JP2001269491A - 吸引式電気バリカン - Google Patents

吸引式電気バリカン

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JP2001269491A
JP2001269491A JP2000087736A JP2000087736A JP2001269491A JP 2001269491 A JP2001269491 A JP 2001269491A JP 2000087736 A JP2000087736 A JP 2000087736A JP 2000087736 A JP2000087736 A JP 2000087736A JP 2001269491 A JP2001269491 A JP 2001269491A
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switch
suction
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electric
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JP2000087736A
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English (en)
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Kazumasa Ouchi
和征 大内
Toshio Ikuta
利夫 生田
Hitoshi Ogawa
仁志 小川
Hisanori Yamaguchi
尚紀 山口
Tetsuro Hashiguchi
哲朗 橋口
Kenichi Muraki
健一 村木
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電気バリカンのスイッチ操作をしなくして
も、吸引機のスイッチをオンにするだけで電気バリカン
を動作させることができ、操作性を向上させると共に使
い勝手を良くする。 【解決手段】 一端が電気バリカン1の刃部2近傍に開
口し、他端が吸引機に接続された筒状ケース4を電気バ
リカン本体5に着脱自在に装着し、刃部2で刈り上げた
髪を筒状ケース4内の吸引風路6を通して吸引機に吸引
するようにした吸引式電気バリカン1である。筒状ケー
ス4の吸引風路6内に、吸引機の吸引力により発生する
風を受けて動くスイッチ操作体7を設ける。このスイッ
チ操作体7を電気バリカン1を動作させるための本体ス
イッチ8に連結する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気バリカンの刃
部で刈り上げた髪を吸引する機能を有している吸引式電
気バリカンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の吸引式電気バリカンとし
て、図11に示すように、把手を兼ねる電気バリカン本
体5に筒状ケース4を装着し、筒状ケース4の一端部を
電気バリカン本体5の先端に設けた往復運動をする刃部
2の近傍に設けると共に、筒状ケース4の他端部に、市
販の掃除機の吸引ホース40を接続したものが知られて
いる。そして、この電気バリカンを使用するにあたって
は、掃除機のスイッチをオンにし、その後、電気バリカ
ンの本体スイッチ8をオンにすることによって、刃部2
で髪をカットでき、カットされた髪を筒状ケース4の一
端に設けた吸引口3から吸引風路内を通って吸引ホース
40に吸引できるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来では、
掃除機のスイッチをオンにする動作と、電気バリカン1
の本体スイッチ8をオンにする動作の2つのスイッチ動
作が必要となり、操作に手間がかかるうえに、掃除機の
スイッチをオンにすることにより、その騒音と筒状ケー
ス内の風の吸引による振動によって、電気バリカンのス
イッチがオンになっているかどうかの区別がつかないこ
とがあり、使い勝手が悪いものであった。
【0004】本発明は、上記の従来例の問題点に鑑みて
