JP2001272298A - 漏洩試験装置 - Google Patents

漏洩試験装置

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JP2001272298A JP2000084818A JP2000084818A JP2001272298A JP 2001272298 A JP2001272298 A JP 2001272298A JP 2000084818 A JP2000084818 A JP 2000084818A JP 2000084818 A JP2000084818 A JP 2000084818A JP 2001272298 A JP2001272298 A JP 2001272298A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 作業性およびスペース効率が向上するととも
に、試験効率がよくて試験装置の稼働率も向上した漏洩
試験装置を提供する。 【解決手段】 本発明の漏洩試験装置は、検査チャンバ
10にワーク1を搬入するための開口部を有し、この開
口部にワーク1を載置するための載置台11a,12a
を有する開閉扉11,12を備えている。また、各開閉
扉11,12にはワーク1にトレーサガスを供給するた
めのフレキシブル配管17,18を備えている。これに
より、開閉扉11,12の一方11(12)を開扉状態
で載置台11a(12a)にワーク1を載置した状態で
配管の接続作業ができるようになるため、スペース効率
が向上するとともに、配管の接続作業も容易となって、
試験効率が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被検体を搬入する
ための開口部を備えたチャンバー内に被検体を収納して
トレーサガス(Heガス等)の検出を行う漏洩試験装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、ドラム缶、エアコン室外機、
コンプレッサ、アルミホイール、自動車用燃料タンクな
どの各種被検査ワークの溶接箇所や壁面にある微少な孔
や亀裂等を検出するために、これらの各種被検査ワーク
にトレーサガス(Heガス等)を充填し、この被検査ワ
ークから漏れ出たトレーサガスを検出するトレーサガス
検査法が知られている。
【0003】この種のトレーサガス検査法を実施するた
めの試験装置としては、例えば、図4(正面図)、図5
(上面図)に示すように、被検体(被検査ワーク:以下
では単にワークという)50を収納する検査チャンバ6
0と、この検査チャンバ60内のトレーサガス(Heガ
ス等)の濃度を検出するディテクタ70と、検査チャン
バ60内に配置されたワーク50にトレーサガス(He
ガス等)を供給するとともに供給されたトレーサガスを
回収するトレーサガス給排気装置80と、検査チャンバ
60内を真空状態にする真空ポンプ66と、これらの検
査チャンバ60、ディテクタ70、トレーサガス供給排
気装置80を載置する試験台90とから構成される。
【0004】なお、真空ポンプ66は検査チャンバ60
の下部に配置されて検査チャンバ60内と真空ポンプ6
6とは配管を介して接続されている。また、検査チャン
バ60内とディテクタ70とは配管71を介して接続さ
れており、検査チャンバ60内とトレーサガス給排気装
置80とは配管81を介して接続されている。この配管
81の検査チャンバ60内に延出した先端部には配管接
続具81aが設けられている。また、試験台90には移
動可能とするためのキャスターがこの底面に取り付けら
れている。さらに、試験装置の周囲には、検査用のワー
ク50を載置するための搬入用作業台D1および搬出用
作業台D2を配置している。
【0005】このような試験装置を用いてワーク50の
漏洩検査を行う場合、ワーク50の漏洩検査終了から次
のワーク50の漏洩検査を開始するまでに、作業者Pは
以下の(1)〜(10)の手順の作業をする必要があ
る。 (1)まず、漏洩検査終了後に、検査チャンバ60に設
けられた開閉扉61を開ける。 (2)ワーク50(W1)が検査チャンバ60内に載置
された状態で、ワーク50(W1)に装着されたトレー
サガス用配管81より検査チャンバ60内に延出して設
けられた配管接続具81aを取り外す。
【0006】(3)検査チャンバ60に載置されたワー
ク50(W1)を取り出して、試験装置の周囲に配置さ
れた搬出用作業台D2に載置する。 (4)搬入用作業台D1に載置されているワーク50
(W2)を検査チャンバ60内に配置する。 (5)ワーク50(W2)が検査チャンバ60に載置さ
れた状態で、トレーサガス用配管81より検査チャンバ
60に延出して設けられた配管接続具81aをワーク5
