JP2005248735A - 扇風機 - Google Patents
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Abstract
【課題】 リモコンの置き忘れや紛失を防止し、遠隔操作可能な状態でコンパクトにリモコンを収納することが可能な扇風機を提供する。
【解決手段】 リモコン16を収納するリモコン収納部17を、モータ5を支持し制御部31を備えた支持部3に設ける。このリモコン収納部17にリモコン16を収納すれば、リモコン16の置き忘れや紛失を防止できる。また、リモコン16の収納時には、リモコン16の操作面18が支持部3の上面と同一面か或いは支持部3の上面よりも突出するので、リモコン16を収納したまま当該リモコン16の露出した操作面18から遠隔操作ができ、操作性が向上する。しかも、埃や塵がリモコン16の操作面18に集中せず、衛生性が向上する。
【選択図】 図1
【解決手段】 リモコン16を収納するリモコン収納部17を、モータ5を支持し制御部31を備えた支持部3に設ける。このリモコン収納部17にリモコン16を収納すれば、リモコン16の置き忘れや紛失を防止できる。また、リモコン16の収納時には、リモコン16の操作面18が支持部3の上面と同一面か或いは支持部3の上面よりも突出するので、リモコン16を収納したまま当該リモコン16の露出した操作面18から遠隔操作ができ、操作性が向上する。しかも、埃や塵がリモコン16の操作面18に集中せず、衛生性が向上する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、本体の各部を遠隔操作するリモコン(リモートコントローラ)を備えた扇風機に関する。
従来、この種の扇風機は、駆動する電動機を支持し、電装品を含む制御部を内部に備えた支持部と、支持部を着脱自在に嵌合する基台とにより本体を構成する一方で、本体の各部を遠隔操作するためのリモコンは、当該本体の外部に独立して配置される。例えば特許文献1には、本体の真後からリモコンで送信した場合でも、支持部を構成する支柱の影にならずリモコン操作ができるように、基台であるベース部の正面ではなく、側面寄りの外周部にリモコンの受光部を配設しており、このリモコンからの操作信号を受けて、制御部は電動機ひいては羽根による送風動作などの制御を行なっている。
特開平6−147188号公報
しかしながら、このような構造のものでは、リモコンが不特定多数の使用者によって、例えば室内の任意の箇所に置かれてしまう。そのため、リモコンの置き忘れや紛失の虞れがあって、その場合にはリモコンを探し出す手間がかかるという問題があった。
そこで、本発明は上記問題点に鑑み、リモコンの置き忘れや紛失を防止し、遠隔操作可能な状態でコンパクトにリモコンを収納することが可能な扇風機を提供することをその目的とする。
本発明の請求項1では、リモコンを収納するための収納部が、電動機を支持し制御部を備えた支持部に設けられている。そのため、この収納部にリモコンを収納すれば、リモコンの置き忘れや紛失を防止できる。また、収納部にリモコンを収納すると、リモコンの操作面である面は、支持部の面と同一面か或いは支持部の面よりも突出するので、リモコンを収納したまま当該リモコンの露出した操作面から遠隔操作ができ、操作性が向上すると共に、埃や塵がリモコンの操作面に集中せず、衛生性が向上する。
本発明の請求項2では、収納部にリモコンが存在しない場合であっても、露出した操作部を操作して本体の各部を動かすことができる。また、収納部にリモコンを収納すると、このリモコンによって操作部が覆われ操作できなくなるが、代わりにリモコンの操作面を操作して本体の各部を動かすことができる。このように、リモコンの操作面と操作部のいずれか一方だけを操作できるため、操作時における煩雑さを解消することができる。
本発明の請求項3では、リモコンと受部が重なるようにリモコンが収納されるので、当該リモコンをコンパクトに収納できると共に、リモコンと受部を重ね合わせることで双方の位置決めがなされ、リモコンの操作面から各部を確実に動作させることが可能になる。
本発明は、以上説明したようなものであるから、以下に記載されるような効果を奏する。
本発明の請求項1における扇風機によれば、リモコンの置き忘れや紛失を防止し、遠隔操作可能な状態でコンパクトにリモコンを収納することが可能になる。しかも、リモコンの操作面に埃や塵が溜まるのを防止して、衛生性を向上させることができる。