発明したものであって、その目的とするところは、電気
バリカンのスイッチ操作をしなくしても、吸引機のスイ
ッチをオンにするだけで電気バリカンを動作させること
ができ、操作性を向上させると共に使い勝手を良くする
ことができる吸引式電気バリカンを提供するにあり、他
の目的とするところは、筒状ケースを装着しないで電気
バリカンを単独使用する場合でも、スイッチ動作を安定
化させることができる吸引式電気バリカンを提供するに
あり、他の目的とするところは、吸引力が強すぎる場合
を表示して使用の安全性を高めることができる吸引式電
気バリカンを提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明にあっては、一端が電気バリカン1の刃部2近
傍に開口し、他端が吸引機に接続された筒状ケース4を
電気バリカン本体5に着脱自在に装着し、刃部2で刈り
上げた髪を筒状ケース4内の吸引風路6を通して吸引機
に吸引するようにした吸引式電気バリカンにおいて、筒
状ケース4の吸引風路6内に、吸引機の吸引力により発
生する風を受けて動くスイッチ操作体7を設けると共
に、このスイッチ操作体7を電気バリカン1を動作させ
るための本体スイッチ8に連結したので、吸引機のスイ
ッチをオンにすると、吸引風路6内に入ってくる風の風
圧によってスイッチ操作体7が電気バリカン1の本体ス
イッチ8をオンにするので、電気バリカン1のスイッチ
操作をしなくても、電気バリカン1を自動的に動作させ
ることができる。また従来のように吸引機の騒音と筒状
ケース4内の風の吸引による振動とによって、電気バリ
カン1がオンになっているかどうかの区別がつかなくな
るような不具合も発生しなくなる。
【0006】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の効果に加えて、スイッチ操作体7は、吸引機の吸引
力により発生する風の風圧で倒れて本体スイッチ8をオ
ンにする起倒自在な板状レバー9で構成されるので、吸
引機のスイッチをオンにすると、吸引風路6内に入って
くる風の風圧によって板状レバー9が倒れて電気バリカ
ン1のスイッチが入る。従って、起倒自在な板状レバー
9によってスイッチ操作体7を簡単に構成できる。
【0007】また請求項3記載の発明は、請求項1記載
の効果に加えて、スイッチ操作体7は、吸引機の吸引力
により発生する風の風圧で回転して本体スイッチ8をオ
ンにする回転ファン10で構成されるので、吸引機のス
イッチをオンにすると、吸引風路6内に入ってくる風の
風圧によって回転ファン10が回転して電気バリカン1
のスイッチが入る。従って、回転自在な回転ファン10
によってスイッチ操作体7を簡単に構成できる。
【0008】また請求項4記載の発明は、請求項1〜3
のいずれかに記載の効果に加えて、電気バリカン本体5
の外表面に、電気バリカン1を動作させるための本体ス
イッチ8と、スイッチ操作体7に連動する連動スイッチ
11とをそれぞれ設け、連動スイッチ11は、電気バリ
カン本体5の外表面に設けたスイッチ孔12の奥側に配
置され且つ電気バリカン本体5に筒状ケース4を装着し
たときのみスイッチ操作体7によって駆動されて電気バ
リカン1を動作させるので、筒状ケース4を装着しない
ときは本体スイッチ8で電気バリカン1を単独動作させ
ることができ、またこのとき連動スイッチ11がスイッ
チ孔12の奥側に配置されているため、連動スイッチ1
1に指が触れて電気バリカン1のスイッチが不用意にオ
ンになってしまうのを防止でき、誤操作防止に有効とな
り、この結果、本体スイッチ8と連動スイッチ11の両
方で、それぞれ安定したスイッチ動作を行うことができ
るものである。
【0009】また請求項5記載の発明は、請求項1記載
の効果に加えて、スイッチ操作体7の風を受けて動く部
位に、電気バリカン1のオン、オフの状態を示す動作表
示部13を一体に設け、筒状ケース4に動作表示部13
に対応する窓孔33を設けたので、吸引機のスイッチを
オンにしたときに、板状レバー9が倒れて、動作表示部
13によって電気バリカン1が動作しているかどうかの
判断が容易となるので、吸引機の騒音及び風による振動
