JP3871348B2 - 画像信号復号化装置及び画像信号復号化方法 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、光ディスクや磁気テープなどの蓄積系動画像メディアを用いた情報記録装置および情報再生装置や例えば、いわゆるテレビ会議システム、動画電話システム、放送用機器などにおける情報伝送装置/受信装置に適用して好適な画像復号化装置及び画像復号化方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
動画像をデジタル化して記録再生する場合、データ量が膨大となるのでデータの圧縮が行われる。このような動画像を圧縮する方法として、所謂MPEGがあり、DCT及び動き補償予測を用いた符号化・復号化が行われる。図14は、このようにして動画像を圧縮した符号を再生する場合の構成例を示している。
【0003】
入力端子101から入力された動画像圧縮符号列は、逆VLC回路102、逆量子化回路103、逆DCT回路104を経てブロック単位の画像情報に復元され、加算器105を経て、フレームメモリ107に順次格納されフレーム画像が再現される。また、逆VLC回路102では、動き補償予測のための動き補償情報も復号され、これは動き補償回路106に供給される。動き補償回路106は、動き補償情報に従ってフレームメモリ107から同メモリ内に過去に再現されている画像情報から予測画像情報を読み出しまたは全くゼロの値を加算器105へ供給する。フレームメモリ107内に再現されたフレーム画像は順次読み出されD/Aコンバータ108を経てディスプレイ109に表示されるようになっていた。
【0004】
ところが、扱う画素数がテレビ電話の352x240、NTSC方式の720x480、HDTV方式の1920x1024などと増えるに従って、単一の処理の流れを一個のプロセッサで行なうような構成は処理能力上、困難となっていた。このため従来は、図16に示すように大きな画面を分割し、複数のプロセッサを分割画面毎に割り当て、並列処理ににより符号化・復号化することが行なわれていた。図15は、このようにして動画像を圧縮して記録再生する場合の構成例を示している。
【0005】
4つに分割された画面領域ごとに、あらかじめ符号化された4つの符号列が各入力端子110〜113を介してプロセッサ114〜117に供給され、それぞれに対応したフレームメモリ119〜122を用いて復号される。このとき、たとえばプロセッサ114はフレームメモリ119に対して復号した画像を書き込むが、動き補償についてはフレームメモリ119からだけではなく、隣接するフレームメモリ120からも読み出しを行なえるようにスイッチング論理回路18が置かれていた。またスイッチング論理回路118は、出力画像をD/Aコンバータ123へ出力して、ディスプレイ124に表示していた。
【0006】
プロセッサ114〜117に供給される4つの符号列は、実際には1つにまとめられることになるが、これは多重化のためのヘッダーを付加することで実現され、従ってデコーダ部分の前にはこれを分離して4つの符号列にもどすための、分離装置が置かれていた。このように画面分割を行って並列化を実現した例としては、特開平4−139986号公報や米国特許5.138、447号公報などに開示されたものがある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
従来の装置においては、このように画面領域を大きく分割することで、各プロセッサの処理の分割を行ない並列化を実現していたが、このように画面分割をしてしまうと、隣の画面領域からの読み出しがスイッチング論理回路118によってある程度可能ではあるものの、スイッチング論理回路118の規模の問題もあり動き補償のために読み出しのできる領域に制限を受けることになり、画像を圧縮するうえで圧縮率が低下してしまうばかりか、領域の境界部分の画質が変化するため領域の境界が視覚的に不自然になるという問題があった。
【0008】
また、画面分割により符号化処理は領域ごとに全く分離して行なうことになり、分割を行なわない場合には、連続領域として隣接ブロックとの相関を使って符号化していたのが利用できず、異なる符号化のやり方が必要となり、互換性と圧縮効率の面で問題があった。
【0009】
さらに、複数の符号化列を多重化するために新たなヘッダーを付加することになると、そのためのオーバーヘッドで圧縮効率を損なったり、また新たな符号化規約の制定を必要とするなどの問題があった。
【0010】
そこで、上述の如き従来の問題点に鑑み、本発明の目的は、従来のエンコード方法をそのまま使いながら、複数の画像符号データ復号手段を並列動作させて処理を行なうことができる画像信号復号化装置及び画像信号復号化方法の提供を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、符号化された符号化画像信号を復号化する画像信号復号化装置において、上記符号化画像信号をスライス毎に付加された同期信号に基づいて複数に分配する分配手段と、上記分配手段により分配された複数の符号化画像信号を各々シリアルに復号化する複数の復号化手段と、上記復号化手段によりシリアルに復号化されたシリアルデータを複数のブロック毎にパラレルデータに変換する並列化手段と、上記並列化手段によりパラレルデータに変換された複数のブロックの各データに並列に逆変換を行う逆変換手段と、予測参照フレームの画像データを上記複数のブロック毎に並列に記憶する複数の記憶手段と、現フレームと上記予測参照フレームとにより生成された動きベクトルに応じて上記複数の記憶手段からそれぞれ読み出される画像データを選択的に組み合わせて、複数の動き補償された予測参照画像データを生成する生成手段とを備えることを特徴とする。
