JPH10178644A - 動画像復号装置 - Google Patents

動画像復号装置

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JPH10178644A
JPH10178644A JP8337795A JP33779596A JPH10178644A JP H10178644 A JPH10178644 A JP H10178644A JP 8337795 A JP8337795 A JP 8337795A JP 33779596 A JP33779596 A JP 33779596A JP H10178644 A JPH10178644 A JP H10178644A
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Application number
JP8337795A
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Inventor
Junichi Aoki
順一 青木
Takehiro Kimura
剛弘 木村
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明はMPEGで圧縮された動画像の復号
装置に関し、特にHDTV等の高いデータ処理能力が要
求される画像デコードおよびマルチメディア機器に対応
した複数種類のマルチ動画像復号装置に関する。従来方
法では並列復号化処理部(画像デコーダ)の前段に圧縮
画像データを分配するためのデフォーマッタが必要で、
また各画像デコーダはそれぞれが参照画像全体を記録す
るためのメモリを必要とする。 【解決手段】 本発明はMPEGで圧縮された画像デー
タを複数の画像デコーダに直接入力し、これらを並列に
使用してデコード処理を行う構成をとる。各画像デコー
ダは固定または外部より与えられた設定に従ってスライ
ス単位の画像領域のデコードを担当し、デコードに必要
なビットストリームを入力部で検出して、それをゲート
してからバッファにため込む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はMPEGで圧縮され
た動画像の復号装置に関し、特にHDTV等の高いデー
タ処理能力が要求される画像デコードおよびマルチメデ
ィア機器に対応した複数種類のマルチ動画像復号装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】MPEGは国際標準化機構(ISO)の
Moving Picture coding Exp
erts Groupによって提案されている動画像お
よび音声圧縮等に関する国際標準の規格である。特にM
PEG2の映像に関する規格は現行のNTSC方式等の
TVで扱われているインターレース画像も考慮した圧縮
処理が施され、今後主流になるであろうディジタルTV
等においてはMPEG2メインプロファイル・メインレ
ベル対応のLSIが使用されている。
【0003】米国においては地上波を使ったディジタル
TV放送方式であるATV(Advanced Tel
evision)が提案されているが、ここでは更にこ
の5倍以上のHDTV画像サイズを扱うMPEG2メイ
ンプロファイル・ハイレベルへの対応が必須とされてお
り、より高い処理能力を備えた動画像復号装置が要求さ
れている。
【0004】このATVでは現行のNTSC方式による
地上波の6MHzの帯域幅に1チャンネルのHDTVも
しくは複数のSDTV等を割り当てて放送する予定で受
信機にはこれらのサービスを十分に活かした対応が迫ら
れている。
【0005】しかし単一のMPEG2メインプロファイ
ル・ハイレベルに対応するデコーダチップの開発は現状
の技術レベルでは処理スピード、チップサイズ等の要因
からコストの高いものになる。このため現状のメインレ
ベル程度の処理能力を備えたチップを複数個並列に使用
してハイレベルのデコードを実現する手法が有効であ
る。
【0006】その手法に関連して松下電器産業株式会社
のラリー フィリップス氏等による特開平8−1307
45号「復号システム、復号化装置および復号化回路」
が特許公開されている。
【0007】この要約は「低データレートを処理するプ
ロセッサによって、高データレートを有するMPEG2
規格のビデオ信号を処理する復号化装置を提供すること
を目的とし、構成として入力ビットストリームをHDT
V画像の異なる部分を表現する複数の部分に分離するデ
フォーマッタを備えており、ビットストリームの分離さ
れた部分はそれぞれ復号器で並列に処理される。
【0008】第1の実施例では動き補償を行うために各
復号器は画像全体を表現するデータを保持するメモリを
有する。第2の実施例では各参照画像および表示される
画像のデータは単一の高帯域メモリに記憶される。」で
あり、特に第1の実施例がこの手法に関連すると思われ
る。
【0009】図14はこの公開特許の第1の実施例を説
明するために簡略化したブロック図である。以下これに
基づき関連した部分を簡単に説明すると、まずMPEG
で圧縮された画像データはデフォーマッタ40でスライ
スを単位として4つに分割され、それぞれ4つの並列復
