JP2004000327A - ヘアーカッター - Google Patents

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Abstract

【課題】外力により不意に刈り高さが変化することがなく、且つ、使い勝手の良いヘアーカッターを提供する。
【解決手段】駆動部を内蔵した本体部2に、スライドにより駆動部のオンオフを切替えるスイッチハンドル5と、櫛歯状の固定刃3bとこの固定刃3bに対して駆動部により摺接駆動される櫛歯状の可動刃3aとを有する刃ブロック3と、先端に櫛部を備えてその櫛部と前記刃ブロック3の刃先部分との間隔をスライドにより可変とする刈り高さ調整アタッチメント1と、回転により刈り高さ調整アタッチメント1を連動してスライドさせる回転ダイアル4とを具備したヘアーカッター20において、駆動部をオンとする位置にあるスイッチハンドル5の係合部5aを回転ダイアル4の被係合部4aと係合させることで回転ダイアル4の回転をロックさせる。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、摺接する櫛状の固定刃と可動刃によって毛髪のカットを行うヘアーカッターに関する。
【0002】
【従来の技術】
ヘアーカッターとは、本体部の先端に櫛状の固定刃と可動刃を有した刃ブロックを備えると共にモータにより可動刃を固定刃に対して摺接駆動させて毛髪をカットするものであり、本体部の外面にスライド自在に係止させた刈り高さ調整アタッチメントを操作して刈り高さの多段階調整を可能としたものが従来から数多く提案されている。また、本体部に回転ダイアルを設けると共に該回転ダイアルの回転と連動して刈り高さ調整アタッチメントを刃先方向にスライドさせるようにしたものも従来から数多く提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような刈り高さ調整アタッチメントを具備した従来のヘアーカッターにあっては、刈り高さ調整アタッチメントが外力により不意にスライドして刈り高さが変化してしまうことを防止する為に刈り高さ調整アタッチメントの保持力を大きく設定する必要があり、その為に回転ダイアルの操作が重くなって使い勝手の悪いものとなっていた。また、特開平7−236780号公報には、回転ダイアルにロック機構を設けることも提案されているが、この場合は回転ダイアルを操作する際に押し込みながら回転させなければならないことから両手で操作する必要があり、やはり使い勝手の悪いものであった。
【0004】
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、刈り高さ調整アタッチメントを強く押え込んでも不意に刈り高さが変化することがなく安全であり、且つ、使い勝手の良いヘアーカッターを提供することを課題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明を、駆動部を内蔵した本体に、スライドにより駆動部のオンオフを切替えるスイッチハンドルと、櫛歯状の固定刃とこの固定刃に対して駆動部により摺接駆動される櫛歯状の可動刃とを有する刃ブロックと、先端に櫛部を備えてその櫛部と前記刃ブロックの刃先部分との間隔をスライドにより可変とする刈り高さ調整アタッチメントと、回転により刈り高さ調整アタッチメントを連動してスライドさせる回転ダイアルとを具備したヘアーカッターにおいて、スイッチハンドルが駆動部をオンとする位置にある時に回転ダイアルの回転をロックするロック手段を設けたことを特徴としたものとする。このようにすることで、使用時には回転ダイアルがロックされることから刈り高さ調整アタッチメントが不意にスライドして刈り高さが変更されてしまうことを防止し、且つ、使用時以外には回転ダイアルがロックされないことから回転ダイアルを軽い操作力で回転させて刈り高さを調整することができる。
【0006】
