JP2001275852A - 液体加熱装置 - Google Patents

液体加熱装置

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JP2001275852A
JP2001275852A JP2000091912A JP2000091912A JP2001275852A JP 2001275852 A JP2001275852 A JP 2001275852A JP 2000091912 A JP2000091912 A JP 2000091912A JP 2000091912 A JP2000091912 A JP 2000091912A JP 2001275852 A JP2001275852 A JP 2001275852A
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combustion gas
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fins
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数司 村瀬
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Abstract

(57)【要約】 【課題】液槽内に設けられる排気管の熱交換率を高め
て、装置自体に十分な熱効率が得られると共にその排気
温度を低くし得る液体加熱装置を提供する。 【解決手段】液槽の下部の一方側にバーナが配置された
燃焼室を設けると共に、液槽内にその一方側から他方側
に向けて少なくとも左右に略垂直な側面壁を有する筒状
の排気管を略水平状態で配置し、燃焼室内の燃焼ガスを
排気管内に流通させて液槽内の液体を加熱する液体加熱
装置において、排気管の側面壁内面に長手方向と略水平
方向に直交するスリットを有してフィンを固着すると共
に、フィンに排気管内を流れる燃焼ガスを下流側に向け
て下方に指向させ得る燃焼ガス誘導手段を設けたことを
特徴とする。前記燃焼ガス誘導手段は、例えば略水平方
向に突出すると共にその下流側が低くなる如く傾斜した
フィンの側壁部で形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばフライヤ
ー、茹麺機等の液体加熱装置に係わり、特に液槽内の液
体を効率良く加熱し得る液体加熱装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の液体加熱装置としてのフ
ライヤーは、例えば実開昭61−52152号公報に開
示されている。このフライヤー1は、図7及び図8に示
すように、本体2の上部に設けられた液槽3を有し、こ
の液槽3内の高さ方向の略中間位置には、一端側3a
(本体2の前方側)から他端側3b(本体2の後方側)
に向けて貫通する4本の円筒形状の排気管4が水平状態
で配置されている。この排気管4内には、左右に傾斜し
て排気管4内を交互に十字形状に貫通する接続管5a、
5bが、長手方向に所定の間隔を有して取り付けられて
いる。
【0003】また、液槽3の一端側3aの下部には、液
槽3の前部を形成する水平壁6と垂直壁7及び水平壁6
の前端に連設されたカバー8等からなる燃焼室9が設け
られ、この燃焼室9内にはガスバーナ10が配置されて
いる。さらに、液槽3の排気管4下方の底部3cは前方
側が低くなるように傾斜し、その前端部にはドレーンコ
ック11が設けられると共に、このドレーンコック11
下方の本体2内には、排油函12が配置されている。
【0004】そして、このフライヤー1は、ガスバーナ
10の燃焼で発生する燃焼ガスが燃焼室9内に充満する
と、液槽3の水平壁6を直接加熱して液槽3内の例えば
油13を加熱すると共に、燃焼ガスが排気管4内に進入
して図8の矢印の如くその内部を流通し、排気筒14か
ら外部に排気される。
【0005】この時、4本の排気管4が液槽3内に水平
状態で配置されていることから、この排気管4内を流通
する燃焼ガスによって液槽3内の油13が加熱されると