号化処理部41,42,43,44へ分配される。
【0010】ここでスライスを単位とするのはMPEG
においては可変長符号化されたデータの区切れを表すス
タートコードがスライス層以上の先頭にしか付加されて
いないためであり、可変長復号を施す前のこの段階では
データの並列化を行う場合はスタートコードを検出して
分割を行う。
【0011】また圧縮画像データを分配する際にシーケ
ンスヘッダ、GOPヘッダ、ピクチャヘッダ等に含まれ
る画像情報等の一般データ部分は各復号化処理部へ一様
に出力する。
【0012】各復号化処理部のVLD/IQ/IDCT
41a,42a,43a,44aでは分配された圧縮画
像データに可変長復号、逆量子化、逆DCT等の一連の
処理を施す。そしてそこで得られた画像の差分データを
動き補償プロセッサ41b,42b,43b,44bに
入力する。
【0013】このうちある1つの動き補償プロセッサで
は他の並列復号化処理部の動き補償プロセッサと動き補
償処理後の構築画像のやりとりができる様に接続されて
おり、またそれぞれが前方向予測、後方向予測用に使わ
れる参照画像全体を記録しておけるメモリを持ってい
る。
【0014】すなわち各動き補償プロセッサで構築され
た参照画像データは自分の参照画像用メモリのみならず
他の動き補償プロセッサの参照画像用メモリにも書き込
まれる。これにより各動き補償プロセッサは自分の参照
画像用メモリから必要な参照画像データを読み出して画
像の差分データと加算して復号画像を構築できる。
【0015】そしてこの後、動き補償プロセッサ内のラ
スタ変換用のメモリを使ってラスタ変換された画像デー
タを出力する。これら4つの並列復号化処理部41,4
2,43,44から出力された画像データは内挿フィル
タ等を介して最終的にHDTV信号を出力する。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこの方法
では並列復号化処理部(画像デコーダ)の前段に圧縮画
像データを分配するためのデフォーマッタが必要で、ま
た各画像デコーダはそれぞれが参照画像全体を記録する
ためのメモリを必要とする。
【0017】更に各画像デコーダ間で動き補償後の画像
データをやりとりするための信号線がかなりの数にな
り、各画像デコーダをLSIに置き換えた場合、チップ
サイズにもよるが入出力ピンの不足といった問題が生じ
る。
【0018】本発明においては上記の様な課題がなく、
現状のメインレベル程度の処理能力を備えたチップを複
数個並列に使用してハイレベルのデコードを実現し、か
つMPEGメインレベル程度で圧縮された数種類の圧縮
画像データをデコードするマルチデコードにも対応した
動画像復号装置を提供する。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明はMPEGで圧縮
された画像データを複数の画像デコーダに直接入力し、
これらを並列に使用してデコード処理を行う構成をと
る。各画像デコーダは固定または外部より与えられた設
定に従ってスライス単位の画像領域のデコードを担当
し、デコードに必要なビットストリームを入力部で検出
して、それをゲートしてからバッファにため込む。
【0020】次に各画像デコーダはこれを逐次デコード
処理を行い、動き補償処理においては各画像デコーダ間
で連携して共通して使用する外部参照画像用メモリとデ
ータバスを介して時分割にアクセスを行う。
【0021】本発明によれば、上記構成からわかるよう
に画像デコーダの前段に圧縮データを分配するためのデ
フォーマッタを必要とせず、また参照画像用メモリは各
画像デコーダで共通に使用するため、メモリ量を削減で
き、各画像デコーダ間で直接参照画像の受け渡しを行う
こともないため画像デコーダをLSI化した場合に入出
力ピンを削減できる。
【0022】また各画像デコーダは固定または外部より
与えられた設定に従って圧縮画像データ中の画像フォー
マット情報等を参照し、担当すべき圧縮画像データを選
択できる。
【0023】このためトランスポートデコーダから複数
のシーケンスの圧縮画像データを時分割で供給された場
合にもそれらの画像のデコードに必要な能力にあわせて
各画像デコーダの組み合わせを決定して、それらが並列
に処理できるといったマルチデコード処理も可能とす
る。
【0024】
【発明の実施の形態】図1は本発明の1実施の形態の構
成を示すブロック図である。ここでトランスポートデコ
ーダ1はMPEGのシステム規格に相当する処理部で主
にトランスポートパケットから映像、音声等を分離し、
それらの同期をとる役目をする。
【0025】この実施の形態においてはトランスポート
デコーダから4並列の画像デコーダ4,5,6,7にM
PEGで圧縮された画像データがストローブ信号と共に
供給される。
【0026】各画像デコーダは単体ではMPEG2メイ
ンプロファイル・メインレベルのデコードができる。そ
してこのデコード機能ブロックをコアとして、その前段
部に必要なビットストリームを供給するための付加機能
ブロック(スライス検出器/バッファ4a,5a,6
a,7a)を持つ。
【0027】供給されたビットストリームはVLD/I
Q/IDCT部4b,5b,6b,7bで可変長復号、
