JP2001275396A - 回転電機の制御装置 - Google Patents

回転電機の制御装置

Info

Publication number
JP2001275396A
JP2001275396A JP2000091510A JP2000091510A JP2001275396A JP 2001275396 A JP2001275396 A JP 2001275396A JP 2000091510 A JP2000091510 A JP 2000091510A JP 2000091510 A JP2000091510 A JP 2000091510A JP 2001275396 A JP2001275396 A JP 2001275396A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pole
rotors
coil
mode
magnetic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000091510A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3637837B2 (ja
Inventor
Yusuke Minagawa
裕介 皆川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP2000091510A priority Critical patent/JP3637837B2/ja
Publication of JP2001275396A publication Critical patent/JP2001275396A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3637837B2 publication Critical patent/JP3637837B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/64Electric machine technologies in electromobility
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/7072Electromobility specific charging systems or methods for batteries, ultracapacitors, supercapacitors or double-layer capacitors

Landscapes

  • Hybrid Electric Vehicles (AREA)
  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
  • Control Of Multiple Motors (AREA)
  • Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】磁気カップリングで駆動できる機能と各ロータ
を独立制御できる機能とを合わせ持った回転電機の制御
装置を提供する。 【解決手段】ステータ22を共有する2個のロータ2
1、23を備え、ステータコイルに流す複合電流をロー
タ数と同数の回転磁場が発生するように制御する回転電
機であって、2個のロータは永久磁石を1対1極対数比
とし、かつ一方のロータには4個の励磁コイルA、B、
C、Dを備えた回転電機を用い、制御装置は、永久磁石
による磁極と励磁コイルによる磁極とが異極で隣合うよ
うに励磁することによって3対1極対数比で動作させる
モードと、永久磁石による磁極と励磁コイルによる磁極
とが同極で隣合うように励磁するか、若しくは励磁コイ
ルに電流を流さないことによって1対1極対数比で動作
させるモードとを切り換えて制御するように構成した回
転電機の制御装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、2個のロータを
備えた複合型の回転電機およびそれを用いた駆動システ
ムに関し、特に一方のロータをジェネレータとして動作
させ、他方のロータをモータとして動作させる際に好適
な構成に関する。
【0002】
【従来の技術】複合型の回転電機としては、特開平11
−275826号公報に記載された装置(本願出願人の
先願発明)ものがある。この回転電機は、中空円筒状の
ステータの内側と外側に所定のギャップをおいて中空円
筒状の外側ロータと内側ロータとが配置された構造にな
っている。そして外側ロータ軸と内側ロータ軸は同一軸
上に並ぶように配置され、外側ロータと内側ロータは同
軸上でそれぞれ独立に回転出来るようになっている(後
記図7で詳細後述)。そして上記ステータに設けたコイ
ルに流す複合電流を前記ロータの数と同数の回転磁場が
発生するように制御することにより、2個のロータを独
立に制御することが出来る。前記公報においては2個の
ロータの極対数比が1対1極対数比、3対1極対数比、
2対1極対数比の場合における回転電機として成立でき
る旨が記載されている。なお、極対数比とは一方のロー
タと他方のロータの磁極対(NとSで1対)の数の比を
示す。例えば、1対1極対数比とは一方のロータの磁極
対(NS)の数と他方のロータの磁極対の数とが同じ
(NS1組とNS1組やNS2組とNS2組)の場合、
3対1極対数比とは一方のロータがNS3組または6組
で他方ロータがNS1組または2組(極対数比は何れも
3:1)のような場合を示す。上記のごとき回転電機に
おいては、一方のロータをジェネレータとして、他方の
ロータをモータとして運転する場合、いわゆるハイブリ
ッドシステムとして動作させる場合に、発電電力とモー
タ駆動電力との差の分の電流を共通のコイルに流すだけ
でよいので、効率を大幅に向上させることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のごとき回転電機
において、1対1極対数比の構成では、磁気カップリン
グ効果が有るので、両方のロータを同速度(回転角速度
ω1=ω2)で回転させる場合には、ステータのコイル
に電流を流さないで直結状態で駆動することも出来る
(磁気カップリングモード:詳細後述)という利点があ
る。また、ロータが逆転(二つのロータが相互に逆方向
に回る)する逆転モード(詳細後述)もある。しかし、
磁気カップリングのために、一方のロータを回転させる
と他方のロータも回転するので意図しない場合に内燃機
関や車両が動き出すおそれがあり、また、逆転モードの
ために内燃機関や車両の駆動軸が逆転するおそれもある
ので、いわゆるハイブリット用モータとして構成しにく
いという問題があった。
【0004】本発明は上記のごとき問題を解決するため
になされたものであり、磁気カップリングで直結状態で
駆動できるモードと、各ロータを独立に回転制御できる
モードとを切り換えて制御する機能を持った回転電機の
制御装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明においては特許請求の範囲に記載するように
構成している。すなわち、請求項1に記載の発明におい
ては、2個のロータは磁極を形成する永久磁石を1対1
極対数比とし、かつ、何れか一方のロータには2n個
(n=1,2,3,…)の励磁コイルを備えた回転電機
を用い、制御装置は、永久磁石による磁極と励磁コイル
による磁極とが異極で隣合うように励磁することによっ
て前記回転電機を(n+1)対1極対数比で動作させる
モードと、永久磁石による磁極と励磁コイルによる磁極
とが同極で隣合うように励磁するか、若しくは励磁コイ
ルに電流を流さないことによって回転電機を1対1極対
数比で動作させるモードとを切り換えて制御するように
構成している。
【0006】また、請求項2に記載の発明は、前記2つ
のモードを2個のロータの回転速度の相互関係に応じて
切り換えるものであり、請求項3および請求項4におい