共に、排気管4内に設けられた接続管5a、5bの熱伝
導によっても液槽3内の油13が加熱される。これによ
り、液槽3の排気管4より上部が高温部を形成し、排気
管4より下部が低温部を形成して、高温部の油13によ
って揚げ物が排気管4の上部に配置された網15で低温
部への落下が防止されつつ揚げられることになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このフ
ライヤー1にあっては、液槽3下部に4本の円筒形状の
排気管4を水平状態で配置すると共に、この排気管4内
に十字形状に接続管5a、5bを交互に合計6本配置し
ている構造であるため、排気管4内を流通する燃焼ガス
の排気管4に対する伝熱面積が小さく、ガスバーナ10
で液槽3内の油13を効率良く加熱することができず、
フライヤー1として十分な熱効率を得ることが困難であ
るという問題点があった。
【0007】また、排気管4内を流通する燃焼ガスの温
度は、排気管4の燃焼室9側の入口が最も高く排気筒1
4側の出口が最も低くなるが、上記のフライヤー1にあ
っては、排気管4内の直径方向でその長手方向に沿って
略一定の間隔で合計6本の接続管5a、5bが設けられ
ているのみであるため、排気管4内の燃焼ガスの温度勾
配に沿った熱伝導を得ることが難しく、液槽3の特に前
後方向における油13の温度に差が生じ易いという問題
点があった。さらに、熱交換部を形成する排気管4部に
圧力損失が発生し易いため、その外形寸法が大きくなり
清掃性やメンテナンス性の面でも劣るという問題点があ
った。
【0008】そこで、本出願人は、このような問題点を
解決する液体加熱装置として、排気管の略垂直な側面壁
内面に、その長手方向に沿って断面コ字形状やL字形状
に形成され所定間隔のスリットを有するフィンを一体的
に固着した液体加熱装置(特願平10−333147号
参照)を提案した。この液体加熱装置によれば、所定形
状に設定されたフィンによって、従来例に比較して十分
な熱効率を得ることができるのの、その後の鋭意研究に
より、排気管から排気される排気温度を十分に低くする
ことが難しいという新たな課題が判明した。
【0009】本発明は、このような事情に鑑み上記問題
点と新たな課題を同時に解決することを目的としてなさ
れたものであって、請求項1または2記載の発明の目的
は、液槽内に設けられる排気管の熱交換率を高めて、装
置自体に十分な熱効率が得られると共にその排気温度を
低くし得る液体加熱装置を提供することにある。また、
請求項3記載の発明の目的は、請求項1または2記載の
発明の目的に加え、フィン自体の構成の簡略化と排気管
への組付性の向上を図り得る液体加熱装置を提供し、請
求項4記載の発明の目的は、請求項2または3記載の発
明の目的に加え、フィン自体により十分な熱効率が得ら
れる液体加熱装置を提供することにある。また、請求項
5記載の発明の目的は、請求項1ないし4記載の発明の
目的に加え、十分な熱効率の排気管の使用によりその配
置本数を低減させて、コストダウンと液槽内の清掃の容
易化を図り得る液体加熱装置を提供することにある。ま
た、請求項6記載の発明の目的は、請求項1ないし5記
載の発明の目的に加え、排気管上への糟の堆積を防止し
て加熱効率の低下防止と排気管自体の清掃の容易化を図
り得る液体加熱装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成すべ
く、本発明のうち請求項1記載の発明は、液槽の下部の
一方側にバーナが配置された燃焼室を設けると共に、液
槽内にその一方側から他方側に向けて少なくとも左右に
略垂直な側面壁を有する筒状の排気管を略水平状態で配
置し、燃焼室内の燃焼ガスを排気管内に流通させて液槽
内の液体を加熱する液体加熱装置において、排気管の側
面壁内面に長手方向と略水平方向に直交するスリットを
有してフィンを固着すると共に、該フィンに排気管内を
流れる燃焼ガスを下流側に向けて下方に指向させ得る燃
焼ガス誘導手段を設けたことを特徴とする。また、請求
項2記載の発明は、燃焼ガス誘導手段が、略水平方向に
突出すると共にその下流側が低くなる如く傾斜したフィ
