JPH11300010A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JPH11300010A
JPH11300010A JP10114653A JP11465398A JPH11300010A JP H11300010 A JPH11300010 A JP H11300010A JP 10114653 A JP10114653 A JP 10114653A JP 11465398 A JP11465398 A JP 11465398A JP H11300010 A JPH11300010 A JP H11300010A
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JP
Japan
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game
gaming machine
image
rom
control
Prior art date
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Pending
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JP10114653A
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English (en)
Inventor
Shohachi Ugawa
詔八 鵜川
Kazutoshi Nakajima
和俊 中島
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Sankyo Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH11300010A publication Critical patent/JPH11300010A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ROM交換を意識せずに遊技盤の交換作業を簡
単に行うことができ、遊技盤と遊技内容の不整合を招く
ことのない遊技機を提供する。 【構成】遊技者が遊技価値を付与することにより遊技が
可能となり、遊技結果に応じて所定量の遊技価値を還付
する遊技機1であって、交換可能に取り付けられた遊技
盤3と、前記遊技盤以外の所定の箇所に取り付けられ、
制御データに基づいて前記遊技機の動作を制御する遊技
制御手段84と、前記遊技盤に取り付けられ、前記制御
データを記憶した制御データ記憶手段200とを有する
ものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばパチンコ
機、スロットマシンのような、遊技者が遊技価値(例え
ば、パチンコ玉、コイン等)を付与することにより遊技
が可能となり、遊技結果に応じて所定量の遊技価値を還
付する遊技機に関し、詳しくは、遊技内容の整合性を維
持して遊技盤等の交換ができる遊技機に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】例えばパチンコ機、スロットマシンのよ
うな、遊技面を備えた遊技機は、遊技面に図柄等を表示
する画像表示手段を備えるものが一般的である。この画
像表示手段に表示する画像としては、その美しさやスト
ーリー性にも高度なものが求められるようになってきて
いる。また、画像に同期した音声等も必要になってい
る。このため、画像表示および音声出力を制御するプロ
グラムの容量、画像および音声データの容量は肥大化す
る一方である。
【0003】従来の遊技機においては、これらのプログ
ラムおよびデータは、マスクROM等のROM(リード
・オンリー・メモリ)IC(集積回路)に格納され、遊
技機を制御するための主基板および画像制御基板内に設
置されていた。遊技機を制御するための遊技制御プログ
ラムは主基板内のROMに記憶され、画像を制御するた
めのプログラムおよびデータは画像制御基板内のROM
に記憶されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の遊技機では遊
技、画像および音声を制御するプログラムおよびデータ
が主基板または画像制御基板内のROMに格納されてい
たため、機種を交換する場合には遊技盤とともに主基板
および画像制御基板内のこれらのプログラムおよびデー
タが格納されたROMも一緒に交換する必要があった。
ROMを適正なものに交換しないと、遊技盤の種類と遊
技内容を制御するプログラムおよびデータとが不整合を
起こし、遊技続行が不可能となる事態も生じうる。この
ように、遊技盤の交換に伴って、それと整合するように
主基板および画像表示手段の交換も必要となるため、遊
技盤の交換作業が複雑となり、作業ミスも生じやすかっ
た。また、取り外された遊技盤、主基板および画像表示
手段は廃棄されていた。
【0005】そこで、本発明は、ROM交換を意識せず
に遊技盤の交換作業を簡単に行うことができ、遊技盤と
遊技内容の不整合を招くことがなく、また、機種交換時
の交換部品を少なくすることのできる遊技機を提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の遊技機は、遊技者が遊技価値を付与するこ
とにより遊技が可能となり、遊技結果に応じて所定量の
遊技価値を還付する遊技機であって、交換可能に取り付
けられた遊技前面部材と、前記遊技前面部材以外の所定
の箇所に取り付けられ、制御データに基づいて前記遊技
機の動作を制御する遊技制御手段と、前記遊技前面部材
に取り付けられ、前記制御データを記憶した制御データ
記憶手段とを有するものである。
【0007】また、上記の遊技機において、前記遊技前
面部材以外の所定の箇所に取り付けられ、静止画、動画
等の画像を表示する画像表示手段を有することが好まし
い。
【0008】また、上記の遊技機において、前記制御デ
ータは、前記遊技制御手段の制御機能を実現するための
遊技制御プログラムと、前記画像表示手段に表示する画
