JP2001272248A - 船舶用総合監視装置ならびにその利用装置 - Google Patents

船舶用総合監視装置ならびにその利用装置

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JP2001272248A JP2000293595A JP2000293595A JP2001272248A JP 2001272248 A JP2001272248 A JP 2001272248A JP 2000293595 A JP2000293595 A JP 2000293595A JP 2000293595 A JP2000293595 A JP 2000293595A JP 2001272248 A JP2001272248 A JP 2001272248A
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Yoshimasa Ito
良昌 伊藤
Teruhisa Fujino
輝久 藤野
Kageyoshi Katakura
景義 片倉
Katsuji Miwa
勝二 三輪
Takaya Matsuse
隆哉 松瀬
Yoshikatsu Umemiya
嘉克 梅宮
Hiroyuki Kushima
宏行 久島
Hideki Endo
日出樹 遠藤
Tsutomu Yanai
努 谷内
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SAITEKKUSU MARINE ELECTRONICS Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 船舶の航行環境などを計測して得られる画像
を1つの表示画面上に表示する合理的な船舶用総合監視
装置ならびにその利用装置を提供する。 【解決手段】 航行環境監視用として電波航法測位装置
100・レーダ装置200・魚群探知装置300・ファ
クシミリ受信装置400、無線放送受信装置500・撮
影装置600・針路測定装置700・地図装置800の
うちの任意の複数を設ける。とともに撮影装置を設け
る。航行環境監視装置から得られる各情報信号のうちの
任意の1つまたは複数のものを選択して得られる画像を
1つの表示面1150に表示する。航行制御装置として
1つまたは複数の情報信号にもとづいて得られる操舵情
報により制御される自動操舵装置を設ける。表示部分1
150から離れた位置に別個に配置した1つの表示面に
同様の選択表示を行う。予め全ての航行環境監視装置を
設けた状態での選択表示を行い得るようにした情報処理
表示制御装置を設けておき、随時に残りの任意のものを
追加する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、船舶における航
行環境などを総合的に監視(以下、航行環境監視とい
う)するための船舶用総合監視装置ならびにその利用装
置、例えば、船舶用総合監視装置と船舶の航行状態を制
御(以下、航行制御という)する航行制御装置を組合わ
せた船舶用総合監視制御装置であって、特にブリッジ部
分の狭い小型船舶に適するようにした船舶用総合監視装
置ならびにその利用装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の航行環境監視を行う装置(航行
環境監視装置という)としては次のものが周知である。
第1には、電波航法測位装置として、例えば、GPS電
波航法、ロランC電波航法などにより自船の位置を測定
した位置情報を得る電波航法測位装置の構成(以下、第
1従来技術という)が周知であり、第2には、航跡記録
表示装置、例えば、上記の電波航法測位装置から得られ
た自船位置にもとづいて自船の航跡情報を得る航跡記録
装置の構成(以下、第2従来技術という)が周知であ
る。
【0003】第3には、レーダ装置、例えば、マイクロ
波のパルスを送信して自船の周囲の物標、例えば、他
船、陸地などからの反射信号により電波反射探知情報を
得るレーダ装置の構成(以下、第3従来技術という)が
周知である。
【0004】第4には、魚群探知装置または測深装置と
して、例えば、音波または超音波(以下、これらを総称
して音波という)のパルスを送信して自船の下の水中の
物標、例えば、魚群と水底からの反射信号により音波反
射探知情報を得る魚群探知装置(以下、第4従来技術と
いう)が周知である。
【0005】第5には、第4従来技術と同様にして、水
底からの反射信号により音波探知情報を得る測深装置の
構成(以下、第5従来技術という)が周知であり、第6
には、無線ファクシミリ受信装置、例えば、陸上または
人工衛星から送信される電波を受信して気象情報・船舶
航行関連情報など得る無線ファクシミリ受信装置の構成
(以下、第6従来技術という)が周知である。
【0006】第7には、無線放送受信装置として、FM
放送、テレビジョン(以下、テレビという)放送などの
放送電波を受信して放送情報を得る無線放送受信装置の
構成(以下、第7従来技術という)が周知である。
【0007】第8には、自船の針路、すなわち、自船針
路の情報を得るための針路計測装置として、磁気コンパ
ス装置による自船針路または目標針路の情報を得る針路
計測装置、ジャイロコンパス装置による自船針路または
目標針路の情報を得る針路計測装置、無線方位測定装
置、例えば、陸上の無線局または無線ビーコン局からの
電波を受信して自船針路または目標針路の情報を得る自
船針路計測装置などの針路計測装置の構成(以下、第8
従来技術という)が周知である。
【0008】第9には、航跡記録表示装置などに用いる
地図装置として、予め地図を記憶した地図記憶カードを
差込交換可能にした地図装置により地図情報を得る地図
装置の構成(以下、第9従来技術という)が周知であ
る。
【0009】第10には、船舶の航行制御装置として
は、GPS電波航法、ロランC電波航法などの電波航法
測位装置から自船位置情報と、適宜の設定操作部により
入力して設定した目標地点の位置情報とにより得られる
目標針路とにもとづいて操舵装置の操舵部分を制御する
自動操舵装の構成(以下、第10従来技術という)が周
知である。
【0010】さらに、具体的な装置として、例えば、本
願出願人の販売するCVG−7070型GPSナブサウ
ンダなどにより、GPS受信機またはDGPS受信機も
しくはロランC受信機によって得られる自船位置と、時
々刻々の自船位置とにもとづいて航跡・自船速度・自船
針路などを記録表示、すなわち、プロッタ表示を行う構
成と、魚群探知機によって得られた探知信号を記録表
示、すなわち、魚探表示を行う構成とを設けるととも
に、これらのプロッタ表示と魚探表示とのうちのいずれ
か1つを選択して1つの表示器の表示画面上に表示し、
または、その表示画面を複数の表示領域に分割してお
き、プロッタ表示と魚探表示との両方を同時に表示する
構成(以下、第11従来技術という)が周知である。な
お、DGPSはディファレンシャルGPSの略語であ
る。
【0011】また、例えば、本願出願人の販売するMD
P−4410型カラーレーダ/航跡記録装置などによ
り、上記の第1従来技術における魚群探知機に代えて、
レーダを設けることにより、レーダによって得られた探
知信号による探知画像の表示(以下、レーダ表示とい
う)と上記のプロッタ表示とのうちのいずれか1つを選
択して1つの表示器の表示画面上に表示し、または、上
記のプロッタ表示と探知画像の表示とを自船位置を一致
させて重畳させることにより、プロッタ表示とレーダ表
示との両方を同時に表示する構成(以下、第12従来技
術という)が周知である。
【0012】そして、工業用として、所定の場所を光学
的に撮影するための撮影装置として、CCD(Char
ge Coupled Device)、すなわち、電
荷結合素子により光学的な撮像情報を得る撮影装置、例
えば、CCDカメラ装置などにより所定の場所の撮影情
報を得る撮影装置と同様の撮影装置を防水箱内に収納し
た水中撮影用の撮影装置との構成(以下、第13従来技
術という)が周知である。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】従来の船舶では、上記
の第1従来技術〜第10従来技術による各種の航行環境
監視装置や航行制御装置などは、それぞれ、独立した装
置として配置されるとともに、一部の航行環境監視装置
を除いて、ほとんどが、それぞれ別個に表示部分を設け
て装置づけられている。
【0014】しかも、これらの各装置の表示部分を船舶
のブリッジ部分に配置することが望ましいが、そうした
配置を行うと、操船者などの乗組員の作業行動のための
スペースが狭くなり、船内行動の安全確保が妨げられて
しまうという不都合が生ずる。
【0015】このため、一般には、希望する装置を全て
装備することがてきず、ブリッジ部分の広さに見合う限
られた装置のみを選択して装備するという不便を囲って
おり、特に、プレジャーボートや小型漁船などの小型船
舶では、そうした不便を強いられていた。
【0016】そして、上記の第11従来技術・第12従
来技術の構成は、GPS受信機またはロランC受信機、
魚群探知機、レーダなどにより船舶の航行環境を計測し
て得られる画像を1つの表示画面上に表示することによ
り船舶における総合的な監視を行い得るようにした船舶
用総合監視装置ということができる。
【0017】しかし、こうした従来の船舶用総合監視装
置では、従来から船舶の航行環境の計測用としていた範
囲のものを単に組み合わせて構成しただけのものであ
り、実質的な総合監視としては不十分なので、さらに充
実した機能をもつ船舶用総合監視装置の提供が望まれて
いるが、そうした装置をどのような構成により提供すれ
ばよいかという課題がある。
【0018】さらに、乗組員の少ない船舶では、船舶の
所要部分を監視行動を行うための要員を割くことができ
ないため、そうした監視が届かず、火災原因を招くこと
も多く、また、特に、エンジン室は船底に近い部分にあ
り、暴風時などの危険航行時に、エンジンの動作監視の
ためにエンジン室に入ることは、万一、遭難の際には、
最も脱出が困難であるので、なるべく遠隔監視すること
が好ましい。
【0019】また、プレジャーボートでは、幼児を連れ
て乗船することが多く、幼児に不慮の事故が生じさせな
いためには、操船作業など作業を行いながら、遠隔監視
することが好ましい。さらには、水中の状況、例えば、
自船の水中部分の状況、水中転落者の状況などを自船上
で遠隔監視することが好ましい。このため、上記の不都
合、不便などを解消するとともに、上記の遠隔監視を容
易に行い得るようにした装置の提供が望まれているとい
う課題がある。
【0020】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記のよう
な船舶における航行環境などを総合的に監視するための
船舶用総合監視装置において、
【0021】電波航法測位装置と、航跡記録装置と、レ
ーダ装置と、魚群探知装置または測深装置と、無線ファ
クシミリ受信装置と、放送電波を受信する無線放送受信
装置と、電子コンパス装置、ジャイロコンパス装置、無
線方位測定装置のうちのいずれか1つにより自船針路ま
たは目標針路を得る針路計測装置と、予め地図を記憶し
た地図記憶カードを差込交換可能にした地図装置とのう
ちの任意の複数の装置を選択して設けるとともに、上記
の船舶における所定の場所を光学的に撮影するための撮
影装置を設ける航行環境監視手段と、
【0022】上記の航行環境監視手段における各装置に
より得られる各情報信号のうちの任意の1つまたは複数
のものを選択して得られる画像を1つの表示面に表示す
る表示選択を行う選択表示手段とを設ける第1の構成
と、
【0023】この第1の構成に付加して、上記の表示部
分から離れた1つまたは複数の位置に配置した上記の表
示面とは別個に設けた1つの表示面に上記の選択表示と
同様の選択表示を行う遠隔表示手段を設けるだい2の構
成と、
【0024】上記の第1の構成・第2の構成に付加し
て、予め上記の航行環境監視手段の全て装置を設けた状
態での前記選択表示を行い得るようにした情報処理表示
制御装置を設けることにより、上記の選択して設けた複
数の装置に、その選択とは異なる上記の航行環境監視手
段の装置うちの任意のものを随時に追加して、上記の選
択表示を行い得るようにした追加構成手段を設ける第3
の構成と、
【0025】上記の第1の構成〜第3の構成に付加し
て、動作電源の遮断時の直前における各上記の選択の状
態を記憶するとともに、次回の動作電源の投入時に上記
の記憶にもとづいて各上記の選択を行う記憶選択手段を
設ける第4の構成と、
【0026】船舶における航行環境などを総合的に監視
するための航行環境監視装置と、上記の船舶における航
行状態を制御するための航行制御装置とを設けた船舶用
総合監視制御装置において、
【0027】上記の航行環境監視装置として、電波航法
測位装置と、航跡記録装置と、レーダ装置と、魚群探知
装置または測深装置と、無線ファクシミリ受信装置と、
放送電波を受信する無線放送受信装置と、電子コンパス
装置、ジャイロコンパス装置、無線方位測定装置のうち
のいずれか1つにより自船針路または目標針路を得る針
路計測装置と、予め地図を記憶した地図記憶カードを差
込交換可能にした地図装置とのうちの任意の複数の装置
を選択して設けるとともに、上記の船舶における所定の
場所を光学的に撮影するための撮影装置を設ける航行環
境監視手段と、前記航行環境監視手段における各装置に
より得られる各情報信号のうちの任意の1つまたは複数
のものを選択して得られる画像を1つの表示面に表示す
る表示選択を行う選択表示手段と、
【0028】上記の航行制御装置として、上記の各情報
信号のうちの所定の1つまたは複数の情報信号にもとづ
いて得られる操舵情報により制御される自動操舵装置に
より操舵を行う操舵手段とを設ける第5の構成と、
【0029】この第5の構成に付加して、上記の第2の
構成と同様の遠隔表示手段を設ける第6の構成と、上記
の第5の構成・第6の構成に付加して、上記の第3の構
成と同様の追加構成手段を設ける第7の構成と、上記の
第5の構成〜第7の構成に付加して、上記の第4の構成
と同様の記憶選択手段を設ける第8の構成とにより上記
の課題を解決し得るようにしたものである。
【0030】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態として、上
