JP2001276387A - 遊技機の基板収納ボックス - Google Patents

遊技機の基板収納ボックス

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JP2001276387A
JP2001276387A JP2000098030A JP2000098030A JP2001276387A JP 2001276387 A JP2001276387 A JP 2001276387A JP 2000098030 A JP2000098030 A JP 2000098030A JP 2000098030 A JP2000098030 A JP 2000098030A JP 2001276387 A JP2001276387 A JP 2001276387A
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box
lid
box body
board
sealing means
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JP2000098030A
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Nobuyuki Mizuno
信行 水野
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Olympia KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】封止手段や一方向ねじの数を最小にして基板収
納ボックスの構造を簡素化し、検査の際の組み付け/組
外し作業が容易かつ短時間にできる遊技機の基板収納ボ
ックスを提供する。 【解決手段】遊技動作を制御する制御基板61を周壁部11
2 内に収納するボックス本体110 と、このボックス本体
110に開閉自在に組み付ける蓋体80と、蓋体80とボック
ス本体110の組み付け後に蓋体80の開放を封止する封止
手段84,90,115と、を備える遊技機の基板収納ボックス6
3において、ボックス本体110 および蓋体80のいずれか
一方の長手方向の一端部に両端が支持された軸体83を設
けると共に、他方の長手方向の一端部に断面形状が円弧
状を成して軸体80の外周面に係合する係合爪118 を設
け、長手方向の他端部に封止手段84,115を設け、軸体80
と係合爪118 を係合させてボックス本体110 に蓋体80を
組み付け、封止手段84,115にて蓋体80の開放を封止する
ことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ遊技機等
の弾球遊技機やスロットマシン等の遊技機に係わり、特
に遊技動作を制御する制御基板を収納するボックス本体
と、このボックス本体に開閉自在に組み付ける蓋体と、
前記蓋体と前記ボックス本体の組み付け後に前記蓋体の
開放を封止する封止手段と、を備える遊技機の基板収納
ボックスに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、パチンコ遊技機等の弾球遊技機や
スロットマシン等の遊技機には、多くの制御基板が設け
られている。特に、遊技動作を制御する遊技制御基板に
は、マイクロコンピュータを構成するMPU、ROM、
RAM等の電子部品や回路が多数実装されている。そし
て、遊技動作を制御するプログラムが格納されるROM
を交換することにより、多くの場合、異なる遊技内容を
実現することが可能である。従って、この種の弾球遊技
機では、遊技制御基板に実装されたROM等の電子部品
を不正に交換できないように、遊技制御基板を樹脂製の
基板収納ボックス内に収納すると共に封止手段にて封止
し、監督官庁等による検査の際に、その基板収納ボック
スから封止手段を切断するなどして封止を解除し、遊技
制御基板を検査できるようにしてある。そして、検査後
は再び基板収納ボックスを組み付けて封止する。なお、
このように蓋体とボックス本体を封止する理由は、制御
基板に対する不正行為(ジャンパー配線を接続したり、
