JP2001270096A - インクジェットプリント装置 - Google Patents
インクジェットプリント装置Info
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- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J3/00—Typewriters or selective printing or marking mechanisms characterised by the purpose for which they are constructed
- B41J3/407—Typewriters or selective printing or marking mechanisms characterised by the purpose for which they are constructed for marking on special material
- B41J3/4073—Printing on three-dimensional objects not being in sheet or web form, e.g. spherical or cubic objects
-
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- B41J3/40731—Holders for objects, e. g. holders specially adapted to the shape of the object to be printed or adapted to hold several objects
Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【課題】 サ−フボ−ド、スノ−ボ−ドなど厚みのある
プラスチック製板状体や野球ボ−ルや二輪車用ヘルメッ
トなど曲面から構成された各種用品の表面に、画像を描
出する。 【解決手段】 プリンタ−本体１の両側に設けられた側
板２、３間に支持ガイドロッド４を略水平に横架させ、
この支持ガイドロッド４でインクジェットユニット５を
走査自在に支持するると共に、前記インクジェットユニ
ット５の下方で、前記支持ガイドロッド４と直交する方
向を向いて印刷対象物送りテ−ブル６を位置させ、印刷
対象物７をインクジェットヘッド７５の走査運動と同期
させて支持ガイドロッド４方向へ間欠的に定量送りし得
る様にしたインクジェットプリンタ−において、送りテ
−ブル６上に厚みを有する立体的な印刷対象物７を位置
ずれが生じぬ様に確実に保持できる印刷対象物保持治具
８を設置すると共に、送りテ−ブル６とインクジェット
ヘッド５との間隔を変更し得る間隔可変機構を設けた。
プラスチック製板状体や野球ボ−ルや二輪車用ヘルメッ
トなど曲面から構成された各種用品の表面に、画像を描
出する。 【解決手段】 プリンタ−本体１の両側に設けられた側
板２、３間に支持ガイドロッド４を略水平に横架させ、
この支持ガイドロッド４でインクジェットユニット５を
走査自在に支持するると共に、前記インクジェットユニ
ット５の下方で、前記支持ガイドロッド４と直交する方
向を向いて印刷対象物送りテ−ブル６を位置させ、印刷
対象物７をインクジェットヘッド７５の走査運動と同期
させて支持ガイドロッド４方向へ間欠的に定量送りし得
る様にしたインクジェットプリンタ−において、送りテ
−ブル６上に厚みを有する立体的な印刷対象物７を位置
ずれが生じぬ様に確実に保持できる印刷対象物保持治具
８を設置すると共に、送りテ−ブル６とインクジェット
ヘッド５との間隔を変更し得る間隔可変機構を設けた。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明はインクジェットプ
リント装置、詳しくはスノ−ボ−ド、スキ−、各種ボ−
ル、ヘルメットなど厚みや凸凹のある製品の表面上に、
直接任意の模様や画像を印刷できるインクジェットプリ
ント装置に関するものである。
リント装置、詳しくはスノ−ボ−ド、スキ−、各種ボ−
ル、ヘルメットなど厚みや凸凹のある製品の表面上に、
直接任意の模様や画像を印刷できるインクジェットプリ
