JP2001272609A - 内視鏡用操作リモートコントローラ - Google Patents

内視鏡用操作リモートコントローラ

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JP2001272609A
JP2001272609A JP2000086993A JP2000086993A JP2001272609A JP 2001272609 A JP2001272609 A JP 2001272609A JP 2000086993 A JP2000086993 A JP 2000086993A JP 2000086993 A JP2000086993 A JP 2000086993A JP 2001272609 A JP2001272609 A JP 2001272609A
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伸幸 本木
Hiroyuki Fukuda
博之 福田
Yoshita Hayashi
喜太 林
Takakazu Ishigami
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型軽量でかつ湾曲操作を行いながら観察、
検査に必要な操作を片手で使い勝手よく行える内視鏡用
操作リモートコントローラを実現する。 【解決手段】 内視鏡装置は、撮像手段と湾曲部を先端
部に備えた細長な挿入部と、前記湾曲部を湾曲駆動する
ために前記挿入部の基端側に設けられたモータドライブ
ユニットと、前記撮像手段で撮像した観察画像を表示す
るモニタとを備えている。前記内視鏡装置には、内視鏡
用操作リモートコントローラ(操作リモコン)6が接続
される。この操作リモコン6は、前記内視鏡装置を遠隔
操作するための複数のスイッチ(湾曲レバー28、指示
レバー29、明るさボタン32a、メニューボタン32
b、録画ボタン38a、呼び出しボタン38b、電源ボ
タン39、スライドスイッチ44)を把持可能な容積の
筐体6aの表面と裏面とに分散させて設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内視鏡装置を遠隔
操作する内視鏡用操作リモートコントローラに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、細長の挿入部を体腔内に挿入
することにより、体腔内臓器などを観察したり、必要に
応じて処置具チャンネル内に挿通した処置具を用いて各
種治療処置のできる医療用内視鏡装置が広く利用されて
いる。また、工業分野においても、ボイラ,タービン,
エンジン,化学プラントなどの内部の傷や腐蝕などを観
察したり検査することのできる工業用内視鏡装置が広く
利用されている。例えば、前記工業用内視鏡装置を用い
てジェットエンジン内部のコンプレッサブレード(以
下、ブレードと称する)の非破壊検査を行うと、ジェッ
トエンジンが運転中に吸い込んだ鳥や石や氷などによっ
て発生した、ブレードのエッジの欠けや亀裂などの損傷
を発見することができる。
【0003】このような従来の工業用内視鏡装置は、例
えば特開平10−328131号公報や米国特許第53
73317号公報に記載されているように内視鏡本体
と、ディスプレイを備えた内視鏡用操作リモートコント
ローラとから構成されている。前記内視鏡本体は、撮像
手段を設けた先端部及びこの先端部を湾曲自在に湾曲す
る湾曲部を有する細長な挿入部を備え、前記撮像手段か
らの撮像信号を処理する信号処理部を有して構成されて
いる。前記撮像手段で撮像された観察画像は、前記信号
処理部において映像信号に信号処理され、前記内視鏡用
操作リモートコントローラのディスプレイに供給されて
ディスプレイで観察画像として表示される。
【0004】前者(特開平10−328131号公報)
に記載の内視鏡用操作リモートコントローラは、所定の
容積の筐体にディスプレイとジョイスティックとを設け
て構成され、前記内視鏡本体に接続されてジョイスティ
ックを操作することにより、前記挿入部の基端側に内蔵
したモータを回転制御して前記湾曲部を湾曲操作するた
めのワイヤを牽引し、前記湾曲部の湾曲形状を変形可能
にしている。
【0005】後者(米国特許第5373317号公報)
記載の内視鏡用操作リモートコントローラは、所定の容
積の筐体外部にディスプレイと、湾曲操作用ジョイステ
ィク及び各種操作用キースイッチとを設け、筐体内部に
前記モータと、撮像手段からの撮像信号を処理する信号
処理制御部とを設けて構成されている。この内視鏡用操
作リモートコントローラは、ジョイスティクを操作する
ことにより、前記モータを回転制御して前記挿入部の湾
曲部の湾曲形状を変形可能にすると共に、各種キースイ
ッチを操作することにより各種操作を行えるようにして
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者
(特開平10−328131号公報)に記載の内視鏡用
操作リモートコントローラは、湾曲操作するジョイステ
ィックのみ有しているため、湾曲制御以外の操作ができ
ないという問題があった。また、後者(米国特許第53
73317号公報)記載の内視鏡用操作リモートコント
ローラは、前記モータや信号処理制御部やディスプレイ
を内視鏡用操作リモートコントローラに設けているた
め、筐体外形が大きくなるほか、重量が重くなり、片手
で把持しつつ各種操作をすることができないという問題
があった。更に、キースイッチをディスプレイの近傍に
隣接させてあるため、前記キースイッチを操作するには
ジョイスティックから手を離して操作するか、挿入部を
把持していた手で操作するしかなく、使い勝手が悪いと
いう問題もあった。
【0007】本発明は、上述した問題点に鑑みなされた
もので、小型軽量で、かつ湾曲操作を行いながら観察、
検査に必要な操作を片手で使い勝手よく行える内視鏡用
操作リモートコントローラを提供することを目的として
いる。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の内視鏡用操作リ