【0013】
また、本発明に係る画像信号復号化装置において、上記複数の復号化手段は、例えば、上記複数の復号化手段は、上記スライスより上位のレイヤと上記スライスとを別々に処理する際、上記複数の復号化手段で複数の上記スライスより上位のレイヤ及び複数の上記スライスのどちらか一方を処理する。さらに、本発明に係る画像信号復号化装置において、上記複数の復号化手段は、例えば、上記スライスより上位のレイヤと上記スライスとを別々に処理する際、上記複数の復号化手段のいくつかは、上記スライスより上位のレイヤを処理し、それ以外の復号化手段は、上記スライスを処理する。
【0014】
本発明は、符号化された符号化画像信号を復号化する画像信号復号化方法であって、上記符号化画像信号をスライス毎に付加された同期信号に基づいて複数に分配するステップと、分配された複数の符号化画像信号を各々シリアルに復号化するステップと、上記シリアルに復号化されたシリアルデータを複数のブロック毎にパラレルデータに変換するステップと、上記パラレルデータに変換された複数のブロックの各データに並列に逆変換を行うステップと、予測参照フレームの画像データを上記複数のブロック毎に並列に記憶手段に記憶するステップと、現フレームと上記予測参照フレームとにより生成された動きベクトルに応じて上記記憶手段から読み出される画像データを選択的に組み合わせて、複数の動き補償された予測参照画像データを生成するステップとを備えることを特徴とする。
【0016】
また、本発明に係る画像信号復号化方法において、上記複数の符号化画像信号を各々復号化するステップでは、例えば、上記スライスより上位のレイヤと上記スライスとを別々に処理する際、複数の上記スライスより上位のレイヤ及び複数の上記スライスのどちらか一方を処理する。さらに、本発明に係る画像信号復号化方法において、上記複数の符号化画像信号を各々復号化するステップでは、例えば、上記スライスより上位のレイヤと上記スライスとを別々に処理する際、複数の上記スライスより上位のレイヤ及び複数の上記スライスを処理する。
【0017】
【作用】
本発明に係る画像信号復号化装置では、符号化画像信号をスライス毎に付加された同期信号に基づいて分配手段により複数の復号化手段に分配し、各復号化手段により複数の符号化画像信号を各々復号化し、それぞれ復号されたスライス毎の各画像信号を複数の記録手段により記録するにあたり、上記複数の復号化手段は、現フレームと予測参照フレームとにより生成された動きベクトルに基づいて動き補償を行う際、該動きベクトルに応じて上記複数の記録手段に記録されたスライスの読み出し順番を設定する。
【0018】
本発明に係る画像信号復号化装置において、上記複数の復号化手段は、例えば、シリアル変換手段により変換されたシリアルデータを並列化手段により複数のブロック毎にパラレルデータに変換し、上記パラレルデータを逆変換手段により逆変換する。
【0019】
また、本発明に係る画像信号復号化装置において、上記複数の復号化手段は、例えば、上記複数の復号化手段は、上記スライスより上位のレイヤと上記スライスとを別々に処理する際、上記複数の復号化手段で複数の上記スライスより上位のレイヤ及び複数の上記スライスのどちらか一方を処理する。さらに、本発明に係る画像信号復号化装置において、上記複数の復号化手段は、例えば、上記スライスより上位のレイヤと上記スライスとを別々に処理する際、上記複数の復号化手段のいくつかは、上記スライスより上位のレイヤを処理し、それ以外の復号化手段は、上記スライスを処理する。
【0020】
本発明に係る画像信号復号化方法では、符号化画像信号をスライス毎に付加された同期信号に基づいて複数に分配し、分配された複数の符号化画像信号を各々復号化し、それぞれ復号されたスライス毎の各画像信号を記録するにあたり、現フレームと予測参照フレームとにより生成された動きベクトルに基づいて動き補償を行う際、該動きベクトルに応じて上記記録された複数のスライスの読み出し順番を設定する。
【0021】
本発明に係る画像信号復号化方法において、上記複数の符号化画像信号を各々復号化するステップでは、例えば、上記符号化画像信号をシリアルに変換し、変換されたシリアルデータを複数のブロック毎にパラレルデータに変換し、さらに、上記パラレルデータを逆変換する。
【0022】
また、本発明に係る画像信号復号化方法において、上記複数の符号化画像信号を各々復号化するステップでは、例えば、上記スライスより上位のレイヤと上記スライスとを別々に処理する際、複数の上記スライスより上位のレイヤ及び複数の上記スライスのどちらか一方を処理する。さらに、本発明に係る画像信号復号化方法において、上記複数の符号化画像信号を各々復号化するステップでは、例えば、上記スライスより上位のレイヤと上記スライスとを別々に処理する際、複数の上記スライスより上位のレイヤ及び複数の上記スライスを処理する。
【0023】
【実施例】
以下、本発明の実施例について、図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明を適用したMPEG方式の高精細動画像信号復号化装置の全体構成を示すブロック図である。
【0024】
