JPH1179235A - 粘着シート包装体 - Google Patents

粘着シート包装体

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JPH1179235A
JPH1179235A JP9236740A JP23674097A JPH1179235A JP H1179235 A JPH1179235 A JP H1179235A JP 9236740 A JP9236740 A JP 9236740A JP 23674097 A JP23674097 A JP 23674097A JP H1179235 A JPH1179235 A JP H1179235A
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JP
Japan
Prior art keywords
pressure
sensitive adhesive
adhesive sheet
carrier tape
sheet
Prior art date
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Pending
Application number
JP9236740A
Other languages
English (en)
Inventor
Susumu Iwama
進 岩間
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shin Etsu Polymer Co Ltd
Shin Etsu Chemical Co Ltd
Original Assignee
Shin Etsu Polymer Co Ltd
Shin Etsu Chemical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Shin Etsu Polymer Co Ltd, Shin Etsu Chemical Co Ltd filed Critical Shin Etsu Polymer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 保管場所をとらず、取扱いが容易で、かつ粘
着シートに埃等が付着せず、組立自動ラインに対応でき
る粘着シート包装体を提供。 【解決手段】 粘着シート3を、キャリアテープ1の表
面に形成した突起部2,2間に載置し、このキャリアテ
ープ1をリール4巻きし、さらに、上記突起部2,2に
保護フィルム5を粘着シート3と非接触状にラミネート
している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種機械、電気・
電子部品、あるいはプラスチック成形品等の固定や、そ
れらの製造時や検査時の各種部品等の仮固定に使用され
る粘着シート包装体に関する。
【0002】
【従来の技術】粘着シートとしては、粘着シートの応力
緩和特性および追従性を向上させるために、支持層と粘
着層とからなりゴム状弾性と柔軟性を付与したものが知
られている。この粘着シートは、通常、支持層にシリコ
ーンゴム等のゴムあるいは樹脂が用いられ、粘着層にシ
リコーンゲル・シリコーン系粘着剤、ゴム系粘着剤、ア
クリル系粘着剤等が用いられている。
【0003】従来、このような粘着シートは、粘着剤が
表面に露出しているので、粘着シート同士の粘着を避け
るために、図6に示すように、離型剤を塗布あるいは塗
布しない台紙11上に粘着シート12を間隔を空けて載
置し、さらに台紙11同士の接着を防ぎ、粘着シート1
2への埃などの付着を避けるために、一つの台紙毎にケ
ース13に入れる方法により包装され、供給されてい
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の包
装方法では、一つの台紙毎にケースに入れるため、粘着
シートの数の割りに嵩張り、粘着シートを使用するライ
ンではその保管場所を必要以上に多く設けなければなら
ず非経済的であり、また台紙から粘着シートを取り外す
際には、手で台紙を押さえ、他の粘着シートに触れない
ように細心の注意を払いながら作業するため、作業者は
絶えず緊張し、精神的且つ肉体的に相当の負担を強いら
れていた。
【0005】また、この包装方法は、組立自動ラインに
は使用できず、作業者の手作業によるしかなく作業性が
きわめて悪かった。本発明の課題は、保管場所をとら
ず、取扱いが容易で、かつ粘着シートに埃等が付着せ