ント装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】パソコンによってデジタル処理された画
像情報に基づき印刷対象物の表面に任意の画像や模様を
プリントできるインクジェットプリント装置は、写真に
匹敵する鮮明な色彩画像が得られる為、最近大いに利用
されている。インクジェットプリント装置は、インクの
細かい粒を印刷対象物に向かって吹き付け、この粒の集
合で画像を形成するものであり、印刷すべき面に多少の
凹凸があっても画像の形成が可能であるという特徴を有
している。
像情報に基づき印刷対象物の表面に任意の画像や模様を
プリントできるインクジェットプリント装置は、写真に
匹敵する鮮明な色彩画像が得られる為、最近大いに利用
されている。インクジェットプリント装置は、インクの
細かい粒を印刷対象物に向かって吹き付け、この粒の集
合で画像を形成するものであり、印刷すべき面に多少の
凹凸があっても画像の形成が可能であるという特徴を有
している。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来のインクジェット
プリント装置において、印刷対象物（媒体）となるの
は、紙やフィルムなどのシ−ト状物に限られ、厚みのあ
る立体物や凹凸のある製品などの表面に印刷することは
実際上困難であった。これはインクジェットプリント装
置における印刷対象物の送り装置が、紙やフィルムなど
のシ−ト状物のみを対象としており、厚みのある立体物
の送りは想定しておらず、それらの送りは機構上不可能
であったからである。
プリント装置において、印刷対象物（媒体）となるの
は、紙やフィルムなどのシ−ト状物に限られ、厚みのあ
る立体物や凹凸のある製品などの表面に印刷することは
実際上困難であった。これはインクジェットプリント装
置における印刷対象物の送り装置が、紙やフィルムなど
のシ−ト状物のみを対象としており、厚みのある立体物
の送りは想定しておらず、それらの送りは機構上不可能
であったからである。
【０００４】一方、スノ−ボ−ド、サ−フボ−ド、スキ
−などのスポ−ツ用品、あるいは釣り竿や二輪車用ヘル
メットなどの各種レジャ−用製品の場合、その表面に固
有の模様や画像を描き出し、他との差別化を図りたいと
の欲求は、若者を中心とするこれらのユ−ザ−に強くあ
り、従来においては、エア−ブラシを用いた手作業によ
って模様や画像を描き出したり、一旦シ−ルなどに画像
を転写し、このシ−ルを対象物に貼付するなどして、そ
の要求に応えていた、しかし、エア−ブラシによる手作
業での画像の描き出しは、熟練を要し、だれでも行える
技術ではなく、コスト的にも簡単に実施できないことは
言うまでもない。一方、シ−ルなどに一旦画像を転写す
る手法は、印刷対象物表面に直接描き出す場合に比べ、
外観上見劣りし、剥がれ等の心配があり、又、凹凸面や
曲面へは貼り付けにくく、必ずしもユ−ザ−を満足させ
るものではなかった。
−などのスポ−ツ用品、あるいは釣り竿や二輪車用ヘル
メットなどの各種レジャ−用製品の場合、その表面に固
有の模様や画像を描き出し、他との差別化を図りたいと
の欲求は、若者を中心とするこれらのユ−ザ−に強くあ
り、従来においては、エア−ブラシを用いた手作業によ
って模様や画像を描き出したり、一旦シ−ルなどに画像
を転写し、このシ−ルを対象物に貼付するなどして、そ
の要求に応えていた、しかし、エア−ブラシによる手作
業での画像の描き出しは、熟練を要し、だれでも行える
技術ではなく、コスト的にも簡単に実施できないことは
言うまでもない。一方、シ−ルなどに一旦画像を転写す
る手法は、印刷対象物表面に直接描き出す場合に比べ、
外観上見劣りし、剥がれ等の心配があり、又、凹凸面や
曲面へは貼り付けにくく、必ずしもユ−ザ−を満足させ
るものではなかった。
【０００５】インクジェットプリント装置は、パソコン
でデジタル処理した画像情報に基づいて、印刷対象物表
面に写真に劣らない鮮明な画像を描出できると共に、シ
ルク印刷やオフセット印刷の様に型や原版を必要としな
い為、少量生産にも向き、しかも凹凸や厚みのあるもの
の表面への画像の描出も可能というすぐれた特徴を有し
ているが、本発明者はこのインクジェットプリント装置
の特徴に着目し、このインクジェットプリント装置の長
所を生かしてスノ−ボ−ド、サ−フボ−ドなど厚みのあ