記の航行環境監視装置の全ての装置を設けるとともに、
上記の航行制御装置を設けた実施例を説明する。なお、
後述のように、航行環境監視装置は全ての装置を設けず
に、任意の複数のものを選択して設けることが可能であ
り、また、予め全ての航行環境監視装置を設けた状態で
の選択表示を行い得るようにした情報処理表示制御装置
を設けてあり、船舶に装備後に、新たに、航行環境監視
装置のうちの任意のものを随時に追加しても、追加した
ものを含めて、上記の選択表示と操舵とを行わせること
が可能に構成してある。
【0031】
【実施例】以下、図1〜図23により実施例を説明す
る。図1〜図23において、同一符号で示す部分は、図
1〜図23のいずれかにより説明する同一符号の部分と
同一の機能をもつ部分である。
【0032】図1〜図3の構成から自動操舵装置120
0に対する制御を行わなう部分を除去した構成では、概
括的には、第1には、船舶における航行環境などを総合
的に監視するための船舶用総合監視装置において、
【0033】電波航法測位装置100と、レーダ装置2
00と、魚群探知装置300または測深装置と、無線フ
ァクシミリ受信装置400と、放送電波を受信する無線
放送受信装置500と、電子コンパス装置700A、ジ
ャイロコンパス装置700B、無線方位測定装置700
Cのうちのいずれか1つにより自船針路または目標針路
を得る針路計測装置700と、予め地図を記憶した地図
記憶カードを差込交換可能にした地図装置800とのう
ちの任意の複数の装置を選択して設けるとともに、上記
の船舶における所定の場所を光学的に撮影するための撮
影装置600を設ける航行環境監視手段と、
【0034】上記の航行環境監視手段における各装置に
より得られる各情報信号のうちの任意の1つまたは複数
のものを選択して得られる画像を同一の表示面1150
に表示する選択表示を行う選択表示手段とを設けた上記
の第1の構成を構成しているものである。
【0035】第2には、上記の第1の構成に加えて、上
記の表示部分から離れた1つまたは複数の位置に配置す
る上記の表示面1150とは別個の同一の表示面135
0に上記の選択表示と同様の選択表示を行う遠隔表示手
段を設けた上記の第2の構成を構成しているものであ
る。
【0036】第3には、上記の第1の構成・第2の構成
に加えて、予め上記の航行環境監視装置の全てを設けた
状態での上記の選択表示を行い得るようにした情報処理
表示制御装置1000を設けることにより、上記の選択
して設けた複数の装置に、その選択とは異なる上記の航
行環境監視装置のうちの任意のものを随時に追加して、
上記の選択表示と上記の操舵を行い得るようにした追加
構成手段を設けた上記の第3の構成を構成しているもの
である。
【0037】第4には、上記の第1の構成〜第3の構成
に加えて、動作電源の遮断時の直前、例えば、電源スイ
ッチ1021を操作して電源を遮断する直前における各
上記の選択の状態を、例えば、主制御処理部分1030
似も受けた記憶部分に記憶するとともに、次回の動作電
源の投入時、例えば、電源スイッチ1021を操作して
電源を投入したときに、上記の記憶にもとづいて各上記
の選択を行う記憶選択手段を設けた上記の第4の構成を
構成しているものである。
【0038】また、図1〜図3の構成では、概括的に
は、第1には、船舶における航行環境などを総合的に監
視するための航行環境監視装置と、上記の船舶における
航行状態を制御するための航行制御装置とを設けた船舶
用総合監視制御装置5000において、
【0039】上記の航行環境監視装置として、電波航法
測位装置100と、レーダ装置200と、魚群探知装置
300または測深装置と、無線ファクシミリ受信装置4
00と、放送電波を受信する無線放送受信装置500
と、電子コンパス装置700A、ジャイロコンパス装置
700B、無線方位測定装置700Cのうちのいずれか
1つにより自船針路または目標針路を得る針路計測装置
700と、予め地図を記憶した地図記憶カードを差込交
換可能にした地図装置800とのうちの任意の複数の装
置を選択して設けるとともに、上記の船舶における所定
の場所を光学的に撮影するための撮影装置600を設け
る航行環境監視手段と、
【0040】上記の航行環境監視手段における各装置に
より得られる各情報信号のうちの任意の1つまたは複数
のものを選択して得られる画像を同一の表示面1150
に表示、すなわち、選択表示する選択表示手段と、
【0041】上記の航行制御装置として、上記の各情報
信号のうちの所定の1つまたは複数の情報信号にもとづ
いて得られる操舵情報により制御される自動操舵装置1
200により操舵を行う操舵手段とを設けた上記の第5
の構成を構成しているものである。
【0042】第2には、この第5の構成に加えて、上記
の第2の構成と同様の遠隔表示手段を設けた上記の第6
の構成を構成しているものであり、また、第3には、上
記の第5の構成・第6の構成に加えて、上記の第3の構
成と同様の追加構成手段を設けた上記の第7の構成を構
成しているものであり、さらに、第4には、上記の第5
の構成〜第7の構成に加えて、上記の第4の構成と同様
の記憶選択手段を設けた上記の第8の構成を構成してい
るものである。
【0043】そして、具体的には、以下のような〔各情
報表示構成〕〔各装置構成〕〔各操作構成〕〔その他の
構成〕によって構成されている。なお、さらに、具体的
な〔表示形態〕・〔表示操作形態〕の構成については、
図10〜図23により後述する。
【0044】〔各情報表示構成〕各情報表示構成は、図
1〜図4の構成において、情報処理表示制御装置100
0に設けた主制御処理部分1030が、後記(1)〜
(11)の各表示を行うように表示制御処理する構成に
なっている。
【0045】(1)地図情報表示 地図情報表示は、例えば、上記の第9従来技術の地図装
置による地図表示と同様に、電子情報に変換された地図
(海図を含む、以下において同じ)情報のデ−タを地図
装置800で取り込み、表示部分1100の表示面11
50(遠隔表示装置1300の表示面1350を含む、
以下において同じ)に地図の画像を表示するものであ
り、必要に応じて、地図の画像を判断し易くする目的
で、緯度経度線、縮尺値、距離マ−ク、真北マ−クなど
の画像を重畳して表示することを含むものである。さら
には、地図に代えて、緯度経度線のみ、または、陸地の
輪郭線のみ、もしくは、この輪郭線と緯度経度とのみを
表示することを含むものである。
【0046】(2)航跡記録情報表示 航跡記録情報表示は、例えば、上記の第2従来技術の航
跡記録装置による航跡情報の表示と同様に、自船の位置
情報のデータを電波航法測位装置100・針路計測装置
700から取り込んで、主制御処理部分1030で情報
処理することにより、表示部分1100の表示面115
0に、これらを自船を中心とする方位線の図形、数値の
図形、グラフ図形などの画像を表示するとともに、自船
の航跡を線状の図形による画像で表示するものである。
【0047】また、所定の入力部分、例えば、図7のよ
うな遠隔操作器1500に設けた入力パネルの各操作キ
ー15a〜15zから入力した航行終点とする目標地
点、その目標地点までの中継点などについて、目標地点
・中継点の図形、位置値の文字、目標地点までの距離値
の文字、目標地点の方向値の文字や図形などの画像を重
畳して表示すること、さらに、所要の位置を策定するた
めの縦・横・斜めに移動可能なカ−ソルの図形、自船位
置を中心として所定の距離間隔をもつ1つまたは複数の
円形線の図形、自船の船首方向を示す図形、所定の間隔
をもつ緯度経度線の図形などの画像を重畳して表示する
ことを含むものである。
【0048】なお、遠隔操作器1500による入力操作
によって電波航法測位装置100には入力操作パネルを
設けずに上記の表示が可能なようように構成してある
が、必要に応じて、電波航法測位装置100に入力操作
パネルを設けるように構成することも可能であることは
言うまでもない。
【0049】(3)魚探情報表示・測深情報表示 魚探情報表示または測深情報表示は、上記の第4従来技
術・第5従来技術の魚群探知装置または測深装置による
魚群探知情報の表示または測深情報の表示と同様に、魚
群探知装置300または測深装置(図示せず)によって
得られる探知信号による探知情報のデータを取り込み、
表示部分1100の表示面1150にBスコ−プ表示ま
たはAスコ−プ表示の探知画像にして表示するものであ
り、必要に応じて、探知画像を判断し易くする目的で、
深度目盛線、水深値の数字、経過時間を表す目盛線など
を重畳して表示することを含むものである。
【0050】なお、「魚探」の語句は、魚群探知装置ま
たは魚群探知動作の略語であり、魚群探知装置の魚探探
知情報と測深装置の測深探知情報とは、ほぼ同様のもの
なので、各図の記載と以下の説明では、魚群探知装置3
00と魚探探知情報とで代表して記載してある。
【0051】(4)レ−ダ情報表示 レーダ情報表示は、例えば、表示画面を設けていないレ
ーダ装置200で極座標状の探知信号を直交座標状の探
知画像の信号に変換したレーダ情報のデータを取り込
み、直交走査による画像、すなわち、ラスター走査によ
る画像にして表示部分1100の表示面1150に表示
するものであり、必要に応じて、探知画像を判断し易く
する目的で、自船位置を中心として所定の距離間隔をも
つ複数の円形線の図形、自船の船首方向を示す図形など
と、自船位置を中心として中心からの距離を変化させる
ことが可能な複数の円形線の図形と自船の船首方向から
の角度を変化させることが可能な方向線の図形とによる
カ−ソルの図形などとの画像を重畳して表示することを
含むものである。
【0052】(5)針路情報表示 針路情報表示は、上記の第8従来技術の電子コンパス装
置、ジャイロコンパス装置、無線方位測定装置による自
船針路情報・目標針路情報と同様に、電子コンパス装置
700A、ジャイロコンパス装置700B、無線方位測
定装置700Cのいずれか1つまたは複数によって得ら
れる自船針路・目標針路の情報データを取り込み、自船
針路・目標針路の画像を表示部分1100の表示面11
50に表示するものであり、必要に応じて、自船針路・
目標針路の数値の文字などの画像を重畳して表示するこ
とを含むものである。
【0053】(6)水温情報表示 水温情報表示は、魚群探知装置300または測深装置3
00Aの送受波器310の部分に設けた水温検出器32
0によって得られる水温値の情報データを取り込み、こ
の情報データにもとづいて水温または水温変化のグラフ
図形もしくは水温または水温変化の数値の図形を表示部
分1100の表示面1150に表示するものである。
【0054】(7)撮影情報表示 撮影情報表示は、上記の第11従来技術の撮影装置によ
る撮影情報の表示と同様に、撮影装置600の複数のC
CDカメラ600A・600B・600Cによって得ら
れる撮影情報のデータを取り込み、ビデオカメラで撮影
した画像と同様の画像を表示部分1100の表示面11
50に表示するものであり、複数のCCDカメラ600
A・600B・600Cのうち任意のものを上記の第1
1従来技術の水中撮影用の撮影装置として構成する。
【0055】(8)ファクシミリ情報表示 ファクシミリ情報表示は、例えば、上記の第6従来技術
の無線ファクシミリ受信装置による気象情報・船舶関連
情報の表示と同様に、無線ファクシミリ受信装置400
から気象図・文字または船舶航行関連情報の文字に関す
る画像の情報データを取り込み、ファクシミリの受信画
像を表示部分1100の表示面1150に表示するもの
である。
【0056】(9)放送情報表示 放送情報表示は、上記の第7従来技術の無線放送受信装
置による放送情報の表示と同様に、放送受信装置500
によって得られたテレビ放送の受信画像の情報データを
取り込み、テレビの画像を表示部分1100の表示面1
150に表示するものである。なお、必要に応じて、録
画済みビデオテープまたはテレビ放送を録画したビデオ
テープを読み取るビデオ録画再生機能を設けて、同様の
画像表示を行うように構成し得ることは言うまでもな
い。
【0057】(10)選択表示 選択表示は、上記(1)〜(6)の各情報表示のうちの
1つまたは任意の複数のものを選択して1つの表示面1
150に同時に表示するものであって、上記(7)〜
(9)の各情報表示では当該1つの表示のみを表示面1
150に表示し、また、上記(1)〜(6)の各情報表
示では任意の複数のものを選択して1つの表示面115
0に表示するように構成してあり、後者の表示におい
て、複数の各情報表示の画像を自船位置を中心として重
畳表示するか、または、表示領域を区分して併記的に同
時に表示するか、もしくは、所定の1つの情報表示を主
体に表示するとともにその表示の適宜の箇所、例えば、
隅部に他の情報表示をするかを予め定めておき、その定
めに従って表示するものである。
【0058】また、上記(7)の情報表示の場合には、
CCDカメラ600A・600B・600Cのいずれか
1つの撮影画像を選択して表示する場合と、これら3つ
の撮影画像を時分割的に順次に表示する場合とを選択し
て表示し得るようにしてある。なお、上記(7)〜
(9)の各情報表示においても、必要に応じて、上記
(1)〜(6)の情報表示の任意のものを選択して当該
1つの表示面1150に表示させるように構成すること
も可能であることは言うまでもない
【0059】(11)遠隔表示 遠隔表示は、表示部分1100の表示面1150に表示
可能な各情報表示と同様の情報表示を、表示部分110
0から離れた1つまたは複数の位置に配置した表示面1
150とは別個の1つの表示面、例えば、遠隔表示装置
1300の表示面1350に表示するものである。図1
・図2では遠隔表示装置1300を1つしか配置してい
ないが、同様のものを複数配置し得ることは言うまでも
ない。
【0060】そして、表示部分1100と遠隔表示装置
1300とにおける表示制御は、遠隔操作器1500・
1300Aによって遠隔操作できるように構成するとと
もに、表示面1150・1350の表示に用いるビテオ
メモリの簡略化と即応性とを重視してあり、遠隔操作器
1500・1300Aのいずれかによって入力操作した
表示内容により表示面1150・1350に同一の表示
を行うようにしてある。
【0061】なお、ビテオメモリの簡略化と即応性とを
重視しない場合には、遠隔操作器1500による表示面
1150の表示制御と、遠隔操作器1300Aによる表
示面1350の表示制御とを独立した表示制御にし得る
ことは言うまでもない。