逆量子化、逆離散コサイン変換を施され、画像の差分デ
ータを動き補償プロセッサ4c,5c,6c,7cに出
力する。
【0028】そして動き補償プロセッサ4c,5c,6
c,7cではこの画像の差分データと外部のフレームメ
モリ2、3からの参照画像データを加算して画像データ
を構築し、外部へ出力する。
【0029】この動き補償プロセッサには時分割に外部
フレームメモリにアクセスするためのメモリインターフ
ェース機能が追加されている。
【0030】尚、図1の音声/その他8は音声デコーダ
等の外部処理部である。
【0031】まず圧縮画像データがHDTVに対応した
MPEG2メインプロファイル・ハイレベルのビットス
トリームである場合について説明する。最初に各画像デ
コーダではスライス検出器4a,5a,6a,7aにお
いて供給されたビットストリームから画像フォーマット
情報の含まれるシーケンスヘッダのスタートコードを検
出し、供給される画像データの画像サイズ等を抽出す
る。
【0032】そしてこの画像フォーマット情報と各画像
デコーダ毎に予め設定された値から自分の担当するスラ
イスを単位とした処理領域を認識する。
【0033】例えば画像デコーダ4には0、画像デコー
ダ5には1、画像デコーダ6には2、画像デコーダ7に
は3の値が設定されているとすれば、nを0から(画像
の垂直サイズ/16/4)までの整数とし、k=(4n
+1)として画像デコーダ4は(k+0)のスライス番
号のデータ、画像デコーダ5は(k+1)のスライス番
号のデータ、画像デコーダ6は(k+2)のスライス番
号のデータ、画像デコーダ7は(k+3)のスライス番
号のデータを扱うといった具合に分担が決定する。
【0034】尚これらの設定値は固定値もしくは画像シ
ーケンスを一連の単位としたデコード処理の前に外部か
ら与えられてもよい。図2は各画像デコーダの分担の例
である。
【0035】次に圧縮画像データが複数のMPEG2メ
インプロファイル・メインレベルのビットストリームで
ある場合、例えば3種類の圧縮画像データでそのうちの
1つが画像デコーダ2つ分の処理能力を要求し(プログ
ラム2)、残りの2つはそれぞれ画像デコーダ1つ分の
処理能力(プログラム1、3)で対応できるとした場合
について説明する。
【0036】この場合もまず画像フォーマット情報の含
まれるシーケンスヘッダのスタートコードを検出し、供
給される画像データの画像サイズ等を抽出する。
【0037】ただしこの時トランスポートデコーダより
供給されるビットストリームには圧縮画像データのプロ
グラム毎に認識番号がIDとして多重されているか、別
系統でビットストリームに同期して画像デコーダに供給
される必要があり、各画像デコーダは前もってこのID
も検出し、供給されるビットストリームがどのプログラ
ムに属するかを認識している。
【0038】またトランスポートデコーダは連続したプ
ログラムの圧縮画像データは少なくとも後述する画像デ
コーダ側のバッファよりも小さいデータ量で切り替わる
様に対応できるものとする。
【0039】そしてこの画像フォーマット情報、圧縮画
像データの認識番号と各画像デコーダ毎に予め設定され
た値から自分の担当する圧縮画像データ及びスライスを
単位とした処理領域を認識する。
【0040】この例においては画像デコーダ4,5,
6,7の順に割り当てが決まり、プログラム1、2、3
の順にきた場合、まず画像デコーダ4がプログラム1に
対応することを決め、次に画像デコーダ5と6がプログ
ラム2、そして画像デコーダ7がプログラム3に対応す
ることを決める。
【0041】各画像デコーダの分担決定後は画像サイズ
が変更、もしくはトランスポートデコーダからのリセッ
ト信号等が入力されるまで、この設定で処理を継続す
る。
【0042】各画像デコーダは各層のスタートコードを
検出しながら、このシーケンスヘッダ及びGOPヘッ
ダ、ピクチャヘッダ等のスライス層より上の階層で共通
した情報の含まれるビットストリームと自分の担当すべ
きスライス層以下のビットストリームを抽出し、スライ
スバッファにため込む。
【0043】圧縮画像データの大半はスライス層以下で
占められており、バッファは少なくとも1スライス分の
最大量が収まる程度の容量が必要であり、これを画像デ
コーダ外部に設けてもよいが、この実施の形態では画像
デコーダ内部に組み入れている。
【0044】各画像デコーダはそれぞれの状態を示す制
御信号で相互に接続されており、それぞれが1スライス
分のデータをスライスバッファに蓄積した状態で一斉に
可変長復号以下の逆量子化、逆DCTのデコード処理を
開始する。
【0045】各画像デコーダはスライスバッファの状態
を見て、データ供給の要求信号をオンオフするが、これ
については図3aに示す様に要求信号を各画像デコーダ
間でシ―ケンシャルに接続し、最終的に画像デコーダ4
がトランスポートデコーダ1に要求信号を出力し、スラ
イスバッファのオーバーフローを防止する。
【0046】次に動き補償処理における4つの画像デコ
ーダ間のメモリアクセスについて説明する。各画像デコ
ーダは2つに分けた外部参照画像用メモリそれぞれに対
するデータポートを持ち、各画像デコーダはこれら2系
統のバスで接続され、動き補償処理においてこれらのメ
