JP2001271861A - 車両用アーム部材 - Google Patents

車両用アーム部材

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JP2001271861A
JP2001271861A JP2000084034A JP2000084034A JP2001271861A JP 2001271861 A JP2001271861 A JP 2001271861A JP 2000084034 A JP2000084034 A JP 2000084034A JP 2000084034 A JP2000084034 A JP 2000084034A JP 2001271861 A JP2001271861 A JP 2001271861A
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vehicle
vibration
bearing
cylindrical
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JP2000084034A
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Rentaro Kato
錬太郎 加藤
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Sumitomo Riko Co Ltd
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Sumitomo Riko Co Ltd
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    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60GVEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
    • B60G2206/00Indexing codes related to the manufacturing of suspensions: constructional features, the materials used, procedures or tools
    • B60G2206/01Constructional features of suspension elements, e.g. arms, dampers, springs
    • B60G2206/10Constructional features of arms
    • B60G2206/11Constructional features of arms the arm being a radius or track or torque or steering rod or stabiliser end link
    • B60G2206/111Constructional features of arms the arm being a radius or track or torque or steering rod or stabiliser end link of adjustable length
    • B60G2206/1112Manually, for alignment purposes

Abstract

(57)【要約】 【課題】充分な軽量化を図ることができるとともに、充
分な強度を確保することができる車両用アーム部材を提
供する。 【解決手段】本発明の車両用アーム部材は、一端が閉口
する筒状のアーム部11と該アーム部11の閉口端部に
一体に形成された筒状の軸受部12とからなり、アルミ
ニウム合金材で鍛造により形成されたアーム本体1と、
アーム本体1の軸受部12に装着された防振連結部材2
とから構成されている。アーム部11が内部に中空部を
有する筒状に形成されていることから、形成材料を大幅
に削減することができ、充分な軽量化を図ることができ
る。また、アーム部11の筒状構造は、径方向のあらゆ
る方向から入力する外力に対しても略均等な強度を有す
るため、充分な強度を確保することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば自動車のサ
スペンションアームやエンジントルクロッド等として好
適に使用される車両用アーム部材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば自動車に搭載されるサ
スペンション機構には、他の連結アーム等と防振連結さ
れるサスペンションアームが用いられている。このよう
なサスペンションアームに用いられるアーム部材とし
て、例えば図7及び図8に示すものが知られている。図
7に示すアーム部材は、中実で長尺状のアーム部71
と、アーム部71の一端部に一体に形成された筒状の第
1軸受部72と、アーム部71の他端部に一体に形成さ
れた第2軸受部73とからなり、アルミニウム合金材で