0(W2)に装着する。 (6)検査チャンバ60に設けられた開閉扉61を閉め
て、漏洩検査を開始する。
【0007】(7)漏洩検査を開始すると、(3)の工
程で搬出用作業台D2に載置されたワーク50(W1)
からワーク治具を取り外す。 (8)搬出用作業台D2に載置されたワーク50(W
1)を搬出用ラインL2に載置して次の工程に搬出す
る。 (9)搬入用ラインL1で運ばれてきた次のワーク50
を搬入用作業台D1に載置する。 (10)搬入用作業台D1に載置されたワーク50にワ
ーク治具を装着する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た試験装置にあっては、検査チャンバ60内にワーク5
0を載置した状態で、検査チャンバ60内に延出した配
管接続具81aをワーク50に装着したり、取り外した
りする必要があるため、作業者Pは検査チャンバ60内
に腕のみならず、場合によっては、頭まで突っ込む必要
が生じて、作業性が極めて悪いという問題を生じた。ま
た、試験装置の周囲に、検査用のワーク50を載置する
ための搬入用作業台D1および搬出用作業台D2を配置
する必要があるため、スペース効率が低下するという問
題も生じた。
【0009】さらに、1つのワークの試験が終了してか
ら次のワークの試験を開始するまでに、上述した(1)
〜(6)までの作業工程が必要で、(1)〜(6)まで
の作業工程を終了するまでは試験装置が休止状態となる
ため、結局は、1つのワークの試験が終了するまでの試
験時間が長時間になって試験効率が極めて悪いととも
に、試験装置の稼働率も悪いという問題を生じた。そこ
で、本発明は上記問題点を解消するべくなされたもので
あって、作業性およびスペース効率が向上するととも
に、試験効率がよくて試験装置の稼働率も向上した試験
装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】上
記目的を達成するため、本発明の漏洩試験装置は、被検
体(ワーク)を搬入するための開口部に被検体を載置す
るための載置台を有する開閉扉を備えるとともに、この
開閉扉に被検体にトレーサガスを供給するための配管を
備え、開閉扉を開扉状態で載置台に被検体を載置して配
管を接続できるようにして、チャンバー内に被検体を収
納してトレーサガスの検出を行うようにしている。
【0011】このように、ワークを載置するための載置
台を有する開閉扉を開口部に備えるようにすると、この
載置台にワークを載置することができるようになるた
め、試験装置の周囲に搬入用作業台や搬出用作業台など
を配置する必要がなくなってスペース効率が向上する。
また、ワークにトレーサガスを供給するための配管を備
えるようにすると、載置台に載置されたワークに配管を
接続することができるようになるので、配管の装着、脱
着作業も容易となるため、結果的に試験時間を短縮でき
るとともに、試験効率が向上する。
【0012】そして、開口部に一方が閉扉状態にあると
きに他方を開扉状態にできる複数の開閉扉を備え、チャ
ンバー内に収納されたワークの検査時にはいずれかの開
閉扉が閉じられるようにすると、1つのワークの試験中
に、トレーサガスを供給するための配管に接続された接
続具を別のワークに装着したり、あるいはワークの開口
部にめくら蓋を装着するなどの準備ができるようになる
ので、試験装置の稼働率が向上する。また、複数の開閉
扉のそれぞれにトレーサガスを供給するための配管を備
えるようにすると、1つのワークの試験中に別のワーク
に配管するための作業を同時に行えるようになるので、
試験装置の稼働率がさらに向上する。
【0013】なお、開閉扉にトレーサガスを供給するた
めの配管を備える場合は、開閉扉を開閉した際に伸縮で
きるようにする必要があるため、このような配管として
はフレキシブルな配管にすることが望ましい。また、こ
の配管をワークにトレーサガスを供給するとともにトレ
ーサガスを回収するための配管として兼用させるように
すると、別にトレーサガスの回収用の配管を設ける必要
がなくなるので、この種の試験装置の構成が簡単にな
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
1〜図3に基づいて詳細に説明するが、本発明はこの実
施の形態に何ら限定されるものではなく、その要旨を変
更しない範囲において適宜変更して実施することが可能
なものである。なお、図1は本発明の漏洩試験装置を模
式的に示す正面図であり、図2はその上面図である。図
3は被検体(ワーク)に配管を接続する状態を模式的に
示す正面図である。
【0015】1.漏洩試験装置 本発明の漏洩試験装置は、図1、図2に示すように、検
査用のワーク1を収納して漏洩試験を行う検査チャンバ
