JP2001275116A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JP2001275116A
JP2001275116A JP2000085376A JP2000085376A JP2001275116A JP 2001275116 A JP2001275116 A JP 2001275116A JP 2000085376 A JP2000085376 A JP 2000085376A JP 2000085376 A JP2000085376 A JP 2000085376A JP 2001275116 A JP2001275116 A JP 2001275116A
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memory
read
data
cycle
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JP2000085376A
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Takumi Hashimoto
琢己 橋本
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Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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    • H04N19/91Entropy coding, e.g. variable length coding [VLC] or arithmetic coding

Abstract

(57)【要約】 【課題】DCT変換処理と、ハフマン符号化処理とのパ
イプライン画像処理における高速化、正確な符号化およ
び回路の小規模化を実現する。 【解決手段】画像データを1ブロック分ずつDCT処理
部300で処理し、量子化処理部301で処理して2ポ
ートのメモリ302に列方向順序で書き込む。メモリ3
02に列方向順序で書き込まれたデータをジグザグスキ
ャン順序またはオルタネートスキャン順序で読み出し、
ハフマン符号化処理部303へ出力する。圧縮データの
復号化処理では、2ポートのメモリ302にジグザグス
キャン順序またはオルタネートスキャン順序で書き込ま
れたハフマン復号化データを、そのメモリ302から列
方向順序で読み出す。いずれの処理でも、読み出すアド
レスを書き込むアドレスが追い越すことのないように、
書き込み開始時点から読み出し開始時点までの時間差を
制御し、全ての書き込みデータを読み出す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばディジタル
スチルカメラ、ファクシミリ装置、ディジタルコピー装
置、テレビ電話、ビデオCD、DVD等に用いられる画
像処理装置に関し、特に、カラー画像の圧縮/伸長を行
なうための離散コサイン変換処理/逆離散コサイン変換
処理と、ハフマン符号化処理/ハフマン復号化処理との
パイプライン画像処理の高速化、正確な符号化/復号
化、回路の小規模化を実現する画像処理装置に関する。
【0002】なお、以下の説明では、離散コサイン変換
をDCTまたはDCT変換と記し、逆離散コサイン変換
を逆DCTまたは逆DCT変換と記す。
【0003】
【従来の技術】画像の高能率符号化処理(画像情報のデ
ータ圧縮処理)は、複数の機関において標準化されてお
り、多様な応用分野における圧縮データの互換性を保証
しようとするようになっている。例えば、通信分野にお
いては、CCITT勧告であるH.261が標準化され
ている。また、記録系においては、ISOにて標準化が
進められているMPEGが動画像符号化処理として標準
化され、JPEGが静止画符号化処理として標準化され
ている。
【0004】これらの標準化された符号化処理では、動
画像の符号化処理は、図10に示すように、複数の単位
処理アルゴリズムを組み合わせたものとして実現されて
いる。
【0005】図10に示す標準化された動画像の符号化
処理では、電荷結合素子(以下CCDと記す)1にて電
気信号に変換された撮影像情報が、A/D変換器2にて
デジタル変換される。デジタル変換された画像データ
は、動き予測処理部3に送られる。動き予測処理部3
は、A/D変換器2からの入力データを、以前のフレー
ム画像を蓄積したフレームメモリ12の出力データと比
較し、最適な以前のフレームデータを決定する。動き予
測処理部3の出力データは、フレーム差分処理4を受け
た後、DCT処理部5へ出力される。
【0006】DCT処理部5は、一画像を、特定の大き
さに分割されたブロック毎にDCT処理する。DCT処
理された画像データは、量子化処理部6にて量子化係数
に基づいて量子化される。量子化された画像成分データ
は、ハフマン符号化処理部7にてハフマン符号化処理に
より圧縮される。その圧縮画像データは、記録部8に記
録される。
【0007】また、量子化処理部6にて量子化された画
像成分データは、逆量子化処理部9にて上記量子化係数
に基づいて逆量子化されて、逆量子化された画像データ
は逆DCT処理部10へ出力される。逆DCT処理部1
0は、一画像を、特定の大きさに分割されたブロック毎
に逆DCT処理する。逆DCT処理された画像データ
は、動き予測処理部3にて決定された最適な以前のフレ
ームデータとフレーム加算処理11をされて、フレーム
メモリ12に蓄積される。フレームメモリ12内のフレ
ーム画像データは、次回以降の動き予測処理部3での処
理にフィードバックされる。
【0008】また、標準化された静止画像の符号化/復
号化処理も、図11に示すように、複数の単位処理アル
ゴリズムを組み合わせたものとして実現されている。
【0009】図11に示す標準化された静止画像の符号
化/復号化処理では、CCD1にて電気信号に変換され
た撮影像情報が、A/D変換器2にてデジタル変換され
る。A/D変換器2にてデジタル変換された画像データ
は、DCT処理部5へ出力される。DCT処理部5は、
一画像を、特定の大きさに分割されたブロック毎にDC
T処理する。DCT処理部5にてDCT処理された画像
データは、量子化処理部6にて量子化係数に基づいて量
子化される。量子化された画像成分データは、ハフマン
符号化処理部7にてハフマン符号化処理を受けて圧縮さ
れる。ハフマン符号化処理部7にて得られる圧縮画像デ
ータは記録部8に記録される。
【0010】一方、記録部8に記録された圧縮画像デー
タを元の撮影像に再生する場合は、記録部8より読み出
された圧縮画像データが、ハフマン復号化処理部13に
て復号化処理されることにより、圧縮成分データが画像
成分データに変換される。この画像成分データは、逆量
子化処理部9にて逆量子化処理されて画像データに変換
される。この画像データは、逆DCT処理部10へ出力
される。逆DCT処理部10は、一画像を、特定の大き
さに分割されたブロック毎に逆DCT処理することによ
り、ほぼ元の撮影像情報に再生する。
【0011】図10に示す動画像の符号化処理では、動
き予測処理部3以降の処理のほとんどが、画像全体をメ
ッシュ状に分割した画素領域毎に実行される。同様に、
図11に示す静止画像の符号化/復号化処理でも、DC
T処理部5以降の処理のほとんどが、画像全体をメッシ
ュ状に分割した画素領域毎に実行される。画素領域毎の
処理には、8×8画素の領域(ブロック)を単位とする
処理(DCT処理部5等)と、16×16画素の領域
(マクロブロック)を単位とする処理(動き予測処理部
3等)とがあるが、8×8画素の領域(ブロック)を単
位とする処理について、更に詳細に説明する。
【0012】符号化処理では、画像入力データは、順
次、8×8画素の1ブロック毎にDCT処理部5に入力
される。DCT処理部5では、8×8画素毎に、2次元
の画像情報のDCT処理が行われる。この2次元のDC
T処理は、画像データの横方向(行方向)における1次
元DCT処理と、画像データの縦方向(列方向)におけ
る1次元DCT処理とを行なうことによって実行され
る。8×8画素毎の2次元DCT処理は、演算式で表現
すると、次の式(1)になる。 F(U,V)=(1/4)C(U)C(V)ΣΣf(i,j)cos〔(2i+ 1)Uπ/16〕cos〔(2j+1)Vπ/16〕 …(1) ただし、 U=0のとき C(U)=1/√2 U≠0のとき C(U)=1 V=0のとき C(V)=1/√2 V≠0のとき C(V)=1 f(i,j)は画素データ、i,jの初期値は0であ
る。
【0013】2次元のDCT処理後のデータFuvは、
量子化処理部6に出力される。量子化処理部6では、2
次元のDCT処理後のデータFuvが、量子化係数Qu
vに基づいて、次の式(2)により量子化される。
【0014】Suv=Fuv/Quv …(2) 尚、Suvは量子化後の画像成分データを示す。
