JPS581030B2 - 非自己粘着部をもつラップフィルム - Google Patents
非自己粘着部をもつラップフィルムInfo
- Publication number
- JPS581030B2 JPS581030B2 JP52036728A JP3672877A JPS581030B2 JP S581030 B2 JPS581030 B2 JP S581030B2 JP 52036728 A JP52036728 A JP 52036728A JP 3672877 A JP3672877 A JP 3672877A JP S581030 B2 JPS581030 B2 JP S581030B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- wrap film
- self
- wrap
- adhesive
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Wrappers (AREA)
- Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は周縁部の表層に研磨具による多数の極微細な擦
過条痕よりなる非自己粘着性部が形成されているラップ
フイルムに関する。
過条痕よりなる非自己粘着性部が形成されているラップ
フイルムに関する。
近来、自己粘着性のある薄葉合成樹脂フイルム例えば塩
化ビニリデン、塩化ビニル、ポリエチレン、塩素化ポリ
エチレンなどを主体とした合成樹脂の厚さ５〜８０ミク
ロンのフイルムに剥離性を付与するために、その側縁部
に非自己粘着処理をすることは、例えば特開昭４９−３
３９８５号公報により知られている。
化ビニリデン、塩化ビニル、ポリエチレン、塩素化ポリ
エチレンなどを主体とした合成樹脂の厚さ５〜８０ミク
ロンのフイルムに剥離性を付与するために、その側縁部
に非自己粘着処理をすることは、例えば特開昭４９−３
３９８５号公報により知られている。
該公報によれば、フイルムの一側縁部に澱粉、シリカ等
の有機あるいは無機の微粉末又はシリコーン等を少量宛
連続的又は断続的に付着せしめるか、又は一側縁部を有
機溶剤処理することにより、又は別の方法として表面に
きざみを有する熱ローン処理等により非粘着性とする方
法が開示されている。
の有機あるいは無機の微粉末又はシリコーン等を少量宛
連続的又は断続的に付着せしめるか、又は一側縁部を有
機溶剤処理することにより、又は別の方法として表面に
きざみを有する熱ローン処理等により非粘着性とする方
法が開示されている。
しかしこれらの方法は満足すべきものでなく、その改良
が望まれていた。
が望まれていた。
本発明は、フイルム周縁部の表層に永続する剥離性の非
粘着性部をもったラップフイルムを提供することを目的
とする。
粘着性部をもったラップフイルムを提供することを目的
とする。
本発明のラップフイルムは、前記した如きラップフイル
ムをボビンに多数積層状に巻取るに際して、フイルムの
片面又は両面の一側縁端を金属繊維、ガラス又はロック
ファイバーから成るクロス、ウエブ又はブラシ及び砥粒
練り込みポリアミドとくにナイロン樹脂等から成るクロ
ス、ウエブ又はブラシからなる群より選ばれた１種の研
磨用具によりその表層を擦過処理することにより達成す
ることが出来る。
ムをボビンに多数積層状に巻取るに際して、フイルムの
片面又は両面の一側縁端を金属繊維、ガラス又はロック
ファイバーから成るクロス、ウエブ又はブラシ及び砥粒
練り込みポリアミドとくにナイロン樹脂等から成るクロ
ス、ウエブ又はブラシからなる群より選ばれた１種の研
磨用具によりその表層を擦過処理することにより達成す
ることが出来る。
かくして処理されたラップフイルムの表層は研磨具によ
る直線状又は非直線状の多数の極微細な擦過条痕が形成
され、その形成部分は自己粘着性が充分に消去され、そ
のラップフイルムが積層された場合も剥離性がきわめて
高い。
る直線状又は非直線状の多数の極微細な擦過条痕が形成
され、その形成部分は自己粘着性が充分に消去され、そ
のラップフイルムが積層された場合も剥離性がきわめて
高い。
本発明におけるラップフイルムとしては、塩化ビニリテ
ン・塩化ビニル共重合体、ポリエチレン、ポリブタジエ
ン、塩素化ポリエチレン、塩化ビニル樹脂等現在ラップ
フイルムとして用いられているあらゆるラップフイルム
が使用出来る。
ン・塩化ビニル共重合体、ポリエチレン、ポリブタジエ
ン、塩素化ポリエチレン、塩化ビニル樹脂等現在ラップ
フイルムとして用いられているあらゆるラップフイルム
が使用出来る。
また、ラップフイルムの表面処理は、フイルムの周縁部
の表層の少くとも１部で、片面、又は両面のいずれを処
理してもよく、両面の場合も同時に又は片面づつ処理出
来る。
の表層の少くとも１部で、片面、又は両面のいずれを処
理してもよく、両面の場合も同時に又は片面づつ処理出
来る。
また、きざみを有する熱ロールによるエンボス処理、有
機溶剤処理等の方法と組合せることも可能である。
機溶剤処理等の方法と組合せることも可能である。
フイルムの処理部は普通はフイルムの一側縁であり、巾
約１〜５ｃｍの処理で充分である。
約１〜５ｃｍの処理で充分である。
研磨具としては、ステンレス、真鍮等の金属のクロス、
ウエブ、ブラシが好ましいが、さらにグラスファイハー
、ロックファイバー製のクロス、ウエブあるいはアルミ
ナ、カーボランダム等の砥粒を練り込んだナイロン樹脂
