JP2002112262A - 画像符号化装置 - Google Patents

画像符号化装置

Info

Publication number
JP2002112262A
JP2002112262A JP2000301584A JP2000301584A JP2002112262A JP 2002112262 A JP2002112262 A JP 2002112262A JP 2000301584 A JP2000301584 A JP 2000301584A JP 2000301584 A JP2000301584 A JP 2000301584A JP 2002112262 A JP2002112262 A JP 2002112262A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
jpeg
image data
encoding
image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000301584A
Other languages
English (en)
Inventor
Keisuke Watanabe
敬輔 渡邉
Shigeyuki Okada
茂之 岡田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP2000301584A priority Critical patent/JP2002112262A/ja
Publication of JP2002112262A publication Critical patent/JP2002112262A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 消費電力の抑制と装置の小型化とを図ること
が可能な画像符号化装置を提供する。 【解決手段】 画像データを符号化するM−JPEG符
号化回路(M−JPEGエンコーダ)102aと、M−
JPEG符号化回路102aにより符号化された画像デ
ータを復号化するM−JPEG復号化回路(M−JPE
Gデコーダ)102bと、M−JPEG復号化回路10
2bにより復号化された画像データを、一連の動画像と
して符号化するMPEG符号化回路(MPEGエンコー
ダ)102cとを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、画像符号化装置
に関し、より特定的には、画像データをJPEG(Jo
int Photographic Expert G
roup)およびMPEG(Moving Pictu
re Expert Group)規格に従って圧縮符
号化して記録する画像符号化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】銀塩写真技術を使用した従来のカメラに
代わって、近年、電子スチルカメラの需要がますます拡
大している。この電子スチルカメラでは、画像データを
伝送および蓄積する際に、画像データを圧縮することに
よりデータ量を減少させ、それにより、効率的に処理を
行う。このため、データの圧縮・伸張技術として、従
来、「JPEG」方式が用いられている。このJPEG
方式は、カラー静止画像の符号化標準であり、ISO
(International Organizati
on for Standardization)/I
EC(International Electrot
echnical Commission)傘下のJP
EG委員会(ISO/IEC 10918−1)によっ
て標準化されている。
【0003】このJPEG方式は、JPEGアルゴリズ
ムとも呼ばれている。JPEG方式の技術の核となるの
は、離散コサイン変換(DCT;Discrete C
osine Transform)である。このような
JPEG方式は、電子スチルカメラのみならず、CD−
ROM(CD−Read Only Memory)シ
ステムなどの画像データの処理にも広く利用されてい
る。
【0004】また、カラー静止画像の符号化標準である
JPEG方式では、動画像データの圧縮・伸張を行うこ
とも可能である。このため、JPEG方式を用いた電子
スチルカメラには、動画像の撮影機能を備えたものもあ
る。このようにJPEG方式を用いて、動画像データの
圧縮・伸張を行う技術は、M−JPEG(Motion
−JPEG)と呼ばれる。
【0005】一方、マルチメディアで扱われる情報は、
膨大な量でかつ多種多様である。このため、これらの情
報を高速に処理することがマルチメディアの実用化を図
る上で必要となる。マルチメディアにおいて、情報を高
速に処理するためには、データの圧縮・伸張技術が不可
欠となる。そのようなマルチメディアにおけるデータの