【0015】2次元のDCT処理後のデータFuvは、
順次、量子化処理部6にて画像成分データSuvに変換
されるので、量子化処理部6における8×8画素毎の2
次元画像データの処理順序は、DCT処理部5における
画像データの縦方向(列方向)の1次元DCT処理と同
じになる。この列方向順序を図12に示す。
【0016】量子化処理部6にて処理された量子化後の
画像成分データは、図12に示す列方向順序によって、
ハフマン符号化処理部7に出力される。ハフマン符号化
処理部7では、ハフマン符号化処理の順序は、ジグザグ
スキャン順序あるいはオルタネートスキャン順序であ
る。このために、量子化処理部6から出力されるデータ
は、ハフマン符号化処理部7に入力される際には、ジグ
ザグスキャン順序あるいはオルタネートスキャン順序に
変換する必要がある。ジグザグスキャン順序を図13に
示し、オルタネートスキャン順序を図14に示す。ハフ
マン符号化処理された圧縮画像データは、記録部8に記
録される。
【0017】一方、記録部8に記録された圧縮画像デー
タを元の撮影像に戻す場合は、記録部8より読み出され
た圧縮画像データが、ハフマン復号化処理13にて復号
化処理されることにより、画像成分データSuvに変換
される。ハフマン復号化処理された画像成分データは、
図13に示すジグザグスキャン順序、あるいは図14に
示すオルタネートスキャン順序によって出力される。ハ
フマン復号化処理13から出力される画像成分データS
uvは、逆量子化処理部9にて量子化係数Quvに基づ
いて、次の式(3)により逆量子化される。
【0018】Fuv=Quv×Suv …(3) 尚、Fuvは逆量子化後の画像成分データを示す。
【0019】逆量子化処理部9にて処理された画像成分
データは、順次、8×8画素の1ブロック毎に逆DCT
処理部10に入力される。逆DCT処理部10では、8
×8画素の2次元の画像成分データに対して逆DCT処
理が行なわれる。この2次元の逆DCT処理は、画像デ
ータの縦方向(列方向)における1次元逆DCT処理
と、画像データの横方向(行方向)における1次元逆D
CT処理とを行なうことによって実行される。8×8画
素の2次元逆DCT処理は、演算式で表現すると、次の
式(4)になる。 f(i,j)=(1/4)ΣΣC(x)C(y)F(x,y)cos〔(2i+ 1)xπ/16〕cos〔(2j+1)yπ/16〕 …(4) ただし、 x=0のとき C(x)=1/√2 x≠0のとき C(x)=1 y=0のとき C(y)=1/√2 y≠0のとき C(y)=1 F(x,y)は画素データ、x,yの初期値は0であ
る。
【0020】逆量子化処理部9における8×8画素の2
次元画像データの処理順序は、逆DCT処理部10にお
ける画像データの縦方向(列方向)における1次元逆D
CT処理と同様に、図12に示す列方向順序となる。
【0021】以上の説明から次のことが分かる。量子化
処理部6からのデータの出力順序と、逆量子化処理部9
へのデータの入力順序は、図12に示す順序となる。こ
れに対し、ハフマン符号化処理部7へのデータの入力順
序と、ハフマン復号化処理部13からのデータの出力順
序は、図13に示すジグザグスキャン順序あるいは図1
4に示すオルタネートスキャン順序となる。このため、
量子化処理部6とハフマン符号化処理部7との間、およ
びハフマン復号化処理部13と逆量子化処理部9との間
のパイプライン処理には、一次記憶のためのバッファメ
モリが必要となる。また、このパイプライン処理におい
て、一次記憶のためのバッファメモリが使用されること
から、高速化することが容易でなく、また、正確に符号
化/復号化処理することも容易でない。さらには、回路
規模を小さくすることも容易でない。
【0022】このために、例えば特開平3−76398
号公報および特開平10−334225号公報には、パ
イプライン処理の高速化等を実現するための方法が開示
されている。
【0023】特開平3−76398号公報に記載の方法
について説明する。この方法によって符号化を行う場合
は、図15のブロック図および図16のタイミング図に
示すように、DCT処理部101および量子化処理部1
02に入力された画像データの全ての処理が終了する時
刻T1に、DCT処理部101および量子化処理部10
2の処理結果を、FIFOメモリ103へ書き込み始め
る。これと同時に、FIFOメモリ103からデータの
読み出しを開始し、ハフマン符号化処理部104への入
力を開始する。そして、DCT処理部101および量子
化処理部102の処理結果のFIFOメモリ103への
書き込みが終了した時刻T2より、次の画像データをD
CT処理部101および量子化処理部102に入力し、
DCT処理および量子化処理を開始する。
【0024】また、復号化を行う場合は、図17のブロ
ック図および図18のタイミング図に示すように、ハフ
マン復号化処理部108に入力された圧縮データの全て
の処理が終了する時刻T3に、ハフマン復号化処理部1
08の処理結果をFIFOメモリ107に書き込み始め
る。これと同時に、FIFOメモリ107からの読み出
しを開始し、逆量子化処理部106および逆DCT処理
部105への入力を開始する。そして、ハフマン復号化
処理部108の処理結果のFIFOメモリ107への書
き込みが終了した時刻T4から、次の圧縮データをハフ
マン復号化処理部108に入力し、ハフマン復号化処理
を開始する。
【0025】特開平10−334225号公報に開示さ
れた方法では、図19のブロック図および図20のタイ
ミング図に示すように、複数の処理を、複数の処理ステ
ージ、すなわち、処理ステージ(i)202と処理ステ
ージ(i+1)204とに分割して実施する。このため
に、それらの処理ステージ202および204間に、ダ
ブルバッファを設ける。ダブルバッファは、各処理ステ
ージの処理結果をそれぞれ格納できる大きさの2つのバ
ッファ203aおよびバッファ203bによって構成さ
れている。そして、これらバッファ203aおよびバッ
ファ203bを、局所的制御装置216および217
と、大局的制御装置218とによって制御する。
【0026】即ち、大局的制御装置218は、ダブルバ
ッファ203aおよび203bの切り替えおよび各処理
ステージ202および204の処理開始を、予め設定さ
れた各処理ステージにて最も長い処理時間と、入力バッ
ファ201に入力データ存在を示すEMPTY信号と、
および出力バッファ205に出力データの存在を示すF
ULL信号とに基づいて、LSTART信号により制御
する。局所的制御装置216および217は、一旦、大
局的制御装置218のLSTART信号によって処理開
始が指示されると、予め設定された各処理ステージにお
いて最も処理時間の長い処理ステージの処理時間分だ
け、大局的制御装置218および他の局所的制御装置そ
れぞれに対して、独立に動作される。このように、局所
的制御装置216および217と大局的制御装置218
とによる2重制御によって、各制御装置の負荷が分散さ
れることになる。
【0027】より具体的には、時刻T5に、処理ステー
ジ(i)202の処理を開始し、この時の処理結果R
(1)をバッファ203aに書き込む。処理ステージ
(i)202の処理が終了する時刻T6に、次の処理ス
テージ(i+1)204での処理を開始し、この時の処
理結果R(2)をバッファ203bに書き込む。また、
処理ステージ(i+1)204の処理の必要な時に、処
理結果R(1)をバッファ203aから読み出す。これ
を繰り返すことによって、各処理ステージ202および
204において最も長い処理時間の処理ステージにおけ
る処理を、停止させることなく実行することができる。
【0028】
【発明が解決しようとする課題】特開平3−76398
号公報に開示された方法では、DCT処理および量子化
処理とハフマン符号化処理とが並列的に行われる。ま
た、ハフマン復号化処理と逆量子化処理および逆DCT
処理とが並列的に行われる。
【0029】しかし、符号化処理では、FIFOメモリ
103への書き込み時間の間(T2−T1)、DCT処
理および量子化処理とハフマン符号化処理とが停止する
ため、高速処理が適切に実現されていない。同様に、復
号化処理では、FIFOメモリ107への書き込み時間
の間(T4−T3)は、逆量子化処理および逆DCT処
理とハフマン復号化処理とが停止するために、高速処理
が適切に実現されていない。
【0030】また、符号化処理では、DCT処理部10
1および量子化処理部102に入力された画像データの
全ての処理が終了する時刻T1に、DCT処理部101
および量子化処理部102の処理結果のFIFOメモリ
103への書き込みが開始され、これと同時に、FIF
Oメモリ103からの読み出しが開始される。しかし、
この方法では、書き込みサイクルと読み出しサイクルと
が同じである場合には、列方向順序で書き込むアドレス
が、ジグザグスキャン順序あるいはオルタネートスキャ
