JP2001272313A - 尿測定装置 - Google Patents

尿測定装置

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JP2001272313A
JP2001272313A JP2000087720A JP2000087720A JP2001272313A JP 2001272313 A JP2001272313 A JP 2001272313A JP 2000087720 A JP2000087720 A JP 2000087720A JP 2000087720 A JP2000087720 A JP 2000087720A JP 2001272313 A JP2001272313 A JP 2001272313A
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JP
Japan
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urine
amount
dispensing
liquid
input tank
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JP2000087720A
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English (en)
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Akitoshi Miki
章利 三木
Shunji Utsunomiya
俊二 宇都宮
Atsushi Shimoyama
淳 下山
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 分注時における尿の希釈・汚染を防止する尿
測定装置を提供する。 【解決手段】 尿を投入する尿投入槽10と、尿投入槽
10に投入された尿を送液系Aを通じて尿カセット22
に分注する分注部と、分注前に送液系Aを洗浄する制御
を行う制御手段とを備え、制御手段は、尿投入槽10に
投入された尿の一部を洗浄後の送液系Aに流してから尿
分注を行うように制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、病院等において、
患者毎に個別に採尿した尿量、尿比重等を測定する尿測
定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】尿投入槽に投入された尿の一部を各採尿
ごとに一定比率で装置内に蓄尿する尿測定装置として、
尿を投入する尿投入槽と、この尿投入槽に投入された尿
を送液系を通じて尿カセットに分注する分注部と、分注
前に送液系を洗浄する制御を行う制御手段とを備えるも
のがある。
【0003】このような尿測定装置では、通常は尿投入
槽に投入された尿の2〜15%が装置内に内蔵された患
者ごとの尿カセットに溜められる。1日分の溜められた
尿は検査室に送られ、成分の分析が行われ、その検査結
果が患者の健康状態の把握に利用される。
【0004】そのような尿測定装置の概略構成図を図2
に示す。図2の尿測定装置は、尿投入槽10と、残尿や
洗浄液等を排出する排水ポンプ16と、尿投入槽10に
投入された尿を分注する尿カセット22と、尿投入槽1
0と排水ポンプ16とを連通する送液系(チューブ等で
構成される流路)Bと、尿投入槽10と尿カセット22
とを連通する送液系(同じくチューブ等で構成される流
路)Aとを備える。送液系Bには排出バルブ15が設け
られ、送液系Aには分注ポンプ18が設けられている。
送液系Aは排水ポンプ16と尿カセット22との間で流
路変更可能になっている。
【0005】この尿測定装置では、別途用意した尿カッ
プ28に採った尿29を尿投入槽10に流し込むと、そ
の尿が分注時には分注ポンプ18により送液系Aを通じ
て尿カセット22に分注される。分注後は、送液系Aに
残存した尿と次回の尿の混合を避けるために、また送液
系Aに残った尿による汚れを防ぐために、尿投入槽10
を介して送液系Aに洗浄液又は水を流して、残留の尿を
洗い流している。勿論、洗浄前に尿投入槽10の残尿は
排出バルブ15により送液系Bを通じて排水ポンプ16
で排出される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の尿測定装置では、送液系Aには前回の分注時に流さ
れた尿、洗浄液、水が完全に流れずに残留しているた
め、次回の尿が尿カセット22に送られるときに、それ
ら残液と混ざり、希釈、汚染されてしまい、検査に対す
る誤差が生じてしまう。例えば、尿投入槽10に投入さ
れた総尿量が30ml、分注率が2%の場合、分注量は
僅か0.6mlとなるため、送液系Aにたとえ0.06
mlしか残液が無くても、約10%もの希釈が発生す
る。これは、精度の良い尿測定を行う上で好ましくない
問題である。
【0007】本発明は、上記従来の問題点に着目してな
されたもので、分注時における尿の希釈・汚染を防止す
