JP2001275847A - ホットプレート - Google Patents

ホットプレート

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JP2001275847A
JP2001275847A JP2000091853A JP2000091853A JP2001275847A JP 2001275847 A JP2001275847 A JP 2001275847A JP 2000091853 A JP2000091853 A JP 2000091853A JP 2000091853 A JP2000091853 A JP 2000091853A JP 2001275847 A JP2001275847 A JP 2001275847A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 調理プレートの熱変形を防止して、かつ焼肉
などの調理中における周囲への脂の飛散を抑制する。 【解決手段】 調理プレート2を略長方形の外周形状に
て形成し、この調理プレート2の調理プレート面10
に、長辺方向に向かって直線形の凸条12を短辺方向長
さに対し所定間隔を有して平行に連続して複数配列した
凹凸プレート面11を形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、焼肉など各種焼き
物の加熱調理に用いられるホットプレートに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、外装体を形成する本体ケースと、
本体ケース内に出し入れ自在に収納される調理プレート
と、調理プレートを加熱するヒータとを備えたこの種の
ホットプレートにおいて、図18に示されているよう
に、調理プレート1を略長方形の外周形状に形成して、
この調理プレートの調理プレート面10に凹凸プレート
面11を形成した構成においては、この凹凸プレート面
を、短辺方向Yに向かって直線形の凸条12を長辺H方
向X長さに対し所定間隔を有して平行に連続して複数配
列して形成されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
ような調理プレートであると、略長方形の外周形状の調
理プレート2に対し、凹凸プレート面11の凸条12が
その長辺方向X長さに対し所定間隔を有して平行に連続
して複数配列して形成されていたので、長辺方向に対し
て鋳造工程における撓みや歪みなどの熱変形が生じ易く
なり、また長期に亘っての加熱調理時におけるヒータか
らの加熱や加熱調理時と不使用時との温度差により撓み
や歪みなどの熱変形を生じさせることがあり、このこと
は長辺方向X長さが長くなるほど調理プレート面の調理
面積が大きくなるほど大きくなる傾向がある。
【0004】この問題を解消するために調理プレート面
の厚みを大きくしたり凹凸プレート面の凸条の幅を広く
形成することも考えられるが、全体的な重量が増加して
コスト高になってしまい、また取り外しや洗浄の際の取
り扱いにも不便なものとなる。
【0005】他方、このような調理プレートの熱変形と
ともに、この調理プレート2の凹凸プレート面1111
にて焼肉などを加熱調理する場合には、この凹凸プレー
ト面の凸条12間に形成される凹溝13に肉汁を含んだ
脂が溜まり、この肉汁を含んだ脂やさらに肉汁が落ちた
ときなどに脂が調理プレートの熱で弾けて、この脂が本
体ケース外に飛散し卓上を汚しまた調理や食事に支障を
来たすことがあるという問題もあった。
【0006】本発明は、上記の問題点に鑑みてなされた
もので、略長方形の外周形状の調理プレートにおいて
も、この調理プレートの熱変形を防止して、かつ焼肉な
どの調理中における周囲への脂の飛散を抑制し得るホッ
トプレートを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1の本発明のホットプレートでは、外装体
を形成する本体ケースと、本体ケース内に出し入れ自在
に収納される調理プレートと、調理プレートを加熱する
加熱手段とを備えたホットプレートにおいて、調理プレ
ートを略長方形の外周形状にて形成し、この調理プレー
トの調理プレート面に、長辺方向に向かって直線形の凸
条を短辺方向長さに対し所定間隔を有して平行に連続し
て複数配列した凹凸プレート面を形成したことを特徴と
している。
【0008】このような構成では、調理プレートを略長
方形の外周形状にて形成しても、この調理プレート面
に、長辺方向に向かって直線形の凸条を短辺方向長さに
対し所定間隔を有して平行に連続して複数配列した凹凸
プレート面が形成されていることで、この凹凸プレート
面が調理プレートの長辺方向における補強リブとしての
構造になり、この調理プレートの鋳造工程における撓み
や歪みなどの熱変形若しくは加熱調理時におけるヒータ
からの熱や加熱調理時と不使用時との温度差などによる
撓みや歪みなどの熱変形を防止して、製造工程上の不良
率を減少して生産性の向上を図り、長期に亘る使用によ
る熱変形を防止して耐久性の向上も図ることができる。
【0009】また、請求項2の本発明のホットプレート
では、前記調理プレート面の凹凸プレート面は、長辺方
向の両側部の双方から中心部方向に向かって下がり勾配