鍛造により形成されている。
【0003】また、図8に示すアーム部材は、幅方向に
貫通する複数の肉抜部81a、……を有するアーム部8
1と、アーム部81の一端部に一体に形成された筒状の
第1軸受部82と、アーム部81の他端部に一体に形成
された断面がコ字状の第2軸受部83とからなり、アル
ミニウム合金材で鍛造により形成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図7に示す
アーム部材は、軽量なアルミニウム合金材により形成さ
れたものであるが、アーム部71が中実であるため重量
が重く、充分な軽量化を達成することができない。ま
た、図8に示すアーム部材は、アーム部81に肉抜部8
1a、……を有することから軽量化できるものの、アー
ム部81がラーメン構造となっているため、方向性にお
ける強度に差がある。そこで、その強度の差を少なくす
るために補強すると、重量の増大を招くこととなる。
【0005】本発明は上記実状に鑑み案出されたもので
あり、充分な軽量化を図ることができるとともに、充分
な強度を確保することができる車両用アーム部材を提供
することを解決すべき課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する請求
項1記載の発明に係る車両用アーム部材は、一端が閉口
する筒状のアーム部と該アーム部の閉口端部に一体に形
成された軸受部とからなり、アルミニウム合金材で鍛造
により形成されたアーム本体と、該アーム本体の前記軸
受部に装着された防振連結部材と、から構成されている
という手段を採用している。
【0007】本発明の車両用アーム部材は、アーム本体
がアルミニウム合金材で鍛造により形成されており、そ
のアーム部が内部に中空部を有する筒状に形成されてい
ることから、形成材料を大幅に削減することができるた
め、充分な軽量化を図ることが可能となる。また、アー
ム部の筒状構造は、径方向のあらゆる方向から入力する
外力に対しても略均等な強度を有するため、中空部を比
較的大きくしても充分な強度を確保することができる。
また、アーム本体は、形成材料自体の強度を向上させる
のに有利な鍛造により形成されているため、これによっ
てもアーム本体の充分な強度が確保される。
【0008】したがって、本発明の車両用アーム部材
は、充分な軽量化を図ることができるとともに、充分な
強度を確保することができるという優れた効果を奏す
る。
【0009】なお、本発明の車両用アーム部材は、アー
ム本体のアーム部の開口端部に、これと同一の他のアー
ム部材、或いはこれと構造の異なる他のアーム部材を接
合連結することにより、例えばサスペンションアームと
して好適に使用される。
【0010】本発明におけるアーム本体は、一端が閉口
する筒状のアーム部と、アーム部の閉口端部に一体に形
成された軸受部とからなる。アーム部は、一端が閉口し
他端が開口する筒状に形成され、その内部が中空となっ
ているものである。このアーム部は、その断面形状が例
えば円形や楕円形、四角形、多角形など種々の形状のも
のを採用することができる。軸受部は、後に詳述する防
振連結部材が装着される部位であって、その防振連結部
材を介してこのアーム部材が他の連結部材と連結され
る。この軸受部は、防振連結部材が装着される装着孔を
有するようにして筒状に形成することができる。
【0011】本発明のアーム本体は、アルミニウム合金
材で鍛造により形成されたものである。アルミニウム合
金の材質としては、例えばAl−Mn系、Al−Si
系、Al−Mg系、Al−Cu−Mn系等の一般的なも
のを採用することができる。特に、強度や耐蝕性、比
重、加工性等の点から、例えばA6061−T5(JI
S)や6NO1−T5(JIS)等のAl−Mg−Si
系のアルミニウム合金が好適に採用される。また、鍛造
による成形方法は、一般的なアルミニウム合金の形成方
法に従い、例えば、冷間鍛造や型鍛造などが好適に採用
される。
【0012】本発明における防振連結部材は、アーム本
体の軸受部に装着され、本発明の車両用アーム部材と他
の連結部材等とを防振連結するものである。この防振連
結部材としては、例えば、振動を吸収するゴム弾性体を
備えた防振ブッシュや、球面接触して摺動可能に保持さ
れた球状部をもつジョイント軸を備え、その球状部が摺
動してジョイント軸の軸線が変位することにより振動を
吸収するように構成されたボールジョイント等を採用す
ることができる。
【0013】そして、上記課題を解決する請求項3記載
の発明に係る車両用アーム部材は、一端が閉口する筒状
の第1アーム部と該第1アーム部の閉口端部に一体に形
成された第1軸受部とからなり、アルミニウム合金材で
鍛造により形成された第1アーム本体と、該第1アーム
本体の前記第1軸受部に装着された防振連結部材と、前
記第1アーム本体の前記第1アーム部の開口端部に一端
が接合された第2アーム部と該第2アーム部の他端部に
一体に形成された第2軸受部とからなり、アルミニウム
合金材で鍛造により形成された第2アーム本体と、から
構成されているという手段を採用している。
【0014】本発明の車両用アーム部材は、第1アーム