入力されたビットストリームは、デマルチプレクサ(DEMUX)25によってスライス(SLICE) 単位にコードバッファ (CODE-BUFF1〜CODE-BUFF4) 26〜29に振り分けられる。図2は入力されたビットストリームをスライス(SLICE) 単位に振り分ける際の画像イメージの一例を示したものである。このとき、ビットストリーム内のスライスヘッダはあらかじめバイトアライン構造になっているため、ビットストリーム内のスライスヘッダをバイト毎にサーチすることで容易に振り分けることができる。
【0025】
尚、各マクロブロックの動きベクトル、各ブロックのDC係数等は、符号化効率をあげるため、基本的に同じスライス内の隣接マクロブロックの動きベクトル、隣接ブロックのDC係数との差分のみが符号化されている。
【0026】
このようにして、コードバッファ (CODE-BUFF1) 26にはスライス1、スライス5、スライス9、・・・が格納されておりこれを可変長復号器(IVLC1) 30で復号する。同様に、コードバッファ(CODE-BUFF2)27にはスライス2、スライス6、スライス10、・・・が、コードバッファ(CODE-BUFF3)28にはスライス3、スライス7、スライス11、・・・が、コードバッファ(CODE-BUFF4)29にはスライス4、スライス8、スライス12、・・・が格納されておりこれを各々可変長復号器(IVLC2,IVLC3,IVLC4) 31,32,33で復号する。
【0027】
このとき、1スライス当たりのマクロブロック(MB)数を固定にすることによって各IVLC処理の同期を取ることによるIVLCの待機時間をなくし、効率的に復号を行なうことができる。IVLC処理の詳細については後述する。
【0028】
可変長復号器で復号されたデータはスイッチャ34よって後段のバッファメモリ群35〜38に転送される。図3はバッファメモリ群35〜38に転送されるデータとここから出力されるデータを示したもので、ここでは、これまでスライス毎に行なっていた並列処理を1/2MB単位(4ブロック)の並列処理に変換する。例えば、4:2:2フォーマットの場合、1つのマクロブロック中の輝度4ブロックが並列処理され、色差4ブロックが並列処理される。各可変長復号器(IVLC1〜IVLC4)30〜33はスライス1からスライス4のブロック1を同時に出力していたが、これを4ブロック分バッファメモリ群(35〜38)に格納する。このバッファメモリ群35〜38からスライス1のブロック1からブロック4を同時に読みだすことによって後段の処理を1/2MB単位の並列処理で行なうことができる。また、ここではジグザグスキャンの逆変換もかねて行なうことができる。ここで、1処理系当たりのバッファメモリの構成は4ブロック×2バンクである。
【0029】
逆量子化(IQ)およびデイスクリートコサイン逆変換(IDCT)の処理ブロック(IQ/IDCT1 〜IQ/IDCT4) 39〜42では、ブロック単位で処理が行なわれるため、このまま4並列で処理を行なう。
【0030】
つぎに、動き補償(MC)の処理でも4並列で処理を行なう。フレームメモリ43に再生されている画像より、MB単位に動きベクトルに応じた画像を抽出し、IQ/IDCT処理ブロック(IQ/IDCT1 〜IQ/IDCT4) 39〜42より出力される画像データと共に復号画像が再生される。ここで、動き補償の処理は1/2MB(4ブロック)毎に処理されるため動き補償処理ブロック(MC1) 53から動き補償処理ブロック(MC4) 56に与えられるベクトルは常に一致している。それによってMCバッファメモリ(MC-BUFF1 〜MC-BUFF4) 48〜51に転送されたデータをMCスイッチャ52でデータバスを切り替えることで各動き補償処理ブロック(MC1〜MC4)53〜56のRAMアクセスが重なることなく、MC探索範囲を制限することなくMC処理が実現できる。MC処理の詳細については後述する。
【0031】
ここで再生された復号画像は上記同様4並列でストア用バッファメモリ(ST-BUFF1 〜ST-BUFF4) 61〜64を介して再びフレームメモリ43に格納される。
【0032】
また、フレームメモリ43上に再生された画像はディスプレイ用バッファメモリ(DISP-BUFF1 〜DISP-BUFF4) 94〜97を介し表示するタイミングにしたがってディスプレイスイッチャ98を切り替えD/Aコンバータ99に出力しディスプレイ100に表示される。
【0033】
ここで、図4は、この画像信号復号化装置における可変長復号器周辺の具体的な構成例を示すブロック図である。
【0034】
この図4において、65はビットストリームが入力される入力端子、66はビットストリームをスライス(SLICE) 単位に切り分けるデマルチプレクサ(DEMUX) 、67〜70はスライス(SLICE) 単位のビットストリームを格納するコードバッファメモリ(CODE-BUFF1 〜CODE-BUFF4) 、71〜74は可変長コードであるビットストリームをデコードする可変長復号器(IVLC)、75〜78はデコードしたデータを出力する出力端子である。
【0035】
以下、それぞれの動作を図5のタイミング図を用いて説明する。
【0036】
端子65より入力された入力ビットストリームは、デマルチプレクサ(DEMUX) 66においてスライス(SLICE) 単位に切り分けられる。ビットストリームには、複数のマクロブロック(これをスライス(SLICE) と呼ぶ)毎に同期信号(Slice-Start-Code)が入っているので、これを検出してビットストリームをスライス(SLICE) 単位に切り分ける。
