JP3769957B2 - ヘアカッター - Google Patents

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    • B26B19/20Clippers or shavers operating with a plurality of cutting edges, e.g. hair clippers, dry shavers with provision for shearing hair of preselected or variable length

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ヘアカッターに関し、詳しくは、固定刃に対して可動刃が往復駆動する刃部をヘアカッター本体の先端部に設け、刃部を覆う櫛部をヘアカッター本体の対向する側面に設けた回転中心軸に枢支して櫛部の使用位置と非使用位置とに切換え自在にしたヘアカッターに関し、更に詳しくは、櫛部の使用中に櫛部が不用意に変位することがなくて使いやすくしようとする技術に係るものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、図22に示す実公昭63−19024号のように、固定刃1に対して可動刃2が往復駆動する刃部3をヘアカッター本体4の先端部に設け、刃部3を覆う櫛部5をヘアカッター本体4の対向する側面に設けた回転中心軸X,Xに枢支して櫛部5の使用位置と非使用位置とに切換え自在にしたヘアカッターにおいては、回転中心軸X,Xはヘアカッター本体4の左右両側面に設けてあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、このような構成においては、刃部3の前方に櫛部5を位置させて毛髪をカットするときの作用方向とヘアカッター本体4の回動方向が略一致していて、櫛部5を使用しているときに櫛部5を支持している支持アームS,Sが回転中心軸X,Xの回りに回転して櫛部5の設定位置が変位しやすいという問題があった。
【0004】
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであり、櫛部の使用中に櫛部が不用意に変位することがなくて使いやすいヘアカッターを提供することを課題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1においては、固定刃1に対して可動刃2が往復駆動する刃部3をヘアカッター本体4の先端部に設け、刃部3を覆う櫛部5をヘアカッター本体4の対向する側面に設けた回転中心軸X,Xに枢支して櫛部5の使用位置と非使用位置とに切換え自在にしたヘアカッターであって、上記回転中心軸X、Xをヘアカッター本体4の厚さ方向に対向する略平行な二面に形成し、櫛部5のベース体7は板材7a、7bが対向して側面視で略コ字状に形成され、対向する板材7a、7bをヘアカッター本体4の対向する上記二面の板面に摺接するように櫛部5のベース体7をヘアカッター本体4に上記回転中心軸X,Xにおいて枢支していることを特徴とするものである。このような構成によれば、ヘアカッター本体4の厚さ方向に対向する略平行な二面に形成した回転中心軸Xに枢支された櫛部5はヘアカッター本体4の厚さ方向とは略直交する方向にのみ回動するのであり、櫛部5を刃部3の前方にセットして毛髪をカットしているときの負荷によって櫛部5がヘアカッター本体4の厚さ方向に変位するのを効果的に阻止することができ、カットを安定的におこなえ、使いやすいものである。
【0006】
請求項2においては、櫛部5が上記回転中心軸X,Xに対して回転自在及びスライド自在であって、櫛部5の使用位置と非使用位置の切換えに際して、櫛部5をヘアカッター本体4の刃部3から遠ざかる方向にスライドさせた状態で回転させて切換えを可能としてあることを特徴とするものである。このような構成によれば、櫛部5を刃部3に近づけている使用状態においては櫛部5を回動させることができず、カット時に、一層効果的に、櫛部5が逃げるのを防止することができるものである。
【0007】
請求項3においては、櫛部5が上記回転中心軸X,Xに対して回転自在及びスライド自在であって、回転中心軸X,Xの一方がヘアカッター本体4に、他方が櫛部5に設けてあることを特徴とするものである。このような構成によれば、ヘアカッター本体4の回転中心軸Xと櫛部5の回転中心軸Xとが一致しなければ櫛部5は回転させることができず、スライド途中において櫛部5が回転することがなく、又、回転途中にスライドすることがなく、一層、使いやすいものである。