モートコントローラは、撮像手段と湾曲部とを先端部に
備えた挿入部と、前記湾曲部を湾曲駆動するために前記
挿入部の基端側に設けたモータと、前記撮像手段で撮像
した観察画像を表示するディスプレイとを備えた内視鏡
装置に接続してこの内視鏡装置を遠隔操作する内視鏡用
操作リモートコントローラにおいて、前記内視鏡装置を
遠隔操作するための複数のスイッチを筐体の表面及び裏
面とに分散させて設けたことを特徴としている。この構
成により、小型軽量で、かつ湾曲操作を行いながら観
察、検査に必要な操作を片手で使い勝手よく行える内視
鏡用操作リモートコントローラを実現する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態について説明する。 [第1の実施の形態]図1ないし図14は本発明の第1
の実施の形態に係り、図1は内視鏡装置の全体構成を示
す全体構成図、図2は図1のドラム構造の説明図、図3
は図2のモータドライブ構造を示す説明図、図4は内視
鏡用操作リモートコントローラを示す正面図、図5は内
視鏡用操作リモートコントローラを示す裏面図、図6は
内視鏡用操作リモートコントローラを示す側面図、図7
は内視鏡用操作リモートコントローラの上端を示す上端
図、図8は内視鏡用操作リモートコントローラの下端を
示す下端図、図9は内視鏡用操作リモートコントローラ
を示す断面図、図10は湾曲レバーの各種構造を示す説
明図、図11は内視鏡用操作リモートコントローラのス
ライドスイッチの構成を示す構成断面図、図12は内視
鏡用操作リモートコントローラのマイク構造を示す説明
図、図13は内視鏡用操作リモートコントローラのLC
D用コネクタとケーブルとの関係を示す説明図、図14
は内視鏡用操作リモートコントローラと内視鏡本体の関
係を示すブロック図である。
【0010】図1に示すように内視鏡装置1は、細長な
挿入部2及びこの挿入部2を捲回収納するドラム部3か
ら構成される内視鏡本体4を備えている。また、内視鏡
本体4のドラム部3には、モニタ5が接続されている。
さらに、内視鏡本体4のドラム部3には、内視鏡用操作
リモートコントローラ(以下、操作リモコン)6が接続
されている。
【0011】前記挿入部2には、図示しない撮像手段と
照明手段を備えた先端部としてアダプタ7が着脱可能に
取り付け可能となっていて、このアダプタ7は視野角や
視野方向を変換できる複数種のアダプタ7a,7bから
構成されている。このアダプタ7の基端側には、湾曲自
在な湾曲部8が設けられており、内視鏡本体4側からの
操作により湾曲させることができるようになっている。
【0012】前記ドラム部3は、ドラム9と、このドラ
ム9を回動自在に軸支する台10とから構成され、前記
ドラム9に挿入部2を捲回可能となっている。また、こ
のドラム9の内部には、信号処理部を構成する部品が内
蔵されている。このドラム9には、コネクタ11を介し
て操作リモコン6が着脱自在に接続されている。また、
ドラム9には、上述したように、コネクタ11を介して
前記モニタ5が着脱自在に接続されている。ドラム9の
内部の信号処理部等は、モニタ5に映像信号と電力とを
供給している。
【0013】次に、前記ドラム部3の詳細について図2
を参照して説明する。前記ドラム9の内部には、照明手
段である光ファイババンドル12に照明光を供給する光
源装置13と、前記湾曲部8を操作するためのワイヤを
牽引操作する二個のモータ14を備えたモータドライブ
ユニット15と、このモータドライブユニット15を制
御する制御機能を有すると共に、撮像手段で撮影した画
像を映像信号に生成し、この映像信号による静止画や動
画などの画像を記録する信号処理機能及びこれら各機能
を操作制御するための機能を搭載する中央基板16とを
内蔵している。この中央基板16には、前記モニタ5と
前記操作リモコン6とが電気的に接続されている。前記
挿入部2の基端側は、前記モータドライブユニット15
に固定されている。前記挿入部2は、前記ドラム9の二
枚の側板17に挟まれた円筒体18に穿設された挿入開
口19から延出されている。
【0014】次に、前記モータドライブユニット15の
詳細について図3を参照して説明する。前記モータドラ
イブユニット15は前記挿入部2の基端側を固定し、図
示しないモータ(14)を支持するジイタ20と、前記
モータ(14)の出力軸21に固定された二個のスプロ
ケット22と、このスプロケット22と噛み合い、この
スプロケット22の回転運動を進退運動に変える二本の
チェーン23と、このチェーン23の端部に固定され、
他端が前記湾曲部8に固定される複数のワイヤ24と、
このワイヤ24を保護する複数のコイルシース25とか
ら構成されている。尚、前記ワイヤ24は、前記チェー
ン23の端部の数と同数で四本から構成される。
【0015】次に、前記操作リモコン6の詳細について
説明する。前記操作リモコン6は図4ないし図9に示す
ように、耐衝撃性の高い樹脂で形成された上カバー26
と同樹脂で形成された下カバー27とで把持可能な容積
に構成された筐体6aから構成され、この筐体6aの表
面と裏面とに内視鏡装置1を遠隔操作するための複数の
スイッチ(詳細は後述する)を分散配置している。
【0016】この筐体6aでは、下端側位置で裏面側に
凸部30が形成されており、上端側位置で表面側に段付
き部35が形成されている。この段付き部35には突起
31が形成されている。この凸部30は、図6に示す破
線で示すように裏面が略平面になるように設けてある。
さらに、筐体6aの表面側の複数のスイッチ(詳細は後
述する)は、突起31と下端とを結ぶ一点鎖線の領域内
に配置されている。これにより、前記操作リモコン6
は、表面側を下にして机等に載置しても、誤って当該ス
イッチが押下されて誤り動作をすることがなく、かつ、
誤って落としても当該スイッチ類が保護されるようにし
てある。また、前記上カバー26と前記下カバー27と
は、耐衝撃性の高い樹脂で形成されているため、誤って
落としても壊れることがないようになっている。
【0017】この操作リモコン6の表面側について、図
4、図6、図8及び図9を主に参照して説明する。操作