【0037】
図5に示すように、切り分けられたスライス(SLICE) 毎のビットストリームは、コードバッファメモリ(CODE-BUFF1)67、コードバッファメモリ(CODE-BUFF2)68、コードバッファメモリ(CODE-BUFF3)69、コードバッファメモリ(CODE-BUFF4)70に分けて書き込まれる。すなわち、コードバッファメモリ(CODE-BUFF1)67にはスライス1、スライス5、スライス9...が、コードバッファメモリ(CODE-BUFF2)68にはスライス2、スライス6、スライス10...がコードバッファメモリ(CODE-BUFF3)69にはスライス3、スライス7、スライス11...が、コードバッファメモリ(CODE-BUFF4)70にはスライス4、スライス8、スライス12...がそれぞれ書き込まれる。
【0038】
また、並列に用意された4つの可変長復号器(IVLC)71,72,73,74は、スライス4のビットストリームが書き込まれると、それぞれコードバッファメモリ(CODE-BUFF1 〜CODE-BUFF4) 67,68,69,70の内容を読み出し、同時にデコードを開始する。
【0039】
各可変長復号器(IVLC)71,72,73,74は同じ時間内で1マクロブロックのデコード処理を完了する。可変長復号器(IVLC)71のデコード結果は端子75へ、可変長復号器(IVLC)72のデコード結果は端子76へ、可変長復号器(IVLC)73のデコード結果は端子77へ、可変長復号器(IVLC)74のデコード結果は端子78へそれぞれ出力され、スイッチャ34に入力される。また、デコードされた動きベクトルデータは、MCスイッチャ52及び動き補償処理ブロック(MC1,MC2,MC3,MC4) 53,54,55,56へ入力される。
【0040】
なお、図5において、可変長復号器(IVLC)71出力の1−1はスライス1の中の1番目のブロックを示す。同様に、可変長復号器(IVLC)74出力の4−1はスライス4の中の1番目のブロックを示す。
【0041】
次に、図6は、この画像信号復号化装置における可変長復号器(IVLC)周辺の具体的な他の構成例を示すブロックである。
【0042】
この図6において、65はビットストリームが入力される入力端子、79はビットストリームをスライス(SLICE) 単位に切り分けるデマルチプレクサ(DEMUX) 、80はスライス(SLICE) 毎に領域分けしてビットストリームを格納するコードバッファメモリ(Code-Buffer) 、90〜93は後段の可変長復号器(IVLC)用のSlice単位のビットストリームを格納するバッファメモリ(Buffer)、71〜74は可変長コードであるビットストリームをデコードする可変長復号器(IVLC)、75〜78はデコードしたデータを出力する出力端子である。
【0043】
以下、それぞれの動作を図7のタイミング図を用いて説明する。
【0044】
端子65より入力された入力ビットストリームは、デマルチプレクサ(DEMUX) 79においてSlice単位に切り分けられる。ビットストリームには、複数のマクロブロック(これをスライス(SLICE) と呼ぶ)毎に同期信号(Slice-Start-Code)が入っているので、これを検出してビットストリームをスライス(SLICE) 単位に切り分ける。
【0045】
図7に示すように、切り分けられたスライス毎のビットストリームは、内部を4つに領域分けしたコードバッファメモリ(Code-Buffer) 80の領域1、領域2、領域3、領域4に分けて書き込まれる。すなわち、領域1にはスライス1、スライス5、スライス9...が、領域2にはスライス2、スライス6、スライス10...が、領域3にはスライス3、スライス7、スライス11...が、領域4にはスライス4、スライス8、スライス12...がそれぞれ書き込まれる。
【0046】
スライス4のビットストリームが書き込まれると、コードバッファメモリ(Code-Buffer) 80から順次4つの領域が読み出される。このとき、領域1の内容(スライス1、スライス5、スライス9...)はバッファメモリ(Buffer)90に、領域2の内容(スライス2、スライス6、スライス10...)はバッファメモリ(Buffer)91に、領域3の内容(スライス3、スライス7、スライス11...)はバッファメモリ(Buffer)92に、領域4の内容(スライス4、スライス8、スライス12...)はバッファメモリ(Buffer)93に書き込まれる。
【0047】
並列に用意された4つの可変長復号器(IVLC)71,72,73,74は、バッファメモリ(Buffer)93に領域4の内容が書き込まれると、それぞれバッファメモリ(Buffer)90、バッファメモリ(Buffer)91、バッファメモリ(Buffer)92、バッファメモリ(Buffer)93の内容を読みだし、同時にデコードを開始する。
【0048】
各可変長復号器(IVLC)71,72,73,74は同じ時間内で1マクロブロックのデコード処理を完了する。可変長復号器(IVLC)71のデコード結果は端子75へ、可変長復号器(IVLC)72のデコード結果は端子76へ、可変長復号器(IVLC)73のデコード結果は端子77へ、可変長復号器(IVLC)74のデコード結果は端子78へそれぞれ出力され、上記スイッチャ34に入力される。また、デコードされた動きベクトルデータは、MCスイッチャ52及び動き補償処理ブロック(MC1,MC2.MC3,MC4 )53,54,55,56へ入力される。