圧縮・伸張技術としては、「MPEG」方式が挙げられ
る。このMPEG方式は、動画像の符号化標準であり、
ISO/IEC傘下のMPEG委員会(ISO/IEC
JTC1/SC29/WG11)によって標準化され
ている。
【0006】このMPEG方式は、3つのパートから構
成されている。パート1の「MPEGシステムパート」
(ISO/IEC IS 11172 Part1:S
ystems)では、動画像データ(ビデオデータ)と
音声データ(オーディオデータ)の多重化構造(マルチ
プレクス・ストラクチャ)および同期方式が規定されて
いる。パート2の「MPEGビデオパート」(ISO/
IEC IS 11172 Part2:Video)
では、動画像データの高能率符号化方式および動画像デ
ータのフォーマットが規定されている。パート3の「M
PEGオーディオパート」(ISO/IEC IS 1
1172 Part3:Audio)では、音声データ
の高能率符号化方式および音声データのフォーマットが
規定されている。
【0007】MPEGビデオパートで用いられる技術の
核となるのは、動き補償付予測(MC;Motion
Compensated prediction)と、
上記したJPEG方式においても用いる離散コサイン変
換(DCT)とである。このようなMCとDCTとを併
用した符号化技術は、ハイブリッド符号化技術と呼ばれ
る。つまり、MPEG方式は、JPEG方式にMCを組
み合わせた技術であると言える。
【0008】MPEG方式は、各種蓄積メディア(ビデ
オCD(Compact Disc)、CD−ROM、
DVD、ビデオテープ、不揮発性半導体メモリを用いた
メモリカードなど)、LAN(Local Area
Network)などの各種通信メディア、各種放送メ
ディア(地上波放送、衛星放送、CATV(Commu
nity Antenna Television))
を含む伝達メディア全般に対応している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来では、MPEG方
式の符号化装置を用いて動画像をリアルタイムで符号化
するためには、高処理能力のMPEG方式の符号化装置
が必要であった。このため、従来では、MPEG方式の
符号化装置の回路規模が大きくなり、その結果、装置の
小型化を図ることが困難であるという問題点があった。
また、高処理能力のMPEG方式の符号化装置が必要で
あるため、消費電力の増大を招くという問題点もあっ
た。
【0010】この発明は、上記のような課題を解決する
ためになされたものであり、この発明の1つの目的は、
消費電力の抑制と装置の小型化とを図ることが可能な画
像符号化装置を提供することである。
【0011】この発明のもう1つの目的は、上記の画像
符号化装置において、装置の低コスト化を実現すること
である。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1による画像符号
化装置は、画像データを静止画像として符号化する静止
画像符号化手段と、静止画像符号化手段により符号化さ
れた画像データを復号化する静止画像復号化手段と、静
止画像復号化手段により復号化された画像データを、一
連の動画像として符号化する動画像符号化手段とを備え
ている。
【0013】請求項1では、上記のように構成すること
によって、静止画像符号化手段により画像データをリア
ルタイムで符号化して一旦記録した後、その符号化され
た画像データを静止画像復号化手段によって復号化し、
その復号化された画像データを一連の動画像として動画
像符号化手段により符号化することができる。この場
合、動画像符号化手段は、リアルタイムで符号化を行う
必要がないので、動画像符号化手段の処理能力を低減す
ることができる。また、静止画像符号化手段は、動画像
符号化手段と異なり、動き補償付予測(MC)機能を有
していないので、低処理能力でリアルタイムの符号化が
可能である。これにより、高処理能力の静止画像符号化
手段および動画像符号化手段を用いることなく、低処理
能力で動画像の処理を行うことができる。その結果、消
費電力の抑制と、装置の小型化(回路規模の小型化)と
を図ることができる。また、回路規模の小型化によって
装置の低コスト化を実現することができる。
【0014】請求項2による画像符号化装置は、請求項
1の構成において、静止画像符号化手段により符号化さ
れた画像データと、動画像符号化手段により符号化され
た画像データとを記録するための記録媒体をさらに備え
る。請求項2では、このように構成することによって、
静止画像符号化手段によって符号化された画像データを
一旦記録媒体に記録するとともに、復号化した後、動画
像符号化手段により符号化された画像データを記録媒体
に再記録することができる。
