JP2001269293A - 補助具 - Google Patents

補助具

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JP2001269293A
JP2001269293A JP2000087515A JP2000087515A JP2001269293A JP 2001269293 A JP2001269293 A JP 2001269293A JP 2000087515 A JP2000087515 A JP 2000087515A JP 2000087515 A JP2000087515 A JP 2000087515A JP 2001269293 A JP2001269293 A JP 2001269293A
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wall
reinforcing member
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attaching
handrail
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JP2000087515A
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Hisashi Nogaki
久 野垣
Takanori Matsuno
孝則 松野
Takeshi Motohashi
毅 本橋
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Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47KSANITARY EQUIPMENT NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; TOILET ACCESSORIES
    • A47K17/00Other equipment, e.g. separate apparatus for deodorising, disinfecting or cleaning devices without flushing for toilet bowls, seats or covers; Holders for toilet brushes
    • A47K17/02Body supports, other than seats, for closets, e.g. handles, back-rests, foot-rests; Accessories for closets, e.g. reading tables
    • A47K17/022Wall mounted grab bars or handles, with or without support on the floor
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
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    • A47K17/00Other equipment, e.g. separate apparatus for deodorising, disinfecting or cleaning devices without flushing for toilet bowls, seats or covers; Holders for toilet brushes
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    • A47K17/022Wall mounted grab bars or handles, with or without support on the floor
    • A47K17/024Wall mounted grab bars or handles, with or without support on the floor pivotally mounted on the wall

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  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Toilet Supplies (AREA)
  • Steps, Ramps, And Handrails (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 トイレ等で使用する補助具は、壁に直接取付
ける構造であり、UBのような強度の小さい壁には取付
できなかった。また、取付け、取外しに手間がかかって
いた。 【解決手段】 壁の裏側に補助具取付用の補強材を設
け、補助具本体と補強材への取付部との間に工具不要の
着脱手段を設けたので、補助具の取付け取外しが容易と
なり、取付強度を確保できるので安全に使用することが
可能となったばかりか、壁のたわみを防止できるので、
建築物の劣化を防ぐことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トイレ空間等に設