の傾斜面を形成したことを特徴としている。
【0010】このような構成では、凹凸プレート面は、
長辺方向の両側部の双方から中心部方向に向かって下が
り勾配の傾斜面を形成したので、調理プレートの短辺方
向に対する強度が向上されて、前記調理プレートの長辺
方向における熱変形の防止とともに短辺方向の熱変形も
防止することができ、それに伴い凹凸プレート面の凸条
間に形成される凹溝に溜まった脂を含んだ肉汁などの加
熱調理汁は、下がり勾配の傾斜面により中心部方向に寄
せられて、さらに肉汁などの加熱調理汁が落ちたときな
ど脂が弾けた場合でも、中央部付近にて飛散されるとと
もに中心部方向に下がり勾配に傾斜していることで、こ
の脂の飛び散りも中心部側の方向に向かって飛散される
ようになって、脂の飛び散りが多い焼肉などの調理また
は調理しながら食する際においても、調理プレート外の
周囲への脂の飛散が抑制されることになる。
【0011】また、請求項3の本発明のホットプレート
では、前記調理プレート面の凹凸プレート面は、短辺方
向の両側部の双方から中心部方向に向かって下がり勾配
の傾斜面を形成したことを特徴としている。
【0012】このような構成では、凹凸プレート面は、
短辺方向の両側部の双方から中心部方向に向かって下が
り勾配の傾斜面を形成したので、調理プレートの長辺方
向に対する強度が向上されて、前記凹凸プレート面の形
成と相俟って調理プレートの長辺方向の熱変形をより一
層防止することができ、それに伴い脂を含んだ肉汁など
の加熱調理汁が落ちたときなど脂が弾けた場合でも、中
心部方向に下がり勾配に傾斜していることで、この脂の
飛び散りも中心部側の方向に向かって飛散されるように
なって、プレート外の周囲への脂の飛散が抑制されるこ
とになる。
【0013】また、請求項4の本発明のホットプレート
では、前記調理プレート面の中央部に凹凸プレート面が
形成されて、長手方向のいずれか一方若しくは両方の側
部に、この凹凸プレート面と区画される平プレート面を
形成したことを特徴としている。
【0014】このような構成では、長手方向のいずれか
一方若しくは両方の側部に、この凹凸プレート面と区画
される平プレート面を形成したことで、凹凸プレート面
での加熱調理とともに平プレート面でもそれに適応した
加熱調理をすることができるようになるとともに、この
凹凸プレート面が平プレート面により介在され距離を置
かれることになって、この平プレート面が凹凸プレート
面での脂の飛び散りの緩衝域となり、平プレート面を飛
び越えての周囲への脂の飛散が抑制されることになる。
【0015】また、請求項5の本発明のホットプレート
では、前記調理プレートは、裏面の短辺方向に前記凹凸
プレート面の凸条と直交する補強リブを複数形成したこ
とを特徴としている。
【0016】このような構成では、調理プレートの裏面
に、凹凸プレート面の凸条と直交する補強リブを複数形
成したことで、調理プレートの長辺方向だけでなく短辺
方向に対する強度も向上され、前記調理プレートの長辺
方向における熱変形の防止とともに短辺方向の熱変形も
防止することができ、一層長期に亘る使用に耐えること
ができるものになる。
【0017】また、請求項6の本発明のホットプレート
では、前記凹凸プレート面の凸条は、頂部を挟んで側部
位置側の側壁における上り勾配の傾斜面角度を、中心部
位置側の側壁に比して大きくしたことを特徴としてい
る。
【0018】そして、請求項7の本発明のホットプレー
トでは、前記凹凸プレート面の凸条は、頂部を挟んで中
心部位置側の側壁を略垂直面に形成し、側部位置側の側
壁を下方から上方に向かって緩やかな上り勾配の傾斜面
にて形成したことを特徴としている。
【0019】このような構成では、凹凸プレート面の凸
条間に形成される凹溝に溜まった脂を含んだ肉汁などの
加熱調理汁が落ちたときなど脂が弾けた場合でも、この
脂が側部位置側に向かって飛び散るときには、これに平
行に隣接した凸部の中央部位置側の側壁に当たって側部
側への飛散が抑えられ、他方中心部位置側に向かって飛
び散るときは、側部位置側の側壁における上り勾配の傾
斜面角度が大きいことで、この傾斜面に沿って中心部側
にガイドされるように飛散されるようになって調理プレ
ート外の周囲への脂の飛散が抑制され脂の飛び散りが多
い焼肉などの調理に適したものとなりまた調理中でも食
し易いものとなる。
【0020】これは、頂部を挟んで中心部位置側の側壁
を略垂直面に形成し、側部位置側の側壁を下方から上方
に向かって緩やかな上り勾配の傾斜面にて形成すること
で、より一層前記の作用を達成することができるように
なる。
【0021】また、請求項9の本発明のホットプレート
では、前記調理プレート面の凹凸プレート面に対向した
位置にヒータを設置し、このヒータに載置される調理プ
レートの裏面に、ヒータの外周を囲繞する補強リブを形
成したことを特徴としている。
【0022】このような構成では、補強リブにより調理
プレートを補強して熱変形を防止し、かつ調理プレート
のヒータに対する載置位置決めになり、それと共に、補
強リブを利用してヒータが凹凸プレート面に対向した位
置に設置され、かつ補強リブにより外周が囲繞されてい
るため、この補強リブでヒータからの加熱が凹凸プレー
ト面の対向位置より外方に放熱されるのを防止して、ヒ