また、ロック手段をスイッチハンドルに連結される連結部材と回転ダイアルで形成することも好ましく、このようにすることで、連結部材を内部に収納してロック手段を外部より視認不能とし、外観をシンプルに仕上げることができる。
【0007】
また、連結部材に係合部を形成すると共に回転ダイアルに被係合部を形成し、駆動部をオンとする位置にあるスイッチハンドルと連結した連結部材の係合部を回転ダイアルの被係合部と係合させることでロック手段とすることも好ましく、このようにすることで、回転ダイアルの回転を確実にロックすることができる。
【0008】
また、回転ダイアルに複数の被係合部を形成すると共に、この複数の被係合部と連結部材の係合部が係合する夫々の位置で回転ダイアルを段階的に係止させるクリック係止手段を備えることも好ましく、このようにすることで、予め設定される複数の刈り高さの中から簡単に刈り高さを設定することができると共に、いずれの刈り高さにおいても使用時には回転ダイアルの回転を確実にロックすることができる。
【0009】
また、ロック手段をスイッチハンドルと回転ダイアルで形成することも好ましく、このようにすることで、部品点数を削減してコンパクトなヘアーカッターとすることができる。
【0010】
また、スイッチハンドルに係合部を形成すると共に回転ダイアルに被係合部を形成し、駆動部をオンとする位置にあるスイッチハンドルの係合部を回転ダイアルの被係合部と係合させることでロック手段とすることも好ましく、このようにすることで、回転ダイアルの回転を簡単な構成で確実にロックすることができる。
【0011】
また、回転ダイアルに複数の被係合部を設けると共に、この複数の被係合部とスイッチハンドルの係合部とが係合する夫々の位置で回転ダイアルを段階的に係止させるクリック係止手段を備えることも好ましく、このようにすることで、予め設定される複数の刈り高さの中から簡単に刈り高さを決定することができると共に、いずれの刈り高さにおいても使用時には回転ダイアルの回転を確実にロックすることができる。
【0012】
また、回転ダイアルの回転がロックされた状態にて該回転ダイアルに或る一定以上の外力が作用した場合には駆動部をオフとする位置にスイッチハンドルをスライドさせる安全機構を設けることも好ましく、このようにすることで、使用時に回転ダイアルが回転して不意に刈り高さが変更された場合には駆動部が自動的にオフになることから、誤って短く刈り過ぎることがなく安心して使用することができる。
【0013】
また、駆動部をオンとする位置にあるスイッチハンドルが回転ダイアルを押圧することでロック手段とすることも好ましく、このようにすることで、回転ダイアルがどの回転位置にある場合でもスイッチハンドルをスライドさせて駆動部をオンにすればその状態で回転ダイアルの回転をロックすることができ、刈り高さを細かく設定して確実に保持することが可能となる。
【0014】
また、スイッチハンドルを回転ダイアルの内側に配置することも好ましく、このようにすることで、駆動部のオンオフの操作部分と刈り高さの調整部分とを密接してコンパクトに設置することができ、使い勝手が良いものとなる。
【0015】
また、スイッチハンドルと回転ダイアルを本体部の正面に配置することも好ましく、このようにすることで、使用時に駆動部のオンオフや刈り高さを容易に視認することができ、更に使い勝手が良いものとなる。
【0016】
また、現在の回転ダイアルの回転位置と対応して設定される現在の刈り高さを表示する表示部を設けることも好ましく、このようにすることで、現在設定されている刈り高さが一目で分かるようになり、更に使い勝手が良いものとなる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を添付図面に示す実施の形態に基づいて説明する。図1には、本発明の実施の形態における一例のヘアーカッター20の刈り高さ調整アタッチメント1を本体部2から取外した状態を示しており、図2には主要部を分解した状態を示している。
【0018】
