JPH04297564A - 溶射マスキング装置 - Google Patents

溶射マスキング装置

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JPH04297564A
JPH04297564A JP8946991A JP8946991A JPH04297564A JP H04297564 A JPH04297564 A JP H04297564A JP 8946991 A JP8946991 A JP 8946991A JP 8946991 A JP8946991 A JP 8946991A JP H04297564 A JPH04297564 A JP H04297564A
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JP
Japan
Prior art keywords
belt
thermal spray
cover
thermal spraying
particles
Prior art date
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Pending
Application number
JP8946991A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Kawamoto
川本 明
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisan Industry Co Ltd
Original Assignee
Aisan Industry Co Ltd
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Publication date
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  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Coating By Spraying Or Casting (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は素材の表面に部分的に
溶射被膜を形成する際に、溶射不要部分をマスキングす
る装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、金属部品などの素材の耐摩耗性や
耐熱性を向上させるために、素材表面に金属やセラミツ
クの粉末を半溶融状態にして吹付けて被膜層を形成する
溶射法が広く採用されるようになつた。そして上記素材
の一部分に被膜を形成する場合は、溶射不要部分を被覆
するカバ−を、素材にかぶせて溶射をおこなうのが一般
的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが上記のカバ−
を用いる場合、カバ−自身にも溶射被膜が付着積層する
ため、その被膜を別工程で衝撃あるいは切削等により除
去する必要があり、手間がかかるとともに、溶射中にカ
バ−に付着した被膜が剥離して素材の溶射被膜部に付着
し、被膜品質不良をおこすという問題もあつた。
【0004】この発明は上記従来の問題点を解決するも
ので、不要被膜の付着が少なく、保守の手間がかからず
、素材の被膜品質不良発生のおそれも少ない溶射マスキ
ング装置を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明の装置は、素材
もしくは該素材を被覆するカバ−の溶射不要面に裏面を
対向させて、帯状の無端ベルトを長手方向に走行自在に
張設し、前記素材に対する溶射時に前記無端ベルトを所
定速度で走行させるベルト駆動装置を具備して成る溶射
マスキング装置である。
【0006】この発明において無端ベルトとしては、ゴ
ムベルトや樹脂ベルトを用いることもできるが、好まし
くは表面粗さRmaxが6.3μm以下となるように、
表面を光沢仕上げしたステンレスベルトやクロムメツキ
鋼板ベルトなどの金属ベルトを用い、この金属ベルトの
走行路に該ベルトの表面に摺接するスクレ−パを設ける
とよい。
【0007】
【作用】この発明の装置においては、無端ベルトはベル
ト駆動装置によつて駆動されて所定速度で走行し、この
走行状態の無端ベルトが、素材もしくは素材を被覆する
カバ−の溶射不要面を被覆し、溶射粒子が溶射不要面に
到達するのを防止する。
【0008】無端ベルトの走行速度を上げる(たとえば
20m/分以上とする)ことにより、溶射粒子は跳ね飛
ばされて無端ベルトに付着しにくくなり、付着しても粒
子付着密度が小さいため、ベルト一周中にスクレ−パや
ブラシ等により、あるいはプ−リ巻掛部におけるベルト
屈曲時の自然剥落等により、付着粒子を容易に除去でき
、無端ベルトは常に付着粒子のほとんどない状態で溶射
部に供給されるので、粒子の堆積層の成長を防止でき、
素材溶射面への堆積粒子の剥落による被膜品質不良の発
生を防止できる。
【0009】
【実施例】以下図1乃至図4によりこの発明の一実施例
を説明すると、図中、1はリング状の素材2の内径面2
aに溶射をおこなう溶射装置で、ロ−タリ−インデツク
ス3のテ−ブル3a上に4個の回転治具4を設け、90
度の割出角度でテ−ブル3aの間欠回転運動をおこなつ
て、ステ−シヨンAにおいて素材2とカバ−5の回転治
具4への着脱をおこない、ステ−シヨンCにおいて溶射
ガン6によりセラミツク粉末のプラズマ溶射をおこなう
ものである。
【0010】図3に示すように、素材2は回転治具4の
孔部4a内に挿入され、打抜鋼板製のリング状のカバ−
5は、素材2の上面と0.5〜1mm のすきまをおい
て、回転治具4の上部に載置される。このカバ−5およ
び素材2の着脱は、図示しないロボツトによりおこなわ
れる。また回転治具4は、溶射用のステ−シヨンCおよ
び後工程のエアブロ−用のステ−シヨンDにおいては、
図示しないベルト駆動機構により軸線7のまわりに矢印
R方向に回転駆動されるようになつている。
【0011】一方10は溶射マスキング装置で、表面1
1aが表面粗さRmax=6.3μm以下となるように
光沢仕上げされた厚さ0.2mmのステンレスベルト1
