによって、被洗
浄物Eに付着している塵芥を吸着可能な吸着層2が形成
され、心材1の外周面と吸着層2との間に、両者の結着
を強化するための中間層3が形成されている。心材1に
回転軸4が一体に設けられているか、別体の回転軸4を
差し込み可能な差込み孔5が開設されている。中間層3
は、心材1の外周面に金属、セラミックス、ガラス、樹
脂の何れかを溶射してなる。
Description
ト状物、詳しくは樹脂製フィルムやその他のフィルム、
紙、シート等の表面に付着している塵芥を除去するため
に利用される除塵用ローラーに関するものである。
ム、紙、シート等(以下まとめて「被洗浄物」と記す)
は、その表面に塵芥が付着していると、そこに印刷或い
は塗装した図柄や文字等の一部が欠けてしまう。また、
微細な粉塵が付着していると、インクや塗料の結着が弱
まりこれらが剥離し易くなる。従って、予め表面に付着
している塵芥や粉塵を除去する必要がある。そこで従来
は図4に示すような除塵用ローラーを使用して塵芥や粉
塵を除去していた。この除塵用ローラーは、回転軸Aが
設けられた長さ600mm×直径45mm程度の円筒状又は
丸棒状の金属製ローラーBの外周面に自己粘着性を有す
るカーボン樹脂Cをコーティングしたものである。
浄物の表面に付着している塵芥を除去するには、図5に
示すように上下方向に互い違いに位置をずらして配列さ
れた複数の除塵用ローラーDの全部又は一部を図示され
ていない駆動機構によって回転させて被洗浄物Eを連続
搬送することによって、同被洗浄物Eの表面に当該除塵
用ローラーDの外周面(カーボン樹脂C)を回転接触さ
せて被洗浄物Eの表面に付着している塵芥を前記カーボ
ン樹脂Cに付着させて取り除く。
を図5に示すように上下に互い違いに配置すると、連続
搬送される被洗浄物Eが蛇行して同被洗浄物Eに2kg/
cm2〜10kg/cm2程度のテンションが掛かり、被洗浄物
Eの表面が除塵用ローラーDの外周面に密着されて除塵
効果は向上する。しかし、このように被洗浄物Eにテン
ションをかけて除塵用ローラーDに押し付けると、除塵
用ローラーDの外周面のうち被洗浄物Eの角(エッジ)
に接触している部分が磨耗により凹陥し、除塵用ローラ
ーDの外周面に図6(a)に示すような凹凸(スクロー
ドシート)が発生してしまう。この凹凸は一般的に20
μm〜0.1mm程度になる。
凹凸が発生すると、何らかの理由で図6(a)に示すよ
うに被洗浄物Eが凸部Fに乗り上げると、被洗浄物Eと
除塵用ローラ−Dの外周面との間に隙間Gが発生し、そ
の隙間部分の塵芥が除去されなくなる。また、一度凹凸
が発生してしまうと、図6(b)に示すようにその凹部
Hより幅広の被洗浄物Eは幅方向両端のみしか除塵用ロ
ーラーDの外周面に接触できない。特に被洗浄物Eには
前記の通りテンションが掛かっているため、被洗浄物E
の幅方向中央部分が弛んで除塵用ローラーDに接触する
ことはなく、被洗浄物Eのほとんどの部分が除塵されな
いことになる。
物にテンションを掛けてこれを押し付けても外周面が磨
耗して凹凸が発生することのない除塵用ローラーを提供
することにある。
の心材の外周に、シリコーン樹脂膜又はシリコーンゴム
膜を成膜することによって、被洗浄物に付着している塵
芥を吸着可能な吸着層が形成され、心材の外周面と吸着
層との間に、両者の結着を強化するための中間層が形成
されているものである。
に回転軸が一体に設けられているか、別体の回転軸を差
し込み可能な差込み孔が開設されているものである。
層が、心材の外周面に金属、セラミックス、ガラス、樹
脂の何れかを溶射してなるものである。
ーラーの第1の実施形態を図1、図2に基づいて説明す
る。この除塵用ローラーは図1(a)(b)に示すよう
に、回転軸4が一体に設けられた心材1の外周面10に
中間層3が形成され、その中間層3の表面11に被洗浄
物E(図5)の表面に接触して同表面に付着している塵
芥を吸着除去する吸着層2が形成されているものであ
る。
0mm、直径45mmの丸棒状であり、回転軸4は心材1と
中心を同一にする細長丸棒状であり、回転軸4の両端は
心材1の端面から夫々外側に所定長だけ突出させてあ
る。この心材1及び回転軸4は、アルミニウム、鉄、
銅、樹脂といった素材で製作されている。
材1と吸着層2との結着(接着)を強めるためのもので
あり、心材1の外周面10に金属、セラミックス、ガラ
ス、樹脂の何れかを溶射することによって形成されてい
る。即ち、中間層3は心材1の外周面10に微細な凹凸
が多数均一に形成されるように前記金属等を溶射し、こ
の凹凸によって吸着層2の心材1の外周面10への食い
付きが良くなって結着が強まるようにしてある。尚、本
実施形態では中間層3の厚みを1mmとしてあるが、前記
目的を達成できれば中間層3はこれより厚くても、薄く
てもよい。また、前記目的を達成できれば金属、セラミ
ックス、ガラス、樹脂以外の物質を溶射して中間層3を
形成してもよい。
物E(図5)の表面に接触して同表面に付着している塵
芥を吸着して除去するものであり、具体的には前記中間
層3の表面11に成膜されたシリコーン樹脂膜又はシリ
コーンゴム膜である。本実施形態では吸着層2の厚みを
10μm〜1mmとしてあるが、吸着層2は前記目的を達
成できればこれより厚くても、薄くてもよい。
ーラー20を使用して被洗浄物Eの表面に付着している
塵芥を除去する場合は、図5に示すように、複数の除塵
用ローラー20を上下方向に互い違いに位置をずらして
夫々回転自在に配置し、これら除塵用ローラー20の全
部又は一部の回転軸4に図示されていない駆動機構によ
って回転駆動力を伝達してこれを回転させて被洗浄物E
を連続搬送する。これによって、被洗浄物Eの表面に当
該除塵用ローラー20の外周面(吸着層2)が回転接触