が電気バリカン本体5に伝わって電気バリカン1が動作
しているかどうかがわかりづらくなるという問題がなく
なり、そのうえ風量によって板状レバー9の倒れ量が変
化するのを利用して動作表示部13を容易に表示できる
ものである。
【0010】また請求項6記載の発明は、請求項5記載
の効果に加えて、動作表示部13に、吸引力が強すぎる
場合の危険表示部14を設けたので、使用する前に危険
を予知でき、また、使用中にも吸引力が強すぎるかどう
かの判断が容易となり、吸引力を弱めて耳に不快感を感
じさせないようにできるなど、安心して使用できるもの
となる。
【0011】また請求項7記載の発明は、請求項1記載
の効果に加えて、スイッチ操作体7の風を受けて動く部
位を、吸引風路6内の風量が最も大きい場所に配置した
ので、吸引風路6内の風力を正確にスイッチ操作体7に
伝えることができ、これにより電気バリカン1のスイッ
チ動作をより安定化させることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を添付図面に示す実
施形態に基づいて説明する。
【0013】本実施形態の吸引式電気バリカン1は、図
1に示すように、把手を兼ねる電気バリカン本体5の先
端に往復運動する刃部2が設けられている。この電気バ
リカン本体5には、一端が電気バリカン1の刃部2近傍
に開口し、他端が掃除機などの吸引ホース40に接続さ
れた筒状ケース4が着脱自在に装着されており、刃部2
で刈り上げた髪を筒状ケース4の一端に設けた吸引口3
から吸引風路6を通して吸引ホース40に吸引できるよ
うになっている。
【0014】筒状ケース4の吸引風路6内には、図2に
示すように、掃除機の吸引力により発生する風Bを受け
て動くスイッチ操作体7が設けられており、このスイッ
チ操作体7が本体スイッチ8のスイッチ摺動部15に連
結されている。本例では、スイッチ操作体7は、吸引力
によって発生する風Bの風圧を受けて倒れる起倒自在な
板状レバー9で構成されている。板状レバー9は、風B
が流れる方向に対して垂直に配置された受圧部9aを有
すると共に、板状レバー9の下端部は、筒状ケース4の
側面部に穿孔した開口部16から筒状ケース4の外部に
突出していると共に、筒状ケース4に対して板状レバー
9の支点部18が回転自在に支持されている。これによ
り板状レバー9は支点部18を中心に図2の矢印Aで示
す方向に起倒自在となっている。また、板状レバー9に
は、板状レバー9を起立させる方向にばね付勢するため
のコイルバネなどからなるばね部材20が設けられてい
る。このばね部材20のばね力は、掃除機の吸引力によ
り発生する風力よりも弱く設定されており、これによ
り、板状レバー9は風圧によって倒れることができるよ
うになり、風がなくなったときのみばね部材20によっ
て板状レバー9が元の起立状態に戻るようになってい
る。なおばね部材20の他例として、例えば、ばね部材
20を板状レバー9の支点部18にコイル状に巻き付け
て板状レバー9を起立する方向に向けてばね付勢するよ
うにしてもよい。
【0015】上記板状レバー9の下端部には、筒状ケー
ス4の外部に突出する凹形連結部20が設けられてい
る。一方、電気バリカン本体5の外表面には、スイッチ
摺動部15が設けられている。スイッチ摺動部15の下
面には接点金具23が突設され、スイッチ摺動部15の
上面には上記凹形連結部20に連結される凸形連結部2
1が突設されており、凹形連結部20と凸形連結部21
との連結によって板状レバー9の倒れ時と起立時とでス
イッチ摺動部15がオンの位置とオフの位置との間で摺
動することで、電気バリカン1のスイッチが入切される
ようになっている。また、スイッチ摺動部15には、ス
イッチ摺動部15をオフの位置に戻すための復帰ばね2
2が設けられている。この復帰ばね22は、掃除機のス
イッチをオフにしたときに、電気バリカン1のスイッチ
をオフに戻す働きをする。
【0016】しかして、掃除機のスイッチをオンにする
と、吸引口3から入ってくる風Bの風圧によって板状レ
バー9が図2の破線で示すように倒れ、凸形連結部21
の移動によりスイッチ摺動部15がオンの位置に移動し
て、電気バリカン1のスイッチが入る。従って、電気バ
