JP2001275034A - 電子カメラ - Google Patents

電子カメラ

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JP2001275034A
JP2001275034A JP2000085477A JP2000085477A JP2001275034A JP 2001275034 A JP2001275034 A JP 2001275034A JP 2000085477 A JP2000085477 A JP 2000085477A JP 2000085477 A JP2000085477 A JP 2000085477A JP 2001275034 A JP2001275034 A JP 2001275034A
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power supply
mode
electronic camera
power
image
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Application number
JP2000085477A
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English (en)
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Katsuya Oda
勝也 小田
Toshihito Kido
稔人 木戸
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Minolta Co Ltd
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Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 操作者を煩わせることなく電力の供給状況に
応じて内部電源の消耗を抑制すること。 【解決手段】 撮影モードにおいて、デジタルカメラが
外部電源からの電力供給により駆動している場合には、
LCDをオンにして電子ビューファインダとして機能さ
せる一方、デジタルカメラ内の電源電池からの電力供給
により駆動している場合には、LCDをオフにして消費
電力の抑制を図る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、内部電源からの
又は外部からの選択的な電力供給により動作する電子カ
メラに関する。
【0002】
【従来の技術】近年ではデジタルカメラは携帯して使用
するため、消費電力に対する要請が厳しくなっている。
とくに現在のデジタルカメラでは、液晶モニタやCC
D,CPUが消費電力の多い箇所として指摘されてい
る。
【0003】このうち液晶モニタの従来の動作例につい
て説明すると、次のようになっていた。
【0004】即ち、デジタルカメラに設けられた液晶モ
ニタのなかには、再生モード時には撮影された画像を表
示する閲覧用のモニタとして機能し、また、撮影モード
時には被写体の画像をリアルタイムで電子的に表示する
電子ビューファインダとして機能するものがある。
【0005】また、電子ビューファインダとして機能さ
せる液晶モニタとは別に光学式ファインダを備えた多く
のデジタルカメラでは、液晶モニタのオン/オフ切替ス
イッチが設けられており、撮影モード時にも操作者が任
意に当該オン/オフスイッチを切替えることにより液晶
モニタのオン/オフを切替えることができるようにして
いた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】確かに、液晶モニタに
よる電子ビューファインダは被写体を視認するのに便利
であるため、液晶モニタをオンにして電子ビューファイ
ンダとして機能させた方が操作者にとっては便利であ
る。
【0007】しかしながら、液晶モニタは消費電力が多
いため、デジタルカメラをバッテリにより運用していた
場合において、液晶モニタをオンにしておくと、そのバ
ッテリの消耗が著しい。
【0008】また、デジタルカメラに液晶モニタのオン
/オフスイッチが備えられていても、操作者がバッテリ
の消耗を気にした時点で手動で液晶モニタのオン/オフ
スイッチをオフに切替えて液晶モニタをオフにする必要
があり面倒である。
【0009】そこで、この発明の課題は、操作者を煩わ
せることなく電力の供給状況に応じて内部電源の消耗を
抑制することができる電子カメラを提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく、
請求項1記載の電子カメラは、省電力モードと通常モー
ドとが切替え可能であり、内部電源からの又は外部から
の選択的な電力供給により駆動する電子カメラであっ
て、前記内部電源からの電力供給を受けているか、外部
電源からの電力供給を受けているかを検知する電力供給
状況検知手段と、前記電力供給状況検知手段からの検知
信号に基づいて、前記内部電源からの電力供給を受けて
いると判断したときに前記省電力モードに切替える一
方、外部電源からの電力供給を受けていると判断したと
きに前記通常モードに切替えるように制御する制御手段
と、を備えるものである。
【0011】なお、請求項2記載のように、内部電源の
残容量を検知するための残容量検知手段をさらに備え、
制御手段が、前記電力供給状況検知手段及び前記残容量
検知手段からの各検知信号に基づいて、前記内部電源か
らの電力供給を受けている場合であってその内部電源の
残容量が所定容量以下であると判断したときに、前記省
電力モードに切替えるものであってもよい。
【0012】また、請求項3記載のように、外部電源入
力端子を介して外部電源からの電力供給を受けるように
構成された電子カメラにあっては、制御手段が、前記外
部電源入力端子を介して実際に外部電源からの電力供給
経路が確立されているときにのみ、内部電源による電力
供給状態から外部電源による電力供給状態に切替えるよ
うにするとよい。
【0013】さらに、請求項4記載のように、前記省電
力モードへの切替えにより画像表示用の表示手段をオフ
状態にするとよい。
【0014】この場合、請求項5記載のように、前記表
示手段を手動でオン状態又はオフ状態にするためのオン
/オフ切替えスイッチをさらに備えてたり、請求項6記
載のように、光学式ファインダをさらに備えていてもよ
い。