製のクロス、ウエブ、ブラシも十分使用出来る。
ウエブ、ブラシが好ましいが、さらにグラスファイハー
、ロックファイバー製のクロス、ウエブあるいはアルミ
ナ、カーボランダム等の砥粒を練り込んだナイロン樹脂
製のクロス、ウエブ、ブラシも十分使用出来る。
普通には機械力により連続処理される。
前記処理面は、直線状又は非直線状の極微細な擦過条痕
が多数集合したものでその４０倍拡大平面模写図を図に
示した。
が多数集合したものでその４０倍拡大平面模写図を図に
示した。
図において、直線状の巾約１〜１０ミクロンの多数の極
微細な条痕が見られる。
微細な条痕が見られる。
これらは、研磨具による摩擦のため、フイルム表層の一
部は溝を切り込まれ、一部は削られたフイルム材質の盛
り上りによるものである。
部は溝を切り込まれ、一部は削られたフイルム材質の盛
り上りによるものである。
さらに肉眼で処理面を見ると、フイルム面に無数の擦過
傷があり、全体として不透明な非粘着面を形成している
。
傷があり、全体として不透明な非粘着面を形成している
。
これらラップフイルム例えば３０ｃｍ四方のものを多数
枚積層した積層ラップフイルムは、その最上部の粘着防
止処理部の剥離性が極めてよいので、この処理部を摘み
剥離しても２〜３枚が同時に剥がれることはなく、１枚
宛確実に剥離することが出来る。
枚積層した積層ラップフイルムは、その最上部の粘着防
止処理部の剥離性が極めてよいので、この処理部を摘み
剥離しても２〜３枚が同時に剥がれることはなく、１枚
宛確実に剥離することが出来る。
しかも非粘着処理部はフイルム材質自体に極微細な多数
の条痕が設けられたものであるから、粘着性が保存中に
再現することがない。
の条痕が設けられたものであるから、粘着性が保存中に
再現することがない。
上記条痕がもたらす効果は、同じフイルムの自己粘着性
を滅殺する目的で施された微細な皺、あルイはシリコン
表面処理等ではとうてい達成することができない利点で
もある。
を滅殺する目的で施された微細な皺、あルイはシリコン
表面処理等ではとうてい達成することができない利点で
もある。
またフイルム表面の擦過処理による方法はきわめて簡単
に実施することが出来る。
に実施することが出来る。
以下に実施例を説明する。
実施例 １
塩化ビニリデン・塩化ビニル共重合樹脂の膜厚１０ミク
ロン、巾３００ｍｍ、長さ５００ｍのフイルムを外周１
２０ｍｍのドラムに巻取るに際し、その１外側縁の約１
５ｍｍ巾の表層をＭＰ（メタルファイバー）加工織布〔
東京繊維工業株式会社製〕を円筒に巻き着けた研磨具に
より擦過処理し、図に示す如き多数の極微細な擦過条痕
よりなる非粘着性部を形成させた。
ロン、巾３００ｍｍ、長さ５００ｍのフイルムを外周１
２０ｍｍのドラムに巻取るに際し、その１外側縁の約１
５ｍｍ巾の表層をＭＰ（メタルファイバー）加工織布〔
東京繊維工業株式会社製〕を円筒に巻き着けた研磨具に
より擦過処理し、図に示す如き多数の極微細な擦過条痕
よりなる非粘着性部を形成させた。
このフイルムを３００ｍｍ×３００ｍｍの積層ラップフ
イルムとし処理部を摘んで剥離性をしらべた所、１枚宛
確実に剥離出来た。
イルムとし処理部を摘んで剥離性をしらべた所、１枚宛
確実に剥離出来た。
又６カ月保存後再度剥離性をしらべたが剥離性の低下は
全く認められなかった。
全く認められなかった。
実施例 ２
研磨具として真鍮ブラシを用い実施例１と同様にして積
層ラップフイルムを作成した。
層ラップフイルムを作成した。
その剥離性は実施例１と全く同様であった。
図面は実施例１によって得られたフイルム表面の４０倍
拡大平面模写図である。
拡大平面模写図である。
Claims (1)
- １ ラップフイルムの片面又は両面の周縁部の表層に、
研磨具による多数の直線状又は非直線状の極微細な擦過
条痕よりなる非自己粘着部が形成されていることを特徴
とするラップフイルム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP52036728A JPS581030B2 (ja) | 1977-03-31 | 1977-03-31 | 非自己粘着部をもつラップフィルム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP52036728A JPS581030B2 (ja) | 1977-03-31 | 1977-03-31 | 非自己粘着部をもつラップフィルム |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS53123296A JPS53123296A (en) | 1978-10-27 |
| JPS581030B2 true JPS581030B2 (ja) | 1983-01-08 |
Family
ID=12477783
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP52036728A Expired JPS581030B2 (ja) | 1977-03-31 | 1977-03-31 | 非自己粘着部をもつラップフィルム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS581030B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6016431U (ja) * | 1983-07-13 | 1985-02-04 | 日立造船株式会社 | 廃タイヤチツプ供給装置 |