【0008】
請求項4においては、一方の回転中心軸Xの高さを、櫛部5の被枢支部23Aの厚さに略等しくしてあることを特徴とするものである。このような構成によれば、櫛部5を使用位置から非使用位置に回転させた場合にも、回転中心軸Xと被枢支部23Aとは同じ高さとなっていて、いずれの位置においても違和感がないものである。
【0009】
請求項5においては、刃部3の駆動・停止をおこなうスイッチハンドル28のオン状態及びオフ状態を表示するマークと櫛部5の回転切換え位置を表示するマークとを一つの指示マークMにておこなう構成にしたことを特徴とするものである。このような構成によれば、スイッチハンドル28と櫛部5の切換え位置の表示のための構成を簡素化でき、一目で各位置が判り、便利である。
【0010】
請求項6においては、櫛部5をヘアカッター本体4に対して回転させて位置決めする際にクリック感を得るための回転クリック手段33と、櫛部5をヘアカッター本体4に対して直線的にスライドさせて位置決めする際にクリック感を得るためのスライドクリック手段34とを別部材にしてあることを特徴とするものである。このような構成によれば、回転モーメントが発生する櫛部5の回転操作と、慣性モーメントが発生し難い櫛部5の直線的なスライド操作とのいずれにおいても適正なクリック感を得るように構成することができ、一層、使いやすくなるものである。
【0011】
因みに、櫛部5の回転操作は回転モーメントが生じるため、回転クリック手段33のクリック力は強く設定しておく必要があり、又、櫛部5の上下方向の直線的な操作は、回転操作のように大きなモーメントが生じることがなくてスライドクリック手段34のクリック力は小さくてもよいものであり、一つのクリック手段にて回転と直線の両方の操作において適性なクリック力を得ることができないものである。
【0013】
請求項7においては、異なる櫛機能を備えた複数の櫛部5の各々がヘアカッター本体4に着脱自在になされていることを特徴とするものである。このような構成によれば、異なる櫛機能のうち好みのものを選択して使用することができ、多様なカットの要望に対応することができ、又、新たなヘアースタイルに対してもそれに対応した櫛部5を用意するだけで、ヘアカット本体4はそのまま使用することができ、経済的である等のものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を説明する。
【0015】
ヘアカッターAは、図4乃至図6に示すように、ヘアカッター本体4の先端部に刃部3が配置され、刃部3は、櫛歯状の固定刃1と櫛歯状の可動刃2が互いに摺接するように重ねられ、モータ8の出力軸9に偏心カム10を介して偏心軸11を連結し、偏心軸11より中間伝導部を介して可動刃2を往復摺動することにより毛髪を切断するようになっている。
【0016】
図5及び図9に示すように、ベース体7は二枚の板材7a,7bを上部側端部において連結片7c,7cにて連結して側面視において略コ字状に形成されている。櫛歯6は複数枚の櫛片6a…を備えていて、櫛歯6の基部6bがベース体7の上端部で二枚の板材7a,7b間にガイド手段13を介して櫛歯6の高さ方向に出入り自在に保持している。上の板材7aには小判状の操作孔14が櫛歯6の高さ方向とは略直交する方向に長く形成され、操作孔14に切換えハンドル15が係止脚16等のガイド手段を介してスライド操作自在に設けている。
【0017】
切換えハンドル15にはボス17,17が立設され、櫛歯6の基部6bには斜めに被動孔18,18が形成され、ボス17が被動孔18に挿通されて切換えハンドル15を図9の矢印イ方向に操作することで、櫛歯6を矢印ロ方向に出退できるようになっている。切換えハンドル15には突起19が形成され、操作孔14の縁部には凹部20,20が形成され、突起19がいずれかの凹部20に係入して切換えハンドル15の位置決めをおこなって、櫛歯6の出退量の調整をおこなえるようになっている。
【0018】
ヘアカッターAを構成している分割ハウジングの一方のハウジング12に円盤状の回転軸27を係止爪21にて保持している。図7に示すように、回転軸27の中心が上記櫛部5を回転操作させる回転中心軸Xになっている。他方のハウジング22において回転軸27に相当する位置に円弧部24が形成されるとともに円弧部24に連なってスライド溝25が形成されている。一方、櫛歯6を出退自在に備えているベース体7の上の板材7aには長孔23が形成され、他方の板材7bには摺動回転子26が突出されている。摺動回転子26が円弧部24の中心の回転中心軸Xのまわりに回転して、櫛部5を回転操作できるようにしている。
【0019】