【0049】
なお、図7において、可変長復号器(IVLC)71出力の1−1はスライス1の中の1番目のブロックを示す。同様に、可変長復号器(IVLC)74出力の4−1はスライス4の中の1番目のブロックを示す。
【0050】
また、ビットストリームの中に、データフォーマット(画像フォーマット)としてスライスより上位のレイヤに、スライス以下のデコードを行なう際に使用するパラメータが入っている場合は、図4においては、コードバッファメモリ(Code-Buffer)67,68,69,70に上位レイヤのビットストリームを同時に書き込み、可変長復号器(IVLC)71,72,73,74でパラレルで使用する方法、もしくは、4つのうちの1つのコードバッファメモリ(Code-Buffer)に上位レイヤのビットストリームを書き込み、4つのうちの1つの可変長復号器(IVLC)がこれをデコードし、他の可変長復号器(IVLC)にパラメータをセットする方式、もしくは、別プロセッサが上位レイヤのビットストリームをデコードして、4つの可変長復号器(IVLC)にパラメータをセットする方法などがとれる。
【0051】
また、図6においては、コードバッファメモリ(Code-Buffer)80の4つのうちの1つの領域に上位レイヤのビットストリームを書き込み、この領域を読み出すときにバッファメモリ90,91,92,93に同時に書き込み、可変長復号器(IVLC)71,72,73,74でパラレルに使用する方法、もしくは、コードバッファメモリ(Code-Buffer)80の4つの領域のうち1つの領域に上位レイヤのビットストリームを書き込み、同じように4つのバッファメモリ90〜93のうちの1つにこれを書き込み、4つのうちの1つの可変長復号器(IVLC)がこれをデコードし、他の可変長復号器(IVLC)にパラメータをセットする方法、もしくは、別プロセッサが上位レイヤのビットストリームをデコードして、4つの可変長復号器(IVLC)にパラメータをセットする方法、もしくは、デマルチプレクサ(DEMUX) 79が、コードバッファメモリ(Code-Buffer)80の4つの領域に対して上位レイヤのビットストリームを繰り返し書き込み、この領域を読みだすときにバッファメモリ90,91,92,93に同時に書き込み、可変長復号器(IVLC)71,72,73,74でパラレルに使用する方法などがとれる。
【0052】
次に、動き補償の具体的な処理動作について説明する。
【0053】
図8は、予測参照画像のイメージに対する各DRAM(フレームメモリ)への振り分けを描いたもので各DRAMへの振り分けは市松模様となる構造である。
【0054】
現フレーム処理MB81に対し動きベクトル82が与えられ予測参照フレームのマクロブロック(MB)83の位置が図8のAのようにDRAM4の領域から開始するようになっていたとする。動き補償処理でブロックMC1,MC2,MC3,MC4は、動きベクトル82に応じて各々DRAM1,2,3,4の読出しアドレスを設定する。これにより、予測参照フレームのMB83内のDRAM1の領域は図8のBの構成でMCバッファメモリ(MC-BUFF1)に転送される、同様にDRAM2の領域はMCバッファメモリ(MC-BUFF2)に、DRAM3の領域はMCバッファメモリ(MC-BUFF3)に、DRAM4の領域はMCバッファメモリ(MC-BUFF4)に、各々転送される。これで予測フレームのMB83を転送し終えたが、MCバッファメモリ(MC-BUFF) とMC処理された予測画像が、供給されるべき加算器との位置関係がずれているため、MCバッファメモリ(図8のB)と加算器(図1の57,58,59,60)間にスイッチャ52を設けることによってどのMCバッファメモリ(MC-BUFF) のデータをどの加算器に供給するかを選択する。また、動き補償処理ブロックMC1,MC2,MC3,MC4は、スイッチャ52と協同して、動きベクトル82に応じて各々MC−BUFF1,MC−BUFF2,MC−BUFF3,MC−BUFF4の読出しアドレスを制御し、加算器57,58,59,60に供給されるデータが図8のCになるようにする。
【0055】
図9はMCバッファメモリ(MC-BUFF) と加算器間のスイッチャ52の切り替えタイミングである。図8のAのような動きベクトルが与えられた場合、スイッチャ52は、時刻t1において、まずMCバッファメモリ(MC-BUFF4)が加算器59をアクセスするようにスイッチングを行う。同様に、スイッチャ52は、MCバッファメモリ(MC-BUFF3)が加算器58を、MCバッファメモリ(MC-BUFF2)が加算器59を、MCバッファメモリ(MC-BUFF1)が加算器60をアクセスする様スイッチを設定する。次に、1ラインアクセス時の途中時刻t2においてMCバッファメモリ(MC-BUFF3)が加算器57をアクセスする様スイッチを切り替える。同様に、MCバッファメモリ(MC-BUFF4)が加算器58を、MCバッファメモリ(MC-BUFF1)が加算器59を、MCバッファメモリ(MC-BUFF2)が加算器60をアクセスする様スイッチを切り替える。時刻t3において、スイッチャ52は、1ラインのアクセスを終了するとスイッチを初期状態(t1開始状態)に戻し以降この動作を繰り返す。次に時刻t4のnラインを終了した時点で今度はMCバッファメモリ(MC-BUFF2)が加算器57をアクセスする様スイッチを切り替える。同様に、MCバッファメモリ(MC-BUFF1)が加算器58を、MCバッファメモリ(MC-BUFF4)が加算器59を、MCバッファメモリ(MC-BUFF3)が加算器60をアクセスする様スイッチを切り替え、n+1ラインを開始する。n+1ラインの途中、時刻t5において、スイッチャ52は、再びMCバッファメモリ(MC-BUFF1)が加算器57をアクセスする様スイッチを切り替える。同様に、MCバッファメモリ(MC-BUFF2)が加算器58を、MCバッファメモリ(MC-BUFF3)が加算器59を、MCバッファメモリ(MC-BUFF4)が加算器60をアクセスする様スイッチを切り替え、時刻t6においてn+1ラインのアクセスを終了すると再びスイッチを時刻t4の状態に戻し、以降この動作を時刻t7の8ライン終了時まで繰り返す。