電子部品を実装したりする不正工作)を防止する防犯効
果を高めるためである。
【0003】この基板収納ボックスは、従来、制御基板
を収納する矩形のボックス本体と、このボックス本体を
覆う蓋体と、前記蓋体の開放を封止する封止手段と、か
ら構成される。なお、ボックス本体は矩形状底板に沿っ
て立設した周壁部を有する。また、蓋体はボックス本体
の外形よりやや大きく形成され、蓋板に沿って立設した
外周壁部を有する。
【0004】更に、封止手段は基板収納ボックスの相反
する2箇所(箱体の180°対称位置あるいは対角位
置)に設けられている。この封止手段は、例えばボック
ス本体と蓋体双方に設けられたネジ螺合部に双方にわた
ってワンウェイネジ(一方向ネジ)等の特殊形状ネジを
螺合する手段である。また、この種の封止手段は、一方
向ネジ等で固着した部分を切断しない限り基板収納ボッ
クスを開封できない構造のものなので、切断の痕跡の有
無により開封の事実を確認できる。そして、封止手段は
複数回(4回から6回程度)の検査が可能なように、1
箇所の封止手段にネジ螺合部と一方向ネジとのセットが
ボックス本体と蓋体双方に4セットから6セット設けら
れている。
【0005】そして、ボックス本体と蓋体を組み付ける
際は、蓋体の外周壁部内にボックス本体の周壁部を挿入
することで外周壁部と周壁部を重複させて覆い、この蓋
体とボックス本体を相反する2箇所に設けられた封止手
段で固着する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の基板
収納ボックスでは、開封を防止するために相反する2箇
所に封止手段を設ける必要があったので、下記に示す問
題点があった。すなわち、(1) 1箇所の封止手段にネジ
螺合部がボックス本体と蓋体双方に4セットから6セッ
ト設ける必要があり、2箇所になると8セットから12
セットになり、封止手段を設ける分基板収納ボックスの
構造が複雑になる。 (2) また、一方向ねじも8本から12本必要になる。 (3) 検査の際、2箇所にわたって組み付け/組外し作業
を行わなければならず作業が面倒で多大な時間を要す
る。
【0007】本発明は、前記問題点に鑑みなされたもの
で、封止手段や一方向ねじの数を最小にして基板収納ボ
ックスの構造を簡素化し、検査の際の組み付け/組外し
作業が容易かつ短時間にできる遊技機の基板収納ボック
スを提供することを技術的課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を達成するため
に、本発明の遊技機の基板収納ボックスは以下に示す手
段を採用した。すなわち、本発明の遊技機の基板収納ボ
ックスは、遊技動作を制御する制御基板を収納するボッ
クス本体と、このボックス本体に開閉自在に組み付ける
蓋体と、前記蓋体と前記ボックス本体の組み付け後に前
記蓋体の開放を封止する封止手段と、を備える遊技機の
基板収納ボックスにおいて、前記ボックス本体および前
記蓋体のいずれか一方の長手方向の一端部に両端が支持
された軸体を設けると共に、他方の長手方向の一端部に
断面形状が円弧状を成して前記軸体の外周面に係合する
係合爪を設け、前記長手方向の他端部に前記封止手段を
設け、前記軸体と前記係合爪を係合させて前記ボックス
本体に前記蓋体を組み付け、前記封止手段にて前記蓋体
の開放を封止することを特徴とする。
【0009】この構成によれば、軸体と係合爪を係合さ
せる際、係合爪の断面形状が円弧状を成すので、円弧状
が欠けた空間より軸体を係合爪の内周面側に挿入して容
易に係合させることができるので、組み付け作業が短時
間で済む。また、長手方向一端部が係合状態にあるの
で、封止手段は長手方向他端部1箇所で済み、防犯効果
を損なうことなく、基板収納ボックスの構造を簡素化で
き、一方向ネジも少なくて済む。更に、封止手段が1箇
所なので、検査時の封止解除作業や、検査後の再封止作
業が容易になる。
【0010】なお、本発明の遊技機の基板収納ボックス
において、前記係合爪は断面形状が中心角160°未満
の円弧状を成すものにすると、軸体の挿入は容易である
が係合状態の維持に問題があり、一方、その断面形状が