る各種スポ−ツ製品、サッカ−ボ−ルやバレ−ボ−ルな
どの球状物、あるいは二輪車用ヘルメットや釣り竿など
のレジャ−用品の表面に画像や模様を手軽に描出できな
いか鋭意研究を行った結果、新しいインクジェットプリ
ント装置を開発することに成功し、本発明としてここに
提案するものである。
でデジタル処理した画像情報に基づいて、印刷対象物表
面に写真に劣らない鮮明な画像を描出できると共に、シ
ルク印刷やオフセット印刷の様に型や原版を必要としな
い為、少量生産にも向き、しかも凹凸や厚みのあるもの
の表面への画像の描出も可能というすぐれた特徴を有し
ているが、本発明者はこのインクジェットプリント装置
の特徴に着目し、このインクジェットプリント装置の長
所を生かしてスノ−ボ−ド、サ−フボ−ドなど厚みのあ
る各種スポ−ツ製品、サッカ−ボ−ルやバレ−ボ−ルな
どの球状物、あるいは二輪車用ヘルメットや釣り竿など
のレジャ−用品の表面に画像や模様を手軽に描出できな
いか鋭意研究を行った結果、新しいインクジェットプリ
ント装置を開発することに成功し、本発明としてここに
提案するものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】プリンタ−本体１の両側
に設けられた側板２、３間に支持ガイドロッド４を略水
平に横架せしめ、この支持ガイドロッド４でインクジェ
ットユニット５を走査自在に支持せしめると共に、前記
インクジェットユニット５の下方で、かつ前記支持ガイ
ドロッド４と直交する方向を向いて印刷対象物送りテ−
ブル６を位置せしめ、印刷対象物７をインクジェットユ
ニット５の走査運動と同期させて支持ガイドロッド４方
向へ間欠的に定量送りし得る様にしたインクジェットプ
リンタ−において、送りテ−ブル６上に厚みを有する立
体的な印刷対象物７を位置ずれが生じさせぬ様に確実に
保持できる印刷対象物保持治具８を設置すると共に、送
りテ−ブル６とインクジェットユニット５との間隔を変
更し得る間隔可変機構を設けてインクジェットプリント
装置を構成することにより、上記課題を解決せんとする
ものである。
に設けられた側板２、３間に支持ガイドロッド４を略水
平に横架せしめ、この支持ガイドロッド４でインクジェ
ットユニット５を走査自在に支持せしめると共に、前記
インクジェットユニット５の下方で、かつ前記支持ガイ
ドロッド４と直交する方向を向いて印刷対象物送りテ−
ブル６を位置せしめ、印刷対象物７をインクジェットユ
ニット５の走査運動と同期させて支持ガイドロッド４方
向へ間欠的に定量送りし得る様にしたインクジェットプ
リンタ−において、送りテ−ブル６上に厚みを有する立
体的な印刷対象物７を位置ずれが生じさせぬ様に確実に
保持できる印刷対象物保持治具８を設置すると共に、送
りテ−ブル６とインクジェットユニット５との間隔を変
更し得る間隔可変機構を設けてインクジェットプリント
装置を構成することにより、上記課題を解決せんとする
ものである。
【０００７】又、上記インクジェットプリント装置にお
いて、印刷対象物保持治具８は、印刷対象物７の下部を
納める凹穿部２３が上面に形成された直方体状のブロッ
クや、印刷対象物７を水平に載置する凹穿溝２０を有す
るブロックによって構成した。更に、上記インクジェッ
トプリント装置４、３において、印刷対象物はスノ−ボ
−ドやサ−フボ−ドなどの合成樹脂成形品やヘルメッ
ト、サッカ−ボ−ルなどの球状物などであり、これらの
表面にはあらかじめ多孔質無機微粒子からなる透明なイ
ンク受容材がアンダ−コ−トされている。又、このイン
クジェットプリント装置において、送りテ−ブル６と支
持ガイドロッド４との間隔は変更可能となっている。
いて、印刷対象物保持治具８は、印刷対象物７の下部を
納める凹穿部２３が上面に形成された直方体状のブロッ
クや、印刷対象物７を水平に載置する凹穿溝２０を有す
るブロックによって構成した。更に、上記インクジェッ
トプリント装置４、３において、印刷対象物はスノ−ボ
−ドやサ−フボ−ドなどの合成樹脂成形品やヘルメッ
ト、サッカ−ボ−ルなどの球状物などであり、これらの
表面にはあらかじめ多孔質無機微粒子からなる透明なイ
ンク受容材がアンダ−コ−トされている。又、このイン
クジェットプリント装置において、送りテ−ブル６と支
持ガイドロッド４との間隔は変更可能となっている。
