JPH11174060A - 試験管への記録表示方法および試験管 - Google Patents

試験管への記録表示方法および試験管

Info

Publication number
JPH11174060A
JPH11174060A JP9343541A JP34354197A JPH11174060A JP H11174060 A JPH11174060 A JP H11174060A JP 9343541 A JP9343541 A JP 9343541A JP 34354197 A JP34354197 A JP 34354197A JP H11174060 A JPH11174060 A JP H11174060A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
test tube
ink
paper
parts
printing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9343541A
Other languages
English (en)
Inventor
Fumihisa Kano
文久 狩野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Ink Mfg Co Ltd
Original Assignee
Toyo Ink Mfg Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyo Ink Mfg Co Ltd filed Critical Toyo Ink Mfg Co Ltd
Priority to JP9343541A priority Critical patent/JPH11174060A/ja
Publication of JPH11174060A publication Critical patent/JPH11174060A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Devices For Use In Laboratory Experiments (AREA)
  • Ink Jet (AREA)
  • Sampling And Sample Adjustment (AREA)
  • Automatic Analysis And Handling Materials Therefor (AREA)
  • Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、例えば臨床検査において、検体を収
納する前後で簡便に印刷ができる方法を、また画像形成
が容易で、かつ廃棄が容易な試験管を提供する。 【解決手段】紙またはインキ受理性を有するプラスチッ
クで形成された外表面を有する試験管に、印刷を行うこ
とを特徴とする試験管への記録表示方法。 【効果】試験管に簡便に印刷ができ、廃棄が容易な試験
管が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば臨床検査に
おいて、検体を収納する前後で簡便に印刷ができる方法
を、また画像形成が容易で、かつ廃棄が容易な試験管に
関する。
【0002】
【従来の技術】臨床検査のシステムでは、ガラス製また
はポリスチレンもしくはポリプロピレン等のプラスチッ
ク製の試験管にラベルを貼り、そのラベルへ必要な情報
(検体情報等)を記録するため、バーコード印刷し、バ
ーコードリーダーで自動判別することにより、多量の検
体処理を自動処理できる。しかし、(1)臨床検査自動
化システムの工程で、ラベル貼り工程は、オンラインの
重要な工程であるが、ラベルを高精度で貼り付けるに
は、機械の精度またはラベルに貼る粘着剤の高速対応等
に問題がある、(2)自動化システムに要する機械・装
置は、自動化システムのコストアップの要因となる、
(3)ラベルを精度よく貼り付けても、部分的に粘着不
良部分があると、試験管ラックに戻したとき、ラベルの
はがれに起因する機械系への詰まりの原因となる場合が
ある、(4)ラベルおよび試験管を二分化したシステ
ム、つまりラベルと試験管を分別するシステムでは、廃
棄物処理に問題を生じ易い、等の問題が見られる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】試験管に貼るラベルの