ンの側壁部で形成されることを特徴とする。
【0011】このように構成することにより、バーナの
燃焼によって発生する燃焼ガスは、燃焼室内から排気管
内に進入して排気管内を流通し、この流通中において、
排気管の左右もしくは一方の側面壁内面に固着されてい
るフィンを加熱する。このフィンの加熱によって、排気
管に対する燃焼ガスの熱の伝熱面積が大幅に大きくなる
と共に、フィンの側壁部が筒状の排気管の略垂直な側面
壁内面に略水平状態で設けられかつフィンがスリットを
有していることから、燃焼ガスが排気管の上部に閉じ込
められることがなくなり、燃焼ガスの排気管内における
流通が良好となってフィンの長手方向全域で熱交換が良
好に行われる。
【0012】また、フィンは、その長手方向と略水平方
向に直交するスリットを有して固着されると共に、側壁
部を下流側が低くなる如く傾斜させることにより燃焼ガ
ス誘導手段が形成され、スリットの上流側が下流側に対
して下方に位置していることから、このフィンの側壁部
で燃焼ガスが下方に向けて誘導されつつ下流側に流れ
る。この時、フィンの側壁部内面を流れる高温の燃焼ガ
スは、スリット部分においてフィンの側壁部外面を流れ
てくる低音の燃焼ガスと混合撹拌される状態となり、こ
の燃焼ガスが次のフィンの側壁部に沿って下方に流れ
る。つまり、燃焼ガスが傾斜した側壁部で常に下方に向
かう作用を受けつつ流れ、この燃焼ガスの流れがフィン
の長手方向に亘って繰り換えされることによって、排気
管の長手方向の全域において十分な熱交換が行われ、排
気管から排気される排気温度も低くなる。
【0013】また、請求項3記載の発明は、フィンが、
排気管の側面壁内面の長手方向の略全域に亘って固着さ
れる固着部と、該固着部の長手方向と直交する方向の少
なくとも一方側に所定間隔のスリットを介して一体形成
された多数の側壁部とで形成されていることを特徴とす
る。このように構成することにより、フィンの固着部が
排気管の長手方向の略全域に亘る長さを有し、かつこの
固着部に側壁部が一体形成されることから、1つのフィ
ンに多数の傾斜した側壁部やスリットを一体形成でき、
フィン自体の構成が簡略化されると共に、フィンの排気
管内面への固着が容易となる。
【0014】また、請求項4記載の発明は、フィンが、
その側壁部の面積が下流側に向かうに従い大きくなる如
く設定されていることを特徴とする。このように構成す
ることにより、フィンの側壁部の面積が燃焼ガスの温度
勾配に応じて設定されることから、燃焼ガスの温度をこ
のフィンを介して液体に効率的に伝熱することができ
て、装置自体に十分な熱効率が得られる。
【0015】また、請求項5記載の発明は、排気管が、
その両側面壁内面に複数のフィンがそれぞれ固着される
と共に、液槽内に所定の間隔を有して2本配置されてい
ることを特徴とする。このように構成することにより、
排気管への複数のフィンの固着や排気温度の低下による
熱効率の向上によって、液槽内に配置される排気管を2
本と少なくすることができることから、装置自体のコス
トダウンが図れると共に、排気管の間から液槽の底部を
清掃できる等、液槽の清掃性が向上する。
【0016】また、請求項6記載の発明は、排気管がそ
の上面に傾斜面を有することを特徴とする。このように
構成することにより、液槽内で揚げられた揚げ糟等が排
気管上面の傾斜面に沿って下方に流下することから、排
気管上に揚げ糟等が堆積することがなくなり、排気管の
加熱効率の低下が防止されると共に、排気管自体の清掃
性が向上する。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の一例
を図面に基づいて詳細に説明する。図1〜図6は、本発
明に係わる液体加熱装置をフライヤーに適用した場合の
一実施例を示し、図1がその正面方向からの概略断面
図、図2が側面方向からの要部の概略断面図、図3が排
気管の正面図、図4が図3のA−A線に沿った断面図、
図5が図3のB−B線に沿った断面図、図6が図4のC
部の拡大断面図である。なお、図7及び図8と同一部位
には同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0018】図1及び図2に示すように、フライヤー1