本発明の請求項2における扇風機によれば、リモコンの操作面と操作部のいずれか一方だけを操作できるようにして、操作時における煩雑さを解消することができる。
本発明の請求項3における扇風機によれば、リモコンをコンパクトに収納できると共に、リモコンの操作面から各部を確実に動作させることができる。
以下、添付図面を参照しながら、本発明における扇風機の好ましい実施例を説明する。
扇風機の全体構成を示す図1において、1は送風機能を有する扇風機本体であり、これは床面(図示せず)などに安定した状態で載置される平板状の基台部2と、この基台部2に着脱可能に立設される支持部3と、支持部3の上端開口部より昇降自在に挿入支持されるスライドパイプ4と、スライドパイプ4の上端において左右方向に首振り可能に取付けられ、モータ5で回転駆動される羽根6をガード7で覆って構成される送風部8とにより構成される。また支持部3は、基台部2の上面に設けた凹部11(図4参照)に嵌合可能な箱状の収納ケース12と、この収納ケース12の上面に直立状態で取付けられ、前記スライドパイプ4を垂直方向に挿通する孔(図示せず)を有する支柱13とにより構成される。特にPP樹脂製の収納ケース12の上面には、図2にも示すように、扇風機本体1の各部を遠隔操作するリモコン16を収納可能な凹状の収納部たるリモコン収納部17が、支柱13の前方に位置して形成される。なお15は、支柱13の前面に設けられたマイナスイオン発生器である。
図1および図2では、いずれも支持部3のリモコン収納部17にリモコン16を収納した状態が示されている。この状態では、リモコン16の露出した面即ち上面である操作面18と収納ケース12の面即ち上面が段差のない同一の面になるか、さもなければリモコン16の操作面18が収納ケース12の上面よりも若干突出するようになっていて、リモコン16は扇風機本体1に収納した状態で操作面18から操作できるように配置される。また、基台部2の上面と収納ケース12の上面は、外観性を考慮して段差のない同一の面を形成しており、リモコン16の操作面は基台部2の上面およびこの基台部2に連なる支持部3の収納ケース12の上面よりも、下方に位置しない状態で収納される。
図3は、リモコン16をリモコン収納部17から取出した状態を示している。同図において、リモコン収納部17の底面略中央には、リモコン16がなくても扇風機本体1の各部を操作できるように、単独の押し釦スイッチからなる操作部21が設けられる。この操作部21は、リモコン収納部17に収納したリモコン16に覆われるように配置される。また、リモコン収納部17の後方すなわち支柱13側には、リモコン16の受部たる受光部22が設けられていて、前述の図1や図2に示すように、受光部22の一部は前記リモコン16の一側と重なり合うように配置されている。
図4は、基台部2から支持部3の収納ケース12を取り外した状態を示したものである。同図において、収納ケース12はその下側に裏蓋23を備えており、後述する制御部31を内部に配置している。また、収納ケース12の外周側面には弾性変形可能な爪部24が一体的に形成され、この爪部24を基台部2の凹部11内面に形成した嵌合部25に嵌合させることで、基台部2の凹部11に支持部3の収納ケース12が装着される。前記制御部31は基台部2ではなく支持部3内に設けられているので、基台部2に支持部3を着脱する際に、モータ5などの電装部と制御部31との間にわざわざコネクタを配置する必要がなく、電気的な信頼性を高めることができる。
図5は、支持部3およびその周辺の縦断面図である。同図において、31は収納ケース12の内部に配置された制御部であって、これは操作部21や受光部22からの操作信号を受けて、扇風機本体1の各部であるモータ5や、マイナスイオン発生器15や、送風部8の首振り機構(図示せず)などの動作を制御するものである。また、制御部31を構成する回路基板32には、前記操作部21に対応して設けられたスイッチ接点33と、受光部22を構成するホトトランジスタなどの受光素子34が共に実装される。前述の受光部22は、リモコン収納部17にリモコン16を収納した際に、リモコン16の一側下部にある発光素子37に対向して設けられる受光素子34と、この受光素子34を覆うようにして設けられる透光部材35とにより構成される。収納ケース12の上面と制御部31との間には所定の空間38が形成され、この空間38を利用して前記リモコン16を収納するリモコン収納部17が形成される。一方、リモコン16はリモコン収納部17への収納時に方向性を持たせるために、その先端側である一側にのみ突出片41が形成され、この突出片41の下方に前記発光素子37が配設される。前記受光部22を構成する透光部材35は、リモコン収納部17の底面よりも上方に突出しており、受光部22を配置したリモコン収納部17の一側にリモコン16の突出片41を向かい合わせた時にのみ、当該突出片41が透光部材35の一部を覆うように、リモコン16がリモコン収納部17に収納されるようになっている。