リモコン6の表面には、左右どちらの手でも把持して使
用可能なように、表面中央部よりやや上端側に湾曲レバ
ー28が、表面中央部に指示レバー29が、指示レバー
29の下端側で録画ボタン38aが、さらに録画ボタン
38aの下端側に呼び出しボタン38bが、この呼び出
しボタン38bの下端側に電源ボタン39が、前記上カ
バー26の中心軸上にそれぞれ配置されている。また、
操作リモコン6の表面には、前記湾曲レバー28の上端
側に明るさボタン32aとメニューボタン32bとが、
前記上カバー26の中心軸の左右にそれぞれ配置されて
いる。また、前記湾曲レバー28は、親指で操作しやす
い位置に配置している。また、各レバーや他のボタン類
も親指が届く範囲に配置している。
【0018】また、前記上カバー26の表面の湾曲レバ
ー28の近傍には、前記湾曲部8の形状を直線状にする
操作のためのセンタボタン36を設けてある。このセン
タボタン36は、湾曲レバー28の操作時に誤って触れ
ないように上カバー26の表面よりやや凹んでいる。前
記明るさボタン32aは撮影された画像の明るさ調整を
行うためのボタンであり、前記メニューボタン32bは
メニューの表示、非表示を行うためのボタンである。こ
のメニューボタン32bを押下操作すると、モニタ5に
表示される観察画面上にメニューが重ねて表示されるよ
うになっている。このモニタ5に表示されたメニューの
中で、画像の明るさやエンハンストを切り換えた場合に
は、それに応じてモニタ5に表示されている観察画面が
当該操作に応じて変化する。
【0019】前記指示レバー29は、メニューモードを
切り換える操作が可能である。例えば、この指示レバー
29を上下左右に倒すことで、メニューの項目を選択さ
せることができる。また、この指示レバー29をプッシ
ュ操作することで、確定操作をすることができる。尚、
この指示レバー29は、メニュー表示がされているとき
には、メニューの選択操作をするスイッチの役割を果た
すが、観察画像がモニタ5に表示されているときに、上
下左右ないし斜め方向に倒すことにより、画面のパン・
チルト操作(ズーム画面をモニタ5に表示したい部分の
選定)を行わせることができる。
【0020】前記湾曲レバー28は、前記湾曲部8の湾
曲を操作させることができるレバーである。この湾曲レ
バー28は軸方向に操作されると、湾曲部8の形状をロ
ック状態にさせることができるレバーである。前記録画
ボタン38aは、静止画や動画の記録動作をさせるボタ
ンである。この録画ボタン38aは、これを操作するこ
とにより、フリーズ画面がモニタ5に表示されていると
きに静止画記録を行わせる指示ができ、観察画面がモニ
タ5に表示されているときには動画記録を行わせる指示
ができる。前記呼び出しボタン38bは、記録した画像
の呼び出しを行わせる指示をするボタンであり、これを
操作することによってサムネイル画像の表示を行うこと
ができるようになっている。また、前記電源ボタン39
は、全体の電源をオン、オフさせる機能を有するボタン
である。
【0021】前記上カバー26の上端側の段付き部35
には、音声入力のための複数のマイク穴33と、電源投
入を表示するインジケータ34とが配置されている。ま
た、操作リモコン6の把持部40の下端側には、LCD
モニタ以外の外部機器を接続するLCD用コネクタ41
と、内視鏡本体4に接続するコネクタ11につながる柔
軟なケーブル42とが設けられている。
【0022】前記段付き部35は、把持部40に対して
段差を有しており、前記湾曲レバー28の操作時に明る
さボタン32aとメニューボタン32bとを誤操作しな
いような高さになっている。使用頻度の高い明るさボタ
ン32aとメニューボタン32bとを段付き部35に配
置することにより、使い易さを向上させている。また、
明るさボタン32aとメニューボタン32bとは、指示
レバー29の中心位置を中心とする円弧上に配置し、把
持した親指で操作し易いようになっている。
【0023】次に、この操作リモコン6の裏面側につい
て、図5、図6、図7及び図9を主に参照して説明す
る。前記操作リモコン6の裏面は、左右のどちらの手で
把持してもよい形状に下カバー27が構成されている。
この下カバー27の上端側には、ハンガ43と、左右ど
ちらの手で把持してもよいようにスライドスイッチ44
とが、下カバー27の中心軸上に配置されている。この
ハンガ43は、フック状の部材(図示せず)に操作リモ
コン6を吊り下げるときに使用される。そして、ハンガ
43は、バランスのよい場所に設けられているので、フ
ック状の部材に吊り下げたときでも、操作リモコン6は
傾かずに真っ直ぐに垂れ下がるようになっている。
【0024】前記スライドスイッチ44は、観察画像の
拡大比の調整を行なうための指令を入力できるスイッチ
であり、左傾斜操作、右傾斜操作をすることができる。
このスライドスイッチ44は、操作されることにより、
モニタ5に表示される観察画像を連続して拡大あるいは
縮小する指示を出力できる。このスライドスイッチ44
からの指示に伴って、観察画面上にはスライドバーが表
示されてズーム比率が表示されている。スライドスイッ
チ44から操作指令が出力されなくなると、観察画面上
のスライドバーを表示しなくなる。
【0025】また、操作リモコン6の全体的な事項につ
いて、各図を参照して説明する。図6に示すように、筐
体6aの表面に配置された前記湾曲レバー28は親指
で、筐体6aの裏面側に配置されたスライドスイッチ4
4は人指し指で、それぞれ一番操作し易い位置に配置さ
れている。また、筐体6aの下端側から指示レバー2
9、湾曲レバー28の順で高くなっており、湾曲レバー
28が最も操作し易いようになっている。
【0026】さらに、湾曲レバー28の上端形状と、指
示レバー29の上端形状とは、図6及び図9に示すよう
に、異なった形状に形成している。前記湾曲レバー28
は、指が引っ掛かり易いように凹状に形成されている。
また、指示レバー29は、上端が球面状になっている。
尚、これらレバーの上端形状は、図10(a)に示すよ
うに球面状のタッチ部La、図10(b)に示すように
円柱状のタッチ部Lb、図10(c)に示すように円錐