リカン1のスイッチを入れる操作をしなくても自動的に
スイッチオンになるので、従来のように掃除機の騒音と
筒状ケース4内の風の吸引による振動とによって、電気
バリカン1がオンになっているかどうかの区別がつかな
いという問題がなくなる。また使用後に掃除機のスイッ
チをオフにすると、吸引口3から入ってくる風がなくな
るため、板状レバー9に取り付けたばね部材20のばね
力によって板状レバー9が元の起立状態に戻され、凸形
連結部21が元の位置に移動すると共に、復帰ばね22
によってスイッチ摺動部15もオフの位置に移動する。
従って、掃除機のスイッチを切るだけで、電気バリカン
1のスイッチも自動的に切られるようになり、この結
果、掃除機のスイッチのオン、オフ操作だけで電気バリ
カン1が自動的にオン、オフされるので、電気バリカン
1のスイッチ操作を省略でき、操作性が向上すると共
に、使い勝手が良くなる。
【0017】図3〜図5は他の実施形態を示している。
本例ではスイッチ操作体7は、掃除機の吸引力により発
生する風Bを受けて一方向イに回転する回転ファン10
で構成されている。回転ファン10は、回転基台24の
回転軸25(図5)が筒状ケース4の中心軸M(図4
(a))からずれた位置で、軸受け25aを介して筒状
ケース4の側面部4aに回転自在に支持されている。つ
まり、回転基台24の回転軸25は筒状ケース4の中心
軸Mとは一致しておらず、回転基台24の上面には、風
Bが流れる方向に対して垂直向きとなるように配羽根板
部26が立設されている。羽根板部26は、その内端部
26aが回転基台24の回転軸25に位置し、外端部2
6bが回転基台24の外周部に位置するように立設され
ており、羽根板部26の中心が筒状ケース4の中心軸M
上に配置されている。また回転基台24の下面には、回
転基台24の中心軸Mからずれた位置で且つ羽根板部2
6の下方位置に連結軸27が突設されており、この連結
軸27の下端部がスイッチ摺動部15に連結されてい
る。スイッチ摺動部15の構造は前記図1、図2と同様
である。
【0018】しかして、掃除機のスイッチをオンにする
と、吸引口3から入ってくる風Bの風圧によって羽根板
部26が押されて回転ファン10が図4(a)の矢印イ
方向に回転し、これに連動して矢印ロで示すようにスイ
ッチ摺動部15がオンの位置に移動して電気バリカン1
のスイッチが入る。その後、掃除機のスイッチをオフに
すると、吸引口3から入ってくる風がなくなるため、ス
イッチ摺動部15に設けた復帰ばね22のばね力によっ
て、スイッチ摺動部15は矢印ハで示す方向に引き寄せ
られてオフの位置に戻ると共に、回転ファン10も逆回
転して元の位置に戻る。従って、図1、図2の実施形態
と同様な作用効果が得られるうえに、羽根板部26は筒
状ケース4の中心軸M上に配置されているので、最も風
量が大きい位置に羽根板部26が位置するようになり、
回転ファン10によるスイッチ動作が確実に行われるよ
うになる。
【0019】ところで、電気バリカン本体5に筒状ケー
ス4を装着しないで、電気バリカン本体5のみで単独使
用する場合がある。そこで、筒状ケース4を取り付けた
ときと取り付けないときの両方で電気バリカン1を動作
できるようにする必要があり、これを可能とするための
実施形態を図6、図7に示す。本例では、電気バリカン
1の外表面に、電気バリカン1を動作させるための本体
スイッチ8と、スイッチ操作体7に連動する連動スイッ
チ11とをそれぞれ設けてある。本体スイッチ8は単独
使用可能となっている。さらに、ばね部材20で起立方
向にばね付勢された板状レバー9を起倒自在に設けると
共に、この板状レバー9に連動する連動スイッチ11
を、電気バリカン本体5の外表面に設けた筒状リブ50
内のスイッチ孔12の奥側に配置することで、電気バリ
カン本体5に筒状ケース4を装着したときのみスイッチ
操作体7によって駆動されるようにしている。ここで
は、連動スイッチ11の上面に突設させた押し込みロッ
ド30を押し込み防止用のスイッチ孔12内に挿入して
ある。そして、風圧で倒れる板状レバー9の先端部に設
けた凸状部材60で押し込みロッド30を押し込むこと