10と、この検査チャンバ10内のトレーサガス(He
ガス等)の濃度を検出するディテクタ20と、検査チャ
ンバ10内に配置されたワーク1内にトレーサガス(H
eガス等)を供給するとともに、ワーク1内に充填され
たトレーサガスを回収するトレーサガス供給回収装置3
0と、検査チャンバ10内を真空状態にする真空ポンプ
15と、これらの検査チャンバ10とディテクタ20と
トレーサガス供給回収装置30等を載置する試験台40
とから構成される。
【0016】検査チャンバ10は、その開口部の左右
に、第1開閉扉11と第2開平扉12とが設けられてお
り、第1開閉扉11の下端部にはワークの載置台11a
が配設されており、第2開閉扉12の下端部にはワーク
の載置台12aが配設されている。そして、各開閉扉1
1,12は同時に開扉状態にできるとともに、一方が閉
扉状態にあるときに他方を開扉状態にできるように構成
されている。これにより、閉じた扉の載置台上のワーク
を検査チャンバー10内に収容でき、検査チャンバー1
0内に収納されたワーク1の検査時には、開閉扉11,
12のいずれかは閉じられて、検査チャンバー10内を
密閉状態にすることが可能となる。
【0017】また、第1開閉扉11内には後述する給排
気用配管31に接続されるフレキシブル配管17が配設
されており、同様に第2開閉扉12内には後述する給排
気用配管32に接続されるフレキシブル配管18が配設
されている。そして、フレキシブル配管17の先端部に
は、図3に示されるように、接続配管31aが連結され
ており、この接続配管31aの先端部に配管治具31b
が連結されている。なお、配管治具31bは、ワーク1
の開口部Waに接続されたワーク治具(カプラー)31
cにワンタッチで連結されるものである。同様に、図示
しないが、フレキシブル配管18の先端部には接続配管
が連結されており、この接続配管の先端部に配管治具が
連結されている。
【0018】この検査チャンバ10はチャンバ架台16
上に載置されており、チャンバ架台16内には、検査チ
ャンバ10内を真空にする真空ポンプ15が配設されて
いる。検査チャンバ10内と真空ポンプ15とは、図示
しない電磁バルブおよび配管を介して接続されている。
そして、真空ポンプ15を駆動して電磁バルブを開状態
にすることにより、検査チャンバ10内と真空ポンプ1
5とは連通して検査チャンバ10内に存在する空気を排
気して、検査チャンバ10内を真空状態(1トール以下
の減圧状態)にする。
【0019】また、検査チャンバ10の上部には、ディ
テクタ20に接続された検出用配管21を接続するため
の第1配管接続部13と、トレーサガス供給回収装置3
0に接続された給排気用配管31を接続するための2個
の第2配管接続部14とが配設されている。なお、この
第1配管接続部13は検査チャンバ10内に連通して配
設されている。また、第2配管接続部14の一方にはフ
レキシブル配管17が接続され、他方にはフレキシブル
配管18が接続されている。
【0020】ディテクタ20は、トレーサガス(Heガ
ス)の濃度を検出するために設けられており、ディテク
タ20に設けられた電磁開閉弁20aを介して検出用配
管21が接続されている。これにより、電磁開閉弁20
aが開状態になると、検査チャンバ10内に漏れ出たト
レーサガス(Heガス)を検出用配管21を通して検出
し、これを電気信号に変換して、ワーク1からトレーサ
ガスが漏洩しているか否か、あるいは許容限度以上の漏
洩であるか否かの測定を行うことができるようになる。
【0021】トレーサガス供給回収装置30は、検査チ
ャンバ10内に配置されたワーク1内にトレーサガス
(Heガス等)を供給するトレーサガス(Heガス等)
の収納容器(図示せず)と、ワーク1内に充填されたト
レーサガスを回収する回収容器(図示せず)とを備えて
おり、トレーサガス供給回収装置30に設けられた2個
の電磁切換弁30a,30bを介して給排気用配管3
1,32が接続されている。これにより、電磁切換弁3
0a(30b)を供給状態にして給排気用配管31,3
2を介してワーク1内にトレーサガス(Heガス)を充
填し、電磁切換弁30a(30b)を排気状態にしてワ
ーク1内に充填されたトレーサガス(Heガス)を給排
気用配管31,32を介して回収できるようになる。
【0022】2.漏洩試験の手順 ついで、上述のように構成される漏洩試験装置を用い
て、ワーク1の検査終了から次のワーク1の検査を開始
するまでの作業者Pの作業手順を、以下に説明する。
【0023】ここで、検査チャンバ10の開口部に設け
られた第1開閉扉11は閉扉状態にあり、かつ検査チャ
ンバ10内には検査用ワーク1(W1)が既に収納され
て、ワークW1には配管治具32が既に接続されてトレ