ては、それらの詳細な構成を示している。また、請求項
5においては、1対1極対数比モードと(n+1)対1
極対数比モードとの切り換え時の制御を記載し、請求項
6においては、1対1極対数比モードの場合には、励磁
コイルの励磁電流を目標伝達トルクに応じて制御するよ
うに構成している。
【0007】
【発明の効果】請求項1においては、一方のロータに設
けた励磁コイルの電流をオンオフするかまたは電流の方
向を切り換えることにより、1対1極対数比モードと
(n+1)対1極対数比モードとに切り換えて動作させ
ることが出来る。そして(n+1)対1極対数比モード
の場合には二つのロータを独立して制御することが出
来、かつ、磁気カップリングモードや逆転モードはな
い。また、1対1極対数比モードの場合には磁気カップ
リングモードがあるので、例えば一方のロータを駆動装
置で駆動して他方のロータを同速で回転させる場合には
ステータコイルに電流を流さなくてもよい。したがっ
て、例えば一方のロータ軸を内燃機関に接続し、他方の
ロータ軸を車軸に接続し、車両の動作状態に応じて両者
を適宜切り換え動作させれば、良好な特性のみを利用出
来る、という効果が得られる。
【0008】また、請求項2〜4においては、2つのロ
ータの回転速度に応じて1対1極対数比モードと(n+
1)対1極対数比モードとを切り換えることにより、そ
れぞれのモードの特性に適応した動作を行わせる。すな
わち、起動時や同期運転からの切り換え時には、制御性
が良く、かつ起動トルクの大きな(n+1)対1極対数
比モードを用い、磁気カップリング効果を有効に利用で
きる状態では1対1極対数比モードにすることができ
る。
【0009】また、請求項5においては、2つのモード
の切り換えを円滑に行うことができ、請求項6において
は、伝達トルクに応じて励磁電流を変えることにより、
効率を向上させることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】まず、本発明を適用する回転電機
の例として、本出願人が以前に出願した特開平11−2
75826号公報記載の回転電機の構造、およびその駆
動回路について説明する。
【0011】図14は、上記公報記載の回転電機の構造
を示す図であり、(a)は回転電機全体の概略断面図、
(b)はロータとステータ部分の断面図〔(a)のA−
A’断面図、ただし軸や外枠部分は除き、ロータとステ
ータのみを示す〕である。なお、図14は外側ロータの
磁極数が4、内側ロータの磁極数が2で、その比である
磁極数比が2:1の場合を示している。なお、ロータに
設けた磁極の対(NとSで1対)の数である極対数で示
せば、外側ロータは極対数が2、内側ロータは極対数が
1であり、両者の比である極対数比はやはり2:1とな
る。
【0012】図14において、中空円筒状のステータ2
の外側と内側に所定のギャップをおいて中空円筒状の外
側ロータ3と内側ロータ4が配置され、3層構造になっ
ている。また、内側ロータ軸9と外側ロータ軸10とは
同一の軸上に並ぶように設けられ、内側ロータ4と外側
ロータ3は同軸上でそれぞれ独立に回転出来るようにな
っている。なお、軸受等は図示を省略している。
【0013】内側ロータ4は半周をS極、もう半周をN
極とした一対の永久磁石で形成され、これに対して、外
側ロータ3は内側ロータ4の一極当たり2倍の極数を持
つように永久磁石が配置される。つまり、外側ロータ3
のS極、N極は各2個であり、90度毎にS極とN極が
入れ替わるように構成されている。このように各ロータ
3、4の磁極を配置すると、内側ロータ4の磁石は外側
ロータ3の磁石により回転力を与えられることがなく、
この逆に外側ロータ3の磁石が内側ロータ4の磁石によ
り回転力を与えられることもない。
【0014】たとえば、内側ロータ4の磁石が外側ロー
タ3に及ぼす影響を考えてみる。簡単のため内側ロータ
4は固定して考える。まず、内側ロータ4のS極とこれ
に対峙する外側ロータ3の上側磁石SNとの関係におい
て、図示の状態で仮に内側ロータ4のS極が出す磁力を
受けて、外側ロータの上側磁石SNが時計方向に回転し
ようとしたとすると、内側ロータ4のN極とこれに対峙
する外側ロータ3の下側磁石SNとの関係においては、
内側ロータ4のN極により外側ロータ3の下側磁石SN
が反時計方向に回転しようとする。つまり、内側ロータ
4のS極が外側ロータ3の上側磁石に及ぼす磁力と内側
ロータ4のN極が外側ロータ3の下側磁石に及ぼす磁力
とがちょうど相殺することになり、外側ロータ3は内側
ロータ4と関係なく、ステータ2との関係だけで制御可
能となるわけである。このことは、後述するようにステ
ータコイルに発生する回転磁場とロータとの間でも同じ
である。
【0015】ステータ2のコイルは、外側ロータ3の1
磁極当たり3個のコイル6で構成され、合計12個(=
3×4)のコイル6が同一の円周上に等分に配置されて
いる。丸で囲んだ数字はそれぞれコイルの巻線を示し、
例えば1ととが1つのコイルを形成し、それぞれ電流
の方向が逆なことを示している。すなわち、1は紙面方
向へ電流の流れる巻線であり、はその逆方向に電流の
流れる巻線である。この場合の巻線方法は集中巻であ
る。
【0016】また、7はコイルが巻回されるコアで、コ
イル6と同数のコア7が円周上に等分に所定の間隔(ギ
ャップ)8をおいて配列されている。なお、後述するよ
うに、12個のコイルは番号で区別しており、この場合
に6番目のコイルという意味でコイル6が出てくる。上
記のコイル6という表現と紛らわしいが、意味するとこ
ろは異なっている。
【0017】これら12個のコイルには次のような複合
電流I〜I12を流す。まず内側ロータ4に対する回
転磁場を発生させる電流(三相交流)を流すため、
[1,2]=[]、[]=[9,10]、
[5,6]=[1112]の3組のコイルに120度
ずつ位相のずれた電流Id、If、Ieを設定する。こ
こで、番号の下に付けたアンダーラインは反対方向に電
流を流すことを意味させている。たとえば、1組のコイ
ル[1,2]=[]に電流Idを流すとは、コイ
ル1からコイルに向けてIdの半分の電流を、かつコ
イル2からコイルに向けてIdのもう半分の電流を流
すことに相当する。1と2、が円周上でそれぞれ
近い位置にあるので、この電流供給により、内側ロータ
4の磁極と同数(2極)の回転磁場を生じさせることが
可能となる。
【0018】次に、外側ロータ3に対する回転磁場を発
生させる電流(三相交流)を流すため、[1]=[
=[7]=[10]、[2]=[5]=[]=[1
1]、[3]=[]=[9]=[12]の3組のコイ
ルに120度ずつ位相がずれた電流Ia、Ic、Ibを
設定する。たとえば、1組のコイル[1]=[]=
[7]=[10]に電流Iaを流すとは、コイル1から
コイルにIaの電流をかつコイル7からコイル10
向けてもIaの電流を流すことに相当する。コイル1と
7、コイル10がそれぞれ円周上の180度ずつ離
れた位置にあるため、この電流供給により、外側ロータ
3の磁極と同数(4極)の回転磁場を生じさせることが
できる。この結果、12個のコイルには次の各複合電流
〜I12を流せばよいことになる。 I=(1/2)Id+Ia I=(1/2)Id+Ic I=(1/2)If+Ib I=(1/2)IfIa I=(1/2)Ie+Ic I=(1/2)Ie+Ib I=(1/2)Id+Ia I=(1/2)IdIc I=(1/2)If+Ib I10=(1/2)If+Ia I11=(1/2)IeIc I12=(1/2)Ie+Ib ただし、電流記号の下につけたアンダーラインは逆向き
の電流であることを表している。
【0019】さらに図15を参照して複合電流の設定を
説明すると、図15は、図14との比較のため、ステー
タ2の内周側と外周側に各ロータに対して別々の回転磁
場を発生させる専用のコイルを配置したものである。つ
まり、内周側コイルd、f、eの配列が内側ロータに対
する回転磁場を、また外周側コイルa、c、bの配列が