によって連動スイッチ11が矢印ニ方向に下降してスイ
ッチ33がオンとなり、また、板状レバー9がばね部材
20によって起立したときには連動スイッチ11が上昇
してスイッチ33がオフとなるように構成してある。
【0020】しかして、筒状ケース4を装着しないとき
は本体スイッチ8を単独動作させることができる。この
とき連動スイッチ11に突設された押し込みロッド30
はスイッチ孔12を形成する筒状リブ50で囲まれてお
り、筒状リブ50の先端50aによって押し込みロッド
30に指が触れることができなくなり、これにより電気
バリカン1のスイッチが不用意にオンになってしまうの
を防止でき、誤操作防止に有効となる。
【0021】また従来の電気バリカン1は、本体スイッ
チ8のオン、オフをはっきりさせるために、或いは容易
にオン、オフの切り替えが行われないようにするため
に、クリック片(図示せず)が設けられているが、この
ようなクリック片があると、風圧で倒される板状レバー
9を本体スイッチ8に連結しても、本体スイッチ8のオ
ン、オフがスムーズにできなくなる場合があるが、図
6、図7の実施形態では、本体スイッチ8と連動スイッ
チ11とを別に設け、本体スイッチ8を単独で使用可能
としたので、この本体スイッチ8にクリック片を設ける
ことができるものである。従って、図6、図7の例では
本体スイッチ8と連動スイッチ11の両方で、それぞれ
安定したスイッチ動作を行うことができるという利点が
ある。
【0022】図8はスイッチ操作体7の風Bを受けて動
く部位に、電気バリカン1のオン、オフの状態を示す動
作表示部13を一体に設けた場合を示している。他の構
成は図1、図2の構造と基本的に同一である。本例では
起倒自在な板状レバー9の上端に円弧板部31を設け、
円弧板部31の外面に動作表示部13が設けられてい
る。円弧板部31は、板状レバー9の支点部18と同芯
円状に形成されており、一方、動作表示部13に対応す
る筒状ケース4の外表面には窓孔33が形成されてお
り、外部から窓孔33を通して動作表示部13を目視で
きるようになっている。従って、掃除機のスイッチをオ
ンにしたときに、板状レバー9が倒れて、窓孔33に
「オン」の表示がくるので、電気バリカン1が動作して
いるかどうかの判断が一目でわかり、従って、板状レバ
ー9の倒れを利用して簡単に動作表示部13を表示でき
ると共に、掃除機の騒音及び風による振動が電気バリカ
ン本体5に伝わって電気バリカン1が動作しているかど
うかがわかりづらくなるという問題もなくなる。
【0023】ところで、掃除機の吸引力にはメーカーに
よって差違があり、多段階的に吸引力を変化させること
ができるようになっている。吸引力の大きい掃除機を筒
状ケース4に接続した場合、吸引力が強すぎて、騒音が
大きくなり、特に耳回りをカットした場合に耳に悪影響
を及ぼす恐れがある。そこで、図9に示すように、動作
表示部13に、吸引力が強すぎた場合の「強い」という
危険表示部14を設けるのが望ましい。本例では、吸引
力が強すぎるときは板状レバー9が大きく倒れることに
よって窓孔33に「強い」の表示がくるので、吸引力が
強すぎるかどうかの判断が一目ででき、この場合、掃除
機の吸引力を弱めることで、耳に不快感を感じることも
なくなり、安心して使用できるようになる。また、風量
によって筒状ケース4内の板状レバー9の倒れる角度を
変化させることによって、使用する前に危険を予知でき
ると共に、風量によって板状レバー9の倒れ量が変化す
るようにしたので、危険表示部14の表示が簡単にでき
るという利点もある。
【0024】上記各実施形態において、スイッチ操作体
7の風を受けて動く部位(例えば板状レバー9或いは回
転ファン10の羽根板部26)を、吸引風路6内の風量
が最も大きい場所に配置されるのが望ましい。図10
(a)は、筒状ケース4の断面が半円形状の場合の一番
風圧の強い部分を斜線Dで示しており、図10(b)
は、筒状ケース4の断面が瓢箪形の場合の一番風圧の強
い部分を斜線Eで示している。これら部分D,Eに板状
レバー9(羽根板部26も同様)を配置することによっ
て風力を正確に板状レバー9に伝えることができ、電気
バリカン1のオン、オフ動作が正確に行われるようにな
る。