【０００８】
【発明の実施の形態】図１はこの発明に係るインクジェ
ットプリント装置の一実施形態の一部を切欠いて描いた
平面図、図２はその正面図、図３はその側面図である。
ットプリント装置の一実施形態の一部を切欠いて描いた
平面図、図２はその正面図、図３はその側面図である。
【０００９】図１はプリンタ−本体であり、両側に設け
られた一対の側板２、３とこの側板２、３の上端間に乗
架された天板１４とからなる門型をしており、架台フレ
−ム１３上に位置せしめられている。そして、前記側板
２、３間には、支持ガイドロッド４が略水平に横架され
ており、この支持ガイドロッド４にインクジェットユニ
ット５がその長手方向へ走査自在に支持せしめられてい
る。
られた一対の側板２、３とこの側板２、３の上端間に乗
架された天板１４とからなる門型をしており、架台フレ
−ム１３上に位置せしめられている。そして、前記側板
２、３間には、支持ガイドロッド４が略水平に横架され
ており、この支持ガイドロッド４にインクジェットユニ
ット５がその長手方向へ走査自在に支持せしめられてい
る。
【００１０】インクジェットユニット５は、下端にイン
クジェットヘッド１５を有し、パソコン２４からの信号
により、前記支持ガイドロッド４に案内されて走査しな
がら、一定のタイミングでインク粒子を印刷対象物の表
面方向へ向けて吐出する部材であり、構造的には従来か
ら存在する既存のインクジェットユニットと全く同じで
ある。
クジェットヘッド１５を有し、パソコン２４からの信号
により、前記支持ガイドロッド４に案内されて走査しな
がら、一定のタイミングでインク粒子を印刷対象物の表
面方向へ向けて吐出する部材であり、構造的には従来か
ら存在する既存のインクジェットユニットと全く同じで
ある。
【００１１】又、このインクジェットユニット５の下方
で、かつ前記支持ガイドロッド４の軸芯と直交する方向
を用いて、印刷対象物送りテ−ブル６が位置せしめられ
ている。
で、かつ前記支持ガイドロッド４の軸芯と直交する方向
を用いて、印刷対象物送りテ−ブル６が位置せしめられ
ている。
【００１２】この印刷対象物送りテ−ブル６は、ロ−ラ
−１６を直列状に配列した送りロ−ラ−条１７が複数本
平行して配列された基部１８、及びこの基部１８上に載
置されたスライド板１９とからなっており、このスライ
ド板１９は、駆動モ−タ−（図示省略）によりパソコン
２４からの信号に基づいてインクジェットユニット５の
走査運動と同期して基部１８上を、その送りロ−ラ−条
１７に案内されつつ間欠的に移動し得る様になってい
る。
−１６を直列状に配列した送りロ−ラ−条１７が複数本
平行して配列された基部１８、及びこの基部１８上に載
置されたスライド板１９とからなっており、このスライ
ド板１９は、駆動モ−タ−（図示省略）によりパソコン
２４からの信号に基づいてインクジェットユニット５の
走査運動と同期して基部１８上を、その送りロ−ラ−条
１７に案内されつつ間欠的に移動し得る様になってい
る。
【００１３】この印刷対象物送りテ−ブル６は、インク
ジェットユニット５と間隔をとってその下方に位置せし
められているが、両者の間隔は自由に調整できる様にな
っている。即ち、この実施の形態において、印刷対象物
送りテ−ブル６はプリンタ−本体１に対して昇降機構２
５によって昇降自在に支持されている。昇降機構２５と
してはスクリュ−ジャッキや油圧リフト装置等任意の機
構を採用し得る。
ジェットユニット５と間隔をとってその下方に位置せし
められているが、両者の間隔は自由に調整できる様にな
っている。即ち、この実施の形態において、印刷対象物
送りテ−ブル６はプリンタ−本体１に対して昇降機構２
５によって昇降自在に支持されている。昇降機構２５と
してはスクリュ−ジャッキや油圧リフト装置等任意の機
構を採用し得る。
【００１４】上記実施の形態とは逆に、印刷対象物送り
テ−ブル６を定位置に保持し、側板２、３間に横架され
ている支持ガイドロッド４を上下に昇降可能にしても良
く、要するにインクジェットヘッド１５と印刷対象物送
りテ−ブル６とを相対的に接近させたり、遠ざけたりで
きる様になっていれば良いのである。
テ−ブル６を定位置に保持し、側板２、３間に横架され
ている支持ガイドロッド４を上下に昇降可能にしても良