本体が請求項1記載の発明に係るアーム本体と同じ構成
のものであることから、上記請求項1記載の発明の場合
と同様の作用効果を奏する。即ち、本発明の車両用アー
ム部材の場合にも、充分な軽量化を図ることができると
ともに、充分な強度を確保することができる。
【0015】本発明における第2アーム本体は、第1ア
ーム本体と同じ構成のものを採用することができるが、
これに限られるものではない。例えば、第2アーム部
は、第1アーム部のように、一端が閉口し他端が開口す
る筒状に形成して、内部に中空部を有するようにするこ
とができる。この場合には、第2アーム部の開口端部が
第1アーム部の開口端部に接合され、第1アーム部及び
第2アーム部の内部に形成されている中空部が接合部で
連通し、一つの密閉空間とされる。このように第2アー
ム部も筒状に形成されていれば、アーム部材のアーム部
全体の長さが長い場合に有利となる。
【0016】また、第1軸受部と同様に、第2軸受部に
防振連結部材が装着される場合には、第2軸受部を筒状
に形成し、その内部に防振連結部材が装着される装着孔
を有するように構成することができる。なお、第2軸受
部に防振連結部材が用いられない場合には、第2軸受部
に連結される連結部材との連結態様に応じて、第2軸受
部の最適な構造が採用される。
【0017】なお、第1アーム部と第2アーム部との接
合は、例えば、抵抗溶接や圧接、MIG、摩擦攪拌接合
など、従来より公知の一般的な接合方法を採用すること
ができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づき説明する。
【0019】〔実施形態1〕図1は本実施形態に係る車
両用アーム部材の平面図であり、図2は図1のII−II線
矢視断面図である。
【0020】本実施形態の車両用アーム部材は、図1及
び図2に示すように、アーム部11と軸受部12とから
なりアルミニウム合金材で鍛造により形成されたアーム
本体1と、アーム本体1の軸受部12に装着された防振
ブッシュ(防振連結部材)2とから構成されている。
【0021】アーム本体1は、一端が閉口し他端が開口
する長尺円筒状のアーム部11と、アーム部11の閉口
端部に一体に形成された短尺円筒状の軸受部12とから
なる。アーム部11の内部には、軸方向に延びる中空部
11aが形成されている。また、軸受部12の内部に
は、アーム部11の軸線と略直角に交差する方向に貫通
する装着孔12aが形成されている。
【0022】このアーム本体1は、A6061−T5
(JIS)のアルミニウム合金を材質として冷間鍛造に
より形成されている。この場合、金型内に配置したブロ
ック状のアルミニウム合金材をポンチで加圧することに
より、ポンチの加圧方向と逆方向に押し出される素材肉
で円筒状のアーム部11が最初に成形される。その後、
成形されたアーム部11の閉口側端部をポンチで加圧
し、装着孔12aを形成することにより軸受部12が成
形され、これにより上記のような構造のアーム本体1が
形成される。
【0023】防振ブッシュ2は、アルミニウム合金より
なる円筒状の内筒金具21と、内筒金具21の外周面に
加硫接着されて同軸状に配置された略円筒状のゴム弾性
体22とからなる。この防振ブッシュ2は、軸受部12
の装着孔12aの内周面にゴム弾性体22の外周面が焼
き付けにより固定されて装着されている。
【0024】以上のように構成された本実施形態の車両
用アーム部材は、アーム本体1のアーム部11が内部に
中空部11aを有する筒状に形成されているため、形成
材料を大幅に削減することができ、充分な軽量化を図る
ことが可能となる。また、アーム部11の筒状構造は、
径方向のあらゆる方向から入力する外力に対しても略均
等な強度を有するため、中空部11aを比較的大きくし
ても充分な強度を確保することができる。また、アーム
本体1は、形成材料自体の強度を向上させるのに有利な
鍛造により形成されているため、これによってもアーム
本体1の充分な強度が確保される。
【0025】以上のように、本実施形態の車両用アーム
部材によれば、アーム本体1は、内部に中空部11aを
有する円筒状のアーム部11とアーム部11の閉口端部
に一体に形成された軸受部12とからなり、アルミニウ
ム合金材で鍛造により形成されているため、充分な軽量
化を図ることができるとともに、充分な強度を確保する
ことができる。
【0026】〔実施形態2〕図3は本実施形態に係る車
両用アーム部材の平面図であり、図4は図3のIV−IV線
矢視断面図である。
【0027】本実施形態の車両用アーム部材は、図3及
び図4に示すように、第1アーム部11と第1軸受部1
2とからなりアルミニウム合金材で鍛造により形成され
た第1アーム本体1と、第1アーム本体1の第1軸受部
12に装着された防振ブッシュ(防振連結部材)2と、
第1アーム部11の開口端部に一端が接合された第2ア
ーム部31と第2軸受部32とからなりアルミニウム合
金材で鍛造により形成された第2アーム本体3と、から
構成されている。
【0028】なお、本実施形態の第1アーム本体1及び
防振ブッシュ2は、上記実施形態1のものと同一のもの