| JPS6240993Y2 (ja) * | 1983-07-13 | 1987-10-20 | ||
| JPS6240994Y2 (ja) * | 1983-07-13 | 1987-10-20 | ||
| JPS63115044U (ja) * | 1987-01-20 | 1988-07-25 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS52163482U (ja) * | 1976-06-02 | 1977-12-10 |
-
1977
- 1977-03-31 JP JP52036728A patent/JPS581030B2/ja not_active Expired
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6016431U (ja) * | 1983-07-13 | 1985-02-04 | 日立造船株式会社 | 廃タイヤチツプ供給装置 |
| JPS6240993Y2 (ja) * | 1983-07-13 | 1987-10-20 | ||
| JPS6240994Y2 (ja) * | 1983-07-13 | 1987-10-20 | ||
| JPS63115044U (ja) * | 1987-01-20 | 1988-07-25 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS53123296A (en) | 1978-10-27 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4405401A (en) | Thermoplastic labeling and method of making same | |
| CA2079967C (en) | Sign making web with tack killing overcoat removable by washing and related method | |
| US5874371A (en) | Removable, non-skid, non-adhesive covering | |
| US5486389A (en) | Roll of tape with doubly adhesively faced pads | |
| CA2618058A1 (en) | Flexible abrasive article and method of making | |
| EP1208941A3 (en) | Method and machine for grinding coated sheets of glass | |
| US5716687A (en) | Fusible bonding sheet and methods of fabrication thereof | |
| WO2016200876A1 (en) | Laminated film with backing layer, and film roll of same | |
| JPS581030B2 (ja) | 非自己粘着部をもつラップフィルム | |
| TWI431086B (zh) | 保護性物件及其製造方法 | |
| JP2006081832A (ja) | 液体化粧料塗布用パフ | |
| JP2016516849A5 (ja) | ||
| US5101603A (en) | Surface treatment method for finishing materials capable of being polished | |
| EP1882582A1 (en) | Composite thermal transfer, method of making same and label webs | |
| US3236713A (en) | Method and apparatus for producing garment dust cover | |
| WO2007041599A1 (en) | Laminate articles and preparations thereof | |
| JPH1179235A (ja) | 粘着シート包装体 | |
| US20140366799A1 (en) | Adhesive tape having shaped edge and method of making same | |
| US3873404A (en) | Releasably mounted applique for use in graphic arts and marking | |
| JP2805343B2 (ja) | フィルム加工具 | |
| US6559455B2 (en) | Multiple ultraviolet sensitive patches on a single strip and a process for manufacturing thereof | |
| KR200338513Y1 (ko) | 휴대용 먼지제거 크리너테이프 | |
| JPS62116446A (ja) | プラスチツクコアの清掃方法 | |
| JPH0139705Y2 (ja) | ||
| JPH01204799A (ja) | 金属箔転写捺染法 |