中心角200°を越える円弧状を成すものにすると、軸
体の挿入が困難になる。従って、係合爪は断面形状が中
心角160°以上200°以下の円弧状を成す形状のも
のが好ましい。
【0011】更に、本発明の遊技機の基板収納ボックス
は、前記軸体の外周面が曲面を有する構造のものも例示
できる。この例示によれば、軸体を回転軸として係合爪
を回転させる時、軸体の曲面に沿って滑らかに回転させ
ることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態に係
る遊技機の基板収納ボックスを図1〜図9に基づいて詳
細に説明する。なお、この実施の形態では、遊技機をパ
チンコ遊技機(弾球遊技機)として説明する。
【0013】[弾球遊技機の構造]弾球遊技機1は、図
1の正面図および図2の背面図に示すように、縦長な方
形状に枠組み形成される外枠2と、この外枠2の一側に
開閉自在に軸支され且つ弾球遊技機1の主要構成部のほ
ぼすべてが集約して設けられる枠基体3と、を備えてい
る。また、弾球遊技機1の側方には、遊技者に遊技玉を
貸し出すためのユニット装置であるカードユニット装置
30が付設されている。
【0014】枠基体3は、主要構成部として遊技盤40
と、操作ハンドル22と、機構板50と、打球発射装置
71とを備えている。
【0015】遊技盤40は、枠基体3の裏面側に一体的
に形成される遊技盤収納枠(図示しない)に収納固定さ
れるべく、ほぼ正方形状の合板により形成され、その表
面には、打玉を賞球に導く各種装置や、遊技の雰囲気を
盛り上げる各種照明や表示手段等が装着されている。
【0016】すなわち、遊技盤40には、その上部に装
飾LED7や装飾蛍光灯6a,6bが設けられている。
この装飾LED7や装飾蛍光灯6a,6bは、遊技状態
に応じて点灯又は点滅されるものであり、特別の遊技状
態の発生時や継続時を遊技者に報知すると共に遊技の雰
囲気を盛り上げるものである。
【0017】また、遊技盤40には、払い出すべく景品
玉が不足したことを報知する玉切れLED8や、入賞玉
の発生に基づいて所定個数の景品玉が払い出されたこと
を報知する払出LED9が設けられ、更に、遊技の進行
に応じた効果音を発生するスピーカ10a,10bが設
けられている。
【0018】操作ハンドル22は遊技盤40の下側に設
けられている。この操作ハンドル22は、打球発射装置
71の発射装置モータ72の駆動を開始せしめるメイン
スイッチ及びタッチアンテナ(共に図示しない)を内蔵
していると共に、弾発力を調節するものである。
【0019】機構板50は、弾球遊技機1の裏面側に開
閉自在に設けられている。機構板50の中央には入賞玉
集合カバー体52が設置されている。入賞玉集合カバー
体52には、中継基板53と、ドラム表示制御回路基板
54を備えたドラム状可変表示装置41と、が設けられ
ている。なお、各基板53,54は、相互間で接続され
ている。また、中継基板53には、遊技盤40上の各種
電気部品が接続されると共に、遊技制御回路基板61が
接続されている。また、ドラム表示制榔回路基板54に
は、可変表示装置41を構成する各種電気部品(ドラム
モータ、ドラムランプ、ドラムセンサ等)が接続される
と共に、遊技制御回路基板(制御基板)61が接続され
ている。
【0020】また、機構板50には、発生した入賞玉に
基づいて所定個数の賞球を払い出す玉タンク55と、玉
タンク55内の玉を払い出す手段及び入賞玉排出ソレノ
イド60bを備えた入賞玉処理装置60と、遊技制御回
路基板61を収納した遊技基板基板ボックス(基板収納
ボックス)62と、賞球払出制御基板63を収納した制
御基板ボックス64と、ユニット中継基板65を収納し
た中継基板ボックス66と、ターミナル基板67を収納
したターミナル基板ボックス68と、が設けられてい
る。
【0021】遊技制御回路基板61は、CPU、RA
M、及びROMを備えてドラム式可変表示装置41や可
変入賞球装置42等の遊技装置の遊技動作を制御するも
のである。賞球払出制御基板63は、賞球払出装置56
の動作を制御するものである。ユニット中継基板65
は、弾球遊技機1とカードユニット装置30との配線を