モリを前方向予測用、後方向予測用として同時にアクセ
スすることができる。
【0047】まず画像デコーダ4がメモリにアクセス
し、この間はメモリアクセスバスが占有され、他の画像
デコーダはメモリバスに対してディセーブルになる。そ
して基本的にマクロブロック毎の処理を1つの単位とし
て画像デコーダ5,6,7の順にメモリアクセスの権利
を移行していき時分割でこれを繰り返していく(図4の
アクセスパターン1)。
【0048】メモリから取り入れた画像データは一旦画
像デコーダ内部のマクロブロックバッファに取り込んで
から内部でハフペル処理、差分データとの加算等の動き
補償処理を行うと共に外部への画像データ出力も行う。
尚、外部への画像データ出力では内部の外部出力用バッ
ファに一旦画像データを転送してから時間的に連続した
信号として出力する。
【0049】次に画像デコーダ単体からみた基本的なメ
モリアクセスと動き補償処理について説明する。各画像
デコーダで圧縮画像データを逆DCT処理までの復号を
行った後、Iピクチャの場合は画像データが得られ、P
及びBピクチャの場合は画像データまたは画像の差分デ
ータが得られる。
【0050】P及びBピクチャの動き補償は前段の可変
長復号時に抽出された動きベクトル等に基づいて、メモ
リに記憶されている参照画像から必要な領域を読み出し
て逆DCTからの差分データに加算することで画像デー
タを構築する。
【0051】この時Pピクチャでは前方向予測のため、
新しい方のデータが記憶されているメモリから参照画像
データを読み出して画像構築した後、それを古い方のデ
ータが記憶されていメモリに書き込む。Bピクチャでは
前方向、後方向の双方向予測があるため両方の参照画像
用メモリから参照画像データを読み出し画像構築して外
部へ出力する。
【0052】動き補償後のIピクチャもしくはPピクチ
ャは参照画像として2つの外部参照画像用メモリのうち
の一方に記憶されるが、記憶される側のメモリの画像デ
ータはそれと同時に出力画像データとなるため、その出
力される領域は書き込まれる前に画像デコーダを介して
読み出されて外部に出力される。
【0053】ただし動き補償後のBピクチャでは外部メ
モリに書き込まずに画像デコーダの外部へ出力する。こ
れらのメモリアクセスは主にマクロブロックを単位とし
て時分割に効率よく行われる。
【0054】次にメモリアクセスの具体的な手法につい
て説明する。まず、図5でメモリの構成について説明す
る。図1に示したフレームメモリ2,3は、図5(a)
においてはフレームメモリ10及び11に対応する。
【0055】各フレームメモリ10、11はそれぞれ2
個のSDRAM10a,10b,11a,11bは図5
(b)に示すように2つのバンクA及びBを含み、各バ
ンクはロウ2048アドレス、カラム256アドレス合
計524,288アドレスに1:1に対応するメモリセ
ルからなる。
【0056】さらに各セルは16ビット(2バイト)の
データ書込み/読出しできる。つまり、フレームメモリ
は容量16,777,216(16M)ビットのSDR
AM2個の並列構成で、データバスは32ビット(16
ビット×2)で、同じアドレスを指定してアクセスす
る。
【0057】図5のデコーダ処理部13からメモリイン
ターフェース部14への復号信号は、輝度信号(Y)、
色信号(Cb,Cr)の順序で処理され、各信号はマク
ロブロック単位で送出される。
【0058】図6、図7及び図8は、本実施の形態にお
ける画面領域とメモリ領域での画素データの関係を示す
ものである。フレームメモリへの画素データの書込み処
理においては、まず前記の前段のデコード処理部から送
出されるY信号から書込む。
【0059】図6は画面領域とメモリ領域の画素データ
の割当ての概念図である。画像データの第1のマクロブ
ロックの第1ライン上の隣接4画素(各画素8ビット)
のうち2画素ずつをそれぞれ1つのパックとして、それ
ぞれ2パックを、2つのメモリのバンクAの第1ロウの
第1カラムのアドレスにあたるメモリセルへ同時に格納
する。
【0060】つぎの隣接4画素についても同様に2つの
パックを第1のロウの第2カラムのメモリセルへ格納す
る。以後第3、第4のパックについてもメモリに書き込
む。この第4の書込みで、16画素を書込んだこととな
り、第1マクロブロックの第1ラインが格納される。次
にSDRAMのバンクを切替えて、バンクBの第1ロウ
の第1カラムに第2マクロブロックの第1ライン上の最
初の4画素を書込み、以後第2、第3、第4パックを格
納して、第1ラインを格納する。
【0061】さらに、バンク切替によりバンクAにし
て、第1マクロブロックの第2ラインを同様に書込む。
以下バンク切替とアクセスするメモリアドレスを更新し
て、第16ラインまで書込むことで、4メモリセル×1
6ライン×2バンクで画面領域上の隣接2マクロブロッ
クをメモリ領域上に書込み終了となる。
【0062】図7は、Y信号の画面領域上で番号付けし
た画素が、メモリ上にどのように割当てられるか具体的
に示すものである。HDTVのY信号の1画面の画素数
は水平1920、垂直1088であるから、メモリ上で
バンクA/Bそれぞれの1088ロウ×240カラム×
2バンクでY信号1画面を記憶できる。
【0063】つぎに、図8にC信号のメモリ割当てを示