【0015】請求項3による画像符号化装置は、請求項
2の構成において、記録媒体は、静止画像符号化手段に
より符号化された画像データを記録するための第1記録
媒体と、第1記録媒体とは別個に設けられ、動画像符号
化手段により符号化された画像データを記録するための
第2記録媒体とを含む。請求項3では、このように構成
することによって、静止画像符号化手段により符号化さ
れた圧縮データがリアルタイムで入ってくる第1記録媒
体には、高速なメモリを用いる一方、動画像符号化手段
により符号化された圧縮データがノンリアルタイムで入
ってくる第2記録媒体には、低速なメモリを用いること
ができる。
【0016】請求項4による画像符号化装置では、請求
項1〜3のいずれかの構成において、静止画像符号化手
段と、動画像符号化手段とは、所定の回路を共有してい
る。請求項4では、このように構成することによって、
静止画像符号化手段と動画像符号化手段とをそれぞれ別
個の回路により構成する場合に比べて、回路規模を小さ
くすることができるとともに、演算処理アルゴリズムな
どを簡略化することができる。
【0017】請求項5による画像符号化装置では、請求
項4の構成において、静止画像符号化手段および動画像
符号化手段のいずれを使用するかを選択するための制御
手段をさらに備える。請求項5では、このように構成す
ることによって、静止画像符号化手段と動画像符号化手
段とが所定の回路を共有した場合にも、上記制御手段に
よって容易に静止画像符号化手段と動画像符号化手段と
を択一的に使用することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0019】図1は、本発明の画像符号化装置の概念を
説明するための概略図であり、図2は、図1に示した本
発明の画像符号化装置の概念を応用した一実施形態によ
る電子スチルカメラの全体構成を示したブロック図であ
る。また、図3は、図2に示したM−JPEG符号化回
路の回路構成を示した概略図であり、図4は、図2に示
したM−JPEG復号化回路の回路構成を示した概略図
である。また、図5は、図2に示したMPEG符号化回
路の回路構成を示した概略図であり、図6は、図2に示
したMPEG復号化回路の回路構成を示した概略図であ
る。
【0020】まず、図1を参照して、本発明の実施形態
を説明する前に、本発明の画像符号化装置の概念を説明
する。本発明の画像符号化装置は、図1に示すように、
M−JPEGエンコーダ(M−JPEG符号化回路)1
02aと、M−JPEGデコーダ(M−JPEG復号化
回路)102bと、MPEGエンコーダ(MPEG符号
化回路)102cと、記録メディア104とを備えてい
る。
【0021】動作としては、映像をM−JPEGエンコ
ーダ102aによりリアルタイムで取り込んだ後、一旦
記録メディア104に記録する。その記録メディア10
4への記録と同時に、または、記録の合間に、符号化さ
れた画像データをM−JPEGデコーダ102bにより
復号化する。さらに、その復号化した画像データを、M
PEGエンコーダ102cによって符号化して記録メデ
ィア104に再記録する。
【0022】この場合、MPEGエンコーダ102c
は、リアルタイムで符号化を行う必要がないので、MP
EGエンコーダ102cの処理能力を低減することがで
きる。また、M−JPEGエンコーダ102aは、MP
EGエンコーダ102cと異なり、動き補償付予測(M
C)機能を有していないので、低処理能力でリアルタイ
ムの符号化が可能である。このため、高処理能力のM−
JPEGエンコーダ102aおよびMPEGエンコーダ
102cを用いることなく、低処理能力で動画像の処理
を行うことができる。その結果、消費電力の抑制と、装
置の小型化(回路規模の小型化)とを図ることができ
る。また、回路規模の小型化によって、装置の低コスト
化を実現することができる。
【0023】次に、図2を参照して、上記した本発明の
画像符号化装置の概念を応用した一実施形態による電子
スチルカメラについて説明する。この本発明の一実施形
態による電子スチルカメラは、撮像デバイス100と、
信号処理回路101と、M−JPEG符号化回路102
aと、M−JPEG復号化回路102bと、MPEG符
号化回路102cと、MPEG復号化回路102dと、
データバス103と、記録メディア104と、データバ
ス105と、表示回路106と、ディスプレイ107
と、入出力回路108と、制御回路109と、操作ボタ
ン110とから構成されている。
【0024】撮像デバイス100は、CCD(Char
ge Coupled Device)などによって構
成されており、被写体画像を撮影して出力信号を生成す
る。信号処理回路101は、A/D変換回路を含む。こ
の信号処理回路101では、撮像デバイス100の出力
信号をA/D変換した後、ホワイトバランス調整やガン