状のタッチ部Lc、図10(d)に示すように円盤を積
み上げて側面からみて段状の三角形状のタッチ部Ldな
ど、操作に適するように各種の形状を採用できる。
【0027】また、LCD用コネクタ41とケーブル4
2とは、図8に示すように水平方向に並んで配置されて
いる。LCD用コネクタ41に接続されるケーブル(不
図示)と、ケーブル42とは同一方向に延出されるた
め、それぞれのケーブルが邪魔にならず使い易い。もち
ろん、両ケーブルがあるときには図15に示すように、
これらをバインド部材120によりバインドすればより
使い易さが向上する。
【0028】次に、操作リモコン6の内部について、主
に図9を参照して説明する。操作リモコン6の筐体6a
は、上述したように前記上カバー26と前記下カバー2
7とから構成されている。この筐体6aの内部には、メ
ニューボタン32bと、インジケータ34と、録画ボタ
ン38aと、呼び出しボタン38bと、電源ボタン39
と、ジョイスティック45と、複数のタクタイルスイッ
チ47と、指示スイッチ48と、レバースイッチ50
と、レバースイッチ基板51と、LED52と、LED
基板53と、中継基板54と、スイッチ基板55と、信
号線56と、基板用コネクタ57とが設けられている。
また、筐体6aからはケーブル42が引き出されてい
る。
【0029】さらに、スライドスイッチ44は、柔軟な
ゴム材で形成したゴムカバー49と、レバースイッチ5
0とで構成されている。このゴムカバー49も、レバー
スイッチ50の動きを妨げない柔軟性を有しており、筐
体6a内部に水滴や塵の侵入を防止する。さらに、レバ
ースイッチ50は、図11の矢印Jに示すように左側に
傾斜及び右側に傾斜の操作が可能であり、また、図11
の矢印Kに示すように軸方向に押圧操作が可能であり、
各操作に応じた信号を出力できるスイッチである。
【0030】このレバースイッチ50には、図11に示
すように、レバー部61が組み込まれていて、 このレバ
ー部61は前記ゴムカバー49の内部の一部に組み付い
ている。また、ゴムカバー49には、操作性をよくする
ために座屈部62を設けている。また、前記上カバー2
6の湾曲レバー28が配置される領域にはスイッチ開口
59が穿設されており、このスイッチ開口59にはゴム
ブーツ60が配設されている。ゴムブーツ60は、湾曲
レバー28の湾曲操作による動作を妨げない柔軟性を有
し、筐体6a内部に水滴や塵の侵入を防止できる。
【0031】前記ジョイスティック45は、湾曲レバー
28の角度に応じてアナログ信号を出力する入力装置で
ある。また、このジョイスティック45は、湾曲レバー
28を軸方向に操作したときに、タクタイルスイッチ4
7によりオン信号を出力できるようになっている。さら
に説明すると、このジョイスティック45は、操作軸4
5aの倒れ角に応じて出力信号が可変するアナログジョ
イスティックである。このジョイスティック45は、操
作軸45aを軸方向に操作したときに、信号を発するタ
クタイルスイッチ47を設けている。また、このアナロ
グジョイスティクに代えて、操作軸及びこの操作軸の倒
れた方向に対応させて設けたオンオフスイッチとから構
成したデジタルジョイスティックを構成したものであっ
てもよい。このデジタルジョイスティックは、操作軸に
倒れ角度が与えられた際に、XY4方向のうち、レバー
の倒れた方向に対応してオン信号を出力できるようにな
っている。
【0032】指示スイッチ48は、指示レバー29を軸
方向に操作すると、独立した別のオン信号を出力できる
ようにもなっている。また、録画ボタン38aと、呼び
出しボタン38bと、電源ボタン39と、メニューボタ
ン32bと、図示しない明るさボタン32aは、ボタン
を押圧操作されると、それぞれのタクタイルスイッチ4
7からオン信号を出力できるようになっている。
【0033】レバースイッチ基板51には、レバースイ
ッチ50が実装されている。LED基板53には、LE
D52と、明るさボタン32a及びメニューボタン32
bに対応するタクタイルスイッチ47が実装されてい
る。中継基板54には基板用コネクタ57が実装されて
おり、基板用コネクタ57にはケーブル42の信号線5
6が接続されている。スイッチ基板55には、録画ボタ
ン38aと、呼び出しボタン38bと、電源ボタン39
とに対応した各タクタイルスイッチ47が配置されてい
る。レバースイッチ基板51と、LED基板53と、ス
イッチ基板55とは、中継基板54にFFCケーブル等
で電気的に接続されている。
【0034】フレーム58は、高さの異なる部品を取り
付けるため、折れ曲がった形状に形成されている。この
フレーム58には、ジョイスティック45と、中継基板
54と、スイッチ基板55と、ケーブル42とが取り付
けられている。このフレーム58は前記上カバー26に
固定されており、録画ボタン38a、呼び出しボタン3
8b、電源ボタン39、ジョイスティック45、及び指
示スイッチ48が操作されたときの押圧力を受け止める
ようになっている。
【0035】また、録画ボタン38aと、呼び出しボタ
ン38bとは、図9に示すように、誤って押圧できない
ように把持部40の表面と略同一面にしている。電源ボ
タン39は、図9に示すように、誤って押圧できないよ
うに把持部40の表面より僅かに低く設けている。ま
た、前記筐体6aの面に設けられた全てのボタン、LC
D用コネクタ41、ケーブル42を配置するために設け
たそれぞれの開口には、水滴や塵の侵入を防止する弾性
部材を部分的に押し潰したシール構造を採用している。
前記上カバー26と前記下カバー27との合わせ目に
も、同様に弾性部材を押圧して水滴と塵の侵入を防止で
きるようにしている。
【0036】前記インジケータ34は、図9に示すよう
な構造にされており、乳白色の光透過性の樹脂で構成さ
れており、LED52の対向位置に位置している。尚、
LED52は例えば緑色に発光するものを採用してい
る。また、この筐体6aにおいて凸部30と段付き部3
5とは、一種のバンパとして作用する内部空間を形成さ
せるものである。この筐体6aの内部には、上述した部
材しか配置されておらず、軽量に構成されている。前記