【0015】また、請求項7記載のように、撮影モード
と再生モードとが切替可能とされた電子カメラにあって
は、制御手段が、前記再生モードでは前記表示手段をオ
ン状態にして記録画像の再生表示画面として機能させ、
前記撮影モードでは、前記通常モードへの切替えにより
前記表示手段をオン状態にして電子ビューファインダと
して機能させる一方、前記省電力モードへの切替えによ
り前記表示手段をオフ状態にするとよい。
【0016】
【発明の実施の形態】<1. 第1の実施の形態>以
下、この発明の第1の実施の形態を図面に基づいて説明
する。
【0017】図1ないし図4はそれぞれこの発明の第1
の実施の形態であるデジタルカメラ1の正面図、背面
図、側面図および底面図であり、図5はデジタルカメラ
1の内部構成を示すブロック図である。
【0018】<1.1 デジタルカメラの基本的構成
>デジタルカメラ1は、図1に示すように、箱型のカメ
ラ本体部2と直方体状の撮像部3とから構成されてい
る。撮像部3は、撮影レンズであるマクロ機能付きズー
ムレンズ301を有するとともに、ズームレンズ301
の後方位置の適所に1/2インチサイズのCCDカラー
エリアセンサであるCCD303を備えた撮像回路30
2(図5参照)が設けられている。ズームレンズ301
の焦点距離はワイド状態で7mm、テレ状態で21mm
のズーム比3倍のズームレンズである。ただし、このデ
ジタルカメラ1は、後述する電子ズーム機能により最大
6倍のズーム撮影が可能となっている。
【0019】また、撮像部3内の適所には、銀塩レンズ
シャッターカメラと同様に、被写体からのフラッシュ光
の反射光を受光する調光センサ305、測距センサ30
6、および、光学式ファインダ31が設けられている。
【0020】カメラ本体部2の前面には、図1に示すよ
うに、左端部にグリップ部4および中央上部に内蔵フラ
ッシュ5が設けられ、上面にはシャッタボタン8が設け
られている。
【0021】一方、図2に示すように、カメラ本体部2
の背面には、略中央に被写体の画像をリアルタイムで表
示したり(電子ビューファインダに相当)や、記録画像
の再生表示等を行うための表示手段としてLCD10が
設けられている。また、LCD10の下方に、デジタル
カメラ1の操作を行うキースイッチ群221〜226お
よび電源スイッチ227が設けられている。電源スイッ
チ227の左側には、電源がオン状態で点灯するLED
228およびメモリカードへのアクセス中である旨を表
示するLED229が配置される。
【0022】さらに、カメラ本体部2の背面には、「撮
影モード」、「再生モード」および「プリファレンスモ
ード」の間でモードを切り替えるモード設定スイッチ1
4が設けられている(図3参照)。撮影モードは、写真
撮影を行うモードであり、再生モードは、メモリカード
に記録された撮影済み画像をLCD10に再生表示する
モードであり、さらに、プリファレンスモードは、表示
される表示項目(設定項目)の中から選択することによ
り各種の設定を行うモードである。
【0023】モード設定スイッチ14は3接点のスライ
ドスイッチであり、図2において下にセットすると撮影
モードに設定され、中央にセットすると再生モードに設
定され、上にセットするとプリファレンスモードに設定
される。
【0024】また、カメラ背面右側には、4連スイッチ
230が設けられ、撮影モードにおいてはボタン23
1,232を押すことによりズームモータ307がズー
ムレンズ301を駆動することによってズーミングを行
う。なお、ボタン231を押すことによりズームレンズ
301はワイド側に、ボタン232を押すことによって
テレ側に駆動される。
【0025】撮像部3の背面には、図2に示すように、
LCD10をオン/オフさせるためのオン/オフ切替え
スイッチ321およびマクロボタン322が設けられて
いる。オン/オフ切替スイッチ321が押されるとLC
D10のオン/オフが切り替わる。これにより、例え
ば、LCD10を電子ビューファインダとして機能させ
て撮影するときには、LCD10をオンにすることがで
きる。マクロ撮影時には、マクロボタン322が押され
ることにより、AFモータ308(図5参照)が駆動さ
れズームレンズ301がマクロ撮影可能な状態になる。
【0026】カメラ本体部2の側面には、図3に示すよ
うに端子部235が設けられており、端子部235には
DC入力端子235aと、LCD10に表示されている
内容を外部のビデオモニタに出力するためのビデオ出力
端子235bが設けられている。
【0027】カメラ本体部2の底面には、図4に示すよ
うに、電池20を装填するための電池装填室18とカー
ド装填室17とが設けられている。カード装填室17
は、スリット状に形成された挿入口を有しており、カメ
ラ本体部2内へメモリカード91を挿入し、そのメモリ
カード91に対する読み書きを行うためのものである。
そして両装填室17,18は、クラムシェルタイプの蓋
15により開閉自在になっている。なお、図4ではカー
ド装填室17にメモリカード91が装着された状態を例
示している。
【0028】デジタルカメラ1では、4本の単三形乾電
池20を電池装填室18に装填することにより、これら
を直列接続してなる内部電源である電源電池236(図
8,図9参照)を駆動源とすることができる。また、図
4に示すようにカメラ本体部2の側面には、外部電源端
子としてDC入力端子235aが設けられており、この
DC入力端子235aを通じて外部電源からの電力供給
を受けることによっても、デジタルカメラ1が駆動可能
になっている。なお、これらの駆動源の切替えについて
は後に詳述する。
【0029】ちなみに、外部電力供給のために用いられ
るアダプタ400は、例えば、図7に示すように、家庭
用のコンセントに接続可能なプラグ401とAC/DC
変換部402と前記DC入力端子235aに接続可能な
DC出力端子403とを備えており、家庭用のコンセン
トからプラグ401を介して供給される交流電流をAC
/DC変換部402により直流電流に変換してこれをD
C出力端子403から出力可能に構成される。
【0030】また、カメラ本体部2の底面には、コネク
タおよびカギ状の接続具によって接続されているカメラ
本体部2と撮像部3との係合を解くための解除レバー1
9が設けられている。
【0031】次に図5を参照しながら撮像部3の内部構
成について順に説明する。
【0032】撮像回路302は、ズームレンズ301に
よりCCD303上に結像された被写体の光像をCCD