マ補正などを行って、1画面ずつの原画像データを生成
する。信号処理回路101によって生成された1画面ず
つのデジタルの原画像データは、データバス105を介
して、M−JPEG符号化回路102aと表示回路10
6とに転送される。
【0025】M−JPEG符号化回路102aは、1画
面の画像データを、JPEG方式の規格によって定めら
れた複数のマクロブロックに分割するとともに、その各
ブロックごとに圧縮処理を行う。なお、このM−JPE
G符号化回路(M−JPEGエンコーダ)102aが、
本発明の「静止画像符号化手段」に相当する。また、こ
のM−JPEG符号化回路102aは、図3に示すよう
に、DCT回路300と量子化回路301とハフマン符
号化回路302とから構成されている。
【0026】DCT回路300は、信号処理回路101
から転送される1画面の画像データを1ブロック単位で
取り込む。そして、その画像データに対して2次元の離
散コサイン変換(DCT)を行うことによって、係数行
列であるDCT係数を生成する。
【0027】量子化回路301は、DCT回路300か
ら供給されたDCT係数に対して、図示しないRAMに
記憶された量子化テーブルに格納されている量子化しき
い値を参照して、量子化を行う。この量子化は、重み付
きの行列除算である。この量子化によって、高周波成分
が大きく削減される。
【0028】ハフマン符号化回路302は、量子化回路
301によって量子化されたDCT係数を、図示しない
RAMに記憶されたハフマンテーブルに格納されている
ハフマン符号を参照して可変長符号化する。これによ
り、圧縮された画像データを1画面ずつ生成する。この
可変長符号化によって、出現頻度の高い符号には、デー
タ長の短い符号が割り当てられ、出現頻度の低い符号に
は、データ長の長い符号が割り当てられる。ハフマン符
号化回路302によって生成された圧縮画像データは、
データバス103を介して、記録メディア104に転送
される。
【0029】M−JPEG復号化回路102bは、1画
面の画像データをJPEG方式の規格によって定められ
た複数のマクロブロックに分割するとともに、その各ブ
ロックごとに伸張処理を行う。なお、このM−JPEG
復号化回路102bが、本発明の「静止画像復号化手
段」に相当する。このM−JPEG復号化回路102b
からの伸張画像データは、データバス105を介さず
に、直接、MPEG符号化回路102cに転送される。
【0030】このM−JPEG復号化回路102bは、
図4に示すように、ハフマン復号化回路400と、逆量
子化回路401と、逆DCT(IDCT;Invers
eDCT)回路402とから構成されている。
【0031】ハフマン復号化回路400では、データバ
ス103を介して転送されてきた1画面ずつの圧縮画像
データを、ハフマン符号を参照して可変長復号化する。
これにより、伸張された画像データを1画面ずつ生成す
る。
【0032】逆量子化回路401では、ハフマン復号化
回路400によって生成された1画面ずつの伸張画像デ
ータを、量子化しきい値を参照して逆量子化することに
より、DCT係数を生成する。
【0033】逆DCT回路402は、逆量子化回路40
1によって生成されたDCT係数に対して2次元の離散
コサイン逆変換を行う。
【0034】MPEG符号化回路102cは、1画面の
画像データをMPEG方式の規格によって定められた複
数のマクロブロックに分割するとともに、その各ブロッ
クごとに圧縮処理を行う。すなわち、このMPEG符号
化回路102cは、M−JPEG復号化回路102bに
よって復号化された画像データを一連の動画像として圧
縮符号化処理を行う。このMPEG符号化回路102c
が、本発明の「動画像符号化手段」に相当する。なお、
MPEG符号化回路102cによって生成された圧縮画
像データは、データバス103を介して、記録メディア
104に転送される。
【0035】このMPEG符号化回路102cは、図5
に示すように、M−JPEG符号化回路102aを構成
するDCT回路300、量子化回路301およびハフマ
ン符号化回路302に、MC回路500を付加して構成
される。ここで、本実施形態では、DCT回路300
と、量子化回路301と、ハフマン符号化回路302と
は、M−JPEG符号化回路102aと、MPEG符号
化回路102cとで共有化されている。
【0036】この場合、制御回路109からの切替信号
によって、M−JPEG符号化回路102aを使用する
のか、または、これにMC回路100を付加したMPE
G符号化回路102cを使用するのかが選択される。こ
れにより、M−JPEG符号化回路102aとMPEG
符号化回路102cとで一部の回路を共有したとして
も、制御回路109によって、容易に、M−JPEG符