の本体2上部に配設される液槽3内の網15下方には、
2本の排気管20が液槽3の略一端側3aから他端側3
bに向けて略水平状態で配置されている。この排気管2
0は、例えばステンレス製で形成された管体21と、そ
の管体21の内面に水平方向に突出する状態でそれぞれ
固着された例えば銅製のフィン22とで形成されてい
る。
【0019】そして、前記管体21とフィン22は次の
ようにして形成されている。すなわち、管体21は、図
3に示すように、一対の傾斜面を有する略三角形状の上
面壁21aと、この上面壁21aの両側に連設された両
側面壁21b、21cと、この両側面壁21b、21c
に連設された下面壁21dとで、正面視略五角形状に形
成されている。
【0020】また、フィン22は、図3〜図6に示すよ
うに、断面略コ字状に形成されて固着部22aと一対の
側壁部22b、22cを有し、固着部22aが管体21
の側面壁21b、21c内面に、所定の間隔t(図3参
照)を有してロウ付け等で固着されることにより、側壁
部22bが管体21の中心に向かって略水平方向に突出
している。そして、フィン22の側壁部22bの先端は
所定の間隔T(図3参照)を有する如く設定されてお
り、このフィン22によって、各フィン22の側壁部2
2b間に燃焼ガスの流路23が形成されると共に、隣り
合うフィン22の側壁部22b間、及び最上位や最下位
と側壁部22aと管体21の上面壁21aや下面壁21
d間等にも流路24が形成されている。
【0021】また、フィン22の一対の側壁部22bに
は、その長手方向の所定間隔(一定もしくは徐々に大き
くなったり小さくなる間隔)位置に、略固着部22aま
で達するか固着部22aまで達しない所定深さで所定幅
のスリット25が多数形成されている。このスリット2
5によって、フィン22の反りが防止されると共に後述
する如く熱交換された燃焼ガスの排気通路が形成され、
さらに各側壁部22bの傾斜を可能にしている。さら
に、フィン22の側壁部22bの高さ(すなわち伝熱面
積)は、一端側から他端側に向かって例えば直線状に大
きくなるように形成されている。
【0022】すなわち、図5に示すように、フィン22
の、燃焼室9側に位置する燃焼ガスの入口側の側壁部2
2bの高さh1が、排気筒14側に位置する燃焼ガスの
出口側(排気側)の側壁部22bの高さh2より小さく
(h1<h2)となるように形成されている。なお、こ
のフィン22の側壁部22bの高さは、直線状に変化さ
せる他に、各スリット25で分割された各側壁部22b
が段階状に変化したり、全体として曲線状に変化させる
こともでき、この変化は、管体21内の長手方向におけ
る温度勾配に応じて設定される。
【0023】また、フィン22の各側壁部22bは、ス
リット25の上流側が下方に位置し下流側が上方に位置
することによって、スリット25で分割された側壁部2
2bが右下がり方向に所定角度傾斜した状態で形成され
ている。すなわち、図6に示すように、スリット25の
上流側の下端(側壁部22bの下流側22b−B)とス
リット25の下流側の下端(直下流側の側壁部22bの
上流側22b−A)間にh3=2mmの段差が設定さ
れ、この段差h3に対応して各側壁部22bが右下がり
方向に傾斜している。
【0024】このフィン22の傾斜した側壁部22bに
よって燃焼ガス誘導手段が形成され、後述する如く燃焼
ガスが常に下方に指向しつつ下流側に流れることにな
る。なお、図6に示すフィン22の各寸法は、例えばフ
ィン22の全長が294mmの状態において、各側壁部
22bの長さがL=13.5mmでスリット25の幅が
W=3mmに設定されている。
【0025】このフィン22は、例えば次のようにして
製造される。すなわち、先ず、所定の外形形状に切断さ
れた1枚のプレート26(図3参照)を用意し、このプ
レート26の前記側面壁21b、21c内面に相当する
部分に、フィン22の固着部22aをそれぞれ固着す
る。このフィン22のプレート26への固着は、図4に
示すスポット箇所27をスポット溶接して仮止めし、そ