外側ロータに対する回転磁場を発生する。この場合に、
2つの専用コイルを共通化して、図14に示した共通の
コイルに再構成するには、内周側コイルのうち、コイル
dに流す電流の半分ずつをコイルdの近くにあるコイル
aとcに負担させ、同様にして、コイルfに流す電流の
半分ずつをコイルfの近くにあるコイルbとaに、また
コイルeに流す電流の半分ずつをコイルeの近くにある
コイルcとbに負担させればよいわけである。上記複合
電流I〜I12の式はこのような考え方を数式に表し
たものある。なお、電流設定の方法はこれに限られるも
のでなく、前記特開平11−275826号公報に記載
のように、他の電流設定方法でもかまわない。
【0020】このように電流設定を行うと、共通のコイ
ルでありながら、内側ロータ4に対する回転磁場と外側
ロータ3に対する回転磁場との2つの磁場が同時に発生
するが、内側ロータ4の磁石は外側ロータ3に対する回
転磁場により回転力を与えられることがなく、また外側
ロータ3の磁石が内側ロータ4に対する回転磁場により
回転力を与えられることもない。この点は前記特開平1
1−275826号公報に記載のように、理論解析で証
明されている。
【0021】上記Id、If、Ieの電流設定は内側ロ
ータ4の回転に同期して、また上記Ia、Ic、Ibの
電流設定は外側ロータ3の回転に同期してそれぞれ行
う。トルクの方向に対して位相の進み遅れを設定する
が、これは同期モータに対する場合と同じである。
【0022】図16は上記回転電機を制御するための回
路のブロック図である。上記複合電流I〜I12をス
テータコイルに供給するため、バッテリなどの電源11
からの直流電流を交流電流に変換するインバータ12を
備える。瞬時電流の全ての和は0になるためこのインバ
ータ12は、図17に詳細を示したように、通常の3相
ブリッジ型インバータを12相にしたものと同じで、2
4(=12×2)個のトランジスタTr1〜Tr24と
このトランジスタと同数のダイオードから構成される。
インバータ12の各ゲート(トランジスタのベース)に
与えるON、OFF信号はPWM信号である。
【0023】各ロータ3、4を同期回転させるため、各
ロータ3、4の位相を検出する回転角センサ13、14
が設けられ、これらセンサ13、14からの信号が入力
される制御回路15では、外側ロータ3、内側ロータ4
に対する必要トルク(正負あり)のデータ(必要トルク
指令)に基づいてPWM信号を発生させる。
【0024】このように、前記特開平11−27582
6号公報に記載の回転電機においては、2つのロータ
3、4と1つのステータ2を三層構造かつ同一の軸上に
構成すると共に、ステータ2に共通のコイル6を形成
し、この共通のコイル6にロータの数と同数の回転磁場
が発生するように複合電流を流すようにしたことから、
ロータの一方をモータとして、残りをジェネレータとし
て運転する場合に、モータ駆動電力と発電電力の差の分
の電流を共通のコイルに流すだけでよいので、効率を大
幅に向上させることができる。
【0025】また、2つのロータに対してインバータが
1つでよくなり、さらにロータの一方をモータとして、
残りをジェネレータとして運転する場合には、上記のよ
うに、モータ駆動電力と発電電力の差の分の電流を共通
のコイルに流すだけでよくなることから、インバータの
電力スイッチングトランジスタのキャパシタンスを減ら
すことができ、これによってスイッチング効率が向上
し、より全体効率が向上する。
【0026】これまでの説明は、極対数比が2:1の場
合について主に説明したが、極対数比が1:1の場合、
すなわち、外側ロータと内側ロータの極対数が同数の場
合には、特殊な動作特性が生じる。以下説明する。前記
特開平11−275826号公報の(8)式および
(9)式は下記のようになる。 f=-μIm{Im・sin((ω)t-α)-(3/2)n・Ic・sin(β)} …(8) f= μIm{Im・sin((ω)t-α)-(3/2)n・Ic・sin((ω)t-α-β) } …(9) ただし、f:外側ロータの駆動力 f:内側ロータの駆動力 Im:外側ロータの磁石の等価直流電流 Im:内側ロータの磁石の等価直流電流 Ic:ステータコイルの電流 ω:外側ロータの回転角速度 ω:内側ロータの回転角速度 α:2つのロータの磁極の位相角 β:電流の位相差 μ:透磁率 n:コイル定数 上記(8)式、(9)式において、まず、ステータコイ
ルに回転磁界を発生する電流Icを流した場合に、両ロ
ータの駆動力fとfを考察する。
【0027】ステータコイルの電流Ic・sinβによ
る駆動力f、fは外側ロータと内側ロータとの位相
角αによって変化するので、以下、α=0の場合とα=
πの場合とに分けて説明する。なお、α=0とは図2
(a)に示すように、二つのロータの磁極が同極(N−
NとS−S)で対面している状態であり、α=πとは図
2(b)に示すように、二つのロータの磁極が異極(N
−S)で対面している状態である。
【0028】式を簡単にするために、ω=ωとすれ
ば、(8)式、(9)式から、 f=-μIm{Im・sin(-α)-(3/2)n・Ic・sin(β)} …(数1)式 f= μIm{Im・sin(-α)-(3/2)n・Ic・sin(-α-β)} …(数2)式 α=0の場合 (数1)式、(数2)式においてα=0とすれば、下記
(数3)式、(数4)式のようになる。 f=-μIm{-(3/2)n・Ic・sin(β)} =μIm・(3/2)n・Ic・sin(β)…(数3) 式 f= μIm{-(3/2)n・Ic・sin(-β)}=μIm・(3/2)n・Ic・sin(β)…(数4) 式 よってμIm=μImとすれば、f=fとなる。上
記のように、α=0の場合にはf=fとなるので、
二つのロータは同じ方向に駆動力を受け、同じ方向に回
転する。
【0029】α=πの場合 (数1)式、(数2)式においてα=πとすれば、下記
(数5)式、(数6)式のようになる。 f=μIm・(3/2)n・Ic・sinβ …(数5)式 f=μIm・(3/2)n・Ic・sin(-π-β)=-μIm・(3/2)n・Ic・sinβ …(数6)式 よってμIm=μImとすれば、f=−fとなる。
上記のようにα=πの場合には、f=−fとなるの
で、二つのロータは逆方向に駆動力を受け、相互に逆方
向に回転する。これが逆転モードである。
【0030】上記のようにステータコイルに電流を流し
て駆動する場合には、位相角αの値に応じて、正転モー
ドと逆転モードとがある。
【0031】次に、ステータコイルに電流を流さない場
合、すなわちIc=0の場合について説明する。Ic=
0の場合は前記(8)式、(9)式から下記(数7)
式、(数8)式のようになる。 f=-μIm{Im・sin((ω)t-α)} …(数7)式 f= μIm{Im・sin((ω)t-α)} …(数8)式 (数7)式、(数8)式において、ω=ωとすれ
ば、 f=-μIm{Im・sin(-α)} …(数9)式 f= μIm{Im・sin(-α)} …(数10)式 となり、常にf=−fとなる。これは一見、逆方向
に回転するように見えるが、実際には二つのロータ間に
位相角αを与えた場合にα=0の位置に戻ろうする力を
示す。つまり一方のロータに外部から機械的な力を加え
ると、αが0からずれて、これを修正する力fが発生
し、同様に他方のロータにも修正方向である反対側の力
が働くということである。したがって一方のロータ
を外部から機械的に回転させると他方のロータもα=0
を保つように同じ方向に回転することになる。これが磁
気カップリングであり、ステータコイルに電流を流さな
い状態で、例えば外側ロータを内燃機関で駆動すれば、
同方向に内側ロータを回転させることが出来る。
【0032】上記のように1対1極対数比の場合には、
位相角α=0でステータコイルに電流を流さない状態で
一方のロータを外部から機械的に駆動すれば、磁気カッ
プリングモードとなり、ステータのコイルに電流を流さ
ないで、他方のロータを直結状態(同速度)で駆動する