置され、高齢者や身障者等の動作を補助する補助具に係
り、空間の有効利用に好適な補助具の構成に関する。
【0002】
【従来の技術】図9に従来の補助具の全体図を、図1
0、図11に従来の補助具取付部側面図を示す。
【0003】補助具の本体フレームは、壁1に略垂直な
上部フレーム11と、上部フレーム中間部に接合される
下部フレーム15とで構成され、左右で一対となる。上
部フレーム11は中空材で形成され、壁に当接する後端
12に壁1に取付けるための取付部20が設けられてい
る。下部フレーム15の後方は壁1に対して略垂直に形
成され、壁1に当接する後端16に、上部フレーム11
と同様の取付部20が設けられている。また、下部フレ
ーム15は中間部がL字形に曲げられ、上部フレーム1
1に接合される先端17は略鉛直に形成され、略鉛直部
の中間に手すり軸部41を介して手すり40が跳ね上げ
可能に取付けられている。
【0004】上部フレーム11の先端13には、U字形
の背もたれフレーム80の先端が差し込まれ、たとえば
背もたれフレーム80の先端に複数組設けためねじ81
の一組と上部フレーム11に設けたねじ穴とを貫通する
ねじ82によって、背もたれフレーム80の位置が固定
される。以上のように構成された補助具は、たとえば大
便器の上方に設置され、トイレでの立ち座りの困難な高
齢者や障害者の補助に供される。背もたれフレーム80
のうち壁に略平行な中間部は使用者の背もたれとして機
能するが、たとえばクッション材等を取付け、背もたれ
としての機能向上を図ってもよい。
【0005】各取付部20はそれぞれ4ヶ所のねじ穴を
備えたフランジ状に形成され、壁1に向って取付けねじ
21で固定される。取付部20は左右上下で計4ヶ所あ
るので、補助具着脱の際は工具を使用して計16本の取
付けねじ21を取付けまたは取外ししなければならな
い。
【0006】手すり40先端にかかる荷重は通常約29
0N程度、最大で980N程度と想定される。このと
き、取付部20にかかる荷重は、手すり40の長さ、取
付部20同士の上下間の寸法にもよるが、手すり40の
長さを壁1から700mm程度、取付部20同士の上下間
の寸法を250mm程度とすれば、上方の取付部20には
通常約820N、最大で約2700Nと推定される。し
たがって、図11や図12の構造では、上部フレーム1
1、壁1、取付けねじ21、取付部20のいずれも上述
の荷重に耐える必要がある。
【0007】壁1が十分な厚さを持ち、木材やコンクリ
ートのように十分な強度を有していれば問題ないが、壁
1が薄くねじの抜け強度が確保できない場合には、図1
1のように、壁1の裏側に裏板25を設置し、裏板25
に対してねじ止めする構造となる。この場合、既設のト
イレ等では壁1の裏側での作業が発生するため、工事規
模が大きくなり、手すりを取外すと裏板25が落下して
しまうため、取外すことは困難である。ユニットバスの
ような壁自体の強度が低い場合には、裏板25を使用し
ても取付けは困難である。
【0008】裏板25を利用して補助具を取付ける場
合、裏板25にはナットを配置するかめねじが加工され
ることになるが、壁1には取付けねじ21の外形より大
きい穴が加工されるので、水や湿気が壁1の穴と取付け
ねじ21とのすきまから壁1の裏側に侵入し、建築物の
劣化の原因となってしまう。
【0009】近年では、たとえばホテル等の宿泊施設等
においても、これら補助具の取付けを要望する多数の意
見が聞かれるが、多くは壁1の脆弱なユニットバスに大
便器が取付けられており、取付けが困難な状態である。
また、宿泊施設等の性質上、健常者の宿泊客向けには補
助具を取外した状態で提供し、障害者や高齢者の宿泊脚
向けには補助具を取付けた状態で提供したいとの要望が
あるが、従来の補助具取付け方法ではこれらの要望に対
応できていない。また、上述のような理由で補助具を取
外したときは、それまで取付けに供されていた壁1の部
分にはねじ穴が見えてしまい、外観が悪い。壁1の強度
や剛性に関わらず、手すりに荷重がかかったときには、
壁1への取付部20のうち上方には壁1を引っ張る荷重
が、下方には壁1を押す荷重が働き、壁1にたわみが発
生する。壁1の強度が大きい場合、上述の壁1のたわみ
は短期的には問題ないが、長期的には壁同士の接合部あ
るいは壁と柱との接合部にすきまを生じさせる等、建築
物に有害な影響を及ぼすことになる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来の補助具を壁1に
取付ける際の第1の課題として、工具を使用して多数の
取付けねじ21を取付けまたは取外ししなければならな
いため、手間がかかることが挙げられる。
【0011】第2の課題として、薄い壁1の裏側に裏板
25を設置し、裏板25に対してねじ止めする構造で
は、補助具を取外すと裏板25が落下してしまうため、
取外すことは困難であることが挙げられる。
【0012】第3の課題として、補助具を取外したとき
にねじ穴が見えてしまい、外観が悪いことが挙げられ
る。
【0013】第4の課題として、裏板25を使用して補
助具を取付ける構造の場合、水や湿気が壁1の穴とねじ
とのすきまから壁1の裏側に侵入し、建築物の劣化の原
因となってしまうことが挙げられる。