の後、フィン22とプレート26の接合角部に図示しな
い銅ロウを配置し、この銅ロウを加熱して溶融させるこ
とによって行われる。なお、フィン22のプレート26
への固着は、ロウ付けに限らず、フィン22やプレート
26の材質等に応じてシーム溶接、高周波溶接等の適宜
の固着手段が採用される。
【0026】プレート26にフィン22を固着したら、
図示しない折曲治具(型)を、管体21の上面壁21a
の中間部分に相当するプレート26の内面に押し当て、
図3の二点鎖線で示すように、プレート26を矢印イ方
向に徐々に折り曲げる。したがって、管体21の両側面
壁21b内面に固着されたフィン22の側壁部22b先
端の間隔Tは、少なくとも折曲治具が挿脱し得るよう
に、折曲治具の幅より大きく設定されることになる。こ
のプレート26の折り曲げによって、その端部26a、
26bが当接し、この状態で端部26a、26bを例え
ばスポット溶接で仮止めし、その後、銅ロウ等で固着す
ることにより排気管20が製造される。
【0027】次に、上記フライヤー1の動作について説
明する。先ず、液槽3内に所定量の液体としての食用油
等の油13を入れ、ブンゼン式ガスバーナ等からなるガ
スバーナ10を燃焼させる。このガスバーナ10の燃焼
によって発生する燃焼ガスは、液槽3の水平壁6を直接
加熱すると共に、燃焼ガスが排気管20の入口から進入
して排気管20内を流通し、排気筒14から外部に排気
される。排気管20内を流通する燃焼ガスは、フィン2
2で形成される流路23、24内を矢印ロ、ハ(図4及
び図5参照)の如く流通すると共に、フィン22の外側
部分を矢印ニの如く流通し、特にフィン22で形成され
る流路23、24内を流通する燃焼ガスによってフィン
22自体の温度が高められる。
【0028】この時、フィン22自体が断面コ字状に形
成されて伝熱面積が大きく設定されていることから、燃
焼ガスでフィン22の側壁部22b等が加熱されて、フ
ィン22の温度が効果的に高められ、このフィン22の
熱が固着部22aを介して管体21に伝熱されて排気管
20が加熱される。また、フィン22を加熱することに
よって熱交換された燃焼ガスは、傾斜した側壁部22a
に沿って流れ、その多くがスリット25部分を通過して
フィン22の次の側壁部22b内に浸入し、その一部は
フィン22のスリット25を介して上昇して流路24内
に進入し、上方に位置するフィン22の下部側の側壁部
22bを加熱する。
【0029】すなわち、温度の高い燃焼ガスはその上昇
作用によりフィン22の上部側の側壁部22bの内面に
沿って流れ、温度の低い燃焼ガスはフィン22の下部の
側壁部22b側を流れることになるが、この時、側壁部
22bが下流側に向けて傾斜しているため、スリット2
5部分において、温度の高い燃焼ガスと温度の低い燃焼
ガスとが混合撹拌されつつ下流側に流れることになる。
つまり、図6に示すように、温度が高く上部の傾斜した
側壁部22b内面に沿って矢印ヘの如く流れてスリット
25内を上昇しようとする燃焼ガスと、温度が低く傾斜
した側壁部22b外面に沿って流路24内を矢印トの如
く流れてくる燃焼ガスが、スリット25部分で合流され
る。
【0030】この温度の異なる燃焼ガスの合流により両
燃焼ガスがスリット25部分で混合撹拌され、この混合
撹拌された燃焼ガスの多くが矢印チの如く次の傾斜した
側壁部22b間に浸入し、スリット25内を矢印リの如
く上昇する燃焼ガスの量が少なくなる。この動作が各フ
ィン22の長手方向に沿った各スリット25部分で行わ
れることにより、同一のフィン22において、長手方向
の一端側と他端側の温度差が少なくなり、排気管20に
おける熱交換率を高めることができて、例えば側壁部2
2bを傾斜させないフィンの場合に比較して、後述する
如く排気管20の排気温度を低くすることができる。
【0031】また、フィン22で形成される流路23、
24内を流れる燃焼ガスは、前述したように各流路2
3、24に流れ込んだ燃焼ガスの多くがその流路23、
24を下流側まで流れると共に、フィン22の側壁部2
2bが略水平方向に突出して設けられて流路23、24
が上下方向に区画されていることから、各流路23、2