ータが凹凸プレート面に対向した位置に設置されている
ことと相俟って凹凸プレート面に対する加熱効率の向上
を図ることができる。
【0023】本発明のそれ以上の目的及び特徴は、可能
な限りにおいて、それ単独で、あるいは種々な組み合わ
せで複合して用いることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明におけるいくつかの
好適な実施の形態について図1〜図17を参照しながら
説明し、本発明の理解に供する。
【0025】ただし、本発明は、特に限定的な記載がな
い限りは、本発明の範囲を以下の実施形態に限定する趣
旨のものではなく、単なる説明例にすぎない。
【0026】(実施の形態1)本実施の形態1のホット
プレートは、図1に示すように、外装体を形成する本体
ケース1と、本体ケース1内に出し入れ自在に収納され
る調理プレート2と、調理プレート2を加熱する加熱手
段としてのヒータ3とを備えている。
【0027】本体ケース1は、合成樹脂製よりなり平面
視で略長方形の外周形状で形成され、コーナー部に図1
の仮想線にて示すON/OFFスイッチを兼用する加熱
温度を調整するダイヤル4aを備えた温度調節器4を備
えている。温度調節器4は、本体ケース1のコンマス受
け部に嵌め込まれ調理プレート2の裏面に当接されてプ
レート温度を検知する温度センサを内蔵した感熱棒4b
を設けている。
【0028】本体ケース1内には、調理プレート2の裏
面に沿って方形に屈曲した線条のインコロイヒータ3が
設けられ、この両端子3aが温度調節器4の接続端子に
差し込まれて接続される。
【0029】温度調節器4は、ダイヤル4aをOFFの
位置から回転して加熱調理に適合した温度設定位置に合
わせて加熱調理を開始し、感熱棒4bからの調理プレー
ト2の温度を検知してダイヤル4aで設定した温度に維
持するように加熱制御する。
【0030】本体ケース1は、下方から上方に立ち上が
る側壁1aを有し、側壁1aの開口縁1dに外鍔1b
と、その外周端に垂下壁1cを形成している。側壁1a
と垂下壁1cとの二重壁を形成することでヒータ2から
の熱を遮熱する遮熱効果の作用と調理プレート2への保
護枠としての作用を兼ねるようにしている。
【0031】また、本体ケース1内の底部5には、この
底部5と所定空間を有するように支持金具7を介して遮
熱板6が支持されている。この遮熱板6は、金属製薄板
からなり、調理プレート2の裏面から側面に対応する形
状に形成されて、前記ヒータ3を取り付け金具8を介し
て取り付けている。
【0032】遮熱板6は、開口縁6aを形成する上端を
前記本体ケース1の外鍔1bよりも上方に位置させて、
この本体ケース1側に対しても遮熱するようにしてい
る。また、この本体ケース1の底部5には、くず受け皿
30を設けて、その底部外装体を形成するようにしてい
る。このくず受け皿30は本体ケース1の底部5に形成
されたスライド溝5aに取り外し自在に差し入れられて
保持され、底面に本体ケース1の脚となる脚部31を一
体形成している。
【0033】調理プレート2は、アルミニウム合金等の
ダイキャスト成形よりなり、本体ケース1の開口縁1d
の形状に相似した略長方形の外周形状にて形成されてい
る。この調理プレート2は、本体ケース2の開口縁1d
から嵌め入れられ、遮熱板6とは遮熱空間を形成して、
この遮熱板6に取り付けられたヒータ3に取り外し自在
に載置され、この載置状態で前記温度調節器4の感熱棒
4aに当接されて設定温度にて加熱される。
【0034】調理プレート2は、開口縁21に外鍔22
を形成し、長辺方向の相対向する外鍔22に固定金具2
3を介して合成樹脂製の把手24設けている。この外鍔
22の外周端22aは、本体ケース1の開口縁1dより
も外方に位置させて加熱調理物の飛び散りが本体ケース
2内に入るのを防止するようにしている。
【0035】本実施の形態1において、この調理プレー
ト2は、図2に示されるように、その調理プレート面1
0に、長辺方向Xに向かって直線形の凸条12を短辺方
向Yの長さに対し所定間隔を有して平行に連続して複数
配列した凹凸プレート面11を形成している。
【0036】このように調理プレート2を略長方形の外
周形状にて形成しても、この凹凸プレート面12が調理
プレート2の長辺方向Xにおける補強リブとしての構造
になり、この調理プレート2の鋳造工程における撓みや
歪みなどの熱変形若しくは加熱調理時におけるヒータ3
からの熱や加熱調理時と不使用時との温度差などによる
撓みや歪みなどの熱変形を防止して、製造工程上の不良
率を減少して生産性の向上を図り、長期に亘る使用によ
る熱変形を防止して耐久性の向上も図ることができる。
【0037】また、図3に示されているように、この調
理プレート面10の凹凸プレート面11は、長辺方向X
の両側部11b、11bの双方から中心部11aの方向
に向かって下がり勾配の傾斜面A,Aを形成している。
【0038】そして図8に示すように、前記長辺方向X
の両側部11b、11bの双方から中心部11aの方向
に向かっての傾斜面A,Aの下がり勾配をより大きく形
成するようにしてもよい。
【0039】このように下がり勾配の傾斜面A,Aを形
成することで、調理プレート2の短辺方向Yに対する強
度が向上されて、前記調理プレート2の長辺方向Xにお
ける熱変形の防止とともに短辺方向Yの熱変形も防止す