【0062】〔各装置構成〕各装置構成は、図1〜図6
の構成において、後記(B)〜(K)の各装置を航行環
境監視装置とし、後記の(L)の装置を航行制御装置と
し、後記(M)〜(S)の装置をその他の関連装置とし
て構成するとともに、後記(A)の装置を全体の情報処
理と表示制御処理とを行う装置として構成してある。な
お、図1の外部接続部分1010に対する各機器装置の
接続導線は図3の各接続部分11A〜11L、例えば、
コネクタを介して接続している。
【0063】また、遠隔操作器1500を光通信で通信
させる場合には、図1・図2のように、遠隔操作器15
00の送光部分1500Bと、一般のテレビと同様に、
表示面1150の下方に設けた遠隔操作用受光部分15
00Aとの間で送受信を行うように構成している。な
お、遠隔操作器1500とその操作機能は図7によって
後述する。
【0064】(A)情報処理表示制御装置 情報処理表示制御装置1000は、外部接続部分101
0・魚探信号処理部分330・遠隔操作用受光部分15
00A・地図カード読取部分800Bから取り込まれた
ディジタル信号による各情報データとアナログ信号によ
る情報信号を、主制御処理部分1030によって、情報
処理・表示制御を行って、目的とする各画像の表示、音
声の放音などを行うものであって、次の(A−1)〜
(A−7)の構成を設けてある。
【0065】(A−1)構成概要 情報処理表示制御装置1000は、各情報表示を行うた
めの表示部分1100と、外部電源、すなわち、船内電
源、例えば、10〜32VDCの電源から自装置内で用
いる所要の電源電圧を得るための電源部分1020と、
予め地図を記憶した地図記憶カード800Aを差込交換
可能にした地図装置800の地図データ読取部分800
Bと、各装置からの情報信号の入力を受けて後記の主制
御処理部分1030での制御処理に適した信号にして主
制御処理部分1100に与えるとともに主制御処理部分
で制御処理して得られる各制御信号を所要の通信信号に
して所要の各装置に与えるように構成してある。
【0066】(A−2)装置接続機能部分 他の各機器装置との接続は、外部接続部分1010を介
して行うが、主制御処理部分1030に入れ込まれる情
報データは主として直列様式のディジタルデータによる
信号、すなわち、シリアルデータ信号による情報データ
なので、主制御処理部分1030に設けた図4のシリア
ルデータ用の入出力ポート51を介して取り込まれ、ま
た、外部接続部分1010を介さずに主制御処理部分1
030に入れ込まれる情報データは並列様式のディジタ
ルデータによる信号、すなわち、パラレルデータ信号に
よる情報データなので、主制御処理部分1030に設け
た図4のパラレルデータ用の入出力ポート52を介して
取り込まれる。このほか、音声信号などのアナログ信号
は、図4のアナログ信号用の入出力ポート57を介して
取り込まれる。
【0067】(A−3)航跡記録機能部分 電波航法測位装置100からの自船位置の情報データを
と地図装置800からの地図の情報データと、遠隔操作
器1500から入力操作した情報データとにもとづく航
法情報データと航跡画像とを表示部分1100に表示す
る。したがって、上記の第2従来技術による航跡記録装
置の部分は、情報処理表示制御装置1000の中に構成
されているので、航跡記録装置の部分を別個に設ける必
要が無いように構成してある。
【0068】(A−4)操作機能部分 電源スイッチ1021の投入によって情報処理表示制御
装置1000の各部に動作電源を与えるほかは、遠隔操
作器1500によって、光通信、例えば、赤外光による
無線通信と、有線通信、例えば、信号用ケーブルによる
通信による操作入力のみで、情報処理表示制御装置10
00における全ての動作を行うように構成してある。
【0069】(A−5)装置電源機能部分 電源部1020は、電源ステッチ1021を介して、船
内電源から装置各部に必要な電圧を得る部分であって、
例えば、スイッチングレギュレータによる電源部分であ
り、所要の電源を情報処理表示制御装置1000自体の
各部に供給する。
【0070】電波航法装置100・レーダ装置200・
無線放送受信装置500に対する電源のON/OFF
は、主制御処理部分1030からの制御信号によって当
該各装置内に設けた電源ON/OFF部分を動作するこ
とにより、電波航法装置100からの位置情報データに
航法情報表示を即座に表示し得るようにし、また、レー
ダ装置200のマグネトロンのヒータを予熱状態にして
レーダ装置200からの探知情報データの取込動作に遅
滞が無いようにし、さらに、無線放送受信装置500が
小型で、装備の都合上、配置部所が奥の手が届かない場
所になった場合でも容易に電源操作を行えるようにして
いる。
【0071】このため、電波航法装置100・レーダ装
置200に対する電源投入の制御信号は、情報処理表示
制御装置1000の電源スイッチ1021が投入されて
主制御処理部分1030が動作開始すると、直ちに、主
制御処理部分1030から送られるように構成してあ
る。
【0072】(A−6)表示機能部分 表示部分1100は、主制御部分1030で処理して得
られる表示信号を垂直・水平走査による画像、すなわ
ち、テレビと同様のラスター走査による画像にして表示
するものであって、表示部分1100の内部に表示画面
に対応したデータを更新しながら記憶する表示用メモリ
1150A、すなわち、ビデオメモリを設けて表示する
ように構成してある。
【0073】なお、一般には、カラー表示式の表示器、
例えば、液晶カラー表示器またはカラーブラウン管表示
器を用いて表示するが、消費電力や価格の都合上、白・
黒表示、すなわち、モノクロ表示式の表示器で表示する
ように変更して構成することもできる。なお、表示用メ
モリ1150Aは、従来技術と同様に、単色表示の場合
には1画面分を設け、カラー表示の場合には三原色に対
応する3画面分を設けて構成する。
【0074】(A−7)主制御処理機能部分 主制御処理部分1030は、例えば、図4のように、マ
イクロコンピュータを主体とした制御処理部分(以下、
CPUという)50、例えば、市販のCPUボードであ
って、シリアルデータ信号用の入出力ポート51とパラ
レルデータ信号用の入出力ポート52とから取り込んだ
各情報データを作業用メモリ54に記憶するとともに、
取り込んだ各情報データを、処理用メモリ53に予め記
憶した所要の制御処理を行うための処理制御のフローに
もとづくプログラムと、データ用メモリ55に予め記憶
した制御処理用のデータと、時計回路56から得られる
計時データとにもとづいて制御処理するするように構成
してある。
【0075】さらに、入出力ポート57から取り込んだ
アナログ信号、例えば、音声信号などは、アナログ処理
部分58をCPU50で制御することにより、アナログ
信号の混合・選択・転送などを行っている。また、各メ
モリは、必ずしも、それ固有の構成とせずに、ROMと
RAMとを、制御処理動作に対応した目的に沿って仕分
けて使用するものであり、また、所要の記憶内容の部分
はフラッシュメモリにして記憶保持しているものであ
る。なお、フラッシュメモリに代えて、バックアップ電
池により記憶保持するように構成し得ることは言うまで
もない。
【0076】なお、各入出力ポート51・52・57
は、図4では、1つのブロックで画いてあるが、入出力
する信号の数とその選択頻度とに従った複数の入出力ポ
ートによって構成してあり、また、また、CPU50の
部分は、具体的には、例えば、図5・図6で後述するよ
うに、画像表示制御・音声放音制御を行うための所要の
論理処理を行うゲートアレイなどのLSIを設けたり、
複数のCPUを設けたりして制御処理能力を向上させる
ように構成している。
【0077】そして、制御処理して得られた情報データ
を、表示部分1100・遠隔表示装置1300に与えて
表示を行い、また、自動操舵装置1200に与えて航行
制御を行い、そのうちの所要の情報データを作業用メモ
リ72に記憶するように制御処理するとともに、アナロ
グ処理部分58で、無線放送受信装置、例えば、TV/
FM受信装置500、マイクロホン装置1700などか
らの音声信号をスピーカ部分1060または拡声装置1
800、例えば、船内外放送用装置、もしくは、これら
の両方に与える制御処理するものである。
【0078】このほか、予めデータ用メモリ55に記憶
した警告規定値のデータまたは遠隔操作器1500から
入力した警告規定値のデータに対して、現在得られてい
る各情報データの規定値に達し、または、規定値を超え
ているときは、警報音または警報音声をスピーカ部分1
060または拡声装置1800から放音する。ここで、
拡声装置1800は、TV/FM放送のためのステレオ
用スピーカもつ拡声装置と、船内・船外用スピーカをも
つ拡声装置とを設けておき、これらを目的別に選択して
放音するように構成し得ることは言うまでもない。な
お、警報の種類については図9により後述する。
【0079】(A−8)メニュー表示・調整切換制御機
能部分 メニュー表示は、上記の(10)の選択表示や、所要の
装置における動作状態の調整・切換の際に、これらの選
択対象や調整・切換対象となるものを一覧表状にして、
窓状の画像、すなわち、ウインドウ画像により表示部分
1100に表示するもので、一般に、パソコンなどで、
メニュー画面といってるものと同様の画像を表示するも
のであり、調整対象・切換対象・制御対象とするデータ
用メモリ55・作業用メモリ54に記憶したデータを指
定して目的とする処理を行えるようにしたものである。
なお、具体的な操作と動作については、図10〜図23
によって後述する。
【0080】(A−9)転送表示機能部分 遠隔表示装置1300の操作部分1300Bまたは遠隔
操作器1300Aを操作して主制御部分1030に入力
した信号にもとづいて、表示部分1100に表示する表
示内容と同様の表示信号を、主制御部分1030から遠
隔表示装置1300に与えて、表示面1150に表示し
ている表示内容と同様の表示内容を表示面1350にも
を表示する。
【0081】なお、必要に応じて、これらの表示に付随
する音声などの音信号、すなわち、スピーカ部分106
0に与えられる音信号と同様の音信号を遠隔表示装置1
300のスピーカ部分1360からも放音する。
【0082】(A−10)魚探機能部分 魚群探知装置300の魚探送受信部分320・魚探信号
処理部分330を情報処理表示制御装置1000の内部
に収納して構成している点については、後記(C)で詳
述する。
【0083】(A−11)警報機能部分 警報表示機能として、主制御処理部分1030が図9の
〔警報動作〕を行うように構成してある。なお、落水救
助警報を設定したときは、当該設定を行った地点の位置
値と、その地点に対する自船からの距離値と方向値の各
情報データを表示面1150に表示する。
【0084】また、落水救助警報を設定したときは、地
点到着警報を設定しなくとも、自船がその地点に戻った
際に、地点到着警報を行うように構成できることは言う
までもない。なお、特に注目すべき目標物、例えば、魚
群、漂流者などを発見した際にも、この落水救助警報を
設定することにより、その地点に対して、上記の各情報
データの表示と警報とを行わせるようにも使用すること
ができる。
【0085】(A−12)音声情報機能部分 マイクロホン装置1700から入力した音声、主制御処
理部分1030で作成した音声・警報音、無線放送受信
装置500で得られた音声などをを、スピーカ部分10
60・拡声装置1800により放音するように構成して
あり、このための音声情報処理機能は図5・図6により
後述する。
【0086】(B)電波航法測位装置 電波航法測位装置100は、例えば、上記の第1従来技
術と同様の電波航法測位装置であるが、表示機能を必要
としない点が異なるものであって、GPS電波航法によ
る衛星からの電波またはロランC電波航法による地上送
信局からの電波を受信して得られる自船位置の情報を得
るとともに、自船位置の時々刻々の変化にもとづいて針
路の情報、船速の情報などを得るものであり、これらの
各情報を、通信信号、例えば、米国のNMEA(Nat
ional Marine Electronics
Association)が推奨する通信規格NMEA
−0183インタフェイスによるシリアル通信信号にし
て、情報処理表示制御装置1000の外部接続部分10
10を介して、主制御処理部分1030の入出力ポート
51に与える。
【0087】つまり、電波航法測位装置100は、船舶
用総合監視制御装置5000の航行位置センサーとして
使用しているものである。なお、必要に応じて、ディフ
ァレンシャル・GPS(以下、DGPSという)方式に
よる自船位置の修正情報を得るために、DGPS用ビ−
コン局の電波を受信する部分(図示せず)を併設してお
き、上記の自船位置に代えて、DGPSにより修正した
自船位置の情報を、同様にして、入出力ポート51に与
えるように変更することも可能に構成してある。
【0088】また、電波航法測位装置100自体に表示
部分1100とは別個の専用の表示部分を設けて構成し
たり、船舶に既設の電波航法測位装置100がある場合
には、その電波航法測位装置100を利用して構成して
もよく、さらに、その電波航法測位装置100から出力
し得る通信信号が所要の通信規格になっていない場合に
は、通信規格を一致させるためのインタフェイスを介在
させて構成してもよいことは言うまでもない。なお、送
信局の選択、受信信号から位置情報への変換などは、す
べて、電波航法測位装置100側で自動的に制御処理し
ている。
【0089】(C)魚探探知装置・測深装置 魚群探知装置300は、例えば、上記の第4従来技術と
同様の魚群探知装置であるが表示機能を必要としない点
が異なるものであって、魚探送受信部分320からの送
信パルス信号320aを送受波器310、すなわち、ト
ランスジューサに与えて水中に音波パルス(図示せず)
を送波し、この音波パルスが魚群・水底などで反射した
反射音波(図示せず)を送受波器310で受波して得ら
れるアナログ信号による探知信号310aを魚探送受信
部分320で増幅検波して得られた探知検波信号320
aを、魚探信号処理部分330で所要の処理を行って、
上記の(3)の魚探情報表示を行うためのディジタル信
号にした魚探情報データ信号330aを、図4のパラレ
ルデータ信号の入出力ポート52を介して主制御処理部
分1030に与えることにより、高速で多量の情報量を