く、要するにインクジェットヘッド１５と印刷対象物送
りテ−ブル６とを相対的に接近させたり、遠ざけたりで
きる様になっていれば良いのである。
【００１５】更に、この印刷対象物送りテ−ブル６のス
ライド板１９上には、印刷対象物保持治具８が位置せし
められている。この印刷対象物保持治具８は、厚みのあ
る立体的な印刷対象物７を安定的に保持固定し、その表
面への印刷作業の際に、位置ズレや微動を生じさせない
様にする為のものであり、図４に示す様に、上面に印刷
対象物７を挿入載置する凹みが形成されたブロック状を
なしている。この実施の形態においては、前記凹みはス
ライド板１９のスライド方向を向いた凹穿溝２０によっ
て構成されている。
ライド板１９上には、印刷対象物保持治具８が位置せし
められている。この印刷対象物保持治具８は、厚みのあ
る立体的な印刷対象物７を安定的に保持固定し、その表
面への印刷作業の際に、位置ズレや微動を生じさせない
様にする為のものであり、図４に示す様に、上面に印刷
対象物７を挿入載置する凹みが形成されたブロック状を
なしている。この実施の形態においては、前記凹みはス
ライド板１９のスライド方向を向いた凹穿溝２０によっ
て構成されている。
【００１６】又、この印刷対象物保持治具８は図４に示
す様に一体的に形成するだけではなく、図５に示す様に
高さの低い中央ブロック２２の両側に側方ブロック２１
を位置せしめたものの様に、数部分に分割して構成して
も良い。このように分割して構成した場合には、挿入載
置すべき印刷対象物７の厚さ、幅等によって凹みの寸法
や深さなどを自由に変更できるメリットを有する。
す様に一体的に形成するだけではなく、図５に示す様に
高さの低い中央ブロック２２の両側に側方ブロック２１
を位置せしめたものの様に、数部分に分割して構成して
も良い。このように分割して構成した場合には、挿入載
置すべき印刷対象物７の厚さ、幅等によって凹みの寸法
や深さなどを自由に変更できるメリットを有する。
【００１７】一方、ボ−ル等の球状をなした印刷対象物
を保持する為、図６に示すものの様に印刷対象物保持治
具８に半球面状に形成した凹穿部２３を設けても良い。
更に、図７に示す様に一個の印刷対象物保持治具８の上
面にこの凹穿部２３を複数個設けても良い。
を保持する為、図６に示すものの様に印刷対象物保持治
具８に半球面状に形成した凹穿部２３を設けても良い。
更に、図７に示す様に一個の印刷対象物保持治具８の上
面にこの凹穿部２３を複数個設けても良い。
【００１８】次に、このインクジェットプリント装置を
用いて印刷対象物７の表面に模様や画像を描出する方法
について説明する。
用いて印刷対象物７の表面に模様や画像を描出する方法
について説明する。
【００１９】まずはじめに、パソコン２４において印刷
対象物７の寸法、描出位置、画像等各種必要な情報の数
値処理を行う。一方、図８に示す様に、印刷対象物保持
治具８の凹穿溝２０に印刷対象物７を挿入固定してスラ
イド板１９上に乗せ、印刷対象物送りテ−ブル６の昇降
機構２５を作動させ、インクジェットヘッド１５と印刷
対象物７表面との間隔をあらかじめ設定した範囲内にな
る様に調整する。
対象物７の寸法、描出位置、画像等各種必要な情報の数
値処理を行う。一方、図８に示す様に、印刷対象物保持
治具８の凹穿溝２０に印刷対象物７を挿入固定してスラ
イド板１９上に乗せ、印刷対象物送りテ−ブル６の昇降
機構２５を作動させ、インクジェットヘッド１５と印刷
対象物７表面との間隔をあらかじめ設定した範囲内にな
る様に調整する。
【００２０】印刷対象物７表面が比較的平坦な場合に
は、インクジェットヘッド１５と印刷対象物７表面との
間隔が小さい程、インクジェットヘッド１５から吐出さ
れるインク粒は正確に印刷対象物７表面に衝突する為、
好ましいが、表面に凹凸があったり、大きく弯曲してい
る場合には、その間隔を小さくしすぎると印刷対象物保
持治具８に保持された印刷対象物７がインクジェットユ
ニット５の下方を通過できなくなり、一方、間隔が大き
すぎるとインク粒が正確に印刷対象物７表面の所定箇所
に衝突しなくなる為、好ましくない。この実施の形態に
おいてはインクジェットヘッド１５の下端と印刷対象物
７表面との間隔は最大でも４０ｍｍ程度にしている。
は、インクジェットヘッド１５と印刷対象物７表面との