ン順序で読み出すアドレスを追い越すことになる。この
ため、列方向順序にて書きこまれたDCT処理結果を全
て読み出すことが不可能となり、正しい符号化処理が行
えないという問題がある。
【0031】同様に、復号化処理では、ハフマン復号化
処理部108に入力された圧縮データの全ての処理が終
了する時刻T3に、ハフマン復号化処理部108の処理
結果がFIFOメモリ107に対して書き込み始めら
れ、これと同時に、FIFOメモリ107からの読み出
しが開始されるため、書き込みサイクルと読み出しサイ
クルが同じである場合には、ジグザグスキャン順序ある
いはオルタネートスキャン順序で書き込むアドレスが、
列方向順序で読み出すアドレスを追い越すことになる。
このため、ジグザグスキャン順序あるいはオルタネート
スキャン順序で書き込まれたハフマン復号化処理結果を
全て読み出すことが不可能となり、正しい復号化処理が
行えない。
【0032】これに対し、特開平10−334225号
公報に記載された方法では、各処理ステージ202およ
び204の処理結果をそれぞれ格納できる大きさの2枚
のバッファ203aおよびバッファ203bによって構
成されたダブルバッファを使用することにより、各処理
ステージ202および203間での処理の中断がなくな
り、高速処理が最適に実現されている。また、処理結果
の全てが読み出されることにより、正しい符号化/復号
化も行われる。しかしながら、各処理ステージ202お
よび204での処理結果をそれぞれ格納できる大きさの
バッファ203aおよび203bを2枚搭載する必要が
あるため、回路規模を小さくすることができないという
問題がある。
【0033】本発明は上記従来の問題を解決するもので
あり、その目的は、デジタル画像の圧縮/伸長を行なう
ためのDCT変換処理/逆DCT変換処理とハフマン符
号化処理/ハフマン復号化処理とのパイプライン画像処
理において、高速処理が実現できるとともに、正確な符
号化/復号化処理および小さな回路規模を実現できる画
像処理装置を提供することにある。
【0034】
【課題を解決するための手段】本発明の画像処理装置
は、デジタル画像データを2次元の離散コサイン変換処
理するDCT処理部と、DCT処理部にて2次元の離散
コサイン変換処理されたデータを量子化処理する量子化
処理部と、該量子化処理部にて量子化されたデータを格
納するメモリと、該メモリに格納された量子化後のデー
タを読み出して、ハフマン符号化処理してデータ圧縮を
行なうハフマン符号化処理部と、前記DCT処理部の処
理開始信号(DCTSTART)、前記量子化処理部の
処理開始信号(QSTART)およびハフマン符号化処
理部の処理開始信号(HUFFSTART)を出力する
とともに、量子化されたデータをハフマン符号化処理の
ために、メモリに対する書き込み制御信号および読み出
し制御信号を出力する符号化制御部とを具備し、前記メ
モリは、M画素×N画素にて構成された1ブロック(た
だし、MおよびNは正の自然数であって、M=N−1で
ない)分のデータを格納できる容量を有するとともに、
独立した書き込みポートおよび読み出しポートを有する
2ポートメモリであり、前記符号化制御部は、前記メモ
リに対する書き込み制御信号および読み出し制御信号に
より、前記メモリへの1ブロック分のデータ書き込みを
列方向順序にて行なうとともに、前記メモリからの1ブ
ロック分のデータ読み出しをジグザグスキャン順序また
はオルタネートスキャン順序にて行ない、且つ、前記メ
モリに書き込まれたデータを全て読み出すことが可能と
なるように、書き込み開始時点から読み出し開始時点ま
での時間差を制御することを特徴とする。
【0035】前記メモリにおける1ブロックの画素数
が、M=N=8である。
【0036】前記量子化処理部による量子化処理結果の
生成開始時点から前記メモリへの書き込み開始時点まで
の遅れ時間をβサイクル、量子化処理結果の書き込み開
始時点から読み出し開始時点までの時間差をαサイクル
とすると、このαサイクルは、書き込みサイクルと読み
出しサイクルが同じであって、読み出し順次がジグザグ
スキャン順序の場合に、読み出すアドレスを書き込むア
ドレスが追い越すことのないように、28<α<(36
+β)に設定されている。
【0037】前記量子化処理部による量子化処理結果の
生成開始時点から前記メモリへの書き込み開始時点まで
の遅れ時間をβサイクル、量子化処理結果の書き込み開
始時点から読み出し開始時点までの時間差をαサイクル
とすると、このαサイクルは、書き込みサイクルと読み
出しサイクルが同じであって、読み出し順序がオルタネ
ートスキャン順序の場合、読み出すアドレスを書き込む
アドレスが追い越すことのないように、10<α<(5
8+β)に設定されている。
【0038】また、本発明の画像処理装置は、圧縮画像
データに対してハフマン復号化処理するハフマン復号化
処理部と、ハフマン復号化されたデータを格納するメモ
リと、該メモリに格納されたハフマン復号化処理後のデ
ータを読み出して、逆量子化処理によってデータ変換を
行なう逆量子化処理部と、該逆量子化処理部による逆量
子化処理後のデータを2次元の逆離散コサイン変換処理
する逆DCT処理部と、該逆DCT処理部の処理開始信
号(IDCTSTART)、前記逆量子化処理部の処理
開始信号(IQSTART)、および前記ハフマン復号
化処理部の処理開始信号(IHUFFSTART)を出
力するとともに、ハフマン復号化されたデータを次の逆
量子化処理するために、前記メモリに対する書き込み制
御信号および読み出し制御信号を出力する復号化制御部
とを具備し、前記メモリは、M画素×N画素にて構成さ
れた1ブロック(ただし、MおよびNは正の自然数であ
って、M=N−1でない)分のデータを格納できる容量
を有するとともに、独立した書き込みポートおよび読み
出しポートを有する2ポートメモリであり、前記復号化
処理部は、前記メモリに対する書き込み制御信号および
読み出し制御信号により、前記メモリへの1ブロック分
のデータ書き込みをジグザグスキャン順序またはオルタ
ネートスキャン順序にて行なうとともに、前記メモリか
らの1ブロック分のデータ読み出しを列方向順序にて行
ない、且つ、前記メモリに書き込まれたデータを全て読
み出すことが可能となるように、書き込み開始時点から
読み出し開始時点までの時間差を制御することを特徴と
する。
【0039】前記メモリにおける1ブロックの画素数
が、M=N=8である。
【0040】この場合、ハフマン復号化処理結果の生成
開始時点から前記メモリへの書き込み開始時点までの遅
れ時間をβサイクルとし、ハフマン復号化処理結果の書
き込み開始時点から読み出し開始時点までの間の時間差
をαサイクルとすると、このαサイクルは、書き込みサ
イクルと読み出しサイクルが同じであって、書き込み順
序がジグザグスキャン順序の場合、読み出すアドレスを
書き込むアドレスが追い越することのないように、28
<α<(36+β)に設定されている。
【0041】また、ハフマン復号化処理結果の生成開始
時点から前記メモリへの書き込み開始時点までの遅れ時
間をβサイクルとし、ハフマン復号化処理結果の書き込
み開始時点から読み出し開始時点までの間の時間差をα
サイクルとすると、このαサイクルは、書き込みサイク
ルと読み出しサイクルが同じであって、書き込み順序が
オルタネートスキャンの場合、読み出すアドレスを書き
込むアドレスが追い越することのないように、10<α
<(58+β)に設定されている。
【0042】さらに、本発明の画像処理装置は、デジタ
ル画像データおよびその圧縮画像データに対して、それ
ぞれ、2次元の離散コサイン変換処理および2次元の逆
離散コサイン変換処理が可能であって、各処理に対して
共通に使用される1組のDCT/逆DCT処理部と、D
CT/逆DCT処理部にて2次元の離散コサイン変換処
理および2次元の逆離散コサイン変換処理されたデータ
に対して、それぞれ、量子化処理および逆量子化処理が
可能であって、各処理に対して共通に使用される1組の
量子化/逆量子化処理部と、該量子化/逆量子化処理部
にて量子化処理および逆量子化処理されたデータに対し
て、それぞれ、ハフマン符号化処理およびハフマン復号
化処理が可能であって、各処理に対して共通に使用され
る1組のハフマン符号化/ハフマン復号化処理部と、M
画素×N画素にて構成された1ブロック(ただし、Mお
よびNは正の自然数であって、M=N−1でない)分の
データを格納できる容量を有するとともに、独立した書
き込みポートおよび読み出しポートを有する2ポートメ
モリと、符号化処理および復号化処理をそれぞれ指示す
るセレクト信号に応じて、該2ポートメモリに書き込む
データを選択するセレクタと、前記セレクト信号に応じ
て、前記DCT/逆DCT処理部の処理開始信号(DC
TSTARTおよびIDCTSTART)、前記量子化
/逆量子化処理部の処理開始信号(QSTARTおよび
IQSTART)および前記ハフマン符号化/ハフマン