像データと、前記画像表示手段への表示を制御するため
の画像制御プログラムとを含むものであることが好まし
い。
【0009】また、上記の遊技機において、音声信号を
出力する音声出力手段を有し、前記制御データは、前記
音声出力手段に出力する音声信号を作成するための音声
データを含むものであることが好ましい。
【0010】また、上記の遊技機において、前記遊技前
面部材が遊技機に取り付けられると同時に、前記制御デ
ータ記憶手段と前記遊技制御手段とをデータ伝送可能に
連結する情報連結手段を有することが好ましい。
【0011】また、上記の遊技機において、前記制御デ
ータ記憶手段は、着脱可能に設けられたROMカセット
とすることができる。
【0012】また、上記の遊技機において、前記制御デ
ータ記憶手段を収納するケースは、前記ケースを容易に
開放することを防止するか、または開放した痕跡を残す
開放防止手段を含むことが好ましい。
【0013】また、上記の遊技機において、前記遊技制
御手段は、前記制御データ記憶手段の記憶内容の不正変
更を検査するセキュリティチェック手段を有するもので
あることが好ましい。
【0014】上記課題を解決するための手段の具体例
を、発明の実施の形態の表記と対応させて説明する。遊
技機としては、パチンコ機1、パチスロ機233やスロ
ットマシンがある。遊技価値には、パチンコ玉、コイン
等が対応する。遊技前面部材とは、遊技機種に応じた装
飾や遊技部品が配置され遊技機種を識別可能とする遊技
機前面の部材であり、遊技盤3、前扉233が対応す
る。遊技制御手段には、主基板84、画像制御基板21
6が対応する。制御データ記憶手段には、ROMカセッ
ト200、ROMボックス214が対応する。音声出力
手段には、右スピーカ80および左スピーカ81が対応
する。情報連結手段には、ソケット206および差込口
207が対応する。開放防止手段には、ワンウェイ・ネ
ジ101、係止爪104等が対応する。セキュリティチ
ェック手段には、セキュリティ・チェック・プログラム
217が対応する。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を参照して説明する。図1は本発明の遊技機の例として
のパチンコ機1を側面から見た分解図である。パチンコ
機1は、外枠120内に各部材が取り付けられて構成さ
れている。表側に遊技面が形成された遊技盤3は前面枠
119に遊技盤係止片88(図2参照)によって交換可
能に取り付けられている。遊技盤3の後方には、機構板
121が機構板係止片87(図4参照)により取り付け
られている。そして、これらを取り付けた前面枠119
が外枠120に取り付け固定されている。
【0016】遊技盤3の背面側には、制御データ記憶手
段としてのROMカセット200が封印部材117およ
びROMカセット固定部材209によって位置決め固定
されている。封印部材117はROMカセット200を
容易に取り外すことを不可能にする部材であり、ROM
カセット200の不正な交換を防止するためのものであ
る。ROMカセット200の後端部にはソケット206
が形成されている。遊技盤3と機構板121とを組み合
わせて取り付けると、機構板121に設けられた差込口
207にソケット206が差し込まれてROMカセット
200内に記憶された制御データが読み出せるようにな
る。
【0017】機構板121には、画像表示手段53が係
止片89(図4参照)により取り付けられている。画像
表示手段53は、その表示画面が遊技盤3の遊技面側か
ら視認できるよう配置され、その内部には画像表示を制
御する画像制御基板216(図12参照)が設けられて
いる。また、機構板121には、主基板84が取り付け
られている。主基板84は、遊技盤3を含むパチンコ機
1全体の動作を制御する遊技制御手段として機能する。
機構板121には、遊技盤3のROMカセット200に
対向する位置に差込口207が設けられており、遊技盤
3と機構板121とを組み立てると同時に、ROMカセ
ット200のソケット206が差込口207に接続され
る。
【0018】差込口207には、接続ケーブル212,
213が接続されている。接続ケーブル212はROM
カセット200と表示手段53とを連結するものであ
り、接続ケーブル213はROMカセット200と主基
板84とを連結するものである。画像表示手段53は、
ROMカセット200から画像データ、画像制御プログ
ラムを読み出し、それらのプログラムおよびデータに従
って画像表示を行う。主基板84は、ROMカセット2
00から遊技制御プログラムおよびデータを読み出し、
それらのプログラムおよびデータに従って遊技盤3等の
パチンコ機1の制御を行う。
【0019】画像表示手段53としては、CRT、液晶
ディスプレイ等の任意の表示装置を使用することができ
る。ここではCRTを使用している。画像表示手段53
は比較的高価であるため、パチンコ機1の非交換部分に
取り付けておけば、遊技盤3を交換してもそのまま使用
でき交換コストを低減することができる。ここでは、画
像表示手段53は、非交換部分である機構板121に取
り付けられている。ただし、画像表示手段53を交換可
能部分である遊技盤3に取り付けるようにすることもで
きる。
【0020】ROMカセット200が遊技盤3に設けら
れているため、パチンコ機1の遊技盤3を他の種類のも
のに交換する場合には、ROMカセット200も一緒に
交換される。これにより、遊技盤3の遊技内容、すなわ
ち遊技盤3に印刷された絵柄、役物等と、ROMカセッ
ト200内に記憶された画像制御、遊技制御のためのプ
ログラムおよびデータが不整合を起こすことがなく、遊
技盤3と遊技内容との整合状態を維持しつつ、遊技盤3
の交換作業を間違いなく簡単に行うことができる。
【0021】図2は、機構板121を外した状態でのパ
チンコ機1の背面図である。遊技盤3は、遊技盤係止片
88を回動させることにより前面枠119に交換可能に
取り付けられている。遊技盤3には遊技盤開口部123
が設けられており、この遊技盤開口部123を通して画
像表示手段53の表示画面が遊技者に視認可能となって
いる。また、遊技盤3の裏面左下部にROMカセット2