4内を燃焼ガスがそれぞれ良好に流通し、燃焼ガスのフ
ィン22内への閉じ込め(滞留)が防止されることにな
る。
【0032】そして、フィン22を介して管体21が加
熱されることにより排気管20が加熱されて、この排気
管20の外側面が接している油13が所定温度まで加熱
されると共に、フィン22の伝熱面積の温度勾配に応じ
た設定や側壁部22bの傾斜による流路23、24内の
温度の制御によって、排気管20の長手方向における加
熱温度が均一化され、液槽3の全域において油13が略
均一な温度となり、この油13によって揚げ物が良好な
状態でかつ効率的に揚げられる。
【0033】このように、上記実施例のフライヤー1に
よれば、液槽3内に配設される排気管20の側面壁21
b、21c内面に複数本のフィン22が長手方向に固着
されているため、このフィン22の側壁部22bによっ
て、排気管20の伝熱面積を例えば上記実施例のフィン
22が無い場合に比較して約3倍〜5倍大きくすること
ができて、排気管20内を流通する燃焼ガスの温度をフ
ィン22を介して排気管20に良好に伝熱することがで
きる。
【0034】特に、フィン22の長手方向に沿って所定
間隔でスリット25を設けると共に、フィン22の側壁
部22bが、スリット25の上流側となる側壁部22b
の下流側22b−Bの位置が低く、スリット25の下流
側となる次の側壁部22bの上流側22b−Aの位置が
高くなるように傾斜しているため、スリット25部分に
おいて温度の高い燃焼ガスと温度の低い燃焼ガスを混合
撹拌させつつ次の側壁部22b内に流す、すなわち高温
の燃焼ガスを側壁部22bによって常に下方に指向させ
つつ流すことができて、フィン22で形成される各流路
23、24の全域に燃焼ガスを良好に流通させることが
できる。
【0035】また、排気管20を正面視略五角形状に形
成してその側面壁21b、21c内面に、側壁部22b
が水平方向に突出する如くフィン22を固着しているた
め、フィン22で熱交換された燃焼ガスが、後方から送
られてくる高温の燃焼ガスをフィン22内に閉じ込める
ことなく各流路23、24内を流通させることができる
と共に、フィン22の長手方向における高さが入口側か
ら出口側に向かうに従い高くなるように設定されている
ため、燃焼ガスの温度の低い出口側の伝熱面積をより大
きくすることができる等、排気管20に温度勾配に応じ
た伝熱面積を得ることができる。
【0036】これらのことから、排気管20における熱
交換率を十分に高めることができ、例えば排気管20か
ら排気される温度を従来例等に比較して、下記表1に示
す如く低くすることが可能になる。なお、表1におい
て、比較例1は図7及び図8に示す従来例と略同等のフ
ライヤーであり、比較例2は特願平10−333147
号の構成を採用したフライヤーを示している。
【0037】
【表1】
【0038】この表1から、略同一のインプットに対し
て、油の温度が室温から180℃まで立ち上がる時間
と、ガス消費量及び排気温度において、本発明の実施例
が優れており、特に排気温度においては、排気管20の
本数が半分であるにも係わらず、比較例1の半分以下と
なっていることがわかる。
【0039】また、表1に示すように排気管20の本数
を、比較例1及び比較例2の4本から半分の2本に減ら
すことができるため、部品コストの低減が図れて安価な
フライヤー1が得られると共に、2本の排気管20間に
比較的大きな隙間を形成することができるため、この隙
間を利用して液槽3の底部3cに堆積した揚げ糟等を除
去でき、排気管20が4本配置される場合のように特殊
な清掃具を使用することなく、液槽3の清掃作業を極め
て簡単かつ短時間に行うことができる。
【0040】またさらに、排気管20の管体21の上面
壁21aが略三角形状の一対の傾斜面で形成されている
ため、揚げ糟がこの傾斜面を伝わって自動的に液槽3の
底部3cに落下し、揚げ糟の堆積による排気管20の加
熱効率の低下を防ぐことができると共に、排気管20自
体の清掃作業が容易に行える。また、フィン22が断面
コ字状に形成されているため、その形状を簡略化するこ
とができて、フィン22自体の製造が容易に行えると共