復号化処理部の処理開始信号(HUFFSARTおよび
IHUFFSTART)を出力するとともに、前記2ポ
ートメモリに対する書き込み制御信号および読み出し制
御信号を出力する符号化/復号化制御部とを具備し、該
符号化/復号化制御部は、前記セレクト信号が符号化処
理を指示するときは、前記メモリに対する書き込み制御
信号および読み出し制御信号により、前記メモリへの1
ブロック分のデータ書き込みを列方向順序にて行なうと
ともに、前記メモリからの1ブロック分のデータ読み出
しをジグザグスキャン順序またはオルタネートスキャン
順序にて行ない、前記符号化/復号化セレクト信号が復
号化処理を指示するときは、前記メモリに対する書き込
み制御信号および読み出し制御信号により、前記メモリ
への1ブロック分のデータ書き込みをジグザグスキャン
順序またはオルタネートスキャン順序にて行なうととも
に、前記メモリからの1ブロック分のデータ読み出しを
列方向順序にて行ない、且つ、いずれのときも、前記メ
モリに書き込まれたデータを全て読み出すことが可能と
なるように、書き込み開始時点から読み出し開始時点ま
での時間差を制御することを特徴とする。
【0043】前記メモリにおける1ブロックの画素数
が、M=N=8である。
【0044】前記メモリへ書き込まれるデータの生成開
始時点から書き込みを開始時点までの遅れ時間をβサイ
クルとし、書き込み開始時点から読み出し開始時点まで
の間の時間差をαサイクルとすると、符号化でのαサイ
クルは、書き込みサイクルと読み出しサイクルが同じで
あって、読み出し順序がジグザグスキャン順序の場合、
読み出すアドレスを書き込むアドレスが追い越すことの
ないように、28<α<(36+β)に設定し、書き込
みサイクルと読み出しサイクルが同じであって、読み出
し順序がオルタネートスキャン順序の場合、読み出すア
ドレスを書き込むアドレスが追い越すことのないよう
に、10<α<(58+β)に設定され、復号化でのα
サイクルは、書き込みサイクルと読み出しサイクルが同
じであって、書き込み順がジグザグスキャン順序の場
合、読み出すアドレスを書き込むアドレスが追い越する
ことのない28<α<(36+β)であり、書き込みサ
イクルと読み出しサイクルが同じであって、書き込み順
がオルタネートスキャンの場合、読み出すアドレスを書
き込むアドレスが追い越することのないように、10<
α<(58+β)に設定されている。
【0045】本発明の画像処理装置では、符号化の場合
(画像圧縮の場合)は、1ブロック分のデータを格納で
きる容量を有するとともに、独立した書き込みポ一トお
よび読み出しポートを有する2ポートのメモリに、列方
向順序で書き込まれた1ブロック分の量子化データを、
ジグザグスキャン順序またはオルタネートスキャン順序
によって全て読み出すことが可能となるように、書き込
み開始時点から読み出し開始時点までの時間差が制御さ
れる。このように、単一の2ポートメモリを使用して、
書き込み開始時点から読み出し開始時点までの時間差の
制御によって、DCT処理を途切れることなく連続して
行う場合にも、そのメモリからの全データの読み出しが
可能になる。
【0046】復号化の場合(画像伸長の場合)は、1ブ
ロック分のデータを格納できる容量を有するとともに、
独立した書き込みポ一トおよび読み出しポートを有する
2ポートのメモリに、ジグザグスキャン順序またはオル
タネートスキャン順序で書き込まれた1ブロック分のハ
フマン復号化データを、列方向順序によって全て読み出
すことが可能となるように、書き込み開始時点から読み
出し開始時点までの時間差が制御される。このように、
単一の2ポートメモリを使用して、書き込み開始時点か
ら読み出し開始時点までの時間差の制御によって、逆D
CT処理を途切れることなく行う場合にも、そのメモリ
からの全データの読み出しが可能になる。
【0047】メモリにおけるデータが格納される1ブロ
ックは、8画素×8画素とすると、書き込み開始時点か
ら読み出し開始時点までの時間差は次のようになる。
【0048】メモリへ書き込まれるデータの生成開始時
点から書き込み開始時点までの遅れ時間をβサイクルと
し、書き込み開始時点から読み出し開始時点までの間の
時間差をαサイクルとすると、符号化(画像圧縮)での
αサイクルは、書き込みサイクルと読み出しサイクルが
同じであって、読み出し順序がジグザグスキャン順序の
場合、28<α<(36+β)に設定することにより、
読み出すアドレスを書き込むアドレスが追い越すことが
ない。また、書き込みサイクルと読み出しサイクルが同
じであって、読み出し順序がオルタネートスキャン順序
の場合、10<α<(58+β)に設定することによ
り、読み出すアドレスを書き込むアドレスが追い越すこ
とはない。
【0049】復号化(画像伸長)でのαサイクルは、書
き込みサイクルと読み出しサイクルが同じであって、書
き込み順序がジグザグスキャン順序の場合、28<α<
(36+β)に設定することにより、読み出すアドレス
を書き込むアドレスが追い越すことがない。また、書き
込みサイクルと読み出しサイクルが同じであって、書き
込み順序がオルタネートスキャン順序の場合、10<α
<(58+β)に設定することにより、読み出すアドレ
スを書き込むアドレスが追い越することはない。
【0050】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
【0051】<実施形態1>図1〜図4は本発明の実施
形態1を示す。図1は、本発明の画像処理装置の実施形
態1の一例である画像圧縮処理装置の構成を示すブロッ
ク図である。この画像圧縮処理装置は、図1に示すよう
に、デジタル画像データを画像入力データとして、8画
素×8画素を1ブロック単位として2次元のDCT処理
を行なうDCT処理部300と、2次元のDCT処理後
の画像データを量子化係数に基づいて量子化する量子化
処理部301と、量子化後の画像成分データを格納する
メモリ302と、メモリ302から読み出した量子化後
の画像成分データをハフマン符号化して圧縮データを生
成するハフマン符号化処理部303と、これらの動作タ
イミングを主として制御する符号化制御部304とを備
えている。
【0052】メモリ302は、8画素×8画素の1ブロ
ック分の容量を有するとともに、独立した書き込みポー
トおよび読み出しポートを有する2ポートメモリであ
る。また、符号化制御部304は、DCT処理部300
の処理開始信号(DCTSTART)、量子化処理部3
01の処理開始信号(QSTART)およびハフマン符
号化処理部303の処理開始信号(HUFFSTAR)
を生成するとともに、量子化されたデータを次のハフマ
ン符号化処理のためにメモリ302に対する書き込み制
御信号および読み出し制御信号をそれぞれ生成する。
【0053】本実施形態1の画像圧縮処理装置では、D
CT処理部300、量子化処理部301、メモリ302
およびハフマン符号化処理部303が、符号化制御部3
04により、図2の動作タイミングで制御される。
【0054】即ち、8画素×8画素の1ブロック単位で
2次元のDCT処理を行なうDCT処理部300では、
時刻T10に、符号化制御部304からの処理開始信号
(DCTSTART)により、行方向の1次元のDCT
処理が開始される。
【0055】時刻T11に行方向の1次元のDCT処理
が終了すると、これと同時に、行方向の1次元のDCT
処理結果について、列方向の1次元のDCT処理が開始
され、最初の8画素×8画素の1ブロックについての2
次元DCT処理が開始される。この列方向の1次元のD
CT処理結果の出力順序は、図12に示す列方向順序と
なる。
【0056】時刻T11からβサイクル後の時刻T12
に、列方向の1次元のDCT処理結果、すなわち、2次
元DCT処理結果が、量子化係数に基づいて量子化処理
を行なう量子化処理部301に出力され始める。これと
同時に、量子化処理部301では、符号化制御部304
からの処理関始信号(QSTART)により量子化処理
が開始される。その量子化処理結果は、順次、2ポート
メモリ302に書き込まれる。従って、量子化処理結果
をメモリ302に書き込むアドレス順序は、図12に示
す列方向順序となる。
【0057】メモリ302への書き込みが開始された時
刻T12からαサイクル後に、そのメモリ302からの
量子化処理結果の読み出しが、図13に示すジグザグス
キャン順序によって開始される。
【0058】メモリ302から読み出された量子化処理
結果は、順次、ハフマン符号化処理部303に入力され
る。ハフマン符号化処理部303では、符号化制御部3
04からの処理開始信号(HUFFSTART)によ
り、ハフマン符号化処理が開始される。
【0059】このタイミング制御において、特に重要な
のは、量子化処理結果をメモリ302に列方向順序で書
き込み始める時刻T12から、その量子化処理結果をメ
モリ302からジグザグスキャン順序で読み出しを開始
するまでのαサイクルである。このαサイクルは、書き