しかして、ベース体7の二枚の板材7a,7bをヘアカッター本体4のハウジング12,22の板面に摺接するようにベース体7をヘアカッター本体4に外嵌させるのであり、この場合、図2に示すように、回転軸27が長孔23の下端に位置する場合に、摺動回転子26がスライド溝25の端部の円弧部24に位置してベース体7を矢印ハ方向に自由に揺動できるようにしてなっている。この状態から図3に示すように、摺動回転子26をスライド溝25に沿ってスライドさせるとともにベース体7をハウジング12,22の板面に摺動させてベース体7の櫛歯6をヘアカッター本体4の刃部3に近接させるようになっている。この場合、図7に示すように、摺動回転子26がスライド溝25の端部に位置して回転軸27との共同でベース体7の回転を阻止するようにしている。
【0020】
このように、櫛歯6を刃部3に近接させた状態で、切換えハンドル15をスライドさせて刃部3に対する櫛歯6の位置を変更して刈り高さ調整をおこなうのである。
【0021】
このように、櫛部5は、刃部3の刃先方向に高さを有する複数の櫛歯6とヘアカッター本体4に揺動自在に保持されたベース体7との2部品から構成して櫛歯6はベース体7に対して櫛歯6の高さ方向にスライド自在に構成することで、ベース体7に対して櫛歯6を移動させることで刈り高さ調整をおこなうことができ、従来のように、ベース体7及び櫛歯6を一体的に移動させる構成のものに比べて操作性を高めるのである。
【0022】
更に、櫛部5の操作方向を櫛歯6のヘアカッター本体4に対するスライド方向とは略直交する方向にしてあって、櫛歯6は刈り高さ調整方向とは略直交する方向の分力をもって刈り高さ調整方向に移動するのであり、櫛歯6の操作方向を従来のように刈り高さ調整方向に移動する構成のものに比べて負荷によって櫛歯6が押し込められることが軽減させることができるのである。
【0023】
回転軸27の操作凹部30にはスイッチハンドル28がスリット29を介してスライド自在に挿通されていて、スイッチハンドル28のスライド操作にて接点金具31を動作させてモータ8への電力を供給及び停止させて可動刃2の駆動をオン・オフさせることができるようにしている。符号41は電池陰極金具、42は電池陰極金具、43はモータ陽極金具である。
【0024】
図1及び図5に示すように、回転軸27にはスリット状の指示マークMを形成してあり、スイッチハンドル28に形成したオン位置表示ライン44,オフ位置表示ライン45との一致においてスイッチハンドル28の操作位置を表示できるようにしている。
【0025】
図1に示すように、櫛部5のベース体7にはボリュームおとしマーク46が形成されてボリュームおとしマーク46を指示マークMに一致させることで、櫛部5を使用して毛髪のボリュームをおとす状態を表示し、又、ベース体7にはカットマーク47が形成されてカットマーク47を指示マークMに一致させることで、刃部3において毛髪をカットする状態を表示している。
【0026】
このように、刃部3の駆動・停止をおこなうスイッチハンドル28のオン状態及びオフ状態を表示するマークと櫛部5の回転切換え位置を表示するマークとを一つの指示マークMにておこなうようにしていて、スイッチハンドル28と櫛部5の切換え位置の表示のための構成を簡素化でき、一目で各位置が判り、便利である。
【0027】
ところで、回転軸27の高さと、ベース体7の長孔23の深さが略等しくなっていて、このように一方の回転中心軸Xの高さが、櫛部5の被枢支部23Aの厚さに略等しくしてあって、櫛部5を使用位置から非使用位置に回転させた場合にも、回転中心軸Xと被枢支部23Aとは同じ高さとなっていて、いずれの位置においても違和感がないものである。
【0028】
図10乃至図13は他の実施の形態を示していて、櫛部5をヘアカッター本体4に対して回転させて位置決めする際にクリック感を得るための回転クリック手段33と、櫛部5をヘアカッター本体4に対して直線的にスライドさせて位置決めする際にクリック感を得るためのスライドクリック手段34とを別部材にしたものである。以下、詳述する。但し、基本的な構成は上述の実施の形態と同じであり、共通する部材には同一の符号を付して説明は省略する。
【0029】
櫛部5のベース体7には略円形の開口を閉塞する蓋50に回転ホルダー51が取り付けられ、回転ホルダー51にはスライドクリック手段34を構成するスライドクリック爪52が開閉自在に取り付けられている。
【0030】