本体部2には駆動部(図示せず)を内蔵しており、本体部2を把持した際に上側に位置する先端部には、櫛歯状の固定刃3bとこの固定刃3bに対して駆動部により摺接駆動される櫛歯状の可動刃3aを有した刃ブロック3を設けている。本体部2の正面部分のハウジングには環状を成すダイアル用貫通孔2bを形成しており、前記ダイアル用貫通孔2bの近傍には刃ブロック3の刃先方向に長尺の矩形を成すラック用貫通孔2aを形成している。
【0019】
回転ダイアル4は正面視略環状を成す部材であり、正面側の形状をその内周側と外周側とで段差を設けて外周側の環状部分4cが内周側の環状部分4dより一段高くなるよう形成している。前記内周側の環状部分4dにはスライド溝7aを備えて概略円板状を成すスイッチ基台7を載置し、スイッチ基台7を介して回転ダイアル4が本体部2に回転自在に支持されるようにしている。スライド溝7aは刃先方向に長尺であってその刃先側端部がスイッチ基台7の外周面にて開口するように形成しており、前記スライド溝7a内にてスイッチハンドル5を刃先方向にスライド自在に配置している。本体部2に内蔵される駆動部のオンオフはスイッチハンドル5の刃先方向のスライドにより切替えられる構造になっており、スイッチハンドル5が刃先側に位置する時に駆動部がオンとなり、刃先側と逆側に位置する時にオフとなるものである。回転ダイアル4の背面側には歯部4bを延設しており、この歯部4bがダイアル用貫通孔2bを介してハウジング内部に位置し、回転ダイアル4と一体に回転するようになっている。
【0020】
ラック6は、共に刃先方向に長尺である操作桿6aと歯部6bとを一体に具備して成る正面視略コ字状の部材であり、操作桿6aの刃先側端部からは正面側に向けて係合用突部6cを延設している。前記ラック6は本体部2のハウジング内に位置すると共に係合用突部6cだけをラック用貫通孔2aから正面側に突出させており、ハウジング内部にてラック6の歯部6bと回転ダイアル4の歯部4bとを噛合わせている。ラック6の歯部6bには刃先方向の一直線状に複数の歯を並設しており、これが回転ダイアル4の歯部4bにて円弧状に並設される複数の歯と噛合うことで、回転ダイアル4の回転と連動してラック6が刃先方向にスライドすると共に、係合用突部6cがラック用貫通孔2a内を刃先方向に移動するものである。
【0021】
刈り高さ調整アタッチメント1は本体部2の刃ブロック3を覆う位置にて刃先方向にスライド自在に装着される部材であり、その内壁にラック用貫通孔2aから突出した係合用突部6cを係合させている。従って、回転ダイアル4を回転させると係合用突部6cを介して刈り高さ調整アタッチメント1が刃先方向に自在にスライドし、刈り高さ調整アタッチメント1の先端に備えた櫛部と刃ブロック3の刃先部分との距離を自在に変更することができるようになっている。
【0022】
本体部2のダイアル用貫通孔2b近傍に形成した溝部2cには凸部8aを有した板ばね8を保持しており、回転ダイアル4の背面に形成した複数の溝(図示せず)と前記凸部8aとが弾性的に係合することで、回転ダイアル4が段階的な複数の位置で係止されてクリック感を得ながら回転するようになっている。そして、回転ダイアル4がこの複数の段階的な係止位置の夫々にある時に、スイッチ基台7のスライド溝7a内を刃先方向にスライドさせたスイッチハンドル5の刃先側に設けた凸状の係合部5aが係合するように、回転ダイアル4の内壁4eに凹状の被係合部4aを前記係止位置に対応して複数形成している。
【0023】