込みサイクルと読み出しサイクルが同じである時に、ジ
グザグスキャン順序で読み出すアドレスを、列方向順序
で書き込むアドレスが追い越すことがないように設定さ
れる。これにより、列方向順序にて書き込まれた1次元
のDCT処理結果の全てを、ジグザグスキャン順序で読
み出すことができる。この条件は、具体的には、1ブロ
ックが8画素×8画素の場合には、次の式(5)で表さ
れる。
【0060】28<α<(36+β) …(5) ここで、βは、列方向の1次元のDCT処理(2次元D
CT処理)が開始される時刻T11から、その列方向の
1次元のDCT処理結果(2次元DCT処理結果)が量
子化処理部301に出力され始める時刻T12までのサ
イクル数であり、メモリ302に書き込まれるデータの
生成開始時刻T11に対する書き込み開始時刻T12の
遅れ時間である。
【0061】βサイクルが29サイクルであって、しか
も、時刻T12から量子化処理結果が2ポートメモリ3
02からジグザグスキャン順序で読み出し始められるま
でのαサイクルが29サイクルの場合の書き込みアドレ
スと読み出しアドレスの動作を図3に示す。図3に示す
アドレスは、図12のアドレスに基づいている。
【0062】また、βサイクルが0サイクルであって、
しかも、時刻T12から量子化処理結果がメモリ302
からジグザグスキャン順序で読み出し始められるまでの
αサイクルが35サイクルの場合の書き込みアドレスと
読み出しアドレスの動作を図4に示す。図4に示すアド
レスも、図12のアドレスに基づいている。
【0063】図3および図4に示されたアドレス動作で
は、αサイクルが式(5)の条件を満足しているので、
ジグザグスキャン順序で読み出されるアドレスを、列方
向順で書き込まれるアドレスが追い越すことはない。こ
のため、列方向順序にて書き込まれた1次元のDCT処
理結果の全てをジグザグスキャン順序にて読み出すこと
ができる。
【0064】なお、βサイクルが28サイクルであっ
て、αサイクルが式(5)を満足しない28サイクルの
場合は、57サイクル目のアドレスを書き込むときに、
そのアドレスの読み出しが行われることになるため、そ
のデータの読み出しが不可能となる(図3参照)。同様
に、βサイクルが0サイクルであって、αサイクルが式
(5)を満足しない36サイクルの場合は、8サイクル
目のアドレスを書き込むときに、そのアドレスの読み出
しが行われることになるため、そのデータの読み出しが
不可能となる(図4参照)。
【0065】αサイクルが式(5)を満足した場合、時
刻T13に、符号化制御部304からの処理開始信号
(DCTSTARTおよびQSTART)により、列方
向順序の1次元のDCT処理を終了すると同時に、64
画素(8画素×8画素)成分の量子化処理およびその処
理結果のメモリ302への書き込みが終了するため、こ
れらと同時に、次の8画素×8画素の1ブロック単位の
列方向順序の1次元DCT処理を開始することが可能と
なる。即ち、DCT処理は中断されることなく、連続し
て実施される。
【0066】これに対して、メモリ302から量子化処
理結果を読み出す順序が、図14に示すオルタネートス
キャン順序の場合は、オルタネートスキャン順序で読み
出すアドレスを、列方向順に書き込むアドレスが追い越
すことのないαサイクルの条件は、1ブロックが8画素
×8画素では、次の式(6)となる。
【0067】10<α<(58+β) …(6) この条件を満足することにより、列方向順序で書きこま
れた1次元のDCT処理結果を全て読み出すことが可能
となる。なお、書き込みサイクルと読み出しサイクルは
同じである。
【0068】<実施形態2>図5〜図8は本発明の実施
形態2を示す。本実施形態2の画像処理装置は、圧縮デ
ータの復元を行う画像伸長処理装置である。この画像伸
張処理装置は、図5に示すように、デジタル圧縮画像デ
ータを入力データとし、8画素×8画素を1ブロック単
位としてハフマン復号化を行なうハフマン復号化処理部
307と、ハフマン復号化処理後の画像成分データを格
納するメモリ302と、メモリ302から読み出したハ
フマン復号化処理後の画像成分データを量子化係数に基
づいて逆量子化する逆量子化処理部306と、逆量子化
処理後の画像成分データを2次元の逆DCT処理する逆
DCT処理部305と、これらの動作タイミングを主と
して制御する復号化制御部308とを備えている。
【0069】メモリ302は、8画素×8画素の1ブロ
ック分の容量を有するとともに、独立した書き込みポー
トおよび読み出しポートを有する2ポートメモリであ
る。また、復号化制御部308は、逆DCT処理部30
5の処理開始信号(IDCTSTART)、逆量子化処
理部306の処理開始信号(IQSTART)およびハ
フマン復号化処理部307の処理開始信号(IHUFF
START)を生成するとともに、ハフマン復号化され
たデータを次の逆量子化処理するためのメモリ302に
対する書き込み制御信号および読み出し制御信号を生成
する。
【0070】本実施形態2の画像伸張処理装置では、ハ
フマン復号化処理部307、メモリ302、逆量子化処
理部306および逆DCT処理部305が、復号化制御
部308により、図6の動作タイミングで制御される。
【0071】即ち、8画素×8画素の1ブロック単位で
ハフマン復号化処理を行なうハフマン復号化処理部30
7では、時刻T20に、復号化制御部308からの処理
開始信号(IHUFFSTART)により、ハフマン復
号化処理が開始される。
【0072】次の時刻T21に、ハフマン復号化処理で
の処理結果がメモリ302に書き込み始められる。ハフ
マン復号化処理での処理結果をメモリ302に書き込む
アドレス順序は、図13に示すジグザグスキャン順序で
ある。
【0073】時刻T21からαサイクル後の時刻T22
に、メモリ302からハフマン復号化処理での処理結果
が、図12に示す列方向順に読み出し始められる。読み
出されたハフマン復号化処理結果は、順次、逆量子化処
理部306へ出力される。逆量子化処理部306では、
復号化制御部308からの処理開始信号(IQSTAR
T)により、時刻T22から逆量子化処理が開始され
る。逆量子化処理結果は、順次、逆DCT処理部305
に出力される。
【0074】逆DCT処理部305では、復号化制御部
308からの処理開始信号(IDCTSTART)によ
り、時刻T22から逆量子化処理結果に対して列方向の
1次元の逆DCT処理が開始される。
【0075】時刻T23において、1ブロック分のハフ
マン復号化処理が終了すると、これと同時に、ハフマン
復号化処理結果をメモリ302に書き込む動作が終了す
るとともに、次の8画素×8画素の1ブロックのハフマ
ン復号化処理が開始される。
【0076】時刻T23からβサイクル後の時刻T24
には、次の1ブロック(8画素×8画素)のハフマン復
号化処理結果がメモリ302に書き込み始められる。
【0077】時刻T24からαサイクル後の時刻T25
には、メモリ302から次の1ブロックのハフマン復号
化処理結果が、図12に示す列方向順序で読み出し始め
られる。読み出されたハフマン復号化処理結果は、順
次、逆量子化処理部306へ出力される。逆量子化処理
部306では、復号化制御部308からの処理開始信号
(IQSTART)により、時刻T25から逆量子化処
理が開始される。逆量子化処理結果は、順次、逆DCT
処理部305に出力される。
【0078】逆DCT処理部305では、復号化制御部
308からの処理開始信号(IDCTSTART)によ
り、時刻T25から次の1ブロックの列方向の1次元の
逆DCT処理が開始される。同時に、最初の1ブロック
(8画素×8画素)について、行方向の1次元の逆DC
T処理が開始され、最初の1ブロック(8画素×8画
素)について、2次元DCT処理が開始される。
【0079】このタイミング制御において特に重要なこ
とは、ハフマン復号化処理結果をメモリ302にジグザ
グスキャン順序で書き込み始める時刻T21(T24)
から、そのハフマン復号化処理結果をメモリ302から
列方向順序で読み出し始める時刻T22(T25)まで
のαサイクルである。このαサイクルは、書き込みサイ
クルと読み出しサイクルが同じである場合に、列方向順
序で読み出すアドレスを、ジグザグスキャン順序で書き
込むアドレスが追い越すことがないように設定される。
これにより、ジグザグスキャン順に書きこまれたハフマ
ン復号化処理結果を全て読み出すことが可能となる。こ
の条件は、具体的には、式(5)と同じになる。
【0080】なお、βは、ハフマン復号化処理結果の生
成を開始する時刻T23から、そのハフマン復号化処理
結果をメモリ302に書き込み始める時刻T24までの
サイクル数であり、メモリ302に書き込まれるデータ
の生成開始に対する書き込み開始の遅れ時間である。
【0081】βサイクルが29サイクルであって、しか
も、時刻T24からハフマン復号化処理結果をメモリ3
02から読み出し始めるT25までのαサイクルが29