303を用いて光電変換し、R(赤),G(緑),B
(青)の色成分の画像信号(各画素で受光された画素信
号の信号列からなる信号)として出力する。
【0033】なお、デジタルカメラ1では絞りが固定絞
りとなっているので、撮像部3における露出制御は、C
CD303の露光量(シャッタスピードに相当するCC
D303の電荷蓄積時間)を調節して行われる。被写体
輝度が低輝度時に適切なシャッタスピードが設定できな
い場合は、CCD303から出力される画像信号のレベ
ル調整を行うことにより露光不足による不適正露出が補
正される。即ち、低輝度時は、シャッタスピードとゲイ
ン調整とを組み合わせて露出制御が行われる。なお、画
像信号のレベル調整は、後述の信号処理回路313内の
AGC(オートゲインコントロール)回路により行われ
る。
【0034】タイミングジェネレータ314は、カメラ
本体部2内のタイミング制御回路202から送信される
クロックに基づきCCD303の駆動制御信号を生成す
るものである。タイミングジェネレータ314は、例え
ば、積分開始/終了(即ち、露出開始/終了)のタイミ
ング信号、各画素の受光信号の読出制御信号(水平同期
信号,垂直同期信号,転送信号等)等のクロック信号を
生成し、CCD303に出力する。
【0035】信号処理回路313は、撮像回路302か
ら出力される画像信号(アナログ信号)に所定のアナロ
グ信号処理を施すものである。信号処理回路313は図
示しないが、その内部にCDS(相関二重サンプリン
グ)回路とAGC回路とを有し、CDS回路により画像
信号のノイズの低減を行い、AGC回路のゲインを調整
することにより画像信号のレベル調整を行う。
【0036】また、撮像部3の内部には、ズームレンズ
301のズーム比の変更と収容位置と撮影位置との間の
レンズ移動を行うためのズームモータ307、および、
合焦を行うためのAF(オートフォーカス)モータ30
8が設けられている。
【0037】次に、カメラ本体部2の内部構成について
説明する。
【0038】全体制御部211は主にCPUからなり、
アドレスバス、データバス、コントロールバスで接続さ
れている上述した撮像部3内およびカメラ本体部2内の
各周辺構成の駆動を制御することによってデジタルカメ
ラ1の撮影動作を統括制御するものである。
【0039】なお、図5(および後述の図7)中の画像
データの流れについても便宜上、周辺構成間の矢印によ
って示しているが、実際には、画像データは全体制御部
211を介して各周辺構成ごとに送られる。そのため全
体制御部211内には、DRAMからなるワーク、制御
プログラムや後述する前回電源オフ時の倍率、前回電源
オフ時のLCD10の状態等を格納するためのフラッシ
ュROMを内蔵している。
【0040】次に、カメラ本体部2の内部における画像
信号の処理および画像表示に関する構成について説明す
る。
【0041】撮像部3の信号処理回路313から送られ
たアナログ画像信号はカメラ本体部2内の画像処理部2
00において各種画像処理が施される。図6は画像処理
部200の構成を示すブロック図である。まず、画像処
理部200へ送られてきたアナログ画像信号はA/D変
換器205において各画素ごとに10ビットのデジタル
信号に変換される。A/D変換器205は、タイミング
制御回路202から入力されるA/D変換用のクロック
に基づいて各画素信号(アナログ信号)を10ビットの
デジタル信号に変換する。
【0042】なお、タイミング制御回路202は、全体
制御部211の制御により、基準クロックやタイミング
ジェネレータ314およびA/D変換器205に対する
クロックを生成する。
【0043】黒レベル補正回路206は、A/D変換さ
れた画素信号(以下、「画素データ」という。)の黒レ
ベルを基準の黒レベルに補正するものである。また、W
B回路207は、R,G,Bの各色成分の画素データの
レベル変換を行うものであり、後工程のγ補正を考慮し
たホワイトバランスの調整を行う。ホワイトバランスの
調整は、全体制御部211からWB回路に入力されるレ
ベル変換テーブル(正確にはそのデータ)を用いて行わ
れ、レベル変換テーブルの各色成分の変換係数(特性の
傾き)は全体制御部211により撮影画像毎に設定され
る。
【0044】γ補正回路208は、画素データのγ特性
を補正するものである。γ補正回路208からの出力は
図5に示すように画像メモリ209に送られる。
【0045】画像メモリ209は、画像処理部200か
ら出力される画素データを記憶するメモリであり、1フ
レーム分の記憶容量を有している。即ち、画像メモリ2
09は、CCD303がn行m列(n,mは自然数)の
マトリクス状に配列した画素を有している場合、n×m
画素分の画素データの記憶容量を有し、各画素データが
対応する記憶領域(アドレス)に記憶されるようになっ
ている。
【0046】VRAM210は、LCD10に再生表示
される画像データのバッファメモリである。VRAM2
10は、LCD10の画素数に対応した画像データの記
憶容量を有している。
【0047】このような構成により、撮影モードにおけ
る撮影待機状態においては、撮像部3により所定間隔毎
に撮像された画像の各画素データが画像処理部200に
より処理され、画像メモリ209に記憶されるととも
に、全体制御部211を介して、ボタン231,232
を押すことにより設定された倍率(以下「設定倍率」と
いう)によっては間引き処理が行われた後にVRAM2
10に転送され、LCD10に表示される(ライブビュ
ー表示)。これにより撮影者は電子ビューファインダと
して機能するLCD10に表示された画像により被写体
像を視認することができる。
【0048】また、再生モードにおいては、メモリカー
ドから読み出された画像に全体制御部211による所定
の信号処理が施された後、VRAM210に転送されて
LCD10に再生表示される。なお、LCD10におい
て画像を表示する際には、全体制御部211の制御によ
りバックライト16が点灯する。
【0049】次に、カメラ本体部2内のその他の構成に
ついて順に説明する。
【0050】カードI/F212は、カード装填室17
に装填された各種カードとの間で信号の受け渡しを行う
インタフェースである。具体的にはメモリカードの画像
データの書込みおよび画像データの読出しを行う。
【0051】時計回路219は、撮影日時を管理するす
るための時計回路である。図示しない別の電源で駆動さ
れる。
【0052】また、カメラ本体部2内にはズームモータ