もつ魚探情報データを表示部分1100に表示し得るよ
うに構成したものである。
【0090】つまり、魚群探知装置300での探知画像
は、ごく浅い深度、例えば、10m程度に対応する送信
周期、例えば、1/30秒周期で逐次更新しながら、比
較的長い距離分、例えば、100m分、または、比較的
長い時間分、例えば、5分間分にわたるもの表示させる
ので、探知信号の情報データをパラレルデータ信号にし
て高速で主制御処理部1030に取り込む必要があるな
どの理由で、魚群探知装置300の魚探送受信部分32
0・魚探信号処理部分330を情報処理表示制御装置1
000の内部に収納して構成している箇所が、上記の第
4従来技術による魚群探知装置とは全く異なる箇所であ
る。
【0091】そして、魚探信号処理部分340での処理
条件、すなわち、後記の種々の魚探情報表示形態に対応
する処理条件などと、魚探送受信部分330での送受信
条件、すなわち、周波数の選択、送信の周期、STC、
増幅度の調整などの送受信動作条件などの設定は、遠隔
操作器1500からの入力操作により主制御処理部分1
030で制御処理され、調整状態の情報データが表示面
1150に表示される。なお、具体的な入力操作と表示
動作は図10〜図23により後述する。
【0092】なお、このパラレルデータ信号を複数のデ
ータ用導線で導くようにして、魚探送受信320・魚探
信号処理部分330を情報処理表示制御装置1000と
は別体にして、独立した魚群探知装置300を用いるよ
うに構成し得ることは言うまでもない。
【0093】また、測深装置(図示せず)は、上記の第
5従来技術と同様の測深装置であって、上記の魚群探知
装置300と同様の構成になっているが、送信パルス信
号320aによって得る探知信号310aを同様の信号
または水底の深度が得られる程度の信号にして、主とし
て、水底の深度情報を得るように構成したものであり、
魚群探知を必要としない船舶の場合に、上記の魚群探知
装置300に代えて、測深装置を設けるようにするもの
である。
【0094】さらに、魚探知装置300自体に表示部分
1100とは別個の専用の表示部分を設けて構成した
り、船舶に既設の魚群探知装置300がある場合には、
その魚群探知装置300を利用して構成してもよく、ま
た、その魚群探知装置300から出力し得る通信信号が
所要の通信規格になっていない場合には、通信規格を一
致させるためのインタフェイスを介在させて構成しても
よいことは言うまでもない。
【0095】(D)レーダ装置 レーダ装置200は、例えば、上記の第3従来技術と同
様のレーダ装置であるが表示機能を必要としない点が異
なるものであって、レーダ送受信部分(図示せず)から
の送信パルス信号を水平方向に回転する送受波器(図示
せず)、すなわち、アンテナに与えて送受波器から空中
にマイクロ波パルスを送波し、このマイクロ波パルスが
他船・陸地などで反射した反射マイクロ波を送受波器、
すなわち、アンテナで受波して得られる探知信号をレー
ダ送受信部分で増幅検波して得られた探知検波信号を探
知信号処理部分で所要の処理を行うことにより、上記の
(4)のレーダ情報表示を行うためのレーダ情報信号を
作り、このレーダ情報信号を、例えば、送受波器、すな
わち、アンテナの1回転ごとに、例えば、通信規格RS
422インタフェイスによるシリアルデータ信号にし
て、入出力ポート51から主制御処理部分1030に与
える伝送を行うことにより、上記の(4)のレーダ情報
を表示部分1100に表示し得るように構成したもので
ある。
【0096】つまり、レーダ装置200は、船舶用総合
監視制御装置5000の空中目標物センサーとして使用
しているものである。そして、レーダ装置200におけ
る高周波増幅部分の同調、FTC、STC、増幅度の調
整などと、送信周期の切換などは、遠隔制御装置150
0からの操作入力にもとづいて主制御処理部分1030
からレーダ装置200側へ制御信号を与えるとともに、
当該調整状態の情報データをレーダ装置200側から主
制御処理部分1030に与えることにより表示画面11
50に表示して調整操作・切換操作を行えるように構成
してある。なお、具体的な調整操作と表示制御は図10
〜図23により後述する。
【0097】また、上記のレーダ情報信号の伝送に代え
て、例えば、送信パルス信号の1回ごとに得られる探知
信号による情報信号を伝送するように構成する場合に
は、上記の魚群探知装置300におけるパラレルデータ
信号と同様に入出力ポート52から主制御処理部分10
30に与えるように変更して構成する必要があることは
言うまでもない。
【0098】さらに、レーダ装置200自体に表示部分
1100とは別個の専用の表示部分を設けて構成した
り、船舶に既設のレーダ装置200がある場合には、そ
のレーダ装置200を利用して構成してもよく、また、
そのレーダ装置200から出力し得る通信信号が所要の
通信規格になっていない場合には、その通信規格に一致
させるためのインタフェイスを介在させて構成してもよ
いことは言うまでもない。
【0099】(E)無線放送受信装置 無線放送受信装置500は、例えば、上記の第7来技術
と同様の無線放送受信装置であるが表示機能や放音機能
を必要としない点が異なるものであって、アンテナ50
0Aで放送電波を受波した信号を増幅・検波して得られ
た受信信号、例えば、テレビ放送の受信信号により上記
の(7)の放送情報表示を表示部分1100の表示面1
150に表示するほか、テレビ放送の受信信号による音
声またはFM放送の受信信号による音声をスピーカ部分
1060から放音し得るようにしたものである。なお、
テレビ放送とFM放送とにおける気象情報は、自船の針
路と航行を判断するための環境情報を得るための装置と
することができる。
【0100】具体的には、例えば、放送受信用アンテナ
510、例えば、テレビ放送・FM放送の電波を無指向
性で受波できるようにした市販の船舶用TV/FMアン
テナで受波した無線放送電波の受信信号を、例えば、T
V/FM受信装置500AとCCDカメラ切換装置50
0Bとを組み合わせて構成したTV/FM受信兼CCD
カメラ切換装置500BのTV/FM受信装置500A
部分で増幅・検波して得られた受信信号、例えば、テレ
ビ放送・FM放送の受信信号を、外部接続部分1010
を介して、主制御処理部1030に与えることにより表
示部分1100の表示面1150にテレビ放送による画
像を表示し、拡声装置1800にテレビ放送の音声、ま
たは、FM放送のステレオ音声などの放音を行うように
構成してある。なお、この部分の構成については、図5
・図6により後述する。
【0101】また、無線放送受信装置500自体に表示
部分1100とは別個の専用の表示部分やスピーカ部分
1060とは別個の専用のスピーカ部分を設けて構成し
たり、船舶に既設の無線放送受信装置に相当する装置が
ある場合には、その装置を利用して構成してもよいこと
は言うまでもない。
【0102】(F)撮影装置 撮影装置600は、例えば、上記の第11従来技術と同
様の撮影装置であって、CCDカメラ600A・600
B・600Cにより撮影して得られる撮影信号のうちの
任意の1つの信号を、無線放送受信装置500に設けた
CCD切換装置500Bによって切換選択した撮影信号
をテレビのラスター走査信号による映像信号と同様の信
号にして、入出力ポート57から主制御処理部分103
0に与えることにより、上記の(5)の撮影情報表示を
表示部分1100の表示面1150に表示し得るように
したものである。
【0103】また、必要に応じて、一般のCCDカメラ
と同様の構成により、時計回路56からの計時データに
よって、撮影時点の年月日・時刻などの数値の図形の信
号を付加し得るように構成し、または、その撮影信号に
よる情報データを主制御処理部1030の作業用メモリ
54に記憶して保存することができることは言うまでも
ない。
【0104】そして、上記の第11従来技術の撮影装置
と異なるのは、装置600のCCDカメラ600A・6
00B・600Cを設置する場所を、船内・船外におけ
る重要な監視を要する場所、例えば、船内ではエンジン
室、子供用区画、甲板上などの監視、また、船外では着
船場所での監視、特に、船体の陰になってブリッジ室か
らは見えなくなる船首・船尾方向の陰部分などの監視を
行い得る場所、例えば、そうした室内の天井または壁部
などと、船首部分・船尾部分などとに設置するように構
成したことである。
【0105】さらには、CCDカメラ600A・600
B・600Cのうちの任意のものを水中撮影用の撮影装
置にするとともに、その撮影装置を長い支持桿の先端に
取り付けて水中に入れ込むことにより、水中の状況、例
えば、自船の水中部分の状況、水中転落者の状況などを
自船上で遠隔監視するように構成したことである。
【0106】また、この撮影映像とテレビ映像との画像
情報の制御処理は図5・図6で後述する。なお、CCD
切換装置500Bと、無線放送受信装置500Aとを、
別体にして、別個の独立した装置として構成し得ること
は言うまでもない。
【0107】(G)ファクシミリ受信装置 ファクシミリ受信装置400は、上記の第6従来技術と
同様の無線ファクシミリ受信装置であるが表示機能を必
要としない点が異なるものであって、アンテナ(図示せ
ず)でFSK電波による無線ファクシミリ電波を受波し
た信号を増幅・検波して得られたファクシミリ信号、例
えば、FSK信号、すなわち、周波数シフトキーイング
による信号を検波して得られたディジタル信号を入出力
ポート51から主制御処理部分1030に与えて、上記
の(6)のファクシミリ情報の画像を表示部分1100
の表示面1050に表示する。また、必要に応じて、フ
ァクシミリの情報データを所要の頁数分だけ、データ用
メモリ55に記憶させ、所要のときに、再生表示できる
ように構成したものである。
【0108】なお、無線ファクシミリ放送における気象
図と気象予報とによる気象情報は、自船の針路と航行を
判断するための環境情報を得るための装置とすることが
できる。
【0109】また、上記のディジタル信号の音をスピー
カ部分1060から放音させるように構成したり、無線
ファクシミリ受信装置400自体に表示部分1100と
は別個の専用の表示部分やスピーカ部分1060とは別
個の専用のスピーカ部分を設けて構成したり、船舶に既
設の無線ファクシミリ装置に相当する装置がある場合に
は、その装置を利用して構成してもよいことは言うまで
もない。
【0110】(H)地図装置 地図装置800は、例えば、第9従来技術と同様の地図
装置であって、地図記憶カード800A、例えば、IC
カードに地図を記憶させたものを、地図データ読取部分
800Bに差し込んで記憶内容を読み取ることにより、
所要の地図情報のデータを取り込み、表示部分1100
の表示面1150に上記(1)の地図情報表示を行い得
るように構成したものである。
【0111】なお、地図記憶カード800Aは、例え
ば、所定の緯度経度範囲に仕分けて地域別にしたものが
用意されているので、航行領域によって、所要の地域の
ものに差し替えて使用する。地図自体の構成については
上記(1)で述べたとおりである。
【0112】また、市販の地図記憶カード800Aに
は、大略的にみて、2種類の記憶形式があるので、その
記憶形式に対応した読取を可能にするため、図3の〔正
面〕のように、地図データ読取部分800Bの地図記憶
カード入込部分12Aを複数箇所、例えば、2箇所設け
ておき、いずれの記憶形式の場合でも、地図データ読取
部分800Bから読み取った地図情報のデータを主制御
処理部分1030で表示処理できるように構成してあ
る。なお、この2箇所を同一の記憶形式の地図記憶カー
ドに対する地図データ読取を行うように構成して地図デ
ータの利用範囲を2つの地域範囲から希望の地域範囲を
選択使用し得るように構成することもできる。
【0113】(I)無線方位測定装置 無線方位測定装置700cは、上記の第9従来技術・第
10従来技術と同様の無線方位測定装置であって、ビー
コン局、遭難船舶の送信局などからの電波の到来方位を
測定して得られた方向情報のデータを、外部接続部分1
010を介して、入出力ポート51から主制御処理部分
1030に取り込んでいる。
【0114】また、無線方位測定装置700Cは、船舶
用総合監視制御装置5000の針路情報センサーとして
使用しているものである。なお、方向情報のデータは通
信規格NMEA−0183インターフェイスによるシリ
アル通信信号にしてある。
【0115】そして、無線方位測定装置700Cにおけ
る同調、増幅度の調整などは、構成を簡便化するため
に、全て、無線方位測定装置700C側に設けた操作部
分の操作によって行っているものである。なお、複雑高
価な構成にすることが許される場合には、これらの調整
を主制御処理部分1030からの制御によって行う構成
し得ることは言うまでもない。
【0116】(J)ジャイロコンパス装置 ジャイロコンパス装置700Bは、上記の第9従来技術
と同様のジャイロコンパス装置であって、ジャイロ方位
によって得られた方向情報のデータを、上記の無線方位
測定装置700Cと同様に主制御処理部分1030に取
り込み、当該方向情報データの方向またはそのデータか
ら算定した方向を現在の目標針路方向のデータとして、
自動操舵装置1200に操舵信号を与えるようにし、ま
たは、当該方向情報のデータにもとづく方向線の画像を
表示面1150に表示し得るように構成したものであ
る。つまり、ジャイロコンパス装置700Bは、船舶用
総合監視制御装置5000の針路情報センサーとして使
用しているものである。なお、方向情報のデータは通信
規格NMEA−0183インターフェイスによるシリア
ル通信信号にしてある。
【0117】(K)電子コンパス装置 電子コンパス装置700Aは、上記の第9従来技術にお
ける磁気コンパス装置から磁気方位を検出するものに代
えて、地磁気方向を直交に分解して検出し得るように配
置した磁気検出コイル(図示せず)からの各検出出力を
直交座標から極座標に変換する演算を行って得られた磁
気方位の情報データを、上記の無線方位測定装置700
Cと同様に主制御処理部分1030に取り込み、当該方
向情報データの方向またはそのデータから算定した方向
を現在の目標針路方向のデータとして、自動操舵装置1
200に操舵信号を与えるようにし、または、当該方向
情報のデータにもとづく方向線の画像を表示面1150
に表示にし得るように構成したものである。つまり、ジ
ャイロコンパス装置700Bは、船舶用総合監視制御装