ことが出来る。また、2つのロータの磁石の位相角α=
πの場合は逆転モードとなり、外側ロータと内側ロータ
とが逆方向に回転することになる。
【0033】上記のような複合型の回転電機をハイブリ
ッド車両に搭載し、一方のロータを内燃機関で駆動して
発電し、その電力をステータコイルに流して他方のロー
タを回転させ、それで車両を駆動するシステムにおい
て、内燃機関の始動時に、上記の内燃機関に結合された
ロータをスタータモータとして始動を行うように構成し
た場合に、車両も内燃機関も停止している状態で、車両
に結合されたロータを回転して車両を駆動すると、内燃
機関に結合されたロータも回転してしまうおそれがあ
る。逆に、内燃機関の始動時に内燃機関に結合された方
のロータが回転すると、他方の車輪に結合されたロータ
も回転し、車両が動いてしまうおそれがある等の望まし
くない特性がある。本発明は電流を流さないで駆動出来
るという磁気カップリングの有利な特性を活かし、か
つ、望ましくない特性は押さえるように改良したもので
ある。
【0034】以下、本発明の実施の形態を説明する。図
1は、本発明の実施の形態に用いる1対1極対数比の回
転電機のロータとステータ部分の断面図であり、(a)
は本発明の構成、(b)は基本構成を示す。なお、回転
電機全体の概略断面図は前記図14(a)と同様であ
る。
【0035】図1(b)に示すように、1対1極対数比
の回転電機の最も基本的な構造は、外側ロータ21の磁
石がNSの1極対で、内側ロータ23も磁石がNSの1
極対である。そして両ロータの中間にステータ22が設
けられている。ステータ22に太字で示した1〜6の番
号はステータコイルを示し、のように下線を付し
たものは電流が逆に流れるコイルを示す。また、各ロー
タの磁石は、ロータの表面に張られているSPM型モー
タを示したが、リラクタンストルクの出し得るIPM型
でも同様である。また、コイルは分布巻きで表示してあ
る。また、図1では1対1極対数比の基本的な構成であ
る外側ロータと内側ロータが共に1極対(NS1極の
み)の場合を例示しているが、2極対と2極対、3極対
と3極対のように、極対数比が1対1であればよい。
【0036】本発明においては、図1(a)に示すよう
に、外側ロータ21にA、B、C、D(図面では丸で囲
んだ符号で表示)の4個の励磁コイルを設けている。コ
イルは集中巻きでも分布巻きでも作用は同じである。こ
の各励磁コイルに励磁電流を流して、本来の磁石による
磁極とNSが交互になるように、つまり永久磁石による
磁極と励磁コイルによる磁極とが異極で隣合うように、
コイルAをS極、コイルBをN極、コイルCをS極、コ
イルDをN極に励磁すれば、コイルによる極対数は2に
なる。したがって外側ロータ21は磁石の1極対と合わ
せて3極対になる。すなわち、この回転電機は3対1極
対数比になる。一般的には励磁コイルの数を2nとすれ
ば、極対数比は(n+1)対1になる。なお、図1の例
では外側ロータ21に励磁コイルを設けた例を示した
が、内側ロータ23に設けてもよい。また、上記と逆
に、永久磁石による磁極と励磁コイルによる磁極とが同
極で隣合うように、コイルAをN極、コイルBをS極、
コイルCをN極、コイルDをS極に励磁すれば、外側ロ
ータ21の上半分が全て一繋がりのN極、下半分が全て
一繋がりのS極になるので、この場合には極対数比は1
対1のままである。
【0037】上記のように、図1(a)の構造によれ
ば、ロータに設けた励磁コイルを励磁しない場合や磁極
が繋がるように励磁した場合は図1(b)に示した1対
1極対数比の回転電機として動作し、磁極が分割して磁
極数が増加するように励磁コイルを励磁すれば3対1極
対数比の回転電機として動作する。この3対1極対数比
の回転電機の場合は、前記図14等で詳述した2対1極
対数比の場合と同様に、外側ロータと内側ロータとを独
立して制御することが出来、かつ、磁気カップリングモ
ードや逆転モードはない。
【0038】図2は、1対1極対数比の回転電機の場合
に、外側ロータ21と内側ロータ23との回転の位相角
αを示す図であり、図2(a)はα=0、すなわち二つ
のロータの磁極が同極(N−NとS−S)で対面してい
る状態であり、図2(b)はα=π、すなわち、二つの
ロータの磁極が異極(N−S)で対面している状態であ
る。
【0039】以下、励磁コイルに流す電流と磁極の関係
について詳細に説明する。
【0040】図3は、ステータコイルと励磁コイルの位
置について符号0〜11を付した図であり、A、B、
C、Dは各励磁コイル(図1では丸で囲んだ符号に相
当)、NとSは永久磁石の磁極である。なお、図3にお
いては、外側ロータ21の磁極NとSの範囲が2〜4お
よび8〜10の範囲に正確に一致しているが、これは磁
気回路トルク設計のチューニングの範囲であって、これ
より広い範囲でも狭い範囲でも可能である。
【0041】図4は、永久磁石および励磁コイルによる
磁界強度を示す図である。図4において、位置0〜11
は図3に示した位置に相当し、(A)、(B)、
(C)、(D)および(N)、(S)は対応する励磁コ
イルまたは永久磁石の位置を示す。また、実線で示した
M1とM2は永久磁石による磁界強度で、M1は内側ロ
ータ23の磁極、M2は外側ロータ21の磁極によるも
のを示す。また、破線で示したM3は励磁コイルによる
磁界強度を示す。
【0042】図4に示した例は、永久磁石による磁極と
励磁コイルによる磁極とが異極で隣合うように、コイル
AをS極、コイルBをN極、コイルCをS極、コイルD
をN極に励磁し、外側ロータ21を3極対にした場合を
示す。つまり外側ロータ21に関しては、位置0〜2の
範囲では励磁コイル(A)による磁界M3があり、位置
2〜4の範囲では永久磁石Nによる磁界M2があり、両
者の強さは同じ(方向は逆)である。このように永久磁
石の磁界強度と磁束コイルによる磁界強度とが同じで、
完全な3極対として動作する場合を完全3極対と名付け
る。したがって図4のように励磁コイルを励磁すれば、
この回転電機は完全3対1磁極対数比として動作する。
【0043】図5は、励磁コイルに流す電流を変化させ
た場合における磁界強度を示す図である。図5におい
て、破線で示したM3、M4、M5、M6は励磁電流の
大きさと方向による変化を示し、M3>M4>M5であ
る。また、M6は励磁電流の方向を反対にして永久磁石
による磁極と励磁コイルによる磁極とが同極で隣合うよ
うに、コイルAをN極、コイルBをS極、コイルCをN
極、コイルDをS極に励磁したものである。この場合に
は外側ロータ21の上半分が全て一繋がりのN極、下半
分が全て一繋がりのS極になるので、極対数は1であ
り、回転電機は1対1磁極対数比で動作する。なお、一
点鎖線で示したM7はM6とM2の包絡線であり、これ
が内側ロータ23の1極対の磁界強度にほぼ相当(図4
のM1、方向は逆)する。また、励磁コイルに全く電流
を流さず、永久磁石のみ(図4のM1とM2のみ)によ
る磁気カップリング効果だけで1対1磁極対数比として
動作することもできる。
【0044】上記のように1対1磁極対数比モードの場
合には、励磁コイルの励磁電流を0にする場合と、励磁
電流を流しながら1対1磁極対数比にする場合とがあ
る。前者の場合には消費電力を大幅に減少させることが
できるが、目標伝達トルクが磁気カップリングの力より
も大きくなると、同期回転ができなくなる。そのような
場合には、図5のM6に示したような励磁電流を流して
伝達トルクを大きくする。つまり、励磁電流の値を目標
伝達トルクの値に応じて制御すれば良い。また、3対1
磁極対数比モードで動作する場合も、上記と同様に、励
磁電流の値を目標伝達トルクの値に応じて制御すれば良
い。つまり、図5のM3、M4、M5のように伝達トル
クが大きくなるにつれて電流値を大きくすれば良い。
【0045】図6は、目標伝達トルクTと励磁電流の値
を示す図であり、(a)は1対1磁極対数比モード、
(b)は3対1磁極対数比モードの場合を示す。なお、