サイクルの場合の書き込みアドレスと読み出しアドレス
の動作を図7に示す。図7に示すアドレスは、図13の
アドレスに基づいている。
【0082】また、βサイクルが0サイクルであって、
しかも、時刻T24からハフマン復号化処理結果をメモ
リ302から読み出し始めるT25までのαサイクルが
35サイクルの場合の書き込みアドレスと読み出しアド
レスの動作を図8に示す。図8に示すアドレスも、図1
3のアドレスに基づいている。
【0083】図7および図8に示すアドレス動作では、
αサイクルが式(5)の条件を満足しているために、列
方向順序で読み出すアドレスを、ジグザグスキャン順序
で書き込むアドレスが追い越すことがない。このため、
ジグザグスキャン順序に書きこまれたハフマン復号化処
理結果を全て読み出すことができる。
【0084】なお、βサイクル28サイクルであって、
αサイクルが式(5)を満足しない28サイクルの場合
は、36サイクル目のアドレスを書き込むときに、その
アドレスの読み出しが行われることになるため、そのデ
ータの読み出しが不可能となる(図7参照)。同様に、
βサイクルが0サイクルであって、αサイクルが式
(5)を満足しない36サイクルの場合は、29サイク
ル目のアドレスを書き込むときに、そのアドレスの読み
出しが行われることになるため、そのデータの読み出し
が不可能となる(図8参照)。
【0085】αサイクルが式(5)の条件を満足した場
合、時刻T25に、復号化制御部308からの処理開始
信号(IDCTSTARTおよびIQSTART)によ
り、列方向順序の1次元の逆DCT処理を終了すると同
時に、次の1ブロック(8画素×8画素)単位の列方向
順序の1次元の逆DCT処理を開始することが可能とな
る。即ち、逆DCT処理は中断することなく、連続して
実施される。
【0086】これに対して、メモリ302にハフマン復
号化処理結果を書き込む順序が、図14に示すオルタネ
ートスキャン順序の場合は、列方向順序で読み出すアド
レスを、ジグザグスキャン順序で書き込むアドレスが追
い越すことがないαサイクルの条件は、次の式(7)と
なる。
【0087】6<α<(54+β) …(7) この条件を満足することにより、オルタネートスキャン
順序に書きこまれたハフマン復号化処理結果を全て読み
出すことが可能となる。なお、書き込みサイクルと読み
出しサイクルは同じである。
【0088】<実施形態3>図9は本発明の実施形態3
を示す。本実施形態3の画像処理装置は、画像データの
圧縮および復元を行う画像圧縮伸長処理装置である。こ
の画像圧縮伸長処理装置は、図9に示すように、2次元
のDCT処理および2次元の逆DCT処理のそれぞれが
可能であって、各処理に対して共通に使用される1組の
DCT/逆DCT処理部309と、量子化処理および逆
量子化処理がそれぞれ可能であって、各処理に対して共
通に使用される1組の量子化/逆量子化処理部310
と、ハフマン符号化処理およびハフマン復号化処理がそ
れぞれ可能であって、各処理に対して共通に使用される
1組のハフマン符号化/ハフマン復号化処理部311
と、8画素×8画素の1ブロック分のデータを格納でき
る容量を有するとともに、独立した書き込みポートおよ
び読み出しポートを有する2ポートのメモリ302と、
これらの動作タイミングを制御する符号化/復号化制御
部313と、メモリ302に書き込むデータを選択する
セレクタ312とを備えている。
【0089】符号化/復号化制御部313は、符号化処
理および復号化処理をそれぞれ指示するセレクト信号の
符号化処理および復号化処理に応じて、処理開始信号
(DCTSTARTおよびIDCTSTART、QST
ARTおよびIQSTART、HUFFSTARTおよ
びHUFFSART)を生成し、また、セレクト信号の
符号化処理および復号化処理の指示に応じてメモリ30
2に対する書き込み制御信号および読み出し制御信号を
生成する。
【0090】処理開始信号(DCTSTARTおよびI
DCTSTART)は、DCT/逆DCT処理部309
における2次元のDCT処理および2次元の逆DCT処
理を開始する。処理開始信号(QSTARTおよびIQ
START)によって、量子化/逆量子化処理部310
は、量子化処理および逆量子化処理を開始する。処理開
始信号(HUFFSTARTおよびIHUFFSTAR
T)によって、ハフマン符号化/ハフマン復号化処理部
311は、ハフマン符号化処理およびハフマン復号化処
理を開始する。
【0091】セレクタ312は、画像圧縮処理および画
像伸長処理をそれぞれ指示する符号化処理および復号化
処理のセレクト信号に応じて、メモリ302に書き込む
データを選択する。
【0092】即ち、セレクト信号が符号化処理を指示す
るときは、符号化/復号化制御部313からの処理開始
信号(DCTSTART)により、DCT/逆DCT処
理部309において、行方向の1次元のDCT処理が開
始される。
【0093】行方向の1次元のDCT処理が終了する
と、これと同時に、行方向の1次元のDCT処理結果に
ついて、列方向の1次元のDCT処理が開始され、最初
の1ブロック(8画素×8画素)についての2次元DC
T処理が開始される。この列方向の1次元のDCT処理
結果の出力順序は、図12に示す列方向順序となる。
【0094】行方向の1次元DCT処理の終了からβサ
イクル後に、列方向の1次元のDCT処理結果が、量子
化/逆量子化処理部310に出力され始める。これと同
時に、量子化/逆量子化処理部310では、符号化/復
号化制御部313からの処理関始信号(QSTART)
により量子化処理が開始される。量子化/逆量子化処理
部310での量子化処理結果は、順次、2ポートのメモ
リ302に書き込まれる。量子化処理結果をメモリ30
2に書き込むアドレス順序は、図12に示す列方向順序
である。
【0095】メモリ302への書き込み開始からαサイ
クル後に、そのメモリ302から、量子化処理結果が、
図13に示すジグザグスキャン順序または図14に示す
オルタネートスキャン順序で読み出し始められる。メモ
リ302から読み出された量子化処理結果は、順次、ハ
フマン符号化/復号化処理部311に出力される。ハフ
マン符号化/復号化処理部311では、符号化/復号化
制御部313からの処理開始信号(HUFFSTAR
T)により、ハフマン符号化処理が開始される。
【0096】量子化処理結果をメモリ302に列方向順
序によって書き込みを始める時刻から、その量子化処理
結果をメモリ302からジグザグスキャン順序またはオ
ルタネートスキャン順序で読み出し始めるまでのαサイ
クルは、書き込みサイクルと読み出しサイクルが同じで
ある場合に、ジグザグスキャン順序で読み出すアドレス
を、列方向順に書き込むアドレスが追い越すことがない
ように設定される。具体的には、読み出し順序がジグザ
グスキャン順序の場合は式(5)で示される条件を満足
し、読み出し順序がオルタネートスキャン順序の場合は
式(6)で示される条件を満足する。
【0097】これにより、実施形態1と同様に、列方向
順に書きこまれた1次元のDCT処理結果の全てをジグ
ザグスキャン順序で読み出すことが可能となる。
【0098】セレクト信号が復号化処理を指示する場合
には、符号化/復号化制御部313からの処理開始信号
(IHUFFSTART)により、ハフマン符号化/復
号化処理部311においてハフマン復号化処理が開始さ
れ、ハフマン復号化処理での処理結果がメモリ302に
書き込まれる。ハフマン復号化処理による処理結果をメ
モリ302に書き込むアドレス順序は、ジグザグスキャ
ン順序またはオルタネートスキャン順序である。
【0099】メモリ302への書き込み開始からαサイ
クル後に、メモリ302からハフマン復号化処理による
処理結果が列方向順序に読み出し始められる。読み出さ
れたハフマン復号化処理結果は、順次、量子化/逆量子
化処理部310へ出力される。量子化/逆量子化処理部
310では、符号化/復号化制御部313からの処理開
始信号(IQSTART)により、逆量子化処理が開始
される。逆量子化処理結果は、順次、DCT/逆DCT
処理部309に出力される。DCT/逆DCT処理部3
09では、符号化/復号化制御部313からの処理開始
信号(IDCTSTART)により、逆量子化処理結果
に対して列方向の1次元の逆DCT処理が開始される。
【0100】ハフマン復号化処理が終了すると、これと
同時に、ハフマン復号化処理結果をメモリ302に書き
込む動作が終了する。そして、メモリ302への書き込
み終了からβサイクル後に、次の1ブロック(8画素×
8画素)のハフマン復号化処理結果がメモリ302に書
き込み始められる。さらに、メモリ302への書き込み
開始からαサイクル後に、メモリ302から次の1ブロ
ックのハフマン復号化処理結果が列方向順序で読み出し
始められる。
【0101】読み出されたハフマン復号化処理結果は、
順次、量子化/逆量子化処理部310へ出力される。量
子化/逆量子化処理部310では、符号化/復号化制御