る尿測定装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の尿測定装置は、尿を投入する尿投入槽と、
この尿投入槽に投入された尿を送液系を通じて尿カセッ
トに分注する分注部と、分注前に送液系を洗浄する制御
を行う制御手段とを備えるものにおいて、前記制御手段
が尿投入槽に投入された尿の一部を洗浄後の送液系に流
してから尿分注を行うように制御することを特徴とす
る。
【0009】この尿測定装置では、送液系の洗浄後の分
注前に、尿投入槽に投入された尿の一部を送液系に流す
ので、即ち送液系の残液(前回の尿、洗浄液、水)を今
回蓄尿する尿で洗い流し、送液系には蓄尿する同一の尿
しか存在しないようにしてから、改めて尿投入槽の尿を
尿カセットに分注するので、尿が送液系の残液で希釈、
汚染されるのを防止することができる。その結果、各患
者の尿測定を精度良く行うことができる。
【0010】なお、分注前に送液系に流される尿量は、
最低限、送液系の内部空間容量を越える量であれば、送
液系の残液をほぼ綺麗に洗い流すことができる。しかし
ながら、分注前に送液系に流される尿量が尿投入槽に投
入された尿量から分注に必要な尿量を引いた量を越える
量であると、尿投入槽に残存する尿が少なくなるし、或
いは投入された尿量以上の量であると、蓄尿する尿が無
くなってしまうので、分注前に送液系に流される尿量
は、その差し引いた量を越えない量であるのが好まし
い。但し、尿投入槽に投入された尿量が分注量(投入さ
れた総尿量の2〜15%)よりも十分に多い場合は、送
液系に流す尿量を前記最低限の量よりも多くすること
で、送液系の残液をより確実に洗い流すことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施の形態に基づ
いて説明する。
【0012】実施形態に係る尿測定装置の外観斜視図を
図1に、その概略全体構成を図2に示す。この尿測定装
置1は、尿投入槽に投入された尿量と尿比重を測定する
ものである。なお、装置1の前部は開閉可能な前カバー
4になっている。
【0013】図2において、この尿測定装置1は、尿を
投入する尿投入槽10と、投入された尿量を測定するフ
ロート式レベルセンサ11とを備え、レベルセンサ11
は尿投入槽10内に配置されている。レベルセンサ11
は、尿投入槽10の底部から上部にわたって上下方向に
位置決めされており、尿投入槽10に投入された尿の量
をそのまま測定するようになっている。尿投入槽10に
は蓋12が開閉可能に取付けられ、蓋12はモータ13
により自動的に開閉される。
【0014】尿投入槽10の底部に接続された配管には
排出バルブ15が設けられ、排出バルブ15は排水ポン
プ16に接続されている。排出バルブ15に至るまでの
配管には、尿投入槽10に投入された尿の比重を測定す
る比重センサ17が設けられ、比重センサ17は分注ポ
ンプ18を経て分注ノズル19に接続されている。分注
ノズル19は、ノズル回転モータ20により回転可能で
あると共に、ノズル上下モータ21により上下動可能で
ある。この回転と上下動により、分注ノズル19は、分
注位置にセットされた尿カセット22に所定量の尿を注
入したり、洗浄槽23内で洗浄したりする。洗浄槽23
の底部に接続された配管には洗浄槽バルブ24が設けら
れ、洗浄槽バルブ24は排水ポンプ16に接続されてい
る。
【0015】一方、尿投入槽10の上部に接続された配
管には水道水バルブ25が設けられ、水道水バルブ25
を通じて水道水が尿投入槽10に導入される。水道水バ
ルブ25に至るまでの配管には、洗浄液タンク26の洗
浄液を尿投入槽10に導入する洗浄液ポンプ27が設け
られている。尿投入槽10に投入された尿について、尿
量及び尿比重の測定や尿カセット22への分注が終了し
たら、洗浄液が水道水と一緒に尿投入槽10に噴射さ
れ、更に水道水が噴射されることで、尿投入槽10及び
比重センサ17、分注ポンプ18、分注ノズル19等の
送液系A(図中の点線部分)が綺麗に洗浄される。この
洗浄動作は、装置1内部に設けられた制御手段としての
CPUで制御される。
【0016】上記尿測定装置1は、尿投入槽10に投入
された尿の一部を所定量だけ尿カセットに分注する機能
を有するが、図4に示すように、尿カセット130は尿
カセットケース120にまとめて収容される。尿カセッ
トケース120は、中心回りに多数個の尿カセット13
0を放射状に並べるように構成されており、中心側に設
けられた切欠き121と外側に設けられた切欠き122
に、尿カセット130の前側と後側を嵌合させること
で、尿カセット130が尿カセットケース120にセッ
トされる。
【0017】次に、以上のように構成された尿測定装置
1の全体動作(分注を行う場合)について説明する。但
し、前回の尿測定後に尿投入槽10及び分注に係る送液
系Aが洗浄液と水道水で洗浄されている。その上で、今
回の尿測定に先立ち、まず排出バルブ15が閉じた後、
尿投入槽10の蓋12が開き、装置1のディスプレイで
の表示や音声により患者に尿の投入を促す。患者が尿カ
ップで採尿した尿を尿投入槽10に投入した後、確認ボ
タンを押すと、投入完了として蓋12が閉じ、投入され