次に、本発明における作用を説明すると、扇風機の使用に際しては、支持部3に取付けられた電源コード(図示せず)を商用電源のコンセントに差込み、制御部31を通電状態にする。ここで、リモコン16をリモコン収納部17から取り外すか否かに拘らず、リモコン16の操作面18にある各種の操作ボタンを押動すると、リモコン16の発光素子37から支持部3側の受光素子34に到達した操作信号が制御部31に取り込まれ、その操作信号に基づく扇風機本体1の各部の動作制御が行なわれる。具体的には、送風部8の運転入・切と、マイナスイオン発生器15の運転入・切と、送風部8のタイマー運転における時間の切替えと、送風部8の風量調節と、送風部8のゆらぎ運転入・切とを、リモコン16から各々遠隔操作することができる。
また本実施例では、リモコン16がリモコン収納部17に存在しない場合でも、リモコン収納部17の底面にある操作部21を操作することにより、扇風機本体1の各部の動作を制御できる。ここでは、操作部21を押動操作する毎に、送風部8の風量(例えば、強,中,弱の三段階)と切動作が順次切替えられ、送風部8が切状態以外のときに、操作部21を一定時間以上押し続ける毎に、ゆらぎ運転の入・切が選択できるようになっている。なお、こうした機能はあくまでも一例であり、扇風機本体1の仕様を考慮して適宜変更してよい。
本実施例における扇風機は、基台部2の略中央部に位置する支持部3の収納ケース12上面に、リモコン16の形状に概ね対応した凹状のリモコン収納部17があるため、利用者に対しリモコン収納部17へのリモコン16の収納が励行され、リモコン16の置忘れや紛失を防止できる。また、リモコン16をリモコン収納部17に収納した状態では、操作部21がリモコン16で覆われて見えなくなるので、使用者はリモコン16の操作面18を自然に操作するようになり、操作部21とリモコン16の操作面18のどちらを操作したらよいか、という迷いを解消できる。さらに、リモコン16はその一側にのみ外方に突き出した突出片41が、受光部22に対応して形成されるため、リモコン16をリモコン収納部17へ収納する際の方向性が一義的に定まって、リモコン16の発光素子37が受光素子34に確実に向かい合うと共に、この突出片41が受光部22の一部に重なるため、コンパクトにリモコン16を収納できる。
また、リモコン16の収納時には、その露出した操作面18が収納ケース12の上面よりは凹んでおらず、操作面18からの操作性が利用して向上する。しかも、使用者が手で触れる機会の多い操作面18に埃や塵などが溜まらず、リモコン16としての衛生性も向上する。
以上のように本実施例によれば、羽根6を駆動する電動機としてのモータ5を支持し制御部31を備えた支持部3と、この支持部3に嵌合可能な基台部としての基台2と、制御部31との間で遠隔操作可能なリモコン16とを備え、リモコン16の上面が支持部3の上面と同一面か又は支持部3の上面よりも突出するように、リモコン16を収納するリモコン収納部17を支持部3に設けている。
この場合、リモコン16を収納するためのリモコン収納部17が、モータ5を支持し制御部31を備えた支持部3に設けられている。そのため、このリモコン収納部17にリモコン16を収納すれば、リモコン16の置き忘れや紛失を防止できる。また、リモコン収納部17にリモコン16を収納すると、リモコン16の操作面18である上面は、支持部3の上面と同一面か或いは支持部3の上面よりも突出するので、リモコン16を収納したまま当該リモコン16の露出した操作面18から遠隔操作ができ、操作性が向上すると共に、埃や塵がリモコン16の操作面18に集中せず、衛生性が向上する。
また本実施例では、リモコン16を収納したときにこのリモコン16に覆われるように、リモコン収納部17の例えば底面に制御部31の操作体である操作部21を配置している。