ーサガスが充填され、漏洩試験を開始した状態にあるも
のとする。また、第2開閉扉12の下端部に配設され載
置台12aには何も載置されていない状態とする。
【0024】この第1開閉扉11の載置台11aに載置
された検査用ワーク1(W1)の試験中に、第2開閉扉
12の載置台12aで次の試験ができるための準備を行
う。具体的には、載置台12aにワーク1(W2)を載
置し、このワーク1(W2)の開口部Waにワーク治具
(カップラー)31cを装着するとともに、フレキシブ
ル配管18を介して給排気用配管31に連結された接続
配管31bを連結する。 ついで、ワーク1(W1)の
漏洩試験が終了すると、検査チャンバー10内の減圧状
態を解き、検査チャンバ10内に収納されたワーク1
(W1)を載置台11aに載せたまま、第1開閉扉11
を開けるとともに、先にワーク1(W2)を載置した第
2開閉扉12を閉じて、ワーク1(W2)を検査チャン
バー10内に収納して自動漏洩試験を開始する。なお、
自動漏洩試験の動作については後述する。
【0025】ついで、開状態とされた第1開閉扉11の
載置台11aに載置された検査済みワーク1(W1)の
ワーク治具31cに装着された配管治具31bをワーク
治具31cから取り外すとともに、ワーク治具(カプラ
ー)31cをワーク1(W1)の開口部Waから取り外
す。この後、検査済みワーク1(W1)を搬出ラインL
2に乗せて、後の工程に搬送する。
【0026】ついで、搬入用ラインL1で運ばれてきた
検査待ちワーク1(W2)を第1開閉扉11の下端部に
配設され載置台11aに載置した後、この検査待ちワー
ク1の開口部Waにワーク治具(カプラー)31cを装
着して連結する。ついで、フレキシブル配管18を介し
て給排気用配管32に連結された接続配管31aの先端
部に設けられた配管治具31bをワーク治具31cに装
着する。これにより、検査待ちワーク1は検査可能状態
となる。そして、作業者Pは、このような作業手順を順
次繰り返して行うことにより、ワーク1の漏洩試験を作
業性よく、かつ効率よく、短時間に行えるようになる。
【0027】3.自動漏洩試験 ついで、上述した漏洩試験の自動動作を以下に説明す
る。なお、この場合、第1開閉扉11が閉じられて、検
査チャンバ10内には検査用ワーク1(W1)が既に収
納された状態にあるものとする。まず、図示しない制御
装置に設けられた開始スイッチをオンにすると、真空ポ
ンプ15が駆動して、検査チャンバ10内の空気が排気
されて、検査チャンバ10内は検査ワークWよりも減圧
状態となる。
【0028】ついで、電磁バルブ20aを開状態にし
て、検査チャンバ10内とディテクタ20内とを連通さ
せた後、電磁切換弁30aを供給状態にする。これによ
り、検査用ワーク1(W1)は、ワーク治具31c、配
管治具31b、接続配管31a、フレキシブル配管1
7、給排気用配管31、および電磁切換弁30aを介し
てトレーサガス供給回収装置30のトレーサガス(He
ガス等)の収納容器(図示せず)に所定時間連通し、検
査用ワーク1(W1)内にトレーサガス(Heガス)が
流入して、所定量のトレーサガス(Heガス)が検査用
ワーク1(W1)に充填される。
【0029】ついで、検出用配管21を通してディテク
タ20にトレーサガス(Heガス)が流入すると、ディ
テクタ20はトレーサガス(Heガス)の検出動作を開
始し、これを電気信号に変換して、ワーク1(W1)か
らトレーサガスが漏洩しているか否か、あるいは許容限
度以上の漏洩であるか否かの測定を行う。この後、ディ
テクタ20がトレーサガス(Heガス)の測定を終了す
ると、検査チャンバ10内の真空状態を解除するととも
に、電磁切換弁30aを排気状態に切り換えて、トレー
サガス供給回収装置30の回収容器(図示せず)にトレ
ーサガス(Heガス等)を回収し、検査用ワーク1(W
1)の漏洩試験を終了して、再度、待機状態となる。
【0030】上述したように、本発明においては、ワー
ク1を載置するための載置台11a,12aを有する開
閉扉11,12を検査チャンバ10の開口部に備えてい
るので、この載置台11a,12aにワーク1を載置す
ることができるようになり、試験装置の周囲に作業台な
どを配置する必要がなくなってスペース効率が向上す
る。また、各開閉扉11,12にトレーサガスを供給す
るための配管31,32に接続されたフレキシブル配管
17,18を備えているので、載置台11a,12aに
ワーク1を載置した状態で配管の接続作業が容易にでき
るようになって、結果的に試験時間を短縮できるように
なり、試験効率が向上する。
【0031】また、検査チャンバ10の開口部の左右に
開閉扉11,12を備えているので、一方の開閉扉11
(12)を閉じて検査チャンバー10内に収納されたワ
ーク1の漏洩試験を行っているときに、他方の開閉扉1