す。C信号の書込みにおいては、デコーダ処理部ではC
b,Crの順序で復号処理されるが、前述のメモリイン
ターフェース部へは同時に送出する。
【0064】メモリへは、前述のフレームメモリ10,
11の2個のうちの一方のSDRAMへ、Cb信号の隣
接2画素を1パック(16ビット)にして書込み、ま
た、Cr信号の隣接2画素を別の1パックとして他方の
SDRAMへと同時に書込む。
【0065】メモリのアドレスはY信号と同様に、第1
マクロブロックの第1ラインの2画素から、SDRAM
の第1089ロウ第1カラムに格納していく。つづけ
て、第2マクロブロックはバンクを切替えて、Y信号と
同様な処理方法で書込む。C信号のマクロブロックは8
×8画素であるから、1マクロブロックを格納するに
は、メモリの8ロウでたりる。C信号を1画面書込むに
は,544ロウ×240カラム×2バンクをメモリ上で
割当てる。
【0066】本実施の形態では、メモリー領域上に書込
まれた画素データは、実際の画像領域での画素データの
隣接関係に近いものになっている。。ただし、画像領域
上の水平方向の隣接マクロブロックは、メモリ領域上で
はバンクを交互に振り分けた状態になる。
【0067】前記メモリ書込みのタイミングチャートを
図9に記す。ここで、SDRAMのアクセスでは、一般
的にはメモリロウにアクセスするためにその前処理設定
が必要である。本発明はHDTVという高速処理を必要
とする画像復元処理である。メモリのアクセスはクロッ
ク周波数108MHzで行い、SDRAMのロウアドレ
ス設定に3クロック、カラムアドレスの設定に3クロッ
クを要するコマンドを発行しなければならない。
【0068】このロスタイムをなくすために、図9に示
すように、バンクA/Bを交互にアクセスして、一方の
バンクのデータアクセス中に他のバンクに対してコマン
ドを入力する。
【0069】さらに、1度のアドレス設定アクセスで入
出力できるメモリワード長(バースト長)を4に設定す
ることで、効率的なコマンド入力とデータアクセスを実
現し、高速処理を可能にする。最初に、バンクAに第1
ロウアドレスの設定後の3クロック後に、カラムアドレ
スを設定する。
【0070】この時点から当該メモリセルにデータが書
込み開始となる。バースト長4であるから、そこから4
クロック分(4データ)は、現在アクセスしているバン
クに書込まれる。このカラムアドレスの設定の次のクロ
ックで、バンクを切替えて、バンクBに第1ロウアドレ
スを設定し、そこから3クロック後に第2のマクロブロ
ックのデータの書込み開始となる。
【0071】このとき、バンクAへの書込みの4クロッ
クとバンクBへのアドレス設定のための4クロックが一
致し、時間的に無駄なくアクセスできる。以降同様にし
て、このタイミングで書込みを繰り返せば、2マクロブ
ロック書込むのに、128クロック(4クロック×2バ
ンク×16ライン)となり、Y信号1画面では261,
120クロック、C信号で130,560クロックとな
る。
【0072】したがって、メモリーインターフェース部
は、前述のメモリアクセスに必要なメモリのロウ/カラ
ムアドレス及びコマンドの生成を行い、直接SDRAM
に渡す処理を可能とする装置である。
【0073】次に、デコーダ部での画像復元に際して、
予測モードに応じて、動き補償処理に必要となるピクチ
ャの画像データを読み出す。前述のメモリ割当てによ
り、画像領域でのアクセスと類似したイメージで読出し
処理可能となる。予測処理においては、半画素精度(ハ
ーフペル)動き補償の処理を行うために、動きベクトル
情報に応じて、1マクロブロックを復元するためには、
余分に画素データを読出す必要がある。
【0074】例えば、Y信号の場合のフレーム構造フレ
ーム予測では、1マクロブロック(16画素×16ライ
ン)を復号するために、17画素×17ラインが必要と
なる。ただし、前述の画像データの書込みの際のSDR
AMアクセスで記した効率的な処理を利用する。
【0075】そのために、半画素動き補償で必要となる
ロウ方向に1画素だけ読出す処理は、アクセスのロスタ
イムを生じさせることになるので、本実施の形態では、
1マクロブロックを復元するために常に2マクロブロッ
ク+2マクロブロックラインを読出す。
【0076】図10はフレーム構造のフレーム予測の場
合における、メモリからの読出し手法を示す。現在の復
元マクロブロックは、与えられた動きベクトルからえら
れるマクロブロックの画素を参照することで得られる。
【0077】画面領域における参照マクロブロックは、
メモリ領域上では、その参照マクロブロックの左上の画
素(当該マクロブロックの第1画素)を含むマクロブロ
ック1とバンクの異なる隣接マクロブロック2の中に必
ず含まれる。
【0078】その2個のマクロブロックとさらにもう1
ラインを読み出して、画像デコーダ内部のバッファに取
り込むときに必要な17画素×17ラインの画素データ
を抽出することで、半画素処理に対応した画素データを
得、かつ高速化をはかる。
【0079】図11はその際のタイミングチャートを示
す。また、フレーム構造のフィールド予測の際は、2個
の動きベクトルそれぞれに対応する17画素×9ライン
の奇数ライン及び偶数ラインの半マクロブロックのデー