【0025】
【発明の効果】上述のように請求項1記載の発明にあっ
ては、一端が電気バリカンの刃部近傍に開口し、他端が
吸引機に接続された筒状ケースを電気バリカン本体に着
脱自在に装着し、刃部で刈り上げた髪を筒状ケース内の
吸引風路を通して吸引機に吸引するようにした吸引式電
気バリカンにおいて、筒状ケースの吸引風路内に、吸引
機の吸引力により発生する風を受けて動くスイッチ操作
体を設けると共に、このスイッチ操作体を電気バリカン
を動作させるための本体スイッチに連結したので、吸引
機のスイッチをオンにすると、吸引風路内に入ってくる
風の風圧によってスイッチ操作体が電気バリカンの本体
スイッチをオンにするので、電気バリカンのスイッチ操
作をしなくても、電気バリカンを自動的に動作させるこ
とができる。従って、従来のように吸引機の騒音と筒状
ケース内の風の吸引による振動とによって、電気バリカ
ンがオンになっているかどうかの区別がつかないという
問題を解消できると共に、電気バリカンのスイッチ操作
を省略できるので、操作性が向上すると共に使い勝手が
良好となる。
【0026】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の効果に加えて、スイッチ操作体は、吸引機の吸引力
により発生する風の風圧で倒れて本体スイッチをオンに
する起倒自在な板状レバーで構成されるので、吸引機の
スイッチをオンにすると、吸引風路内に入ってくる風の
風圧によって板状レバーが倒れて電気バリカンのスイッ
チが入る。従って、起倒自在な板状レバーによってスイ
ッチ操作体を簡単に構成できる。
【0027】また請求項3記載の発明は、請求項1記載
の効果に加えて、スイッチ操作体は、吸引機の吸引力に
より発生する風の風圧で回転して本体スイッチをオンに
する回転ファンで構成されるので、吸引機のスイッチを
オンにすると、吸引風路内に入ってくる風の風圧によっ
て回転ファンが回転して電気バリカンのスイッチが入
る。従って、回転自在な回転ファンによってスイッチ操
作体を簡単に構成できる。
【0028】また請求項4記載の発明は、請求項1〜3
のいずれかに記載の効果に加えて、電気バリカン本体の
外表面に、電気バリカンを動作させるための本体スイッ
チと、スイッチ操作体に連動する連動スイッチとをそれ
ぞれ設け、連動スイッチは、電気バリカン本体の外表面
に設けたスイッチ孔の奥側に配置され且つ電気バリカン
本体に筒状ケースを装着したときのみスイッチ操作体に
よって駆動されて電気バリカンを動作させるので、筒状
ケースを装着しないときは本体スイッチで電気バリカン
を単独動作させることができ、またこのとき連動スイッ
チがスイッチ孔の奥側に配置されているため、連動スイ
ッチに指が触れて電気バリカンのスイッチが不用意にオ
ンになってしまうのを防止でき、誤操作防止に有効とな
り、この結果本体スイッチと連動スイッチの両方で、そ
れぞれ安定したスイッチ動作を行うことができるもので
ある。
【0029】また請求項5記載の発明は、請求項1記載
の効果に加えて、スイッチ操作体の風を受けて動く部位
に、電気バリカンのオン、オフの状態を示す動作表示部
を一体に設けたので、吸引機のスイッチをオンにしたと
きに、板状レバーが倒れて、動作表示部によって電気バ
リカンが動作しているかどうかの判断が容易となるの
で、吸引機の騒音及び風による振動が電気バリカン本体
に伝わって電気バリカンが動作しているかどうかがわか
りづらくなるという問題がなくなり、そのうえ風量によ
って板状レバーの倒れ量が変化するのを利用して動作表
示部を容易に表示できるものである。
【0030】また請求項6記載の発明は、請求項5記載
の効果に加えて、動作表示部に、吸引力が強すぎる場合
の危険表示部を設けたので、使用する前に危険を予知で
き、また、使用中にも吸引力が強すぎるかどうかの判断
が容易となり、吸引力を弱めて耳に不快感を感じさせな
いようにできるなど、安心して使用できるものとなる。
【0031】また請求項7記載の発明は、請求項1記載
の効果に加えて、スイッチ操作体の風を受けて動く部位
を、吸引風路内の風量が最も大きい場所に配置したの
で、吸引風路内の風力を正確にスイッチ操作体に伝える