部313からの処理開始信号(IQSTART)によ
り、逆量子化処理が開始される。逆量子化処理結果は順
次DCT/逆DCT処理部309に出力される。
【0102】ハフマン復号化処理結果をメモリ302に
ジグザグスキャン順序またはオルタネートスキャン順序
で書き込み始める時刻から、そのハフマン復号化処理結
果をメモリ302から列方向順序で読み出し始める時刻
までのαサイクルは、書き込みサイクルと読み出しサイ
クルが同じである場合に、列方向順序で読み出すアドレ
スを、ジグザグスキャン順序またはオルタネートスキャ
ン順序で書き込むアドレスが追い越すことがないように
設定される。具体的には、書き込み順序がジグザグスキ
ャン順序の場合は式(5)で示される条件を満足し、書
き込み順序がオルタネートスキャン順序の場合は式
(7)で示される条件を満足する。
【0103】これにより、実施形態2と同様に、ジグザ
グスキャン順またはオルタネートスキャン順に書き込ま
れたハフマン復号化処理結果を列方向順に全て読み出す
ことが可能となる。
【0104】
【発明の効果】本発明の画像処理装置は、このように、
符号化、即ち画像圧縮の場合は、メモリとして独立した
書き込みポートおよび読み出しポートを有する2ポート
メモリに列方向順序で書き込まれた1ブロック分の量子
化データを、ジグザグスキャン順序またはオルタネート
スキャン順序で、全て読み出すことが可能となるよう
に、書き込み開始時点から読み出し開始時点までの間の
時間差が制御されるために、DCT処理を途切れること
なく連続して行う場合にも、単一のメモリによって、全
てのデータの読み出しが可能となる。従って、パイプラ
イン画像処理における高速化、正確な符号化および回路
の小規模化の全てを実現することができる。
【0105】また、復号化、即ち画像伸長の場合は、メ
モリとして独立した書き込みポートおよび読み出しポー
トを有する2ポートメモリにジグザグスキャン順序また
はオルタネートスキャン順序で書き込まれた1ブロック
分のハフマン復号化データを、列方向順序で全て読み出
すことが可能となるように、書き込み開始時点から読み
出し開始時点までの間の時間差が制御されるようになっ
ているために、逆DCT処理を途切れることなく連続し
て行う場合にも、単一のメモリで、全てのデータの読み
出しが可能となる。従って、パイプライン画像処理にお
ける高速化、正確な符号化および回路の小規模化の全て
を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像処理装置の実施形態の一例である
画像圧縮処理装置の構成を示すブロック図である。
【図2】その画像圧縮処理装置における符号化処理の動
作タイミング図である。
【図3】その画像圧縮処理装置における列書き込みおよ
びジグザグ読み出しでのアドレス順序の一例を示す表で
ある。
【図4】その画像圧縮処理装置における列書き込みおよ
びジグザグ読み出しでのアドレス順序の一例を示す表で
ある。
【図5】本発明の画像処理装置の実施形態の他の例であ
る画像伸長処理装置の構成を示すブロック図である。
【図6】その画像伸長装置における復号化処理の動作タ
イミング図である。
【図7】その画像伸長装置におけるジグザグ書き込みお
よび列読み出しでのアドレス順序の一例を示す表であ
る。
【図8】その画像伸長装置におけるジグザグ書き込みお
よび列読み出しでのアドレス順序の一例を示す表であ
る。
【図9】本発明の画像処理装置の実施形態のさらに他の
例である画像圧縮伸長処理装置の構成を示すブロック図
である。
【図10】一般的な動画像符号化処理の構成を示すブロ
ック図である。
【図11】一般的な静止画像符号化/復号化処理の構成
を示すブロック図である。
【図12】8画素×8画素の1ブロックの処理結果を列
方向順序にアクセスする場合のアクセス順序の説明図で
ある。
【図13】8画素×8画素の1ブロックの処理結果をジ
グザグスキャン順序にアクセスする場合のアクセス順序
の説明図である。
【図14】8画素×8画素の1ブロックの処理結果をオ
ルタネートスキャン順序にアクセスする場合のアクセス
順序の説明図である。
【図15】従来の画像処理装置である符号化処理装置の
構成を示すブロック図である。
【図16】その符号化処理装置の符号化処理の動作タイ
ミング図である。
【図17】従来の画像処理装置である復号化処理装置の
構成を示すブロック図である。
【図18】その復号化処理装置の復号化処理の動作タイ
ミング図である。
【図19】従来の他の符号化処理装置の構成を示すブロ
ック図である。
【図20】その符号化処理装置における符号化処理の動
作タイミング図である。
【符号の説明】
1 CCD 2 A/D変換器 3 動き予測処理部 4 減算器 5 DCT処理部 6 量子化処理部 7 ハフマン符号化処理部 8 記録部 9 逆量子化処理部 10 逆DCT処理部 11 加算器 12 フレームメモリ 13 ハフマン復号化処理部 101 DCT処理部 102 量子化処理部 103 FIFOメモリ 104 ハフマン符号化処理部 105 逆DCT処理部 106 逆量子化処理部 107 FIFOメモリ 108 ハフマン復号化処理部 201 入力バッファ 202 処理ステージ(i) 203a バッファ 203b バッファ 204 処理ステージ(i+1) 205 出力バッファ 216 処理ステージ(i)の為の局所的処理装置 217 処理ステージ(i+1)の為の局所的処理装置 218 大局的処理装置 300 DCT処理部 301 量子化処理部 302 2ポートメモリ 303 ハフマン符号化処理部 304 符号化制御部 305 逆DCT処理部 306 逆量子化処理部 307 ハフマン復号化処理部 308 復号化処理部 309 DCT/逆DCT処理部 310 量子化/逆量子化処理部 311 ハフマン符号化/ハフマン復号化処理部 312 セレクタ 313 符号化/復号化制御部
フロントページの続き Fターム(参考) 5B047 AA01 AB04 CA30 CB17 CB25 DB01 EA02 EA06 EB04 EB12 5C059 KK06 KK14 MA00 MA23 MC11 ME02 PP01 PP14 SS07 SS13 SS15 UA02 UA05 UA34 UA36 5C078 AA04 BA22 BA44 BA57 CA25 CA32 CA35 DA01 DA02 DB18 EA07 5J064 AA03 AA04 BA09 BA13 BA16 BC01 BC02 BC06 BC08 BC16 BC24 BD03 9A001 EE04 HH27

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デジタル画像データを2次元の離散コサ
    イン変換処理するDCT処理部と、 DCT処理部にて2次元の離散コサイン変換処理された
    データを量子化処理する量子化処理部と、 該量子化処理部にて量子化されたデータを格納するメモ
    リと、 該メモリに格納された量子化後のデータを読み出して、
    ハフマン符号化処理してデータ圧縮を行なうハフマン符
    号化処理部と、 前記DCT処理部の処理開始信号(DCTSTAR
    T)、前記量子化処理部の処理開始信号(QSTAR
    T)およびハフマン符号化処理部の処理開始信号(HU
    FFSTART)を出力するとともに、量子化されたデ
    ータをハフマン符号化処理のために、メモリに対する書
    き込み制御信号および読み出し制御信号を出力する符号
    化制御部とを具備し、 前記メモリは、M画素×N画素にて構成された1ブロッ
    ク(ただし、MおよびNは正の自然数であって、M=N
    −1でない)分のデータを格納できる容量を有するとと
    もに、独立した書き込みポートおよび読み出しポートを
    有する2ポートメモリであり、 前記符号化制御部は、前記メモリに対する書き込み制御
    信号および読み出し制御信号により、前記メモリへの1
    ブロック分のデータ書き込みを列方向順序にて行なうと
    ともに、前記メモリからの1ブロック分のデータ読み出
    しをジグザグスキャン順序またはオルタネートスキャン
    順序にて行ない、且つ、前記メモリに書き込まれたデー
    タを全て読み出すことが可能となるように、書き込み開
    始時点から読み出し開始時点までの時間差を制御するこ
    とを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記メモリにおける1ブロックの画素数
    が、M=N=8である請求項1記載の画像圧縮処理装
    置。
  3. 【請求項3】 前記量子化処理部による量子化処理結果
    の生成開始時点から前記メモリへの書き込み開始時点ま
    での遅れ時間をβサイクル、量子化処理結果の書き込み
    開始時点から読み出し開始時点までの時間差をαサイク