間隔が小さい程、インクジェットヘッド１５から吐出さ
れるインク粒は正確に印刷対象物７表面に衝突する為、
好ましいが、表面に凹凸があったり、大きく弯曲してい
る場合には、その間隔を小さくしすぎると印刷対象物保
持治具８に保持された印刷対象物７がインクジェットユ
ニット５の下方を通過できなくなり、一方、間隔が大き
すぎるとインク粒が正確に印刷対象物７表面の所定箇所
に衝突しなくなる為、好ましくない。この実施の形態に
おいてはインクジェットヘッド１５の下端と印刷対象物
７表面との間隔は最大でも４０ｍｍ程度にしている。
【００２１】又、印刷対象物７がスノ−ボ−ド、スキ
−、サ−フボ−ドなどのプラスチック製品の様に、その
ままではインクが定着しない素材からなる場合には、ア
ルミナなどの多孔質無機微粒子を主成分とする透明なイ
ンク受容材をその表面にコ−ティングしておく。このイ
ンク受容材としては旭硝子（株）製の「ピクトリコ（登
録商標）」が好適に使用できる。
−、サ−フボ−ドなどのプラスチック製品の様に、その
ままではインクが定着しない素材からなる場合には、ア
ルミナなどの多孔質無機微粒子を主成分とする透明なイ
ンク受容材をその表面にコ−ティングしておく。このイ
ンク受容材としては旭硝子（株）製の「ピクトリコ（登
録商標）」が好適に使用できる。
【００２２】印刷対象物送りテ−ブル６に印刷対象物７
をセットした状態で、パソコン２４からプリンタ−本体
１に信号が送られると、インクジェットユニット５のイ
ンクジェットヘッド１５は動作を開始し、印刷対象物７
の表面の指定された位置に順次インク粒を吐出し、支持
ガイドロッド４に案内され、印刷対象物７の幅方向に査
定しながら画像あるいは模様の一部を描出して行く。イ
ンクジェットヘッド１５からのインクの吐出速度は２０
０ｍ／秒以上の高速であることが好ましい。これは、こ
のインクジェットプリント装置の印刷対象物が紙などの
シ−ト状物ではなく、凹凸や曲面が形成されている立体
物なので、インクジェットヘッド１５からの間隔がシ−
ト状物の場合の様に一定せず、しかもその間隔が比較的
大きい為、遅い速度でインクを吐出したのでは狙った箇
所に正確にインクの粒が届かず、ドットも均一の大きさ
にならないからである。
をセットした状態で、パソコン２４からプリンタ−本体
１に信号が送られると、インクジェットユニット５のイ
ンクジェットヘッド１５は動作を開始し、印刷対象物７
の表面の指定された位置に順次インク粒を吐出し、支持
ガイドロッド４に案内され、印刷対象物７の幅方向に査
定しながら画像あるいは模様の一部を描出して行く。イ
ンクジェットヘッド１５からのインクの吐出速度は２０
０ｍ／秒以上の高速であることが好ましい。これは、こ
のインクジェットプリント装置の印刷対象物が紙などの
シ−ト状物ではなく、凹凸や曲面が形成されている立体
物なので、インクジェットヘッド１５からの間隔がシ−
ト状物の場合の様に一定せず、しかもその間隔が比較的
大きい為、遅い速度でインクを吐出したのでは狙った箇
所に正確にインクの粒が届かず、ドットも均一の大きさ
にならないからである。
【００２３】このインクジェットユニット５の幅方向の
走査と同期してスライド板１９は間欠的に移動を行い、
順次画像あるいは模様を完成させて行き、画像あるいは
模様の全体が完成した時点でインクジェットユニット５
の走査及びスライド板１９の送り動作は終了する。
走査と同期してスライド板１９は間欠的に移動を行い、
順次画像あるいは模様を完成させて行き、画像あるいは
模様の全体が完成した時点でインクジェットユニット５
の走査及びスライド板１９の送り動作は終了する。
【００２４】なお、インクジェットプリント装置におい
て用いるインクは水溶性のものであり、そのままでは耐
候性が劣る為、印刷対象物７表面への模様や画像の描出
が完了した後に、その表面にウレタン樹脂等からなる表
面処理剤をコ−ティングすれば耐候性が付与される。
て用いるインクは水溶性のものであり、そのままでは耐
候性が劣る為、印刷対象物７表面への模様や画像の描出
が完了した後に、その表面にウレタン樹脂等からなる表
面処理剤をコ−ティングすれば耐候性が付与される。
【００２５】上述の実施形態はスノ−ボ−ド、サ−フボ
−ドなど板状をなしたプラスチック製印刷対象物の表面
に模様あるいは画像を描出する場合についてであるが、