図6では1対1磁極対数比モード時の電流の方向(図5
のM6)を正方向で示しているので、(b)の3対1磁
極対数比モード時の電流の方向(図5のM3、M4、M
5)が負方向になっている。
【0046】上記のように、各励磁コイルに流す励磁電
流を制御することにより、1対1磁極対数比モードと3
対1磁極対数比モードとを任意に切り換えて動作させる
ことができる。以下、2つのモードを2個のロータの回
転速度に応じて切り換える方法について説明する。図7
は、2つのモードと2個のロータの回転速度との関係を
示す図である。まず、図7(a)は、内側ロータと外側
ロータの回転速度が同じ場合、すなわち、両者が同期し
て回転する場合にのみ1対1磁極対数比モードとし、そ
の他の場合は全て3対1磁極対数比モードとするもので
ある。これは内側ロータと外側ロータが同期して回転す
る場合には、前記のごとき磁気カップリング効果がある
ので、それを有効に活用して消費電力を減少させ、ま
た、2つのロータを異なった回転速度で独立に動作させ
る場合には、前記のように制御性の良い3対1磁極対数
比で動作させるものである。
【0047】次に、図7(b)は、2つのロータの何れ
か一方の回転速度が0を含む所定値a以下の範囲、およ
び前記2つのロータの回転速度の差が同速度を含まない
同速度から所定範囲内の場合には3対1極対数比モード
とし、それ以外の範囲(図中のハッチングを付した領
域)、および前記2つのロータの回転速度が同速度の場
合には1対1極対数比モードで動作させるものである。
すなわち、回転速度が所定値a以下の範囲とは、起動時
(回転速度=0)および低回転時であり、このような場
合には、逆転モードや磁気カップリング効果がなく、制
御性の良い3対1極対数比で動作させる方が良い。ま
た、1対1磁極対数比と3対1磁極対数比とでは、理論
的には起動トルクは同じであるが、前記図4の特性から
も判るように、本発明のように励磁コイルで磁極を発生
する構成の回転電機では、完全3対1磁極対数比の方
が、1対1磁極対数比よりも磁界強度の合計面積が大き
くなるので、実際的には起動トルクが大きくなり、その
点でも有利である。また、2つのロータが同速度で同期
運転している領域(線上)の両側では、同期運転から独
立制御への移行領域なので、制御性の良い3対1磁極対
数比モードで動作させる。そして起動範囲でもなく、上
記の移行領域でもない範囲(図中のハッチングを付した
領域)では1対1磁極対数比で動作させる。ただし、こ
の場合には磁気カップリングで動作させるものではない
ので、1対1磁極対数比にしても特別の効果はなく、勿
論、3対1磁極対数比モードで動作させてもよい。な
お、前記特開平11−275826号公報(16)式、
(17)式に示されるように、ステータコイル電流に変
調を加えれば、それぞれのロータの回転からトルク変動
を解消することができ、ω1≠ω2の状態に於いても1
対1次極対数比のモードで運転することが出来る。
【0048】次に、1対1磁極対数比モードと3対1磁
極対数比モードとの切り換え制御について説明する。図
8は、切り換え時の励磁電流値の変化を示す図である。
図8において、切換信号は“0”が1対1磁極対数比モ
ード、“1”が3対1磁極対数比モードである。励磁電
流値がK11(1対1磁極対数比モード)で回転中に、
切換信号が“0”から“1”に変化した場合には、その
時点から所定時間t1をかけて順次励磁電流値をK31
(3対1磁極対数比モード)まで変化させる。例えば、
図5のM6のピーク値をK11とすれば、その値を順次
M6→0→M5→M4→M3(K31に相当)と変化さ
せる。逆に、3対1磁極対数比モードから1対1磁極対
数比モードに切り換える場合も、同様に、励磁電流値を
順次変化させれば良い。このようなランプ制御を行え
ば、1対1磁極対数比モードと3対1磁極対数比モード
との切り換えを円滑に行うことができる。
【0049】図9は上記の制御手順を示すフローチャー
トである。1対1磁極対数比モードと3対1磁極対数比
モードを切り換えて動作する場合の励磁コイルの電流I
f(図9の最終ステップの式)は下記(数11)式で示
される。
【0050】 If=K・sin〔3(n/12)×2π〕 …(数11) ただし、n=0,1,4,5,6,7,10,11(0
番コイルは位置0と1との間に存在するコイルとす
る)。
【0051】次に、図10は、制御回路の構成を示すブ
ロック図である。
【0052】図10において、回転速度検出部40は前
記図16の回転角センサ14の信号に基づいて内側ロー
タ23の回転速度N1を算出する。同様に、回転速度検
出部41は前記図16の回転角センサ13の信号に基づ
いて外側ロータ21の回転速度N2を算出する。目標ト
ルク演算部42は、外部から与えられるトルク指令信号
(前記図16の外トルク指令、内トルク指令)に基づい
て目標トルクを演算する。励磁パターン制御部43は上
記の各信号に基づき、かつ、前記図7〜図9で説明した
ような制御内容に基づいて、3対1磁極対数比モードと
1対1磁極対数比モードとの何れで動作させるか、或い
は切り換え制御中かの判断を行う。また、励磁電流・ス
テータ電流制御部44は、上記の制御モードの判断およ
び目標トルクなどに応じて励磁電流とステータコイルに
流す電流値を演算し、それに応じてインバータを制御
し、励磁コイルとステータコイルに電流を流す。なお、
励磁電流・ステータ電流制御部44は、前記図16の制
御回路15に励磁電流の制御部を追加したものに相当す
る。また、本発明では、前記図16のインバータ12の
他に、励磁コイルに流す電流を制御するインバータも必
要である。
【0053】次に、図11は、本発明の装置をいわゆる
ハイブリッドシステムに適用した場合を示すブロック図
である。なお、回転電機の部分は前記図14(a)の断
面図の上半分のみを示している。図11において、外側
ロータ21の各励磁コイル(図示省略)はスリップリン
グ24を介して励磁電流が与えられるように構成されて
いる。また、外側ロータ21の軸25は内燃機関(図示
省略)の出力軸に連結されている。また、内側ロータ2
3の軸26は車両の駆動軸27に連結されている。
【0054】図12は、前記の外側ロータ21に設けた
励磁コイルA、B、C、Dの電流を制御する回路図であ
り、(a)は磁極の極性を切換えられる回路、(b)は
(a)において磁極の向きとモードとの関係を示す図
表、(c)は単純に励磁電流をオン・オフする回路であ
る。図12(a)の回路は、トランジスタT1とT2お
よびT3とT4がそれぞれ直列に結線されたスイッチン
グ回路を用い、4個の励磁コイルA、C、B、Dを直列
にした回路の両端を上記スイッチング回路の中点(T1
とT2の接続点およびT3とT4の接続点)に接続した
ものであり、励磁コイルA、Cと、励磁コイルB、Dと
は、同じ向きの電流が流れた場合に相互に逆方向の磁極
となるように接続している。なお、31と32はスリッ
プリングである。
【0055】この回路において、トランジスタT1とT
4をオン、トランジスタT2とT3をオフにすれば、励
磁コイルA、C側(図の左側)から電流が流れ、このと
き各励磁コイルの極性はA:S、B:N、C:S、D:
Nとなり、図12(b)に示すように3対1極対数比モ
ードになる。逆に、トランジスタT1とT4をオフ、ト
ランジスタT2とT3をオンにすれば、励磁コイルB、
D側(図の右側)から電流が流れ、このとき各励磁コイ
ルの極性はA:N、B:S、C:N、D:Sとなり、図
12(b)に示すように1対1極対数比モードになる。
このように励磁電流を流しながら1対1極対数比にする
構成では、励磁コイルの電流の大きさによって磁気カッ
プリングの強さを変えることが出来る。また、上記の回
路では、4個の励磁コイルを用いながら2個のスリップ
リングだけで良いので、構成が簡略になり、安価に実現
出来る。なお、全ての励磁コイルを直列または並列に接
続すれば励磁コイルの数が幾つであってもスリップリン
グは2個で済むので、構成が簡略になる。また、トラン