中継するものである。ターミナル基板67は、遊技制御
回路基板61に電源を供給するものである。
【0022】また、弾球遊技機1の裏面には、機構板5
0以外の領域に、装飾制御基板69を収納した制御基板
ボックス70と、発射装置モータ72を備えた打球発射
装置71とが設けられている。装飾制御基板69は、遊
技制御回路基板61からの指令又はデータに基づいて弾
球遊技機1の前面に設けられる電気的装飾部品(ランプ
等)の動作を制御するものである。
【0023】なお、上記した各種基板及び装置には、所
定の配線を接続するためのコネクタが設けられており、
特に、ターミナル基板ボックス68に収納されるターミ
ナル基板67は、遊技制御回路基板61に電源を供給す
るだけでなく、弾球遊技機1に設けられる各種電気的装
置、例えば、上記した各基板及び打球発射装置71にも
電源を供給すると共に、弾球遊技機1の内部での信号線
の中継、あるいは弾球遊技機1と外部との信号線の中継
を行うための端子も設けられている。
【0024】カードユニット装置30は、正面に設けら
れる操作部を操作することにより作動されるものであ
る。このカードユニット装置30は、使用可能状態であ
るか否かを表示する使用可能表示器31と、カードユニ
ット装置30がいずれの側の弾球遊技機1に対応してい
るか否かを表示する連結台方向表示器32と、記録媒体
としての磁気カードを挿入するカード投入口33とが設
けられている。
【0025】そして、このように構成されるカードユニ
ツト装置30は、独自の制御回路によって制御されるも
のであり、制御基板ボックス64内に収納された賞球払
出制御基板63と接続されている。なお、本実施の形態
においては、遊技者に遊技玉を貸し出すためのユニット
装置としてカードユニット装置30を例示したが、例え
ば、紙幣等を挿入し得るユニット装置であっても良い。
【0026】一方、遊技盤40には、上皿12に残留す
る打玉を検出する上皿玉検出器(図示しない)が設けら
れている。遊技盤40には、弾球遊技機1に隣接して設
けられるカードユニット装置30を介して遊技玉を借り
受ける際に操作する操作部が設けられている。なお、こ
の操作部は、玉貸スイッチ、返却スイッチ、自動玉貸ス
イッチ、度数表示LED、及び自動玉貸表示LED(共
に図示しない)から構成されている。玉貸スイッチは、
カードユニット装置30によって遊技玉を借り受ける際
に操作するものである。返却スイッチは、遊技終了の際
にカードユニット装置30のカード挿入口33に差し込
まれたカードを返却するためのものである。
【0027】度数表示LEDは、カードユニット装置3
0のカード挿入口33に差し込まれたカードの残額が表
示されるものである。また、自動玉貸スイッチは、借り
受けるべき遊技玉を前記玉貸スイッチを操作して行うマ
ニュアルモードと、上皿の打玉の残量が前記上皿玉検出
器によって検出されなくなったときに自動的に遊技玉を
払い出す自動モードと、のいずれかのモードに設定する
ものであり、自動モータが選択設定されているときに
は、自動玉貸表示LEDが点灯している。
【0028】自動玉貸スイッチは自動モードに設定する
と、上皿玉検出器が打玉の不存在を検出した時点で自動
的に遊技玉を上皿12に払い出すので、遊技盤40の遊
技内容において大当り遊技状態が発生するチャンス時に
上皿の残留玉がほとんどなくなった場合であっても、慌
てて玉貸スイッチを操作する必要はなく、有利なチャン
ス(継続権の成立)を逃してしまうという不都合は生じ
ない。
【0029】[遊技基板ボックス(基板収納ボックス)
の構造]次に、遊技制御回路基板61を収納する遊技基
板ボックス62の構成について図3〜図9に基づき説明
する。遊技基板ボックス62は、遊技制御回路基板61
を内部に収納するボックス本体110と蓋体80との組
付体である。この組付体が取付台150を介して機構板
50に取り付けられて構成される。また、遊技基板ボッ
クス62の長手方向一端部には、外側方に突出するよう
に封止手段が1箇所設けられている。
【0030】ボックス本体110は透過合成樹脂製であ
り、図3に示すように、矩形状の底板111と、底板1
11の外周に沿って底板111に立設した周壁部112