307およびAFモータ308を駆動するためのズーム
モータ駆動回路215およびAFモータ駆動回路216
が設けられている。これらの回路は、シャッタボタン8
やその他の上述した各種スイッチ、ボタンである操作部
250の操作に応じて機能する。
【0053】例えば、シャッタボタン8は銀塩フィルム
を使用するカメラ(以下銀塩カメラと略称する)で採用
されているような半押し状態と押し込んだ状態とが検出
可能な2段階スイッチになっており、待機状態でシャッ
タボタン8を半押し状態にすると、測距センサ306
(図1参照)からの測距情報によって距離情報が全体制
御部211へと入力される。そして、全体制御部211
の指示によって、AFモータ駆動回路216がAFモー
タ308を駆動し、合焦位置へズームレンズ301を移
動させる。
【0054】また、ボタン231,232が押される
と、これらのボタンからの信号が全体制御部211に送
られ、全体制御部211がその信号から得られる設定倍
率に応じて指示を行い、ズームモータ駆動回路215が
ズームモータ307を駆動してズームレンズを移動さ
せ、ズーミングを行ったり、さらには拡大処理部により
後述する電子ズーム処理を行う。これにより、ライブビ
ュー時または撮影時における実質的な倍率としての実効
倍率を設定倍率と一致させる。
【0055】以上、カメラ本体部2内の各構成について
説明したが、全体制御部211は周辺構成とのデータの
受け渡しやタイミング制御の他に様々な機能をソフトウ
ェア的に行うものとなっている。
【0056】例えば、全体制御部211は露出制御値
(シャッタスピード)を設定するための輝度判定機能と
シャッタスピード設定機能とを備えている。輝度判定機
能とは、撮影待機状態において、CCD303により1
/30秒毎に取り込まれ、画像メモリ209に記憶され
る画像を利用して被写体の明るさを判定するものであ
る。シャッタスピード設定機能とは、輝度判定による被
写体の明るさの判定結果に基づいてシャッタスピード
(CCD303の積分時間)を設定するものである。
【0057】また、全体制御部211は撮影画像の記録
処理を行うために、フィルタリング処理機能、記録画像
生成機能、さらには、再生画像生成機能を備えている。
【0058】フィルタリング処理機能とは、デジタルフ
ィルタにより記録すべき画像の高周波成分を補正して輪
郭に関する画質の補正を行うものである。
【0059】記録画像生成機能は、画像メモリ209か
ら画素データを読み出してメモリカードに記録すべきサ
ムネイル画像と圧縮画像とを生成する。具体的には、画
像メモリ209からラスタ走査方向に走査しつつ、横方
向と縦方向の両方向でそれぞれ8画素毎に画素データを
読み出し、順次、メモリカードに転送することで、サム
ネイル画像を生成しつつメモリカードに記録する。ま
た、メモリカードへの圧縮画像データの記録に際して画
像メモリ209から全画素データを読み出し、これらの
画素データに2次元DCT変換、ハフマン符号化等のJ
PEG方式による所定の圧縮処理を施してメモリカード
に記録する。
【0060】具体的操作としては、撮影モードにおい
て、シャッタボタン8により撮影が指示されると、撮影
指示後に画像メモリ209に取り込まれた画像のサムネ
イル画像と設定された圧縮率によりJPEG方式により
圧縮された圧縮画像とを生成し、撮影画像に関するタグ
情報(コマ番号、露出値、シャッタスピード、圧縮率、
撮影日、撮影時のフラッシュのオン/オフのデータ、シ
ーン情報、画像の判定結果等の情報)とともに両画像を
メモリカードに記憶する。
【0061】また、再生画像生成機能はメモリカードに
記録された圧縮画像をデータ伸張して再生画像を生成す
る機能である。具体的操作としては、モード設定スイッ
チ14を再生モードに設定すると、メモリカード内のコ
マ番号の最も大きな画像データが読み出されてデータ伸
張され、VRAM210に転送される。これにより、L
CD10にはコマ番号の最も大きな画像、即ち直近に撮
影された画像が表示される。
【0062】さらに、全体制御部211は、電源電池2
36からの電力供給によりデジタルカメラ1が駆動して
いるか又は外部電源からの電力供給によりデジタルカメ
ラ1が駆動しているかによって、デジタルカメラ1を省
電力モードで動作させるか又は通常モードで動作させる
かについての切替制御を行うが、これについては後に詳
述する。
【0063】なお、図5に示すように、デジタルカメラ
1は後述する処理を実行する際に、以下に示すような各
部の制御を全体制御部211が行うのであるが、通常
は、そのような制御を行うための制御プログラムは予め
全体制御部211内のフラッシュROMにインストール
されている。しかし、それ以外にも、そのような制御プ
ログラムや、その制御プログラムをアップデートするた
めのアップデートプログラムを記録した記録媒体として
セットアップ用メモリカード91をカード装室17に装
着して、そのセットアップ用メモリカード91から、そ
れら制御プログラムやアップデートプログラムを読み込
んでインストールすることもできるものとなっている。
【0064】<1.2 通常モードと省電力モードと
の切替について>このデジタルカメラ1は、専ら機能性
を重視したモードである通常モードと専ら電力消費の抑
制を重視した省電力モードとの2つのモードを電力供給
状況に応じて切替えて動作する構成となっており、以
下、そのための構成及び動作について説明する。
【0065】まず、デジタルカメラ1が内部電源である
電源電池236からの電力供給を受けているか、アダプ
タ400を介して外部電源(商用電源等)からの電力供
給を受けているかを検知するための構成について説明す
る。
【0066】図8及び図9は、電源電池236からの又
は外部電源からの電力供給を切替える回路419に、そ
の電力供給の切替を検知する検知回路420を付加した
回路を示しており、このうち図8はデジタルカメラ1側
のDC入力端子235aにアダプタ400側のDC出力
端子403が接続されていない状態を示し、図9はDC
入力端子235aにDC出力端子403が接続された状
態を示している。
【0067】電力供給の切替回路419は、DC入力端
子235aの構成要素でもある中心電極部411とその
周囲に配設された外側電極部412とを備える。
【0068】中心電極部411は、DC入力端子235
aにDC出力端子403が接続されることにより当該D
C出力端子403のプラス電極である中心電極部(図示
省略)に接続可能に構成されており、電源電池236の