ジスタT1とT3をオフにすれば、全ての励磁コイルの
電流が0になり、いわゆるカップリング効果のみで駆動
することもできる。
【0056】また、図12(c)の回路においては、ト
ランジスタT5がオンになれば、励磁コイルA、C、
B、Dに電流が流れて、励磁コイルの極性はA:S、
B:N、C:S、D:Nとなり、3対1極対数比モード
になる。また、トランジスタT5がオフになれば、励磁
電流がなくなり、磁石だけの基本的な1対1極対数比に
なる。この回路は磁気カップリングの強さを変えること
は出来ないが、構成がさらに簡単になり、かつ、1対1
極対数比の場合に励磁コイルに電流を流さないので効率
が向上する。
【0057】図11に示したハイブリッドシステムの構
成では、外側ロータ21に設けた励磁コイルの電流をオ
ンオフするかまたは電流の方向を切り換えことにより、
1対1極対数比と3対1極対数比とに切り換えて動作さ
せることが出来る。そして3対1極対数比の場合には外
側ロータ21と内側ロータ23とを独立して制御するこ
とが出来、かつ、磁気カップリングモードや逆転モード
はない。また、1対1極対数比の場合には磁気カップリ
ングモードがあるので、外側ロータ21を内燃機関で駆
動して内側ロータ23を同速で回転させる場合にはステ
ータコイルに電流を流さなくてもよい。したがって、車
両の動作状態に応じて1対1極対数比と3対1極対数比
とに切り換えて動作させれば、両者の良い点のみを用い
ることが出来る。
【0058】例えば、内燃機関の始動時においては、励
磁コイルを3対1極対数モードになるように励磁し、3
対1極対数比の回転電機にする。これにより、磁気カッ
プリングモードや逆転モードがなくなるので、車両や内
燃機関の停止時に内側ロータ23を回転させて車両を駆
動しても内燃機関が駆動されるおそれがなく、また、外
側ロータ21をスタータモータとして用いて内燃機関を
始動しても、車輪に連結されている内側ロータ23が回
転するおそれがない。
【0059】また、車両の走行中は、外側ロータ21を
内燃機関で駆動してジェネレータとして動作させ、それ
で発電した電力で内側ロータ23駆動することにより、
内側ロータ23の回転速度やトルクを任意に制御するこ
とが出来る。例えばステータコイルに流す電流を制御す
ることにより、低速大トルクにも高速低トルクにもでき
る。損失を0と仮定すれば、出力=回転数×トルクが一
定になるように制御することも出来る。
【0060】また、走行中に磁気カップリングモードに
したい場合には、ω1=ω2となる時に励磁コイルの電
流をオフにするか若しくは前記図12(a)で説明した
ように電流の方向を切り換えれば、1対1極対数比の回
転電機になり、磁気カップリングモードに入る。この状
態では外側ロータ21を内燃機関で駆動すればステータ
コイルに電流を流さなくても内側ロータ23を同速度で
駆動することが出来る。また、励磁コイルの電流を流し
ながら1対1極対数比にした場合には、励磁コイルの電
流の大きさによって磁気カップリングの強さを変えるこ
とが出来る。したがって伝達トルクの大きさに応じて上
記の電流を制御すれば、伝達トルクが変化しても磁気カ
ップリングモード(同速回転)を継続することが出来
る。また、3対1極対数比から1対1極対数比に極対数
比を切り換える際には前記のように励磁コイルに印加す
る電圧を反転すればよいが、その際に伝達トルクに応じ
て励磁コイルに印加する反転電圧を決定するように構成
してもよい。
【0061】また、少なくとも一つのロータを停止状態
から回転させる際には、3対1極対数比となるように励
磁コイルを励磁すれば、1対1極対数比の構成における
逆転モードがないので、逆回転になるおそれがなく、か
つ、他方のロータが意図しないのに動きだすおそれもな
い。また、一方のロータが停止状態であり、他方のロー
タが回転状態の場合にも、3対1極対数比となるように
励磁コイルを励磁すれば、1対1極対数比の構成におけ
る磁気カップリング効果がないので、停止中のロータが
意図しない場合に回転するおそれがない。
【0062】上記の内容をまとめると図13に示すよう
になる。すなわち、始動時と独立回転時は3対1極対数
比にし、カップリング時および独立回転時には1対1極
対数比にする。独立回転は3対1極対数比と1対1極対
数比の何れでも可能であるから適宜選択する。詳細内容
は前記図7ですでに説明しているとおりである。
【0063】なお、これまでの説明は、内側ロータとス
テータと外側ロータとが三層構造になっている回転電機
を用いる場合について説明したが、二つのロータを直列
方向に設けて2軸の回転電機とすることも出来る。例え
ば本出願人の先願(特願平11−273303号:未公
開)の図11のような構成でもよい。つまり、磁気回路
とステータコイルを共有する2個のロータを備え、ステ
ータコイルに流す複合電流を前記ロータの数と同数の回
転磁場が発生するように制御する回転電機であれば、本
発明を適用出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に用いる1対1極対数比の
回転電機のロータとステータ部分の断面図であり、
(a)は本発明の構成、(b)は基本構成を示す図。
【図2】1対1極対数比の回転電機の場合に、外側ロー
タ21と内側ロータ23との回転の位相角αを示す図。
【図3】ステータコイルと励磁コイルの位置について符
号0〜11を付した図。
【図4】永久磁石および励磁コイルによる磁界強度を示
す図。
【図5】励磁コイルに流す電流を変化させた場合におけ
る磁界強度を示す図。
【図6】目標伝達トルクTと励磁電流の値を示す図であ
り、(a)は1対1磁極対数比モード、(b)は3対1
磁極対数比モードの場合。
【図7】2つのモードと2個のロータの回転速度との関
係を示す図。
【図8】切り換え時の励磁電流値の変化を示す図。
【図9】切り換え時の制御手順を示すフローチャート。
【図10】制御回路の構成を示すブロック図。
【図11】本発明の装置をいわゆるハイブリッドシステ
ムに適用した場合を示すブロック図。
【図12】外側ロータ21に設けた励磁コイルA、B、
C、Dの電流を制御する回路図であり、(a)は磁極の
極性を切換えられる回路、(b)は(a)において磁極
の向きとモードとの関係を示す図表、(c)は単純に励
磁電流をオン・オフする回路。
【図13】3対1磁極対数比と1対1磁極対数比とにお
ける動作可能なモードを示す図表。
【図14】本発明を適用する回転電機の一例の構造を示
す図であり、(a)は回転電機全体の概略断面図、
(b)はロータとステータ部分の断面図。
【図15】ステータ2の内周側と外周側に専用コイルを
配置した回転電機本体の概略断面図。
【図16】回転電機を制御するための回路のブロック
図。
【図17】インバータの一例の回路図。
【符号の説明】
21…外側ロータ 22…ステー
タ 23…内側ロータ 24…スリッ
プリング 25…外側ロータ21の軸 26…内側ロ
ータ23の軸 27…車両の駆動軸 29…制動装
置 31、32…スリップリング 40、41…
回転速度検出部 42…目標トルク演算部 43…励磁パ
ターン制御部 44…励磁電流・ステータ電流制御部 T1、T2、T3、T4、T5…トランジスタ A、B、C、D(図面では丸で囲んだ符号で表示)…外
側ロータ21に設けた励磁コイル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H02K 21/04 H02K 21/12 M 21/12 51/00 51/00 B60L 11/14 // B60L 11/14 B60K 9/00 C Fターム(参考) 5H115 PC06 PG04 PI16 PI24 PI29 PU10 PU24 PU25 PV09 QE01 QE12 5H572 AA02 BB02 BB10 CC04 DD05 DD09 EE02 EE03 EE10 GG10 HB07 HB09 HB20 HC07 LL01 5H621 BB02 HH01 JK14