ることができ、それに伴い凹凸プレート面11の凸条1
2間に形成される凹溝13に溜まった脂を含んだ肉汁な
どの加熱調理汁は、下がり勾配の傾斜面A,Aにより中
心部11a方向に寄せられて、さらに肉汁などの加熱調
理汁が落ちたときなど脂が弾けた場合でも、脂を含んだ
肉汁などの加熱調理汁を下がり勾配の傾斜面A,Aによ
り中心部11a方向に寄せることができ、この脂を含ん
だ肉汁などの加熱調理汁が落ちたときなど脂が弾けた場
合でも、中央部11a付近にて飛散されるとともに中心
部11a方向に下がり勾配A,Aに傾斜していること
で、この脂の飛び散りも中心部11a側の方向に向かっ
て飛散されるようになって、調理プレート10外の周囲
への脂の飛散が抑制されることになる。
【0040】それと共に、図4に示されているように、
この調理プレート面2の凹凸プレート面10は、短辺方
向Yの両側部11c、11cの双方から中心部11a方
向に向かっても下がり勾配の傾斜面B,Bを形成してい
る。
【0041】そして図9に示すように、前記短辺方向Y
の両側部11c、11cの双方から中心部11a方向に
向かっての傾斜面B,Bの下がり勾配をより大きく形成
するようにしてもよい。
【0042】このように、凹凸プレート面11に、前記
長辺方向Xの傾斜面A,Aの形成だけでなく、短辺方向
Yの下がり勾配の傾斜面B,Bを形成することで、調理
プレート10の長辺方向Xに対する強度が向上されて、
前記凹凸プレート面11の形成と相俟って調理プレート
10の長辺方向Xの熱変形をより一層防止することがで
き、それに伴い脂を含んだ肉汁などの加熱調理汁が落ち
たときなど脂が弾けた場合でも、中心部11a方向に下
がり勾配B,Bに傾斜していることで、この脂の飛び散
りも中心部11a側の方向に向かって飛散されるように
なって、前記下がり勾配の傾斜面A,Aと相俟って本体
プレート1外の周囲への脂の飛散が一層抑制されること
になる。
【0043】なお、凹凸プレート面11は、前記の如く
長辺方向の傾斜面A,Aおよび短辺方向の傾斜面B,Bの
それぞれを形成して中心部11aに向かってすり鉢状に
傾斜面を形成するようにして四方いずれの方向よりも中
心方向に向いて飛び散るように形成しているが、この凹
凸プレート面11の形状に応じて、前記傾斜面A,Aお
よびB,Bのいずれか一方だけ形成する構成としてもよ
い。
【0044】また、この傾斜面A,AおよびB,Bは、凹
凸プレート面11の全面に亘って形成するようにしてい
るが、中心部11aを除いて長辺方向の両側部11b、
11b若しくは短辺方向の両側部11c、11c付近に
部分的に形成するように構成してもよい。またこれに限
らず図17の(a)に示すように凹凸プレート面11の
凹溝13の底面13aを中心部11A側に傾斜する傾斜
面を形成するようにしてもよい。
【0045】この調理プレート面2の中央部に凹凸プレ
ート面11が形成されて、長手方向Xのいずれか一方若
しくは両方の側部10a、10aに、この凹凸プレート
面11と区画される平プレート面14、14をそれぞれ
形成している。
【0046】このように、凹凸プレート面11と区画さ
れる平プレート面14を形成したことで、凹凸プレート
面11での加熱調理とともに平プレート面14でもそれ
に適応した加熱調理をすることができるようになる。例
えば、凹凸プレート面11を焼肉ゾーンとし平プレート
面14を野菜ゾーンとして焼肉と野菜を同時に調理する
ことによって焼肉料理を楽しむことができる。それに伴
い、この凹凸プレート面11が平プレート面14により
介在され距離を置かれることになって、この平プレート
面14が凹凸プレート面11での脂の飛び散りの緩衝域
となり、平プレート面14を飛び越えての周囲への脂の
飛散が抑制されることになる。
【0047】この平プレート14は、調理プレート面1
0のいずれか一方の側部10aに形成してもよく、ま
た、図2に示す温度調節器4が設けられていることで、
ヒータ3との配置関係でこの温度調節器4に差し込まれ
るヒータ3の両端子3aの付近が低温領域になることを
利用して、この領域面だけに平プレート面14にて形成
するようにしてもよい。
【0048】図3及至図4に示すように、この凹凸プレ
ート面11と平プレート面14との関係において、図2
に示すように、この調理プレート2を載置するヒータ3
は、温度調節器4が設けられる調理プレート面10にお
ける平プレート面14から凹凸プレート面11の全体領
域に亘って屈曲される形状にて配置し、この凹凸プレー
ト面11が平プレート面14に比し高温領域になるよう
にしている。
【0049】また、図6に示すように、この調理プレー
ト2を載置するヒータ3は、調理プレート面10におけ
る凹凸プレート面11にその大半を対向させて全体領域
に亘って屈曲される形状にて配置し、この凹凸プレート
面11が平プレート面14に比しより一層高温領域にな
るようにしてもよい。
【0050】この構成において、ヒータ3は、凹凸プレ
ート面11における凸条12の軸線方向に沿って対向さ
せて位置させることにより、このヒータ3からの熱が対
向される凸条12位置にて熱伝導されることになり、こ
の凸条12位置での加熱効率を向上させる共に、この凹
凸プレート面11の凹溝13に対する熱伝導が弱まり、
この凹溝13内に溜まった脂を含んだ加熱調理物汁から