ず、組立自動ラインに対応できる粘着シート包装体を提
供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の粘着シート包装
体は、キャリアテープに設けた突起部間に粘着シートを
載置し、リール巻きした構成としている。かかる構成に
より、一つの台紙毎にケース収納していたときに比べ、
保管スペースが大幅に節約できる。また、突起部は、リ
ールに巻き取った粘着シートを保護するとともに、重ね
巻きされたキャリアテープとの間に間隙をつくり、キャ
リアテープの下面に粘着シートが付着するのを防止す
る。さらに、キャリアテープの突起部に保護フィルムを
粘着シートと非接触状にラミネートすることにより、粘
着シートへの埃などの付着が防止される。このように粘
着シートをキャリアテープに収納することにより、組立
自動ラインに適用できるため生産性が向上する。なお突
起部は、通常、キャリアテープの側縁部の長手方向に形
成され、粘着テープは、この突起部間に一定間隔で載置
される。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図に基づいて本発明の粘着
シート包装体を具体的に説明する。図1は本発明の粘着
シート包装体の一例の斜視図、図2は図1の粘着シート
包装体に保護シートを設けた例を示す斜視図、図3は図
2の粘着シート包装体のA−A矢視線に沿う断面図、図
4の(a)、(b)はキャリアテープにおける突起部の
形成パターンを示す部分斜視図である。
【0008】図1に示すように、本発明の粘着シート包
装体は、キャリアテープ1とその上面に形成された突起
部2および突起部2、2間に載置された粘着シート3並
びにキャリアテープ1を巻取るリール4から構成されて
いる。さらに、図2に示す本発明の粘着シート包装体で
は、図1の粘着シート包装体の突起部2、2・・上に張
り渡された保護フィルム5が粘着シート3と非接触状
(図3参照)に、ラミネート(載置)されてリールに巻
取られている。
【0009】本発明に使用されるキャリアテープ1は、
基材の厚さが0.07〜0.5mm程度のポリエチレン
テレフタレート、塩化ビニル樹脂製のシートなどのプラ
スチックシートを用いればよいが、突起(エンボス)加
工性・取り扱い性・コストを考慮すると、0.1〜0.
2mmの塩化ビニル樹脂製シートを用いるのが望まし
い。
【0010】また、キャリアテープ1上に形成される突
起部2は、通常、図1に示すように、キャリアテープ1
の両側縁部に等間隔に形成されるが、図4(a)のよう
に堤状に連続形成しても良く、また、図4(b)のよう
に、キャリアテープの長辺に直角に等間隔に形成しても
良い。
【0011】突起部2は、一般的なエンボスロールを用
いて形成する。突起部2のパターン形状は、特に定めは
ないがリールに巻き取った場合にできるだけ長く巻き取
れる様にするために、プラスチックシートの片側面に成
形するようにすれば良く、突起部2の高さは、リールに
キャリアテープを重ね巻きしたときに粘着テープが、上
のキャリアテープの下面に接触しない高さが必要で、粘
着シート3の厚さから0.3〜3.5mmの高さが好ま
しい。また、突起部2の形状は、前記高さの範囲内であ
れば、特に制限されるものではなく、その断面形状は半
球、三角、四角形状など各種形状に形成すれば良い。
【0012】保護フィルム5は、紙にプラスチックフィ
ルムをラミネートしたもの、紙や布に合成樹脂を含浸ま
たはコーティングしたもの、あるいはクラフト紙、ポリ
エチレンテレフタレート、塩化ビニル樹脂のシートなど
が例示される。保護フィルム5の厚さは、作業性・取扱
性の観点から、キャリアテープにラミネートしたときに
撓まないことが必要であることから、0.1〜0.5m
m程度が望ましい。
【0013】キャリアテープ1上の突起部2,2間に、
即ちキャリアテープの非エンボス表面上に載置される粘
着テープ3は、ゴムあるいは樹脂からなる支持層の片面
もしくは両面に粘着層を設けた構成である。図5には、
支持層6の両面に粘着層7を設けた粘着シートの構成が
示されている。この支持層6は、粘着シート3にゴム状
弾性を付与する必要がある場合は、弾性のあるエラスト
マーを用いるのが好ましく、具体的には、例えばクロロ
プレンゴム、シリコーンゴム、スチレン−ブタジエンゴ
ム、アクリロニトリル−ブタジエンゴム、ブタジエンゴ
ム、ブチルゴム、フッ素ゴム、ウレタンゴムなどが挙げ
られる。これに対して、仮固定用に用いる場合のように