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁気回路とステータコイルを共有する2個
    のロータを備え、前記ステータコイルに流す複合電流を
    前記ロータの数と同数の回転磁場が発生するように制御
    する回転電機の制御装置であって、 前記2個のロータの磁極を形成する永久磁石を1対1極
    対数比とし、かつ、何れか一方のロータには2n個(n
    =1,2,3,…)の励磁コイルを備えた回転電機を用
    い、 制御装置は、前記永久磁石による磁極と前記励磁コイル
    による磁極とが異極で隣合うように励磁することによっ
    て前記回転電機を(n+1)対1極対数比で動作させる
    モードと、前記永久磁石による磁極と前記励磁コイルに
    よる磁極とが同極で隣合うように励磁するか、若しくは
    励磁コイルに電流を流さないことによって前記回転電機
    を1対1極対数比で動作させるモードとを切り換えて制
    御するように構成したことを特徴とする回転電機の制御
    装置。
  2. 【請求項2】前記2つのモードを、前記2個のロータの
    回転速度の相互関係に応じて切り換えることを特徴とす
    る請求項1に記載の回転電機の制御装置。
  3. 【請求項3】前記2つのロータの回転速度が同速度の場
    合には1対1極対数比モードとし、回転速度が異なる場
    合は(n+1)対1極対数比モードとすることを特徴と
    する請求項2に記載の回転電機の制御装置。
  4. 【請求項4】前記2つのロータの何れか一方の回転速度
    が0を含む所定値a以下の範囲、および前記2つのロー
    タの回転速度の差が同速度を含まない同速度から所定範
    囲内の場合には(n+1)対1極対数比モードとし、そ
    れ以外の範囲、および前記2つのロータの回転速度が同
    速度の場合には1対1極対数比モードとすることを特徴
    とする請求項2に記載の回転電機の制御装置。
  5. 【請求項5】前記1対1極対数比モードと、前記(n+
    1)対1極対数比モードとの切り換え時には、励磁電流
    を所定時間で順次変化させるランプ制御を行うことを特
    徴とする請求項1乃至請求項4の何れかに記載の回転電
    機の制御装置。
  6. 【請求項6】前記1対1極対数比モードの場合には、前
    記励磁コイルの励磁電流を目標伝達トルクに応じて制御
    することを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れかに
    記載の回転電機の制御装置。
JP2000091510A 2000-03-29 2000-03-29 回転電機の制御装置 Expired - Fee Related JP3637837B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000091510A JP3637837B2 (ja) 2000-03-29 2000-03-29 回転電機の制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000091510A JP3637837B2 (ja) 2000-03-29 2000-03-29 回転電機の制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001275396A true JP2001275396A (ja) 2001-10-05
JP3637837B2 JP3637837B2 (ja) 2005-04-13