1を、駆動プ−リ12と従動プ−リ13,14に巻掛け
、駆動機であるモ−タ15の出力軸に駆動プ−リ12を
取付けるとともに、ベルト張力付与用のテンシヨンプ−
リ16を設けて、ベルト駆動装置を形成してある。
【0012】図3に示すように、ステンレスベルト11
は、溶射部におけるカバ−5の上面(溶射不要面)5a
を覆い、この上面5aとステンレスベルト11の裏面1
1bとの間には、約0.5mm のすきまSが設けてあ
る。 またカバ−5の内径面とステンレスベルト11の側縁と
のオフセツト寸法Lは、前記すきま寸法Sと溶射ガン6
の軸線角度等に応じて設定されるが、この実施例ではL
=2mmとしてある。
【0013】また20は、溶射部と従動プ−リ13との
間のステンレスベルト11上に設けた鋼製のスクレ−パ
で、支柱21に水平軸線のまわりに揺動自在に支持され
、そのエツジ22がステンレスベルト11の表面11a
に圧接されるように、ばね23により下向きに付勢され
ている。
【0014】次に上記構成の装置の動作を説明する。素
材2とカバ−5を載置して回転治具4がステ−シヨンC
に到達すると、回転治具4は矢印R方向に回転し、溶射
ガン6により素材2の内径面2aに対して溶射がおこな
われる。カバ−5は素材2の上面を被覆して、この上面
への溶射粒子の付着を防止し、ステンレスベルト11は
カバ−5の上面5aへの溶射粒子の付着を防止するとと
もに、カバ−5の内径面へ付着する溶射粒子の量を減少
させる。
【0015】ステンレスベルト11は表面11aが光沢
仕上げされており、かつ矢印P方向に連続走行している
ので、溶射粒子の一部は表面11aに当つて跳飛ばされ
、表面11aに付着する溶射粒子量は少ない。またこの
付着した粒子は、表面11aが光沢仕上げされた平滑面
であるため、スクレ−パ20により容易に掻取られるの
で、走行路を周回したステンレスベルト11の表面11
a部は、常に平滑な光沢面として溶射ステ−シヨン部へ
連続供給され、カバ−5への溶射粒子の付着を防止する
【0016】このためカバ−5への溶射粒子の付着が過
大となつてカバ−5の回転治具4への着脱が困難となつ
たり、付着粒子堆積層の剥落により素材2の内径面2a
に形成される溶射被膜の品質不良をおこすことがなく、
またカバ−5の清掃必要回数も従来に比べて大巾に少な
くて済む。
【0017】図4は上記の装置において、ステンレスベ
ルト11の走行速度をかえて表面11aへの付着粒子量
(スクレ−パ20を表面11aに摺接させない状態での
ベルト全長分の付着粒子の重量)を測定した結果を示し
、ベルト速度を20m/分以上とすれば、付着粒子量は
極めて少量に抑えられることが判る。なお図4において
、曲線aは溶射ガン6の粉末吐出量が18g/分の場合
、曲線bは同じく粉末吐出量が10g/分の場合を示す
【0018】この発明は上記実施例に限定されるもので
はなく、たとえば無端ベルトとしてはステンレスベルト
11等の金属ベルトの他、ゴムベルトや樹脂ベルトを使
用することもでき、発明者の知見によると、この場合ベ
ルト表面の付着粒子は、ベルト駆動等のプ−リ部におけ
るベルトの屈曲により表面から容易に剥落するので、ス
クレ−パ20は省略してもよいが、プ−リ部通過後のベ
ルト表面にブラシを摺接させるのが好ましい。
【0019】また上記実施例は、素材の溶射不要面を被
覆するカバ−の溶射不要面に、無端ベルトの裏面を対向
させたが、たとえば軸状の素材の所定範囲に溶射をおこ
なう場合等は、カバ−を用いずに直接無端ベルトの裏面
を素材の溶射不要面に対向させて、無端ベルトにより該
溶射不要面を直接被覆するようにしてもよい。
【0020】さらに無端ベルトおよびその駆動装置を移
動可能なフレ−ム上に取付け、このフレ−ムを往復駆動
して溶射時のみ無端ベルトを溶射部へセツトするように
してもよい。
【0021】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
素材もしくは素材を被覆するカバ−の溶射不要面を、所
定速度で走行する無端ベルトで覆うようにしたので、溶
射に伴う無端ベルトへの付着粒子量は少なく、かつ付着
粒子の除去は容易で保守に手間がかからず、カバ−ある
いは無端ベルト上の付着堆積粒子の素材溶射面部への剥
落による溶射被膜品質不良をおこすおそれも少ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す溶射装置および溶射
マスキング装置の平面図である。
【図2】図1の溶射マスキング装置の略示側面図である
【図3】図2のX−X線断面図である。
【図4】図1のステンレスベルトへの溶射粒子の付着量
とベルト速度との関係を示す線図である。
【符号の説明】
2    素材 5    カバ− 5a  上面(溶射不要面) 6    溶射ガン 10    溶射マスキング装置 11    ステンレスベルト 11a  表面 11b  裏面 12    駆動プ−リ 13    従動プ−リ 14    従動プ−リ 15    モ−タ 16    テンシヨンプ−リ 20    スクレ−パ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  素材もしくは該素材を被覆するカバ−
    の溶射不要面に裏面を対向させて、帯状の無端ベルトを
    長手方向に走行自在に張設し、前記素材に対する溶射時
    に前記無端ベルトを所定速度で走行させるベルト駆動装
    置を具備して成る溶射マスキング装置。
  2. 【請求項2】  無端ベルトが、表面を光沢仕上げした
    金属ベルトから成り、この金属ベルトの走行路に前記表
    面に摺接するスクレ−パを設けた請求項1記載の溶射マ
    スキング装置。
JP8946991A 1991-03-27 1991-03-27 溶射マスキング装置 Pending JPH04297564A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005207586A (ja) * 2003-12-24 2005-08-04 Nissan Motor Co Ltd 軽合金製スプライン部品およびその表面処理方法
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