粘着シート3にゴム状弾性を付与する必要がない場合
は、薄層加工ができて、しかも、ある程度の硬度をもっ
たものが好ましく、具体的には、不織布やポリエステル
フィルム、ポリイミドフィルム、ポリエチレンフィルム
等の樹脂フィルムが例示される。支持層6の厚さは、1
0〜2,000μm、特には30〜500μmが被着物
への追従性の点から好ましい。
【0014】粘着層7は、外力により容易に変形する
が、流動性がないものがよく、具体的には、被着物への
密着性や粘着強度を考慮すると、例えばシリコーンゲ
ル、フッ素樹脂ゲルなどがよい。粘着層7の厚さは、5
〜500μm程度、特には20〜50μmが被着物への
粘着力の点から好ましい。このような粘着シート3は、
キャリアテープ1の側縁部に形成された突起部2、2間
に、通常、3.0〜5.0mmの間隔を空けて載置され
る。本発明の粘着シート包装体に使用されるリール4
は、従来知られた一般的なものを採用できるが、特に紙
管に側板を固定したものであってもよい。また、本発明
の粘着シート包装体を自動組立機に対応させるために、
キャリアテープの側縁に沿って、送り穴を形成するのが
好ましい。
【0015】
【実施例】キャリアテープとして、厚さ0.15mm、
幅30mmの塩化ビニル樹脂製シート・シンエツ塩ビシ
ートSP#7000(信越ポリマー社製、商品名)をエ
ンボスロールに通して、キャリアテープの表面の両側縁
部に、高さが1mmの突起部を連続的に成形して図1に
示すキャリアテープを作製した。このキャリアテープの
突起部2,2間に、フッ素樹脂ゴム・バイトンMV−2
60(昭和電工・デュポン社製、商品名)を0.1mm
の厚さで支持層として、その両側面上にフッ素樹脂ゲル
・サイフェル807A/B(信越化学工業社製、商品
名)を0.2mmの厚さに設けてゲル化させて、粘着層
を形成し、8×8mmサイズに裁断して粘着シートを作
製した。
【0016】この粘着シートを先のキャリアテープの突
起部間に3mm間隔で載置し、その後、保護フィルムと
して、厚さ0.2mm、幅30mmの塩化ビニル樹脂製
シート(前出)を、粘着シートに非接触状にキャリアテ
ープの突起部にラミネートし、次いでこのキャリアテー
プをリールに巻き取った。これを個別の自動組立機にセ
ットしたが、粘着シートの供給はきわめて円滑に行え
た。
【0017】
【発明の効果】本発明の粘着シート包装体によれば、粘
着シートは、キャリアテープに貼付け状に載置されてい
るので、組立機に自動的に供給することができ、かつ保
護フィルムを突起部にラミネートした場合には、埃等が
粘着シートに付着せず、粘着シートの品質向上および取
り扱いが容易となる。また、リール巻きの粘着シート包
装体とすることで、粘着シートの自動組立機への対応が
可能となり組立工程の簡素化、自動化ができ組立コスト
の低減化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の粘着シート包装体の一例の斜視図であ
る。
【図2】図1の粘着シート包装体に保護シートを設けた
例の斜視図である。
【図3】図2の粘着シート包装体のA−A矢視線に沿う
断面図である。
【図4】(a),(b)は、キャリアテープにおける突
起部の形成パターンを示す部分斜視図である。
【図5】粘着シートの構成を示す模式的断面図である。
【図6】従来の粘着シートの包装状態を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 キャリアテープ 11 台紙 2 突起部 12 粘着シー
ト 3 粘着シート 13 ケース 4 リール 5 保護フィルム 6 支持層 7 粘着層

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゴムあるいは樹脂からなる支持層の片面
    もしくは両面に粘着層を設けてなる粘着シートを、キャ
    リアテープに設けられた突起部間に載置し、このキャリ
    アテープをリール巻きしたことを特徴とする粘着シート
    包装体。
  2. 【請求項2】 キャリアテープの突起部に保護フィルム
    を粘着シートと非接触状にラミネートしてなる請求項1
    記載の粘着シート包装体。
JP9236740A 1997-09-02 1997-09-02 粘着シート包装体 Pending JPH1179235A (ja)

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