プラス側電極と共にデジタルカメラ1内部のCPUやC
CD303、LCD10等の諸電力消費要素に接続され
ている。
【0069】また、外側電極部412は、所定のアース
ラインを介して接地された弾性片により形成され、前記
中心電極部411側に付勢された状態で、中心電極部4
11に非接触状態に近接した近接位置(図8参照)とこ
れよりも中心電極部411の外側に離れた離隔位置(図
9参照)との間で移動自在に配設される。
【0070】そして、DC入力端子235aにDC出力
端子403が接続されていない図8に示す状態では、外
側電極部412は近接位置にあってその一端部が電源電
池236のマイナス側電極に接続された固定接点部41
3に接触し、これにより電源電池236のマイナス側電
極が接地されて当該電源電池236による電力供給回路
(電池電力供給回路)が形成されるようになる。
【0071】一方、DC入力端子235aにDC出力端
子403が接続された図9に示す状態では、外側電極部
412がDC入力端子235aに押しのけられるように
して離隔位置に移動する。この場合、外側電極部412
の一端部が固定接点部413から離れて不導通な状態と
なる代りに、外側電極部412の他端部がDC出力端子
403側のマイナス電極である外側電極部403aに接
触して当該外側電極部403aが接地され、これにより
外部電源からの電力供給回路が形成されるようになる。
このようにして、DC出力端子403のDC出力端子2
35aの抜差しにより、電力供給ルートが電源電池23
6からの電力供給と外部電源からの電力供給とで相互に
切替る構成となっている。
【0072】また、電力供給状況検知手段である電力切
替検知回路420は、中心電極部411の周囲に設けら
れた検知電極部415とプルアップ抵抗Rとを備えて構
成される。検知電極部415は、弾性片により形成され
ており、DC入力端子235aにDC出力端子403が
接続されるとそのDC出力端子403側の外周電極部4
03aに接触可能に構成される。また、この検知電極部
415はプルアップ抵抗Rを介して電源のプラス側端子
に接続されており、プルアップ抵抗Rの検知電極部41
5側の端子の電圧レベルが検知出力としてハイインピー
ダンスの全体制御部211に出力されるように構成され
る。従って、DC入力端子235aにDC出力端子40
3が接続されておらず電源電池236からの電極供給を
受けてデジタルカメラ1が駆動しているときには(図8
参照)、検知電極部415が接地されていないためハイ
レベルの信号が出力される一方、DC入力端子235a
にDC出力端子403が接続されていて外部電源からの
電力供給によりデジタルカメラ1が駆動しているときに
は(図9参照)、検知電極部415がDC出力端子40
3側の外側電極部及びDC入力端子235a側の外側電
極部412を介して接地されるためローレベルの信号が
出力されるようになる。
【0073】次に、電力供給状況に応じて通常モードと
省電力モードとを切替える処理手順について説明する。
【0074】図10は、通常モードと省電力モードとを
切替える一連の処理手順を示すフローチャートである。
【0075】まず、操作者によって電源スイッチ227
が押されると、本デジタルカメラ1が起動し、ステップ
S1において、全体制御部211により、モード設定ス
イッチ14が再生モードに切替えられているか撮影モー
ドに切替えられているかが判定される。
【0076】ここで、再生モードに切替えられていると
判定された場合には、ステップS7にすすんで、LCD
オンモードとなって全体制御部211によりLCD10
がオン状態にされ、その後、ステップS8にすすんでメ
モリカードに記録された撮影済み画像をLCD10に再
生表示するための所定の再生モード処理が行われる。こ
れにより、操作者は、LCD10に再生表示された撮影
済画像を視認することができる。
【0077】一方、ステップS1において撮影モードに
切替えられていると判定された場合には、ステップS2
にすすんで、電力切替検知回路420からの検出信号が
ハイレベルの信号であるか否かの判定が行われ、ハイレ
ベルの信号であると判定されたとき(電源電池236か
らの電力供給を受けていると判断したとき)には、ステ
ップS3にすすむ。そして、ステップS3では、LCD
10への電力供給を遮断してオフ状態にするLCDオフ
モードに移行され、デジタルカメラ1の動作モードが省
電力モードとなる。その後、ステップS5にすすんで、
写真撮影を行うための撮影モード処理が行われる。な
お、この省電力モードで撮影を行う場合、被写体の画像
がLCD10にリアルタイムで表示されないので、操作
者は光学式ファインダ31を覗いて被写体を確認しつつ
撮影を行うことになる。もっとも、この際、操作者がL
CD10による電子ビューファインダを用いたいと思っ
た場合には、オン/オフ切替スイッチ321を押してL
CD10をオン状態にし、もってLCD10を電子ビュ
ーファインダとして機能させることができる。
【0078】一方、ステップS2において電力切替検知
回路420からの検出信号がハイレベルの信号ではない
と判定されたとき(外部電源からの電力供給を受けてい
ると判断したとき)には、ステップS4にすすむ。そし
て、ステップS4では、全体制御部211により、LC
D10への電力供給を開始してオン状態にするLCDオ
ンモードに移行され、デジタルカメラ1の動作モードが
通常モードとなる。その後、ステップS5にすすんで、
写真撮影を行うための所定の撮影モード処理が行われ
る。この場合、被写体の画像がLCD10にリアルタイ
ムで表示されるで、操作者はLCD10を覗いて被写体
を確認しつつ撮影を行うことができる。
【0079】さらに、ステップS8において再生モード
処理が行われた後、及び、ステップS5において撮影モ
ード処理が行われた後、ステップS6にすすんで、電源
スイッチ227がオフにされたか否かの判定が行われ
る。ここで、電源スイッチ227がオフにされたときに
は全ての処理を終了するが、オフにされていないときに
は、ステップS1に戻ってステップS1〜ステップS8
の処理を繰り返し行う。これにより、電源スイッチ22
7をオンした後に、撮影モードと再生モード間でモード
切替が行われた場合や、DC出力端子403をDC入力
端子235aに抜差しした場合(電源電池236からの
電力供給と外部電源からの電力供給が切替った場合)で
も、LCDオンモードとLCDオフモード間の適切な切
替が行われる。