筐体6aの段付き部35には、図12に示すように、マ
イク穴33が設けてあって、このマイク穴33に対応し
た位置にマイク64が配置されている。このマイク64
は、前記LED基板53にリード線で電気的に接続され
ている。また、マイク穴33の筐体6a内部側には、音
声を通し、液体や塵等の侵入を防止する膜65が設けら
れている。
【0037】また、操作リモコン6のLCD用コネクタ
41を介してLCDモニタ67を接続する例について、
図13を参照して説明する。前記ケーブル42の信号線
56は、基板用コネクタ57に接続されると共に、信号
線56の一部がLCD用コネクタ41に接続されてい
る。このLCD用コネクタ41には、内視鏡本体4から
電力、映像信号、音声信号が供給されるようになってい
る。
【0038】LCDモニタ67は、ケーブル68の先端
に設けられたコネクタ69をLCD用コネクタ41に挿
入接続することにより、内視鏡本体4に接続されること
になる。これにより、LCDモニタ67には、電力が供
給されると共に、映像信号と音声信号とが供給されて、
所望の観察画像が表示されてかつ音声も出力される。
尚、LCDモニタ67に代えて、フェイスマウンテッド
ディスプレイFMD(又はHMD ( Head Mounted Disp
lay )とも呼ばれる)を使用してもよい。
【0039】次に、モニタ5と、操作リモコン6、内視
鏡本体4との関係を図14を参照して説明する。操作リ
モコン6の内部には中継基板54が配置されていて、ジ
ョイスティック45、タクタイルスイッチ47、及び指
示スイッチ48と、その他の部品が接続されている。こ
の中継基板54は、図示しないが、A/D変換器、各種
演算処理を行なうCPUと、音声増幅器とを搭載してい
る。また、この中継基板54は、図2及び図12に示す
ように、ケーブル42を介してドラム9の内部に設けら
れた中央基板16に接続されている。
【0040】図12に示すようにドラム9内において、
中央基板16はモータドライブユニット15内のモータ
14に電気的に接続されている。また、中央基板16に
は、モニタ5がケーブルを介して、LCD用コネクタ4
1がケーブル42を介して、それぞれ接続されている。
この中央基板16は、挿入部2の先端部に配置されてい
る撮像手段からの信号を受け取り、映像信号にして、モ
ニタ5に供給できるようになっている。また、中央基板
16は、中継基板54からの各種の指令信号を取り込
み、前記モータドライブユニット15内のモータ14を
回転制御したり、内視鏡装置1の各種機能を制御できる
ようになっている。
【0041】上述したように構成された内視鏡装置1及
び操作リモコン6の作用を説明する。電源ボタン39を
押圧して電源を投入すると、電源から各部に電力が供給
されて、LED52を点灯し、パイロットランプとして
のインジケータ34を緑色に点灯させる。
【0042】そして、これらを確認したところで、ドラ
ム9に巻き付いている挿入部2を引き出す。この挿入部
2を片手で把持し、挿入部2の先端部の照明手段で観察
対象を正面しながら、挿入部2の先端部の撮像手段で撮
影し、モニタ5に観察対象画像を表示する。この際に、
必要に応じてアダプタ7aからアダプタ7bに変更し
て、視野方向や視野角を変更して観察を行なうことにす
る。
【0043】次に、各操作手段の操作方法について説明
する。 (把持部40の把持動作)操作リモコン6の筐体6aの
把持部40を、図4及び図5に示すように、片手で把持
する。把持している手の親指を湾曲レバー28に添える
と共に、把持している手の人指し指をスライドスイッチ
44に添える。
【0044】(湾曲レバー28の操作)そして、モニタ
5を観察しながら、操作リモコン6を把持した状態に保
ったまま、モニタ5に表示される画面中で、観察したい
方向に湾曲レバー28を傾斜させる。すると、この湾曲
レバー28からの操作量はジョイスティック45を移動
させることになり、操作量に応じたXY移動量の信号が
出力される。このXY移動量の信号は、中継基板54に
おいて、モータの回転方向制御信号に変更されて中央基
板16に供給される。中央基板16では、その回転方向
制御信号を基にモータドライブユニット15のモータ1
4に所定の電力量を与える。これにより、モータ14が
回転してワイヤ24が牽引操作される。これにより、湾
曲部8は、操作された方向に湾曲することになる。
【0045】(湾曲レバー28の軸方向への押圧操作)
湾曲を固定したい場合には、湾曲レバー28を軸方向へ
の押圧操作する。すると、ジョイスティック45のタク
タイルスイッチ47から信号が出力されることになり、
中継基板54から、ワイヤ24、中央基板16を経由し
てモータドライブユニット15が湾曲動作を固定する動
作をする。このときに、湾曲角度調整を行っているとき
に、操作したい機能を割り当てるとよい。例えば、湾曲
部8を所望の湾曲状態にしたまま、湾曲状態を固定する
機能を割り当てると、親指を湾曲レバー28から離すこ
となく、操作できる。
【0046】(スライドスイッチ44の操作)上記操作
リモコン6の把持部40を把持したまま、人指し指でス
ライドスイッチ44を、左傾斜、右傾斜、中央押圧の3
通りの操作をする。湾曲レバー28の操作と同様に、信
号が中継基板54を介して中央基板16に送られる。こ
れにより、内視鏡装置1の機能を操作することができ
る。例えば中央を押圧することにより、静止画を得る機
能に割りつけたり、左傾斜をすると、観察中の観察画像
が拡大し、右傾斜をすると観察画像が縮小するように、
機能を割り付ける。このようにスライドスイッチ44に
機能を割り付けると、把持部40を把持したまま素早く
操作ができるので、使い勝手がよい。
【0047】(センタボタン36の操作)操作リモコン
6の筐体6aの把持部40を把持したまま、親指を移動
してセンタボタン36の操作を行なう。この操作を行な
うと、タクタイルスイッチ47が作動して中継基板54
から中央基板16に信号が供給される。これにより、中
央基板16は、モータドライブユニット15のモータ1
4を回転駆動して、ワイヤ24を牽引操作し、湾曲部8