サッカ−ボ−ルや野球ボ−ルなど球状をなした印刷対象
物７の場合には、図９に示す様に印刷対象物保持治具８
の凹穿部２３に印刷対象物７を挿入し、同じ様な手順で
作業を行えば良い。
−ドなど板状をなしたプラスチック製印刷対象物の表面
に模様あるいは画像を描出する場合についてであるが、
サッカ−ボ−ルや野球ボ−ルなど球状をなした印刷対象
物７の場合には、図９に示す様に印刷対象物保持治具８
の凹穿部２３に印刷対象物７を挿入し、同じ様な手順で
作業を行えば良い。
【００２６】印刷対象物は、その表面に水溶性のインク
が直接定着できるもの、あるいは多孔質アルミナなど無
機質微粒子などからなるインク受容材によってコ−ティ
ング可能なものであるなら、その材質は問わず、合成樹
脂材、金属材、皮革、布、セラミックスなどをはじめ、
ほとんどの素材を用いることができる。
が直接定着できるもの、あるいは多孔質アルミナなど無
機質微粒子などからなるインク受容材によってコ−ティ
ング可能なものであるなら、その材質は問わず、合成樹
脂材、金属材、皮革、布、セラミックスなどをはじめ、
ほとんどの素材を用いることができる。
【００２７】
【発明の効果】この発明に係るインクジェットプリント
装置は上述の通りの構成を有するものであり、パソコン
によってデジタル処理された画像情報に基づいて印刷対
象物表面にインクによって鮮明に模様や画像を描出でき
るというインクジェットプリント装置のすぐれた特性を
生かして、従来においては不可能であったサ−フボ−
ド、スノ−ボ−ドなどプラスチック製スポ−ツ用品や、
野球ボ−ル、サッカ−ボ−ルなどの球状体、あるいは二
輪車用ヘルメットなど曲面からなる立体的な各種用品の
表面に模様や画像を直接鮮明に描出することができ、従
来のエア−ブラシによる手作業による描出やシルク印刷
など型や原版を用いた旧来の印刷に比べ、はるかに少な
い費用でより上質な模様や画像を描出することができ
る。
装置は上述の通りの構成を有するものであり、パソコン
によってデジタル処理された画像情報に基づいて印刷対
象物表面にインクによって鮮明に模様や画像を描出でき
るというインクジェットプリント装置のすぐれた特性を
生かして、従来においては不可能であったサ−フボ−
ド、スノ−ボ−ドなどプラスチック製スポ−ツ用品や、
野球ボ−ル、サッカ−ボ−ルなどの球状体、あるいは二
輪車用ヘルメットなど曲面からなる立体的な各種用品の
表面に模様や画像を直接鮮明に描出することができ、従
来のエア−ブラシによる手作業による描出やシルク印刷
など型や原版を用いた旧来の印刷に比べ、はるかに少な
い費用でより上質な模様や画像を描出することができ
る。
【００２８】又、同じ模様や画像のものを大量生産しな
ければコスト的に引き合わない旧来の印刷手法と異な
り、パソコンでデ−タ処理する為、印刷対象物１個ずつ
にそれぞれ異なる模様や画像を描出することもコスト的
に十分可能であり、サ−フボ−ド、スノ−ボ−ドあるい
は二輪車用ヘルメットなど他との差別化を図り、自分だ
けの個性的なオリジナルなデザインを好む傾向の強い若
者の要求にも応えることができ、インクジェットプリン
トの利用範囲を一層拡大させることができる効果を有
し、極めて高い実用的価値を有している。
ければコスト的に引き合わない旧来の印刷手法と異な
り、パソコンでデ−タ処理する為、印刷対象物１個ずつ
にそれぞれ異なる模様や画像を描出することもコスト的
に十分可能であり、サ−フボ−ド、スノ−ボ−ドあるい
は二輪車用ヘルメットなど他との差別化を図り、自分だ
けの個性的なオリジナルなデザインを好む傾向の強い若
者の要求にも応えることができ、インクジェットプリン
トの利用範囲を一層拡大させることができる効果を有
し、極めて高い実用的価値を有している。
【図１】この発明に係るインクジェットプリント装置の
一実施形態の一部を切欠いて描いた平面図。
一実施形態の一部を切欠いて描いた平面図。
【図２】その正面図。
【図３】その側面図。
【図４】印刷対象物保持治具の一例の斜視図。
【図５】印刷対象物保持治具の他の一例の斜視図。
【図６】印刷対象物保持治具の更に他の一例の斜視図。
【図７】印刷対象物保持治具の更に他の一例の斜視図。
【図８】印刷対象物保持治具に印刷対象物の一例として
スノ−ボ−ドを載置させた状態の斜視図。
スノ−ボ−ドを載置させた状態の斜視図。