のその加熱による油煙の発生も抑制することができる。
【0051】他方、このヒータ3の配置において、調理
プレート面10の前記温度調節器4に相対向して形成さ
れた平プレート面14の位置にはヒータ3をできるだけ
配置しないようにして、この平プレート面14が低温領
域になるようにしている。
【0052】また、図7及至図8において、調理プレー
ト面10の長辺方向Xの両側部11b、11bの双方か
ら中心部11aの方向に向かっての傾斜面A,Aの下が
り勾配をより大きく形成した構成において、この中心部
11aの短辺方向Yにこの短辺方向長さに亘って長溝を
なす加熱調理汁の汁落し口18aを形成している。この
構成で、凹凸プレート面11上にて加熱調理される加熱
調理物からの加熱調理汁は、下がり勾配の傾斜面A,A
に沿って中心部11aに集まり、汁落し口18から落下
されるので、この凹溝13内に溜まった脂を含んだ加熱
調理物汁からの加熱による油煙の発生を一層抑制するこ
とができる。
【0053】この汁落し口18の直下位置には、図8に
示す、汁受け容器19aが外部より取り外し自在に設け
られている。
【0054】(実施の形態2)図3または図8に示す本
実施の形態2において、調理プレート2は、裏面25の
短辺方向Yに前記凹凸プレート面11の凸条12と直交
する補強リブ15を複数形成している。
【0055】このように調理プレート2の裏面25に、
凹凸プレート面11の凸条12と直交する補強リブ15
を複数形成したことで、調理プレート2の長辺方向Xだ
けでなく短辺方向Yに対する強度も向上され、前記調理
プレート2の長辺方向Xにおける熱変形の防止とともに
短辺方向Yの熱変形も防止することができ、一層長期に
亘る使用に耐えることができるものになる。
【0056】本実施の形態における補強リブ15は、調
理プレート2の裏面25にレール状の二本の線条リブに
より形成し、この線条リブ間の凹溝15aにヒータ3を
嵌め入れて、このヒータ3上における調理プレート2の
位置決めリブとしての構成も兼ねている。またヒータ3
は、このレール状補強リブ15に嵌め入れられることに
よって、調理プレート2との密着性を高め、その側面を
囲まれることで熱効率の向上も図るようにしている。
【0057】また、図10〜図12に示す本実施の形態
2における他の例において、前記調理プレート面10の
凹凸プレート面12に対向した位置にヒータ3を設置
し、このヒータ3に載置される調理プレート2の裏面
に、ヒータ3の外周を囲繞してこのヒータ3に嵌め合わ
される補強リブ15を形成している。
【0058】この調理プレート2の裏面25に形成され
る補強リブ15は、ロの字状に屈曲形成した凸条形状に
て形成され、ヒータ3の外側に嵌め込まれて、このヒー
タ3と嵌め合わせることで調理プレート2のヒータ3に
対する載置のための位置決めリブとしている。
【0059】この例において、調理プレート2の裏面2
5に、ロの字状に屈曲形成された補強リブ15の内側
に、この裏面25の短辺方向Yに前記凹凸プレート面1
0の凸条12と直交する第2の補強リブ15aを形成し
て、調理プレート2の長辺方向Xにおける熱変形の防止
とともに短辺方向Yの熱変形も防止するようにしてい
る。この補強リブ15は、前記ロ字状に限定するもので
はなく、ヒータ3の外周を囲繞する形状に屈曲形成する
構成であればよい。
【0060】それに伴い、補強リブ15を利用してヒー
タ3が凹凸プレート面12に対向した位置に設置され、
かつ補強リブ15に嵌め合わされてその外周が囲繞され
ているため、この補強リブ15でヒータ3からの加熱が
凹凸プレート面12の対向位置より外方に放熱されるの
を防止して、ヒータ3が凹凸プレート面12に対向した
位置に設置されていることと相俟って凹凸プレート面1
2に対する加熱効率の向上を図ることができる。
【0061】そして、この補強リブ15は、遮熱板6の
上面に当接して、この調理プレート2の裏面と遮熱板6
の上面との間にて、閉じ空間Sを形成して、ヒータ3か
らの熱がこの閉じ空間Sにて蓄熱されて外方に放熱され
るのを一層防止し、ヒータ3が凹凸プレート面12に対
向した位置に設置されていることと相俟って凹凸プレー
ト面12に対する加熱効率の向上をより一層図ることが
できる。
【0062】この図11において、ヒータ3の両端子3
aは、調理プレート2の裏面25の側部中央位置に設け
られ、温度調節器4の感熱棒4aは、この両端子3a間
に差し込まれるようにしている。
【0063】なお、本実施の形態1および2において
は、ヒータ3にインコロイヒータを加熱手段としている
が、このヒータ構成に限定するものではなく、ヒータ鋳
込み構造、熱板構造若しくはIH方式の加熱手段であっ
てもよい。
【0064】このヒータ3を鋳込み構造とした場合、図
17の(b)に示すようにヒータ3の鋳込みを凹凸プレ
ート11の凸条12の形成による厚みと幅を利用するこ
とができ、この凸条12内にヒータ3を鋳込むことで、
凸条12に対する熱効率の向上が図られるとともに高温
域での立ち上がりを早くすることができる。
【0065】また、本実施の形態1および2において
は、図5または図17に示すように、調理プレート2に
おける凹凸プレート面11の凸条12は、頂部12bを
挟んで短辺方向Yの側部位置側11cの側壁12cにお