従って、図3(a)に示すようにスイッチハンドル5を刃先側と逆側に位置させて駆動部をオフとした状態では回転ダイアル4を回転させて刈り高さを段階的に選択することができ、図3(b)に示すようにスイッチハンドル5を刃先側にスライドさせて駆動部をオンに切替えた状態ではスイッチハンドル5の係合部5aが回転ダイアル4の被係合部4aと係合することで回転ダイアル4の回転がロックされる。つまり、駆動部をオンにして毛髪をカットしている間は外力が作用しても回転ダイアル4が回転することはなく、刈り高さの不意な変更が防止されるものである。上記被係合部4aは回転ダイアル4の段階的な各係止位置に対応して複数形成されていることから、いずれの刈り高さに設定した場合でも回転ダイアル4の回転は確実にロックされる。そして、駆動部がオフとなる位置にスイッチハンドル5をスライドさせればスイッチハンドル5の係合部5aと回転ダイアル4の被係合部4aとの係合は解除され、回転ダイアル4が再び回転自在となって刈り高さ調整アタッチメント1をスライドさせて刈り高さを変更できるようになる。
【0024】
このように、ロック手段をスイッチハンドル5と回転ダイアル4で形成し、詳しくはスイッチハンドル5に係合部5aを形成すると共に回転ダイアル4に被係合部4aを形成し、駆動部をオンとする位置にあるスイッチハンドル5の係合部5aを回転ダイアル4の被係合部4aと係合させることでロック手段としたことで、部品点数を増やすことなく簡単な構成で回転ダイアル4の確実なロックが可能になっている。
【0025】
また、板ばね8及び回転ダイアル4の背面に形成した複数の溝から成るクリック係止手段を設けたことで、回転ダイアル4に設けた複数の被係合部4aとスイッチハンドル5の係合部5aとが係合する夫々の位置で回転ダイアル4を段階的に係止させ、予め設定される複数の刈り高さの中から簡単に刈り高さを決定することができると共に、いずれの刈り高さにおいても使用時には回転ダイアル4の回転を確実にロックすることができるようになっている。
【0026】
なお、本例のヘアーカッター20は上記のようにスイッチハンドル5を本体部2の正面において回転ダイアル4の内側に配置させていることから、操作部分が全体にコンパクトに収まって操作を行い易く、且つ、使用時に駆動部のオンオフや刈り高さを確認し易くなっている。
【0027】
図4には本発明の実施の形態における他例のヘアーカッター20を示している。他例の基本的構成は既述した一例と同様であることから説明を省略するが、他例にあっては特徴的な構成として刈り高さが誤って変更された時に自動的に駆動部をオフとする安全機構を具備している。
【0028】
具体的には、スイッチハンドル5の刃先側に形成される係合部を三角形状に突出した係合部5a´とし、回転ダイアル4の内壁4eに形成される被係合部を前記係合部5a´の嵌合する三角形状に凹んだ被係合部4a´としている。従って、駆動部をオンとする位置にスライドさせたスイッチハンドル5の係合部5a´と回転ダイアル4の被係合部4a´とが係合して回転ダイアル4の回転がロックされた状態において、例えば刈り高さ調整アタッチメント1を無理に押し込んで回転ダイアル4に或る一定以上の外力が作用した場合には、回転ダイアル4の被係合部4a´の斜辺部分がスイッチハンドル5を押し込んで駆動部をオフにする位置にまでスライドさせる。つまり、使用時に誤って刈り高さが変化してしまった時には自動的に駆動部がオフにされることから短く刈り過ぎることがなく、安心して使用することができるものである。
【0029】
図5には本発明の実施の形態における別例のヘアーカッター20を示している。別例の基本的構成は既述した一例と同様であることから説明を省略するが、別例にあっては特徴的な構成として、一例のようなクリック係止手段を備えず回転ダイアル4が無段階に回転するようになっており、更に、スイッチハンドル5が回転ダイアル4の内壁4eを押圧することで回転ダイアルの4のロック手段としている。
【0030】
つまり、駆動部をオンとする位置にスイッチハンドル5をスライドさせると、スイッチハンドル5の刃先側外壁5bが、回転ダイアル4の内壁4eを押圧することで回転ダイアル4の回転がロックされるものであり、回転ダイアル4がどの回転位置にあってもスイッチハンドル5を刃先側にスライドさせて駆動部をオンにすればその状態において回転ダイアル4の回転はロックされることとなり、刈り高さを無段階に設定して確実に保持しておくことができる。
【0031】