ヘアカッター本体4には凹所53が形成され、凹所53の中心部には回転凹部54が形成され、回転クリック手段33を構成する回転クリック板55の凸部56を回転凹部54に挿合させて回転クリック板55をヘアカッター本体4に回転自在に設けてある。回転クリック板55には突起58を設けてある。回転クリック板55には外部ホルダー57を設けてこの外部ホルダー57に櫛部5側の回転ホルダー51を挿入するとともに櫛部5側のスライドクリック爪52に突起58を係入することで、櫛部5の櫛歯6をヘアカッター本体4の刃部3に対して遠くに離した回転可能位置にクリックして位置決めして、回転ホルダー51を介して回転クリック板55を回転させて櫛部5をヘアカッター本体4に対して回転させて非使用位置へと回転移動することができるようにしている。この場合、回転クリック板55には弾性突起61,61を形成していて、ヘアカッター本体4側の凸部62,62に係止して櫛部5の使用位置と非使用位置とにおいてクリック感を得て位置決めすることができるようにしている。
【0031】
又、ヘアカッター本体4にはスライド溝60を形成した保持板59を固定していて、回転クリック板55の外部ホルダー57の位置が保持板59のスライド溝60に一致する状態において、外部ホルダー57に保持されている櫛部5側の回転ホルダー51を外部ホルダー57から脱出させて保持板59のスライド溝60に挿合させることで櫛部5の櫛歯6をヘアカッター本体4の刃部3に近接させる櫛部5の使用位置にスライド移動することができるようにしている。この場合、ヘアカッター本体4側の他の突起62にスライドクリック爪52がクリックされるのである。
【0032】
このような構成によれば、回転モーメントが発生する櫛部5の回転操作と、慣性モーメントが発生し難い櫛部5の直線的なスライド操作とのいずれにおいても適正なクリック感を得るように構成することができるのであり、一層、使いやすくなるものである。
【0033】
図14乃至図17は参考例を示していて、ヘアカッター本体4の厚さ方向に対向する略平行な二面のうち一面に回転中心軸Xを設定するとともに、櫛部5をヘアカッター本体4に対して回転させて位置決めする際にクリック感を得るための回転クリック手段33と、櫛部5をヘアカッター本体4に対して直線的にスライドさせて位置決めする際にクリック感を得るためのスライドクリック手段34とを単部材にしたものであり、但し、本参考例の基本構成は上記実施の形態と共通であり、共通する部分には同一の符号を付して説明は省略する。
【0034】
図15及び図16に示すように、櫛部5におけるベース体7の対向する板材7a,7bのうち一方の板材7bを他方より短くして、長い方の板材7aの長孔23をヘアカッター本体4側の回転軸27に回転及びスライド自在に挿通して、櫛部5をヘアカッター本体4に対して回転中心軸Xの回りに回転及び長孔23の範囲においてスライド自在にしている。このように、ヘアカッター本体4の厚さ方向に対向する略平行な二面のうち一面に回転中心軸Xを設定している。
【0035】
ヘアカッター本体4のハウジング12には回転軸27の両側部で、回転中心軸Xを中心とする同一円周上に一対の突起63,63を設けている。櫛部5の板材7aには長孔23に沿ってスライド溝64a,64a及び回転案内溝64bを形成している。又、回転案内溝64bに連通して弧状溝64c,64cが長孔23の縁部に開口して形成されている。しかして、櫛部5のスライド溝64aをヘアカッター本体4の突起63に挿合することで、櫛部5のスライド溝64aの範囲でヘアカッター本体4に対してスライド自在にしてあり、又、長孔23の櫛歯4とは反対側の端部に回転軸27が位置する状態で、ヘアカッター本体4を回転させることで、突起63が回転案内溝64b,弧状溝64c及び長孔23を横断して櫛部5がヘアカッター本体4に対して回転中心軸Xの回りに回転できるようにしている。
【0036】
櫛部5のスライド溝64aには突部65を櫛歯6側及びその反対側に合計4個設けてあり、これらの突部65を乗り越えることで、スライドクリック作用及び回転クリック作用をおこなうことができるようにしている。
【0037】
このように、櫛部5をヘアカッター本体4に対して回転させて位置決めする際にクリック感を得るための回転クリック手段33と、櫛部5をヘアカッター本体4に対して直線的にスライドさせて位置決めする際にクリック感を得るためのスライドクリック手段34とを単部材にしてあって、部材の兼用化を図って、ヘアカッター本体4の厚みを薄くできて持ちやすく使用しやすくしている。
【0038】
図18は更に他の実施の形態を示す断面図であり、但し、本実施の形態の基本構成は上記実施の形態と共通であり、共通する部分には同一の符号を付して説明は省略する。
【0039】
