JP2001024919A - 画像処理装置、カメラ一体型画像記録再生装置、画像処理システム、画像処理方法、及び記憶媒体 - Google Patents

画像処理装置、カメラ一体型画像記録再生装置、画像処理システム、画像処理方法、及び記憶媒体

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JP2001024919A
JP2001024919A JP18898499A JP18898499A JP2001024919A JP 2001024919 A JP2001024919 A JP 2001024919A JP 18898499 A JP18898499 A JP 18898499A JP 18898499 A JP18898499 A JP 18898499A JP 2001024919 A JP2001024919 A JP 2001024919A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザが所望する状態の画像を確実に且つ容
易に記録することができるカメラ一体型画像記録再生装
置を提供する。 【解決手段】 カメラ一体型記録再生装置100での撮
影モード時において、符号化手段107,108,10
9は、原画像を符号化する。記録手段115は、符号化
手段107,108,109にて得られた符号化後画像
を記録媒体に記録する。これと同時に復号手段110,
111は、符号化手段107,108,109にて得ら
れた符号化後画像を復号する。表示部122は、復号手
段110,111にて得られた復号後画像を表示する。
これにより、圧縮処理によって生じる画質の劣化を、記
録時に確認することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、画像の記
録及び再生機能を有し、特に、ビューファインダ等の表
示部にて画像表示を行なう機能を有する装置やシステム
に用いられる画像処理装置、カメラ一体型画像記録再生
装置、画像処理システム、画像処理方法、及びそれを実
施するための処理ステップをコンピュータが読出可能に
格納した記憶媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より例えば、被写体を撮影し、それ
により得られた動画像を記録し再生するカメラ一体型記
録再生装置としては、ディジタルビデオカメラ(DV
C)等がよく知られている。このDVCには、撮影中の
画像をリアルタイムに表示するためのビューファインダ
が設けられているのが一般的であり、これにより、ユー
ザは、ビューファインダに表示されている画像を確認し
ながら、撮影を行なうことができる。
【0003】また、上述のDVCにも代表されるよう
に、撮影等によって得られた画像データをディジタル化
して記録するディジタル画像記録装置では、記録対象と
なる画像データ(入力画像)のデータ量削減のために、
入力画像データをエンコーダで符号化して圧縮してから
記録するようになされている。このとき、様々な圧縮方
式が用いられるが、高能率な圧縮方式としては、静止画
におけるJPEG方式や、動画におけるMPEG方式等
が標準方式としてよく用いられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、入力画
像(原画像)を圧縮してから記録した場合、その再生画
像は、原画像に比べ、画質劣化が生じてしまう。このた
め、例えば、上述したようなDVCにより撮影を行なっ
た場合、撮影中にビューファインダに表示される画像
(原画像)は順次圧縮され記録されるが、その後該記録
画像を再生すると、ユーザにとって、撮影時にビューフ
ァインダで確認したときのイメージと、再生したときの
イメージとの間に、大きな画質の差が生じてしまう場合
がある。これは、ユーザに不満を与えかねない。特に、
記録画像の圧縮率を可変設定できるDVCもあるが、こ
のようなDVCにおいて、例えば、圧縮率を上げ、記録
時間を優先させる設定を行なって撮影を行なうと、ユー
ザがイメージしていた画質とは異なる低画質の状態で記
録されてしまう場合がある等、上記の問題は顕著に現れ
る。
【0005】そこで、本発明は、上記の欠点を除去する
ために成されたもので、ユーザが所望する状態の画像を
確実に且つ容易に記録することができる画像処理装置、
カメラ一体型画像記録再生装置、画像処理システム、画
像処理方法、及びそれを実施するための処理ステップを
コンピュータが読出可能に格納した記憶媒体を提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】斯かる目的下において、
本発明では、例えば、カメラ一体型記録再生装置での撮
影モード時に、既に再生画像と同等の画質表示を行い、
これをユーザーに確認させることで、再生時の画質を把
握できるように構成する。すなわち、圧縮処理によって
生じる画質の劣化を確認するために、入力画像(原画
像)を一旦符号化し、さらに復号化して、これを表示部
で表示する。
【0007】具体的には、符号化方式としてMPEGを
採用したカメラ一体型記録再生装置に関しては、撮影モ
ード時において、撮影して得られた画像をカメラ信号処
理部で画像処理した後、これをMPEGエンコーダで符
号化して記録媒体に記録する動作と併行して、該MPE
Gエンコーダで符号化した画像データを、MPEGエン
コーダの処理過程に存在する復号処理機能を用いて復号
して表示部に表示する。このときの表示形態としては、
カメラからの入力画像(原画像)と、該原画像を符号化
して復号した画像とを選択的に、又は合成して表示す
る。また、エンコーダとデコーダの両方を個別に具備す
るカメラ一体型記録再生装置に関しては、撮影モード時
において、撮影して得られた画像をカメラ信号処理部で
画像処理した後、これをエンコーダで符号化して記録媒
体に記録する動作と併行して、該エンコーダで符号化し
た画像を記録処理の前段階で別経路で取得し、この取得
した符号化後画像をデコーダで複号して、表示部に表示
する。このときの表示形態としては、カメラからの入力
画像(原画像)と、該原画像を符号化して復号した画像
とを選択的に、又は合成して表示する。
【0008】すなわち、第1の発明は、入力画像を符号
化する符号化手段と、上記符号化手段にて得られた符号
化後画像を記録媒体に記録する記録手段とを備える画像
処理装置であって、上記入力画像の記録モード時におい