であるため、共通する部位には上記実施形態1と同じ符
号を付し、それらの詳しい説明は省略する。
【0029】第2アーム本体3の第2アーム部31は、
一端が閉口し他端が開口する長尺円筒状に形成されてい
る。この第2アーム部31は、第1アーム部11と略同
等の径及び肉厚を有するように形成されており、その内
部には、軸方向に延びる中空部31aが形成されてい
る。この第2アーム部31は、その開口端面と第1アー
ム部11の開口端面とを抵抗溶接により接合することに
よって第1アーム部11と連結されている。これによ
り、第1アーム部11及び第2アーム部31の内部に形
成されている中空部11aと中空部31aは連結部で連
通し、一つの密閉空間とされている。
【0030】また、第2軸受部32は、第2アーム部3
1の閉口端部に一体に形成された基部32aと、基部3
2aの両端から第2アーム部31の軸方向外方に略平行
に延出する一対の連結基板32b、32bとからなり、
断面がコ字形状に形成されている。各連結基板32b、
32bには、他の連結部材の軸部(図示せず)が嵌合さ
れる軸孔32c、32cが、第1軸受部12の軸線と略
平行方向に貫通するようにして形成されている。
【0031】この第2アーム本体3は、A6061−T
5(JIS)のアルミニウム合金を材質として冷間鍛造
により形成されている。この場合、金型内に配置したブ
ロック状のアルミニウム合金材をポンチで加圧すること
により、ポンチの加圧方向と逆方向に押し出される素材
肉で円筒状の第2アーム部31が最初に成形される。そ
の後、成形された第2アーム部31の閉口側端部をポン
チで加圧し、連結基板32b、32bを形成することに
より第2軸受部32が成形され、これにより上記のよう
な構造の第2アーム本体3が形成される。
【0032】以上のように構成された本実施形態の車両
用アーム部材は、第1及び第2アーム本体1、3の第1
及び第2アーム部11、31が内部に中空部11a、3
1aを有する筒状に形成されているため、形成材料を大
幅に削減することができ、充分な軽量化を図ることが可
能となる。また、第1及び第2アーム部11、31の筒
状構造は、径方向のあらゆる方向から入力する外力に対
しても略均等な強度を有するため、中空部11a、31
aを比較的大きくしても充分な強度を確保することがで
きる。また、第1及び第2アーム本体1、3は、形成材
料自体の強度を向上させるのに有利な鍛造により形成さ
れているため、これによっても第1及び第2アーム本体
1、3の充分な強度が確保される。
【0033】以上のように、本実施形態の車両用アーム
部材によれば、上記実施形態1の場合と同様に、充分な
軽量化を図ることができるとともに、充分な強度を確保
することができるという優れた作用効果を奏する。特
に、本実施形態の車両用アーム部材は、第1及び第2ア
ーム部11、31の内部にそれぞれ中空部11a、31
aが形成されている構造であるめ、第1及び第2アーム
部11、31の長さが長い場合には一層有利となる。
【0034】〔実施形態3〕図5は本実施形態に係る車
両用アーム部材の平面図であり、図6は図5のVI−VI線
矢視断面図である。
【0035】本実施形態の車両用アーム部材は、図5及
び図6に示すように、第1アーム部11と第1軸受部1
2とからなりアルミニウム合金材で鍛造により形成され
た第1アーム本体1と、第1アーム本体1の第1軸受部
12に装着された防振ブッシュ(防振連結部材)2と、
第1アーム部11の開口端部に一端が接合された第2ア
ーム部51と第2軸受部52とからなりアルミニウム合
金材で鍛造により形成された第2アーム本体5と、第2
アーム本体5の第2軸受部52に装着されたボールジョ
イント(防振連結部材)6と、から構成されている。
【0036】なお、本実施形態の第1アーム本体1及び
防振ブッシュ2は、上記実施形態1のものと同一のもの
であるため、共通する部位には上記実施形態1と同じ符
号を付し、それらの詳しい説明は省略する。
【0037】第2アーム本体5の第2アーム部51は、
短い円柱状に形成された本体部51aと、本体部51a
の一端面の中央部に突設された嵌合突部51bとからな
る。この第2アーム部51は、第1アーム部11の開口
端部に嵌合突部51bを嵌合した状態で、本体部51a
の端面と第1アーム部11の開口端面とを摩擦攪拌接合
することによって第1アーム部11と連結されている。
これにより、第1アーム部11の内部に形成されている
中空部11aは、第2アーム部51によって開口が覆蓋
され、密閉空間とされている。
【0038】また、第2軸受部52は、第2アーム部5
1の他端部に一体に形成された略四角ブロック状の基部
52aと、基部52aの一端部に一体に形成された短尺
円筒状の筒状部52bとからなる。筒状部52bの内部
には、第1アーム部11の軸線と略直角に交差する方向
に貫通する第2装着孔52cが形成されている。
【0039】この第2アーム本体5は、A6061−T
5(JIS)のアルミニウム合金を材質として熱間鍛造
により形成されている。この場合、金型内に配置したブ
ロック状のアルミニウム合金材をポンチで加圧すること