【0056】
これで、1MBのMC処理を終了し、次のMBの処理に入る。このようにして、メモリアクセスの領域が切り替わると同時にMCバッファメモリ(図8のB)と加算器57、58、59、60間のスイッチャ(図1の52)を切り替えることによってメモリアクセスが重なることなく動き補償処理を実現することができる。
【0057】
この動き補償処理においては図1に示すようにMCバッファメモリ(MC-BUFF4 〜MC-BUFF4) 48〜51と加算器57〜60間にスイッチャ52を設けることによってどのMCバッファメモリ(MC-BUFF4 〜MC-BUFF4) 48〜51のデータをどの加算器に供給するかを選択したが、図10のようにフレームメモリ43を構成している各DRAM44〜47とMCバッファメモリ(MC-BUFF1 〜MC-BUFF4) 48〜51間にスイッチャ52を設けることによってもこの手法を実現することができる。
【0058】
図11のAは、予測参照画像のイメージに対する各DRAM(フレームメモリ)への振り分けを描いたもので各DRAMへの振り分けは市松模様となる構造である。
【0059】
上述の動き補償処理の場合と同様の動きベクトル85が与えられ、現フレーム処理MB84に対し、予測参照フレームのMB86の位置が図11のAのようにDRAM4の領域から開始するようになっていたとする。動き補償処理ブロックMC1〜MC4は動きベクトル85に応じて、各々DRAM1〜4の読出しアドレスを設定する。これにより、予測参照フレームのMB86内の加算器57へ供給されるべき領域は図11のBのようにMCバッファメモリ(MC-BUFF1)にDRAM4、DRAM3、DRAM2、DRAM1の順に転送される。同様に加算器58へ供給されるべき領域はMCバッファメモリ(MC-BUFF2)にDRAM3,DRAM4、DRAM1、DRAM2の順に、加算器59へ供給されるべき領域はMCバッファメモリ(MC-BUFF3)にDRAM2、DRAM1、DRAM4、DRAM3の順に、加算器60へ供給されるべき領域はMCバッファメモリ(MC-BUFF4)にDRAM1、DRAM2、DRAM3、DRAM4の順に、各々転送される。このように、各DRAMとMCバッファメモリ間のスイッチャを切り替えることによってメモリアクセスが重なることなく各MCバッファメモリ(MC-BUFF1 〜MC-BUFF4) にデータを転送することができる。
【0060】
これによって、すでに加算器57へ供給されるべきデータはMCバッファメモリ(MC-BUFF1)に、加算器58へ供給されるべきデータはMCバッファメモリ(MC-BUFF2)に、加算器59へ供給されるべきデータはMCバッファメモリ(MC-BUFF3)に、加算器60へ供給されるべきデータはMCバッファメモリ(MC-BUFF4)に、各々格納されているので、よってメモリアクセスが重なることなく動き補償処理(図11のC)を実現することができる。
【0061】
このような動き補償処理において、図10に示すようにフレームメモリ43を構成している各DRAM44〜47とMCバッファメモリ(MC-BUFF1 〜MC-BUFF1) 48〜51間にスイッチャ52を設けることによってこの手法を実現したが、この場合、各DRAM44〜47(フレームメモリ)へのデータの振り分けを次のようにしてもこの手法を実現することができる。
【0062】
図12のAは、予測参照画像のイメージに対する各DRAM44〜47(フレームメモリ)への振り分けを描いたもので、各DRAM44〜47へはライン毎に振り分けられる構造である。現フレーム処理MB87に対し動きベクトル88が与えられ予測参照フレームのMB89の位置が図のようにRAM4の領域から開始するようになっていたとする。動き補償処理ブロックMC1,MC2,MC3,MC4は、各々DRAM1,2,3,4の読出しアドレスを設定する。
【0063】
予測参照フレームのMB89内の加算器57へ供給されるべき領域(図12のB)は、図13に示されるタイミングにしたがってMCバッファメモリ(MC-BUFF1)にDRAM4、DRAM1、DRAM2、DRAM3・・・の順に転送される。
【0064】
この際、加算器58へ供給されるべき領域を先頭から転送しようとするとMCバッファメモリ(MC-BUFF1)のアクセスと重なってしまうため、加算器57へ供給されるべき領域とは1ラインずれたところから転送を開始する。つまり、加算器58へ供給されるべき領域は、MCバッファメモリ(MC-BUFF2)にDRAM3、DRAM4、DRAM1、DRAM2・・・の順に、加算器59へ供給されるべき領域も同様、MCバッファメモリ(MC-BUFF3)に加算器57へ供給されるべき領域とは2ラインずれたところから、DRAM2、DRAM3、DRAM4、DRAM1・・・の順に、加算器60へ供給されるべき領域も同様、MCバッファメモリ(MC-BUFF4)に加算器57に供給されるべき領域とは3ラインずれたところから、MCバッファメモリ(MC-BUFF4)にDRAM1、DRAM2、DRAM3、DRAM4・・・の順に、各々転送される。この様に、図15に示す各DRAM44〜47とMCバッファメモリ(MC-BUFF1 〜MC-BUFF4) 48〜51間のスイッチャ52をTIME SLOT毎に切り替えることによってメモリアクセスが重なることなく各MCバッファメモリ(MC-BUFF1 〜MC-BUFF4) 48〜51にデータを転送することができる。