て、上記符号化手段にて得られた符号化後画像を復号す
る復号手段と、少なくとも上記復号手段にて得られた復
号後画像を表示部に供給する供給手段とを更に備えるこ
とを特徴とする。
【0009】第2の発明は、上記第1の発明において、
上記符号化手段は、予測符号化方式により上記入力画像
の符号化を行い、上記復号手段は、上記予測符号化方式
における復号機能により、上記符号化後の復号を行うこ
とを特徴とする。
【0010】第3の発明は、入力画像を符号化する符号
化手段と、上記符号化手段にて得られた符号化後画像を
記録媒体に記録する記録手段と、上記記録媒体から符号
化後画像を読み出す再生手段と、上記再生手段により読
み出された符号化後画像を復号する復号手段と、画像表
示可能な表示部に画像を供給する供給手段とを備える画
像処理装置であって、上記復号手段は、上記入力画像の
記録モード時において、上記符号化手段にて得られた符
号化後画像を復号し、上記供給手段は、少なくとも上記
復号手段にて得られた復号後画像を上記表示部に供給す
ることを特徴とする。
【0011】第4の発明は、上記第1又は3の発明にお
いて、上記符号化後画像の圧縮率を制御する制御手段を
備えることを特徴とする。
【0012】第5の発明は、上記第1又は3の発明にお
いて、上記表示部は、上記入力画像と、上記復号手段に
て得られた復号後画像とを選択的に表示することを特徴
とする。
【0013】第6の発明は、上記第1又は3の発明にお
いて、上記供給手段は、上記入力画像と、上記復号手段
にて得られた復号後画像とを合成して供給することを特
徴とする。
【0014】第7の発明は、請求項1〜6の何れかに記
載の画像処理装置の機能を有するカメラ一体型画像記録
再生装置であって、上記入力画像の記録モードは、撮影
して得られた画像を上記記録媒体に記録する撮影モード
を含むことを特徴とする。
【0015】第8の発明は、複数の機器が通信可能に接
続されてなる画像処理システムであって、上記複数の機
器のうち少なくとも1つの機器は、請求項1〜6の何れ
かに記載の画像処理装置、又は請求項7記載のカメラ一
体型画像記録再生装置の機能を有することを特徴とす
る。
【0016】第9の発明は、撮影して得られた原画像を
記録する撮影モード時の画像処理方法であって、上記原
画像を符号化する符号化ステップと、上記符号化ステッ
プにより得られた符号化後画像を記録媒体に記録する記
録ステップと、上記符号化ステップにより得られた符号
化後画像を復号する復号ステップと、上記復号ステップ
により得られた復号後画像を表示部に供給する供給ステ
ップとを含むことを特徴とする。
【0017】第10の発明は、上記復号ステップは、上
記符号化ステップ内の処理過程に存在する復号処理を用
いて、上記復号処理を実行するステップを含むことを特
徴とする。
【0018】第11の発明は、上記第9の発明におい
て、上記復号ステップは、上記符号化ステップにより得
られた符号化後画像を、上記記録ステップの実行の前段
階で再生モード時とは別経路で取得して復号するステッ
プを含むことを特徴とする。
【0019】第12の発明は、上記第9の発明におい
て、上記符号化ステップは、圧縮率の調節可能な符号化
方式により、上記符号化処理を実行するステップを含む
ことを特徴とする。
【0020】第13の発明は、上記第9の発明におい
て、上記供給ステップは、上記復号後画像と、上記原画
像とを選択的に供給するステップを含むことを特徴とす
る。
【0021】第14の発明は、上記第9の発明におい
て、上記供給ステップは、上記復号後画像と、上記原画
像とを1画面内に合成して供給するステップを含むこと
を特徴とする。
【0022】第15の発明は、請求項9〜14の何れか
に記載の画像処理方法の処理ステップを、コンピュータ
が読出可能に格納した記憶媒体であることを特徴とす
る。
【0023】第16の発明は、画像データを入力する入
力手段と、上記画像データを予測符号化する符号化手段
と、上記符号化手段によって予測符号化された画像デー
タを局部復号する復号化手段と、上記復号化手段によっ
て局部復号された画像データに基づいて、上記符号化手
段で用いられる予測画像データを生成する生成手段と、
上記復号化手段によって局部復号された画像データを表
示部へ供給する供給手段とを備えることを特徴とする。
【0024】第17の発明は、上記第16の発明におい
て、上記供給手段は、符号化前の上記画像データと、上
記局部復号された画像データとを選択的に上記表示部へ
供給することを特徴とする。
【0025】第18の発明は、上記第16の発明におい
て、上記供給手段は、符号化前の上記画像データと、上
記局部復号された画像データとを合成し、その合成画像
データを上記表示部へ供給することを特徴とする。
【0026】第19の発明は、上記第16の発明におい
て、上記符号化手段は、上記画像データを量子化する量
子化手段を含み、上記量子化手段は、量子化ステップを
可変設定するモードと固定設定するモードを有すること
を特徴とする。
【0027】第20の発明は、上記第16の発明におい
て、上記入力手段は、被写体を撮像して上記画像データ
を発生する撮像手段を含むことを特徴とする。
【0028】第21の発明は、上記第16の発明におい
て、上記符号化手段によって予測符号化された画像デー
タを記録媒体に記録する記録手段を備えることを特徴と
する。
【0029】第22の発明は、上記第16の発明におい
て、上記表示部を備えることを特徴とする。
【0030】第23の発明は、請求項16〜22の何れ
かに記載の画像処理装置の機能を有するカメラ一体型画
像記録再生装置であることを特徴とする。
【0031】第24の発明は、画像データを入力する入
力ステップと、上記画像データを予測符号化する符号化
ステップと、上記予測符号化された画像データを局部復
号する復号化ステップと、上記局部復号された画像デー
タに基づいて、上記符号化ステップで用いられる予測画
像データを生成する生成ステップと、上記局部復号され
た画像データを表示部へ供給する供給ステップとを含む
ことを特徴とする。
【0032】第25の発明は、請求項24記載の画像処
理方法の処理ステップを、コンピュータが読出可能に格
納した記憶媒体であることを特徴とする。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を用いて説明する。
【0034】(第1の実施の形態)本発明は、例えば、
図1に示すような画像記録部100を有する画像記録再