00が、封印部材117およびROMカセット固定部材
209によって固定されている。支持軸210は、機構
板121を支持するために前面枠119に設けられてい
る。
【0022】図3は、機構板121の正面図である。機
構板121の表側にはCRT支持板208が設けられて
おり、CRT支持板208に画像表示手段53が固定さ
れている。また、機構板121の表側のROMカセット
200に対向する位置には、差込口207が設けられて
いる。機構板121の側端部には軸受部211が設けら
れており、この軸受部211に前面枠119の支持軸2
10が挿入される。機構板121を機構板係止片87
(図4参照)により固定すると、差込口207に遊技盤
3上のROMカセット200のソケット206が差し込
まれて、データの読み出しが可能となる。
【0023】図4は、機構板121の背面図である。機
構板121の裏面側には、画像表示手段53が係止片8
9によって固定されている。差込口207からは、接続
ケーブル212により表示手段53に接続され、また接
続ケーブル213により主基板84に接続されている。
機構板121の軸受部211に前面枠119の支持軸2
10を挿入し、機構板121を遊技盤3と組み合わせて
機構板係止片87により固定する。
【0024】図5は、ROMカセット200の拡大図で
ある。ROMカセット200の内部にはROM基板20
1が設けられている。ROM基板201には、音声デー
タ用ROM202、遊技データ用ROM203、画像デ
ータ用ROM204が実装されている。ROM基板20
1の下端部は、カード・エッジ・コネクタとしての端子
205が設けられており、ソケット206の中央部に位
置決めされている。
【0025】図6は、ROMカセット200のソケット
206を示す図であり、図5のROMカセット200を
下方から見た図である。ROMカセット200の下面中
央部に突出してソケット206が設けられており、ソケ
ット206の中央部にはROM基板201の端子205
の部分が位置している。このそれぞれの端子205が差
込口207の対応する端子に接続される。
【0026】図7は、他の実施の形態の遊技盤3の背面
図である。遊技盤3の裏面側には、画像表示手段53が
係止片89によって固定されている。遊技盤3の表側か
らは画像表示手段53の表示画面が遊技者に視認可能と
なっている。また、遊技盤3の裏面左下部には、制御デ
ータ記憶手段の他の実施の形態としてのROMボックス
214が固定されている。ROMボックス214の下部
にはソケット206が設けられている。ROMボックス
214の画像制御用端子215(図8参照)と画像表示
手段53とは、接続ケーブル218によって接続されて
いる。なお、画像表示手段53は前述のごとく機構板1
21に取り付けてもよい。
【0027】図8は、ROMボックス214の拡大図で
ある。ROMボックス214のケースには、開閉部10
0が開閉可能に設けられており、内部には音声データ用
ROM202、遊技データ用ROM203、画像データ
用ROM204がICソケット等により交換可能に実装
されている。ROMボックス214内のROMを交換す
ることは、遊技内容を決定する遊技制御プログラム等を
交換することにもなるので、パチンコ機1の違法改造を
防止するためにも、ROMボックス214内のROMは
容易に交換可能であってはならない。しかし、全く交換
ができないのでは、プログラムやデータの改訂等の際に
不便である。
【0028】そこで、この実施の形態のROMボックス
214では、開閉部100が固定板103の係止爪10
4によって、閉状態で固定されている。係止爪104
は、固定板103に一体成形により作成されるか、また
は固着されていて、専用の工具やドライバ等によって折
り曲げるまたは切り取る等して破断することが可能であ
る。最初は開閉部100を、「A」が表示された2個の
固定板103をワンウェイ・ネジ101によってネジ止
め固定する。ワンウェイ・ネジ101は、締める方向の
みに回転が可能であり、一旦締めると取り外すことがで
きなくなるネジである。
【0029】ROM202〜204を交換する場合は、
工具によって係止爪104を破断し、開閉部100を開
けて行う。交換後の開閉部100の固定は「B」が表示
された2個の固定板103によって行う。次の交換では
「C」が表示された固定板103によって固定する。こ
のようにして、2回までROM202〜204を交換す
ることができる。これによりROM202〜204は容
易には交換できず、また、交換されたことも一目で識別
できる。開放防止手段としては、ワンウェイ・ネジ10
1、係止爪104等が対応する。
【0030】開放防止手段としては、この他にも、開閉
部100に錠を設ける、開閉部100を封印シールを貼
り付けることにより封止する等の手段が考えられる。封
印シールは、剥がすとケースおよび開閉部100に模様
が残り、剥がしたことが一目で分かるようなものを使用
する。これらの開放防止手段によっても、ROM202
〜204の違法交換を防止でき、たとえ無理に交換した
としても違法交換を行ったことが一目で識別できる。
【0031】図9は、パチンコ機1の正面図である。右
スピーカ80は右音声信号を出力するものであり、左ス
ピーカ81は左音声信号を出力するものである。右スピ
ーカ80、左スピーカ81が音声出力手段として機能す
る。遊技盤3の表側は、遊技面として形成されており、
その表面に各種部品が配置されている。遊技盤3の中央
部は、帯状の板金材で作られた区画レール2によって仕
切られた円形状の遊技領域とされている。
【0032】遊技領域の中央部には画像表示手段53の
表示画面が視認可能に配置されている。画像表示手段5
3の表示画面には、スロットマシン状の変動停止可能な
図柄やその他の動画、静止画等の遊技に係る情報を表示
する。画像表示手段53の下部には始動口9が配置され
ている。始動口9に玉が入る確率は、この始動口9の直
上の複数本の入賞調整釘の微調整により変更することが
できる。始動口9に入ったパチンコ玉は、始動検出器3
4(図10)により検出される。
【0033】始動検出器34が入賞したパチンコ玉を検