置5000の針路情報センサーとして使用しているもの
である。なお、磁気方位の情報データは通信規格NME
A−0183インターフェイスによるシリアル通信信号
にしてある。
【0118】(L)自動操舵装置 自動操舵装置1200は、上記の第10従来技術と同様
の自動操舵装置であって、上記の電波航法測位装置10
0、レーダ装置200、無線方位測定装置700C、ジ
ャイロコンパス装置700B、電子コンパス装置700
Aなどから得られる情報のデータにもとづいて得られる
方向情報のデータによって、自船を目標とする針路方向
に自動操舵するように構成したものである。なお、方向
情報のデータは通信規格NMEA−0183インターフ
ェイスによるシリアル通信信号にしてある。
【0119】(M)水温検出器 水温検出器320は、送受波器310の一部に組み付け
て構成してあり、例えば、サーミスタによる温度検出素
子を用いたものであり、図1〜図3には、図示されてい
ないが、送受波器310の導線とは別個に設けた水温検
出器320用の導線を、送受波器310の導線と一体に
したケーブルによって外部接続部分1010の接続部分
11Lに与えられ、図示しない経路によって、主制御処
理部分1030の入出力ポート57から取り込まれた後
に、A/D変換して得られたディジタル値を水温情報の
データとして、表示部分1150に所要の水温表示を行
うとともに、上記の水温到達警報を行うように構成して
ある。
【0120】(N)遠隔操作器 遠隔操作器1500と遠隔操作器1300A、すなわ
ち、リモートコントローラ(以下、リモコンという)
は、全く同一のものであって、例えば、図7のように、
表示面1150と表示面1350とに表示する表示内
容、各装置の動作示条件などを指定するための入力操作
を光通信または有線通信によって行うものである。
【0121】光通信の場合には、テレビのリモコンと同
様に、各操作キー15a〜15zに対応する情報デー
タ、例えば、各操作キー15a〜15zごとに異なるパ
ルス繰返周期をもたせた識別コードの情報データをもつ
光信号を遠隔操作器1500または1300Aの送光部
分から送信した光信号を遠隔操作用受光部分1500A
または1300Bで受信し、増幅・検波して得られた情
報データを入出力ポート52から主制御処理部分103
0に与えて、所要の制御処理を行うように構成してあ
る。
【0122】有線通信による場合には、例えば、図7の
送光部分に隣接する箇所に設けた接続部分(図示)せ
ず、外部接続部分1010に設けた接続部分11Aとの
間に、両端に接続部分を設けた適宜のケーブルを装着す
ることにより、1つの遠隔操作器1500を光通信用と
有線通信用とに兼用し得るようにし、各接続部分は、例
えば、コネクタであって、動作電源は、光通信のときは
内蔵電池とし、有線通信のときは情報処理表示制御装置
1000または遠隔表示装置1300の電源部分102
0から供給する。なお、具体的な処理構成は図5・図6
によって後述する。
【0123】(P)遠隔表示装置 遠隔表示装置1300は、その表示面1350に、表示
部分1100の表示面1150の表示内容と同一の表示
内容を表示するように構成したものであり、表面115
0での画面表示と、表示面1350の画面表示とをリン
クさせて表示している。具体的な表示処理構成は図5・
図6によって後述する。
【0124】なお、遠隔操作器1500・遠隔操作器1
300Aからの操作による表示面1150と表示面13
50との表示制御動作は、装置を簡便な構成にするため
に、いずれかに一方の遠隔操作器によって操作した内容
に統一されるようにしてあるが、構成の複雑化を許され
る場合には、それぞれ、別個の操作内容によって制御処
理動作するように構成し得ることは言うまでもない。
【0125】(Q)マイクロホン装置 マイクロホン装置1700は、一般のマイクロホンと同
様のマイクロホンにより入出力ポート57からアナログ
処理部分58に音声信号を与えるように構成したもので
あり、必要に応じて、スピーカ部分1060・1360
と拡声装置1800とのいずれか一方または両方から放
音するように構成したものである。なお、音声信号の処
理構成は図5・図6によって後述する。
【0126】また、必要に応じて、音声信号をA/D変
換したディジタル信号を、表示面1150・1350に
表示する画像と関連付けて作業用メモリに記憶してお
き、画像表示と関連付けた放音を行うように構成できる
ことは言うまでもない。
【0127】(R)拡声装置 拡声装置1800は、一般の拡声装置と同様の拡声装置
によりマイクロホン装置1700、無線放送受信装置5
00、主制御処理部分1030などからの音声信号や警
報音信号を内部の増幅部分により増幅して放音するよう
に構成したものである。
【0128】なお、音楽放送などに対応するステレオ聴
音にするために、2つを1組にして設けてあるが、船内
・船外に放音するための防水トランペット型のスピーカ
によるものを設けて構成し得ることは言うまでもない。
【0129】(S)記憶内容書換装置 記憶内容書換装置1400は、一般の携帯用パソコンな
どのパーソナル・ディジタル・アシスタント機器、すな
わち、PDAによって、主制御処理部分1030の記憶
内容、例えば、処理用メモリ53に記憶してある制御処
理フローのプログラム、データ用メモリ55・作業用メ
モリ55などに記憶してある所要のデータ、例えば、制
御処理に用いるデータ値を書き換えるように構成したも
のである。また、書換のための信号は通信規格RS−2
32Cの信号を用いるようにしている。
【0130】なお、この書換操作を利用して、希望する
地域の地図記憶カード800Aが入手できない場合や、
市販の地域記憶カード800Aに無い地図情報を記憶さ
せるために利用することができる。
【0131】〔画像情報処理構成・音声情報処理構成・
遠隔操作処理構成〕以下、図5・図6により画像情報処
理構成・音声情報処理構成・遠隔操作処理構成とを説明
する。図5・図6において、情報処理表示制御装置10
00の部分は、無線放送受信装置500・撮影装置60
0・遠隔操作器1500・遠隔操作器1300A・遠隔
表示装置1300・マイクロホン装置1700・拡声装
置1800に対する画像情報処理・音声情報処理・遠隔
操作処理に対応する構成部分のみを抽出したもので、情
報処理表示制御装置1000の一部の構成を示すもので
ある。
【0132】なお、遠隔操作器1300Aは、図示して
いないが、遠隔操作受光部分1300Bに対して光通信
・有線通信により通信を行っている箇所を省略している
ものである。また、図5・図6における主制御処理部分
1030の部分は、図4の主制御処理部分1030の構
成のうちから画像情報処理・音声情報処理・遠隔操作処
理に関係する部分のみを機能形態の構成に画き直して示
したものであって、図5・図6におけるアナログ的な制
御処理を行う部分は主として図4の入出力ポート57・
アナログ処理部分58・処理用メモリ53・データ用メ
モリ55・CPU50によって制御処理される部分であ
り、図5・図6におけるディジタル的な制御処理を行う
部分は主として入出力ポート51・入出力ポート52・
作業用メモリ54・データ用メモリ55・CPU50に
よって制御処理される部分である。
【0133】図5において、TV/FM受信兼カメラ切
換装置500Xは、当該装置内の制御部分520に、主
制御処理部分1030の指令処理機能部分41から制御
信号を与えることによって、TV/FM受信装置500
Aでの選局・同調・音量調整などを制御している。この
制御によって得られた音声出力信号31Aは主制御処理
部分1030の音声情報処理機能部分43に与えられ、
映像出力信号31Bは当該装置内の切換選択部分510
に与えられる。なお、音声出力信号31Aは、放送内容
によって、ステレオ用の2信号で出力される場合と、モ
ノラルの1信号で出力される場合とがある。
【0134】制御部分520は、主制御処理部分103
0の指令処理機能部分41から制御信号41Aを与える
ことによって制御動作している。この制御部分520に
よって、カメラ切換装置500Bは、CCDカメラ60
A・60B・600Cの撮影出力信号のうちのいれか1
つを切換選択して切換選択部分510に与え、また、切
換選択部分510は、映像出力信号31B・CCDカメ
ラ60A・60B・600Cの撮影出力信号のうちのい
れか1つを画像情報信号31Cとして画像情報処理機能
部分44に与える。
【0135】したがって、指令処理機能部分41から制
御信号41Aにより映像出力信号31B・CCDカメラ
60A・60B・600Cの撮影出力信号のうちのいれ
か1つが画像情報信号31Cとして画像情報処理機能部
分44に与えられていることになる。
【0136】画像情報処理機能部分44では、図6のよ
うに、画像情報信号31CをA/D変換部分441でデ
ィジタル化した信号を外来画像情報データ信号441a
として混合選択部分442に与える。
【0137】主制御処理部分1030で生成する自製画
像データ信号443aは、図6の画像要素メモリ444
と画像作成部分443とをCPU50で制御することに
より生成されて、混合選択部分442に与えられる。
【0138】混合選択部分442は、CPU50で制御
されて、外来画像情報データ信号441a・自製画像デ
ータ信号443aのいずれか一方を選択するか、両者を
混合した信号を表示データ信号44Aとして図5の表示
部分1100の表示用メモリ1150A、すなわち、ビ
デオメモリ1150Aに与えることにより、表示面11
50に目的とする画像を表示する。
【0139】表示用メモリ1150の記憶内容は、画面
リンク回路部分1150Bから遠隔表示装置1300の
画面リンク回路部分1350Aに伝送信号21Aを与え
ることにより、表示面1350に表示面1150の表示
内容と同一の表示内容を表示させている。
【0140】自製画面データ信号443aによる表示画
像は、CCDカメラ600A・600B・600Cで撮
影した画像情報に、撮影場所、時刻などの文字を重畳表
示するための文字の画像、遠隔操作器1500・130
0Aの操作に対応して表示するメニュー画面の画像など
である。
【0141】図5の遠隔操作器1500・1300Aか
らの光通信による信号を遠隔操作受光部分1500A・
1300Bで受光して得られた操作情報データ信号61
A・21Cと、有線通信により得られた操作情報データ
信号61Bとは指令処理機能部分41で制御信号41A
・41B・41Cにして所要の部分に与えることによ
り、遠隔操作器1500の各操作キー15a〜15zに
対応した制御処理を行えるようにしてある。なお、遠隔
操作器1300Aの有線通信による信号は図示していな
い回路部分によって操作情報データ信号21Cの導線に
導くように構成してある。
【0142】指令処理機能部分41は、図6のように、
各操作情報データ信号61A・61B・21Cを混合部
分413で一緒されて、先に入力された順に、デコード
部分412で所定のデータ信号に変換されてCPU50
に与えられ、CPU50で処理されて当該操作情報デー
タに対応する各制御信号41A・41B・41Cが音声
情報処理機能部分43・画像情報処理機能部分44と図
5のTV/FM受信兼カメラ切換装置500の制御部分
520とに与えられることにより、目的とする情報処理
と表示制御が行われる。
【0143】図5において、音声情報処理機能部分43
には、音声出力信号31Aのほかに、マイクロホン装置
1700からの音声信号71Bが与えられ、音声情報処
理機能部分43では、図6のように、音声信号71Bを
増幅部分435で増幅した音声信号435aと音声信号
31Aとを混合選択部分431に与えるとともに、音声
要素メモリ443・音声作成部分432とをCPU50
で制御して得られる自製音声信号432aも混合選択部
分431に与えている。
【0144】混合選択部分431は、CPU50により
制御されて、音声信号435a・音声信号31A・自製
音声信号432aのうちのいずれか1つを選択し、また
は、これらのうちの任意の複数を混合して、各スピーカ
部分1060・1360に与えるための音声信号71A
・21Bと拡声装置1800に与えるための音声信号7
1Bとのうちのいずれか1つ、または、両方を出力す
る。
【0145】音声信号71Cは音声出力信号31Aと同
様にステレオの場合とモノラルの場合とがある。なお、
図示していないが、各スピーカ部分1060・1360
と拡声装置1800とは増幅部分とスピーカとが設けて
あり、その増幅部分で各音声信号71A・21B・71
Cを増幅した後に各スピーカに与えている。
【0146】〔遠隔操作構成〕以下、図7により遠隔操
作構成を説明する。遠隔操作器1500と遠隔操作器1
300Aとは同一の構成になっており、各操作キー15
a〜15zの操作によって次のような制御動作を行わせ
ることができる。
【0147】なお、各操作キー15a〜15zの英文記
号は、図8のような和文の操作事項に対応しているもの
であり、以下の説明では各操作キー15〜15zの名称
を和文の操作事項で記載する。また、各表示画面の基本
的な表示は図10のようになっている。
【0148】□「落水救助」キー15a 落水者救助用の画面を主表示領域部分81に表示する。 □「画面/補助領域」キー15b 画面の補助表示領域部分82の表示内容を選択・変更す
るための画面を表示する。 □「メニュー画面」キー15c 他の操作キーによる操作では、選択・変更できない表示
内容、設定内容などの選択・変更するするための画面を
表示する。 □「画面/輝度」キー15d 画面全体の輝度を調整するための画面を表示する。 □「表示モード」キー15e 画面の主表示領域部分81の表示様式を選択・変更する
ための画面を表示する。
【0149】□「画面/主領域」キー15f 画面の主表示領域部分81の表示内容を選択・変更する
ための画面を表示する。
【0150】□「距離範囲/縮小」キー15g 画面の主表示領域部分81に表示されている航跡記録画
像・魚探画像・レーダ画像の距離範囲を縮小する。 □「画面/選択」キー15h 画面の主表示領域に併合表示されている複数の表示画像
のいずれか1つを操作キーによって操作が行えるように
選択または変更する。 □「距離範囲/拡大」キー15i 画面の主表示領域部分81に表示されている航跡記録画
像・魚探画像・レーダ画像の距離範囲を拡大する。
【0151】□「上移動」キー15j1 画面の表示内容のスクロール、十文字形カーソルの上方