生装置に適用される。本実施の形態における画像記録部
100は、特に、入力画像を圧縮して記録する際に、そ
の記録画像を再生したときの画像とほぼ同一の画質で記
録画像の画質を確認できるようになされている。
【0035】ここで、図2は、一般的な画像記録再生装
置の画像記録部500を示したものである。上記図1及
び図2に示すように、本実施の形態における画像記録部
100は、一般的な画像記録部500の構成に加えて、
時間優先等のために圧縮率を変化させながら画像記録を
行うモード(以下、「圧縮率可変モード」と言う)と、
画質を優先して画像記録を行うモード(以下、「画質優
先モード」と言う)とを切り替えるための固定量子化テ
ーブル119及びスイッチ118を備えると共に、原画
像と、該原画像を圧縮した後に復号した画像(後述する
「ローカルデコード画像」)とを切り替えて画面表示す
るためのスイッチ120、ディジタル/アナログ変換器
(D/Aコンバータ)121、表示部122、及び表示
画像外部出力端子123を備える構成としている。
【0036】尚、上記図1の画像記録部100では、上
記図2の一般的な画像記録部500の構成と異なる構成
部を点線で示す。また、ここで用いる圧縮方式として
は、例えば、MPEG方式としている。
【0037】すなわち、本実施の形態における画像記録
部100は、上記図1に示すように、レンズやCCD等
のカメラ部を含む撮像系101、A/Dコンバータ10
2、カメラ信号処理回路103、画面並替回路104、
スイッチ105、減算器106、DCT(直交変換)回
路107、量子化回路108、可変長符号化回路10
9、逆量子化回路110、IDCT(逆直交変換)回路
111、加算器112、動き補償予測回路113、スイ
ッチ114、バッファ115、レート制御回路116、
及び記録媒体117に加えて、固定量子化テーブル11
9、スイッチ118、スイッチ120、ディジタル/ア
ナログ変換器(D/Aコンバータ)121、表示部12
2、表示画像外部出力端子123、及びメモリ124を
備える構成としている。そして、スイッチ105、11
4、118、及び120と、レート制御回路116と、
可変長符号化回路109とをはじめとする各構成部の動
作は、図示していないシステムコントローラによって制
御されるようになされている。すなわち、このシステム
コントローラは、装置全体の動作制御を司るものであ
り、図示していない操作部からの必要に応じたユーザか
らの指示によっても、装置全体の動作制御を行うように
なされている。以下、本実施の形態における画像記録部
100について具体的に説明する。
【0038】[画像符号化から記録までの一連の動作]
【0039】撮像系101にて撮像して得られた画像信
号は、A/Dコンバータ102によりディジタル変換さ
れて、カメラ信号処理回路103に対して入力される。
【0040】カメラ信号処理回路103は、入力画像デ
ータに基づいて補正値を決定し、その補正値に従って補
正した入力画像データを、色差データと輝度データに分
離して1フレーム単位で画面並替回路104に供給す
る。
【0041】画面並替回路104は、複数フレームの画
像データを記憶できるメモリ(図示せず)を備えてお
り、このメモリへ、カメラ信号処理回路103からの1
フレーム単位の画像データを、フレーム順を入れ替えて
記憶して、その順で出力する。
【0042】具体的には例えば、図3に示すように、画
面並替回路104には、第1フレーム、第2フレーム、
第3フレーム、・・・の順に、画像データが入力され
る。そして、画面並替回路104は、入力された画像デ
ータのフレーム順を入れ替えて(画面の並び替え)、第
3フレーム、第1フレーム、第2フレーム、・・・の順
に、画像データを出力する。このような画面並替回路1
04での画面の並び替えは、図4に示すような、イント
ラ符号化及びインター符号化を行なうために必要な処理
である。上記の”イントラ符号化”とは、フレーム内の
画像データのみで符号化するものであり、上記図4に示
すIピクチャを生成するための符号化である。一方、上
記の”インター符号化”とは、フレーム間予測も含めて
符号化するものであり、上記図4に示すP及びBピクチ
ャを生成するための符号化である。
【0043】以下、イントラ符号化の場合と、インター
符号化の場合とで分けて、画像並替回路104からの動
作を説明する。
【0044】イントラ符号化の場合、画面並替回路10
4の後段に設けられたスイッチ105は、A側(画面並
替回路104からのデータを出力とする端子側)に切り
替わる。これにより、画面並替回路104にて画面の並
び替えが行われた画像データは、スイッチ105を介し
て、DCT回路107に対して入力される。
【0045】DCT回路107は、入力された画像デー
タを直交変換して量子化回路108へ供給する。量子化
回路108は、DCT回路107からの直交変換後の画
像データを量子化して、量子化後の画像データを、逆量
子化回路110及び可変長符号化回路109へそれぞれ
供給する。
【0046】逆量子化回路110は、量子化回路108
からの量子化後の画像データを逆量子化して、量子化前
の画像データ(直交変換後の画像データ)を復元し、そ
れをIDCT回路111へ供給する。IDCT回路11
1は、逆量子化回路110からの画像データを逆直交変
換して、直交変換前の画像データを復元する。
【0047】このとき、スイッチ114はOFF状態と
なっており、すなわちスイッチ114の出力先の加算器
112は機能していない状態であるため、IDCT回路
111にて得られた画像データは、そのまま動き補償予
測回路113に供給される。
【0048】ここで、画面並替回路104にて画面の並
び替えが行われた画像データは、動き補償予測回路11
3にも供給されている。このため、動き補償予測回路1
13には、画面並替回路104の出力と、IDCT回路
111の出力とが供給された状態にある。
【0049】動き補償予測回路113は、画面並替回路
104からの画像データと、IDCT回路111からの
画像データとから、次のインター符号化のための予測画
像データを生成する。
【0050】可変長符号化回路109は、量子化回路1
08からの量子化後の画像データを可変長符号化して、
可変長符号化後の画像データをバッファ115に供給す
る。このバッファ115内の画像データは、記録媒体1
17に記録される。
【0051】一方、インター符号化の場合、画面並替回