と、遊技制御回路基板61を載置する載置枠113と、
を備えている。
【0031】周壁部112は底板111の外周縁の全周
にわたって側壁状に形成されている。この周壁部112
の長手方向の一側壁には封止手段であるネジ螺合部11
5が切断部116a,116bを介して6個連設されて
いる。ネジ螺合部115は有底円筒状に形成され、有底
部分に一方向ネジ用の螺合孔が形成されている。そし
て、円筒部分が螺合孔を保護する保護筒の役割をしてい
る。
【0032】切断部116aは周壁部112とネジ螺合
部115を連結し、切断部116bはネジ螺合部115
同士を周壁部112に沿って連結する。なお、切断部1
16a,116bは、ニッパーやマイナス・ドライバー
等の工具で容易に切断できるように中央部側が薄く括れ
ている。
【0033】周壁部112の長手方向において、前記封
止手段が形成された一側壁と対向する側壁117には、
断面形状が中心角180°の円弧状(略C形状,図5参
照)を成す係合爪118,118が2箇所設けられてい
る。この係合爪118,118は、略C形状の内周面1
18aを周壁部112の外側に向けた状態で略C形状の
下端部が側壁117上に固定されている。
【0034】載置枠113は周壁部112の内側に沿っ
て底板111に立設された枠状の載置台である。載置枠
113の外形は遊技制御回路基板61の外形よりやや小
さく形成されている。また、載置枠113の4隅には鉤
状の係合突起を有する係止片114…が延設されてい
る。この係止片114…は遊技制御回路基板61が載置
枠113に載置された時、遊技制御回路基板61の4隅
を係合突起で係合するために用いられる。
【0035】蓋体80は、透明合成樹脂製であり、図4
に示すように、矩形状の蓋板81と、蓋板81の外周に
沿って蓋板81に立設した外周壁部82と、を備えてい
る。なお、蓋体80およびボックス本体110を透過合
成樹脂製とした理由は、蓋体80およびボックス本体1
10が透過性のものであれば、遊技制御回路基板61に
対する不正行為の発見を容易にするためである。
【0036】外周壁部82は蓋板81の外周縁の全周に
わたって側壁状に形成され、外周壁部82の内周はボッ
クス本体110の周壁部112の外周よりやや大きく形
成されている。この外周壁部82の長手方向の1側壁に
は封止手段であるネジ螺合部84が切断部85a,85
bを介して6個連設されている。ネジ螺合部84は、図
9に示すように、有底円筒状に形成され、有底部分に一
方向ネジ用の螺合孔が形成されている。そして、円筒部
分が螺合孔を保護する保護筒の役割をしている。なお、
蓋体80のネジ螺合部84とボックス本体110のネジ
螺合部115は、蓋体80とボックス本体110を組み
付ける際に、ネジ螺合部84の底部とネジ螺合部115
の円筒状の保護筒部が挿入可能な位置にそれぞれ配置さ
れている。
【0037】切断部85aは外周壁部82とネジ螺合部
84を連結し、切断部85bはネジ螺合部85同士を外
周壁部82に沿って連結する。なお、切断部85a,8
5bも、切断部116a,116bと同様にニッパーや
マイナス・ドライバー等の工具で容易に切断できるよう
に中央部側が薄く括れている。
【0038】外周壁部82の長手方向において、前記封
止手段が形成された一側壁と対向する側壁81aには、
両端が支持された軸体83が設けられている。この軸体
83の外周面は断面形状が中心角270°の円弧を成す
曲面83a(図6参照)を有する。そして、曲面83a
以外の外周面は凹部83bとなっている。
【0039】また、蓋板81には、遊技基板ボックス6
2内に収納される遊技制御回路基板61の電子部品実装
領域86とコネクタ実装領域87a,87bとを仕切る
仕切り壁88a,88bが形成されている。そして、蓋
板81のコネクタ実装領域87a,87bには、コネク
タ挿入用穴89a〜89eが穿設されている。なお、図
示してはいないが、蓋板81には、放熱用の小さい穴が
多数穿設されている。
【0040】[遊技基板ボックス(基板収納ボックス)
の作用]次に、遊技基板ボックス62の作用を図7から
図9に基づき説明する。ボッスク本体110と蓋体80
とを組み付ける際、図7に示すように、蓋体80をボッ
スク本体110に対し90°程度の角度をつけて配置
し、係合爪118の内周面118aに軸体83の曲面8
3aを係合させる。この時、図8に示すように、係合爪
118の断面形状が円弧状であり略C形状の内周面11
8aが外側を向いているので、内周面が欠けた部分の空
間より軸部83を内周面118a側に挿入して容易に係
合させることができる。また、係合爪118の断面形状
が略C形状なので、係合爪118の内周面118aが軸
体83の外周面に倣う形状となるので係合爪118が軸
受けとして機能し軸体83への係合作業が容易になる。
【0041】そして、軸体83を回転軸とし蓋体80を
回転させる時、係合爪118を軸体83の曲面83aに
沿って滑らかに回転させることができ、蓋体80をボッ
クス本体110側に回転させるだけで、ボックス本体1
10を蓋体80で覆うことができ、容易に組み付けるこ
とができる。なお、蓋体80とボックス本体110を組
み付けると、蓋体80側ネジ螺合部84の底部がボック
ス本体110側ネジ螺合部115の円筒状の保護筒部に
挿入され、ネジ螺合部同士が係合する。
【0042】次に、弾球遊技機1を出荷する時には、6
個連設されているネジ螺合部のうち1つのネジ螺合部に
一方向ネジ90を螺合し、図9に示すように、蓋体80
側とボックス本体110側とを締結して遊技基板ボック
スを封止する。なお、各一方向ネジ90はタッピング式
であって頭側に一方向係合溝が、軸部側の螺旋条に切欠
き部がそれぞれ設けられ、一方向係合溝に係合するドラ
イバー等の工具により締め付け方向の一方向にのみ操作
できるようになっている。また、他の5箇所のネジ螺合
部は検査後の再封止用として用いる。他のネジ挿通部側
に先端を螺合し仮止めされている。
【0043】従って、遊技基板ボックス62が封止され
た状態で、遊技基板ボックス62内にドライバーや針が
ね等を挿入することがほぼ不可能となり、結果として制
御基板に対する不正行為が行えない構造になる。
【0044】一方、検査に際して、蓋体80とボッスク
本体110を分離する場合においても、軸体83を中心
に蓋体80を90°程度回転させるだけで、図8に示す
ように、係合爪118の円弧欠落部より軸体83を係合
解除できる。
【0045】以上説明したように、この実施の形態によ
れば、蓋体80をボッスク本体110に対し90°程度
の角度をつけて配置するだけで、軸体83と係合爪11
8の係合が容易であり、係合部を蝶番構造にした場合に
比して蓋体80とボックス本体110との組み付け作業
が短時間で済む。また、蓋体80とボックス本体110
とを組み付けると、長手方向一端部が係合状態となり、
封止手段は長手方向他端部1箇所で済む。従って、防犯
効果を損なうことなく、基板収納ボックス62の構造を
簡素化でき、一方向ネジも少なくて済む。更に、封止手
段が1箇所なので、検査時の封止解除作業や、検査後の
再封止作業が容易になる。
【0046】なお、前述した実施の形態では、ボックス
本体に係合爪を設け、蓋体に軸体を設けたが、別の実施
の形態として、ボックス本体に軸体を設け、蓋体に係合
爪を設けても本発明は成立する。なお、別の実施の形態
の場合の作用効果は前述した実施の形態と同様なので、
その説明を省略する。
【0047】また、前述した実施の形態では、係合爪の
断面形状を中心角180°の円弧状として説明したが、
本発明はこの実施の形態の角度に限定されるものではな
く、係合爪の断面形状は中心角160°以上200°以
下の範囲内の円弧状を成すものであれば良い。なお、係
合爪は断面形状が中心角160°未満の円弧状を成すも
のにすると、軸体の挿入は容易であるが係合状態の維持
に問題があり、一方、その断面形状が中心角200°を
越える円弧状を成すものにすると、軸体の挿入が困難に
なる。
【0048】更に、前述した実施の形態では、蓋体80
およびボックス本体110を透過性のものとして説明し
たが、蓋体およびボックス本体は非透過性のものであっ
てもよい。蓋体およびボックス本体を非透過性のものと
した場合、遊技機のトラブル等により、遊技場係員が遊
技機の前面扉を開ける際に、制御基板上の様子を覗き見