また、回転ダイアル4の外周面には三角形状の突起部4fを設けると共に本体部2には目盛り9を設けており、現在の回転ダイアル4の回転位置に対応して突起部4fが指し示す目盛り9の値によって、現在設定される刈り高さが表示されるようになっている。そして、この突起部4f及び目盛り9から成る表示部によって現在の刈り高さを確認しながら刈り高さを微妙に調整することが可能なものである。
【0032】
なお、同様の表示部を一例や他例や後述する更に別例のヘアーカッター20に設けても構わない。
【0033】
図6〜図8には本発明の実施の形態における更に別例のヘアーカッター20を示している。更に別例の基本的構成は既述した一例と同様であることから説明を省略して、更に別例の特徴的な構成であるロック手段やクリック係止手段の構成について以下に詳しく述べる。
【0034】
正面視略環状であると共に背面側に歯部4bを備えて成る回転ダイアル4の中央貫通孔4hの内壁面には円周方向に所定間隔を隔てて複数の溝部30を被係合部として設けており、本体部2のダイアル用貫通孔2bにこの回転ダイアル4を回転自在に嵌合させている。概略円板状を成すスイッチ基台7は回転ダイアル4の中央貫通孔4h内に位置させて本体部2に取付けており、このスイッチ基台7の正面上にて刃先方向にスライド自在にスイッチハンドル5を配置している。スイッチハンドル5とスイッチ基台7と回転ダイアル4と本体部2とは夫々の正面が略面一となるように組み立てられるものであり、回転ダイアル4の中央貫通孔4h内であって本体部2とスイッチ基台7に挟まれる空間内には、連結部材31をスイッチハンドル5の背面から延設した脚部(図示せず)に連結させて配設している。
【0035】
前記連結部材31は板状の部材であって、その中央に穿設した連結孔31bにスイッチハンドル5の脚部を嵌合させることでスイッチハンドル5と一体に刃先方向にスライドするものである。そして、駆動部をオンとする位置(即ち刃先側の位置)にスイッチハンドル5があるときに、連結部材31の刃先側に凸状に形成した係合部である先端部31aが、被係合部である回転ダイアルの溝部30に嵌合して回転ダイアル4の回転を確実にロックするようになっている。
【0036】
回転ダイアル4の外側面には複数の係止溝(図示せず)を形成しており、この係止溝と回転ダイアル4の近傍に配置したばね板8の凸部8aとが弾性的に係合することで、回転ダイアル4に設けた複数の溝部30のいずれかに連結部材31の先端部31aが係合する夫々の位置で回転ダイアル4が段階的に係止されてクリック感を得ながら回転するようになっている。
【0037】
このように、ロック手段をスイッチハンドル5に連結される連結部材31と回転ダイアル4で形成し、詳しくは連結部材31に係合部である先端部31aを形成すると共に回転ダイアル4に被係合部である溝部30を形成し、駆動部をオンとする位置にあるスイッチハンドル5と連結した連結部材31の先端部31aを回転ダイアル4の溝部30と係合させることでロック手段としたことで、ロック手段を成す連結部材31や回転ハンドル4の溝部30をスイッチハンドル5やスイッチ基台7で隠して外観をシンプルに形成することができるものである。
【0038】
また、ばね板8と回転ダイアル4の外側面に形成した係止溝とで、回転ダイアル4の複数の溝部30と連結部材31の先端部31aが係合する夫々の位置で回転ダイアル4を段階的に係止させるクリック係止手段を形成したことで、予め設定される複数の刈り高さの中から簡単に刈り高さを設定することができると共に、いずれの刈り高さにおいても使用時には回転ダイアル4の回転を確実にロックすることができるものである。
【0039】