向移動、設定値の選択・変更などを行う。 □「右上移動」キー15j2 十文字形カーソルの右上方向移動などを行う。 □「右移動」キー15j3 十文字形カーソルの右方向移動、設定値の選択・変更な
どを行う。 □「右下移動」キー15j4 十文字形カーソルの右下方向移動などを行う。 □「下移動」キー15j5 画面の表示内容のスクロール、十文字形カーソルの下方
向移動、設定値の選択・変更などを行う。 □「左上移動」キー15j6 十文字形カーソルの左上方向移動などを行う。
【0152】□「左移動」キー15j7 十文字形カーソルの左方向移動、設定値の選択・変更な
どを行う。 □「左下移動」キー15j8 十文字形カーソルの左下方向移動などを行う。 □「カーソル」キー 兼 「船首マーカ」キー15k 十文字形カーソルを表示したり、消去したりできる。ま
た、レーダ画面を表示しているときは、船首マーカを一
時的に消去できる。 □「情報」キー 兼 「数値1」キー15n 地図上の対象物に対する情報データの画面を表示する。
数値1を入力する。 □「航路一覧」キー 兼 「数値2」キー15p 目標地点のマークと、経路を編集するための画面を表示
する。数値2を入力する。
【0153】□「航路」キー 兼 「数値3」キー15
q 目標地点に対する方位・距離・所要時間などの算定を行
うための画面を表示する。なお、必要に応じて、目標地
点までの操舵について自動操舵・手動操舵などの選択・
変更・開始・解除を行うための画面をも表示できるよう
に変更して構成できることは言うまでもない。数値3を
入力する。 □「距離計算」キー 兼 「数値4」キー15r 2点間の距離を計算する画面を表示する。数値4を入力
する。 □「マーク変更」キー 兼 「数値5」キー15s 目標地点マーク、その他のマークについて、形状・色の
選択・変更などを行うための画面を表示する。数値5を
入力する。
【0154】□「目標地点」キー 兼 「数値6」キー
15t 目標地点を登録するための画面を表示する。数値6を入
力する。 □「作図」キー 兼 「数値7」キー15u 新たな地図、訂正地図の図形、航路・離錨警報領域など
の図形を作成する画面を表示する。数値7を入力する。
【0155】□「航跡設定」キー 兼 「数値8」キー
15v 航跡に関する各事項を設定するための画面を表示する。
数値8を入力する。 □「マーク入力」キー 兼 「数値9」キー15w 画面上にマークを記録するための画面を表示する。数値
9を入力する。 □「終了/削除」キー15x メニュー画面など画面に対する操作の終了、マークの削
除など行う。 □「警報設定」キー 兼 「数値0」キー15y 各警報の設定を行うための画面を表示する。数値0を入
力する。 □「実行入力」キー15z
【0156】各設定の確定と実行を行う。なお、図7に
おいて、△矢印(図では黒く塗り潰した△になっている
が、明細書書式における記載文字制限の都合上、明細書
では白抜き△で記載する)を設けたキーは、その△矢印
の先端方向が、画像の移動、設定値の変更、選択対象の
変更などを行う方向を示している。
【0157】〔表示画面/基本構成〕以下、図10・図
11により表示画1150に表示される画面80の基本
構成を説明する。なお、画面80に表示されている英文
記号の部分における画像内容または操作事項は図23の
〔画面記号構成〕のようになっている。また、画像中
に、「XXXXXX」のように、Xの文字を複数連続さ
せて記載してある部分は、その部分の表示事項の表示値
を省略して記載したものである。
【0158】表示面1150に表示される画面80は、
図10のように、画面全体を、主表示領域部分81・補
助表示領域部分82・航法情報値表示領域部分83の3
部分に仕分けて構成してあり、主表示領域部分81は航
跡記録画像・魚探画像・レーダ画像・ファクシミリ画像
・無線放送画像などの表示主体となる画像が表示される
部分、補助表示領域部分82は縮小地図・縮小撮影画像
などの表示補助となる画像が表示される部分、航法情報
値表示領域部分83は航行情報・目標地点情報・操作情
報などの文字データの画像が表示される部分である。
【0159】〔航法情報データ表示構成〕航法情報値表
示領域部分83は、図10のように、自船情報データ部
分83A・地点情報データ部分83B・操作情報データ
部分83Cの3部分に仕分けて構成してある。なお、以
下において、「位置値」とは、その位置の緯度経度値を
いうものである。
【0160】自船情報データ部分83Aには、図11の
ように、電波航法測位装置100によって得られている
自船の現在位置値83A1と、自船の針路方向値・船速
値83A2と、現在日時83A3と、使用中の航跡番
号、航跡記録のON/OFF状態、記録済みの航跡点数
などの航跡関連事項83A4などの文字データを表示す
る。
【0161】地点情報データ部分83Bには、図12の
ように、◆目標地点情報データ表示、◆〔対象物情報デ
ータ表示〕、◆〔目標地点マーク情報データ表示〕の3
種類の表示様式による表示がある。
【0162】◆目標地点情報データ表示には、さらに、
〔単一直線航路〕〔折れ線航路〕の2種類の表示様式に
よる表示があり、〔単一直線航路〕は、現在位置から目
標地点までの設定した航路、すなわち、遠隔操作器15
00を操作して記憶させた航路が、単一の直線状の航路
になっている場合を言い、その航路について、目標地点
の番号または名称83B1と、目標地点の位置値83B
2と、自船針路からみた目標地点の方向値と目標地点ま
での距離値83B3と、目標地点に到着する予定時刻ま
たは到着までの所要時間値83B4などの文字データを
表示する。
【0163】〔折れ線航路〕は、現在位置から目標地点
までの設定した航路が、図14のように、複数の直線状
の航路、例えば、航路L1〜L5を折れ線状につなぎ合
わせた航路になっている場合を言い、この場合、各直線
が1つの航路になり、折れ線の折れ角になる地点、例え
ば、P1〜P4が中継上の目標地点になるので、現在の
航路、例えば、C2について、目標地点番号と航路名称
83B5と、目標地点の位置値83B6と、自船針路か
らみた目標地点の方向値と目標地点までの距離値83B
7と、目標地点に到着する予定時刻または到着までの所
要時間値83B8などの文字データを表示する。
【0164】◆対象物情報データ表示では、例えば、図
14のように、十文字形カーソルで指定した対象物、例
えば、ブイ、船舶、島、岬などについて、その対象物の
位置値83B9と、自船針路からみた対象物の方向値と
対象物までの距離値83B10と、対象物に到着する予
定時刻または到着までの所要時間値83B11などの文
字データを表示する。
【0165】◆目標地点マーク情報データ表示では、十
文字形カーソルで指定したマークの目標地点について、
マーク番号・マーク名称83b12と、その位置値83
B13と、自船針路からみた目標地点の方向値と対象物
までの距離値83B14と、マークを記憶した時点の水
深値と水温値83B15と、記憶した年月日と時刻83
B16などの文字データを表示する。
【0166】◆操作情報データ部分83Cには、図13
のように、〔カーソル情報データ表示〕〔操作案内情報
データ表示〕の2種類の表示様式による表示がある。
〔カーソル情報データ表示〕は主表示領域部分81の任
意の箇所に十文字形カーソルが表示されているときに表
示されるものであり、十文字形カーソルが表示されてい
る地点の位置値83C1と、現在からみたその地点の方
向値と距離値83C2と、設定されている目標地点番号
とマーク番号とマークの図形83C3などの文字・図形
データを表示する。
【0167】〔操作案内情報データ表示〕は、主表示面
に十文字形カーソルが表示されていないときには、「上
移動キー」15j1・「下移動キー」15j5・「左移
キー」15j7・「右移動キー」15j3が特別の操
作、例えば、調整操作、選択操作などを行う機能をもつ
ようになっいるので、そのキー機能などにつて表示する
ものであり、例えば、△矢印をもつキーによるキー機能
83C4と、現在の航路について、目標地点番号とその
図形83C5と、マーク番号とその図形83C6などの
文字・図形データを表示する。
【0168】なお、キー機能に従って操作すると、例え
ば、図15の〔調整情報データ表示〕のような窓形の画
像、すなわち、ウインドウ画像による情報データが主表
示領域部分81の適宜の箇所、例えば、画面の中央また
は隅角部分に表示されてキー操作による動作状態の変更
や設定が監視できる。また、図9で説明した各種の警報
は、これと同様に、例えば、図15の〔警報情報データ
表示〕のようなウインドウ画像で表示される。ここで、
〔調整情報データ表示〕のように、キー操作による情報
データに対応した制御処理結果を表示するウインドウ画
像は双方向的な通信を行っている形態なのでコミニュケ
ーションウインドウと言い、〔警報情報データ表示〕の
ように、予め設定した情報データにもとづいて情報処理
または制御処理して得られた結果をウインドウ画像は一
方的な通信を行っている形態なのでメッセージウインド
ウと言っている。コミニュケーションウインドウの表示
は表示されてから所定のごく短時間、例えば、3秒間の
間にキー操作入力が無いときは自動的に消去され、メッ
セージウインドウは「終了/削除」キー15xを操作し
ないと消去されない。
【0169】〔主表示領域表示構成〕主表示領域部分8
1に表示する画像は、「画面/主領域キー」15fと
「表示モードキー」15eとによって選択することがで
きる。「画面/主領域キー」15fを操作すると、主表
示領域部分81の適宜の箇所、例えば、画面中央または
隅角部分に、図16の〔主画面メニュー〕が表示される
ので、表示したい表示画像の番号を、「数値」キー15
n〜15uを操作して選択すると、選択された箇所が応
答した変化、例えば、図のように、枠囲いによる変化、
または、白黒反転による変化を行い、その直後に、〔主
画面メニュー〕が消えて、選択した番号に相当する表示
画像が主表示領域部分81に表示される。また、「数
値」キー15n〜15uを操作せずに、「画面/主領域
キー」15fを繰り返して操作しても、同様に表示する
ことができる。なお、後記の各表示様式メニュー・各選
択メニューでの選択操作も、上記の選択操作と同様の操
作によって行うように構成してある。
【0170】〔主画面メニュー〕の番号1〜6に対応す
る表示画像は、図17・図18のような表示形態よる表
示画像になっており、その表示画像を表示している状態
において、「表示モード」キー15eを操作すると、主
表示領域部分81の適宜の箇所、例えば、画面中央また
は隅角部分に、航跡記録画像を主体とした画像表示の場
合は図16の〔航跡記録表示様式メニュー〕が表示さ
れ、魚探画面を主体とした画像表示の場合は図16の
〔魚探表示様式メニュー〕が表示され、レーダ画像を主
体とした画像表示の場合には図16の〔レーダ表示様式
メニュー〕が表示され、ファクシミリ画像表示の場合は
図16の〔ファクシミリ表示様式メニュー〕が表示さ
れ、無線放送画像表示の場合は図16の〔放送・カメラ
表示様式メニュー〕が表示される。
【0171】なお、図18の〔放送画像表示〕〔ファク
シミリ画像表示〕では、補助表示領域部分82・航法情
報値表示領域部分83の部分を除去して表示するように
しているが、必要に応じて、補助表示領域部分82・航
法情報値表示領域部分83の部分を併合表示するように
変更して構成し得ることは言うまでもない。
【0172】〔表示様式メニュー/表示態様〕以下、図
16の〔航跡記録表示様式メニュー〕〔魚探用表示様式
メニュー〕〔ファクシミリ表示様式メニュー〕〔放送・
カメラ表示様式メニュー〕の各番号の項目における具体
的な表示態様を説明する。
【0173】図16の〔航跡記録表示様式メニュー〕
は、〔主画面メニュー〕の番号1に相当する図17の
〔航跡画像主体表示〕が表示されているときに、「表示
モード」キー15eを操作したときに表示されるメニュ
ー画面であって、番号1〜4での表示態様は、次のよう
になっている。番号5の場合を除いて、自船の位置が画
面の中に位置付けられて表示される。
【0174】番号1の「船首方向真上」では、船首方位
が常に画面の真上方向になるように表示するので、自船
と他船または陸地との相対位置がわかる。つまり、自船
が常に画面上の固定位置に表示される相対運動表示にな
っている。
【0175】番号2の「目的地方向真上」では、目的地
方位が常に画面の真上方向になるように表示するので、
船首線が常に画面の上方向を向くように舵を切ると、目
的地までの最短コースを取ることができる。つまり、自
船が常に画面上の固定位置に表示される相対運動表示に
なっている。
【0176】番号3の「北方向真上」では、北方向が常
に画面の真上方向になるように表示するので、紙海図と
対比しながら航海することができる。つまり、自船が常
に画面上の固定位置に表示される相対運動表示になって
いる。なお、この「北方向真上」に代えて、「南方向真
上」の表示メニュー、または、「北方向真上」と「南方
向真上」の両方の表示メニューを設けて構成し得ること
は言うまでもない。
【0177】番号4の「普通」では、任意の地点の地図
を見たり、航海の計画を行うための画面を表示する。北
方位が常に画面の真上になるように表示する。なお、番
号3の「北方向真上」と異なるのは、自船の位置が画面
から外れた場合の表示を行うことができることである。
【0178】また、番号1〜4の選択では、いずれの場
合も航跡記録画像にレーダ画像を重畳表示するか否かの
選択ができないので、「メニュー画面」キー15cを操
作して、図22の〔選択表示メニュー〕を表示させて、
番号1の「レーダ/0N」または番号2の「レーダ/O
FF」を選択することにより、航跡記録画像にレーダ画
像を重畳表示させた表示画像、または、その重畳表示さ
れている表示画像からレーダ画像を除去した航跡記録画
像のみの表示画像にする。
【0179】なお、図22の〔選択表示メニュー〕は、
他の表示選択を行うため選択番号と選択事項とを一緒に
表示させるように構成し、または、他の表示選択を行う
ための画面の一部に、上記の番号1・番号2の選択事項
を設けるように構成し得ることは言うまでもない。
【0180】〔主画面メニュー〕の番号2に相当する図
17の〔航跡画像・魚探画像/併合表示〕のように、2
つの画像が併合表示されているときには、まず、後記の
〔操作可能表示面選択表示〕による選択によって、いず
れか1つの画像表示側をキー操作による設定が可能に状
態しておく必要がある。また、魚探画像の表示が左右に