Family

ID=18606964

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000091510A Expired - Fee Related JP3637837B2 (ja) 2000-03-29 2000-03-29 回転電機の制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3637837B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003299281A (ja) * 2002-04-01 2003-10-17 Nissan Motor Co Ltd 回転電機及びその回転電機を用いたハイブリッド車両
US6879125B2 (en) * 2002-04-01 2005-04-12 Nissan Motor Co., Ltd. Control apparatus and method for at least one electrical rotating machine using compound current
KR20170036059A (ko) * 2014-07-23 2017-03-31 클리어워터 홀딩스, 엘티디. 플럭스 장치
JP2018086232A (ja) * 2016-07-28 2018-06-07 三星電子株式会社Samsung Electronics Co.,Ltd. 洗濯機
CN110651417A (zh) * 2017-07-26 2020-01-03 松下电器产业株式会社 旋转电机
JP7480725B2 (ja) 2021-03-10 2024-05-10 株式会社豊田中央研究所 飛翔体用推進器

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11275826A (ja) * 1998-03-25 1999-10-08 Nissan Motor Co Ltd 回転電機
JPH11356099A (ja) * 1998-06-10 1999-12-24 Nissan Motor Co Ltd 回転電機の制御装置
JPH11356100A (ja) * 1998-06-10 1999-12-24 Nissan Motor Co Ltd 回転電機の制御装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11275826A (ja) * 1998-03-25 1999-10-08 Nissan Motor Co Ltd 回転電機
JPH11356099A (ja) * 1998-06-10 1999-12-24 Nissan Motor Co Ltd 回転電機の制御装置
JPH11356100A (ja) * 1998-06-10 1999-12-24 Nissan Motor Co Ltd 回転電機の制御装置

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003299281A (ja) * 2002-04-01 2003-10-17 Nissan Motor Co Ltd 回転電機及びその回転電機を用いたハイブリッド車両
US6879125B2 (en) * 2002-04-01 2005-04-12 Nissan Motor Co., Ltd. Control apparatus and method for at least one electrical rotating machine using compound current
KR20170036059A (ko) * 2014-07-23 2017-03-31 클리어워터 홀딩스, 엘티디. 플럭스 장치
JP7149071B2 (ja) 2014-07-23 2022-10-06 クリアウォーター ホールディングス,リミテッド 磁束機械
KR102540373B1 (ko) 2014-07-23 2023-06-05 클리어워터 홀딩스, 엘티디. 플럭스 장치
US11894739B2 (en) 2014-07-23 2024-02-06 Clearwater Holdings, Ltd. Flux machine
JP2018086232A (ja) * 2016-07-28 2018-06-07 三星電子株式会社Samsung Electronics Co.,Ltd. 洗濯機
CN110651417A (zh) * 2017-07-26 2020-01-03 松下电器产业株式会社 旋转电机
EP3661034A4 (en) * 2017-07-26 2020-07-08 Panasonic Corporation ELECTRIC LATHE
JP7480725B2 (ja) 2021-03-10 2024-05-10 株式会社豊田中央研究所 飛翔体用推進器

Also Published As

Publication number Publication date
JP3637837B2 (ja) 2005-04-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3719136B2 (ja) 回転電機および駆動システム
JP5905458B2 (ja) 回転電気機械コンバータ
JP4525830B2 (ja) 同期モータ
JP2000134891A (ja) 同期電動機およびその制御装置
JP2011512776A (ja) ハイブリッド励磁式ロータを有する電気機械
JPH09285088A (ja) 永久磁石回転電機及びそれを用いた電動車両
JP2010246196A (ja) 回転電機
EP3288180B1 (en) Circuit and control method for the same
JP2008259302A (ja) 電動機の制御装置
JPH11332298A (ja) 電動機制御装置および制御方法
JP3637837B2 (ja) 回転電機の制御装置
JP3480315B2 (ja) 回転電機
JPH07143694A (ja) 同期機のロータ構造および同期型モータ
WO2018110458A1 (ja) 界磁巻線型回転電機
JPH09271151A (ja) 永久磁石回転電機及びそれを用いた電動車両
US20030102738A1 (en) Rotary electric apparatus for vehicle
JP3506096B2 (ja) 回転電機
JP3681332B2 (ja) 自動車用の永久磁石回転電機及び自動車
JPH1189144A (ja) 永久磁石回転電機及びそれを用いた電動車両
JP2020043655A (ja) モータ
JP2008236962A (ja) 回転電機及びそれを備えるハイブリッド駆動装置
JP3506084B2 (ja) 複合回転電機
JPH11332277A (ja) 永久磁石形モータとその制御装置
JP3719121B2 (ja) 回転電機
JP2002125394A (ja) 回転電機の制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20041221

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050103

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080121

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090121

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees