JP2009229267A - 気密漏れ検査方法及び気密漏れ検査装置 - Google Patents

気密漏れ検査方法及び気密漏れ検査装置 Download PDF

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Abstract

【課題】検査ワークの気密漏れ検査の効率および信頼性の向上を図る。
【解決手段】簡易気密漏れ検査手段は、第1、第2前室21、23内に投入された検査ワーク1の簡易検査を行い、前室減圧手段47は、検査ワーク1の簡易検査が行なわれている際に第1、第2前室21、23内を減圧し、第1、第2搬送機構28、29は、第1、第2前室21、23内において簡易検査が完了した検査ワーク1を検査室22に移動させ、詳細気密漏れ検査手段は、検査室22内に移動された検査ワーク1の詳細検査を行い、第1、第2搬送機構28、29は、検査室22において詳細検査が完了した検査ワーク1を、第1、第2前室21、23のうち検査ワーク1が収納されていない前室に移動させるとともに、第1、第2前室21、23内において簡易検査が完了し、詳細検査が行なわれていない検査ワーク1を検査室22へ移動させる。
【選択図】図2

Description

本発明は、検査ワークの製造工程において、検査ワークの気密漏れ検査を行なう気密漏れ検査方法及び気密漏れ検査装置に関する。
従来の熱交換器等の検査ワークの気密漏れ検査(気密試験)方法は、例えば、特許文献1に示すようなものが知られている。気密漏れ検査装置は、検査チャンバ、検査チャンバ内部を減圧する減圧装置、検査ワーク内部の漏れを検出する漏れ検出センサ等から構成される。漏れ検査は、まず検査ワークを検査チャンバ内に入れた状態で、圧力及び濃度が管理されたヘリウムガスを検査ワーク内に封入し、同時に検査チャンバ内を所定圧力まで減圧することで真空状態にする。その後、検査ワークから検査チャンバ内のヘリウム成分の漏れ量を漏れ検出センサで測定し、所定量以上のヘリウム成分を検出した場合には、検査ワークに漏れがあるものと判定する。
特開2007−205836号公報
ところで、検査ワークの気密漏れ検査(気密試験)において、検査ワーク内部に大きな漏れ箇所がある場合に、いきなり検査ワーク内部にヘリウムガスを封入すると、漏れ箇所から検査チャンバ内に多量のヘリウム成分が流入し、検査系統(検査チャンバ、漏れ検出センサ等)の甚大な汚染が発生するため、気密漏れ検査装置の復旧等に多大な時間が必要となる。
そこで、気密漏れ検査では、検査ワークの内部圧力を上昇させて、上昇した圧力の変化を見て、検査ワーク内部に大きな漏れ箇所があるか否かを検査する大漏れ検査(簡易検査)を行ない、その後、ヘリウムガスを検査ワークに封入して微小な漏れ箇所があるか否かを検査する小漏れ検査(詳細検査)を行なっている。
ここで、特許文献1に記載の気密漏れ検査装置(気密試験装置)では、1つの検査チャンバが設けられているだけであり、上述の簡易検査と詳細検査を1つの検査チャンバで行なう構成となっている。
このような構成では、検査ワークを入れ替える際に、検査チャンバ内の圧力が外気圧にまで上昇し、詳細検査の度に検査チャンバ内の圧力を大気圧から真空圧力レベルまで減圧する必要があるため、検査時間が長時間化するといった問題があった。また、簡易検査を行なっている際に、詳細検査で使用される漏れ検出センサ(リークディテクタ)等の検査機器が稼動しないため、検査機器の稼動効率が悪いといった問題があった。
さらに、検出センサ等の検査機器は、大気中に存在する水分等の影響を受けやすく、それがノイズとなり、検査精度を左右することが課題となっている。つまり、梅雨等の大気中の水分が多い時期には、検査の誤判定が増えるなど、作業雰囲気の状態が検査の信頼性に左右する大きな要素となっている。
本発明は、上記点に鑑み、検査ワークの気密漏れ検査の効率および信頼性の向上を図ることを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、略真空状態にまで減圧された状態の検査室(22、62)内において、検査ワーク(1)内にトレーサガスを封入し、検査ワーク(1)から漏れ出すトレーサガスを検出することで、微小穴部があるか否かの詳細検査を行なう詳細気密漏れ検査手段と、検査室(22、62)に隣接して設けられ、外部との間及び検査室(22、62)との間で検査ワーク(1)を投入・取出しが行なわれる複数の前室(21、23、61、63)において、微小穴部よりも大きな穴部があるか否かの簡易検査を行なう簡易検査手段と、複数の前室(21、23、61、63)内の圧力を減圧する前室減圧手段(47)と、検査ワーク(1)を前室内と検査室(22、62)内との間を移動させる移動手段(28、29、68、69)と、複数の前室(21、23、61、63)と検査室(22、62)との間に設けられ、移動手段(28、29、68、69)により検査ワーク(1)を前室内と検査室(22、62)内との間を移動させる際に、前室と検査室(22、62)との間を検査ワーク(1)が移動可能に開放し、検査ワーク(1)の移動完了後に前室と検査室(22、62)との間を閉鎖するように構成された内部開閉ドア手段(24、25、64、65)と、複数の前室(21、23、61、63)に設けられ、外部から複数の前室(21、23、61、63)内に検査ワーク(1)を投入する際に、前室と外部との間を開放し、外部から前室内に検査ワーク(1)を投入完了後に、前室と外部との間を閉鎖するように構成された外部開閉ドア手段(26、27、66、67)とを備え、簡易気密漏れ検査手段と詳細気密漏れ検査手段は、並行して実行可能に構成され、移動手段(28、29、68、69)は、詳細検査が完了した検査ワーク(1)を、検査室(22、62)から複数の前室(21、23、61、63)のうち検査ワーク(1)が収納されていない前室に移動させるとともに、複数の前室(21、23、61、63)内において簡易検査が完了し、詳細検査が行なわれていない検査ワーク(1)を検査室(22、62)へ移動させ、前室減圧手段(47)は、検査ワーク(1)の簡易検査が行なわれている際に、検査ワーク(1)の簡易検査が行なわれている前室、及び、移動手段(28、29、68、69)により詳細検査が行なわれた検査ワーク(1)を検査室(22、62)から移動させる前室内を検査室(22、62)内の圧力に近づくように減圧することを特徴としている。
このように、移動手段(28、29、68、69)により、詳細検査が完了した検査ワーク(1)を、検査室(22、62)から検査ワーク(1)が収納されていない前室に移動させるとともに、簡易検査が完了し、詳細検査が行なわれていない検査ワーク(1)を検査室(22、62)へ移動させることで、複数の前室(21、23、61、63)で簡易検査を行なった検査ワーク(1)を順番に検査室(22、62)に移動させて詳細検査を行なうことができる。そのため、検査室(22、62)における簡易検査待ち時間を短縮させることができるため、詳細検査で使用される検査機器の稼動効率を向上させることができる。
また、前室(21、23、61、63)内での簡易検査と並行して、検査ワーク(1)の検査が行なわれている前室及び移動手段(28、29、68、69)により詳細検査が行なわれた検査ワーク(1)を移動させる前室内を、検査室(22)内の圧力に近づくように減圧することで、検査ワーク(1)を前室と検査室(22、62)との間を移動させる際の検査室(22、62)内の圧力の上昇を抑制することができ、簡易検査と詳細検査を1つの検査室(22、62)で行なう場合に比べて、検査室(22、62)内の圧力を短時間で所定の真空状態にすることができる。そのため、気密漏れ検査の全体の検査時間の短縮を図ることができる。
さらに、検査室(22、62)内は、上述のように真空状態を維持しやすく、内部開閉ドア手段(24、25、64、65)、外部開閉ドア手段(26、27、66、67)により外部との直接連通させない構成であるため、検査室(22、62)内のバックグランドを良好に維持することができ、気密漏れ検査の信頼性の向上を図ることができる。
したがって、気密漏れ検査装置を用いた検査ワークの気密漏れ検査の効率および信頼性の向上を図ることができる。なお、微小穴部等の穴部は、ろう付け不良等による接合不良箇所を意味している。
また、請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の発明において、移動手段(28、29、68、69)は、検査室(22、62)において詳細検査が完了した検査ワーク(1)を、検査室(22、62)から簡易検査が行なわれた前室に戻すように構成してもよい。
また、請求項3に記載の発明では、請求項1に記載の発明において、複数の前室(21、23)は、検査室(22)において詳細検査が完了した検査ワーク(1)を取り出すための取出用前室(23)を含んで構成されており、移動手段(29)は、検査室(22)において詳細検査が完了した検査ワーク(1)を、取出用前室(23)に移動させるように構成してもよい。
また、請求項4に記載の発明では、略真空状態にまで減圧された状態の検査室(22、62)内において、検査ワーク(1)内にトレーサガスを封入し、検査ワーク(1)から漏れ出すトレーサガスを検出することで、微小穴部があるか否かの詳細検査を行なう詳細気密漏れ検査手段と、検査室(22、62)に隣接して設けられ、外部との間及び検査室(22、62)との間で検査ワーク(1)を投入・取出しが行なわれる複数の前室(21、23、61、63)において、微小穴部よりも大きな穴部があるか否かの簡易検査を行なう簡易検査手段と、複数の前室(21、23、61、63)内の圧力を減圧する前室減圧手段(47)と、検査ワーク(1)を前室内と検査室(22、62)内との間を移動させる移動手段(28、29、68、69)と、複数の前室(21、23、61、63)と検査室(22、62)との間に設けられ、移動手段(28、29、68、69)により検査ワーク(1)を前室内と検査室(22、62)内との間を移動させる際に、前室と検査室(22、62)との間を検査ワーク(1)が移動可能に開放し、検査ワーク(1)の移動完了後に前室と検査室(22、62)との間を閉鎖するように構成された内部開閉ドア手段(24、25、64、65)と、複数の前室(21、23、61、63)に設けられ、外部から複数の前室(21、23、61、63)内に検査ワーク(1)を投入する際に、前室と外部との間を開放し、外部から前室内に検査ワーク(1)を投入完了後に、前室と外部との間を閉鎖するように構成された外部開閉ドア手段(26、27、66、67)とを備えを備え、簡易気密漏れ検査手段と詳細気密漏れ検査手段は、並行して実行可能に構成された気密漏れ検査装置に用いられ、簡易気密漏れ検査手段により前室内に投入された検査ワーク(1)の簡易検査を行う簡易検査工程と、移動手段(28、29、68、69)により前室において簡易検査が完了した検査ワーク(1)を検査室(22、62)へ移動させる第1移動工程と、詳細気密漏れ検査手段により、第1移動工程を経て検査室(22、62)に移動された検査ワーク(1)の詳細検査を行う詳細検査工程と、移動手段(28、29、68、69)により、詳細検査が完了した検査ワーク(1)を、検査室(22、62)から複数の前室(21、23、61、63)のうち検査ワーク(1)が収納されていない前室に移動させるとともに、複数の前室(21、23、61、63)内において簡易検査が完了し、詳細検査が行なわれていない検査ワーク(1)を検査室(22、62)へ移動させる第2移動工程と、簡易検査工程と並行して、前室減圧手段(47)により検査ワーク(1)の簡易検査が行なわれている前室、及び、移動手段(28、29、68、69)により、詳細検査が完了した検査ワーク(1)を検査室(22、62)から移動させる前室内を検査室(22、62)内の圧力に近づくように減圧する前室減圧工程とを備えることを特徴としている。
このように、移動手段(28、29、68、69)により、詳細検査が完了した検査ワーク(1)を、検査室(22、62)から検査ワーク(1)が収納されていない前室に移動させるとともに、簡易検査が完了し、詳細検査が行なわれていない検査ワーク(1)を検査室(22、62)へ移動させ、複数の前室(21、23、61、63)で簡易検査を行なった検査ワーク(1)を、順番に検査室(22)に移動させて詳細検査を行なう検査工程とすることで、詳細検査で使用される検査機器の稼動効率を向上させることができる。
また、前室(21、23、61、63)内での簡易検査と並行して、前室(21、23、61、63)内を検査室(22、62)内の圧力に近づくように減圧するような検査工程とすることで、検査ワーク(1)を前室(21、23、61、63)と検査室(22、62)との間を移動させる際の検査室(22、62)内の圧力の上昇を抑制することができ、簡易検査と詳細検査を1つの検査室(22、62)で行なう場合に比べて、検査室(22、62)内の圧力を短時間で所定の真空状態にすることができる。そのため、気密漏れ検査の全体の検査時間の短縮を図ることができる。
さらに、検査室(22、62)内は、真空状態を維持しやすく、内部開閉ドア手段(24、25、64、65)、外部開閉ドア手段(26、27、66、67)により外部との直接連通させない検査工程とすることで、検査室(22、62)内のバックグランドを良好に維持することができ、気密漏れ検査の信頼性の向上を図ることができる。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態について図1〜図6に基づいて説明する。図1は、検査ワークとして用いる熱交換器の概略を示し、図2は、本実施形態の熱交換器の気密漏れ検査装置の全体構成を示している。
まず、本実施形態の気密漏れ検査の検査ワークとして用いる熱交換器1について図1に基づいて説明する。熱交換器1は、例えば、車両用のラジエータやコンデンサを用いることができる。
図1に示すように、熱交換器1は、並行に複数本配置されたチューブ10と、隣り合うチューブ同士の間に配置されたフィン11と、チューブ10の長手方向両端部に配置されチューブ10に連通するヘッダタンク12とを備え、チューブ11内部を流れる第1流体とチューブ同士の間を流れる第2流体との間の熱交換を行なう構成となっている。熱交換器1のヘッダタンク12は、第1流体をチューブ10に導入するための導入口13と第1流体をチューブ10から導出するための導出口14が形成されている。
次に、気密漏れ検査装置2について図2に基づいて説明する。本実施形態の気密漏れ検査は、熱交換器1内部において、導入口13及び導出口14以外に、ろう付け不良等により形成された外部と連通する穴部があるか否かを検査するものである。
図2に示すように、気密漏れ検査装置2は、検査ワークである熱交換器1を収容するケース20を有している。ケース20内部は、第1前室21、検査室22、第2前室23に仕切られており、各室21〜23はそれぞれ検査ワークを収納可能な大きさに形成されている。
第1、第2前室21、23は、検査室22に隣接するように形成され、検査室22が第1前室21と第2前室23との間に挟まれる構成となっている。第1前室21と検査室22は、第1内部開閉ドア24により仕切られ、第2前室23と検査室22は、第2内部開閉ドア25により仕切られている。
第1、第2内部開閉ドア24、25は、後述する制御装置50からの制御指令により、検査ワークの移動手段を構成する搬送機構28、29が検査ワークを第1、第2前室21、23と検査室22との間を移動させる際に、第1、第2前室21、23と検査室22との間を検査ワークが移動可能に開放され、検査ワークの移動完了後に各前室21、23と検査室22との間が閉鎖されるように構成されている。本実施形態では、第1、第2内部開閉ドア24、25が内部開閉ドア手段を構成している。
第1前室21には、検査ワークを入れ替えるための第1外部開閉ドア26が設けられ、第2前室23には、検査ワークを入れ替えるための第2外部開閉ドア27が設けられている。第1、第2外部開閉ドア26、27は、外部から第1、第2前室21、23内に検査ワークを出し入れする際に、各前室21、23と外部との間を検査ワークが移動可能に開放され、外部から第1、第2前室21、23に検査ワークを投入完了後に、各前室21、23と外部との間が閉鎖されるように構成されている。本実施形態では、第1、第2外部開閉ドア26、27が外部開閉ドア手段を構成している。
また、第1前室21と検査室22との間には、パレット3に載せた検査ワークを第1前室21と検査室22間を往復移動させるための第1搬送機構28が設けられ、第2前室23と検査室22には、パレット3に載せた検査ワークを第2前室23と検査室22間を往復移動させるための第2搬送機構29が設けられている。本実施形態では、第1、第2搬送機構28、29が移動手段を構成している。
検査ワークを載せるパレット3は、後述する簡易検査装置、詳細検査装置の押付側ドレッキングポート43、44、57と接続可能に構成された受側ドレッキングポート31を備えている。この受け側ドレッキングポート31は、ホース32を介して接続カプラ33に接続されている。
ここで、接続カプラ33は、検査ワークである熱交換器1の導入口13、導出口14に接続され、熱交換器1内に加圧エア、トレーサガス等の流体を封入可能に構成されている。なお、本実施形態のトレーサガスは、ヘリウムを用いている。
本実施形態では、第1、第2前室21、23において、検査ワークに外部と連通する比較的大きな穴部があるか否かを検査する簡易検査が行われる。簡易検査は、各前室21、23内の検査ワークに加圧エアを封入して、検査ワーク内部の圧力が所定圧力まで上昇するか否かの検査、及び、検査ワーク内部の圧力が時間経過により減少するか否かの検査を行なっている。なお、簡易検査には、検査ワークの耐圧検査を含めてもよい。
簡易検査を行なうための簡易検査装置は、第1、第2前室21、23内の検査ワークに加圧エアを供給するエア供給装置(図示せず)、各前室21、23に供給する加圧エアの圧力を検出する圧力センサ41、42等から構成されている。
ここで、エア供給装置は、バルブV1、V2を介して各前室21、23と連通する押付側ドレキングポート43、44に接続されている。各前室21、23と連通する押付側ドレッキングポート43、44は、検査ワークを載せるパレット3に設けられた受側ドレッキングポート31に接続可能に構成されている。
エア供給装置は、押付側ドレッキングポート43、44とパレット3の受側ドレッキングポート31を接続された状態で、バルブV1、V2が開放されることで、加圧エアを検査ワーク内部に封入するように構成されている。
また、第1、第2前室21、23には、第1、第2前室21、23内の圧力を検出する前室用圧力センサ45、46が設けられ、各前室21、23内の圧力を減圧する前室減圧装置(前室減圧手段)47により減圧された第1、第2前室21、23内の圧力が検出可能に構成されている。
前室減圧装置47は、バルブV3、V4を介して第1前室21と接続され、バルブV3、V5を介して第2前室23と接続されている。前室減圧装置47は、バルブV3、V4、V5が開放されることで、第1、第2前室21、23を減圧するように構成されている。
次に、検査室22では、検査ワークに外部と連通する微小穴部があるか否かを検査する詳細検査が行なわれる。検査室22での詳細検査は、略真空状態まで減圧された状態の検査室22内で、検査ワーク内にトレーサガス(ヘリウムと加圧エアとの混合ガス)を短時間封入し、検査ワークから漏れ出すトレーサガスを検出することにより微小穴部があるか否かの検査を行なっている。
詳細検査を行なうための詳細気密漏れ検査装置は、検査室22内の検査ワークにトレーサガスを供給するトレーサガス供給装置(図示せず)、ヘリウムと加圧エアとを混合するガス混合装置50、検査ワーク内のトレーサガスを真空排気する真空排気装置51、検査室22内のトレーサガスの濃度を検出するリークディテクタ52、検査室内を掃引きする掃引き装置53、検査室22の圧力を減圧して略真空状態にする検査室減圧装置54、検査室22に供給するトレーサガスの圧力を検出する圧力センサ55、検査室22内の圧力を検出する圧力センサ56等から構成されている。
ここで、検査室22と連通する押付側ドレッキングポート57は、パレット3に設けられた受側ドレッキングポート31に接続可能に構成されている。
ガス混合装置50は、バルブV6、V7を介して検査室22と連通する押付側ドレッキングポート57に接続され、押付側ドレッキングポート57と受側ドレッキングポート31が接続された状態で、バルブV6、V7が開放されることで、トレーサガスを検査ワーク内部に封入するように構成されている。
真空排気装置51は、バルブV7、V8を介して検査室22と連通する押付側ドレッキングポート57に接続され、押付側ドレッキングポート57と受側ドレッキングポート31が接続された状態で、バルブV7、V8が開放されることで、トレーサガスを検査ワーク内部から真空排気するように構成されている。
検査室減圧装置54は、バルブV9を介して検査室22内と接続され、バルブV9が開放されることで、検査室22内を減圧するように構成されている。リークディテクタ52は、バルブV10、V11を介して検査室22内と接続され、バルブV10、V11が開放されることで、検査室22内のトレーサガスの濃度を検出するように構成されている。
掃引き装置53は、バルブV11、V12を介して検査室22内と接続され、バルブV11、V12が開放されることで、検査室22内の掃引きを行なうように構成されている。
ここで、気密漏れ検査装置1は、制御装置(図示せず)を有している。制御装置は、周知のごとくCPU、ROM、RAM等からなる周知のマイクロコンピュータと、その周辺回路にて構成されるものであり、各圧力センサ41、42、45、46、56、55等からの検出値、リークディテクタ52でのトレーサガスの濃度検出値等が入力される。また、制御装置のROM等に予め記憶されたプログラムにより、内部開閉ドア24、25、外部開閉ドア26、27、検査ワークの搬送機構28、29、各バルブV1〜V12の開閉が制御される。
上記構成において、本実施形態における検査ワークの気密漏れ検査について図3〜図6に基づいて説明する。まず、1つの検査ワークについて検査室22、前室21、23での検査の流れ、検査ワークの検査状態について図3に基づいて説明する。
まず検査室22における検査の流れについて説明すると、内部開閉ドア24、25が開放され(a1)、搬送機構28、29により検査ワークの前室21、23から検査室22への移動が行なわれる(a2)。検査ワークの移動完了後に内部開閉ドア24、25が閉鎖され(a3)、検査室22が密閉された状態で、検査室22が所定の真空状態にまで減圧される(a4)。
そして、検査室22で検査ワークの詳細検査が行なわれる(a5〜a7)。詳細検査では、検査ワークの内部に微小量のトレーサガスを供給した状態で、リークディテクタ52により検査ワークから検査室22に流出したトレーサガスの濃度を検査するプレ検査が行なわれる(a5)。プレ検査後、検査ワークの内部に多量のトレーサガスを供給した状態で、リークディテクタ52により検査ワークから検査室22に流出したトレーサガスの濃度を検査する本検査(a7)が行われる。
詳細検査完了後、内部開閉ドア24、25が開放され(a8)、搬送機構28、29により検査ワークの検査室22から前室21、23への移動が行なわれる(a9)。検査ワークの移動完了後、内部開閉ドア24、25が閉鎖される。その後、内部開閉ドア24、25が開放(a1)される。
各前室21、23における検査の流れについて説明すると、内部開閉ドア24、25が閉鎖され、外部開閉ドア26、27が開放された状態で、検査ワークの投入・取り出しが行なわれる(b1)。検査ワークの投入・取り出しの完了後に、外部開閉ドア26、27が閉鎖され(b2)、前室21、23内が検査室22の圧力に近づくように減圧される(b3)。
そして、内部開閉ドア24、25が開放され(b4)、搬送機構28、29により検査ワークの前室21、23から検査室22への移動が行なわれる(b5)。検査ワークの移動完了後、内部開閉ドア24、25が閉鎖される(b6)。検査室22からの検査ワークの戻り待ち(b7)を経て、内部開閉ドア24、25が開放され(b8)、搬送機構28、29により検査ワークの検査室22から前室21、23への移動が行なわれる(b12)。
検査ワークの移動完了後、内部開閉ドア24、25が閉鎖され(b11)、前室21、23の大気開放を経て(b11)、外部開閉ドア26、27が開放される(b12)。
検査ワークにおける検査の流れは、簡易検査が行なわれ(c1)、簡易検査の完了後、検査ワーク内が減圧される(c2)。そして、詳細検査を行なうため、検査ワーク内にトレーサガスが封入され(c3)、リークディテクタ52での検査室22内のトレーサガスの濃度の検出後、検査ワーク内からトレーサガスが放出される(c4)。トレーサガスの放出後、検査ワーク内が減圧され(c5)、検査ワーク内にドライエアが封入される。
このように、検査室22での検査は、1つの検査ワークに対してa1〜a10の一連の流れで行なわれ、各前室21、23での検査は、1つの検査ワークに対してb1〜b12の一連の流れで行なわれ、検査ワークの検査は、c1〜c6のように行なわれる。
次に、本実施形態の気密漏れ検査装置1による気密漏れ検査の流れを図4に基づいて説明する。図4は、本実施形態の気密漏れ検査の流れを示している。なお、説明の都合上、第1前室21に投入される検査ワークをワークAとし、第2前室23に投入される検査ワークをワークBとして説明する。
まず、第1内部開閉ドア24が閉鎖された状態で、第1外部開閉ドア26が開放され、第1前室21内に、ワークA1が投入される。ワークA1の投入は、パレット3に搭載され、接続カプラ33に検査ワークの熱交換器1の導入口13、導出口14が接続された状態で行なわれる。
ここで、検査室22では、第2前室23に投入され、簡易検査を完了して第2搬送機構29により移動されたワークB1が詳細検査されている。なお、検査室22は、第1、第2内部開閉ドア24、25が閉鎖され、検査室減圧装置54で減圧されている(図3(a)の状態)。
次に、第1前室21の外部開閉ドア26が閉鎖され、第1前室21内でワークA1の簡易検査が行なわれる(簡易検査工程)。また、簡易検査と並行して、前室減圧装置47により第1前室21内が減圧される(前室減圧工程)。ここで、前室減圧装置47は、検査室22内の圧力に近づくように減圧される(図3(b)の状態)。なお、簡易検査の完了後に、ワークA内の圧力が減圧される。
次に、検査室22でのワークB1の詳細検査が完了すると、第2内部開閉ドア25が開放され、第2搬送機構29によりワークB1を検査室22から第2前室23に移動させる。ワークBの第2前室23への移動と並行して、第1内部開閉ドア24が開放され、第1搬送機構28によりワークA1を第1前室21から検査室22に移動させる(図3(c)の状態)。
そして、第2内部開閉ドア25が閉鎖され、ワークB1が第2前室23に収納される。また、第1内部開閉ドア24が閉鎖され、ワークA1が検査室22に収納される(第1移動工程)。
その後、第2前室23では、第2外部開閉ドア27が開放され、ワークB1の取り出しが行なわれ、ワークA1の次に気密漏れ検査をするワークB2の投入が行なわれる(図3(d)の状態)。
次に、第2前室23にてワークB2の簡易検査が行なわれるとともに、検査室22内でワークA1の詳細検査が行なわれる(図3(e)の状態)。ここで、本実施形態の詳細検査は、プレ検査後、本検査を行なっている(詳細検査工程)。
リークディテクタ52による検査室22内のトレーサガスの検出が完了した後、真空排気装置51によりワークA1内のトレーサガスを排気するとともに、ワークA1内を減圧する。
検査室22でのワークA1の詳細検査が完了すると、第1内部開閉ドア24が開放され、第1搬送機構28によりワークA1を検査室22から第1前室21に移動させる。そして、第1内部開閉ドア24が閉鎖され、第1前室21にワークA1を収納する(第2移動工程)。
第1前室21では、図示しない減圧装置によりワークA1内を減圧し、図示しないドライエア供給装置によりワークA1内にドライエアが封入される。ワークA1内へのドライエアの封入と並行して、第2内部開閉ドア25が開放され、第2搬送機構29によりワークB2を第2前室23から検査室22に移動させる(図3(f)の状態)。
その後、第2内部開閉ドア25が閉鎖され、ワークB2が検査室22に収納される(第1移動工程)。一方、第1前室21では、第1外部開閉ドア26が開放され、ワークA1の取り出しが行なわれ、ワークB2の次に気密漏れ検査を行なうワークA2が第1前室21へ投入される。
次に、上述の気密漏れ検査装置1における検査室22、各前室21、23、ワーク毎の状態を図5、図6に基づいて説明する。ここで、図5は、気密漏れ検査のサイクルタイムを示し、図6は気密漏れ検査時の検査室22、第1前室21、ワークA内部の圧力の状態を示している。
なお、図5、図6におけるa1〜a10、b1〜b12、c1〜c6の符号は、図3における符号と対応している。また、図5の検査室22の項目は、上段が第1前室21からワークAが投入された場合のサイクルタイムを示し、下段が第2前室23からワークBが投入された場合のサイクルタイムを示している。
図5に示すように、本実施形態の気密漏れ検査では、検査室22で、第2前室23から投入されたワークBの詳細検査(a5〜a7)等を行っている間に、第1前室21でワークAの投入(b1、b2)、第1前室21内の減圧(b3)、ワークAの簡易検査(c1)等を行う。
次に、詳細検査が完了したワークBを検査室21から第2前室23への移動(a8〜a10)等を行なっている間に、ワークAを第1前室21から検査室22への移動(a1〜a3)等を行なう。そして、検査室2内の減圧(a4)後、ワークAの詳細検査(a5〜a7)等の間に、第2前室23でワークBの取り出し・投入(b1、b2)、第2前室23内の減圧(b3)、ワークBの簡易検査(c1)等を行う。
このように、ワークの投入、簡易検査を行なうための第1、第2前室21、23を設けることで、第1、第2前室21、23で簡易検査を完了した検査ワークを、交互に検査室22に移動させて詳細検査を行なうことで、検査室22内の機器の稼動効率を向上させることができる。
また、図6に示すように、第1前室21では、ワークの投入後(b1、b2)に第1外部開閉ドア26が開放されるため、第1前室21の内部圧力が大気圧となるが、検査室22では、ワークBの詳細検査(a5〜a7)が行なわれ、各内部開閉ドア24、25が閉鎖されているため、高真空圧力(例えば、6.7Pa(abs))に維持される。
そして、第1前室21内は、検査室22内の圧力に近づくように中真空圧力(例えば、100Pa(abs))まで減圧される(b3)。ここで、第1前室21内の減圧と並行して、ワークAの簡易検査(c1)が行なわれ、ワークA内の圧力が大気圧から所定圧力(例えば、0.14MPa(abs))まで加圧される。
検査室22でのワークBの詳細検査の完了後、検査室22及び第1前室21では、ワークAの検査室22への移動等(a1〜a3、b4〜b6)が行なわれ、第1内部開閉ドア24等が開放されるため、第1前室21内の圧力と検査室22内の圧力が略同程度の真空圧力(例えば、60Pa(abs))となる。
第1内部開閉ドア24等が閉鎖された後、検査室22内は、高真空圧力(例えば、6.7Pa(abs))まで減圧され(a4)、ワークAの詳細検査(a5〜a7)が行なわれる。
ここで、ワークAの詳細検査の間、各内部開閉ドア24、25が閉鎖されているため、検査室22内は高真空圧力(例えば、6.7Pa(abs))に維持される。また、第1前室21内は、第1外部開閉ドア26が閉鎖されており、ワークAの検査室22への移動前の真空圧力程度となる。なお、ワークA内の圧力は、詳細検査に伴って、一度減圧された後(c2)、トレーサガス封入による圧力上昇(c3)、トレーサガスの放出(c4)による圧力下降等による圧力変動する。
検査室22でのワークAの詳細検査の完了後、検査室22及び第1前室21では、ワークAの第1前室21への移動(a8〜a10、b8〜b10)等が行なわれ、第1内部開閉ドア24等が開放されるため、第1前室21内の圧力と検査室22内の圧力が略同程度の圧力(例えば、50Pa(abs))となる。
第1内部開閉ドア24等が閉鎖され、ワークAの第1前室21への移動の完了後、検査室22内は、所定の圧力(例えば、6.7Pa(abs))まで減圧される(a4)。第1前室21では、第1前室21内の圧力を大気圧になるまで開放し、外部開閉ドア27が開放される(b11〜b12)。
このように、簡易検査と並行して前室21、23内を検査室22内の圧力に近づくように中真空圧力レベルまで減圧することで、内部開閉ドア24、25を開放しても検査室22内の圧力を真空圧力レベルに維持することができる。
以上説明したように、本実施形態の気密漏れ検査装置及び気密漏れ検査方法によれば、第1、第2前室21、23で簡易検査を行なった検査ワークを、交互に検査室22に移動させて詳細検査を行なう構成とすることで、詳細検査で使用されるリークディテクタ52等の検査機器の稼動効率を向上させることができる。
また、各前室21、23内での簡易検査と並行して、各前室21、23内を検査室22内の真空圧力レベルに近づくように減圧することで、検査ワークを各前室21、23と検査室22との間を移動させる際の検査室22内の圧力の上昇を抑制することができ、簡易検査と詳細検査を1つの検査室22で行なう場合に比べて、検査室22内の圧力を短時間で所定の真空状態にすることができる。その結果、気密漏れ検査の全体の検査時間の短縮を図ることができる。
さらに、検査室22内は、真空状態を維持しやすく、各内部開閉ドア24、25、各外部開閉ドア26、27により外部との直接連通させない構成であるため、検査室22内のバックグランドを良好に維持することができ、詳細検査の検査精度の向上(気密漏れ検査の信頼性の向上)を図ることができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。上記第1実施形態と同様または均等な部分について同一の符号を付し、その説明を省略する。
第1実施形態では、検査ワークを第1前室21と検査室22の間及び第2前室23と検査室22との間を往復移動させているが、本実施形態では、検査ワークを第1前室21→検査室22→第2前室23へと一方向に移動させる。すなわち、本実施形態では、第1前室21を検査ワークの投入用及び簡易検査用の前室とし、第2前室23を検査ワークの取出用前室としている。
具体的に、本実施形態の気密漏れ検査を図7に基づいて説明する。ここで、図7は、本実施形態の気密漏れ検査の流れを示している。
図7に示すように、まず、第1内部開閉ドア24が閉鎖された状態で、第1外部開閉ドア26が開放され、第1前室21内に、ワークA2が投入される。ここで、検査室22では、ワークA2が第1前室21に投入される前に、第1前室21に投入され、簡易検査を完了して第1搬送機構28により移動されたワークA1の詳細検査が行なわれている。なお、検査室22は、第1、第2内部開閉ドア24、25が閉鎖され、検査室減圧装置54で減圧されている(図7(a)の状態)。
次に、第1前室21の外部開閉ドア26が閉鎖され、第1前室21内でワークA2の簡易検査が行なわれる(簡易検査工程)。また、簡易検査と並行して、前室減圧装置47により第1、第2前室21、23内が減圧される(前室減圧工程)。ここで、前室減圧装置47は、検査室22内の圧力に近づくように減圧される(図7(b)の状態)。
検査室22でのワークA1の詳細検査が完了すると、第2内部開閉ドア25が開放され、第2搬送機構29によりワークA1を検査室22から第2前室23に移動させる。ワークA1の第2前室23への移動と並行して、第1内部開閉ドア24が開放され、第1搬送機構28によりワークA2を第1前室21から検査室22に移動させる(図7(c)の状態)。
そして、第2内部開閉ドア25が閉鎖され、ワークA1が第2前室23に収納されるとともに、第1内部開閉ドア24が閉鎖され、ワークA2が検査室22に収納される(第1移動工程)。
その後、第2前室23では、第2外部開閉ドア27が開放され、ワークA1の取り出しが行なわれる(図7(d)の状態)。また、第1前室21では、第1外部開閉ドア26が開放され、ワークA2の次に気密漏れ検査をするワークA3の投入が行なわれる。
次に、第1前室21にてワークA3の簡易検査が行なわれるとともに、検査室22内でワークBの詳細検査(詳細検査工程)が行なわれる(図7(e)の状態)。
検査室22でのワークA2の詳細検査が完了すると、第2内部開閉ドア25が開放され、第2搬送機構29によりワークA2を検査室22から第2前室23に移動させる。そして、第2内部開閉ドア25が閉鎖され、第2前室23にワークA3が収納される(第2移動工程)。
第2前室23では、図示しない減圧装置によりワークA2内を減圧し、図示しないドライエア供給装置によりワークA2内にドライエアが封入される。ワークA2内へのドライエアの封入と並行して、第1内部開閉ドア24が開放され、第1搬送機構28によりワークA3を第1前室21から検査室22に移動させる(図7(f)の状態)。
その後、第1内部開閉ドア26が閉鎖され、ワークA3が検査室22に収納される(第1移動工程)。一方、第2前室23では、第2外部開閉ドア27が開放され、ワークA2の取り出しが行なわれる。また、ワークA3の次に気密漏れ検査を行なうワークA4が第1前室21に投入される。
本実施形態のように、検査ワークを第1前室21→検査室22→第2前室23へと一方向に移動させる場合であっても、第1実施形態で示した検査ワークの往復移動で得られる効果と同等な効果を得ることができる。
(第3実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について図8〜図10に基づいて説明する。上記第1実施形態と同様または均等な部分について同一の符号を付し、その説明を省略する。ここで、図8は、本実施形態の気密漏れ検査装置の概略構成を示している。
本実施形態では、ケース20の内部が、第1前室21、第1検査室22、第2前室23、第3前室61、第2検査室62、第4前室63に仕切られており、各室は、それぞれ検査ワークを収納可能な大きさに形成されている。ここで、第1検査室22と第2検査室62とは、仕切り板60により仕切られている。なお、第1検査室22が、第1実施形態における検査室に相当している。
第3、第4前室61、63は、第2検査室62に隣接するように形成され、第2検査室62が第3前室61と第4前室63との間に挟まれる構成となっている。また、第1前室21と第3前室61とが隣接し、第2前室23と第4前室63とが隣接するように形成されている。
第3前室61と第2検査室62との間は、第3内部開閉ドア64により仕切られ、第4前室63と第2検査室62との間は、第4内部開閉ドア65により仕切られている。第3、第4内部開閉ドア64、65は、第1、第2内部開閉ドア24、25と同様に、制御装置50からの制御指令により、検査ワークの移動手段を構成する搬送機構68、69が検査ワークを第3、第4前室61、63と第2検査室62との間を移動させる際に開放され、検査ワークの移動完了後に閉鎖されるように構成されている。
また、第3、第4前室61、63には、第1、第2前室21、22と同様に、検査ワークを入れ替えるための第3、第4外部開閉ドア66、67が設けられている。第3、第4外部開閉ドア66、67は、外部から第3、第4前室61、63内に検査ワークを出し入れする際に開放され、外部から第3、第4前室61、63に検査ワークを投入完了後に閉鎖されるように構成されている。
また、第3前室61と第2検査室62との間及び第4前室63と第2検査室62との間には、パレット3に載せた検査ワークを各前室と検査室22間を往復移動させるための第3、第4搬送機構68、69が設けられている。
ここで、第3、第4前室61、63では、第1、第2前室21、23と同様に、簡易検査できるように簡易検査装置の各機器とバルブを介して接続されている。また、第2検査室62では、第1検査室22と同様に、詳細検査ができるように詳細検査装置の各機器とバルブを介して接続されている。例えば、リークディテクタ52は、バルブV10、V13を介して第2検査室62内と接続されている。
次に、本実施形態における気密漏れ検査について図9、図10に基づいて説明する。ここで、図9は、本実施形態の気密漏れ検査の流れを示している。なお、第3前室61に投入される検査ワークをワークCとし、第4前室63に投入される検査ワークをワークDとして説明する。
まず、本実施形態の気密漏れ検査の流れを図9に基づいて説明すると、第1、第2内部開閉ドア24、25が閉鎖された状態で、第1外部開閉ドア26が開放され、第1前室21内にワークA1が投入される。ここで、第1検査室22では、検査室減圧装置54で減圧された状態で、ワークB1の詳細検査が行なわれる。
ワークB1の詳細検査と並行して、第3前室23では、第3内部開閉ドア64が開放され、第3前室61で簡易検査が完了したワークC1の第2検査室62への移動が行なわれる。また、第4前室63では、第4内部開閉ドア65、第4外部開閉ドア67が閉鎖された状態で、第4前室63内の大気開放、ワークD1内へのドライエアの封入が行なわれる(図9(a)の状態)。
次に、第1前室21の第1外部開閉ドア26が閉鎖され、第1前室21内でワークA1の簡易検査が開始され(ワークA1の簡易検査工程)、簡易検査と並行して、前室減圧装置47により第1前室21内が減圧される(ワークA1の前室減圧工程)。さらに、第4前室63では、第4外部開閉ドア67が開放され、ワークD1の取り出しが行なわれる。
そして、第1検査室22でワークB1の詳細検査が完了すると、第2内部開閉ドア25が開放され、ワークB1の第2前室23への移動が行なわれる。また、第3内部開閉ドア64が閉鎖され、第2検査室62でワークC1の詳細検査が開始される(図9(b)の状態)。
次に、第2検査室62でのワークC1の詳細検査と並行して、第4前室63内にワークD2が投入される。また、第2内部開閉ドア25が閉鎖され、第2前室23内の大気開放、ワークB1内へのドライエアの封入が行なわれる。その後、第1内部開閉ドア24が開放され、第1前室21で簡易検査が完了したワークA1の第1検査室22への移動が行なわれる(ワークA1の第1移動工程)(図9(c)の状態)。
そして、第2検査室62でワークC1の詳細検査が完了すると、第3内部開閉ドア64が開放され、ワークC1の第3前室61への移動が行なわれる。また、第1内部開閉ドア24が閉鎖され、第1検査室22でワークA1の詳細検査が開始される(ワークA1の詳細検査工程)。
ここで、第4前室63の第4外部開閉ドア67が閉鎖され、第4前室63内でワークD2の簡易検査が開始されるとともに、前室減圧装置47により第4前室63内が減圧される。さらに、第2前室23では、第2外部開閉ドア27が開放され、ワークB1の取り出しが行なわれる(図9(d)の状態)。
次に、第1検査室22でのワークA1の詳細検査と並行して、第2前室23内にワークB2が投入される。また、第3内部開閉ドア64が閉鎖され、第3前室61内の大気開放、ワークC1内へのドライエアの封入等が行なわれる。その後、第4内部開閉ドア65が開放され、第4前室63で簡易検査が完了したワークD2の第2検査室62への移動が行なわれる(図9(e)の状態)。
そして、第1検査室22でワークA1の詳細検査が完了すると、第1内部開閉ドア24が開放され、ワークA1の第1前室21への移動が行なわれる(第2移動工程)。また、第4内部開閉ドア65が閉鎖され、第2検査室62でワークD2の詳細検査が開始される。
ここで、第2前室23の第2外部開閉ドア27が閉鎖され、第2前室23内でワークB2の簡易検査が開始されるとともに、前室減圧装置47により第2前室63内が減圧される。さらに、第3前室61では、第3外部開閉ドア66が開放され、ワークC1の取り出しが行なわれる(図9(f)の状態)。
次に、第2検査室62でのワークD2の詳細検査と並行して、第3前室61内にワークC2が投入される。また、第1内部開閉ドア24が閉鎖され、第1前室21内の大気開放、ワークA1内へのドライエアの封入が行なわれる。その後、第2内部開閉ドア25が開放され、第2前室23で簡易検査が完了したワークB2の第1検査室22への移動が行なわれる(図9(g)の状態)。
そして、第2検査室62でワークD2の詳細検査が完了すると、第4内部開閉ドア65が開放され、ワークD2の第4前室63への移動が行なわれ、第2内部開閉ドア25が閉鎖され、第1検査室22でワークB2の詳細検査が開始される。
ここで、第3前室61の第3外部開閉ドア66が閉鎖され、第3前室61内でワークC2の簡易検査が開始されるとともに、前室減圧装置47により第3前室61内が減圧される。さらに、第1前室21では、第1外部開閉ドア26が開放され、ワークA1の取り出しが行なわれる(図9(h)の状態)。
次に、上述の気密漏れ検査におけるサイクルタイムを図10に基づいて説明する。ここで、図10は、気密漏れ検査のサイクルタイムを示している。ここで、図10におけるa1〜a10、b1〜b12、c1〜c6の符号は、図4における符号と対応し、図10の検査室の項目は、最上段がワークAを示し、最上段の下段がワークBを示し、最下段がワークDを示し、最下段の上段がワークCを示している。
図10に示すように、本実施形態の気密漏れ検査では、第1検査室22でワークBの詳細検査(a5〜a7)等を行っている間に、第1前室21でワークAの投入(b1、b2)、第1前室21内の減圧(b3)、ワークAの簡易検査(c1)等を行う。また、第3前室61で、ワークCの第2検査室62への移動等(b4〜b6)、第4前室63でワークDの第2検査室62からの移動(b8〜10)、取り出し準備(b11〜b12)を行なっている。
次に、第2検査室62でワークCの詳細検査(a5〜a7)等を行っている間に、第4前室63でワークDの投入等(b1、b2、b3、c1)、第1前室21で、ワークAの第1検査室22への移動等(b4〜b6)、第2前室23でワークBの第1検査室22からの移動(b8〜10)、取り出し準備(b11〜b12)を行なっている。
また、第1検査室22でワークAの詳細検査(a5〜a7)等を行っている間に、第2前室23でワークBの投入等(b1、b2、b3、c1)、第4前室63で、ワークDの第2検査室62への移動等(b4〜b6)、第3前室61でワークCの第2検査室62からの移動(b8〜10)、取り出し準備(b11〜b12)を行なっている。
さらに、第2検査室62でワークDの詳細検査(a5〜a7)等を行っている間に、第3前室61でワークCの投入等(b1、b2、b3、c1)、第2前室23で、ワークBの第1検査室22への移動等(b4〜b6)、第1前室21でワークAの第1検査室22からの移動(b8〜10)、取り出し準備(b11〜b12)を行なっている。
このように、ケース20内部を第1前室21、第1検査室22、第2前室23、第3前室61、第2検査室62、第4前室63に仕切り、第1検査室22と第2検査室62で交互に詳細検査を行なう構成とすることで、第1実施形態に比べて、検査ワークの検査間隔を短縮することができ、詳細検査を行なうための機器の稼動効率を向上させることができる。
(他の実施形態)
本発明は上述の実施形態に限定されることなく、以下のように種々変形可能である。
(1)上述の実施形態では、検査ワークとして熱交換器1を用いた場合の気密漏れ検査について説明したが、検査ワークは、熱交換器1に限定されるものではなく、流体の出入口を有し、内部に流体が封入可能に構成された機器等の気密漏れ検査を行なうことができる。
(2)上述の実施形態では、リークディテクタ52で検査ワークから流出したトレーサガスの検出値が所定基準量以下であるか否かを判定しているが、この所定基準量を制御装置により設定変更可能に構成することで、例えば、異なる検査ワークを気密漏れ検査装置2に投入して、それぞれの気密漏れ検査を行なうことができる。
(3)上述の実施形態では、簡易検査を加圧エア供給装置から検査ワーク内に加圧エアを封入して検査ワークに大きな穴があるか否かを検査しているが、これに限定されるものではない。例えば、詳細検査におけるプレ検査を前室内で実施可能に構成し、簡易検査としてプレ検査内容を行なってもよい。また、音波を利用した簡易検査を行なってもよい。
(4)上述の第3実施形態では、第1検査室22と第2検査室62とを仕切り板60により仕切る構成としているが、第1実施形態のケース20を2つ用意し、それぞれの検査室が隣接するように配置する構成であってもよい。
(5)上述の実施形態では、トレーサガスとしてヘリウムを用いているが、これに限定されるものではなく、例えば、水素等を用いてもよい。
検査ワークとして用いる熱交換器の概略図である。 第1実施形態に係る気密漏れ検査装置の概略構成図である。 気密漏れ検査時における検査室等の状態を説明する説明図である。 第1実施形態に係る気密漏れ検査の流れを示す概略図である。 第1実施形態に係る気密漏れ検査時における検査室等でのサイクルタイム図である。 第1実施形態に係る気密漏れ検査時における検査室等の圧力状態を示す特性図である。 第2実施形態に係る気密漏れ検査の流れを示す概略図である。 第3実施形態に係る気密漏れ検査装置の概略構成図である。 第3実施形態に係る気密漏れ検査の流れを示す概略図である。 第3実施形態に係る気密漏れ検査時における検査室等でのサイクルタイム図である。