本実施の形態においては、ヘアカッター本体4のハウジング12に開口66を形成し、板ばね67にて突起63であるクリック部材68を突出付勢して、クリック部材68を櫛部5のスライド溝64a或いは回転案内溝64b若しくは弧状溝64cに弾入することができるようにしている。
【0040】
図19は更に他の実施の形態を示す断面図であり、但し、本実施の形態の基本構成は上記実施の形態と共通であり、共通する部分には同一の符号を付して説明は省略する。
【0041】
本実施の形態においては、コイルスプリング69にて突起63であるクリック部材68を突出付勢したものである。
【0042】
図20及び図21は更に他の実施の形態を示す斜視図であり、但し、本実施の形態の基本構成は上記実施の形態と共通であり、共通する部分には同一の符号を付して説明は省略する。
【0043】
本実施の形態においては、異なる櫛機能を備えた複数の櫛部5…の各々がヘアカッター本体4に着脱自在になされているものである。即ち、図20(a)においては、櫛歯6…の高さが低く、同図(b)においては、櫛歯6の高さが高く、図21(a)においては、櫛歯6…の高さが徐々に低く、同図(b)においては、櫛歯6…の高さが徐々に高くしたものであり、しかして、刈り高さを揃えて低く、又、揃えて高く、又、左右の耳回りなどの際刈りなどが容易におこなえるのである。このように、複数の櫛部5…であって、異なる櫛機能のうち好みのものを選択して使用することで、多様なカットの要望に対応することができ、又、新たなヘアースタイルに対してもそれに対応した櫛部5を用意するだけで、ヘアカット本体4はそのまま使用することができ、経済的である。
【0044】
【発明の効果】
請求項1においては、固定刃に対して可動刃が往復駆動する刃部をヘアカッター本体の先端部に設け、刃部を覆う櫛部をヘアカッター本体の対向する側面に設けた回転中心軸に枢支して櫛部の使用位置と非使用位置とに切換え自在にしたヘアカッターであって、上記回転中心軸をヘアカッター本体の厚さ方向に対向する略平行な二面に形成し、櫛部のベース体は板材が対向して側面視で略コ字状に形成され、対向する板材をヘアカッター本体の対向する上記二面の板面に摺接するように櫛部のベース体をヘアカッター本体に上記回転中心軸において枢支してあるから、ヘアカッター本体の厚さ方向に対向する略平行な二面に形成した回転中心軸に枢支された櫛部はヘアカッター本体の厚さ方向とは略直交する方向にのみ回動するのであり、櫛部を刃部の前方にセットして毛髪をカットしているときに負荷によって櫛部がヘアカッター本体の厚さ方向に変位するのを効果的に阻止することができ、カットを安定的におこなえ、使いやすいという利点がある。
【0045】
請求項2においては、櫛部が上記回転中心軸に対して回転自在及びスライド自在であって、櫛部の使用位置と非使用位置の切換えに際して、櫛部をヘアカッター本体の刃部から遠ざかる方向にスライドさせた状態で回転させて切換えを可能としてあるから、請求項1の効果に加えて、櫛部を刃部に近づけている使用状態においては櫛部を回動させることができず、カット時に、一層効果的に、櫛部が逃げるのを防止することができるという利点がある。
【0046】
請求項3においては、櫛部が上記回転中心軸に対して回転自在及びスライド自在であって、回転中心軸の一方がヘアカッター本体に、他方が櫛部に設けてあるから、請求項1の効果に加えて、ヘアカッター本体の回転中心軸と櫛部の回転中心軸とが一致しなけらば櫛部は回転させることができず、スライド途中において櫛部が回転することがなく、又、回転途中にスライドすることがなく、一層、使いやすいという利点がある。
【0047】
請求項4においては、一方の回転中心軸の高さを、櫛部の被枢支部の厚さに略等しくしてあるから、請求項1の効果に加えて、櫛部を使用位置から非使用位置に回転させた場合にも、回転中心軸と被枢支部とは同じ高さとなっていて、いずれの位置においても違和感がなくてよい。
【0048】
請求項5においては、刃部の駆動・停止をおこなうスイッチハンドルのオン状態及びオフ状態を表示するマークと櫛部の回転切換え位置を表示するマークとを一つの指示マークにておこなう構成にしたから、請求項1の効果に加えて、スイッチハンドルと櫛部の切換え位置の表示のための構成を簡素化でき、一目で各位置が判り、便利である。
【0049】
請求項6においては、櫛部をヘアカッター本体に対して回転させて位置決めする際にクリック感を得るための回転クリック手段と、櫛部をヘアカッター本体に対して直線的にスライドさせて位置決めする際にクリック感を得るためのスライドクリック手段とを別部材にしてあるから、請求項2の効果に加えて、回転モーメントが発生する櫛部の回転操作と、慣性モーメントが発生し難い櫛部の直線的なスライド操作とのいずれにおいても適正なクリック感を得るように構成することができ、一層、使いやすくなるという利点がある。