工程を不要にし、医療における廃棄物処理の総量を減ら
すと共に、廃棄処理に要するコストの低減を可能とする
システムおよび試験管が望まれている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、紙またはイン
キ受理性を有するプラスチックで形成された外表面を有
する試験管に、印刷を行う試験管への記録表示方法であ
り、さらには外表面が紙またはインキ受理性を有するプ
ラスチックで形成されてなる,印刷ができる試験管、を
提供する。本発明では、試験管に直接印刷を行うことに
より、ラベルを貼る工程を不要とし、しかも現在の自動
化システムを変えることなく処理できる。さらに廃棄処
理が容易な方法および試験管である。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の試験管は、少なくとも外
表面が紙またはインキ受理を有するプラスチックで形成
された試験管である。試験管の材質としては、紙とポリ
エチレンとの積層体、紙とポリプロピレン(延伸ポリプ
ロピレン−OPP)との積層体、紙とナイロンとの積層
体、紙とポリエチレンテレフタレートとの積層体、ワッ
クス含浸紙、ポリエチレンとアルミニウム箔との積層体
等である。試験管の材質がプラスチックや金属であり、
その材質が、インキ受理性を有する場合には、特に必要
ないが、もしインキ受理性を有しない場合には、インキ
受理性を有する層を、全面または部分的に設ける。イン
キ受理性を有する層としては、ポリエチレン、ポリプロ
ピレン、ポリエステル等の場合には、(1)フレーム処
理を施す、(2)ウレタン系、アクリル系等の塗装層を
設ける。
【0006】本発明の試験管は、外表面は紙またはイン
キ受理を有するプラスチックで形成されているが、内表
面は、通常耐水性のある材質で構成されている。但し、
使用目的によっては、全体が紙であってもよい。紙性の
試験管では、内表面は、積層されたプラスチックフイル
ム層または塗装された合成樹脂層である試験管が利用し
易い。外表面が、インキ受理性を有するプラスチックで
形成されている試験管では、全体が同一の材質であって
もよいし、他のプラスチック層と積層または塗装されて
いてもよい。また、外表面のインキ受理性を有するプラ
スチック層についても、塗装または積層により形成して
もよい。
【0007】臨床検査等のバーコードによる記録表示お
よび検査を行う用途に使用する試験管では、紙層または
少なくとも一層は光不透過性の層を有する試験管である
ことが望ましい。紙製の試験管、紙とプラスチックとの
積層体による試験管、紙に耐水性樹脂層を塗装した試験
管、プラスチックに顔料を練り込んだ層を有する試験
管、透明プラスチック層に外表面として顔料を添加した
塗料を塗装した試験管、等が適用できる。透明な試験
管、例えばプラスチック層のみからなる光透過性を有す
る試験管の場合には、白等の明色の下地印刷を最初に行
い、その上に黒等の暗色の印刷により、バーコード等の
読み取りができる方法でもよい。すなわち、コントラス
トのある2色またはそれ以上の多色印刷を行うことによ
り目的を達することができる。
【0008】印刷方法としては、試験管の形状に印刷で
きる印刷手段が望ましい。具体的には、インクジェット
印刷、感熱転写印刷、グラビア印刷、フレキソ印刷、タ
コ印刷等が挙げられる。望ましくはインクジェット印刷
である。記録表示するものとしては、特に制限はない
が、バーコード、氏名、年令、住所、等である。印刷の
方向としては、水平な方向をなるべく多く含む面に印刷
する。次に、インキの一例として、インクジェットイン
キについて詳細に説明する。顔料およびもしくは染料等
の色素は、インクジェットインキ(記録液)100重量
部中に固形分で1〜50重量部、好ましくは5〜40重
量部の範囲で含まれることが発色性等の点で好ましい。
水性の液体中に添加してそのまま、あるいは通常の溶解
または分散を短時間行うことにより、インクジェットイ
ンキを得ることができる。
【0009】濃度の濃い状態にて溶解または分散し、そ
の後、印字または印刷に適する濃度に希釈し、必要に応
じてさらに添加剤を加え、濾過することにより、インク
ジェットインキとすることができるが、さらに分散剤等
を用い分散機による分散を行い、安定で定着性の強いイ
ンクジェットインキとすることもできる。必要に応じ
て、サンドミル等の通常の分散機でさらに分散を行うこ
とも可能である。インクジェットインキの製造には、サ
ンドミル、ホモジナイザー、ボールミル、ペイントシェ
ーカー、超音波分散機.高圧の室内にてキャビテーショ
ン効果で分散する分散機等を用いることができる。
【0010】また、混合攪拌は、通常の羽を用いた攪拌
機による攪拌のほか、高速の分散機、乳化機等により行
うことができる。本発明のインクジェットインキは、孔
径3μm以下のフィルター、好ましくは1.0μm以下
のフィルター、さらに好ましくは0.45μm以下のフ
ィルターにて十分濾過することが好ましい。インキの液
体としては、色素の溶解性または分散性に優れた溶剤が
用いられる。水および必要に応じて水性溶剤を用いるこ
ともできる。水としては、金属イオン等を除去したイオ
ン交換水ないし蒸留水を用いることができ、水はインキ
中に50〜98重量%の範囲で含まれることが好まし
い。
【0011】水性溶剤は、インキのノズル部分での乾
燥、固化を防止し、記録液を安定して噴射させ、保湿剤
としても働くものであり、単独または混合して記録液中
に0〜25重量%の範囲で用いることが好ましい。水性
溶剤としては、エチレングリコール、ジエチレングリコ
ール、プロピレングリコール、トリエチレングリコー
ル、ポリエチレングリコール、グリセリン等を例示でき
る。水性インクジェットインキは、被印刷体への定着性
を強固にするため、水性樹脂を含むこともできる。な
お、被印刷体が高いインキ受理性を有する場合には、水
性樹脂は必要ない。水性樹脂としては、水に溶解する水
溶解性の樹脂や、水に分散する水分散性のエマルション
樹脂、コロイダルディスパーション樹脂が、それぞれ単
独ないし混合して用いられる。水性樹脂として具体的に
は、アクリル系、スチレン−アクリル系、ポリエステル
系、ポリアミド系、ポリウレタン系、フッソ系等の水溶
解性樹脂および水分散性樹脂が挙げられる。
【0012】被印刷体への定着性を目的とするときに
は、水性樹脂は、記録液中に0.1〜10重量%の範囲
で用いられることが好ましい。水性インクジェットイン
キには、分散剤、表面張力、浸透の調整剤、防黴剤、キ
レート剤、消泡剤、赤外線吸収剤等の添加剤を必要に応
じ配合することができる。色素としては、分散染料、油
溶染料の水不溶性染料、直接染料、酸性染料、塩基性染
料等をレーキ化により不溶化したもの、反応性染料、含
金属染料、有機顔料等を使用することができる。
【0013】インキは、記録装置の方式にもよるが、粘
度0.8〜15センチポイズ(25℃)の液体として調
整することが好ましい。インキの表面張力は25〜60
dyn/cmが好ましく、pHは特に制約されないが4
〜12の範囲であり、溶解または分散安定性からは7〜
10のアルカリ性が好ましい。また、油性のインキとす
るときは、コンティニュアスタイプのプリンターにおい
ての帯電量を調整する必要があり、インキ中に電導度の
調整剤を0.1〜2.0重量%添加する必要がある。こ
のような電導度の調整剤としては、チオシアン酸ナトリ
ウム、チオシアン酸カリウム、チオシアン酸アンモニウ
ム、塩化リチウム、硝酸リチウム等である。
【0014】
【実施例】次に本発明を実施例により説明する。「部」
は重量部を表す。 実施例1 紙(厚さ75μm)およびポリエチレン(厚さ10μ
m)のラミネート積層体を、外表面を紙側として円柱状
に成形した試験管に、インクジェットインキ(黒色染料
1部、アクリル樹脂2部、メチルエチルケトン70部、
エタノール15部をサンドミルで処理し、遠心分離、フ
イルター濾過を行って得られたインキ)を使用して、バ
ーコードを印刷した。
【0015】得られた試験管を、従来のシステムである
臨床検査の自動化システム−マルチスキャンバーコード
スキャナ(ASECH社製SKTR−410)にかけ、
検査したところ、高速検査に何ら問題なく対応できるこ
とが確認された。この試験管の廃棄は、ラベルを剥がす
必要がなく、そのまま廃棄または焼却処理が行える。 実施例2 実施例1のインクジェットインキを、水性インクジェッ
トインキ(カーボンブラック5部、アクリル・スチレン
樹脂2部、グリセリン20部、水73部をジスパーで分
散を行い、遠心分離、フイルー濾過を行って得られたイ
ンキ)に代え、実施例1と同様に試験したところ良好な
結果が得られた。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B41J 2/01 B41J 3/04 101Z

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紙またはインキ受理性を有する層で形成
    された外表面を有する試験管に、印刷を行うことを特徴
    とする試験管への記録表示方法。
  2. 【請求項2】 印刷をインクジェットインキで行うこと
    を特徴とする請求項1記載の試験管への記録表示方法。
  3. 【請求項3】 試験管の外表面に、インクジェットイン
    キで多色印刷を行うことを特徴とする請求項1記載の試
    験管への記録表示方法。
  4. 【請求項4】 外表面が紙またはインキ受理性を有する
    プラスチックで形成されてなる,画像形成ができる試験
    管。
  5. 【請求項5】 試験管が光不透過性である請求項4記載
    の試験管。
JP9343541A 1997-12-15 1997-12-15 試験管への記録表示方法および試験管 Pending JPH11174060A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9343541A JPH11174060A (ja) 1997-12-15 1997-12-15 試験管への記録表示方法および試験管

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9343541A JPH11174060A (ja) 1997-12-15 1997-12-15 試験管への記録表示方法および試験管

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11174060A true JPH11174060A (ja) 1999-07-02

Family

ID=18362324

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9343541A Pending JPH11174060A (ja) 1997-12-15 1997-12-15 試験管への記録表示方法および試験管

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11174060A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001270096A (ja) * 2000-03-27 2001-10-02 Asutekku Kk インクジェットプリント装置
JP2008286754A (ja) * 2007-05-21 2008-11-27 Ids Co Ltd 試験管
WO2009113694A1 (ja) * 2008-03-13 2009-09-17 Nakahana Yoko 試料収納体
WO2009150881A1 (ja) * 2008-06-10 2009-12-17 Nakahana Yoko 試料収納体
JP2014138994A (ja) * 2013-01-21 2014-07-31 A & T Corp 感熱式曲面印字装置、検体分注装置および感熱式曲面印字方法

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001270096A (ja) * 2000-03-27 2001-10-02 Asutekku Kk インクジェットプリント装置
JP2008286754A (ja) * 2007-05-21 2008-11-27 Ids Co Ltd 試験管
WO2009113694A1 (ja) * 2008-03-13 2009-09-17 Nakahana Yoko 試料収納体
US8228498B2 (en) 2008-03-13 2012-07-24 Yoko Nakahana Sample storage
WO2009150881A1 (ja) * 2008-06-10 2009-12-17 Nakahana Yoko 試料収納体
CN102271813A (zh) * 2008-06-10 2011-12-07 中鼻容子 试料收纳体
US8287821B2 (en) 2008-06-10 2012-10-16 Yoko Nakahana Sample storage
JP2014138994A (ja) * 2013-01-21 2014-07-31 A & T Corp 感熱式曲面印字装置、検体分注装置および感熱式曲面印字方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8545613B2 (en) Tattoo transfer pattern printed by an ink jet printer
JP6154441B2 (ja) インクジェット印刷装置及びインクジェット印刷方法
US8173253B2 (en) Laser-imageable marking compositions
EP0298580B1 (en) Ink jet image transfer lithographic apparatus and technique
JP3064318B2 (ja) 印写方法
JP2001519732A (ja) リソグラフィ印刷版における有用な材料
JP2008274287A (ja) 油性顔料インク組成物
CN103660660A (zh) 图像形成装置和图像形成方法
JP2000053901A (ja) インクジェットインク
GB2332646A (en) Printing plate and method of preparation
JPH1135863A (ja) 検出可能な標識物質を有するインクジェット記録用インク組成物
JPH01170672A (ja) 記録液及びそれを用いた画像形成方法
JPH11174060A (ja) 試験管への記録表示方法および試験管
US5746815A (en) Stable oil-in-water ink emulsions based upon water-reducible nigrosine dyes for ink-jet printers and felt-tip and roller-ball pens
JP2007098925A (ja) 熱転写シート及びその製造方法
JPH11216851A (ja) バーコード印刷方法および印刷物
JP2655894B2 (ja) インクジェット記録用インク組成物
JPS5838189A (ja) 多色記録方式
JP2000063727A (ja) 記録液
JP3612949B2 (ja) 画像形成装置および画像形成方法
JP3237794B2 (ja) ジェットプリンター用インキ
JP2001171222A (ja) 印刷方法および印刷物
JP2000001641A (ja) ポリビニルアルコ―ル受容体のためのインクジェット用着色インク
JP3298803B2 (ja) 筆記又は記録用水性顔料分散液
JP2006116757A (ja) インクジェット印刷物

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040806

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050712

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050802

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060404