た尿量がレベルセンサ11で計測される。
【0018】次いで、分注ノズル19がノズル回転モー
タ20及びノズル上下モータ21により洗浄槽23の位
置に移動してから、洗浄槽バルブ24が開き、排水ポン
プ16が作動しつつ、分注ポンプ18が一定時間作動す
る。これにより、尿投入槽10に投入された尿の一部が
送液系Aに流し込まれ、送液系Aが尿で洗い流され、送
液系Aの残液(前回の尿、洗浄液、水道水)が尿と共に
排出される。この時に送液系Aに流し込まれる尿量は前
記したとおりに設定されている。
【0019】尿による洗浄が終了したら、分注ノズル1
9がモータ20,21により上昇・回転し、対象の尿カ
セット22に下降した上で、改めて分注ポンプ18が一
定時間作動し、尿投入槽10の尿が比重センサ17に送
られて、比重センサ17で尿比重が計測されると共に、
分注する尿量に応じた時間だけ分注ポンプ18が作動
し、尿が尿カセット22に分注される。
【0020】分注後、洗浄槽バルブ24が閉じ、排出バ
ルブ15が開いた上で、排水ポンプ16が作動し、尿投
入槽10の残尿が排出される。このとき、レベルセンサ
11で残尿量が検知されつつ、その残尿量に応じて排尿
の時間待ちが行われる。尿投入槽10の尿が全部排出さ
れたら、洗浄槽バルブ24が開き、分注ポンプ18が作
動し、送液系Aの残液が排出される。
【0021】次いで、まず洗浄液ポンプ27が作動する
と共に水道水バルブ25が開き、尿投入槽10が洗浄液
と水の混合液で洗浄される。尿投入槽10に噴射された
混合液は尿投入槽10から送液系Aに流れ、比重センサ
17、分注ポンプ18、分注ノズル19等の送液系Aも
洗浄される。この洗浄が一定時間行われた後、今度は洗
浄液ポンプ27が停止し、水道水のみにより尿投入槽1
0と送液系Aが水洗される。この水洗も一定時間行わ
れ、その間、時間待ちが行われる。
【0022】水洗終了後、分注ポンプ18が停止し、水
道水バルブ25が閉じ、更に排水ポンプ16が停止す
る。以上の動作で、一連の尿測定動作が終了する。
【0023】
【発明の効果】本発明の尿測定装置は、以上説明したよ
うに、送液系の洗浄後の分注前に、尿投入槽に投入され
た尿の一部を送液系に流すので、即ち送液系の残液(前
回の尿、洗浄液、水)が今回蓄尿する尿で洗い流され、
分注時の送液系には蓄尿する同一の尿しか存在しないの
で、尿が送液系の残液で希釈、汚染されるのを防止する
ことができる。その結果、各患者の尿測定を精度良く行
うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係る尿測定装置の外観斜視図であ
る。
【図2】同尿測定装置の全体構成を示す概略図である。
【図3】同尿測定装置に使用される尿カセットケースの
斜視図である。
【符号の説明】
1 尿測定装置 10 尿投入槽 12 蓋 19 分注ノズル 22 尿カセット 29 尿 A,B 送液系
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 下山 淳 京都市右京区山ノ内山ノ下町24番地 株式 会社オムロンライフサイエンス研究所内 Fターム(参考) 2G045 AA15 BB14 CB03 GC06 GC07 GC08 HA06 JA05 JA07 JA08

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】尿を投入する尿投入槽と、この尿投入槽に
    投入された尿を送液系を通じて尿カセットに分注する分
    注部と、分注前に送液系を洗浄する制御を行う制御手段
    とを備える尿測定装置において、 前記制御手段は、尿投入槽に投入された尿の一部を洗浄
    後の送液系に流してから尿分注を行うように制御するこ
    とを特徴とする尿測定装置。
  2. 【請求項2】前記洗浄後の送液系に流される尿量は、最
    低限、送液系の内部空間容量を越える量であることを特
    徴とする請求項1記載の尿測定装置。
  3. 【請求項3】前記制御手段は、尿投入槽に投入された尿
    量が分注量よりも十分に多い場合は、送液系に流す尿量
    を前記最低限の量よりも多くすることを特徴とする請求
    項2記載の尿測定装置。
  4. 【請求項4】前記洗浄後の送液系に流される尿量は、尿
    投入槽に投入された尿量から分注に必要な尿量を引いた
    量を越えない量であることを特徴とする請求項3記載の
    尿測定装置。
JP2000087720A 2000-03-28 2000-03-28 尿測定装置 Pending JP2001272313A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005061897A (ja) * 2003-08-08 2005-03-10 Ra Systems:Kk 液体試料用保存容器
JP2005114660A (ja) * 2003-10-10 2005-04-28 Ra Systems:Kk 自動蓄尿検査装置

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