タをメモリから読むこ出すことで、復元マクロブロック
を作り出す。フィールド構造における、フィールド予
測、16×8予測も同様にメモリから読み出す。
【0080】書込み処理と同様に、メモリーインターフ
ェース部では、前段のデコード処理部からの予測モード
の情報と動きベクトルをうけて、前記の読出し処理に用
いられるメモリのアドレスとコマンドを生成する機能を
備えている。
【0081】予測処理で最もメモリアクセスに時間を要
するのは、予測モードがフィールド構造で、16×8動
き補償予測の場合である。前述の画像データの処理方法
を適用すると、動き補償のために参照画像を読み出すの
に、1,011,840クロック、参照画像を出力する
のに416,160クロック。クロック周波数108M
Hzで処理するので、1画面のメモリアクセスはトータ
ルで13.2 msecの処理時間となる。
【0082】[実施の形態2]実施の形態2では基本的
な構成は実施の形態1と同じであり、異なる点について
説明する。図4aにおいて、まず4つの画像デコーダ2
1,22,23,24と外部メモリであるSDRAM2
5,26間のアクセスの仕方が実施の形態1と異なる。
【0083】実施の形態1では1つの画像デコーダがメ
モリアクセスのための2つのポートで同時に前方向予測
用、後方向予測用メモリにアクセスしたが、実施の形態
2では1つの画像デコーダが前方向予測用メモリにアク
セスしている間に別の1つの画像デコーダが後方向予測
用メモリにアクセスできるよう同期をとって効率よく時
分割で処理を行う(図4bのアクセスパターン2)。
【0084】これにより1つの画像デコーダのメモリア
クセスのポートは実施の形態1と同様に2つあるが、そ
れらが同時にアクティブになることがなくなり、画像デ
コーダ内部では2つのポートからの参照画像データを時
分割で切り替えて一時的にそれらを蓄積する内部マクロ
ブロックバッファを兼用できる。
【0085】また実施の形態1における前方向予測処理
用と後方向予測処理用の2つのフレームメモリの各々の
構成を、16MビットSDRAM3個並列化する点が異
なる。この構成においては、前方向予測、後方向予測処
理用の画像(I,Pピクチャ)にくわえて、双方向予測
処理での復元画像(Bピクチャ)も一旦外部メモリに記
憶する。これにより出力画像すべてを記憶できるので、
後段の例えば出力フォーマット変換装置等を備える場合
は、その処理要求に応じて、出力画像データをマクロブ
ロック単位やラスタスキャン等に選択可能となる。
【0086】本実施の形態ではメモリアクセスの処理を
クロック周波数135MHzのスピードでおこなうこと
で、1画面のデータのメモリアクセスに要する時間はト
ータルで13.7msec程度となる。
【0087】[実施の形態3]図12は本発明の実施の
形態3の構成を示すブロック図である。実施の形態1の
図1の場合とはスライスバッファの機能を外部参照画像
用メモリで兼用している点で異なる。
【0088】まず実施の形態1と同様にトランスポート
デコーダ1から4並列の画像デコーダ31,32,3
3,34にMPEGで圧縮された画像データがストロー
ブ信号と共に供給される。
【0089】そして各画像デコーダは各層のスタートコ
ードを検出しながら、スライス検出器31a,32a,
33a,34aにおいてシーケンスヘッダ及びGOPヘ
ッダ、ピクチャヘッダ等のスライス層より上の階層で共
通した情報を抽出し、デコードパラメータをセットする
とともに自分の担当すべきスライス層以下のビットスト
リームを抽出して動き補償プロセッサ31c,32c,
33c,34cへ送る。
【0090】動き補償プロセッサ31c,32c,33
c,34cはこれを外部参照画像用メモリ内のビットス
トリーム用の領域に書き込み、必要に応じて読み出して
VLD部31b,32b,33b,34bへ供給する。
ビットストリーム用のメモリ領域は各画像デコーダ毎に
予め確保されている。
【0091】各画像デコーダはそれぞれの状態を示す制
御信号で相互に接続されており、それぞれが1スライス
分のデータを外部メモリに蓄積した状態で一斉に可変長
復号以下の逆量子化、逆DCTのデコード処理を開始す
る。
【0092】各画像デコーダは外部メモリのビットスト
リームの記憶状態を常に把握しており、データ供給の要
求信号をオンオフするが、これについては実施の形態1
と同様に要求信号をトランスポートデコーダとやり取り
し、外部メモリ内の記憶領域からのオーバーフローを防
止する。
【0093】動き補償処理における4つの画像デコーダ
間のメモリアクセスについても実施の形態1と同様に、
2つに分けた外部参照画像用のフレームメモリ2,3そ
れぞれに対するデータポートがバスで接続され、動き補
償プロセッサ31c,32c,33c,34cにおいて
これらのメモリを前方向予測用、後方向予測用として同
時にアクセスすることができる。
【0094】そして基本的にマクロブロック毎の処理を
1つの単位として、図4(b)のアクセスパターン1に
示すように、画像デコーダA、B、C、Dの順にメモリ
アクセスの権利を移行していき時分割でこれを繰り返し
ていく。尚、各画像デコーダのビットストリームの読み
書きは各画像デコーダがアクセスの権利を保持している