【図９】印刷対象物保持治具に印刷対象物の一例として
サッカ−ボ−ルを載置させた状態の斜視図。
サッカ−ボ−ルを載置させた状態の斜視図。
１ プリンタ−本体 ２ 側板 ３ 側板 ４ 支持ガイドロッド ５ インクジェットユニット ６ 印刷対象物送りテ−ブル ７ 印刷対象物 ８ 印刷対象物保持治具 １３ 架台フレ−ム １４ 天板 １５ インクジェットヘッド １６ ロ−ラ− １７ 送りロ−ラ−条 １８ 基部 １９ スライド板 ２０ 凹穿溝 ２１ 側方ブロック ２２ 中央ブロック ２３ 凹穿部 ２４ パソコン
Claims (8)
- 【請求項１】 プリンタ−本体１の両側に設けられた側
板２、３間に支持ガイドロッド４を略水平に横架せし
め、この支持ガイドロッド４でインクジェットユニット
５を走査自在に支持せしめると共に、前記インクジェッ
トユニット５の下方で、かつ前記支持ガイドロッド４と
直交する方向を向いて印刷対象物送りテ−ブル６を位置
せしめ、印刷対象物７をインクジェットユニット５の走
査運動と同期させて支持ガイドロッド４方向へ間欠的に
定量送りし得る様にしたインクジェットプリンタ−にお
いて、送りテ−ブル６上に厚みを有する立体的な印刷対
象物７を位置ずれが生じさせぬ様に確実に保持できる印
刷対象物保持治具８を設置すると共に、送りテ−ブル６
とインクジェットヘッド５との間隔を変更し得る間隔可
変機構を設けたことを特徴とするインクジェットプリン
ト装置。 - 【請求項２】 印刷対象物保持治具８が、長手方向中央
に印刷対象物７を水平に載置する凹穿溝２０を有するブ
ロックによって構成されていることを特徴とする請求項
１記載のインクジェットプリント装置。 - 【請求項３】 印刷対象物保持治具８が、印刷対象物７
の下部を納める凹穿部２３が上面に形成されたブロック
によって構成されていることを特徴とする請求項１記載
のインクジェットプリント装置。 - 【請求項４】 印刷対象物７がスノ−ボ−ドやサ−フボ
−ドなどの合成樹脂成形品であることを特徴とする請求
項１記載のインクジェットプリント装置。 - 【請求項５】 印刷対象物７がヘルメット、サッカ−ボ
−ルなどの球状物であることを特徴とする請求項１記載
のインクジェットプリント装置。 - 【請求項６】 印刷対象物７の表面には、あらかじめ多
孔質無機微粒子からなる透明なインク受容材がアンダ−
コ−トされていることを特徴とする請求項１記載のイン
クジェットプリント装置。 - 【請求項７】 送りテ−ブル６が昇降可能に支持されて
いることを特徴とする請求項１記載のインクジェットプ
リント装置。 - 【請求項８】 支持ガイドロッド４が昇降可能に支持さ
れていることを特徴とする請求項１記載のインクジェッ
トプリント装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000085957A JP2001270096A (ja) | 2000-03-27 | 2000-03-27 | インクジェットプリント装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000085957A JP2001270096A (ja) | 2000-03-27 | 2000-03-27 | インクジェットプリント装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001270096A true JP2001270096A (ja) | 2001-10-02 |
Family
ID=18602200
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000085957A Pending JP2001270096A (ja) | 2000-03-27 | 2000-03-27 | インクジェットプリント装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001270096A (ja) |
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|---|---|---|---|
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