路104の後段に設けられたスイッチ105は、B側
(後述する減算器106からのデータを出力とする端子
側)に切り替わる。これにより、減算器106におい
て、画面並替回路104にて画面の並び替えが行われた
画像データと、上述した動き補償予測回路113にて得
られた予測画像データとの減算が行われ、この減算結
果、すなわち時間軸方向の冗長度が落とされた画像デー
タが、スイッチ105を介してDCT回路107へ供給
される。
【0052】DCT回路107は、減算器106にて時
間軸方向の冗長度が落とされた画像データを直交変換し
て量子化回路108へ供給する。量子化回路108は、
DCT回路107からの直交変換後の画像データを量子
化して、量子化後の画像データを、逆量子化回路110
及び可変長符号化回路109へそれぞれ供給する。
【0053】逆量子化回路110は、量子化回路108
からの量子化後の画像データを逆量子化して、量子化前
の画像データ(直交変換後の画像データ)を復元し、そ
れをIDCT回路111へ供給する。IDCT回路11
1は、逆量子化回路110からの画像データを逆直交変
換して、直交変換前の画像データを復元する。
【0054】このとき、スイッチ114がOFF状態と
なることで、すなわちスイッチ114の出力先の加算器
112が機能していない状態となることで、IDCT回
路111にて得られた画像データは、そのまま動き補償
予測回路113に供給される。また、画面並替回路10
4にて画面の並び替えが行われた画像データは、動き補
償予測回路113にも供給されている。このような状態
において、動き補償予測回路113は、画面並替回路1
04からの画像データと、IDCT回路111からの画
像データとから、次のインター符号化のための予測画像
データを生成する。
【0055】また、スイッチスイッチ114がON状態
となることで、すなわちスイッチ114の出力先の加算
器112が機能した状態となることで、加算器112で
は、動き補償予測回路113にて生成された予測画像デ
ータと、IDCT回路111にて得られた画像データと
の加算が行われる。この加算器112での加算結果は、
復号画像データとして、次の符号化のために、動き補償
予測回路113に供給される。
【0056】動き補償予測回路113は、加算器112
からの復号画像データと、画面並替回路104からの画
像データとから、次のインター符号化のための予測画像
データを生成すると共に、動きベクトルを検出する。
【0057】可変長符号化回路109は、動き補償予測
回路113にて検出された動きベクトルに基づいて、量
子化回路108からの量子化後の画像データを可変長符
号化して、可変長符号化後の画像データをバッファ11
5に供給する。このバッファ115内の画像データは、
記録媒体117に記録される。
【0058】[バッファ115の記録レートに従った量
子化制御]
【0059】一般に(上記図2参照)、レート制御回路
116は、バッファ115の容量を認識し、その容量が
目標容量より少ない場合には、次の量子化が粗く行われ
るように量子化回路108を制御し、その容量が目標容
量若しくはそれ以上の場合には、予め初期値として与え
られている通常の量子化を行うように、量子化回路10
8を制御することで、バッファ115の記録レートを1
ピクチャ間にほぼ一定にする。このとき、入力画像の動
きが速かったり、色の帯域が広い場合は、レート制御回
路116での記録レートを一定に保つための制御によ
り、量子化回路108での量子化が粗く行われることに
なる。
【0060】そこで、ここでのレート制御回路116に
よる量子化回路108の制御は(上記図1参照)、スイ
ッチ118を介して行われるようになされている。
【0061】具体的には、まず、スイッチ118は、圧
縮率可変モード(時間優先等のために圧縮率を変化させ
ながら画像記録を行うモード)と、画質優先モード(画
質を優先して画像記録を行うモード)との何れかのモー
ドが設定されているかによって、A側(固定量子化テー
ブル119側)と、B側(レート制御回路116側)と
の何れの出力を量子化回路108に与えるかを切り替え
るようになされている。
【0062】例えば、圧縮率可変モードに設定されてい
る場合、スイッチ118は、B側に切り替えられる。こ
れにより、レート制御回路116は、バッファ115の
容量を認識し、その容量が目標容量より少ない場合に
は、次の量子化が粗く行われるように量子化回路108
を制御し、その容量が目標容量若しくはそれ以上の場合
には、予め初期値として与えられている通常の量子化を
行うように、量子化回路108を制御することで、バッ
ファ115の記録レートを1ピクチャ間にほぼ一定とな
るような制御を行う。この結果、目標時間に従って、画
像データの符号化が行われ、記録媒体117への画像デ
ータの記録が行われることになる。このとき、目標時間
を長くすることは可能であるが、この場合の圧縮率は必
然的に高まる。
【0063】一方、画質優先モードに設定されている場
合、スイッチ118は、A側に切り替えられる。これに
より、量子化回路108は、レート制御回路116から
の上述した圧縮率可変モードにおける制御に従った量子
化を行うのではなく、固定量子化テーブル119の情報
を用いた量子化を行う。すなわち、量子化回路108
は、固定量子化テーブル119から量子化テーブルを読
み込み、それに基づいた量子化を行うことで、処理対象
の画像データの画質を一定に保つようにする。固定量子
化テーブル119には、例えば、イントラ符号化用と、
それ以外のフレーム符号化用との2つの量子化テーブル
があり、量子化回路108は、これらの量子化テーブル
を適宜切り替えて用いる。このような画質優先モードで
は、入力画像の動きが速かったり、色の帯域が広い場合
には、記録レートは高くなるが、画質に変化のない符号
化が実現できる。また、入力画像の動きが遅かったり、
色の帯域が狭い場合には、記録レートは低くなる。
【0064】[記録画像を確認可能とする構成]
【0065】本実施の形態の最も特徴とする構成は、上
述したように、入力画像を圧縮して記録する際に、その
記録画像を再生したときの画像とほぼ同一の画質で記録
画像の画質を確認できる構成にある。このため、画像記
録部100は、次のように動作する。
【0066】まず、上述したIDCT回路111の出
力、すなわち入力画像がDCT回路107及び量子化回
路108により圧縮され、その圧縮後の画像(圧縮後画
像)が逆量子化回路110、IDCT回路111、及び