に、多数の側壁部22bとスリット25が固着部22a
に一体化された所定長さのフィン22の固着面22a
を、プレート26の所定位置に固着すること等によって
管体21を組み付けできるため、組付作業も容易とな
る。
【0041】また、排気管20からの排気温度を低くす
ることができるため、排気筒14に対する熱対策が簡略
化されて排気筒14自体の構成が簡素化されると共に、
本体2の外表面の温度を低くすることができて、安全性
を向上させることができる。また、ガス消費量を少なく
することができて、省エネ化を図ることもでき、これの
ことから、フライヤー1自体をより安価に形成すること
が可能になる。
【0042】なお、上記実施例においては、フィン22
を固着部22aと傾斜する一対の側壁部22bとで一体
形成しこれを管体21の長手方向の略全域に固着して排
気管20を構成したが、本発明はこれに限定されるもの
ではなく、例えば下流側が低くなる如く傾斜した側壁部
22bを有する所定長さの複数のフィン22を、管体2
1の長手方向に隙間(スリット)を介して連設状態で固
着しても良いし、予め側壁部22bが傾斜する如くスリ
ット25を介して形成された複数のフィン22を管体2
1の長手方向に隙間(スリット)を介して連設固着する
ことにより、排気管20を構成することもできる。
【0043】また、上記実施例においては、フィン22
を断面コ字形状に形成したが、断面L字形状のフィンを
使用することもできるし、排気管20の上面壁21aの
傾斜面も、略三角形状に限らず円弧形状等の適宜の傾斜
面で形成することができる。さらに、本発明に係わる液
体加熱装置としてはフライヤー1に限らず、茹麺機等の
所定の液体を加熱する各種液体加熱装置に適用すること
ができるし、上記実施例における排気管20に固着され
るフィン22の数、側壁部22bの長さや高さ寸法(傾
斜角度)あるいはスリット25の幅、液槽3自体の形
状、ガスバーナ10の形態及びその配設位置等も一例で
あって、本発明に係わる各発明の要旨を逸脱しない範囲
において種々変更可能であることはいうまでもない。
【0044】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1または2
記載の発明によれば、管体の側面壁内面に固着されるフ
ィンに長手方向と略水平方向に直交するスリットを設け
ると共に、フィンに例えば傾斜した側壁部からなる燃焼
ガス誘導手段を設けているため、フィンに沿って流れる
高温の燃焼ガスと低音の燃焼ガスを、スリット部分で混
合撹拌させつつ常に下方に指向させて下流側に良好に流
通させることができ、排気管における熱交換率を高める
ことができて、装置自体に十分な熱効率が得られると共
に排気管からの排気温度を低くすることができる。
【0045】また、請求項3記載の発明によれば、請求
項1または2記載の発明の効果に加え、フィンの固着部
が排気管の長手方向の略全域に亘る長さを有し、かつこ
の固着部に多数の側壁部が一体形成されているため、フ
ィン自体の構成を簡略化して安価に形成することができ
ると共に、フィンの排気管内面への固着が簡単となり組
付作業を容易に行うことができる。
【0046】また、請求項4記載の発明によれば、請求
項2または3記載の発明の効果に加え、フィンの側壁部
の面積が燃焼ガスの温度勾配に応じて設定されているた
め、燃焼ガスの温度をフィンによって効率的に排気管に
伝熱することができて、排気管自体に十分な熱効率を得
ることができる。
【0047】また、請求項5記載の発明によれば、請求
項1ないし4記載の発明の効果な加え、排気管への複数
のフィンの固着や排気温度の低下による熱効率の向上に
よって、液槽内に配置される排気管を2本と少なくする
ことができるため、装置のコストダウンやガスの消費量
を少なくして省エネ化を図ることができると共に、排気
管の間の隙間から液槽の底部を清掃できる等、液槽の清
掃を容易に行うことができる。
【0048】また、請求項6記載の発明によれば、請求
項1ないし5記載の発明の効果に加え、液槽内で揚げら
れた揚げ糟等が排気管上面の傾斜面に沿って下方に自動
的に流下するため、排気管上に揚げ糟等が堆積すること