されて同表面に付着している塵芥が吸着層2に付着して
被洗浄物Eから除去される。この場合、図2に示すよう
に各除塵用ローラー20の上又は下(外側)に、外周面
が自己粘着性を有する粘着ローラー21を周面接触させ
て回転可能なるように配置することによって、吸着層2
に付着した塵芥が粘着ローラー21に付着して除去さ
れ、吸着層2が常時きれいな状態に保持されるようにす
ることが望ましい。尚、粘着ローラー21は除塵用ロー
ラー20の回転に伴ってこれと共に回転する。
テープをその粘着面が外側になるように巻き付けたも
の、心材の周囲に粘着性のある樹脂をコーティングした
もの、その他所望のものを使用することができるが、除
塵用ローラー20から確実に塵芥を除去でき、且つ除去
した塵芥が再度除塵用ローラー20に付着することがな
いように、除塵用ローラー20の吸着層2より吸着力
(粘着力)が強いものが望ましく、また、水洗い等によ
って付着している塵芥を容易に除去して繰り返し使用可
能であることが望ましい。
材1はその中心に回転軸4を差し込み可能な差込み孔5
が開設され、この差込み孔5に別体の回転軸4を差し込
んで固定可能としたものであってもよい。この場合も心
材1や回転軸4はアルミニウム、鉄、銅、樹脂等の素材
から型成形や切削加工等によって製作することができ
る。また、心材1の外周面10に前記中間層3及び吸着
層2を形成してから回転軸4を差し込んでも、回転軸4
を差し込んでから同心材1の外周面10に中間層3及び
吸着層2を形成してもよい。
することによって被洗浄物Eの表面により密着して除塵
効果を向上させることもできる。
除去する場合、図5に示すように複数のローラーの全て
を本発明の除塵用ローラー20とするのではなく、例え
ば図5の4つのローラーのうち、両端の2つを本発明の
除塵用ローラー20とし、中央の2つは被洗浄物Eにテ
ンションをかけて、その表面を本発明の除塵用ローラー
20に密着させるための通常のガイドローラーとするこ
ともできる。勿論、本発明の除塵用ローラー20とガイ
ドローラーを1つ置きに配置しても同様の目的を達成す
ることができる。
効果を有する。 (1)被洗浄物の表面に接触して同表面に付着している
塵芥を吸着除去するための吸着層が従来のカーボン樹脂
に比べて耐磨耗性に優れたシリコーン樹脂又はシリコー
ンゴムであるため、被洗浄物にテンションをかけてこれ
を除塵用ローラー(吸着層)に密着させても同吸着層が
磨耗して凹凸が発生することがない。 (2)心材の外周面と吸着層との間に中間層を形成して
あるので、心材の外周面と吸着層の接着が強く吸着層が
剥離することがない。
形態を示す斜視説明図、(b)は同断面説明図。
す説明図。
す一部断面の説明図。
法の一例を示す説明図。
に発生する凹凸を示す説明図。
Claims (3)
- 【請求項1】細長の心材(1)の外周に、シリコーン樹
脂膜又はシリコーンゴム膜を成膜することによって、被
洗浄物(E)に付着している塵芥を吸着可能な吸着層
(2)が形成され、心材(1)の外周面と吸着層(2)
との間に、両者の結着を強化するための中間層(3)が
形成されていることを特徴とする除塵用ローラー。 - 【請求項2】心材(1)に回転軸(4)が一体に設けら
れているか、別体の回転軸(4)を差し込み可能な差込
み孔(5)が開設されていることを特徴とする請求項1
記載の除塵用ローラー。 - 【請求項3】中間層(3)は、心材(1)の外周面に金
属、セラミックス、ガラス、樹脂の何れかを溶射してな
ることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の除塵用
ローラー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000092173A JP3523824B2 (ja) | 2000-03-29 | 2000-03-29 | 印刷、塗装前の樹脂製フィルムやその他のフィルム、紙、シート等の平面状被除塵物の除塵用ローラー及び搬送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2000092173A JP3523824B2 (ja) | 2000-03-29 | 2000-03-29 | 印刷、塗装前の樹脂製フィルムやその他のフィルム、紙、シート等の平面状被除塵物の除塵用ローラー及び搬送装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001276768A true JP2001276768A (ja) | 2001-10-09 |
JP3523824B2 JP3523824B2 (ja) | 2004-04-26 |
Family
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3523824B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110052453A (zh) * | 2019-03-22 | 2019-07-26 | 滁州新彩家用玻璃有限公司 | 一种玻璃除尘装置 |
-
2000
- 2000-03-29 JP JP2000092173A patent/JP3523824B2/ja not_active Expired - Fee Related
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CN110052453A (zh) * | 2019-03-22 | 2019-07-26 | 滁州新彩家用玻璃有限公司 | 一种玻璃除尘装置 |
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