なお、更に他例においては安全機構として連結部材31の先端部31aを三角形状に凸設すると共に、回転ダイアル4の溝部30を前記先端部31aの嵌合する略三角形状に凹設しているので、他例と同様に、駆動部をオンとする位置にあるスイッチハンドル5に連結した連結部材31の先端部31aと回転ダイアル4の溝部30とが係合して回転ダイアル4の回転をロックした状態において、例えば刈り高さ調整アタッチメント1を無理に押し込んで回転ダイアル4に或る一定以上の外力が作用した場合には、回転ダイアル4の溝部30の斜辺部分が連結部材31を押し込んで駆動部をオフにする位置にまでスイッチハンドル5を一体にスライドさせる。つまり、使用時に誤って刈り高さが変化してしまった時には自動的に駆動部がオフにされることから短く刈り過ぎることがなく、安心して使用することができるものである。
【0040】
【発明の効果】
上記のように請求項1記載の発明にあっては、使用時には回転ダイアルがロックされることから刈り高さ調整アタッチメントが不意にスライドして刈り高さが変更されてしまうことがなく安心して使用可能であり、且つ、使用時以外には回転ダイアルがロックされないことから回転ダイアルを軽い操作力で回転させて刈り高さを調整することができることから使い勝手良く使用可能であるという効果がある。
【0041】
また、請求項2記載の発明にあっては、請求項1記載の発明の効果に加えて、連結部材を内部に収納してロック手段を外部より視認不能とし、外観をシンプルに仕上げることができるという効果がある。
【0042】
また、請求項3記載の発明にあっては、請求項2記載の発明の効果に加えて、回転ダイアルの回転を確実にロックすることができるという効果がある。
【0043】
また、請求項4記載の発明にあっては、請求項3記載の発明の効果に加えて、予め設定される複数の刈り高さの中から簡単に刈り高さを設定することができると共に、いずれの刈り高さにおいても使用時には回転ダイアルの回転を確実にロックすることができるという効果がある。
【0044】
また、請求項5記載の発明にあっては、請求項1記載の発明の効果に加えて、部品点数を削減してコンパクト化することができるという効果がある。
【0045】
また、請求項6記載の発明にあっては、請求項5記載の発明の効果に加えて、回転ダイアルの回転を簡単な構成で確実にロックすることができるという効果がある。
【0046】
また、請求項7記載の発明にあっては、請求項6記載の発明の効果に加えて、予め設定される複数の刈り高さの中から簡単に刈り高さを決定することができると共に、いずれの刈り高さにおいても使用時には回転ダイアルの回転を確実にロックすることができるという効果がある。
【0047】
また、請求項8記載の発明にあっては、請求項1〜7のいずれか記載の発明の効果に加えて、使用時に回転ダイアルが回転して不意に刈り高さが変更された場合には駆動部が自動的にオフになることから、誤って短く刈り過ぎることがなく安心して使用することができるという効果がある。
【0048】
また、請求項9記載の発明にあっては、請求項5記載の発明の効果に加えて、回転ダイアルがどの回転位置にある場合でもスイッチハンドルをスライドさせて駆動部をオンにすればその状態で回転ダイアルの回転をロックすることができることから、刈り高さを細かく設定して確実に保持することが可能になるという効果がある。
【0049】
また、請求項10記載の発明にあっては、請求項1〜9のいずれか記載の発明の効果に加えて、駆動部のオンオフの操作部分と刈り高さの調整部分とを密接してコンパクトに設置することができ、使い勝手が良いものになるという効果がある。
【0050】
また、請求項11記載の発明にあっては、請求項12記載の発明の効果に加えて、使用時に駆動部のオンオフや刈り高さを容易に視認することができ、更に使い勝手が良いものになるという効果がある。
【0051】
また、請求項12記載の発明にあっては、請求項1〜11のいずれか記載の発明の効果に加えて、現在設定されている刈り高さが一目で分かるようになり、更に使い勝手が良いものになるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における一例のヘアーカッターの刈り高さ調整アタッチメントを取外した状態を示す斜視図である。
【図2】同上のヘアーカッターの分解斜視図である。