を真っ直ぐにする。これにより、画像の中心でない他の
画像が表示されているときに、画像の中心部の画像がモ
ニタ5に表示されることになる。
【0048】(明るさボタン32a及びメニューボタン
32bの操作)操作リモコン6の筐体6aの把持部40
を把持したまま、親指を湾曲レバー28から離し移動さ
せて明るさボタン32aあるいはメニューボタン32b
を押圧操作する。明るさボタン32aが押下されている
ときには、当該タクタイルスイッチ47から出力された
指令信号は、中継基板54を介して中央基板16に入力
される。これにより、中央基板16では、映像信号を明
るくしたり、暗くしたりする。メニューボタン32bが
押下されているときには、当該タクタイルスイッチ47
から出力された指令信号は、中継基板54を介して中央
基板16に入力される。これにより、モニタ5に表示さ
れている観察画像の上にメニューが表示される。尚、明
るさボタン32aは、メニューが表示されているとき
に、メニューの階層を1段階戻るボタンとして作用させ
てもよい。
【0049】(指示レバー29の操作)操作リモコン6
の筐体6aの把持部40を把持したまま、親指のみ湾曲
レバー28から指示レバー29に移動させて以下の操作
を行なう。まず、指示レバー29を上下左右に傾ける
と、その傾きに応じて指示スイッチ48が動作し、その
操作に応じた指令信号を出力する。この指示スイッチ4
8で形成された指令信号は、中継基板54を介して中央
基板16に供給される。中央基板16では、指令信号に
基づいてメニューの項目を選択する。また、指示レバー
29を軸方向に押圧すると、指示スイッチ48はその操
作に応じてオン信号を出力する。このオン信号は、中継
基板54から中央基板16に供給される。中央基板16
では、当該オン信号が入力されることによりメニューの
確定動作をする。尚、モニタ5の画面上にカーソルを表
示させるようにした場合には、この指示レバー29から
の操作による指示スイッチ48からの信号で、カーソル
を移動させるようにしてもよい。また、指示レバー29
の軸方向への押圧操作することを、メニューボタン32
bの機能に使用してもよい。このようにすると、全ての
メニュー操作が一つの指示レバー29で行なうことがで
きる。
【0050】(録画ボタン38a及び呼び出しボタン3
8bの操作)操作リモコン6の筐体6aの把持部40を
把持したまま、親指を湾曲レバー28から録画ボタン3
8aあるいは呼び出しボタン38bに移動させる。ここ
で、録画ボタン38aを押圧すると、当該タクタイルス
イッチ47が動作し、タクタイルスイッチ47から出力
された指令信号が中継基板54を介して中央基板16に
供給される。中央基板16では、フリーズ画面がモニタ
5に表示されているときに静止画記録を行わせ、観察画
面がモニタ5に表示されているときには動画記録を行な
わせる。呼び出しボタン38bを押圧すると、当該タク
タイルスイッチ47が動作し、タクタイルスイッチ47
から出力された指令信号が中継基板54を介して中央基
板16に供給される。中央基板16では、記録した画像
の呼び出しを行わせる。また、録画ボタン38a及び呼
び出しボタン38bは指示レバー29の近傍にあるた
め、指示レバー29に関連する機能を割りつけると使い
勝手がよくなる。尚、上記各レバーやスイッチは、特定
の機能を割り当てているが、これに限定されるものでは
なく、取り扱いや間違いの少ないように、他の機能を割
り当ててもよい。
【0051】上述したように本発明の実施の形態によれ
ば、以下の効果を得る。 (i)本発明の実施の形態によれば、重要なスイッチや
レバーが左右対象に配置されているため、左右どちらの
手で使用しても使い勝手がよい。 (ii)本発明の実施の形態によれば、モータ等の重量物
を操作リモコン6の筐体6a内に配置してないので、小
型、軽量にできる。 (iii) 本発明の実施の形態によれば、片手の親指及び
人指し指で全てのスイッチ類を操作できるようにしたの
で、内視鏡装置1での観察・検査に必要な操作を使い勝
手よく行なうことができる。 (iv)本発明の実施の形態によれば、各ボタンを位置や配
置状態や機能によって誤操作できないようにしているの
で、誤った操作を避けることができる。 (v)本発明の実施の形態によれば、筐体6aの下端側
と突起31とによる保護空間を設けたので、落下等によ
り各レバーが破損することを防止できる。
【0052】尚、発明の第1の実施の形態では、モニタ
5は操作リモコン6に対して別体で構成したが、小型で
軽量という目的を失わなければ、LCDディスプレイパ
ネルを操作リモコン6に取り付けてもよい。
【0053】[第2の実施の形態]図15ないし図18
は本発明の第2の実施の形態に係り、図15は本発明の
第2の実施の形態に係る内視鏡用操作リモートコントロ
ーラを示す側面図、図16は図15の内視鏡用操作リモ
ートコントローラの一部を示す断面図、図17は同内視
鏡用操作リモートコントローラの下端部を見た下端図、
図18は同内視鏡用操作リモートコントローラの上端部
を見た上端図である。本第2の実施の形態に係る操作リ
モコン(内視鏡用操作リモートコントローラ)101に
おいて、湾曲レバー102は第1の実施の形態と同様で
ある。また、この操作リモコン101では、筐体6aの
下カバー105の先端部側に、縦方向に二つのボタン
(フリーズボタン103と録画ボタン104)を配置し
た点が第1の実施の形態と異なるところである。
【0054】即ち、フリーズボタン103と録画ボタン
104は、誤操作されないように、図15、図16及び
図18に示すように、下カバー105の段違い部106
に、段違いに設けられている。また、フリーズボタン1
03は、図16に示すように、タクトスイッチ109a
を操作可能に構成されており、このタクトスイッチ10
9aは基板110aに実装されている。また、録画ボタ
ン104は、図16に示すように、タクトスイッチ10
9bを操作可能に構成されており、このタクトスイッチ
109bは基板110bに実装されている。これら基板
110a,110bは、金属製のサブフレーム111に
よって支持されている。また、このタクトスイッチ10