期間の合間に割り込んで実施される。
【0095】動き補償におけるメモリアクセスの具体的
な手法は実施の形態1と異なる。即ち本実施の形態はマ
クロブロックのY信号とC信号(Cb,Cr)を予測処
理に用いるためのメモリへ同時に書込み/読出しするた
めのメモリアクセスを行う。
【0096】実施の形態3では、実施の形態1のような
画像デコード処理部およびメモリへのアクセスと、アド
レス/コマンドの生成を行えるメモリインターフェース
部を持つが、メモリとのデータバス幅を32ビットから
48ビットに広げる。さらに、アクセスするフレームメ
モリ2,3は前方向予測および後方向予測処理用に16
MビットSDRAMを3個並列の構成とする。
【0097】図13に示すように、48ビットバスのう
ち32ビットはY信号用に、16ビットはC信号(C
b,Cr)用に使用し、Y信号とC信号のメモリへのア
クセスは個別に可能である。Y信号は実施の形態1と同
様に隣接4画素のうち2画素ずつを1パックにして、2
パックを別々のメモリに同時に書込み/読出しを行う。
【0098】C信号はCbの隣接2画素を1パックの1
6ビットとして、実施の形態1と同様なメモリ割当てを
行い、第1,第2画素のパックをC信号用のSDRAM
のバンクAの第1ロウ第1カラムに書込み、第8画素ま
で書込んだ時点でバンクを切替え、続いてバンクBでは
第2マクロブロック第1ラインを書込む。このくり返し
でCb信号を記憶した後にCr信号を記憶する。
【0099】動き予測処理のための参照画面の読出し
も、実施の形態1と同様に半画素精度処理のために1マ
クロブロック復元のために、2マクロブロック+2マク
ロブロックラインを読み出して処理をする。
【0100】尚、本実施の形態では、フレームメモリに
はIまたはPピクチャの記憶に加えて、Bピクチャも記
憶し、さらにトランスポート・デコーダからのビットス
トリームをフレームメモリ内の画像データ以外の空き領
域に割当てる。
【0101】これを考慮してメモリアクセスの処理をク
ロック周波数81MHzのスピードで行うとすると、ト
ランスポート・デコーダからのビットストリームは、A
TVでは18Mbps程度であるからメモリへの書込み
に0.077msec程度、またATVでのVBVバッ
ファは最大8MビットであるからビットストリームをV
LD/IQ/IDCT部へ送るためのデータ読出しに図
12のメモリバス2本を用いることで1.03msec
程度、さらに画像データの処理に14.6msecであ
るから、1画面のデータを復号し出力するのにトータル
15.7msec程度となる。
【0102】
【発明の効果】以上のことから本発明によれば、低い処
理能力の動画像復号装置を並列に使って高い処理能力の
要求される圧縮画像のデコードが可能になり比較的安価
な動画像復号装置が構成できると共に複数のMPEG圧
縮画像を入力することにより、これを並列にデコードで
きるというMPEGマルチデコードが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1のブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態1の各画像デコードの分担
状態を示す図である。
【図3】図3aは本発明の実施の形態1のブロック図で
あり、図3bはそのタイミング図である。
【図4】図4aは本発明の実施の形態1のブロック図で
あり、図4bはそのメモリアクセスタイミングを示す図
である。
【図5】図5aは図1のフレームメモリの構成図であ
り、図5bはSDRAMの構成図である。
【図6】本発明の実施の形態1の画面領域とメモリ領域
での画素データの関係を示す図である。
【図7】同実施の形態のY信号の画面領域とメモリとの
関係を示す図である。
【図8】同実施の形態のC信号の画面領域とメモリとの
関係を示す図である。
【図9】本発明のメモリ書き込みタイミング図である。
【図10】本発明のメモリ読み出し手法を示す図であ
る。
【図11】本発明のメモリ読み出しタイミング図であ
る。
【図12】本発明の実施の形態3のブロック図である。
【図13】図12のフレームメモリの構成図である。
【図14】従来例のブロック図である。
【符号の説明】
1 トランスポートデコーダー 2,3 フレームメモリ 4,5,6,7 画像デコーダ 8 音声部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 MPEGで圧縮された画像データをデコ
    ードする画像デコーダを複数個並列に使用して、1つの
    画像デコーダでは処理しきれない圧縮画像データのデコ
    ード処理を可能にするシステムであって、各画像デコー
    ダは固定または外部より与えられた設定に従ってスライ
    ス単位の画像領域のデコードを担当し、デコードに必要
    なビットストリームを入力部で検出して、それをゲート
    してから画像デコーダ内部もしくは外部に設けたスライ
    スバッファにため込み、これを逐次デコード処理を行う
    機能を備え、動き補償処理においては各画像デコーダ間
    で連携し、共通して使用する外部参照画像用メモリと時
    分割にアクセスを行うことを特徴とする動画像復号装