【図3】同上のヘアーカッターの説明図であり、(a)は非使用時の状態を示し、(b)は使用時の状態を示している。
【図4】本発明の実施の形態における他例のヘアカッターの分解斜視図である。
【図5】本発明の実施の形態における別例のヘアカッターの分解斜視図である。
【図6】本発明の実施の形態における更に別例のヘアーカッターの刈り高さ調整アタッチメントを取外した状態を示す斜視図である。
【図7】同上のヘアーカッターの分解斜視図である。
【図8】同上のヘアーカッターの説明図であり、(a)は非使用時の状態を示し、(b)は使用時の状態を示している。
【符号の説明】
1 刈り高さ調整アタッチメント
2 本体部
3 刃ブロック
3a 可動刃
3b 固定刃
4 回転ダイアル
4a 被係合部
4f 突起部
5 スイッチハンドル
5a 係合部
8 板ばね
9 目盛り
20 ヘアーカッター
30 溝部
31 連結部材
31a 先端部

Claims (12)

  1. 駆動部を内蔵した本体部に、スライドにより駆動部のオンオフを切替えるスイッチハンドルと、櫛歯状の固定刃とこの固定刃に対して駆動部により摺接駆動される櫛歯状の可動刃とを有する刃ブロックと、先端に櫛部を備えてその櫛部と前記刃ブロックの刃先部分との間隔をスライドにより可変とする刈り高さ調整アタッチメントと、回転により刈り高さ調整アタッチメントを連動してスライドさせる回転ダイアルとを具備したヘアーカッターにおいて、スイッチハンドルが駆動部をオンとする位置にある時に回転ダイアルの回転をロックするロック手段を設けたことを特徴とするヘアーカッター。
  2. ロック手段をスイッチハンドルに連結される連結部材と回転ダイアルで形成したことを特徴とする請求項1記載のヘアーカッター。
  3. 連結部材に係合部を形成すると共に回転ダイアルに被係合部を形成し、駆動部をオンとする位置にあるスイッチハンドルと連結した連結部材の係合部を回転ダイアルの被係合部と係合させることでロック手段としたことを特徴とする請求項2記載のヘアーカッター。
  4. 回転ダイアルに複数の被係合部を形成すると共に、この複数の被係合部と連結部材の係合部が係合する夫々の位置で回転ダイアルを段階的に係止させるクリック係止手段を備えたことを特徴とする請求項3記載のヘアーカッター。
  5. ロック手段をスイッチハンドルと回転ダイアルで形成したことを特徴とする請求項1記載のヘアーカッター。
  6. スイッチハンドルに係合部を形成すると共に回転ダイアルに被係合部を形成し、駆動部をオンとする位置にあるスイッチハンドルの係合部を回転ダイアルの被係合部と係合させることでロック手段としたことを特徴とする請求項5記載のヘアーカッター。
  7. 回転ダイアルに複数の被係合部を設けると共に、この複数の被係合部とスイッチハンドルの係合部とが係合する夫々の位置で回転ダイアルを段階的に係止させるクリック係止手段を備えたことを特徴とする請求項6記載のヘアーカッター。
  8. 回転ダイアルの回転がロックされた状態にて該回転ダイアルに或る一定以上の外力が作用した場合には駆動部をオフとする位置にスイッチハンドルをスライドさせる安全機構を設けたことを特徴とする請求項1〜7のいずれか記載のヘアーカッター。
  9. 駆動部をオンとする位置にあるスイッチハンドルが回転ダイアルを押圧することでロック手段としたことを特徴とする請求項5記載のヘアーカッター。
  10. スイッチハンドルを回転ダイアルの内側に配置したことを特徴とする請求項1〜9のいずれか記載のヘアーカッター。
  11. スイッチハンドルと回転ダイアルを本体部の正面に配置したことを特徴とする請求項10記載のヘアーカッター。
  12. 現在の回転ダイアルの回転位置と対応して設定される現在の刈り高さを表示する表示部を設けたことを特徴とする請求項1〜11のいずれか記載のヘアーカッター。
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