【0014】第5の課題として、手すり40に荷重がか
かったときには、壁1への取付部20のうち上方には壁
1を引っ張る荷重が、下方には壁1を押す荷重が働き、
壁1にたわみが発生することが挙げられる。
【0015】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたもので、本発明の目的は、着脱が容易で、取外し後
も外観に優れ、建築物に対する悪影響を排除できる補助
具を提供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段及びその作用・効果】上記
目的を達成するため、請求項1および請求項2では、取
付部と補助具本体部との間に容易に着脱できる着脱手段
を備えた構造とした。その結果、必要に応じて補助具を
容易に着脱でき、同一のトイレ空間等を多様な形式で提
供できる。
【0017】請求項3では、前記着脱手段に十分な許容
引っ張り強度を備えた構造とした。その結果、通常使用
における荷重に十分耐え、使用者の安全や安心感を確保
できる。
【0018】請求項4では、壁の裏側に補強材を設け、
補助具を補強材に対して取付ける構造とした。その結
果、壁に直接荷重がかからず、建築物の劣化を防止でき
る。
【0019】請求項5では、前記補強材の断面係数を2
800mm3以上確保する構成とした。その結果、補助具
にかかる通常の荷重に対して、建築物、補強材の劣化を
発生させず、補助具を永続的に使用できる。
【0020】請求項6では、前記補強材の断面2次モー
メントを230000mm4以上確保する構成とした。そ
の結果、補助具にかかる通常の荷重に対して、補強材お
よび壁のたわみを抑制でき、建築物の劣化を防止でき
る。
【0021】請求項7では、前記補強材と壁との間にす
きまを設けた。その結果、補助具にかかる通常の荷重に
対して発生する補強材のたわみの一部が前記すきまで吸
収されるため、壁のたわみを極力抑制でき、建築物の劣
化を防止できる。
【0022】請求項8では、壁と着脱手段との間に防滴
手段または防水手段を設けた。その結果、壁の穴から壁
の裏側への水や湿気の浸入を防止でき、建築物の劣化を
防止できる。
【0023】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)以下に本発明の
実施の形態を、図面により詳細に説明する。図1は本発
明における補助具の全体図である。図2は本発明におけ
る補助具の側面断面図である。
【0024】壁2の裏側には、補助具を取付けるための
補強材5が壁2と略一定のすきまを保って設置される。
補強材5はたとえば図1に示すような角形鋼管や形鋼等
の鉄鋼が利用される。
【0025】補助具の本体フレームは、壁2に略垂直な
上部フレーム11と、上部フレーム中間部に接合される
下部フレーム15とで構成され、左右で一対となる。上
部フレーム11は中空材で形成され、壁2に当接する後
端12には補強材5に取付けるための取付部22が着脱
手段50を介して設けられている。
【0026】着脱手段50はつば付きの袋ナット51と
袋ナット51に締結される着脱ボルト60から構成さ
れ、袋ナット51は壁1および補強材5の前面に設けた
穴3、6を貫通する。袋ナット51の後端には、段付き
のブッシュ30の小径部32より大きく大径部31より
小さい貫通穴58が設けられ、貫通穴58の長さはブッ
シュ30の小径部32の長さより小さく形成される。ブ
ッシュ30は中心にボルト26が貫通し、小径部32が
袋ナット51の貫通穴58を貫通して補強材5に取付け
られるため、機能上は取付部と解釈することができる。
このときブッシュ30の小径部32の長さは袋ナット5
1の貫通穴58の長さより長いため、ボルト26を締め
付けた状態で、袋ナット51後面と補強材5のブッシュ
30取付面との間にはすきまが生じ、そのため、袋ナッ
ト51はブッシュ30あるいは補強材5に対して自在に
回転することができる。袋ナット51のつば56付近に
設けられた段55にはオイルシール71が設けられ、壁
2と袋ナット51外面との間の水密性を確保している。
つば56は更に径方向に延長され、カバー取付部57を
先端に備えている。
【0027】着脱ボルト60は上部フレーム11の後端
12に溶接等によって接合され、おねじ61と接合部と
の間に設けたOリング溝62にOリング70が取付けら
れる。着脱ボルト60のおねじ61が袋ナット51のめ
ねじ53に締結されるとき、袋ナット51のめねじ53
より前方に設けたシール面54にOリング70が接触
し、袋ナット51内面のと上部フレーム11との水密性
を確保している。袋ナット51のつば56先端の直径は
60mm以上に形成されているため、袋ナット51と着
脱ボルト60との締結は工具を要せず、手で締めるだけ
で十分な締結力を得ることが可能である。このとき、着
脱ボルト60後端とボルト26の先端が接触するまで締
め付けることにより、袋ナット51の後端内面とブッシ
ュ30とが接触し、その位置で袋ナット51が固定・保
持されることになる。
【0028】下部フレーム15の後端16は壁2に対し
て略垂直に形成され、壁2に当接する後端16に、壁2
に取付けるための取付部が着脱手段を介して設けられて
いる。具体的には、オイルシール72取付用の段92と
つば93を備えたフックボルト90が、壁2に設けた穴