9a,109bは図示しないケーブルで図示しない中継
基板に接続されている。また、フリーズボタン103及
び録画ボタン104は、第1の実施の形態と同様に、筐
体6aの内部に水滴や塵が侵入しないような防護策が取
られている。
【0055】本第2の実施の形態では、上記第1の実施
の形態で採用したスライドスイッチ44のように一つの
スイッチで複数の機能を果たさせるようにするのではな
くて、独立したフリーズボタン103と録画ボタン10
4という二つのボタンに機能を分離すると共に、二つの
指を使用した操作をさせるようにしたものである。これ
により、誤操作の確率が低下する。
【0056】尚、フリーズボタン103を押下すると、
静止画がモニタに表示される。また、動画がモニタに表
示されているときに、録画ボタン104を押下すると、
動画が記録される。静止画がモニタに表示されていると
きに、録画ボタン104を押下すると、静止画が記録さ
れる。また、操作リモコン101の筐体6aの下端部に
は、図15及び図17に示すように、ケーブル107と
LCD用コネクタ108とが縦に配列されて設けられて
いる。
【0057】このような操作リモコン101の作用を説
明する。操作リモコン101の筐体6aの把持部を片手
で把持しながら、親指を湾曲レバー102に、人指し指
を録画ボタン104に、中指をフリーズボタン103に
位置させる。湾曲レバー102を操作することで、挿入
部の湾曲部を湾曲又はロックする。
【0058】また、モニタの画面を観察しながら、操作
リモコン101を操作している際にフリーズボタン10
3を押圧すると、タクトスイッチ109aが操作されて
指令信号が出力され、中継基板を介して中央基板に静止
画指令が供給される。これにより、前記モニタに表示さ
れている画像は静止画像になる。
【0059】操作リモコン101を片手で把持してモニ
タを観察しながら、操作リモコン101を操作している
際に録画ボタン104を押下すると、タクトスイッチ1
09bが操作されて指令信号が出力されて、中継基板を
介して中央基板に静止画指令が供給される。これによ
り、前記モニタに表示されている画像が静止画像のとき
には、静止画記録機能に静止画が記録される。また、モ
ニタに表示されている画像が観察画像のときには、動画
記録機能に動画が記録される。
【0060】本第2の実施の形態に係る操作リモコン1
01は、各種のボタン類が中心軸上に配置されているの
で、右手でも左手でもどちらでも使い勝手がよい。ま
た、本第2の実施の形態に係る操作リモコン101は、
ケーブル107とLCD用コネクタ108とが縦に配列
されているので、操作リモコン101をどちらの手で把
持するときでも、手との干渉がなく、邪魔にならない。
【0061】上述したように本発明の第2の実施の形態
によれば、上記第1の実施の形態と同様の効果を得るこ
とに加えて、以下の効果を得る。 (i)本発明の第2の実施の形態によれば、録画ボタン1
04とフリーズボタン103とが段違いになっていて、
誤り操作しないで確実に操作することができる。 (ii)本発明の第2の実施の形態によれば、録画ボタン1
04が中心軸上に配置されているので、左右どちらで操
作しても、使い勝手がよい。 (iii)本発明の第2の実施の形態によれば、LCD用コ
ネクタ108と、ケーブル107とが筐体6aの下端部
に縦に配列されているので、左右どちらの手で把持して
も、ケーブル107とモニタ用のケーブルとが邪魔にな
らず、使い勝手を向上させることができる。
【0062】尚、本発明は、以上述べた実施の形態のみ
に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範
囲で種々変形実施可能である。
【0063】[付記] (付記項1) 撮像手段と湾曲部とを先端部に備えた挿
入部と、前記湾曲部を湾曲駆動するために前記挿入部の
基端側に設けたモータと、前記撮像手段で撮像した観察
画像を表示するディスプレイとを備えた内視鏡装置に接
続してこの内視鏡装置を遠隔操作する内視鏡用操作リモ
ートコントローラにおいて、前記内視鏡装置を遠隔操作
するための複数のスイッチを筐体の表面及び裏面とに分
散させて設けたことを特徴とする内視鏡用操作リモート
コントローラ。
【0064】(付記項2) 前記筐体の表面及び裏面に
設けた複数のスイッチは、前記筐体の長手中心軸方向に
沿って配設したことを特徴とする付記項1に記載の内視
鏡用操作リモートコントローラ。
【0065】(付記項3) 前記筐体の表面及び裏面に
設けた複数のスイッチは、前記筐体の内部に設けた基板
に電気的に接続することを特徴とする付記項1に記載の
内視鏡用操作リモートコントローラ。
【0066】(付記項4) 前記筐体の表面及び裏面に
設けた複数のスイッチは、この筐体を把持して操作する
際に操作可能な範囲に設けたことを特徴とする付記項1
に記載の内視鏡用操作リモートコントローラ。
【0067】(付記項5) 前記筐体の裏面に設けた複
数のスイッチは、複数の機能を有する1つのスイッチを
前記筐体の長手軸方向に並べて配設したことを特徴とす
る付記項1に記載の内視鏡用操作リモートコントロー
ラ。
【0068】(付記項6) 前記筐体の裏面に設けた複
数のスイッチは、入力軸が回動自在なスライド操作と、
このスライド操作の入力軸方向へのプッシュ操作との少
なくとも一方の操作が可能であることを特徴とする付記
項1に記載の内視鏡用操作リモートコントローラ。
【0069】(付記項7) 前記筐体の表面に設けた複
数のスイッチの内、少なくとも1つのスイッチは、ジョ
イスティックであることを特徴とする付記項1に記載の
内視鏡用操作リモートコントローラ。
【0070】(付記項8) 前記筐体の表面に設けた複
数のスイッチは、この筐体を把持して操作する際に手の
親指の操作可能な範囲に設けたことを特徴とする付記項
7に記載の内視鏡用操作リモートコントローラ。
【0071】(付記項9) 前記筐体の裏面に設けた複
数のスイッチは、この筐体を把持して操作する際に手の
人差し指の操作可能な範囲に設けたことを特徴とする付
記項7に記載の内視鏡用操作リモートコントローラ。
【0072】(付記項10) 前記筐体の裏面に設けた