ことができ、これにより電気バリカンのスイッチ動作を
より安定化させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の一例を示す断面図である。
【図2】同上の板状レバー付近の断面図である。
【図3】他の実施形態の斜視図である。
【図4】(a)は同上の平面図、(b)は側面断面図で
ある。
【図5】同上の正面断面図である。
【図6】更に他の実施形態の断面図である。
【図7】同上の斜視図である。
【図8】更に他の実施形態の一部破断斜視図である。
【図9】更に他の実施形態の一部破断斜視図である。
【図10】(a)(b)は更に他の実施形態の説明図で
ある。
【図11】従来の側面図である。
【符号の説明】
1 吸引式電気バリカン 2 刃部 4 筒状ケース 5 電気バリカン本体 6 吸引風路 7 スイッチ操作体 8 本体スイッチ 9 板状レバー 10 回転ファン 11 連動スイッチ 12 スイッチ孔 13 動作表示部 14 危険表示部
フロントページの続き (72)発明者 小川 仁志 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 山口 尚紀 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 橋口 哲朗 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 村木 健一 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 Fターム(参考) 3C056 LL05 LL09 LL37

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端が電気バリカンの刃部近傍に開口
    し、他端が吸引機に接続された筒状ケースを電気バリカ
    ン本体に着脱自在に装着し、刃部で刈り上げた髪を筒状
    ケース内の吸引風路を通して吸引機に吸引するようにし
    た吸引式電気バリカンにおいて、筒状ケースの吸引風路
    内に、吸引機の吸引力により発生する風を受けて動くス
    イッチ操作体を設けると共に、このスイッチ操作体を電
    気バリカンを動作させるための本体スイッチに連結した
    ことを特徴とする吸引式電気バリカン。
  2. 【請求項2】 スイッチ操作体は、吸引機の吸引力によ
    り発生する風の風圧で倒れて本体スイッチをオンにする
    起倒自在な板状レバーで構成されることを特徴とする請
    求項1記載の吸引式電気バリカン。
  3. 【請求項3】 スイッチ操作体は、吸引機の吸引力によ
    り発生する風の風圧で回転して本体スイッチをオンにす
    る回転ファンで構成されることを特徴とする請求項1記
    載の吸引式電気バリカン。
  4. 【請求項4】 電気バリカン本体の外表面に、電気バリ
    カンを動作させるための本体スイッチと、スイッチ操作
    体に連動する連動スイッチとをそれぞれ設け、連動スイ
    ッチは、電気バリカン本体の外表面に設けたスイッチ孔
    の奥側に配置され且つ電気バリカン本体に筒状ケースを
    装着したときのみスイッチ操作体によって駆動されて電
    気バリカンを動作させることを特徴とする請求項1〜3
    のいずれかに記載の吸引式電気バリカン。
  5. 【請求項5】 スイッチ操作体の風を受けて動く部位
    に、電気バリカンのオン、オフの状態を示す動作表示部
    を一体に設け、筒状ケースに動作表示部に対応する窓孔
    を設けたことを特徴とする請求項1記載の吸引式電気バ
    リカン。
  6. 【請求項6】 動作表示部に、吸引力が強すぎる場合の
    危険表示部を設けたことを特徴とする請求項5記載の吸
    引式電気バリカン。
  7. 【請求項7】 スイッチ操作体の風を受けて動く部位
    を、吸引風路内の風量が最も大きい場所に配置したこと
    を特徴とする請求項1記載の吸引式電気バリカン。
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