加算器112により復号された画像(局部復号画像)
は、メモリ124、スイッチ120、及びD/Aコンバ
ータ121を順次介して、表示部122に供給されるよ
うになされている。尚、メモリ124は、ブロック化さ
れた画像をフレーム画像とするために用いられる。
【0067】このように、DCT回路107及び量子化
回路108により圧縮画像を、DCT回路107及び量
子化回路108にそれぞれ対応した逆量子化回路11
0、IDCT回路111、及び加算器112により復号
して、再び視認できる画像に戻された状態の画像を取得
することで、圧縮→伸張(符号化→復号化)された画
像、すなわち記録画像の再生画像(以下、「ローカルデ
コード画像」と言う)とほぼ同一な画質で、記録画像の
画質の確認を行うことができる。
【0068】また、ここでは、カメラ信号処理回路10
3の出力(原画像)もスイッチ120及びD/Aコンバ
ータ121を順次介して、表示部122に供給されるよ
うになされている。これにより、ローカルデコード画像
と、原画像とを表示部122にて比較することができ
る。
【0069】上記の構成をさらに具体的に説明すると、
カメラ信号処理回路103の出力(原画像)と、加算器
112の出力(ローカルデコード画像)とは、スイッチ
120に供給される。スイッチ120は、上述したシス
テムコントローラからの制御に従って、カメラ信号処理
回路103の出力(原画像)と、加算器112の出力
(ローカルデコード画像)とを選択的に出力する。スイ
ッチ120から出力された画像(ディジタル的な画像)
は、D/Aコンバータ121によりアナログ化され、画
像信号に戻され、表示部122により表示される。これ
により、ユーザは、記録画像を、該記録画像の再生画像
の画質とほぼ同一の画質で確認することができる。この
とき、スイッチ120により選択された画像は、表示画
像外部出力端子123(ディジタルインターフェース:
DIF等の端子)から外部出力される。これにより、そ
の画像のテータ送信も可能となり、高精細モニタ等の外
部装置での表示も可能となる。
【0070】上述のような、表示部122でのローカル
デコード画像の表示は、例えば、撮影モードにおける撮
影画像の記録中や、記録スタンバイ時に、実行可能なよ
うになされている。また、ユーザが、表示部122によ
りローカルデコード画像(記録画像)の画質を確認した
後、図示していない操作部により、圧縮率可変モード又
は画質優先モードの再設定を行うことで、所望する圧縮
率に変更ことも可能である。この場合、この指示に従っ
て、レート制御回路116は、上述したような量子化制
御を再度実行する。
【0071】上述のように、本実施の形態では、MPE
Gエンコーダの機能からローカルデコード画像を取得
し、これを表示部122にて表示するように構成したの
で、回路構成を複雑にすることなく、記録画像を、該記
録画像の再生画像の画質とほぼ同一の画質で確認するこ
とができる。
【0072】(第2の実施の形態)上述した第1の実施
の形態では、原画像と、ローカルデコード画像とを切り
替えて、表示部122により表示するように構成した
が、本実施の形態では、原画像と、ローカルデコード画
像とを合成した合成画像を、表示部122により表示す
る。このため、本実施の形態における画像記録部100
は、図5に示すように、上述した第1の実施の形態にお
ける画像記録部100のスイッチ120の代わりに(上
記図1参照)、画像合成回路125を設けると共に、原
画像を所定時間遅延させるためのFIFOメモリ124
を設けた構成としている。尚、上記図5の画像記録部1
00において、上記図1の画像記録部と同様に動作する
箇所には同じ符号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0073】上記図5に示すような本実施の形態におけ
る画像記録部100では、カメラ信号処理回路103の
出力(原画像)が、FIFO回路124に供給される。
FIFO回路124は、カメラ信号処理回路103の出
力(原画像)を、所定時間遅延してから画像合成回路1
25に供給する。これは、加算器112から画像合成回
路125に供給されるローカルデコード画像が、撮影さ
れた以降、各回路での画像処理に要した時間分だけ、原
画像より遅れるためである。これにより、原画像と、ロ
ーカルデコード画像とタイミングがとられて、画像合成
回路125での画像合成が行われることになる。尚、F
IFO回路124は、本実施の形態での必須構成ではな
く、FIFO回路124を設けないように構成しても問
題はない。
【0074】画像合成回路125は、FIFO回路12
4を介した原画像と、加算器112からのローカルデコ
ード画像とを合成して合成画像を生成する。画像合成回
路125にて得られた合成画像は、D/Aコンバータ1
21を介して表示部122に供給され、表示部122に
て表示される。
【0075】図6及び図7は、表示部122での表示画
面、すなわち画像合成回路125にて生成される合成画
像の一例を示したものである。上記図6は、原画像とロ
ーカルデコード画像を、それぞれ所定のサイズまで間引
いて合成し、記録画質確認モードとして、原画像とロー
カルデコード画像を合わせて表示して比較できるような
合成画像を生成した場合の一例である。上記図7は、原
画像を通常サイズで表示しつつ、その画面(大画面)上
の小画面に、間引き処理したローカルデコード画像(記
録画像)を合成した場合の一例である。尚、大画面にロ
ーカルデコード画像を表示し、その小画面に原画像を表
示するようにしてもよい。 このような合成画像が表示
部122に表示されることで、ユーザは、記録画像の画
質を、原画像の画質と容易に比較して確認することがで
きる。
【0076】(第3の実施の形態)上述した第1及び第
2の実施の形態では、符号化方式としてMPEG方式を
用いた画像記録再生装置に本発明を適用し、MPEGエ
ンコーダの機能からローカルデコード画像を取得して表
示するようにしたが、本実施の形態では、符号化方式と
して任意の方式を用い、エンコーダ及びデコーダが個別
に設けられた画像記録再生装置に本発明を適用して、入
力画像を圧縮して記録する際に、その記録画像を再生し
たときの画像とほぼ同一の画質で記録画像の画質を確認
できる構成を実現する。
【0077】このため、本実施の形態における画像記録
再生装置の画像記録部を、例えば、図8に示すような構
成とする。すなわち、本実施の形態における画像記録部