【0080】以上のように構成されたデジタルカメラ1
によると、電源電池236からの電力供給を受けている
か、外部電源からの電力供給を受けているかを検知する
電力切替検知回路420を備え、全体制御部211が、
その検知回路420からの検知信号に基づいて電源電池
236からの電力供給を受けていると判断したときに
は、LCDオフモードに移行させてデジタルカメラ1の
動作モードが省電力モードとなるようにしているので、
電源電池236からの電力供給を受けてデジタルカメラ
1が駆動している場合に、操作者を煩わせることなく、
当該電源電池236の消耗を抑制することができる。な
お、LCDオフモードでは、操作者は、光学式ファイン
ダ312を覗いて撮影することができるので、特に問題
はない。
【0081】また、外部電源からの電力供給を受けてデ
ジタルカメラ1が駆動しており電源電池236の消耗を
考慮する必要がない場合には、機能性を重視した通常モ
ードとしているので、操作者にとって便利である。
【0082】また、LCD10を任意にオン/オフする
オン/オフ切替スイッチ321が設けられているため、
操作者がLCD10による電子ビューファインダを用い
たいと思った場合には、当該オン/オフ切替スイッチ3
21を押してLCD10を電子ビューファインダとして
機能させることができて便利である。
【0083】<2. 第2の実施の形態>次に、本発明
の第2の実施の形態を図11及び図12に基づいて説明
する。
【0084】この第2の実施の形態に係るデジタルカメ
ラ1Bは、基本的に図1〜図6,図8及び図9を用いて
説明した第1の実施の形態に係るデジタルカメラ1と同
様の構成を有しているが、それに加えて、電源電池23
6の残容量を検知するための残容量検知手段として電源
電圧検知部430を備えており、電源電池236の残容
量が所定の容量以下であるか否かによって通常モードと
省電力モードとを切替えるようにしている。なお、本第
2の実施の形態に係るデジタルカメラ1Bの説明におい
て、デジタルカメラ1と同一の構成については同一の符
号を付してその説明を省略する。
【0085】<2.1 デジタルカメラの基本的構成
>図11は、このデジタルカメラ1Bの内部構成を示す
ブロック図である。
【0086】即ち、このデジタルカメラ1Bは、電源電
池236の電圧値を検知するための430を備えてお
り、デジタルカメラ1Bが電源電池236を駆動源とし
ている場合に、当該電源電池236の電圧値を検知し、
その検知信号を全体制御部211に出力するようにして
いる。そして、全体制御部211では、その検知信号に
基づいて電源電池236の残容量が十分あるかを判断
し、その判断を通常モードと省電力モード間との移行の
条件に加味するようにしている。この処理については次
に詳述する。
【0087】<2.2 通常モードと省電力モードと
の切替について>このデジタルカメラ1Bでも、第1の
実施の形態に係るデジタルカメラ1と同様に、専ら機能
性を重視したモードである通常モードと専ら電力消費の
抑制を重視した省電力モードとの2つのモードを電力供
給状況に応じて切替えて動作する構成となっているが、
その切替え条件として、電源電池236からの電力供給
か或は外部電源からの電力供給によるかという条件に、
電源電池236の残容量が充分であるか否かをいう条件
を加味している。
【0088】次に、電力供給状況に応じて通常モードと
省電力モードとを切替える処理手順について説明する。
【0089】図12は、通常モードと省電力モードとを
切替える一連の処理手順を示すフローチャートである。
【0090】この処理手順は、基本的に図10のフロー
チャートに示される処理手順と同様であり、以下ではそ
れとの相違点を中心に説明し、同一ステップについては
同一符号を付して説明を省略する。
【0091】即ち、この処理手順では、ステップS2に
おいて外部電源検出信号がハイレベルであると判定した
(電源電池236からの電力供給を受けていると判断し
た)後、LCDオフモードに移転するステップS3の前
に、電源電池236の電圧値が所定のしきい値以上であ
るか否かを判断するステップS10が挿入されている。
【0092】そして、ステップS10において、電源電
池236の電圧値が所定のしきい値以上である場合(電
源電池236の残容量が十分である場合)には、ステッ
プS4にすすみ、全体制御部211が、LCD10への
電力供給を開始してオン状態にするLCDオンモードに
移行し、デジタルカメラ1Bの動作モードを通常モード
とし、ステップS5以下の処理が続けられる。
【0093】一方、ステップS10において電源電池2
36の電圧値が所定のしきい値以上ではない場合(電源
電池236の残容量が十分である場合)には、ステップ
S3にすすむ。そして、ステップS3では、全体制御部
211が、LCD10への電力供給を遮断してオフ状態
にするLCDオフモードに移行し、デジタルカメラ1B
の動作モードを省電力モードとし、ステップS5以下の
処理が続けられる。
【0094】なお、ステップS10からステップS4に
すすんだ場合、ステップS6において電源電池236の
残容量が充分であるか否かの判断が繰り返し行われるた
め、デジタルカメラ1Bの駆動途中で電源電池236が
消耗した場合でも、その電源電池236の残容量が不十
分となった時点で、ステップS3にすすんでLCDオフ
モードに移行する。
【0095】以上のように構成されたデジタルカメラ1
Bによると、電源電池236の電圧値を検知するための
電源電圧検知部430を備え、全体制御部211が、電
力切替検知回路420及び電源電圧検知部430からの
検知信号に基づいて、電源電池236からの電力供給を
受けている場合であってその電源電池236の電圧値が
所定のしきい値以上であると判断したときにはLCDオ
ンモードに移行してデジタルカメラ1Bの動作モードを
通常モードとする一方、電源電池236からの電力供給
を受けている場合であってその電源電池236の電圧値
が所定のしきい値よりも小さいと判断したときには、L
CDオフモードに移行してデジタルカメラ1Bの動作モ
ードを省電力モードとしているため、電源電池236の
残容量が十分であるときには、操作者は電子ビューファ
インダとして機能するLCD10を覗いて撮影を行うこ
とができると共に、電源電池236の残容量が少なくな
ったときには、電力の消耗を抑制することができる。
【0096】<3. 変形例>以上、この発明に係る実
施の形態について説明してきたが、この発明は上記実施