こうすると、リモコン収納部17にリモコン16が存在しない場合であっても、露出した操作部21を操作して扇風機本体1の各部を動かすことができる。また、リモコン収納部17にリモコン16収納すると、このリモコン16によって操作部21が覆われ操作できなくなるが、代わりにリモコン16の操作面18を操作して扇風機本体1の各部を動かすことができる。このように、リモコン16の操作面18と操作部21のいずれか一方だけを操作できるため、操作時における煩雑さを解消することができる。
また本実施例では、リモコン16をリモコン収納部17に収納したときに、リモコン16と支持部3に設けた受光部22が部分的に重なるように構成している。
このようにすると、リモコン16と支持部3に設けた受光部22が重なるようにリモコン16が収納されるので、当該リモコン16をコンパクトに収納できると共に、リモコン16と受光部22を重ね合わせることで双方の位置決めがなされ、リモコン16の操作面18から各部を確実に動作させることが可能になる。
なお、本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
2 基台部(基台)
3 支持部
5 モータ(電動機)
16 リモコン
17 リモコン収納部(収納部)
21 操作部
22 受光部(受部)
31 制御部
3 支持部
5 モータ(電動機)
16 リモコン
17 リモコン収納部(収納部)
21 操作部
22 受光部(受部)
31 制御部
Claims (3)
- 駆動する電動機を支持し制御部を備えた支持部と、この支持部に嵌合可能な基台と、遠隔操作可能なリモコンとを備え、前記リモコンの面が前記支持部の面と同一面か又は前記支持部の面よりも突出するように、前記リモコンを収納する収納部を前記支持部に設けたことを特徴とする扇風機。
- 前記リモコンを収納したときに該リモコンに覆われるように、前記収納部に操作部を配置したことを特徴とする請求項1記載の扇風機。
- 前記リモコンを収納したときに、設けた受部が重なるように構成したことを特徴とする請求項1記載の扇風機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004056765A JP2005248735A (ja) | 2004-03-01 | 2004-03-01 | 扇風機 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005248735A true JP2005248735A (ja) | 2005-09-15 |
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ID=35029468
Family Applications (1)
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JP2004056765A Pending JP2005248735A (ja) | 2004-03-01 | 2004-03-01 | 扇風機 |
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JP (1) | JP2005248735A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007138763A (ja) * | 2005-11-16 | 2007-06-07 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 扇風機 |
CN102588314A (zh) * | 2012-03-15 | 2012-07-18 | 美的集团有限公司 | 一种电风扇 |
JP2016038125A (ja) * | 2014-08-06 | 2016-03-22 | 三菱電機株式会社 | 空気調和機の室内機 |
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2004
- 2004-03-01 JP JP2004056765A patent/JP2005248735A/ja active Pending
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Legal Events
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