複数のスイッチは、入力軸を回動自在に回動させた際の
入力軸の傾斜方向に対応した少なくとも一種類の信号を
発するスイッチであることを特徴とする付記項6に記載
の内視鏡用操作リモートコントローラ。
【0073】(付記項11) 前記筐体の裏面に設けた
複数のスイッチは、入力軸を軸方向にプッシュ操作する
ことで、この入力軸を回動自在に回動させたときとは異
なる信号を出力するスイッチであることを特徴とする付
記項6に記載の内視鏡用操作リモートコントローラ。
【0074】(付記項12) 前記筐体の裏面に設けた
複数のスイッチは、入力軸を軸方向にプッシュ操作する
ことで、表示手段に表示される内視鏡画像をフリーズす
る信号を出力するスイッチであることを特徴とする付記
項6に記載の内視鏡用操作リモートコントローラ。
【0075】(付記項13) 前記筐体の裏面に設けた
複数のスイッチは、入力軸を回動自在に回動させた際の
入力軸の傾斜方向に対応して表示手段に表示される内視
鏡画像の拡大縮小比を操作する信号を出力するスイッチ
であることを特徴とする付記項6に記載の内視鏡用操作
リモートコントローラ。
【0076】(付記項14) 前記筐体の裏面に設けた
複数のスイッチは、入力軸を軸方向にプッシュ操作する
ことで、表示手段に表示される内視鏡画像をフリーズす
ると共に、前記入力軸を回動自在に回動させた際の入力
軸の傾斜方向に対応して表示手段に表示される内視鏡画
像の拡大縮小比を操作することを選択的に操作可能なス
イッチであることを特徴とする付記項6に記載の内視鏡
用操作リモートコントローラ。
【0077】(付記項15) 前記ジョイスティック
は、操作軸の倒れ角に応じて出力信号を可変するアナロ
グジョイスティックであることを特徴とする付記項7に
記載の内視鏡用操作リモートコントローラ。
【0078】(付記項16) 前記ジョイスティックを
操作軸及びこの操作軸の倒れ方向に対応して設けた複数
のスイッチで構成したことを特徴とする付記項7に記載
の内視鏡用操作リモートコントローラ。
【0079】(付記項17) 前記ジョイスティック
は、前記操作軸に連結してこの操作軸を軸方向にプッシ
ュ操作することで信号を発するスイッチを含むことを特
徴とする付記項15又は16に記載の内視鏡用操作リモ
ートコントローラ。
【0080】(付記項18) 前記操作軸のプッシュ操
作に連動して前記湾曲部の湾曲形状の固定又は固定解除
を操作可能とするスイッチを含むことを特徴とする付記
項17に記載の内視鏡用操作リモートコントローラ。
【0081】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、片
手の親指及び人指し指で全てのスイッチ類を操作できる
ようにしたので、内視鏡装置での観察・検査に必要な操
作を使い勝手よく行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】内視鏡装置の全体構成を示す全体構成図
【図2】図1のドラム構造の説明図
【図3】図2のモータドライブ構造を示す説明図
【図4】内視鏡用操作リモートコントローラを示す正面
【図5】内視鏡用操作リモートコントローラを示す裏面
【図6】内視鏡用操作リモートコントローラを示す側面
【図7】内視鏡用操作リモートコントローラの上端を示
す上端図
【図8】内視鏡用操作リモートコントローラの下端を示
す下端図
【図9】内視鏡用操作リモートコントローラを示す断面
【図10】湾曲レバーの各種構造を示す説明図
【図11】内視鏡用操作リモートコントローラのスライ
ドスイッチの構成を示す構成断面図
【図12】内視鏡用操作リモートコントローラのマイク
構造を示す説明図
【図13】内視鏡用操作リモートコントローラのLCD
用コネクタとケーブルとの関係を示す説明図
【図14】内視鏡用操作リモートコントローラと内視鏡
本体の関係を示すブロック図
【図15】本発明の第2の実施の形態に係る内視鏡用操
作リモートコントローラを示す側面図
【図16】図15の内視鏡用操作リモートコントローラ
の一部を示す断面図
【図17】同内視鏡用操作リモートコントローラの下端
部を見た下端図
【図18】同内視鏡用操作リモートコントローラの上端
部を見た上端図
【符号の説明】
1 …内視鏡装置 2 …挿入部 3 …ドラム部 4 …内視鏡本体 6 …操作リモコン(内視鏡用操作リモートコン
トローラ) 7 …アダプタ 8 …湾曲部 9 …ドラム 26 …上カバー 27 …下カバー 28 …湾曲レバー 29 …指示レバー 32a …明るさボタン 32b …メニューボタン 36 …センタボタン 38a …録画ボタン 38b …呼び出しボタン 39 …電源ボタン 40 …把持部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 林 喜太 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 石神 崇和 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 Fターム(参考) 2H040 AA03 BA04 DA03 DA22 DA43 DA53 GA02 GA10 GA11 4C061 AA00 AA29 BB01 CC06 DD03 FF11 HH31 LL02 NN01 RR02

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮像手段と湾曲部とを先端部に備えた挿
    入部と、前記湾曲部を湾曲駆動するために前記挿入部の
    基端側に設けたモータと、前記撮像手段で撮像した観察
    画像を表示するディスプレイとを備えた内視鏡装置に接
    続してこの内視鏡装置を遠隔操作する内視鏡用操作リモ
    ートコントローラにおいて、 前記内視鏡装置を遠隔操作するための複数のスイッチを
    筐体の表面及び裏面とに分散させて設けたことを特徴と
    する内視鏡用操作リモートコントローラ。
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