    置。
  2. 【請求項2】 MPEGで圧縮された画像データをデコ
    ードする画像デコーダを複数個並列に使用して、1つの
    画像デコーダでは処理しきれない圧縮画像データのデコ
    ード処理を可能にするシステムであって、各画像デコー
    ダは固定または外部より与えられた設定に従ってスライ
    ス単位の画像領域のデコードを担当し、デコードに必要
    なビットストリームを入力部で検出して、それをゲート
    してから参照画像用と兼用の外部メモリにため込み、こ
    れを逐次デコード処理を行う機能を備え、動き補償処理
    においては各画像デコーダ間で連携し、共通して使用す
    る外部参照画像用メモリと時分割にアクセスを行うこと
    を特徴とする動画像復号装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2の動画像復号装
    置であって、MPEGで圧縮された画像データであるP
    ESもしくはエレメンタリストリームを各画像デコーダ
    に供給する1つのトランスポートデコーダに対して、各
    画像デコーダのトランスポートデコーダに対するデータ
    入力要求等の制御信号を各画像デコーダ間でシーケンシ
    ャルに接続し、最終的に1つの画像デコーダがトランス
    ポートデコーダに各画像デコーダからの制御信号を送れ
    る様に接続された構成をとる動画像復号装置。
  4. 【請求項4】 請求項1または請求項2の動画像復号装
    置であって、各画像デコーダは2つに分けた外部参照画
    像用メモリそれぞれに対するデータポートを持ち、各画
    像デコーダはこれら2系統のバスで接続され、動き補償
    処理においてこれらのメモリを前方向予測用、後方向予
    測用として同時にアクセスすることができ、ある1つの
    画像デコーダがメモリにアクセスしている間はバスを占
    有し、時分割でメモリアクセスを行う構成をとる動画像
    復号装置。
  5. 【請求項5】 請求項1または請求項2の動画像復号装
    置であって、各画像デコーダは2つに分けた外部参照画
    像用メモリそれぞれに対するデータポートを持ち、各画
    像デコーダはこれら2系統のバスで接続され、動き補償
    処理においてこれらのメモリを前方向予測用、後方向予
    測用として、ある1つの画像デコーダが前方向予測用メ
    モリにアクセスしている間に別の1つの画像デコーダが
    後方向予測用メモリにアクセスできるよう同期をとって
    効率よく時分割で処理を行う構成をとる動画像復号装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項4または請求項5の動画像復号装
    置であって、各画像デコーダがアクセスできる2つの外
    部参照画像用メモリの各々は同時にアクセス可能な複数
    のメモリから成り、それらメモリからのデータバスによ
    り輝度信号および色信号を順次前記メモリへ書込みおよ
    び読出しを行えるメモリポートを備え、前述のポートの
    制御処理を行う機能を有する動画像復号装置。
  7. 【請求項7】 請求項4または請求項5の動画像復号装
    置であって、各画像デコーダがアクセスできる2つの外
    部参照画像用メモリの各々は同時にアクセス可能な複数
    メモリから成り、それらメモリからのデータバスにより
    輝度信号および色信号を同時に前記メモリへ書込みおよ
    び読出しを行えるメモリポートを備え、前述のポートの
    制御処理を行う機能を有する動画像復号装置。
  8. 【請求項8】 請求項4または請求項5の動画像復号装
    置であって、各画像デコーダがアクセスできる2つの外
    部参照画像用メモリは、交互にアクセスできるメモリバ
    ンクを2つ備え、隣接するマクロクブロックを交互に上
    記バンクに記憶する手段を備えており、動き補償処理の
    ためにメモリから画像データを読出すには、参照データ
    として必要な画素を含むマクロブロックと上記の記憶し
    たバンクの異なる隣接マクロブロックに加え、前記マク
    ロブロックに隣接する下段の2マクロブロックラインを
    読出し、必要な画素データを抽出する手段を備える動画
    像復号装置。
  9. 【請求項9】 請求項1または請求項2の動画像復号装
    置であって、トランスポートデコーダから数種類のMP
    EGで圧縮された画像データを時分割で供給される場合
    に、各画像デコーダはビットストリーム中に含まれる画
    像サイズ等の処理能力に関わる情報を識別し、これに応
    じて固定または外部より与えられた設定に従って、各種
    類の圧縮画像のうちの1種類全部もしくは1種類のうち
    のスライス単位の画像領域のデコードをそれぞれが担当
    することで処理量に応じた数種類の圧縮画像のデコード
    を並列に行うマルチデコード機能を有する動画像復号装
    置。
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