【0051】
請求項7においては、異なる櫛機能を備えた複数の櫛部の各々がヘアカッター本体に着脱自在になされているから、請求項1の効果に加えて、異なる櫛機能のうち好みのものを選択して使用することができ、多様なカットの要望に対応することができ、新たなヘアースタイルに対してもそれに対応した櫛部を用意するだけで、ヘアカット本体はそのまま使用することができ、経済的である等という利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示し、櫛部の非使用位置を示し、(a)は正面図、(b)は背面図である。
【図2】同上の櫛部の回転状態を示し、(a)は正面図、(b)は背面図である。
【図3】 (a)は同上の櫛部の使用位置の正面図、(b)は側面図、(c)は背面図である。
【図4】同上の使用位置の断面図である。
【図5】同上の部分分解斜視図である。
【図6】同上の部分分解斜視図である。
【図7】同上のベース体のヘアカッター本体に対する回転・スライド構成を示し、(a)は一部破談した背面図、(b)はベース体側の断面図である。
【図8】同上の断面図である。
【図9】同上の櫛部及びその近傍部の分解斜視図である。
【図10】同上の他の実施の形態の分解斜視図である。
【図11】同上の断面図である。
【図12】同上の回転クリック手段及びスライドクリック手段を示し、(a)はヘアカッター本体側の平面図、(b)は櫛部側の破断した平面図である。
【図13】同上の断面図である。
【図14】 同上の参考例を示し、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は背面図である。
【図15】同上のベース体の斜視図である。
【図16】同上のヘアカッター本体の斜視図である。
【図17】同上の断面図である。
【図18】同上の更に他の実施の形態の断面図である。
【図19】同上の更に他の実施の形態の断面図である。
【図20】同上の更に他の実施の形態を示し、(a)(b)は斜視図である。
【図21】(a)(b)は同上の斜視図である。
【図22】従来例の斜視図である。
【符号の説明】
1 固定刃
2 可動刃
3 刃部
4 ヘアカッター本体
5 櫛部
6 櫛歯
7 ベース体

Claims (7)

  1. 固定刃に対して可動刃が往復駆動する刃部をヘアカッター本体の先端部に設け、刃部を覆う櫛部をヘアカッター本体の対向する側面に設けた回転中心軸に枢支して櫛部の使用位置と非使用位置とに切換え自在にしたヘアカッターであって、上記回転中心軸をヘアカッター本体の厚さ方向に対向する略平行な二面に形成し、櫛部のベース体は板材が対向して側面視で略コ字状に形成され、対向する板材をヘアカッター本体の対向する上記二面の板面に摺接するように櫛部のベース体をヘアカッター本体に上記回転中心軸において枢支して成ることを特徴とするヘアカッター。
  2. 櫛部が上記回転中心軸に対して回転自在及びスライド自在であって、櫛部の使用位置と非使用位置の切換えに際して、櫛部をヘアカッター本体の刃部から遠ざかる方向にスライドさせた状態で回転させて切換え可能として成ることを特徴とする請求項1記載のヘアカッター。
  3. 櫛部が上記回転中心軸に対して回転自在及びスライド自在であって、回転中心軸の一方がヘアカッター本体に、他方が櫛部に設けて成ることを特徴とする請求項1記載のヘアカッター。
  4. 一方の回転中心軸の高さを、櫛部の被枢支部の厚さに略等しくして成ることを特徴とする請求項1記載のヘアカッター。
  5. 刃部の駆動・停止をおこなうスイッチハンドルのオン状態及びオフ状態を表示するマークと櫛部の回転切換え位置を表示するマークとを一つの指示マークにておこなう構成にしたことを特徴とする請求項1記載のヘアカッター。
  6. 櫛部をヘアカッター本体に対して回転させて位置決めする際にクリック感を得るための回転クリック手段と、櫛部をヘアカッター本体に対して直線的にスライドさせて位置決めする際にクリック感を得るためのスライドクリック手段とを別部材にして成ることを特徴とする請求項2記載のヘアカッター。
  7. 異なる櫛機能を備えた複数の櫛部の各々がヘアカッター本体に着脱自在になされて成ることを特徴とする請求項1記載のヘアカッター。
JP36469498A 1998-06-15 1998-12-22 ヘアカッター Expired - Fee Related JP3769957B2 (ja)

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