2つに分割されているものでは、その各1つについて、
同様に、後記の〔操作可能表示面選択表示〕による選択
によって、いずれか一方の画像表示側をキー操作による
設定が可能に状態しておく必要がある。
【0181】そして、その選択を航跡画像表示側にした
ときは、「表示モード」キー15eを操作すると、上記
の図16の〔航跡記録表示様式メニュー〕が表示される
ので、上記と同様の選択表示が行える。また、その選択
を魚探画像表示側にしたときは、「表示モード」キー1
5eを操作すると、図16の〔魚探表示様式メニュー〕
が表示される。
【0182】なお、図17の〔航跡画像・魚探画像/併
合表示〕には、第1様式のように、航跡記録画像を広
く、魚探画像を狭くした画像を表示させる場合と、第2
様式のように、航跡記録画像を狭く、魚探画像を広くし
た画像を表示させる構成とがあり、そして、予め、これ
らのうちの一方を表示するように設定しておく構成と、
予め第1様式・第2様式の両方を表示可能に設定してお
き、図示していないが適宜の様式メニュー画面、また
は、〔主画面メニュー〕によって選択させる構成とがあ
る。
【0183】図16の〔魚探表示様式メニュー〕のメニ
ュー画面における番号1〜8での表示態様は、次のよう
になっている。なお、図では、魚探画像の部分が、第1
様式・第2様式のいずれも、縦方向の点線で2つに分割
された様式になっているが、この図は、〔魚探表示様式
メニュー〕のうちの番号3と番号6〜8の場合、すなわ
ち、2つの魚探画像を併合表示する場合の図ではであ
り、番号1・番号2・番号4・番号5の場合には、縦方
向の点線の部分が無く、1つの魚探画像を表示するよう
に構成してある。
【0184】番号1の「普通(高周波)」では、探知周
波数を高い方の周波数、例えば、200kHzにして探
知するとともに、普通の水中断面状の魚探探知画像を表
示する。なお、図示していないが、これを選択した場合
には、さらに、補助表示様式のメニュー画像が表示さ
れ、そのメニュー画像での選択によって、水面から設定
した深度範囲までを表示する普通映像と、設定した表示
開始深度から設定した深度範囲までを表示するシフト映
像が表示できる。高周波探知なので、小さい魚類や軟体
の魚類の探知に適しているが、深い深度に対する探知能
力が低い。
【0185】このほか、オートレンジ機能を選択して、
水底が常に画面下側部分に表示されるように自動的に深
度範囲を切り換えて表示し、または、オートシフト機能
を選択して、固定した深度範囲の探知幅で水底が常に画
面下側部分に表示するようにした自動切換表示が行え
る。
【0186】番号2の「底部分拡大(高周波)」では、
探知周波数を高い周波数にして探知するとともに、水底
を下方側にして海底付近を部分拡大表示するので、水底
の起伏をそのままの形にして水底底付近の魚群が詳しく
監視できる。
【0187】番号3の「普通(高周波)/底固定拡大
(高周波)」では、2つの魚探画像のうちの一方に、上
記の番号1の「普通(高周波)」と同様の魚探画像を表
示するとともに、他方に、水底を下端側に固定した直線
状にして、その上方の水底付近の部分を表示するので、
水底の深さが変わっても、水底を基準とした目盛線で海
底付近の状況を監視できる。
【0188】番号4の「普通(低周波)」では、探知周
波数を低い方の周波数、例えば、50kHzにして探知
するとともに、表示を番号1の「普通(高周波)」の場
合と同様の表示形態にして表示する。低周波探知なの
で、比較的大きい魚類や比較的硬体の魚類の探知に適し
ており、また、深い深度に対する探知能力が高い。
【0189】番号5の「底部分拡大(低周波)」では、
探知周波数を低い方の周波数にして探知するとともに、
表示を番号2の「底部分拡大(高周波)」と同様の魚探
画像を表示する。
【0190】番号6の「普通(低周波)/底固定拡大
(低周波)」では、番号3の高周波を低周波に変更した
魚探画像を表示する。番号7の「普通(低周波)/普通
(高周波)」では、2つの魚探画像のうちの一方を番号
4と同様の魚探画像にし、他方を番号1と同様の魚探画
像にして表示する。
【0191】番号8の「底部分拡大(低周波)/底部分
拡大(高周波)」では、2つの魚探画像のうちの一方を
番号5と同様に表示し、他方を番号1と同様に表示す
る。図17の〔魚探画像単一表示〕の表示状態で、「表
示モード」キー15eを操作すると、上記の図16の
〔魚探表示様式メニュー〕が表示されるので、上記と同
様の選択表示が行える。
【0192】図18の〔レーダー画像単一表示〕の表示
状態で、「表示モード」キー15eを操作すると、図1
6の〔レーダ表示様式メニュー〕が表示され、このメニ
ュー画面における番号1〜2での表示態様は、次のよう
になっている。なお、この表示では、自船位置を主表示
領域部分81の中心に配置した表示形態で表示するもの
である。
【0193】番号1の「船首方向真上」では、〔航跡記
録表示様式メニュー〕の「船首方向真上」と同様に、船
首方位が常に画面の真上方向になるように表示する。番
号2の「北方向真上」では、〔航跡記録表示メニュー〕
の「北方向真上」と同様に、北位が常に画面の真上方向
になるように表示する。なお、「南方向真上」の表示に
ついては、〔航跡記録表示メニュー〕の場合と同様であ
る。
【0194】また、上記の〔レーダ表示様式メニュー〕
を図23の〔レーダ表示様式メニュー〕のように変更し
て、表示機能を追加することができる。図23の〔レー
ダ表示様式メニュー〕において、番号1〜3は上記の
〔航跡記録表示様式メニュー〕の場合と同様の表示形態
で表示するものであり、番号4の「偏心」では、自船位
置を主表示領域部分81の中心から、所定量、例えば、
主表示領域部分81の上下の高さの1/4〜1/3程度
だけ、下方にずらせた位置に配置して表示するので、探
知距離範囲を小さくしても、前方を十分に監視できる。
なお、図18の〔レーダ画像・魚探画像/併合表示〕
は、上記の〔航跡画像・魚探画像/併合表示〕における
魚探画像部分と、上記の〔レーダ画像単一表示〕とを組
み合わせて併合表示したものであり、表示メニューは、
これら両者を組み合わせたものになっている。
【0195】図18の〔ファクシミリ画像表示〕の表示
状態で、「表示モード」キー15eを操作すると、図1
6の〔ファクシミリ表示様式メニュー〕が表示され、こ
のメニュー画面における番号1〜6での表示態様は、次
のようになっている。
【0196】番号1の「受信」では、FAX放送を受信
した画像をそのまま表示する。……番号2〜6の「頁
1」〜「頁5」では、FAX放送を受信した画像を表示
しながら、受信済みのFAX画面を1〜5頁を保存す
る。
【0197】図18の〔放送画像表示〕の表示状態で、
「表示モード」キー15eを操作すると、図16の〔放
送・カメラ表示様式メニュー〕が表示され、このメニュ
ー画面における番号1〜8での表示態様は、次のように
なっている。
【0198】番号1の「テレビ」では、VHF帯のTV
放送の映像を表示する。番号2の「FM」では、FM放
送を聞くことができる。これを選択すると、FM同調操
作用のウインドウが表示されるので、希望する局に周波
数を合わせる。番号3の「カメラ」では、最高で3台の
カメラ映像を切替えて表示することができる。
【0199】番号4の「順次走査」では、図19の〔順
次走査メニュー〕が表示されるので、希望のものを選択
する。このメニューにおいて、走査表示は、短い「−」
の記号で並べた順序を繰り返すように順序に選択した画
像が表示される。なお、CCDカメラを4台以上に増加
して、上記の番号2・番号3と対応するような表示を行
わせ得ることは言うまでもない。
【0200】〔補助表示領域表示構成〕補助表示領域部
分82は、種々の画像情報を縮小表示するように構成し
てあり、「画面/補助領域」キー15bを操作すると、
図20の〔補助表示領域表示メニュー〕の画像が主表示
領域部分81に表示されるので、希望する番号の画像を
選択して表示する。
【0201】図20の〔補助表示領域表示メニュー〕に
おける各番号の表示内容は、具体的には、次のようにな
っている。番号1の「地図」では、主表示領域部分81
に表示されている地図の全体を縮小表示する。
【0202】番号2の「テレビ」では、VHF帯のTV
放送の映像を表示する。番号3〜5の「カメラ1」〜
「カメラ3」では、予め定めた1番目〜3番目のCCD
カメラの撮影画像を表示する。なお、CCDカメラを4
台以上に増加することについては、上述と同様である。
【0203】番号6の「水温グラフ」では、水温検出器
320で検出した水温情報のデータを棒グラフにして表
示する。番号7の「方位コンパス」では、針路をコンパ
ス状の図形による画像にして表示する。
【0204】番号8の「画像順次走査」では、図20の
〔画像走査表示メニュー〕が主表示領域部分81に表示
されるので、希望の番号の画像を選択して表示する。な
お、このメニューにおいて、走査表示は、短い「−」の
記号で並べた順序を繰り返すように順序に選択した画像
が表示される。なお、CCDカメラを4台以上に増加す
ることについては、上述と同様である。
【0205】〔操作可能表示面選択表示〕複数の画像を
併合表示している場合には、各表示内容について、距離
範囲・移動に関連するキー機能による操作が行える画像
を選択してたり、選択した画像を分かり易く表示するた
めに、「画面/選択」キー15hを操作して、図21の
ように、画面の周縁部分の輝度を上げて表示することに
より選択されていることを明確に表示することができ
る。なお、輝度を上げる部分を、周縁部分の表示色を特
定の色に変化、または、表示されている色調を変化させ
るように変更して構成することもできる。
【0206】図21において、〔航跡画像選択状態〕で
は、航跡画像表示部分の周縁部分の輝度が高くなってい
るので、航跡画像表示部分がキー機能による操作は、航
跡画像表示部分に対してのみ有効に動作できることが明
確に容易に判断できる。
【0207】同様にして、〔魚探画像選択状態〕では、
魚探画像の左側の画像部分の周縁の輝度が高くなってい
るので、この部分のみにキー機能による操作が有効であ
る旨が判断できる。
【0208】〔各部調整制御操作表示〕補助表示領域部
分83に、例えば、図13の〔操作案内情報データ〕の
ようなキー機能を表示させて、△矢印の付いたキーで、
所要の調整機能部分や制御機能部分などを調整制御操作
することができ、その調整制御状態などをコミュニケー
ションウィンドウによって表示することができる。
【0209】例えば、図5において、◆輝度調整表示で
は、「右移動」キー15j3と「左移動」キー15j7
を操作すると、輝度が増減制御されるとともに、その変
化に対応して、黒色で示したバー部分の横方向の長さが
変化して表示される。
【0210】◆範囲切換表示では、「距離範囲/拡大」
キー15iと「距離範囲/縮小」キー15gを操作する
と、魚探画像の表示深度範囲またはレーダの表示距離範
囲が予め定めた種類の距離または深度の数値に切換制御
され、その切換に対応した数値が表示される。
【0211】利得(増幅度)調整、FTC調整、STC
調整、音量調整なども同様のキー操作とコミュニケーシ
ョンウィンドウ表示とによって制御処理することができ
るようにしてある。なお、単位の無い数値表示のものは
最高値を100とした場合の数値を表示している。
【0212】〔自動操舵制御表示〕図示していないが、
自動操舵装置1200により自動操舵を行わせる制御処
理についても、上記の各選択と同様のメニュー表示によ
り所要の項目を選択して制御処理できるように構成して
ある。
【0213】〔具体的構成例〕上述の船舶用総合監視装
置は、新しい航行情報センターとして考えことができ、
航行ステーション、すなわち、航行庫部局を取り散らか
さずに、簡素化した構成を可能にするものであり、具体
的な構成の概要は次のようにしてある。なお、上記の各
探知・検出などを行う装置部分をセンサーと言ってい
る。
【0214】(1)C−MAP(外国の地図会社が提供
している地図データの商品名)による技術状態で組み入
れられた海図システムを設けて構成してある。 (2)大きい10.4インチのアクティブマトリックス
によるカラーLCD表示にして構成してある。
【0215】(3)魚群と深度の探知、GPS/DGP
S、電子コンパスデータ、気象フアックスデータ及びレ
ーダ映像を表示するために選択自由なセンサー(複数)
からの入力を受入できるよう構成してある。
【0216】(4)選択自由なビデオカメラ(複数)を
接続して、船のエンジン室、子供用区画(複数)または
甲板領域(複数)のような重要な領域を監視できるよう
構成にしてある。
【0217】(5)上記のカメラ(複数)によって、着
船時の援助のために、船首と船尾からの除かれて隠れた
場所のリアルタイム風景写真を提供できるように構成し
てある。
【0218】(6)選択自由なVCRまたはTVセンサ
ーを接続して、映画と番組の表示が行えるように構成し
てある。なお、VCRは、ビデオカセットレコーダーの
略語であり、VTR、すなわち、ビデオテープレコーダ
ーとも呼ばれているものに相当することは言うまでもな
い。
【0219】(7)要求に応じて、種々の航行監視と情
報表示と監視するために、1つの入力源から他のもに、
即座に切り換られる使用し易い制御(複数)を行えるよ
うに構成してある。
【0220】(8)遠隔制御は、選択自由な無線または
しっかりした電線のいずれかの操作で、第2のステーシ
ョン機能、すなわち、第2の部局能力を追加できるよう
に構成してある。
【0221】そして、各部の仕様を次のようにしてあ
る。 (A)全般 ◆LCD 10.4インチ SVGA TFT 800×600画素 ◆表示 海図プロッタ、音響測深機、レーダ、気象ファックス、カメ ラ、TV、航行 ◆入力/出力形式 NMEA−0183、RS−232C、USB
【0222】 (B)海図プロッタ ◆地図製作方法 2スロット 高明確度C−MAP NTカートリッジ 全世界基本海図 ◆画面目盛線 0.3〜48海里 ◆航跡メモリ 10,000地点×5航跡 ◆追跡間隔 時間:1秒〜60分 ◆航行データ 速度、針路、距離、方位、目的地までの所要時間、 目標地点到着時間 ◆表示様式 真:NU 相対:NU、CU、HU ◆イベントマーク 10,000箇所 ◆目標地点マーク 10,000箇所 ◆警報 到着、交差航跡誤差