2(11)を開けて、載置台12a(11a)に別のワ
ーク1を載置して準備作業ができるようになるので、試
験装置の稼働率が向上する。
【0032】なお、上述した実施の形態においては、ワ
ークにトレーサガスを供給するようにして、検査チャン
バ内を真空にしてこの検査チャンバ内のトレーサガスを
検出する例について説明したが、検査チャンバ内トレー
サガスを供給するようにして、ワーク内を真空にしてこ
のワーク内のトレーサガスを検出するようにしてもよ
い。
【0033】また、上述した実施の形態においては、扉
にフレキシブル配管17を備えるようにしたが、載置台
上で治具を装着できるだけでも、搬送装置から直接載置
台に載置できるので、搬送効率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の漏洩試験装置を模式的に示す正面図
である。
【図2】 図1の上面図である。
【図3】 被検体(ワーク)に配管を接続する状態を模
式的に示す正面図である。
【図4】 従来例の漏洩試験装置を模式的に示す正面図
である。
【図5】 図4の上面図である。
【符号の説明】
1…被検体(ワーク)、10…検査チャンバ、11…第
1開閉扉、11a…載置台、12…第2開閉扉、12a
…載置台、13…第1配管接続部、14…第2配管接続
部、15…真空ポンプ、16…チャンバ架台、17,1
8…フレキシブル配管、20…ディテクタ(トレーサガ
ス検出器)、20a…電磁開閉弁、21…検出用配管、
30…トレーサガス供給回収装置、30a,30b…電
磁切換弁、31,32…給排気用配管、31a…接続配
管、31b…配管治具、31c…ワーク治具(カプ
ラ)、40…試験台
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川路 裕章 静岡県浜松市中沢町10番1号 ヤマハ株式 会社内 Fターム(参考) 2G067 AA44 BB31 CC13 DD17 DD18

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検体を搬入するための開口部を備えた
    チャンバー内に被検体を収納してトレーサガスの検出を
    行う漏洩試験装置であって、 前記開口部に前記被検体を載置するための載置台を有す
    る開閉扉を備えるとともに、 前記開閉扉に前記トレーサガスを供給するための配管を
    備え、 前記開閉扉を開扉状態で前記載置台に前記被検体を載置
    して前記配管を同被検体に接続できるようにしたことを
    特徴とする漏洩試験装置。
  2. 【請求項2】 前記開口部に一方が閉扉状態にあるとき
    に他方を開扉状態にできる複数の開閉扉を備え、前記チ
    ャンバー内に収納された前記被検体の検査時にはいずれ
    かの開閉扉が閉じられるようにしたことを特徴とする請
    求項1に記載の漏洩試験装置。
  3. 【請求項3】 前記トレーサガスを供給するための配管
    を前記複数の開閉扉のそれぞれに備えるようにしたこと
    を特徴とする請求項2に記載の漏洩試験装置。
  4. 【請求項4】 前記配管はフレキシブルな配管であるこ
    とを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載
    の漏洩試験装置。
  5. 【請求項5】 前記配管は前記被検体にトレーサガスを
    供給するとともに、同被検体に供給されたトレーサガス
    を回収するための配管を兼用していることを特徴とする
    請求項1から請求項4のいずれかに記載の漏洩試験装
    置。
  6. 【請求項6】 被検体を搬入するための開口部を備えた
    チャンバー内に被検体を収納してトレーサガスの検出を
    行う漏洩試験装置であって、 前記開口部に前記被検体を載置するための載置台を有す
    る開閉扉を備えるとともに、 前記開閉扉を開扉状態で前記載置台に前記被検体を載置
    して治具の着脱作業を可能とし、前記載置台に前記被検
    体を載置した状態で扉の開閉動作によって前記チャンバ
    内に収納可能としたことを特徴とする漏洩試験装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN104316296A (zh) * 2014-11-10 2015-01-28 浙江中博光电科技有限公司 灯具照度在线检测装置及方法
CN109470424A (zh) * 2018-11-29 2019-03-15 马鞍山金顺来工业设计有限公司 一种气密性检测装置

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