号化回路102aとMPEG符号化回路102cとを択
一的に使用することができる。なお、この制御回路10
9が、本発明の「制御手段」に相当する。
【0037】MPEG復号化回路102dは、1画面の
画像データをMPEG方式の規定によって定められた複
数のマクロブロックに分割するとともに、その各ブロッ
クごとに伸張処理を行う。すなわち、MPEG復号化回
路102dは、動画像データの伸張・復号化処理を行
う。
【0038】このMPEG復号化回路102dは、図6
に示すように、M−JPEG復号化回路102bを構成
するハフマン復号化回路400、逆量子化回路401お
よびIDCT回路402に、MC回路600を付加する
ことにより構成される。ここで、本実施形態では、ハフ
マン復号化回路400、逆量子化回路401および逆D
CT回路402は、M−JPEG復号化回路102bと
MPEG復号化回路102dとで共有化されている。そ
して、制御回路109からの切替信号によって、M−J
PEG復号化回路102bを使用するのか、または、こ
れにMC回路600を付加したMPEG復号化回路10
2dを使用するのかが選択される。
【0039】なお、MPEG復号化回路102dにおい
ては、逆DCT回路402によって離散コサイン逆変換
が行われた1画面ずつの伸張画像データに対して、MC
回路600によりMC処理を施す。MPEG復号化回路
102dからの伸張画像データは、データバス105を
介して、図示しないフレームバッファへ転送される。そ
して、そのフレームバッファでは、MPEG復号化回路
102dからデータバス105を介して転送されてきた
1画面ずつの画像データを書き込んで記録する。
【0040】記録メディア104は、データバス103
を介して転送されてきた1画面ずつの圧縮画像データを
書き込んで記録するとともに、記録された圧縮画像デー
タを1画面ずつ読み出してデータバス103へ転送す
る。この記録メディア104は、電子スチルカメラに対
して脱着可能に装着されている。なお、この記録メディ
ア104が、本発明の「記録媒体」に相当する。記録メ
ディア104から読み出された画像データは、データバ
ス103を介して、M−JPEG復号化回路102bま
たはMPEG復号化回路102dへ転送される。
【0041】表示回路106は、データバス105を介
して転送されてきた1画面ずつの画像データから画像信
号を生成する。ディスプレイ107は、表示回路106
の生成した画像信号を被写体画像として表示する。ま
た、表示回路106は、上記したフレームバッファから
データバス105を介して転送されてきた1画面ずつの
画像データから画像信号を生成する。そして、その画像
信号は、ディスプレイ107上で被写体画像として表示
される。
【0042】入出力回路108は、データバス103を
介して転送されてきた1画面ずつの画像データを、電子
スチルカメラに接続された外部機器(たとえば、外部デ
ィスプレイ、パーソナルコンピュータ、プリンタなど)
へ出力するとともに、その外部機器から入力された画像
データをデータバス103へ転送する。
【0043】なお、制御回路109は、操作ボタン11
0の信号に応じて、電子スチルカメラの各構成要素10
0〜108を制御する。操作ボタン110は、静止画記
録ボタンや動画記録ボタンなど(図示せず)を有する。
【0044】上記のような構成を有する本実施形態の電
子スチルカメラにおける画像データの記録動作について
以下に説明する。
【0045】(静止画像記録)撮像デバイス100から
取り込まれた原画像データは、静止画記録ボタン(図示
せず)のON信号に対応するタイミングで、信号処理回
路101に入力される。そして、その原画像データは、
信号処理回路101において、1画面のデジタルの原画
像データに変換されてM−JPEG符号化回路102a
に入力される。そして、M−JPEG符号化回路102
aによって、1画面のデジタルの原画像データに対して
所定の圧縮・符号化処理が行われた後、そのM−JPE
G圧縮データが記録メディア104に記録される。
【0046】(動画像記録)撮像デバイス100から取
り込まれた原画像データは、動画記録ボタン(図示せ
ず)のON信号に対応するタイミングで信号処理回路1
01に入力される。そして、その原画像データは、信号
処理回路101によって、1画面ずつのデジタルの原画
像データに変換された後、M−JPEG符号化回路10
2aに入力される。そして、その1画面ずつのデジタル
の原画像データは、M−JPEG符号化回路102aに
よってリアルタイムで所定の圧縮・符号化処理が行われ
た後、一旦記録メディア104に記録される。この時点
で、M−JPEGの圧縮記録フォーマットでの記録は終
了している。
【0047】さらに、記録メディア104へのM−JP
EG符号化回路102aによる圧縮データの記録と同