ける上り勾配の傾斜面角度を、中心部位置側11aの側
壁12aに比して大きくしている。
【0066】この凹凸プレート面11の凸条12は、頂
部12bを挟んで中心部位置側11aの側壁12aを略
垂直面に形成し、短辺方向Yの側部位置側11cの側壁
12cを下方から上方に向かって緩やかな上り勾配の傾
斜面にて形成している。
【0067】これにより凹凸プレート面11にて形成さ
れる凸条12は、前記調理プレート2の熱変形を防止す
る構成と共に、凹凸プレート面11の凸条12間に形成
される凹溝13に溜まった脂を含んだ加熱調理汁や肉汁
などの加熱調理汁が落ちたときなど脂が弾けた場合で
も、この脂が側部位置側11cに向かって飛び散るとき
には、これに平行に隣接した凸部13の中央部位置側1
1aの側壁12aに当たって側部位置側11cへの飛散
が抑えられ、他方中心部位置側11aに向かって飛び散
るときは、側部位置側11cの側壁12cにおける上り
勾配の傾斜面角度が大きいことで、この傾斜面に沿って
中心部側11aにガイドされるように飛散されるように
なって調理プレート2外の周囲への脂の飛散が抑制され
脂の飛び散りが多い焼肉などの調理に適したものとなり
また調理中でも食し易いものとなる。
【0068】これは、頂部12bを挟んで中心部位置側
11aの側壁12aを略垂直面に形成し、側部位置側1
1cの側壁12cを下方から上方に向かって緩やかな上
り勾配の傾斜面にて形成することで、より一層前記の作
用を達成することができる。
【0069】この構成において、略垂直面に形成される
中心部位置側11aの側壁12aの高さを高くすること
で、調理プレート2外の周囲への脂の飛散と共に前記熱
変形を一層防止することができるようになるが、この凸
条12の形状や高さは、調理プレート2の厚み、材質、
ヒータ3からの熱伝導効率、凹溝13の溝幅などによっ
て任意に設定することができる。
【0070】(実施の形態3)図13〜図16に示す本
実施の形態2において、調理プレート2の凹凸プレート
面11は、その凸条12間に形成される凹溝13に汁落
し口18を形成して、加熱調理物からの脂を含んだ肉汁
などの加熱調理汁をこの汁落し口18から流下するよう
にしている。図16に示すように、この調理プレート2
が載置されるヒータ3の下方に、遮熱板6上に設置され
る汁受け皿19を設けて、前記汁落し口18から流下す
る加熱調理汁をこの汁受け皿19にて受けるようにして
いる。
【0071】このように、凹凸プレート面11に汁落し
口18を形成することで、この汁落し口18より調理物
の加熱調理汁を流下させることができて、油煙の発生を
防止することができる。それと共に、凹凸プレート面1
1の凸条12についても、頂部12bを挟んで中心部位
置側11aの側壁12aを略垂直面に形成し、側部位置
側11cの側壁12cを下方から上方に向かって緩やか
な上り勾配の傾斜面にて形成することによって、前記汁
落し口18の形成により、凸条12間に形成される凹溝
13に加熱調理汁が溜まりに難くなりそれと相俟って肉
汁などの加熱調理汁を含んだ脂が落ちたときに場合で
も、この汁落し口18から滴下され、また、たとえ加熱
調理汁の脂が弾けた場合でも、この脂が側部位置側11
cに向かって飛び散るときには、これに平行に隣接した
凸部13の中央部位置側11aの側壁12aに当たって
側部位置側11cへの飛散が抑えられる。
【0072】この構成においては、汁落し口18を形成
して上記油煙や脂の飛び散りを防止することができる一
方、このような汁落し口18を形成することで、調理プ
レート2の熱変形を生じやすくなるが、凹凸プレート面
11が調理プレート2の長辺方向における補強リブとし
ての構造になり、この調理プレート2の鋳造工程におけ
る撓みや歪みなどの熱変形若しくは加熱調理時における
ヒータ3からの熱や加熱調理時と不使用時との温度差な
どによる撓みや歪みなどの熱変形も防止するようにして
いる。
【0073】さらに、図14または図16に示すように
調理プレート面10の側部10aに形成される平プレー
ト14と凹凸プレート面11とを区画する区画位置に立
ち上がり段部14aを形成して、この段部14aの立ち
上がり位置に平プレート面14を形成するようにしてい
る。
【0074】このように調理プレート面10に、立ち上
がり段部14aを形成さてことで、この立ち上がり段部
14aが凹凸プレート面11の凸条12と直交する補強
段部となり、短辺方向Yに対する強度が向上され、前記
凹凸プレート面11の凸条12の長辺方向Xにおける熱
変形の防止とともに短辺方向Yの熱変形も防止すること
ができるものになる。
【0075】また、このように立ち上がり段部14aの
立ち上がり位置に平プレート面14を形成することで、
例えば加熱調理済みの焼肉等の低温保温ゾーンとして、
また野菜等の加熱調理ゾーンとして凹凸プレート面11
とは区分して調理物の調理に有効に利用することができ
る。
【0076】この構成において、図13に示すように、
ヒータ3は、調理プレート2の裏面25において、前記
汁落し口18を避けた位置に設置されるようにしてい
る。このヒータ3は、凹凸プレート面11に対応する裏
面25においては、凹溝18間の凸条12位置に設置さ
れ、この凹凸プレート面11と直交する部分では、側部
10aに形成される平プレート面14に対応する位置に