により、第2アーム部51及び第2軸受部52の基部5
2aが最初に成形される。その後、成形された第2軸受
部52の基部52a一端部をポンチで加圧し、第2装着
孔52cを形成することにより第2軸受部52の筒状部
52bが成形され、これにより上記のような構造の第2
アーム本体5が形成される。
【0040】ボールジョイント6は、第2軸受部52の
筒状部52の第2装着孔52c内に配設されその内周に
球面を有する略円筒状に形成された樹脂製のホルダ61
と、先端に球状部62aを有し該球状部62aが第2装
着孔52cの開口から挿入されてホルダ61の球面に摺
動自在に保持されたジョイント軸62と、両端が第2装
着孔52cの開口部とジョイント軸62の外周中央部と
に固定され第2装着孔52cの開口部を覆蓋する略円筒
状のゴムカバー63とから構成されている。
【0041】このボールジョイント6は、ホルダ61及
びホルダ61に保持させたジョイント軸62を第2軸受
部52の第2装着孔52c内に挿入配置した後、筒状部
52bの一端側の端縁部を折り曲げて底板64を取付
け、更にゴムカバー63の両端部を筒状部52bの開口
端部及びジョイント軸62の外周中央部に止め具などで
固定することにより第2軸受部52に組み付けられてい
る。
【0042】以上のように構成された本実施形態の車両
用アーム部材は、内部に中空部11aを有する円筒状の
第1アーム部11を備えアルミニウム合金材で鍛造によ
り形成された上記実施形態1と同じ第1アーム本体1を
用いて構成されているため、上記実施形態1の場合と同
様の作用効果を奏する。即ち、充分な軽量化を図ること
ができるとともに、充分な強度を確保することができる
という優れた作用効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1に係る車両用アーム部材の
平面図である。
【図2】図1のII−II線矢視断面図である。
【図3】本発明の実施形態2に係る車両用アーム部材の
平面図である。
【図4】図3のIV−IV線矢視断面図である。
【図5】本発明の実施形態3に係る車両用アーム部材の
右側の部分を断面で示す平面図である。
【図6】本発明の実施形態3に係る車両用アーム部材の
左側の部分を断面で示す正面図である。
【図7】従来の車両用アーム部材の斜視図である。
【図8】従来の他の車両用アーム部材の斜視図である。
【符号の説明】
1…アーム本体、第1アーム本体 2…防振ブッシュ
(防振連結部材) 3、5…第2アーム本体 6…ボールジョイント
(防振連結部材) 11、71、81…アーム部、第1アーム部 11
a…中空部 12、72、82…軸受部、第1軸受部 12a…装着孔、第1装着孔 21…内筒金具 22…ゴム弾性体 31、51…第2アーム部
31a…中空部 32、52、73、83…第2軸受部 32a、5
2a…基部 32b…連結基板 32c…軸孔 51a…本
体部 51b…嵌合突部 52b…筒状部 52c…
第2装着孔 61…ホルダ 62…ジョイント軸 63…ゴ
ムカバー 64…底板 81a…肉抜部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端が閉口する筒状のアーム部と該アー
    ム部の閉口端部に一体に形成された軸受部とからなり、
    アルミニウム合金材で鍛造により形成されたアーム本体
    と、 該アーム本体の前記軸受部に装着された防振連結部材
    と、 から構成されていることを特徴とする車両用アーム部
    材。
  2. 【請求項2】 前記軸受部は、筒状に形成され、その内
    部に前記防振連結部材が装着される装着孔を有すること
    を特徴とする請求項1記載の車両用アーム部材。
  3. 【請求項3】 一端が閉口する筒状の第1アーム部と該
    第1アーム部の閉口端部に一体に形成された第1軸受部
    とからなり、アルミニウム合金材で鍛造により形成され
    た第1アーム本体と、 該第1アーム本体の前記第1軸受部に装着された防振連
    結部材と、 前記第1アーム本体の前記第1アーム部の開口端部に一
    端が接合された第2アーム部と該第2アーム部の他端部
    に一体に形成された第2軸受部とからなり、アルミニウ
    ム合金材で鍛造により形成された第2アーム本体と、 から構成されていることを特徴とする車両用アーム部
    材。
  4. 【請求項4】 前記第1軸受部は、筒状に形成され、そ
    の内部に前記防振連結部材が装着される装着孔を有する
    ことを特徴とする請求項3記載の車両用アーム部材。
  5. 【請求項5】 前記第2アーム部は、一端が開口する筒
    状に形成され、その開口端部が前記第1アーム部の開口
    端部に接合されていることを特徴とする請求項3記載の
    車両用アーム部材。
  6. 【請求項6】 前記第2軸受部は、筒状に形成され、そ
    の内部に防振連結部材が装着される装着孔を有すること
    を特徴とする請求項3記載の車両用アーム部材。
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