時、または、記録の合間に、記録メディア104からデ
ータバス103に転送されてきた1画面ずつの圧縮画像
データを、M−JPEG復号化回路102bによって伸
張処理する。そして、その伸張処理された画像データ
は、データバス105を介さずに、直接、MPEG符号
化回路102cに入力される。そして、その伸張処理さ
れた画像データは、MPEG符号化回路102cによっ
てノンリアルタイムで圧縮・符号化処理が行われた後、
データバス103を介して記録メディア104に再記録
される。
【0048】なお、M−JPEG復号化回路102bで
の伸張処理およびMPEG符号化回路102cでの圧縮
処理の際には、M−JPEG復号化回路102bおよび
MPEG符号化回路102cに与えるクロック周波数を
低く設定している。これは、M−JPEG復号化回路1
02bでの伸張処理と、MPEG符号化回路102cで
の圧縮処理とは、共に、リアルタイム処理ではないの
で、処理速度を上げる必要がないからである。このよう
にMPEG符号化回路102cに与えるクロック周波数
を低く設定することによって、低処理能力のMPEG符
号化回路102cを採用することが可能となる。
【0049】なお、動画像記録終了後、または、必要と
なくなった時点で、M−JPEG符号化回路102aに
よる圧縮画像データを記録メディア104から削除す
る。これにより、記録メディア104の空き容量を増加
させることができる。
【0050】本実施形態による電子スチルカメラでは、
上記のように、M−JPEG符号化回路102aにより
画像データをリアルタイムで符号化して一旦記録した
後、M−JPEG復号化回路102bにより復号化し、
その復号化された画像データを一連の動画像としてMP
EG符号化回路102cにより符号化して再記録する。
この場合、MPEG符号化回路102cは、リアルタイ
ムで符号化を行う必要がないので、MPEG符号化回路
102cの処理能力を低減することができる。また、M
−JPEG符号化回路102aは、MPEG符号化回路
102cと異なり、動き補償付予測(MC)機能を有し
ていないので、低処理能力でリアルタイムの符号化が可
能である。このため、高処理能力のM−JPEG符号化
回路102aおよびMPEG符号化回路102cを用い
ることなく、低処理能力で動画像の処理を行うことがで
きる。その結果、消費電力の抑制と、装置の小型化(回
路規模の小型化)とを図ることができる。また、回路規
模の小型化によって、装置の低コスト化を実現すること
ができる。
【0051】なお、今回開示された実施形態は、すべて
の点で例示であって制限的なものではないと考えられる
べきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明
ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請
求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が
含まれる。
【0052】たとえば、図2に示した本実施形態による
電子スチルカメラでは、記録メディア104によって、
M−JPEG符号化回路102aによる圧縮データとM
PEG符号化回路102cによる圧縮データとの両方を
記録するように構成したが、本発明はこれに限らず、図
7に示すように、M−JPEG圧縮データ用の記録メデ
ィア104aと、MPEG圧縮データ用の記録メディア
104bとを別々に設けるようにしても良い。この場
合、M−JPEG圧縮データ用の記録メディア104a
としては、圧縮データがリアルタイムで入ってくるの
で、高速なメモリを用いるのが好ましい。また、MPE
G圧縮データ用の記録メディア104bとしては、フラ
ッシュメモリなどを含むメモリカードを用いるのが好ま
しい。
【0053】なお、M−JPEG圧縮データ用の記録メ
ディア104aが、本発明の「第1記録媒体」に相当
し、MPEG圧縮データ用の記録メディア104bが、
本発明の「第2記録媒体」に相当する。
【0054】また、上記実施形態では、M−JPEG符
号化回路102aとMPEG符号化回路102cとで回
路を共有化するとともに、M−JPEG復号化回路10
2bとMPEG復号化回路102dとで回路を共有する
ように構成したが、本発明はこれに限らず、回路を共有
しないでそれぞれ別々に設けるようにしても良い。この
ようにすれば、M−JPEG方式で符号化および復号化
を行っている最中でも、MPEG方式で符号化を行うこ
とが可能となる。
【0055】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、高処理
能力の静止画像符号化手段および動画像符号化手段を用
いることなく、低処理能力で動画像の処理を行うことが