て設置されるようにして、汁落し口18から流下する調
理加熱汁と接触することがないようにして、油煙の発生
を防止するようにしている。
【0077】他の構造および奏する作用効果は本実施形
態1および2の場合と特に変わるところはなく、重複す
る図示および説明は省略する。
【0078】
【発明の効果】本発明のホットプレートでは、調理プレ
ートを略長方形の外周形状にて形成しても、この調理プ
レート面に、長辺方向に向かって直線形の凸条を短辺方
向長さに対し所定間隔を有して平行に連続して複数配列
した凹凸プレート面が形成されていることで、この凹凸
プレート面が調理プレートの長辺方向における補強リブ
としての構造になり、この調理プレートの鋳造工程にお
ける撓みや歪みなどの熱変形若しくは加熱調理時におけ
るヒータからの熱や加熱調理時と不使用時との温度差な
どによる撓みや歪みなどの熱変形を防止して、製造工程
上の不良率を減少して生産性の向上を図り、長期に亘る
使用による熱変形を防止して耐久性の向上も図ることが
できる。
【0079】また、本発明の他のホットプレートでは、
凹凸プレート面は、長辺方向の両側部の双方から中心部
方向に向かって下がり勾配の傾斜面を形成したので、調
理プレートの短辺方向に対する強度が向上されて、前記
調理プレートの長辺方向における熱変形の防止とともに
短辺方向の熱変形も防止することができ、それに伴い凹
凸プレート面の凸条間に形成される凹溝に溜まった脂を
含んだ肉汁などの加熱調理汁は、下がり勾配の傾斜面に
より中心部方向に寄せられて、さらに肉汁などの加熱調
理汁が落ちたときなど脂が弾けた場合でも、中央部付近
にて飛散されるとともに中心部方向に下がり勾配に傾斜
していることで、この脂の飛び散りも中心部側の方向に
向かって飛散されるようになって、脂の飛び散りが多い
焼肉などの調理または調理しながら食する際において
も、調理プレート外の周囲への脂の飛散が抑制されるこ
とになる。
【0080】また、本発明の他のホットプレートでは、
凹凸プレート面は、短辺方向の両側部の双方から中心部
方向に向かって下がり勾配の傾斜面を形成したので、調
理プレートの長辺方向に対する強度が向上されて、前記
凹凸プレート面の形成と相俟って調理プレートの長辺方
向の熱変形をより一層防止することができ、それに伴い
脂を含んだ肉汁などの加熱調理汁が落ちたときなど脂が
弾けた場合でも、中心部方向に下がり勾配に傾斜してい
ることで、この脂の飛び散りも中心部側の方向に向かっ
て飛散されるようになって、プレート外の周囲への脂の
飛散が抑制されることになる。
【0081】また、本発明の他のホットプレートでは、
前記調理プレート面の中央部に凹凸プレート面が形成さ
れて、長手方向のいずれか一方若しくは両方の側部に、
この凹凸プレート面と区画される平プレート面を形成し
たことで、凹凸プレート面での加熱調理とともに平プレ
ート面でもそれに適応した加熱調理をすることができる
ようになるとともに、この凹凸プレート面が平プレート
面により介在され距離を置かれることになって、この平
プレート面が凹凸プレート面での脂の飛び散りの緩衝域
となり、平プレート面を飛び越えての周囲への脂の飛散
が抑制されることになる。
【0082】また、本発明の他のホットプレートでは、
前記調理プレートは、裏面の短辺方向に前記凹凸プレー
ト面の凸条と直交する補強リブを複数形成したことで、
調理プレートの長辺方向だけでなく短辺方向に対する強
度も向上され、前記調理プレートの長辺方向における熱
変形の防止とともに短辺方向の熱変形も防止することが
でき、一層長期に亘る使用に耐えることができるものに
なる。
【0083】また、本発明の他のホットプレートでは、
前記凹凸プレート面の凸条は、頂部を挟んで側部位置側
の側壁における上り勾配の傾斜面角度を、中心部位置側
の側壁に比して大きく形成したことで、凹凸プレート面
の凸条間に形成される凹溝に溜まった脂を含んだ肉汁な
どの加熱調理汁が落ちたときなど脂が弾けた場合でも、
この脂が側部位置側に向かって飛び散るときには、これ
に平行に隣接した凸部の中央部位置側の側壁に当たって
側部側への飛散が抑えられ、他方中心部位置側に向かっ
て飛び散るときは、側部位置側の側壁における上り勾配
の傾斜面角度が大きいことで、この傾斜面に沿って中心
部側にガイドされるように飛散されるようになって調理
プレート外の周囲への脂の飛散が抑制され脂の飛び散り
が多い焼肉などの調理に適したものとなりまた調理中で
も食し易いものとなる。
【0084】これは、頂部を挟んで中心部位置側の側壁
を略垂直面に形成し、側部位置側の側壁を下方から上方
に向かって緩やかな上り勾配の傾斜面にて形成すること
で、より一層前記の作用を達成することができるように
なる。
【0085】また、本発明の他のホットプレートでは、
前記調理プレート面の凹凸プレート面に対向した位置に
ヒータを設置し、このヒータに載置される調理プレート
の裏面に、ヒータの外周を囲繞する補強リブを形成した
ので、この補強リブにより調理プレートを補強して熱変
形を防止し、かつ調理プレートのヒータに対する載置位
置決めになり、それと共に、補強リブを利用してヒータ
が凹凸プレート面に対向した位置に設置され、かつ補強
リブににより外周を囲繞されていることによって、この
補強リブでヒータからの加熱が凹凸プレート面の対向位