    ルとすると、このαサイクルは、書き込みサイクルと読
    み出しサイクルが同じであって、読み出し順次がジグザ
    グスキャン順序の場合に、読み出すアドレスを書き込む
    アドレスが追い越すことのないように、28<α<(3
    6+β)に設定されている請求項2記載の画像処理装
    置。
  4. 【請求項4】 前記量子化処理部による量子化処理結果
    の生成開始時点から前記メモリへの書き込み開始時点ま
    での遅れ時間をβサイクル、量子化処理結果の書き込み
    開始時点から読み出し開始時点までの時間差をαサイク
    ルとすると、このαサイクルは、書き込みサイクルと読
    み出しサイクルが同じであって、読み出し順序がオルタ
    ネートスキャン順序の場合、読み出すアドレスを書き込
    むアドレスが追い越すことのないように、10<α<
    (58+β)に設定されている請求項2記載の画像処理
    装置。
  5. 【請求項5】 圧縮画像データに対してハフマン復号化
    処理するハフマン復号化処理部と、 ハフマン復号化されたデータを格納するメモリと、 該メモリに格納されたハフマン復号化処理後のデータを
    読み出して、逆量子化処理によってデータ変換を行なう
    逆量子化処理部と、 該逆量子化処理部による逆量子化処理後のデータを2次
    元の逆離散コサイン変換処理する逆DCT処理部と、 該逆DCT処理部の処理開始信号(IDCTSTAR
    T)、前記逆量子化処理部の処理開始信号(IQSTA
    RT)、および前記ハフマン復号化処理部の処理開始信
    号(IHUFFSTART)を出力するとともに、ハフ
    マン復号化されたデータを次の逆量子化処理するため
    に、前記メモリに対する書き込み制御信号および読み出
    し制御信号を出力する復号化制御部とを具備し、 前記メモリは、M画素×N画素にて構成された1ブロッ
    ク(ただし、MおよびNは正の自然数であって、M=N
    −1でない)分のデータを格納できる容量を有するとと
    もに、独立した書き込みポートおよび読み出しポートを
    有する2ポートメモリであり、 前記復号化処理部は、前記メモリに対する書き込み制御
    信号および読み出し制御信号により、前記メモリへの1
    ブロック分のデータ書き込みをジグザグスキャン順序ま
    たはオルタネートスキャン順序にて行なうとともに、前
    記メモリからの1ブロック分のデータ読み出しを列方向
    順序にて行ない、且つ、前記メモリに書き込まれたデー
    タを全て読み出すことが可能となるように、書き込み開
    始時点から読み出し開始時点までの時間差を制御するこ
    とを特徴とする画像処理装置。
  6. 【請求項6】 前記メモリにおける1ブロックの画素数
    が、M=N=8である請求項5記載の画像圧縮処理装
    置。
  7. 【請求項7】 ハフマン復号化処理結果の生成開始時点
    から前記メモリへの書き込み開始時点までの遅れ時間を
    βサイクルとし、ハフマン復号化処理結果の書き込み開
    始時点から読み出し開始時点までの間の時間差をαサイ
    クルとすると、このαサイクルは、書き込みサイクルと
    読み出しサイクルが同じであって、書き込み順序がジグ
    ザグスキャン順序の場合、読み出すアドレスを書き込む
    アドレスが追い越することのないように、28<α<
    (36+β)に設定されている請求項6記載の画像処理
    装置。
  8. 【請求項8】 ハフマン復号化処理結果の生成開始時点
    から前記メモリへの書き込み開始時点までの遅れ時間を
    βサイクルとし、ハフマン復号化処理結果の書き込み開
    始時点から読み出し開始時点までの間の時間差をαサイ
    クルとすると、このαサイクルは、書き込みサイクルと
    読み出しサイクルが同じであって、書き込み順序がオル
    タネートスキャンの場合、読み出すアドレスを書き込む
    アドレスが追い越することのないように、10<α<
    (58+β)に設定されている請求項6記載の画像処理
    装置。
  9. 【請求項9】 デジタル画像データおよびその圧縮画像
    データに対して、それぞれ、2次元の離散コサイン変換
    処理および2次元の逆離散コサイン変換処理が可能であ
    って、各処理に対して共通に使用される1組のDCT/
    逆DCT処理部と、 DCT/逆DCT処理部にて2次元の離散コサイン変換
    処理および2次元の逆離散コサイン変換処理されたデー
    タに対して、それぞれ、量子化処理および逆量子化処理
    が可能であって、各処理に対して共通に使用される1組
    の量子化/逆量子化処理部と、 該量子化/逆量子化処理部にて量子化処理および逆量子
    化処理されたデータに対して、それぞれ、ハフマン符号
    化処理およびハフマン復号化処理が可能であって、各処
    理に対して共通に使用される1組のハフマン符号化/ハ
    フマン復号化処理部と、 M画素×N画素にて構成された1ブロック(ただし、M
    およびNは正の自然数であって、M=N−1でない)分
    のデータを格納できる容量を有するとともに、独立した
    書き込みポートおよび読み出しポートを有する2ポート
    メモリと、 符号化処理および復号化処理をそれぞれ指示するセレク
    ト信号に応じて、該2ポートメモリに書き込むデータを
    選択するセレクタと、 前記セレクト信号に応じて、前記DCT/逆DCT処理
    部の処理開始信号(DCTSTARTおよびIDCTS
    TART)、前記量子化/逆量子化処理部の処理開始信
    号(QSTARTおよびIQSTART)および前記ハ
    フマン符号化/ハフマン復号化処理部の処理開始信号
    (HUFFSARTおよびIHUFFSTART)を出
    力するとともに、前記2ポートメモリに対する書き込み
    制御信号および読み出し制御信号を出力する符号化/復
    号化制御部とを具備し、 該符号化/復号化制御部は、前記セレクト信号が符号化
    処理を指示するときは、前記メモリに対する書き込み制
    御信号および読み出し制御信号により、前記メモリへの
    1ブロック分のデータ書き込みを列方向順序にて行なう
    とともに、前記メモリからの1ブロック分のデータ読み
    出しをジグザグスキャン順序またはオルタネートスキャ
    ン順序にて行ない、前記符号化/復号化セレクト信号が
    復号化処理を指示するときは、前記メモリに対する書き
    込み制御信号および読み出し制御信号により、前記メモ
    リへの1ブロック分のデータ書き込みをジグザグスキャ
    ン順序またはオルタネートスキャン順序にて行なうとと
    もに、前記メモリからの1ブロック分のデータ読み出し
    を列方向順序にて行ない、且つ、いずれのときも、前記
    メモリに書き込まれたデータを全て読み出すことが可能
    となるように、書き込み開始時点から読み出し開始時点
    までの時間差を制御することを特徴とする画像処理装
    置。
  10. 【請求項10】 前記メモリにおける1ブロックの画素
    数が、M=N=8である請求項9記載の画像圧縮処理装
    置。
  11. 【請求項11】 前記メモリへ書き込まれるデータの生
    成開始時点から書き込みを開始時点までの遅れ時間をβ
    サイクルとし、書き込み開始時点から読み出し開始時点
    までの間の時間差をαサイクルとすると、符号化でのα
    サイクルは、書き込みサイクルと読み出しサイクルが同
    じであって、読み出し順序がジグザグスキャン順序の場
    合、読み出すアドレスを書き込むアドレスが追い越すこ
    とのないように、28<α<(36+β)に設定され、
    書き込みサイクルと読み出しサイクルが同じであって、
    読み出し順序がオルタネートスキャン順序の場合、読み
    出すアドレスを書き込むアドレスが追い越すことのない
    ように、10<α<(58+β)に設定され、復号化で
    のαサイクルは、書き込みサイクルと読み出しサイクル
    が同じであって、書き込み順がジグザグスキャン順序の
    場合、読み出すアドレスを書き込むアドレスが追い越す
    ることのないように、28<α<(36+β)に設定さ
    れ、書き込みサイクルと読み出しサイクルが同じであっ
    て、書き込み順がオルタネートスキャンの場合、読み出
    すアドレスを書き込むアドレスが追い越することのない
    ように、10<α<(58+β)に設定されている請求
    項10記載の画像処理装置。
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