出すると、景品玉としてのパチンコ玉を予め決められた
規定数だけ払い出す。この払い出しと同時に、画像表示
手段53には、スロットマシンの3個の回転体の図柄表
示が回転するかのような動画を表示する。回転体の回転
が停止し、その図柄が特定の組み合わせに一致すると、
大当りとなる。
【0034】ここで、「大当り」とは、画像表示手段5
3の表示が予め決められた特定の組み合わせに一致し、
開閉板22が開いて大入賞口となり、その大入賞口から
多くのパチンコ玉が入り得る状態、すなわち大当り状態
になることをいう。開いた開閉板22は、開いた後所定
時間(例えば30秒)経過するか、または所定個数(例
えば10個)のパチンコ玉が大入賞口から入るか、どち
らかの条件が満たされた時点で閉じる。大当り状態で
は、発光ダイオード(LED)24が点滅状態となる。
また、個数表示器25には大入賞口から入ったパチンコ
玉の数が表示される。
【0035】画像表示手段53の両側方にワープ口17
が設けられている。ワープ口17に玉が入る確率は、こ
のワープ口17の直上の複数本の入賞調整釘の微調整に
より変更される。ワープ口17に入ったパチンコ玉は、
ワープ玉出口10から出てくる。ワープ口17に入った
パチンコ玉は、通過玉検出器13によって検出され、そ
れにより図柄表示器20に表示される普通図柄が変動す
る。普通図柄が、特定の図柄に一致すると当りとなる。
ここで、「当り」とは、図柄表示器20に表示される図
柄が予め定められたものになり、始動口9の可動片14
が開き、パチンコ玉が始動口9に入賞玉として入る確率
が高くなる状態を言う。
【0036】また、画像表示手段53の下側には、始動
記憶表示器6が設けられている。始動記憶表示器6は、
始動口9に入賞し、かつまだ画像表示手段53の変動表
示を始動していないパチンコ玉の数を記憶し表示するた
めのものである。始動記憶表示器6は、最高4個までの
始動記憶数を記憶、表示することができる。さらに、図
柄表示器20の両側には図柄記憶表示器21が設けられ
ている。図柄記憶表示器21は、ワープ口17に入り、
かつまだ図柄表示器20の図柄変動を始動していないパ
チンコ玉の数を記憶し表示するためのものである。図柄
記憶表示器21は、最高4個までの図柄変動数を記憶、
表示することができる。
【0037】遊技領域には、固定入賞口7,11,15
も設けられている。サイドランプ18は、パチンコ玉が
固定入賞口7,11,15や始動口9等に入って入賞し
たときに点滅する飾りランプである。風車19は、パチ
ンコ玉がこれに衝突したときに回転して、パチンコ玉の
落下速度、落下方向に変化を与えるものである。アウト
口16は、どの入賞口や始動口9にも入らなかったパチ
ンコ玉が排出されるところである。
【0038】パチンコ機1の下部には、ハンドル28が
回動自在に設けられている。ハンドル28を回動させる
ことにより、パチンコ玉を電動で遊技領域に向かって発
射することができる。上皿29は、ハンドル28の操作
で打ち出す玉を多数貯留しておくための容器である。上
皿29には、入賞したとき払い出される賞球も入るよう
に構成されている。
【0039】賞球玉で上皿29が満杯になると、賞球は
自動的に上皿29の下部に配置された下皿31に払い出
される。また、上皿玉抜レバー26を横移動させること
により、上皿29のパチンコ玉を下皿31に移動させる
ことができる。下皿31のパチンコ玉を抜き取るには、
下皿玉抜レバー30を横移動させて、パチンコ玉を別途
用意した容器(図示せず)に落下させる。
【0040】図10、図11は、主基板84のその周辺
の回路構成を示すブロック図である。主基板84は、パ
チンコ機1の各表示器やその他の部品の動作を制御する
ためのものである。主基板84上の基本回路45には、
ワンチップ・マイクロコンピュータ(以下、マイコンと
いう)71が設けられており、種々のデータ処理を行
う。マイコン71には、CPU72、ROM73、RA
M74等が1チップ内に内蔵されている。アドレスデコ
ード回路41は、基本回路45に接続される種々の入出
力回路の入出力ポートのアドレスをデコードして、マイ
コン71からアクセス可能とするものである。
【0041】入力回路35は、通過玉検出器13、球数
検出器32、特定球検出器33、始動検出器34からの
検出信号を入力するためのものである。始動検出器34
は、始動口9に入賞したパチンコ玉を検出するものであ
る。基本回路45は、入力回路35からの入力信号によ
り、所定のルールおよび手順に従って、表示器等の各部
品の動作を制御する。
【0042】LED回路46は、パチンコ機1のLED
による各種の表示装置への出力を行う回路である。図柄
表示器20は変動可能な普通図柄を表示するものであ
り、図柄記憶表示器21は、ワープ口17に入り、かつ
まだ図柄表示器20の図柄変動を始動していないパチン
コ玉の数を記憶し表示するためのものである。個数表示
器25は、大入賞口から入ったパチンコ玉の数を表示す
るためのものである。始動記憶表示器6は、始動口9に
入賞し、かつまだ画像表示手段53の変動表示を始動し
ていないパチンコ玉の数を記憶し表示するためのもので
ある。また、LED表示器47は、その他の飾り表示や
大当り時の点滅表示等を行うためのものである。
【0043】情報出力回路37は、大当り信号、図柄確
定回数信号、確率変動信号を出力するためのものであ
る。これらの出力信号は、パチンコホールに設けられた
管理コンピュータ等に送られ、各パチンコ機1の状態を
モニターしたり、各種の集計データを作成するために使
われる。電飾信号回路40は、パチンコ機1の上方等の
近傍にある電飾装置に対する制御信号を出力するための
ものである。ソレノイド回路48は、遊技盤3の遊技面
に配置された可動部品である可動片14や開閉板22を
駆動するためのものである。ソレノイド49は可動片1
4を駆動するためのものであり、ソレノイド50は開閉
板22を駆動するためのものである。
【0044】主基板84の基本回路45には、制御デー
タ記憶手段としての外部ROM61が接続されている。
外部ROM61には、前述のROMカセット200やR
OMボックス214が対応する。マイコン71は、外部
ROM61の遊技データ用ROM203内の遊技制御プ
ログラムを実行したり遊技データを利用したりする。遊
技データ用ROM203内のプログラムおよびデータと
しては、パチンコ機1の各表示器やその他の部品の動作
を制御するための遊技制御プログラムおよびそのための
データがある。
【0045】初期リセット回路38は、パチンコ機1の
電源がオンになった時に基本回路45に初期動作を行わ
せるものであり、マイコン71はROM73に記憶され
た初期動作プログラムに従って、基本回路45の初期化
等を行い、パチンコ機1全体の初期化動作を行う。ま
た、システムリセット時にも初期リセット回路38によ
る初期化が行われる。定期リセット回路39は、CPU
72を定期的(例えば2ミリ秒ごと)にソフトリセット
し、一定時間ごとに遊技制御プログラム等を実行させる
ものである。詳細は後述する。
【0046】図11は、主基板84の図10に続く部分
を示すブロック図である。図10の符号D,E,Fは、
図11の符号D,E,Fにそれぞれ接続している。ラン
プ回路55は、サイドランプ18等のランプを点灯、点
滅制御するためのものである。また、CRT回路54
は、画像表示手段53に対するデータを出力するための
ものである。電源回路58は、主基板54やCRT63
に対して、種々の電源電圧を供給するためのものであ
る。
【0047】音声合成回路56は、マイコン71からの
コマンドに従って音声信号を合成し、その音声信号を音
声増幅回路57を介して右スピーカ80、左スピーカ8
1に出力する。マイコン71は、遊技制御プログラムに
従って音声合成回路56にコマンドを送り、画像表示と
同期した音声出力を行う。また、音声合成回路56は、
外部ROM61内の音声データ用ROM202に直接ア
クセスすることができ、音声データを音声データ用RO
M202から直接読み出す。
【0048】図12は、画像制御基板216とその周辺
の回路構成を示すブロック図である。画像制御基板21
6は画像表示手段53の内部に設けられている。画像表
示手段53には、コネクタ66、画像制御基板216、
CRT63等が含まれる。コネクタ66には、データ信
号線CD0〜CD7、割り込み信号線INT、接地線G
ND、電源線+5V,+12Vが接続されている。電源
線の電源電圧は主基板84から供給される。コネクタ6
6は、主基板84のCRT回路54にケーブルで接続さ
れるものである。
【0049】画像制御基板216には、CRTコントロ
ール回路67が設けられており、種々のデータ処理を行
い、画像処理プロセッサ59に画像表示のためのコマン
ドを出力する。画像処理プロセッサ59は、CRTコン
トロール回路67からのコマンドに従って、画像表示お
よび画像処理を高速に行う画像処理専用のプロセッサで
ある。画像処理プロセッサ59の画像出力信号はDA変
換回路62を介してCRT63に出力される。また、画
像処理プロセッサ59からは同期信号もCRT63に出
力される。
【0050】画像処理プロセッサ59は、外部ROM6
1中の画像データ用ROM204に直接アクセスするこ
とができる。画像処理プロセッサ59は、画像データ用
ROM204内の画像制御用プログラムを実行したり、
画像データを利用したりすることができる。VRAM6
0は、CRT63に表示する画像に直接対応するデータ
を記憶するビデオ用RAMである。画像処理プロセッサ
59は、VRAM60の内容を周期的に走査して、CR
T63に表示する画像信号を作成する。
【0051】パチンコ機1の電源がオンとなり、画像制
御基板216に電源電圧が供給されると、画像処理プロ
セッサ59は付加回路であるリセット回路64により初
期化される。また、システムリセット時にも画像処理プ
ロセッサ59は、リセット回路64により初期化され
る。発振回路65は、画像処理プロセッサ59に走査周
波数や同期信号の基礎となるクロック信号を与える回路
である。
【0052】図13は、主基板84のマイコン71(C
PU72)のメモリ空間のメモリマップを示す図であ
る。マイコン71のアドレス空間は64KBであり、ア
ドレスを16進数で「0000h」のように表すと、0
000h〜00FFhは、内蔵RAMエリアでありRA
M74のアドレス領域である。1000h〜103Fh
は、内蔵レジスタエリアでありCPU72の内蔵レジス
タに関連したアドレス領域である。2200h〜DFF
Fhは、内蔵ROMエリアでありROM73のアドレス
領域である。E000h〜FFFFhは、外部ROMエ
リアであり遊技データ用ROM203のアドレス領域で
ある。マイコン71は、外部ROMエリアの遊技制御プ
ログラムを実行し、遊技データを利用する。
【0053】図14は、音声データ用ROM202のア
ドレスマップを示す図である。音声データ用ROM20
2は、音声合成回路56によってアクセスされるもので
あり、アドレス空間は2MBである。000000h〜
1FFFFEhが音声データエリアであり、音声信号を
合成するための音声のサンプリングデータやMIDIデ
ータ等が記憶されている。音声合成回路56は、音声デ
ータエリアの音声データを読み取って音声信号を合成す
る。
【0054】図15は、画像制御基板216の画像処理
プロセッサ59の論理アドレス空間のメモリマップを示
す図である。画像処理プロセッサ59は、論理アドレス
空間として64KBのアドレス空間を有するものである
が、この論理アドレス空間に2MBの物理アドレス空間
のメモリをメモリマッピングによりマッピングし、2M
Bの物理メモリをアクセスすることができる。
【0055】0000h〜1FFFhは、I/Oおよび
内蔵レジスタエリアである。2000h〜3FFFh
は、ワークRAMエリアであり画像処理プロセッサ59
に内蔵されたRAMのためのアドレス領域である。40
00h〜5FFFhは、VRAMエリアでありVRAM
60のためのアドレス領域である。6000h〜7FF
Fhは、画像データエリアであり画像データ用ROM2
04内の画像データを記憶するアドレス領域である。8
000h〜FFFFhは、プログラムおよびデータエリ
アであり画像データ用ROM204内の画像制御プログ
ラムおよびデータを記憶するアドレス領域である。すな
わち、6000h〜FFFFhが外部ROM61(画像
データ用ROM204)のためのアドレス領域となって
いる。
【0056】図16は、画像処理プロセッサ59の物理
アドレス空間のメモリマップを示す図である。物理アド
レス空間は2MBの領域である。000000h〜0F
FFFFhは、外部ROMエリアであり画像データ用R
OM204のアドレス領域である。この外部ROMエリ
アは、論理アドレスでは6000h〜FFFFhにマッ
ピングされる。1F0000h〜1F1FFFhはワー
クRAMエリアであり、1F2000h〜1F3FFF
hはVRAMエリアであり、1FE000h〜1FFF
FFhはI/Oおよび内蔵レジスタエリアである。これ
らの領域も論理アドレス空間の対応する領域にマッピン
グされている。
【0057】図17は、画像データ用ROM204のア
ドレスマップを示す図である。アドレスは物理アドレス
空間のアドレス値を表している。000000h〜00
B410hには、5つのプログラムエリア、割込みベク
タエリア、データエリアが存在している。これらの領域
は画像制御プログラムとそのためのデータを記憶する領
域である。また、010000h〜0FC8FFhには
3つの画像データエリアが存在している。これらの領域
は画像表示手段53に表示する画像データを記憶する領
域である。
【0058】図18は、主基板84のマイコン71の処
理を示すフローチャートである。処理301では、作業
者によりパチンコ機1の電源が投入され、主基板84の
マイコン71にも電源電圧が供給される。これによりマ
イコン71は、ハードウェアによるリセット動作を行
う。マイコン71のリセット動作においては、これから
説明するようにROM73に記憶されたセキュリティ・
チェック・プログラム217およびその他の初期化プロ
グラムを実行し、次に遊技制御プログラム等を実行す
る。
【0059】呼出処理302では、外部ROM61(遊
技データ用ROM203)中のセキュリティ・コードの
チェックを行うセキュリティ・コード・チェック・プロ
グラムを呼び出す。このプログラムは外部ROM61に
記憶されたデータが不正に改変されているか否かを検出
するものであり、外部ROM61の違法交換等を検出し
て防止するためのものである。データの改変を検出する
と、テスト用タイマに所定の時間(例えば60秒=60
00ミリ秒)をセットする。このプログラムの処理内容
の詳細は、図19に基づいて後で説明する。このセキュ
リティ・コード・チェック・プログラムはROM73中
のセキュリティ・チェック・プログラム217に含まれ
ている。
【0060】処理303は、RAM74中のスタック領
域のクリアとCPU72のスタックレジスタの値のセッ
トを行うものである。次の判断304では、RAM74
中の所定のアドレスに所定のデータ値が記憶されている
かどうかをチェックする。所定のデータであれば、RA
M74は初期化が完了しているので呼出処理305に進
み、所定のデータでなければ、処理307に進む。処理
307は、RAM74の記憶内容を初期化して必要なデ
ータをセットする。また、初期化が完了したことを示す
ために、RAM74の所定のアドレスに所定のデータを
セットする。処理307の後は、判断311に進み定期
リセットを待つ。
【0061】呼出処理305は、遊技制御プログラムを
呼び出してパチンコ機1の制御を行うものである。遊技
制御プログラムは、外部ROM61の遊技データ用RO
M203に記憶されている。次の呼出処理306は、呼
出処理305で実行した遊技制御プログラムの実行アド
レスをチェックする実行アドレス・チェック・プログラ
ムを呼び出すものである。これも外部ROM61中のプ
ログラムが改変されているか否かを検出するためのもの
であり、違法改造の防止を目的とするものである。この
プログラムの処理内容の詳細は、図20に基づいて後で
説明する。この実行アドレス・チェック・プログラムも
ROM73中のセキュリティ・チェック・プログラム2
17に含まれている。
【0062】判断308は、テスト用タイマに所定の時
間がセットされているか否かを判断する。セットされて
いればテスト用タイマの値は0以外の値となり、セット
されていなければ0となる。テスト用タイマに所定の時
間(ミリ秒単位)がセットされると、タイマの値は時間
とともに減少し、0になると止まる。判断308におい
て、テスト用タイマの値が0であれば判断311に進み
定期リセット回路39による定期リセットが生じるのを
待つ。これは外部ROM61中のデータが改変されてい
ない場合の通常動作である。
【0063】判断308において、テスト用タイマの値
が0以外の値であれば、判断309に進みテスト用タイ
マの値が100(ミリ秒)より小さいか否かを判断す
る。テスト用タイマの値が100より小さくなければ、
判断311に進み定期リセットを待つ。テスト用タイマ
の値が100より小さければ、処理310にすすみシス
テムリセットを行って処理302に戻る。システムリセ
ットではパチンコ機1全体を初期化してしまうため遊技
を続行することはできない。したがって、テスト用タイ
マに時間がセットされている場合は、その時間内でのみ
遊技が可能であり、その時間が経過するとパチンコ機1
が初期化されるようになっている。
【0064】判断311は、一定時間(例えば2ミリ
秒)ごとの定期リセットを待つものである。定期リセッ
ト回路39からのリセット信号があると処理303に戻
る。この定期リセットのループにより、遊技制御プログ
ラムを一定時間ごとに実行しパチンコ機1を継続的に制
御している。
【0065】図19は、セキュリティ・コード・チェッ
ク・プログラムの処理を示すフローチャートである。外
部ROM61の所定の領域には、記憶内容のデータを所
定の演算式によって演算した演算結果のセキュリティ・
コードが記録されている。セキュリティ・コードとして
は、例えばCRCコード等が使用できる。外部ROM6
1の別の所定の領域には、セキュリティ・コードを演算
するための演算式が暗号化して記録されている。このセ
キュリティ・コード・チェック・プログラムは、図18
の呼出処理302において呼び出される。
【0066】処理321は、外部ROM61からデータ
を読み出す。次の処理322で、暗号化された演算式を
復号化して元に戻す。そして処理323で、復号化した
演算式によって、外部ROM61の所定の領域のデータ
を演算してセキュリティ・コードを求め、それを外部R
OM61の別の領域に記憶されている予め演算されたセ
キュリティ・コードと比較する。判断324において比
較結果を判断する。セキュリティ・コードが一致すれ
ば、外部ROM61には変更がなされていないとみなし
何もせずに呼び出し元に戻る。
【0067】セキュリティ・コードが一致しなければ、
外部ROM61に違法な変更がなされているとみなし処
理325に進む。処理325では、テスト用タイマに所
定の時間(例えば60秒)をセットする。その後呼び出
し元に戻る。テスト用タイマに時間がセットされると、
その時間が経過するまでの間だけ遊技が可能となり、そ
の後パチンコ機1は初期化されて遊技が継続できなくな
る。
【0068】図20は、実行アドレス・チェック・プロ
グラムの処理を示すフローチャートである。この実行ア
ドレス・チェック・プログラムは、図18の呼出処理3
06において呼び出される。処理341では、図18の
呼出処理305で呼び出された遊技制御プログラムにお
いてCPU72が実行した実行アドレスをRAM74の
所定の領域に出力する。実行アドレスは遊技制御プログ
ラムを解析したり、RAM74中のスタック領域に記憶
されているサブルーチンからの戻りアドレスを解析する
などして求める。
【0069】処理342では、実際に実行された実行ア
ドレスをチェックして、実行アドレスの最大値と最小値
を求める。次の判断343において、実行アドレスの最
大値、最小値が正規の範囲内にあるか否かを判断する。
実行アドレスの正規の範囲は、外部ROM61の所定の
領域に記憶されている。実行アドレスが正規範囲内であ
れば、外部ROM61には変更がなされていないとみな
し何もせずに呼び出し元に戻る。実行アドレスが正規範
囲でなければ、外部ROM61に不正な変更がなされて
いるとみなし処理344に進む。処理344では、シス
テムリセットを行い、パチンコ機1を電源投入時と同様
に初期化する。システムリセットにより遊技は継続でき
なくなり、図18の呼出処理302に制御が移る。
【0070】以上の実施の形態は、本発明をパチンコ機
に適用したものであったが、次に本発明をパチスロ機に
適用した例を示す。図21は、本発明を画像式パチスロ
機に適用した実施の形態を示す斜視図である。パチスロ
機230には、前扉233が開閉可能かつ交換可能に設
けられており、前扉233の裏側にはROMカセット2
00が取り付けられている。ROMカセット200はパ
チンコ機1におけるそれと同様のものである。
【0071】パチスロ機230の内部には、画像表示手
段53、主基板84が設けられており、主基板84のR
OMカセット200に対向する位置には差込口207が
設けられている。前扉233を閉じた状態では、差込口
207にROMカセット200が接続され、遊技者には
前扉233の窓を通して画像表示手段53に表示される
遊技画像が視認可能となる。また、パチスロ機230の
内部には、コインを払い出すためのコイン払出ホッパー
231が配置されている。装飾パネル234は装飾が施
された飾りパネルである。
【0072】このようにすれば、前扉233のみを交換
することによってパチスロ機233の機種交換が行え
る。従来ではパチスロ機233の機種交換は、筐体を含
む遊技機全体を交換していたが、前扉233のみの交換
により機種交換が行えることになり、機種交換のコスト
が著しく減少する。前扉233を交換することで、RO
Mカセット200も同時に交換されるので、前扉233
の絵柄と遊技画像とが不整合となることもない。
【0073】以上の実施の形態において、外部ROMと
してはマスクROM、EPROM、フラッシュROM等
が使用できる。なお、以上の実施の形態では、制御デー
タ記憶手段としてROMカセット、ROMボックス等に
収納された外部ROMを使用するものとしたが、本発明
はこれに限定されるものではない。ROMに換えて、不
揮発RAMも使用でき、またCD−ROM、光磁気ディ
スク、大容量交換可能磁気ディスク、固定ディスク装置
等の任意の補助記憶媒体も使用できる。
【0074】制御データ記憶手段には、画像制御プログ
ラムおよびデータのみを記憶させ、遊技制御に関するプ
ログラム等は、従来通り主基板のROMにより制御して
もよい。この場合、図柄のみの変更(マイナーチェン
ジ)が容易であり、画像のみの変更なので、ROMカセ
ットの不正交換等のセキュリティ上の問題も少ない。ま
た、日によって異なる画像とすることも可能である。
【0075】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下のような効果を奏する。
【0076】制御データ記憶手段が遊技盤に取り付けら
れているため、遊技盤の交換作業時にROM交換を意識
せずに作業を簡単に行うことができ、遊技盤と遊技内容
との不整合を招くことがなくなる。また、遊技制御手段
が遊技盤以外の所定の箇所に取り付けられているため、
遊技盤の交換時に遊技制御手段は交換されず、遊技盤の
交換コストを低減させることができる。
【0077】画像表示手段が遊技盤以外の所定の箇所に
取り付けられているため、遊技盤の交換時に画像表示手
段は交換されず、遊技盤の交換コストを低減させること
ができる。
【0078】制御データ記憶手段に遊技制御プログラ
ム、画像制御プログラムおよび画像データを記憶するよ
うにしたため、遊技盤と遊技内容との不整合を招くこと
がなくなる。
【0079】音声出力手段を有し、制御データ記憶手段
に音声データとを他のデータとともに記憶するようにし
たため、画像に同期した音声を出力することができ、遊
技内容と音声の不整合を招くことがなくなる。
【0080】遊技盤を取り付けると同時に制御データ記
憶手段と遊技制御手段とを情報連結手段によって連結す
るようにしたため、遊技盤の交換作業時にROM接続を
意識せずに作業を簡単に行うことができる。外部ROM
の接続忘れによる作業ミスをなくすことができる。
【0081】制御データ記憶手段としてROMカセット
を使用するようにしたので、制御データのアクセスを高
速に行うことができ、また、ROMカセットに記憶され
たプログラムを直接実行することができる。
【0082】制御データ記憶手段を収納するケースとし
て、外部ROMを容易に交換できなくする開放防止手段
を含むものとしたため、不正に外部ROMを交換して遊
技機を不正改造することを防止できる。
【0083】制御データ記憶手段の記憶内容の不正変更
検査するセキュリティチェック手段を有するため、記憶
内容の不正変更が行われた場合に継続的な遊技の続行が
不可能となり、記憶内容を不正に変更した外部ROMに
よる遊技機の違法改造を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の遊技機としてのパチンコ機の
分解側面図である。
【図2】図2は、機構板を外した状態でのパチンコ機の
背面図である。
【図3】図3は、機構板の正面図である。
【図4】図4は、機構板の背面図である。
【図5】図5は、ROMカセットの拡大図である。
【図6】図6は、ROMカセットのソケットを示す図で
ある。
【図7】図7は、他の実施の形態の遊技盤の背面図であ
る。
【図8】図8は、ROMボックスの拡大図である。
【図9】図9は、パチンコ機の正面図である。
【図10】図10は、主基板の回路構成を示すブロック
図である。
【図11】図11は、主基板の回路構成を示すブロック
図である。
【図12】図12は、画像制御基板の回路構成を示すブ
ロック図である。
【図13】図13は、主基板のマイコンのメモリマップ
を示す図である。
【図14】図14は、音声データ用ROMのアドレスマ
ップを示す図である。
【図15】図15は、画像制御基板の画像処理プロセッ
サの論理アドレス空間のメモリマップを示す図である。
【図16】図16は、画像処理プロセッサの物理アドレ
ス空間のメモリマップを示す図である。
【図17】図17は、画像データ用ROMのアドレスマ
ップを示す図である。
【図18】図18は、主基板のマイコンの処理を示すフ
ローチャートである。
【図19】図19は、セキュリティ・コード・チェック
・プログラムの処理を示すフローチャートである。
【図20】図20は、実行アドレス・チェック・プログ
ラムの処理を示すフローチャートである。
【図21】図21は、本発明を画像式パチスロ機に適用
した例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1…パチンコ機 2…区画レール 3…遊技盤 5…前面扉 6…始動記憶表示器 7…固定入賞口 9…始動口 10…ワープ玉出口 11…固定入賞口 13…通過玉検出器 14…可動片 15…固定入賞口 16…アウト口 17…ワープ口 18…サイドランプ 19…風車 20…図柄表示器 21…図柄記憶表示器 22…開閉板 53…画像表示手段 61…外部ROM 63…CRT 80…右スピーカ 81…左スピーカ 84…主基板 100…開閉部 101…ワンウェイ・ネジ 103…固定板 104…係止爪 119…前面枠 120…外枠 121…機構板 200…ROMカセット 202…音声データ用ROM 203…遊技データ用ROM 204…画像データ用ROM 206…ソケット 207…差込口 214…ROMボックス 216…画像制御基板

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】遊技者が遊技価値を付与することにより遊
    技が可能となり、遊技結果に応じて所定量の遊技価値を
    還付する遊技機であって、 交換可能に取り付けられた遊技前面部材と、 前記遊技前面部材以外の所定の箇所に取り付けられ、制
    御データに基づいて前記遊技機の動作を制御する遊技制
    御手段と、 前記遊技前面部材に取り付けられ、前記制御データを記
    憶した制御データ記憶手段とを有することを特徴とする
    遊技機。
  2. 【請求項2】請求項1に記載した遊技機であって、 前記遊技前面部材以外の所定の箇所に取り付けられ、静
    止画、動画等の画像を表示する画像表示手段を有するこ
    とを特徴とする遊技機。
  3. 【請求項3】請求項2に記載した遊技機であって、 前記制御データは、前記遊技制御手段の制御機能を実現
    するための遊技制御プログラムと、前記画像表示手段に
    表示する画像データと、前記画像表示手段への表示を制
    御するための画像制御プログラムとを含むものであるこ
    とを特徴とする遊技機。
  4. 【請求項4】請求項3に記載した遊技機であって、 音声信号を出力する音声出力手段を有し、 前記制御データは、前記音声出力手段に出力する音声信
    号を作成するための音声データを含むものであることを
    特徴とする遊技機。
  5. 【請求項5】請求項1〜4のいずれか1つに記載した遊
    技機であって、 前記遊技前面部材が遊技機に取り付けられると同時に、
    前記制御データ記憶手段と前記遊技制御手段とをデータ
    伝送可能に連結する情報連結手段を有することを特徴と
    する遊技機。
  6. 【請求項6】請求項1〜5のいずれか1つに記載した遊
    技機であって、 前記制御データ記憶手段は、着脱可能に設けられたRO
    Mカセットであることを特徴とする遊技機。
  7. 【請求項7】請求項1〜6のいずれか1つに記載した遊
    技機であって、 前記制御データ記憶手段を収納するケースは、前記ケー
    スを容易に開放することを防止するか、または開放した
    痕跡を残す開放防止手段を含むことを特徴とする遊技
    機。
  8. 【請求項8】請求項1〜7のいずれか1つに記載した遊
    技機であって、 前記遊技制御手段は、前記制御データ記憶手段の記憶内
    容の不正変更を検査するセキュリティチェック手段を有
    するものであることを特徴とする遊技機。
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