符号の説明
1 熱交換器(検査ワーク)
21 第1前室
22 検査室
23 第2前室
24 第1内部開閉ドア
25 第2内部開閉ドア
26 第1外部開閉ドア
27 第2外部開閉ドア
28 第1搬送機構
29 第2搬送機構

Claims (4)

  1. 略真空状態にまで減圧された状態の検査室(22、62)内において、検査ワーク(1)内にトレーサガスを封入し、前記検査ワーク(1)から漏れ出す前記トレーサガスを検出することで、微小穴部があるか否かの詳細検査を行なう詳細気密漏れ検査手段と、
    前記検査室(22、62)に隣接して設けられ、外部との間及び前記検査室(22、62)との間で前記検査ワーク(1)を投入・取出しが行なわれる複数の前室(21、23、61、63)において、前記微小穴部よりも大きな穴部があるか否かの簡易検査を行なう簡易検査手段と、
    前記複数の前室(21、23、61、63)内の圧力を減圧する前記前室減圧手段(47)と、
    前記検査ワーク(1)を前記前室内と前記検査室(22、62)内との間を移動させる前記移動手段(28、29、68、69)と、
    前記複数の前室(21、23、61、63)と前記検査室(22、62)との間に設けられ、前記移動手段(28、29、68、69)により前記検査ワーク(1)を前記前室内と前記検査室(22、62)内との間を移動させる際に、前記前室と前記検査室(22、62)との間を前記検査ワーク(1)が移動可能に開放し、前記検査ワーク(1)の移動完了後に前記前室と前記検査室(22、62)との間を閉鎖するように構成された内部開閉ドア手段(24、25、64、65)と、
    前記複数の前室(21、23、61、63)に設けられ、外部から前記複数の前室(21、23、61、63)内に前記検査ワーク(1)を投入する際に、前記前室と外部との間を開放し、外部から前記前室内に前記検査ワーク(1)を投入完了後に、前記前室と外部との間を閉鎖するように構成された外部開閉ドア手段(26、27、66、67)とを備え、
    前記簡易気密漏れ検査手段と前記詳細気密漏れ検査手段は、並行して実行可能に構成され、
    前記移動手段(28、29、68、69)は、前記詳細検査が完了した前記検査ワーク(1)を、前記検査室(22、62)から前記複数の前室(21、23、61、63)のうち前記検査ワーク(1)が収納されていない前記前室に移動させるとともに、前記複数の前室(21、23、61、63)内において簡易検査が完了し、詳細検査が行なわれていない前記検査ワーク(1)を前記検査室(22、62)へ移動させ、
    前記前室減圧手段(47)は、前記検査ワーク(1)の簡易検査が行なわれている際に、前記検査ワーク(1)の簡易検査が行なわれている前記前室、及び、前記移動手段(28、29、68、69)により、詳細検査が完了した前記検査ワーク(1)を前記検査室(22、62)から移動させる前記前室内を前記検査室(22、62)内の圧力に近づくように減圧することを特徴とする気密漏れ検査装置。
  2. 前記移動手段(28、29、68、69)は、前記検査室(22、62)において詳細検査が完了した前記検査ワーク(1)を、前記検査室(22、62)から簡易検査が行なわれた前記前室(21、23、61、63)に戻すことを特徴とする請求項1に記載の気密漏れ検査装置。
  3. 前記複数の前室(21、23)は、前記検査室(22)において詳細検査が完了した前記検査ワーク(1)を取り出すための取出用前室(23)を含んで構成されており、
    前記移動手段(29)は、前記検査室(22)において詳細検査が完了した前記検査ワーク(1)を、前記取出用前室(23)に移動させることを特徴とする請求項1に記載の気密漏れ検査装置。
  4. 略真空状態にまで減圧された状態の検査室(22、62)内において、検査ワーク(1)内にトレーサガスを封入し、前記検査ワーク(1)から漏れ出す前記トレーサガスを検出することで、微小穴部があるか否かの詳細検査を行なう詳細気密漏れ検査手段と、
    前記検査室(22、62)に隣接して設けられ、外部との間及び前記検査室(22、62)との間で前記検査ワーク(1)を投入・取出しが行なわれる複数の前室(21、23、61、63)において、前記微小穴部よりも大きな穴部があるか否かの簡易検査を行なう簡易検査手段と、
    前記複数の前室(21、23、61、63)内の圧力を減圧する前記前室減圧手段(47)と、
    前記検査ワーク(1)を前記前室内と前記検査室(22、62)内との間を移動させる前記移動手段(28、29、68、69)と、
    前記複数の前室(21、23、61、63)と前記検査室(22、62)との間に設けられ、前記移動手段(28、29、68、69)により前記検査ワーク(1)を前記前室内と前記検査室(22、62)内との間を移動させる際に、前記前室と前記検査室(22、62)との間を前記検査ワーク(1)が移動可能に開放し、前記検査ワーク(1)の移動完了後に前記前室と前記検査室(22、62)との間を閉鎖するように構成された内部開閉ドア手段(24、25、64、65)と、
    前記複数の前室(21、23、61、63)に設けられ、外部から前記複数の前室(21、23、61、63)内に前記検査ワーク(1)を投入する際に、前記前室と外部との間を開放し、外部から前記前室内に前記検査ワーク(1)を投入完了後に、前記前室と外部との間を閉鎖するように構成された外部開閉ドア手段(26、27、66、67)とを備えを備え、前記簡易気密漏れ検査手段と前記詳細気密漏れ検査手段は、並行して実行可能に構成された気密漏れ検査装置に用いられ、
    前記簡易気密漏れ検査手段により、前記前室内に投入された前記検査ワーク(1)の簡易検査を行う簡易検査工程と、
    前記移動手段(28、29、68、69)により前記前室において簡易検査が完了した前記検査ワーク(1)を前記検査室(22、62)へ移動させる第1移動工程と、
    前記詳細気密漏れ検査手段により、前記第1移動工程を経て前記検査室(22、62)に移動された前記検査ワーク(1)の詳細検査を行う詳細検査工程と、
    前記移動手段(28、29、68、69)により、詳細検査が完了した前記検査ワーク(1)を、前記検査室(22、62)から前記複数の前室(21、23、61、63)のうち前記検査ワーク(1)が収納されていない前記前室に移動させるとともに、前記複数の前室(21、23、61、63)内において簡易検査が完了し、詳細検査が行なわれていない前記検査ワーク(1)を前記検査室(22、62)へ移動させる第2移動工程と、
    簡易検査工程と並行して、前記前室減圧手段(47)により前記検査ワーク(1)の簡易検査が行なわれている前記前室、及び、前記移動手段(28、29、68、69)により、詳細検査が完了した前記検査ワーク(1)を前記検査室(22、62)から移動させる前記前室内を前記検査室(22、62)内の圧力に近づくように減圧する前室減圧工程とを備えることを特徴とする気密漏れ検査方法。
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