200は、レンズやCCD等を含む撮像系201、A/
Dコンバータ202、カメラ信号処理回路203、所定
の圧縮方式を用いて原画像の符号化を行なうエンコーダ
204、符号化後の画像に対して記録処理を行う記録処
理回路205、記録媒体206、記録画像の再生処理を
行なう再生処理回路207、エンコーダ204での圧縮
方式に対応する復号方式で画像の復号化を行なうデコー
ダ208、スイッチ209,D/Aコンバータ210、
液晶ディスプレイ等の表示部211、表示画像外部出力
端子212、装置全体の動作制御を司るシステムコント
ローラ213、及び操作指示入力部214を備えてい
る。以下、本実施の形態における画像記録部200につ
いて具体的に説明する。
【0078】[画像符号化から記録までの一連の動作]
【0079】先ず、撮像系201にて撮影して得られた
画像信号は、A/Dコンバータ202によりデジタル化
され、カメラ信号処理回路203に供給される。カメラ
信号処理回路203は、A/Dコンバータ202からの
画像データの輝度や色の調整処理等を行う。このカメラ
信号処理回路203での処理後の画像データは、エンコ
ーダ204に供給される。
【0080】エンコーダ204は、カメラ信号処理回路
203からの画像データを、所定の圧緒方式のアルゴリ
ズムに基づいて符号化する。ここでの圧縮方式として
は、例えば、家庭用ディジタルビデオでの帯域圧緒方式
として採用されているDV圧縮方式、その他JPEG等
の標準的な画像圧縮方式、又は装置固有の画像圧縮方式
等、どのような圧縮方式にも採用可能である。エンコー
ダ204にて圧縮された画像データは、記録処理回路2
05に供給される。
【0081】記録処理回路205は、エンコーダ204
からの画像データを、記録に適したフォーマットへ変換
(フォーマット変換)した後、それを図示していない記
録用ヘッドを用いて、ディスク状記録媒体等の記録媒体
206の所定領域に記録する。
【0082】上述のようにして記録媒体206へ記録さ
れた画像を再生する場合、記録媒体206の記録画像
は、図示していない再生用ヘッドにより読み取られる。
この読み取られた記録画像データは、再生処理回路20
7へ供給される。再生処理回路207は、上記再生ヘッ
ドにより読み取られた記録画像データに対して、記録処
理回路205でのフォーマット変換前のデータに戻す変
換処理を行う。この処理後の画像データは、デコーダ2
08に供給される。
【0083】デコーダ208は、再生処理回路207か
らの画像データ、すなわち圧縮状態の画像データを、エ
ンコーダ204での圧縮方式に対応した方式で、伸張す
る。このようにして伸張された画像データは、後述する
スイッチ209及びD/Aコンバータ210を順次介し
て、表示部211にて表示される。また、D/Aコンバ
ータ210から出力される画像データは、表示画像外部
出力212にも供給されるようになされており、これに
より、その画像のテータ送信も可能となり、高精細モニ
タ等の外部装置での表示も可能となる。
【0084】[記録画像を確認可能とする構成]
【0085】本実施の形態の最も特徴とする構成は、上
述した第1及び第2の実施の形態と同様に、入力画像を
圧縮して記録する際に、その記録画像を再生したときの
画像とほぼ同一の画質で記録画像の画質を確認できる構
成にある。このため、画像記録部200は、次のような
構成及び動作を実行するようになされている。
【0086】まず、原画像と、圧縮→伸張(符号化→復
号化)された画像(ローカルデコード画像)との画質比
較を実現するために、画像記録部200では、エンコー
ダ204とデコーダ208を直結する。これにより、エ
ンコーダ204にて得られた圧縮後の画像データは、記
録処理回路205に供給されると同時に、デコーダ20
8にも供給される。デコーダ208は、エンコーダ20
1からの画像データを伸張する。このように、画像記録
部200では、エンコーダ204とデコーダ208を直
結することで、圧縮された画像データをすぐさま伸張し
て、ローカルデコード画像を取得する。このローカルデ
コード画像(記録画像の再生画像とほぼ同一な画質の画
像)は、原画像と並行してリアルタイムに取得される。
【0087】上述のようにして得られたローカルデコー
ド画像は、スイッチ209に供給される。
【0088】スイッチ209は、システムコントローラ
213からの制御に従って、カメラ信号処理回路203
の出力(原画像)と、デコーダ208の出力(ローカル
デコード画像)とを選択的に出力する。スイッチ209
から出力された画像(ディジタル的な画像)は、D/A
コンバータ210によりアナログ化され、画像信号に戻
され、表示部211により表示される。これにより、ユ
ーザは、記録画像を、該記録画像の再生画像の画質とほ
ぼ同一の画質で確認することができる。
【0089】上述のような、表示部211でのローカル
デコード画像の表示は、例えば、撮影モードにおける撮
影画像の記録中や、記録スタンバイ時に、実行可能なよ
うになされている。
【0090】上述のような構成によっても、記録画像
を、該記録画像の再生画像の画質とほぼ同一の画質で確
認することができる。すなわち、本発明は、MPEG方
式を用いた画像記録再生装置に限らず、任意の符号化方
式を用いたあらゆる画像記録再生装置に適用可能であ
る。
【0091】尚、上述した第3の実施の形態において、
スイッチ209の代わりに、第2の実施の形態での画像
合成回路125のような構成を設けるようにしてもよ
い。これにより、原画像とローカルデコード画像を合成
した合成画像を表示部211に表示することができ、ユ
ーザは、原画像の画質と、記録画像の画質とを容易に比
較することができる。
【0092】また、上述した第3の実施の形態におい
て、エンコーダ204(及びそれに対応するデコーダ2
08)を、操作部214によりユーザから指定された圧
縮率に従った可変長符号化方式を用いる構成(符号化レ
ート制御可能な構成)とすることで、第1及び第2の実
施の形態と同様に、ユーザが、表示部211によりロー
カルデコード画像(記録画像)の画質を確認した後、操
作部214により、圧縮率可変モード又は画質優先モー
ドの再設定を行うことで、所望する圧縮率に変更ことも
可能である。この場合、システムコントローラ213
は、操作部214からの指示に従って、エンコーダ20
4での圧縮率を制御する。
【0093】また、本発明の目的は、上述した各実施の
形態のホスト及び端末の機能を実現するソフトウェアの