できる。その結果、消費電力の抑制と装置の小型化(回
路規模の小型化)とを図ることができる。また、回路規
模の小型化によって装置の低コスト化を実現することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像符号化装置の概念を説明するため
の概略図である。
【図2】図1に示した本発明の画像符号化装置の概念を
応用した一実施形態による電子スチルカメラの全体構成
を示したブロック図である。
【図3】図2に示した一実施形態によるM−JPEG符
号化回路の回路構成を示したブロック図である。
【図4】図2に示した一実施形態によるM−JPEG復
号化回路の回路構成を示したブロック図である。
【図5】図2に示した一実施形態によるMPEG符号化
回路の回路構成を示したブロック図である。
【図6】図2に示した一実施形態によるMPEG復号化
回路の回路構成を示したブロック図である。
【図7】本発明の一実施形態の変形例による電子スチル
カメラの全体構成を示したブロック図である。
【符号の説明】
100 撮像デバイス 101 信号処理回路 102a M−JPEG符号化回路(M−JPEGエン
コーダ) 102b M−JPEG復号化回路(M−JPEGデコ
ーダ) 102c MPEG符号化回路(MPEGエンコーダ) 102d MPEG復号化回路(MPEGデコーダ) 103、105 データバス 104 記録メディア 106 表示回路 107 ディスプレイ 108 入出力回路 109 制御回路 110 操作ボタン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C053 FA07 FA08 FA21 FA23 GA11 GB36 GB37 KA04 KA21 KA24 LA01 5C059 KK07 KK49 MA00 MA23 MC11 MC38 ME02 PP01 SS15 UA38

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データを静止画像として符号化する
    静止画像符号化手段と、 前記静止画像符号化手段により符号化された画像データ
    を復号化する静止画像復号化手段と、 前記静止画像復号化手段により復号化された画像データ
    を、一連の動画像として符号化する動画像符号化手段と
    を備えた、画像符号化装置。
  2. 【請求項2】 前記静止画像符号化手段により符号化さ
    れた画像データと、前記動画像符号化手段により符号化
    された画像データとを記録するための記録媒体をさらに
    備える、請求項1に記載の画像符号化装置。
  3. 【請求項3】 前記記録媒体は、 前記静止画像符号化手段により符号化された画像データ
    を記録するための第1記録媒体と、 前記第1記録媒体とは別個に設けられ、前記動画像符号
    化手段により符号化された画像データを記録するための
    第2記録媒体とを含む、請求項2に記載の画像符号化装
    置。
  4. 【請求項4】 前記静止画像符号化手段と、前記動画像
    符号化手段とは、所定の回路を共有している、請求項1
    〜3のいずれか1項に記載の画像符号化装置。
  5. 【請求項5】 前記静止画像符号化手段および前記動画
    像符号化手段のいずれを使用するかを選択するための制
    御手段をさらに備える、請求項4に記載の画像符号化装
    置。
JP2000301584A 2000-10-02 2000-10-02 画像符号化装置 Pending JP2002112262A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000301584A JP2002112262A (ja) 2000-10-02 2000-10-02 画像符号化装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000301584A JP2002112262A (ja) 2000-10-02 2000-10-02 画像符号化装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002112262A true JP2002112262A (ja) 2002-04-12

Family

ID=18783099

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000301584A Pending JP2002112262A (ja) 2000-10-02 2000-10-02 画像符号化装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002112262A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005020574A1 (ja) * 2003-08-21 2005-03-03 Ricoh Company Ltd. 記録装置および記録方法