がなくなり、熱効率の低下が防止されると共に、排気管
自体の清掃が簡単となって、液槽の清掃作業をより容易
に行うことができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる液体加熱装置をフライヤーに適
用した場合の一実施例を示す正面方向からの概略断面図
【図2】同その側面方向からの要部の概略断面図
【図3】同排気管の正面図
【図4】同図3のA−A線に沿った断面図
【図5】同図3のB−B線に沿った断面図
【図6】同図4のC部の拡大断面図
【図7】従来の液体加熱装置の正面方向からの概略断面
【図8】同その側面方向からの要部の概略断面図
【符号の説明】
1・・・・・・・・・フライヤー 3・・・・・・・・・液槽 3a・・・・・・・・一端側 3b・・・・・・・・他端側 9・・・・・・・・・燃焼室 10・・・・・・・・ガスバーナ 13・・・・・・・・油 14・・・・・・・・排気筒 15・・・・・・・・網 20・・・・・・・・排気管 21・・・・・・・・管体 21a・・・・・・・上面壁 21b、21c・・・側面壁 22・・・・・・・・フィン 22a・・・・・・・固着部 22b・・・・・・・側壁部 22b−A・・・・・上流側 22b−B・・・・・下流側 23、24・・・・・流路 25・・・・・・・・スリット 26・・・・・・・・プレート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 押田 俊一 愛知県名古屋市名東区亀の井2−106 Fターム(参考) 4B054 AA01 AA16 AB02 AB04 AC13 BA12 BB02 BC02 4B059 AA01 AB02 AD05 AD06 AD07 AE14 BA01 BA07 BA12 BA14 BB10

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】液槽の下部の一方側にバーナが配置された
    燃焼室を設けると共に、液槽内にその一方側から他方側
    に向けて少なくとも左右に略垂直な側面壁を有する筒状
    の排気管を略水平状態で配置し、前記燃焼室内の燃焼ガ
    スを排気管内に流通させて液槽内の液体を加熱する液体
    加熱装置において、前記排気管の側面壁内面に長手方向
    と略水平方向に直交するスリットを有してフィンを固着
    すると共に、該フィンに排気管内を流れる燃焼ガスを下
    流側に向けて下方に指向させ得る燃焼ガス誘導手段を設
    けたことを特徴とする液体加熱装置。
  2. 【請求項2】前記燃焼ガス誘導手段は、略水平方向に突
    出すると共にその下流側が低くなる如く傾斜したフィン
    の側壁部で形成されることを特徴とする請求項1記載の
    液体加熱装置。
  3. 【請求項3】前記フィンは、排気管の側面壁内面の長手
    方向の略全域に亘って固着される固着部と、該固着部の
    長手方向と直交する方向の少なくとも一方側に所定間隔
    のスリットを介して一体形成された多数の側壁部とで形
    成されていることを特徴とする請求項1または2記載の
    液体加熱装置。
  4. 【請求項4】前記フィンは、その側壁部の面積が下流側
    に向かうに従い大きくなる如く設定されていることを特
    徴とする請求項2または3記載の液体加熱装置。
  5. 【請求項5】前記排気管は、その両側面壁内面に複数の
    フィンがそれぞれ固着されると共に、液槽内に所定の間
    隔を有して2本配置されていることを特徴とする請求項
    1ないし4のいずれかに記載の液体加熱装置。
  6. 【請求項6】前記排気管は、その上面に傾斜面を有する
    ことを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の
    液体加熱装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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