プログラムコードを記憶した記憶媒体を、システム或い
は装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュー
タ(又はCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプロ
グラムコードを読みだして実行することによっても、達
成されることは言うまでもない。この場合、記憶媒体か
ら読み出されたプログラムコード自体が各実施の形態の
機能を実現することとなり、そのプログラムコードを記
憶した記憶媒体は本発明を構成することとなる。プログ
ラムコードを供給するための記憶媒体としては、RO
M、フロッピーディスク、ハードディスク、光ディス
ク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テ
ープ、不揮発性のメモリカード等を用いることができ
る。また、コンピュータが読みだしたプログラムコード
を実行することにより、各実施の形態の機能が実現され
るだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、
コンピュータ上で稼動しているOS等が実際の処理の一
部又は全部を行い、その処理によって各実施の形態の機
能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコード
が、コンピュータに挿入された拡張機能ボードやコンピ
ュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに
書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づ
き、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるC
PUなどが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理
によって各実施の形態の機能が実現される場合も含まれ
ることは言うまでもない。
【0094】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、例え
ば、カメラー体型記録再生装置での撮像モード時に、原
画像を記録のために符号化した画像を復号し、これを表
示するように構成したので、記録画像を実際に再生モー
ドにて再生して得られた画質と同等の画質で、記録画像
の画質の確認を行うことができる。すなわち、撮影時に
再生時(圧縮後)の画質を知ることができるため、撮影
後に起こりうる不満(撮影時にイメージしていた画質に
対する不満等)を解消することができる。また、この確
認の結果、現状で不満な画質であるときには、圧縮率の
設定を変更することで、画質向上のための調整を行うこ
ともできる。また、表示形態に関しては、原画像を符号
化し復号した画像と、カメラからの原画像とを選択的
に、又は合成して表示するように構成したので、記録画
像の画質の確認や、原画像との比較を容易に且つ確実に
行うことができ、これは、ユーザーインターフェイスの
面でも効果的である。また、符号化方式として、例え
ば、MPEG方式を採用した場合、MPEGエンコーダ
の処理過程に存在するデコードの機能を併用することが
できるため、回路規模を複雑にすることなく、簡単な回
路構成で、上記の効果を得ることができる。また、本発
明は、エンコーダとデコーダが個別に設けられた一般的
なカメラー体型記録再生装置全般にも容易に適用可能で
ある。
【0095】よって、本発明によれば、ユーザが所望す
る状態の画像を確実に且つ容易に記録することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態において、本発明を適用した
画像記録再生装置の画像記録部の構成を示すブロック図
である。
【図2】上記画像記録部にて用いる符号化方式(MPE
G方式)を説明するための図である。
【図3】上記第1の実施の形態における画像記録部の画
像並替回路での処理を説明するための図である。
【図4】上記符号化順序を説明するための図である。
【図5】第2の実施の形態における上記画像記録部の構
成を示すブロック図である。
【図6】上記画像記録部の表示部での表示画面の一例
(例1)を説明するための図である。
【図7】上記画像記録部の表示部での表示画面の一例
(例2)を説明するための図である。
【図8】第3の実施の形態において、本発明を適用した
画像記録再生装置の画像記録部の構成を示すブロック図
である。
【符号の説明】
100 画像記録部 101 撮像系 102 A/Dコンバータ 103 カメラ信号処理回路 104 画像並替回路 105 スイッチ 106 減算器 107 DCT回路 108 量子化回路 109 可変長符号化回路 110 逆量子化回路 111 IDCT回路 112 加算器 113 動き補償予測回路 114 スイッチ 115 バッファ 116 レート制御回路 117 記録媒体 118 スイッチ 119 固定量子化テーブル 120 スイッチ 121 D/Aコンバータ 122 表示部 123 表示画像外部出力端子 124 メモリ

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力画像を符号化する符号化手段と、 上記符号化手段にて得られた符号化後画像を記録媒体に
    記録する記録手段とを備える画像処理装置であって、 上記入力画像の記録モード時において、上記符号化手段
    にて得られた符号化後画像を復号する復号手段と、 少なくとも上記復号手段にて得られた復号後画像を表示
    部に供給する供給手段とを更に備えることを特徴とする
    画像処理装置。
  2. 【請求項2】 上記符号化手段は、予測符号化方式によ
    り上記入力画像の符号化を行い、 上記復号手段は、上記予測符号化方式における復号機能
    により、上記符号化後の復号を行うことを特徴とする請
    求項1記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 入力画像を符号化する符号化手段と、 上記符号化手段にて得られた符号化後画像を記録媒体に
    記録する記録手段と、 上記記録媒体から符号化後画像を読み出す再生手段と、 上記再生手段により読み出された符号化後画像を復号す
    る復号手段と、 画像表示可能な表示部に画像を供給する供給手段とを備