【0223】 (C)音響測深機 ◆表示様式 普通、自動レンジ、シフト、自動シフト、水底ズーム、 水底固定、温度グラフ ◆周波数 50/200kHz ◆深度レンジ 20〜2000フィート(5〜600M及びFa) ◆映像速度 9レベル + フリーズ ◆出力 600W RMS (4800尖頭対尖頭) ◆警報 水底警報、魚群警報 ◆機能 自動感度、STC、干渉除去、出力制御、色除去、ノイ ズ除去
【0224】 (D)GPS受信機 ◆受信周波数 1575.42MHz±1MHz ◆受信チャンネル 11チャンネル並行、順次 ◆追跡衛星数 11まで ◆受信コード C/Aコード ◆感度 −130dBmより良好(仰角5°以上) ◆追跡速度 最大200ノット ◆精度 (C/Aコードで、PDOP 3以下) 位置:15M RMS(SA無し) 100M 2DRMS(SA付き) ディファレンシャル付きで、10フィートまで 速度:0.1ノット RMS
【0225】 (E)DGPS受信機 (GPS部分) 上記GPS受信機と同じ。 (ビーコン部分) ◆受信周波数 283.5〜325kHz ◆チャンネル分離 500Hzステップ ◆変調 MSK:50、100、200ビット/秒 ◆感度 10μV/mまで ◆信号検出(S/N) 6dB以上 ◆補足時間 30秒まで ◆ダイナミックレンジ 92dB
【0226】 (F)レーダ センサー ◆アンテナ 0.9フィート レドーム ◆ビーム幅 7°(水平)、25°(垂直) ◆回転 30RMS ◆送信周波数 9445±30MHz ◆出力 2kW ◆方位精度 1° ◆距離精度 1% ◆最小検出距離 20Mよりも良好 ◆サイドローブ −20dBよりも良好 ◆距離目盛 1/8、1/4、1/2、1、2、4、8、16、24 海里 ◆機能 感度、STC、FTC、干渉除去、物標伸長、 ◆周囲温度 5°F〜122°F(−25℃〜+55℃) ◆風速 100ノット
【0227】上記のDGPS受信機は、GPS受信機の
機能に、ディファレンシャル用のビーコン部分を追加し
たものなので、必要に応じて、GPS受信機またはDG
PS受信機を選択して用いればよいことは言うまでもな
い。また、上記のセンサーとは各探知部分・検出部分を
言っているものである。
【0228】〔変形実施〕この発明は次のように変形し
て実施することを含むものである。 (1)外部接続部分1010に接続する機器・装置のう
ちの全てのもの、または、一部のものを船舶に既設され
ているものを用いて構成する。
【0229】(2)情報処理表示制御装置1000の主
制御処理部分1030での制御処理フローのプログラム
と制御処理に必要なデータとを、当面、装備している機
器・装置に対して制御処理し得るものにしておき、新た
に機器・装置が追加されたときに、記憶内容書換装置1
400を接続して、追加された機器・装置を含めた制御
処理を行える制御処理フローのプログラムと制御処理に
必要なデータとをもつように処理して構成する。
【0230】(3)各メニュー表示において、番号を表
示せずに項目事項の文字また図形のみを表示し、その項
目事項また図形を選択するように変更して構成する。 (4)無線放送受信装置500に代えて、撮影装置60
0のみを接続部分11Jに接続するとともに、主制御処
理部分1030での制御処理により、複数のCCDカメ
ラの撮影情報を選択または順次走査して表示できるよう
に構成する。なお、この構成と無線放送受信装置500
を接続する構成とを兼用できるように構成するととも
に、複数のCCDカメラの数を接続部分11Jの接続ピ
ンの数で可能の範囲の数に変更して構成する。
【0231】(5)上記(4)の構成において、無線放
送受信装置500をTV/FM受信装置500Aのみと
して構成したものを、撮影装置600に代えて接続部分
11Jに接続するように構成する。
【0232】(6)上記(5)の構成において、接続部
分11Jを2つの接続部分に分けておき、その各々に、
TV/FM受信装置500Aと撮影装置600とを接続
するように構成する。
【0233】(7)接続部分11Dに代えて、電子コン
パス装置700A・ジャイロコンパス装置700B・無
線方位測定装置700Cのうちの任意の複数、または、
全てを接続する接続部分を設けるとともに、接続された
ものから得られる各進路情報を主制御処理部分1030
に取り込んで情報処理し得るように変更して構成する。
【0234】
【発明の効果】この発明によれば、以上のように、複数
の組み合わせによる監視用の機器・装置の中の1つまた
は任意の複数のものを選択して情報表示と操舵制御など
を1つの情報処理表示制御装置によって行うとともに、
それらを1つの表示面に表示するように構成してあるの
で、狭い小型船舶でも、船舶の運航担当者が簡便な操作
と1つの表示面による監視によって、高能率に操船を行
うことができるほか、船内の重要箇所の監視をも同一の
表示面で監視できるので、航行の安全に寄与し得る安価
で合理的な装置を提供し得るなどの特長がある。
【0235】さらに、具体的には、GPS受信機または
DGPS受信機、音響測深機、レーダなどによる船舶環
境の計測を任意に選択して、1つの表示画面上に、プロ
ッタ表示のほか、所要の探知表示を行えるほか、気象フ
ックスデータの表示と、ビデオカメラによる船のエンジ
ン室、子供用区画、甲板領域などの重要な領域の監視
と、船首と船尾の視界から隠れた場所のリアルタイム監
視が行えるので、舶内の安全上から特に監視を要する場
所、着船時の安全を確保するための外界などの監視や、
船舶航行上から不可欠な気象ファックスによる気象の監
視などが可能になる。さらに、VCRまたはTVによる
映画と番組などをその画面上で楽しめるなど、操船者・
船舶管理者にとって、至極便利な船舶用総合監視装置を
提供し得る特長がある。
【図面の簡単な説明】
図面は実施例を示し、各図の内容は次のとおりである。
【図1】全体ブロック構成図
【図2】全体概要構成図
【図3】要部接続構成図
【図4】要部ブロック構成図
【図5】要部ブロック構成図
【図6】要部ブロック構成図
【図7】要部具体構成図
【図8】要部記号構成図
【図9】要部動作構成図
【図10】全体画面構成図
【図11】要部表示構成図
【図12】要部表示構成図
【図13】要部表示構成図
【図14】要部表示構成図
【図15】要部表示構成図
【図16】要部表示構成図
【図17】要部表示構成図
【図18】要部表示構成図
【図19】要部表示構成図
【図20】要部表示構成図
【図21】要部表示構成図
【図22】要部表示構成図
【図23】要部記号構成図
【符号の説明】
41 指令処理機能部分 43 音声情報処理機能部分 44 画像情報処理機能部分 50 CPU 51 入出力ポート 52 入出力ポート 53 処理用メモリ 54 作業用メモリ 55 データ用メモリ 56 時計回路 57 入出力ポート 58 アナログ処理部分 100 電波航法測位装置 200 レーダ装置 300 魚探装置 310 送受波器 320 水温検出器 320 魚探送受信部分 330 魚探信号処理部分 400 ファクシミリ装置 500 無線放送受信装置 500A TV/FM受信装置 500B カメラ切換装置 500X TV/FM受信兼カメラ切換装置 600 撮影装置 600A〜600C CCDカメラ 700 針路計測装置 700A 電子コンパス装置 700B ジャイロコンパス装置 700C 無線方位測定装置 800 地図装置 800A 地図記憶カード 800B 地図データ読取部分 1000 情報処理表示制御装置 1010 外部接続部分 1020 電源部分 1021 電源スイッチ 1030 主制御処理部分 1060 スピーカ部分 1100 表示部分 1150 表示面 1200 自動操舵装置 1300 遠隔表示装置 1030 主制御処理部分 1300A 遠隔操作器 1300B 遠隔操作器用受光部分 1400 記憶内容書換装置 1500 遠隔制御操作器 1500A 遠隔操作用受光部分 1700 マイクロホン装置 1800 拡声装置 5000 船舶用総合監視制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G01S 15/96 G01S 15/96 5J083 G08G 3/00 G08G 3/00 A G09B 29/00 G09B 29/00 A (72)発明者 藤野 輝久 東京都多摩市落合6−6−10−1 (72)発明者 片倉 景義 東京都目黒区中町1−25−32 (72)発明者 三輪 勝二 埼玉県草加市新栄町1000 新栄町団地3− 9−107 (72)発明者 松瀬 隆哉 神奈川県横浜市旭区若葉台2−18−1101 (72)発明者 梅宮 嘉克 山梨県北都留郡上野原町大曾根209−25 (72)発明者 久島 宏行 山梨県北都留郡上野原町上野原2178−20 (72)発明者 遠藤 日出樹 神奈川県相模原市下九沢1877−24 (72)発明者 谷内 努 神奈川県津久井郡相模湖町若柳862 ハイ ツ浦野202 Fターム(参考) 2C032 HC09 2F029 AA04 AB05 AB07 AB13 AC02 AC04 AC08 AC13 AC14 AC17 AC18 AC20 5H180 AA25 BB04 CC04 CC12 CC14 EE18 FF05 FF22 FF25 FF27 FF32 5J062 AA03 CC07 EE04 FF00 FF04 HH07 5J070 AB01 AC01 AE02 AE07 AF05 AK27 AK36 BD10 BG06 5J083 AA02 AB01 AD01 AE04 AE06 AF15 AG20 BA01 EA13 EA14 EA36

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 船舶における航行環境などを総合的に監
    視するための船舶用総合監視装置であって、 電波航法測位装置と、航跡記録装置と、レーダ装置と、
    魚群探知装置または測深装置と、無線ファクシミリ受信
    装置と、放送電波を受信する無線放送受信装置と、電子
    コンパス装置、ジャイロコンパス装置、無線方位測定装
    置のうちのいずれか1つにより自船針路または目標針路
    を得る針路計測装置と、予め地図を記憶した地図記憶カ
    ードを差込交換可能にした地図装置とのうちの任意の複
    数の装置を選択して設けるとともに、前記船舶における
    所定の場所を光学的に撮影するための撮影装置を設ける
    航行環境監視手段と、 前記航行環境監視手段における各装置により得られる各
    情報信号のうちの任意の1つまたは複数のものを選択し
    て得られる画像を1つの表示面に表示する表示選択を行
    う選択表示手段とを具備することを特徴とする船舶用総
    合監視制御装置。
  2. 【請求項2】 前記表示部分から離れた1つまたは複数
    の位置に配置した前記表示面とは別個に設けた1つの表
    示面に前記選択表示と同様の選択表示を行う遠隔表示手
    段を付加したことを特徴とする請求項1記載の船舶用総
    合監視装置。
  3. 【請求項3】 予め前記航行環境監視手段の全て装置を
    設けた状態での前記選択表示を行い得るようにした情報
    処理表示制御装置を設けることにより、前記選択して設
    けた複数の装置に、その選択とは異なる前記航行環境監
    視手段の装置うちの任意のものを随時に追加して、前記
    選択表示を行い得るようにした追加構成手段を付加した
    ことを特徴とする請求項1または請求項2記載の船舶用
    総合監視装置。
  4. 【請求項4】 動作電源の遮断時の直前における各前記
    選択の状態を記憶するとともに、次回の動作電源の投入
    時に前記記憶にもとづいて各前記選択を行う記憶選択手
    段を付加したことを特徴とする請求項1から請求項3の
    いずれかに記載の船舶用総合監視装置。
  5. 【請求項5】 船舶における航行環境などを総合的に監
    視するための航行環境監視装置と、前記船舶における航
    行状態を制御するための航行制御装置とを設けた船舶用
    総合監視制御装置であって、 前記航行環境監視装置として、電波航法測位装置と、航
    跡記録装置と、レーダ装置と、魚群探知装置または測深
    装置と、無線ファクシミリ受信装置と、放送電波を受信
    する無線放送受信装置と、電子コンパス装置、ジャイロ
    コンパス装置、無線方位測定装置のうちのいずれか1つ
    により自船針路または目標針路を得る針路計測装置と、
    予め地図を記憶した地図記憶カードを差込交換可能にし
    た地図装置とのうちの任意の複数の装置を選択して設け
    るとともに、前記船舶における所定の場所を光学的に撮
    影するための撮影装置を設ける航行環境監視手段と、 前記航行環境監視手段における各装置により得られる各
    情報信号のうちの任意の1つまたは複数のものを選択し
    て得られる画像を1つの表示面に表示する表示選択を行
    う選択表示手段と、 前記航行制御装置として、前記各情報信号のうちの所定
    の1つまたは複数の情報信号にもとづいて得られる操舵
    情報により制御される自動操舵装置により操舵を行う操
    舵手段とを具備することを特徴とする船舶用総合監視制
    御装置。
  6. 【請求項6】 前記表示部分から離れた1つまたは複数
    の位置に配置した前記表示面とは別個に設けた1つの表
    示面に前記選択表示と同様の選択表示を行う遠隔表示手
    段を付加したことを特徴とする請求項5記載の船舶用総
    合監視制御装置。
  7. 【請求項7】 予め前記航行環境監視装置の全てを設け
    た状態での前記選択表示を行い得るようにした情報処理
    表示制御装置を設けることにより、前記選択して設けた
    複数の装置に、その選択とは異なる前記航行環境監視装
    置のうちの任意のものを随時に追加して、前記選択表示
    と前記操舵を行い得るようにした追加構成手段を付加し
    たことを特徴とする請求項5または請求項6記載の船舶
    用総合監視制御装置。
  8. 【請求項8】 動作電源の遮断時の直前における各前記
    選択の状態を記憶するとともに、次回の動作電源の投入
    時に前記記憶にもとづいて各前記選択を行う記憶選択手
    段を付加したことを特徴とする請求項5から請求項7の
    いずれかに記憶の船舶用総合監視制御装置。
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