置より外方に放熱されるのを防止して、ヒータが凹凸プ
レート面に対向した位置に設置されていることと相俟っ
て凹凸プレート面に対する加熱効率の向上を図ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係るホットプレートの
断面図である。
【図2】図1におけるホットプレートにおける調理プレ
ートの平面図である。
【図3】図2における調理プレートのM―M断面図であ
る。
【図4】図2における調理プレートのN―N断面図であ
る。
【図5】図4における調理プレートの要部拡大断面図で
ある。
【図6】本発明の実施の形態1に係る他の例を示すホッ
トプレートにおける調理プレートの平面図である。
【図7】本発明の実施の形態1に係る他の例を示すホッ
トプレートにおける調理プレートの平面図である。
【図8】図7における調理プレートのM―M断面図であ
る。
【図9】図7における調理プレートのN―N断面図であ
る。
【図10】本発明の実施の形態2に係るホットプレート
の断面図である。
【図11】図10におけるホットプレートの調理プレー
トの下面図である。
【図12】図10におけるホットプレートの他の例を示
す調理プレートの下面図である。
【図13】本発明の実施の形態3に係るホットプレート
における調理プレートの平面図である。
【図14】図12における調理プレートのM―M断面図
である。
【図15】図13における調理プレートの要部拡大N―
N断面図である。
【図16】本発明の実施の形態3に係るホットプレート
の一部拡大断面図である。
【図17】本発明の実施の形態に係る調理プレートの一
部拡大断面図(a),(b)である。
【図18】従来例を示す調理プレートの平面図である。
【符号の説明】
X 長辺方向 Y 短辺方向 A 長辺方向の下がり勾配傾斜面 B 短辺方向の下がり勾配傾斜面 1 本体ケース 2 調理プレート 3 ヒータ 10 調理プレート面 11 凹凸プレート面 11a 中心部 11b 長辺方向側部 11c 短辺方向側部 12 凸条 12a 中央部位置側側壁 12b 頂部 12c 側部位置側の側壁 13 凹溝 14 平プレート面 15 補強リブ 18 汁落し口

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外装体を形成する本体ケースと、本体ケ
    ース内に出し入れ自在に収納される調理プレートと、調
    理プレートを加熱する加熱手段とを備えたホットプレー
    トにおいて、調理プレートを略長方形の外周形状にて形
    成し、この調理プレートの調理プレート面に、長辺方向
    に向かって直線形の凸条を短辺方向長さに対し所定間隔
    を有して平行に連続して複数配列した凹凸プレート面を
    形成したことを特徴とするホットプレート。
  2. 【請求項2】 前記調理プレート面の凹凸プレート面
    は、長辺方向の両側部の双方から中心部方向に向かって
    下がり勾配の傾斜面を形成したことを特徴とする請求項
    1に記載のホットプレート。
  3. 【請求項3】 前記調理プレート面の凹凸プレート面
    は、短辺方向の両側部の双方から中心部方向に向かって
    下がり勾配の傾斜面を形成したことを特徴とする請求項
    1または2に記載のホットプレート。
  4. 【請求項4】 前記調理プレート面の中央部に凹凸プレ
    ート面が形成されて、長手方向のいずれか一方若しくは
    両方の側部に、この凹凸プレート面と区画される平プレ
    ート面を形成したことを特徴とする請求項1〜3のいず
    れか1項に記載のホットプレート。
  5. 【請求項5】 前記調理プレートは、裏面の短辺方向に
    前記凹凸プレート面の凸条と直交する補強リブを複数形
    成したことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に
    記載のホットプレート。
  6. 【請求項6】 前記凹凸プレート面の凸条は、頂部を挟
    んで側部位置側の側壁における上り勾配の傾斜面角度
    を、中心部位置側の側壁に比して大きくしたことを特徴
    とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のホットプレ
    ート。
  7. 【請求項7】 前記凹凸プレート面の凸条は、頂部を挟
    んで中心部位置側の側壁を略垂直面に形成し、側部位置
    側の側壁を下方から上方に向かって緩やかな上り勾配の
    傾斜面にて形成したことを特徴とする請求項6記載のホ
    ットプレート。
  8. 【請求項8】 前記凹凸プレート面は、各凸条間にて形
    成される凹溝に汁落し口を形成したことを特徴とする請
    求項1〜7のいずれか1項に記載のホットプレート。
  9. 【請求項9】 前記調理プレート面の凹凸プレート面に
    対向した位置にヒータを設置し、このヒータに載置され
    る調理プレートの裏面に、ヒータの外周を囲繞する補強
    リブを形成したことを特徴とする請求項1〜8のいずれ
    か1項に記載のホットプレート。
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