られることを防ぐことができる。
【0049】更にまた、前述した実施の形態では、遊技
機をパチンコ遊技機(弾球遊技機)として説明したが、
本発明の遊技機の基板収納ボックスはスロットマシン等
にも適用可能なことは明白である。
【0050】
【発明の効果】本発明によれば、軸体と係合爪を係合さ
せる際、係合爪の断面形状が円弧状を成すので、円弧状
が欠けた空間より軸体を係合爪の内周面側に挿入して容
易に係合させることができるので、組み付け作業が短時
間で済む。また、長手方向一端部が係合状態にあるの
で、封止手段は長手方向他端部1箇所で済み、防犯効果
を損なうことなく、基板収納ボックスの構造を簡素化で
き、一方向ネジも少なくて済む。更に、封止手段が1箇
所なので、検査時の封止解除作業や、検査後の再封止作
業が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態における弾球遊技機の正
面図である。
【図2】本発明の一実施の形態における弾球遊技機の背
面図である。
【図3】ボックス本体の平面図である。
【図4】蓋体を下面側より見た平面図である。
【図5】図3のA−A矢視図であり、係合爪近傍の拡大
図を示す。
【図6】図4のB−B矢視図であり、軸体近傍の拡大図
を示す。
【図7】蓋体とボックス本体との組み付け作業の説明図
である。
【図8】図7のC部拡大図である。
【図9】蓋体の一部断面図であり、基板収納ボックスを
封止する状態を示す。
【符号の説明】
1…弾球遊技機(遊技機) 2…外枠 3…枠基体 22…操作ハンドル 30…カードユニット装置 40…遊技盤 50…機構板 61…遊技制御回路基板(制御基板) 62…遊技基板ボックス(基板収納ボックス) 71…打球発射装置 80…蓋体 81…蓋板 82…外周壁部 83…軸体 83a…曲面 84,115…ネジ螺合部(封止手段) 90…一方向ネジ 110…ボックス本体 111…底板 112…周壁部 113…載置枠 114…係止片 118…係合爪 118a…内周面

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技動作を制御する制御基板を収納する
    ボックス本体と、このボックス本体に開閉自在に組み付
    ける蓋体と、前記蓋体と前記ボックス本体の組み付け後
    に前記蓋体の開放を封止する封止手段と、を備える遊技
    機の基板収納ボックスにおいて、 前記ボックス本体および前記蓋体のいずれか一方の長手
    方向の一端部に両端が支持された軸体を設けると共に、
    他方の長手方向の一端部に断面形状が円弧状を成して前
    記軸体の外周面に係合する係合爪を設け、 前記長手方向の他端部に前記封止手段を設け、 前記軸体と前記係合爪を係合させて前記ボックス本体に
    前記蓋体を組み付け、前記封止手段にて前記蓋体の開放
    を封止することを特徴とする遊技機の基板収納ボック
    ス。
  2. 【請求項2】 前記係合爪の断面形状は中心角が160
    °以上200°以下の円弧状を成す請求項1記載の遊技
    機の基板収納ボックス。
  3. 【請求項3】 前記軸体の外周面は曲面を有する請求項
    1または2に記載の遊技機の基板収納ボックス。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011130965A (ja) * 2009-12-25 2011-07-07 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2015157206A (ja) * 2015-06-10 2015-09-03 株式会社三洋物産 遊技機

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JP2011130965A (ja) * 2009-12-25 2011-07-07 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
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