【0065】
これによって、すでに、加算器57へ供給されるべきデータはMCバッファメモリ(MC-BUFF1)に、加算器58へ供給されるべきデータはMCバッファメモリ(MC-BUFF2)に、加算器59へ供給されるべきデータはMCバッファメモリ(MC-BUFF3)に、加算器60へ供給されるべきデータはMCバッファメモリ(MC-BUFF4)に、各々格納されているので、よってメモリーアクセスが重なることなく動き補償処理を実現することができる。
【0066】
尚、以上の実施例においてはデコーダの例について説明したが、本発明はエンコーダのローカルデコーダにおいても適用できる。
【0067】
【発明の効果】
本発明に係る画像信号復号化装置では、符号化画像信号をスライス毎に付加された同期信号に基づいて分配手段により複数の復号化手段に分配し、各復号化手段により複数の符号化画像信号を各々復号化し、それぞれ復号されたスライス毎の各画像信号を複数の記録手段により記録するにあたり、上記複数の復号化手段は、現フレームと予測参照フレームとにより生成された動きベクトルに基づいて動き補償を行う際、該動きベクトルに応じて上記複数の記録手段に記録されたスライスの読み出し順番を設定するので、メモリアクセスが重なることなく動き補償処理を実現することができる。また、従来のエンコード方法をそのまま使って高速に再生することができる。
【0068】
また、本発明に係る画像信号復号化装置では、符号化画像信号を復号化手段によりシリアルに復号化し、そのシリアルデータを並列化手段により複数のブロック毎にパラレルデータに変換し、複数の逆変換手段により上記複数のブロックのそれぞれにスライス毎に並列に逆変換を行うので、符号化された符号化画像信号を従来のエンコード方法をそのまま使って高速に再生することが可能になる。
【0069】
また、本発明に係る画像信号復号化装置において、上記複数の復号化手段は、例えば、上記複数の復号化手段は、上記スライスより上位のレイヤと上記スライスとを別々に処理する際、上記複数の復号化手段で複数の上記スライスより上位のレイヤ及び複数の上記スライスのどちらか一方を処理する。さらに、本発明に係る画像信号復号化装置において、上記複数の復号化手段は、例えば、上記スライスより上位のレイヤと上記スライスとを別々に処理する際、上記複数の復号化手段のいくつかは、上記スライスより上位のレイヤを処理し、それ以外の復号化手段は、上記スライスを処理する。これにより、符号化画像信号を迅速に復号化することがきる。
【0070】
本発明に係る画像信号復号化方法では、符号化画像信号をスライス毎に付加された同期信号に基づいて複数に分配し、分配された複数の符号化画像信号を各々復号化し、それぞれ復号されたスライス毎の各画像信号を記録するにあたり、現フレームと予測参照フレームとにより生成された動きベクトルに基づいて動き補償を行う際、該動きベクトルに応じて上記記録された複数のスライスの読み出し順番を設定するので、メモリアクセスが重なることなく動き補償処理を実現することができる。また、従来のエンコード方法をそのまま使って高速に再生することができる。
【0071】
また、本発明に係る画像信号復号化方法では、符号化画像信号をシリアルに復号化し、復号化されたシリアルデータを複数のブロック毎にパラレルデータに変換し、上記複数のブロックのそれぞれにスライス毎に並列に逆変換を行うので、符号化された符号化画像信号を、従来のエンコード方法をそのまま使って並列処理により高速に再生することが可能になる。
【0072】
また、本発明に係る画像信号復号化方法において、上記複数の符号化画像信号を各々復号化するステップでは、例えば、上記スライスより上位のレイヤと上記スライスとを別々に処理する際、複数の上記スライスより上位のレイヤ及び複数の上記スライスのどちらか一方を処理する。さらに、本発明に係る画像信号復号化方法において、上記複数の符号化画像信号を各々復号化するステップでは、例えば、上記スライスより上位のレイヤと上記スライスとを別々に処理する際、複数の上記スライスより上位のレイヤ及び複数の上記スライスを処理する。これにより、符号化画像信号を迅速に復号化することがきる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像信号復号化装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明に係る画像信号復号化装置で取り扱う画像データの構造を説明するための 図である。
【図3】本発明に係る画像信号復号化装置におけるバッファメモリの動作を説明するためのタイミング図である。
【図4】本発明に係る画像信号復号化装置における可変長復号器周辺の具体的な構成例を示すブロック図である。
【図5】図4に示した具体的な構成例の動作を説明するためのタイミング図である。
【図6】本発明に係る画像信号復号化装置における可変長復号器周辺の他の具体的な構成例を示すブロック図である。