の形態に限定されるものではなく、様々な変形が可能で
ある。
【0097】例えば、図8及び図9に示す機械式の電力
切替回路419では、DC出力端子403がDC入力端
子235aに接続されると、いかなる場合でも電力供給
ルートが電源電池236による電力供給から外部電源に
よる電力供給に切替わってしまうため、アダプタ400
のプラグ401が家庭用のコンセントに接続されていな
い状態でDC出力端子403がDC入力端子235aに
接続された場合でも、デジタルカメラ1,1Bへの電力
供給が遮断された状態になってしまう。
【0098】そこで、そのような電力切替回路419及
びそれに付加された電力切替検知回路420に代えて、
図13に示す電力切替供給部440を備えてもよい。
【0099】この電力切替供給部440は、デジタルカ
メラ1,1B内部の電力供給ルートを電源電池236か
らの電力供給と外部電源からの電力供給とで切替えるス
イッチング部441を有し、DC入力端子235aの電
気的状態(電圧レベルなど)を検知し実際に外部電源か
らの電力供給経路が確立している判断したときに前記ス
イッチング部441を動作させてデジタルカメラ1,1
B内部への電力供給ルートを電源電池236による電力
供給から外部電源からの電力供給に切替える機能(電力
切替回路419の機能に実際の電力供給の可否を判断し
て切替を行う機能を付加した機能)と、電源電池236
からの電力供給回路を利用している場合に全体制御部2
11にハイレベルの信号を出力し、また、外部電源から
の電力供給回路を形成している場合に全体制御部211
にローレベルの信号を出力する機能(電力切替検知回路
420の機能)とを有している。
【0100】このような電力切替供給部440は、例え
ば、図13中に示すように、DC入力端子403を介し
て外部から所定のしきい値VR以上の電圧が加わること
によりスイッチング信号SWが活性化して外部電力側へ
と切替り、外部電圧がしきい値VR以下になると電池電
力側へと切替る回路を用いて形成することができる。な
お、この電力切替供給部440自身の動作電力も、DC
入力端子403からの外部電力供給がなされているとき
には、その外部電力によってまかなわれることが好まし
い。
【0101】このような電力切替供給部440を採用し
た場合、DC入力端子403を介して実際に外部電源か
らの電力供給経路が確立していると判断されたときに電
力供給ルートが電源電離236による電力供給側から外
部電源による電力供給側に切替えられるため、上述のよ
うに実際に外部電源からの電力供給ができないのに、電
力供給ルートが外部電力供給側に切替ってしまい電力供
給が遮断されてしまうような事態は防止される。
【0102】なお、この場合、電力切替供給部440
は、デジタルカメラ1,1Bの制御手段の機能の一部を
分担することになる。
【0103】また、上記各実施の形態においては、通常
モードではLCD10をオン状態にして電子ビューファ
インダとして機能させ、省電力モードではLCD10を
オフ状態にしたが、例えば、通常モードでCCD303
をオン状態にする一方、省電力モードではCCD303
をオフ状態にしておいてもよい(この場合シャッタボタ
ン8が押された時にCCD303をオン状態にすればよ
い)。また、省電力モードでは、LCD10を電子ビュ
ーファインダとして機能させておらず従って全体制御部
211も複雑な画像処理を行うこともないので、全体制
御部211を構成するCPUの動作クロックを通常モー
ドにおける動作クロックよりも低くすることによってC
PUの消費電力の低減を図るようにしてもよい。
【0104】即ち、省電力モードとは、デジタルカメラ
1,1BにおけるCCD303やLCD10等の電力消
費要素のうちの一部もしくは全てをその電力の消費を抑
制して動作させるモードということになる。また、通常
モードとは、省電力モード以外の動作モードの総称を指
す。
【0105】さらに、本発明については、上記各実施形
態における静止画が主に撮影対象となるデジタルカメラ
に限らず、動画を撮影できるビデオカメラなどにも適用
できる。即ち、本明細書における「電子カメラ」とは、
静止画および動画のいずれが撮影対象であってもよい。
【0106】
【発明の効果】以上のように、この発明の請求項1〜請
求項7記載の電子カメラによると、内部電源からの電力
供給を受けているか、外部電源からの電力供給を受けて
いるかを検知する電力供給状況検知手段と、電力供給状
況検知手段からの検知信号に基づいて、内部電源からの
電力供給を受けていると判断したときに省電力モードに
切替える一方、外部電源からの電力供給を受けていると
判断したときに通常モードに切替えるように制御する制
御手段と、を備えているため、内部電源からの電力供給
を受けている場合には、操作者を煩わせることなく、内
部電源の消耗を抑制することができる。また、外部電源
からの電力供給を受けている場合には、内部電源の消耗
を気にする必要がないため、機能性を重視した通常モー
ドとしているので、操作者にとって便利である。
【0107】また、請求項2記載の発明によれば、内部
電源の残容量を検知するための残容量検知手段をさらに
備え、制御手段が、電力供給状況検知手段及び残容量検
知手段からの各検知信号に基づいて、内部電源からの電
力供給を受けている場合であってその内部電源の残容量
が所定容量以下であると判断したときに、前記省電力モ
ードに切替えているため、内部電源の残容量が少なくな
ったときに、電力の消耗を抑制することができ、また、
内部電源の残容量が充分であるときには、通常モードで
動作させることができる。
【0108】また、請求項3記載のように、外部電源入
力端子を介して外部電源からの電力供給を受けるように
構成されたものにあっては、制御手段が、外部電源入力
端子を介して実際に外部電源からの電力供給経路が確立
されているときにのみ、内部電源による電力供給状態か
ら外部電源による電力供給状態に切替えるようにする
と、外部電源入力端子を介して実際に外部から電力供給
経路が確率されている場合に、電力供給ルートを外部電
源からの電力供給側に切替えることができ、予期しない
電力の遮断を防止できる。
【0109】さらに、請求項5記載のように、画像表示
用の表示手段を手動でオン状態又はオフ状態にするため
のオン/オフ切替えスイッチをさらに備えたものにあっ
ては、内部電源からの電力供給を受けている場合であっ
ても、操作者が任意に表示手段をオン状態にして電子ビ
ューファインダとして機能させることができる。