JP2007035168A (ja) * 2005-07-27 2007-02-08 Fujitsu Ten Ltd データ記録装置
JP2007208850A (ja) * 2006-02-03 2007-08-16 Olympus Imaging Corp カメラ、カメラの記録制御方法、プログラム、記録媒体
KR100947161B1 (ko) * 2002-04-25 2010-03-12 소니 주식회사 광 디스크 장치 및 광 디스크의 기록 방법
CN102484690A (zh) * 2011-06-23 2012-05-30 华为终端有限公司 一种移动终端录像方法、相关装置以及系统

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100947161B1 (ko) * 2002-04-25 2010-03-12 소니 주식회사 광 디스크 장치 및 광 디스크의 기록 방법
US8032011B2 (en) 2002-04-25 2011-10-04 Sony Corporation Recording medium having recording program recorded therein and recording apparatus and method
WO2005020574A1 (ja) * 2003-08-21 2005-03-03 Ricoh Company Ltd. 記録装置および記録方法
JP2007035168A (ja) * 2005-07-27 2007-02-08 Fujitsu Ten Ltd データ記録装置
JP2007208850A (ja) * 2006-02-03 2007-08-16 Olympus Imaging Corp カメラ、カメラの記録制御方法、プログラム、記録媒体
CN102484690A (zh) * 2011-06-23 2012-05-30 华为终端有限公司 一种移动终端录像方法、相关装置以及系统
CN102484690B (zh) * 2011-06-23 2014-07-30 华为终端有限公司 一种移动终端录像方法、相关装置以及系统

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4138056B2 (ja) マルチスタンダード脱圧縮及び/又は圧縮装置
JP3548136B2 (ja) 画像処理装置
JP2005175997A (ja) 復号化装置、電子機器、コンピュータ、復号化方法、プログラム及び記録媒体
JP3403168B2 (ja) 画像処理方法とこの方法を利用可能な画像処理装置およびテレビジョン受像機
US7170939B2 (en) Compression-encoded data decoding apparatus
JP3623056B2 (ja) 動画像圧縮装置
JP2002112262A (ja) 画像符号化装置
US5889560A (en) MPEG video decoder
JP3398138B2 (ja) 画像処理装置および画像処理方法
JP4312070B2 (ja) デジタルカメラ
JP3877538B2 (ja) デジタルカメラ
JP3561655B2 (ja) エンコーダ
JP3398141B2 (ja) デジタルカメラおよび画像処理装置
JP2005051810A (ja) デジタルカメラ
JP4338727B2 (ja) 画像処理装置
JP4338726B2 (ja) 画像処理装置
JP4338725B2 (ja) 画像処理装置
JP3403169B2 (ja) 画像再生方法とこの方法を利用可能な画像再生装置およびテレビジョン受像機
JP3877742B2 (ja) デジタルカメラ
JP3469826B2 (ja) 画像圧縮装置
JP3548167B2 (ja) 画像処理装置
JP2001045487A (ja) 画像再生装置
JP2001339726A (ja) 画像処理方法とこの方法を利用可能な画像処理装置およびテレビジョン受像機
JP2001238166A (ja) 画像再生方法とこの方法を利用可能な画像再生装置およびテレビジョン受像機
JP2005033830A (ja) デジタルカメラおよびデジタルカメラにおける画像処理方法

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050628

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20051102