    える画像処理装置であって、 上記復号手段は、上記入力画像の記録モード時におい
    て、上記符号化手段にて得られた符号化後画像を復号
    し、 上記供給手段は、少なくとも上記復号手段にて得られた
    復号後画像を上記表示部に供給することを特徴とする画
    像処理装置。
  4. 【請求項4】 上記符号化後画像の圧縮率を制御する制
    御手段を備えることを特徴とする請求項1又は3記載の
    画像処理装置。
  5. 【請求項5】 上記表示部は、上記入力画像と、上記復
    号手段にて得られた復号後画像とを選択的に表示するこ
    とを特徴とする請求項1又は3記載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】 上記供給手段は、上記入力画像と、上記
    復号手段にて得られた復号後画像とを合成して供給する
    ことを特徴とする請求項1又は3記載の画像処理装置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6の何れかに記載の画像処理
    装置の機能を有するカメラ一体型画像記録再生装置であ
    って、 上記入力画像の記録モードは、撮影して得られた画像を
    上記記録媒体に記録する撮影モードを含むことを特徴と
    するカメラ一体型画像記録再生装置。
  8. 【請求項8】 複数の機器が通信可能に接続されてなる
    画像処理システムであって、 上記複数の機器のうち少なくとも1つの機器は、請求項
    1〜6の何れかに記載の画像処理装置、又は請求項7記
    載のカメラ一体型画像記録再生装置の機能を有すること
    を特徴とする画像処理システム。
  9. 【請求項9】 撮影して得られた原画像を記録する撮影
    モード時の画像処理方法であって、 上記原画像を符号化する符号化ステップと、 上記符号化ステップにより得られた符号化後画像を記録
    媒体に記録する記録ステップと、 上記符号化ステップにより得られた符号化後画像を復号
    する復号ステップと、 上記復号ステップにより得られた復号後画像を表示部に
    供給する供給ステップとを含むことを特徴とする画像処
    理方法。
  10. 【請求項10】 上記復号ステップは、上記符号化ステ
    ップ内の処理過程に存在する復号処理を用いて、上記復
    号処理を実行するステップを含むことを特徴とする請求
    項9記載の画像処理方法。
  11. 【請求項11】 上記復号ステップは、上記符号化ステ
    ップにより得られた符号化後画像を、上記記録ステップ
    の実行の前段階で再生モード時とは別経路で取得して復
    号するステップを含むことを特徴とする請求項9記載の
    画像処理方法。
  12. 【請求項12】 上記符号化ステップは、圧縮率の調節
    可能な符号化方式により、上記符号化処理を実行するス
    テップを含むことを特徴とする請求項9記載の画像処理
    方法。
  13. 【請求項13】 上記供給ステップは、上記復号後画像
    と、上記原画像とを選択的に供給するステップを含むこ
    とを特徴とする請求項9記載の画像処理方法。
  14. 【請求項14】 上記供給ステップは、上記復号後画像
    と、上記原画像とを1画面内に合成して供給するステッ
    プを含むことを特徴とする請求項9記載の画像処理方
    法。
  15. 【請求項15】 請求項9〜14の何れかに記載の画像
    処理方法の処理ステップを、コンピュータが読出可能に
    格納したことを特徴とする記憶媒体。
  16. 【請求項16】 画像データを入力する入力手段と、 上記画像データを予測符号化する符号化手段と、 上記符号化手段によって予測符号化された画像データを
    局部復号する復号化手段と、 上記復号化手段によって局部復号された画像データに基
    づいて、上記符号化手段で用いられる予測画像データを
    生成する生成手段と、 上記復号化手段によって局部復号された画像データを表
    示部へ供給する供給手段とを備えることを特徴とする画
    像処理装置。
  17. 【請求項17】 上記供給手段は、符号化前の上記画像
    データと、上記局部復号された画像データとを選択的に
    上記表示部へ供給することを特徴とする請求項16記載
    の画像処理装置。
  18. 【請求項18】 上記供給手段は、符号化前の上記画像
    データと、上記局部復号された画像データとを合成し、
    その合成画像データを上記表示部へ供給することを特徴
    とする請求項16記載の画像処理装置。
  19. 【請求項19】 上記符号化手段は、上記画像データを
    量子化する量子化手段を含み、 上記量子化手段は、量子化ステップを可変設定するモー
    ドと固定設定するモードを有することを特徴とする請求
    項16記載の画像処理装置。
  20. 【請求項20】 上記入力手段は、被写体を撮像して上
    記画像データを発生する撮像手段を含むことを特徴とす
    る請求項16記載の画像処理装置。
  21. 【請求項21】 上記符号化手段によって予測符号化さ
    れた画像データを記録媒体に記録する記録手段を備える
    ことを特徴とする請求項16記載の画像処理装置。
  22. 【請求項22】 上記表示部を備えることを特徴とする
    請求項16記載の画像処理装置。
  23. 【請求項23】 請求項16〜22の何れかに記載の画
    像処理装置の機能を有することを特徴とするカメラ一体
    型画像記録再生装置。
  24. 【請求項24】 画像データを入力する入力ステップ
    と、 上記画像データを予測符号化する符号化ステップと、 上記予測符号化された画像データを局部復号する復号化
    ステップと、 上記局部復号された画像データに基づいて、上記符号化
    ステップで用いられる予測画像データを生成する生成ス
    テップと、 上記局部復号された画像データを表示部へ供給する供給
    ステップとを含むことを特徴とする画像処理方法。
  25. 【請求項25】 請求項24記載の画像処理方法の処理
    ステップを、コンピュータが読出可能に格納したことを
    特徴とする記憶媒体。
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