【0110】また、請求項6記載のように、光学式ファ
インダをさらに備えたものにあっては、表示手段がオフ
状態となっている場合でも、その光学式ファインダを覗
いて被写体を確認しつつ撮影することができる。
【0111】さらに、請求項7記載のように、制御手段
が、再生モードでは表示手段をオン状態にして記録画像
の再生表示画面として機能させ、撮影モードでは、通常
モードへの切替えにより表示手段をオン状態にして電子
ビューファインダとして機能させる一方、省電力モード
への切替えにより表示手段をオフ状態にするようにする
と、操作者を煩わせることなく、内部電源の消耗を抑制
することができる。また、外部電源からの電力供給を受
けている場合には、内部電源の消耗を気にする必要がな
いため、操作者を煩わせることなく、内部電源の消耗を
抑制することができる。また、外部電源からの電力供給
を受けている場合には、電子ビューファインダとして機
能する表示手段を覗きつつ撮影を行えるので便利であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態に係るデジタルカ
メラを示すデジタルカメラの正面図である。
【図2】デジタルカメラの背面図である。
【図3】デジタルカメラの側面図である。
【図4】デジタルカメラの底面図である。
【図5】デジタルカメラの内部構成を示すブロック図で
ある。
【図6】画像処理部の内部構成を示すブロック図であ
る。
【図7】アダプタを示す概略図である。
【図8】DC入力端子にDC出力端子が接続されていな
い状態の電力供給切替回路及び電力切替検知回路を示す
図である。
【図9】DC入力端子にDC出力端子が接続された状態
の電力供給切替回路及び電力切替検知回路を示す図であ
る。
【図10】通常モードと省電力モードの切替え手順を示
すフローチャートである。
【図11】この発明の第2の実施の形態に係るデジタル
カメラの内部構成を示すブロック図である。
【図12】第2の実施の形態において通常モードと省電
力モードの切替え手順を示すフローチャートである。
【図13】変形例に係る電力切替供給部を示すブロック
図である。
【符号の説明】
1,1B デジタルカメラ 14 モード設定スイッチ 211 全体制御部 227 電源スイッチ 235a DC入力端子 236 電源電池 312 光学式ファインダ 321 オン/オフ切替スイッチ 400 アダプタ 403 DC出力端子 419 電力切替回路 420 電力切替検知回路 430 電源電圧検知部 440 電力切替供給部 LCD 10
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // H04N 101:00 H04N 101:00 Fターム(参考) 2H054 AA01 5C022 AA13 AB40 AB67 AC03 AC13 AC16 AC18 AC42 AC69 AC73 5C052 AA16 AB02 CC01 DD02 EE03 EE08 GA02 GA03 GA06 GA08 GA09 GB01 GD10 GE06 GE08

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 省電力モードと通常モードとが切替え可
    能であり、内部電源からの又は外部からの選択的な電力
    供給により駆動する電子カメラであって、 前記内部電源からの電力供給を受けているか、外部電源
    からの電力供給を受けているかを検知する電力供給状況
    検知手段と、 前記電力供給状況検知手段からの検知信号に基づいて、
    前記内部電源からの電力供給を受けていると判断したと
    きに前記省電力モードに切替える一方、外部電源からの
    電力供給を受けていると判断したときに前記通常モード
    に切替えるように制御する制御手段と、を備えることを
    特徴とする電子カメラ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の電子カメラであって、 前記内部電源の残容量を検知するための残容量検知手段
    をさらに備え、 前記制御手段が、 前記電力供給状況検知手段及び前記残容量検知手段から
    の各検知信号に基づいて、前記内部電源からの電力供給
    を受けている場合であってその内部電源の残容量が所定
    容量以下であると判断したときに、前記省電力モードに
    切替えることを特徴とする電子カメラ。
  3. 【請求項3】 外部電源入力端子を介して外部電源から
    の電力供給を受けるように構成された請求項1又は請求
    項2記載の電子カメラであって、 前記制御手段が、 前記外部電源入力端子を介して実際に外部電源からの電
    力供給経路が確立されているときにのみ、内部電源によ
    る電力供給状態から外部電源による電力供給状態に切替
    えることを特徴とする電子カメラ。
  4. 【請求項4】 請求項1〜請求項3記載のいずれかに記
    載の電子カメラであって、 前記省電力モードへの切替えにより画像表示用の表示手
    段をオフ状態にすることを特徴とする電子カメラ。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の電子カメラであって、 前記表示手段を手動でオン状態又はオフ状態にするため
    のオン/オフ切替えスイッチをさらに備えたことを特徴
    とする電子カメラ。
  6. 【請求項6】 請求項4又は請求項5記載の電子カメラ
    であって、 光学式ファインダをさらに備えたことを特徴とする電子
    カメラ。
  7. 【請求項7】 撮影モードと再生モードとが切替可能と
    された請求項4〜請求項6のいずれかに記載の電子カメ
    ラであって、 前記制御手段は、 前記再生モードでは前記表示手段をオン状態にして記録
    画像の再生表示画面として機能させ、 前記撮影モードでは、前記通常モードへの切替えにより
    前記表示手段をオン状態にして電子ビューファインダと
    して機能させる一方、前記省電力モードへの切替えによ
    り前記表示手段をオフ状態にすることを特徴とする電子
    カメラ。
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Cited By (3)

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