【図7】図6に示した具体的な構成例の動作を説明するためのタイミング図である。
【図8】本発明に係る画像信号復号化装置における動き補償の具体的な動作例を説明するための図である。
【図9】本発明に係る画像信号復号化装置における動き補償の具体的な動作例を説明するためのタイミング図である。
【図10】本発明に係る画像信号復号化装置の他の構成例を示すブロック図である。
【図11】本発明に係る画像信号復号化装置における動き補償の他の具体的な動作例を説明するための図である。
【図12】本発明に係る画像信号復号化装置における動き補償の他の具体的な動作例を説明するための図である。
【図13】本発明に係る画像信号復号化装置における動き補償の他の具体的な動作例を説明するためのタイミング図である。
【図14】従来の画像信号復号化装置の構成を示すブロック図である。
【図15】従来の画像信号復号化並列処理装置の構成を示すブロック図である。
【図16】従来の画像信号復号化並列処理方法を説明するための図である。
【符号の説明】
25・・・・・・デマルチプレクサ(DEMUX)
26〜29・・・コードバッファメモリ(CODE-BUFF1 〜CODE-BUFF4)
30〜33・・・可変長復号器(IVLC1〜IVLC4)
34,52・・・スイッチャ
35〜38・・・バッファメモリ
39〜42・・・IQ/IDCT処理ブロック(IQ/IDCT1 〜IQ/IDCT4)
43・・・・・・フレームメモリ
44〜47・・・DRAM1〜DRAM4
48〜51・・・MCバッファメモリ(MC-BUFF1 〜MC-BUFF4)
53〜56・・・動き補償処理ブロック(MC1〜MC4)
57〜60・・・加算器
61〜64・・・ストア用バッファメモリ(ST-BUFF1 〜ST-BUFF4)
65・・・・・・ビットストリーム入力端子
66・・・・・・デマルチプレクサ(DEMUX)
67〜70・・・コードバッファメモリ(CODE-BUFF1 〜CODE-BUFF4)
71〜74・・・可変長復号器(IVLC1〜IVLC4)
75〜79・・・出力端子
79・・・・・・デマルチプレクサ(DEMUX)
80・・・・・・コードバッファメモリ(Code-Buffer)
90〜93・・・バッファメモリ
94〜97・・・ディスプレイ用バッファメモリ(DISP-BUFF1 〜DISP-BUFF4)
98・・・・・・ディスプレイスイチャ
99・・・・・・D/Aコンバータ
100・・・・・ディスプレイ
Claims (6)
- 符号化された符号化画像信号を復号化する画像信号復号化装置において、
上記符号化画像信号をスライス毎に付加された同期信号に基づいて複数に分配する分配手段と、
上記分配手段により分配された複数の符号化画像信号を各々シリアルに復号化する複数の復号化手段と、
上記復号化手段によりシリアルに復号化されたシリアルデータを複数のブロック毎にパラレルデータに変換する並列化手段と、
上記並列化手段によりパラレルデータに変換された複数のブロックの各データに並列に逆変換を行う逆変換手段と、
予測参照フレームの画像データを上記複数のブロック毎に並列に記憶する複数の記憶手段と、
現フレームと上記予測参照フレームとにより生成された動きベクトルに応じて上記複数の記憶手段からそれぞれ読み出される画像データを選択的に組み合わせて、複数の動き補償された予測参照画像データを生成する生成手段と、
を備えることを特徴とする画像信号復号化装置。 - 上記複数の復号化手段は、上記スライスより上位のレイヤと上記スライスとを別々に処理する際、上記複数の復号化手段で複数の上記スライスより上位のレイヤ及び複数の上記スライスのどちらか一方を処理することを特徴とする請求項1記載の画像信号復号化装置。
- 上記複数の復号化手段は、上記スライスより上位のレイヤと上記スライスとを別々に処理する際、上記複数の復号化手段のいくつかは、上記スライスより上位のレイヤを処理し、それ以外の復号化手段は、上記スライスを処理することを特徴とする請求項1記載の画像信号復号化装置。
- 符号化された符号化画像信号を復号化する画像信号復号化方法であって、
上記符号化画像信号をスライス毎に付加された同期信号に基づいて複数に分配するステップと、
分配された複数の符号化画像信号を各々シリアルに復号化するステップと、
上記シリアルに復号化されたシリアルデータを複数のブロック毎にパラレルデータに変換するステップと、
上記パラレルデータに変換された複数のブロックの各データに並列に逆変換を行うステップと、
予測参照フレームの画像データを上記複数のブロック毎に並列に記憶手段に記憶するステップと、
現フレームと上記予測参照フレームとにより生成された動きベクトルに応じて上記記憶手段から読み出される画像データを選択的に組み合わせて、複数の動き補償された予測参照画像データを生成するステップと、
を備えることを特徴とする画像信号復号化方法。 - 上記複数の符号化画像信号を各々復号化するステップでは、上記スライスより上位のレイヤと上記スライスとを別々に処理する際、複数の上記スライスより上位のレイヤ及び複数の上記スライスのどちらか一方を処理することを特徴とする請求項4記載の画像信号復号化方法。
- 上記複数の符号化画像信号を各々復号化するステップでは、上記スライスより上位のレイヤと上記スライスとを別々に処理する際、複数の上記スライスより上位のレイヤ及び複数の上記スライスを処理することを特徴とする請求項4記載の画像信号復号化方法。
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