4を貫通して、補強材5前面に形成しためねじに締結さ
れ、図3の下部フレーム後端12の背面図に示すよう
に、フックボルト前方97の溝に対して、下部フレーム
後端12に接合され、偏心した穴99を備えたフック受
け板98が係合される構造となる。ここでは、フックボ
ルト90のおねじ91の部分を取付部、フックボルト前
方97とフック受け板98を着脱手段と定義付けられ
る。
【0029】下部フレーム15は中間部がL字形に曲げ
られ、上部フレーム11に接合される先端17は略鉛直
に形成され、略鉛直部の中間に手すり軸部41を介して
手すり40が跳ね上げ可能に取付けられている。
【0030】上部フレーム11の先端13には、U字形
の背もたれフレーム80の先端が差し込まれ、たとえば
背もたれフレーム80の先端に複数組設けためねじ81
のうちの一組と上部フレーム11に設けたねじ穴14と
を貫通するねじ82によって、背もたれフレーム80の
位置が固定される。背もたれフレーム80の先端のめね
じ81のうち、どの一組を固定に供するかによって、背
もたれフレーム80の位置が調整できる。このとき、中
空の上部フレーム11の内部において、着脱手段50は
壁2より突出しないよう形成されているので、背もたれ
フレーム80の位置は従来の補助具同様、広い範囲で調
整できる。
【0031】以上のように構成された補助具は、たとえ
ば大便器の上方に設置され、トイレでの立ち座りの困難
な高齢者や障害者の補助に供される。背もたれフレーム
80のうち壁2に略平行な中間部は使用者の背もたれと
して機能するが、たとえばクッション材等を取付け、背
もたれとしての機能向上を図ってもよい。
【0032】手すり40先端にかかる荷重は通常約29
0N程度、最大で980N程度と想定される。このと
き、取付部22にかかる荷重は、手すり40の長さ、取
付部22上下間の寸法にもよるが、手すり40の長さを
壁2から700mm程度、取付部上下間の寸法を250mm
程度とすれば、上方の取付部22には通常約820N、
最大で約2700Nと推定される。ボルト26の呼び径
をM10とすると、ボルト26に作用する引っ張り応力
は、最大で約34MPa、着脱ボルト60の呼び径をM
32×ピッチ2、締結長さを8mmとすると、着脱ボル
ト60のねじ山に作用する剪断応力は最大で約3.6M
Paであり、鉄鋼の一般的な破断強さに対して1/10以
下の小さい応力しか作用せず、十分安全が確保できる。
【0033】一方、下方の取付部には上方と同一の押し
付け力が作用するが、鉄鋼の圧縮強度は引っ張り強度に
比べて格段に大きいため、本来、取付部、着脱部ともに
上方のものより簡易な構造で十分である。
【0034】補強材5については、鉄鋼の場合、弾性限
度は約245MPaであり、想定される曲げモーメント
686N・m(=980N×700mm)に対して塑性
変形しない最低限の断面係数は2800mm3であり、た
とえば断面係数約11000mm3、断面二次モーメント
約230000mm4の角形鋼管では、上述の荷重に対し
て、引っ張り応力は約56MPaと鉄鋼の一般的な破断
強さに対して1/10程度の小さい応力しか作用せず、
十分安全が確保できる。また、長さ2mの両端支持とし
たときの最大たわみで約4mmであり、補強材5と壁2と
のすきまを4mm以上確保することによって、壁2にたわ
みが生じない。したがって、建築物への悪影響を防止で
きることになる。
【0035】補助具の着脱方法としては、まず、図5に
示すような補助具が離脱した状態から、図6に示すよう
に下部フレーム後端16に接合されたフック受け板98
の穴をフックボルト前方97の溝96に掛ける。次に上
部フレーム後端12に接合した着脱ボルト60を袋ナッ
ト51に差込み、袋ナット51を手で回しておねじ61
とめねじ53とを締結させる。以上のように、本発明に
よる補助具の取付けは工具が不要でねじの締結が2ヶ所
と極めて少ないため、従来の取付ねじ16本を工具で締
め付ける方法に比べてはるかに容易である。
【0036】また、図4に示すようにふた28とカバー
27を取付けることにより、補助具取外し後のねじ穴等
を隠すことができ、外観に優れている。
【0037】以上のように、取付部と補助具本体部との
間に容易に着脱できる着脱手段を備えた構造としたの
で、必要に応じて補助具を容易に着脱でき、同一のトイ
レ空間等を多様な形式で提供できる。したがって、ホテ
ル等の宿泊施設にも容易に適用でき、必要に応じてトイ
レ空間を様々な形で提供することが可能となる。
【0038】また、着脱手段には十分な引っ張り強度を
備えた構造としたので、通常使用における荷重に十分耐
え、使用者の安全や安心感を確保できる。
【0039】さらに、壁2の裏側に補強材5を設け、補
助具を補強材に対して取付ける構造としたので、壁2に
直接荷重がかからず、建築物の劣化を防止できる。補強
材5の断面係数を2800mm3以上確保する構成とし
たので、補助具にかかる通常の荷重に対して、建築物、
補強材5の劣化を発生させず、補助具を永続的に使用で
きる。補強材のたわみに関して、補強材5の断面2次モ
ーメントを230000mm 4以上確保する構成とした
ので、補助具にかかる通常の荷重に対して、補強材5お
よび壁2のたわみを抑制でき、建築物の劣化を防止でき
る。壁自体に発生するたわみについては、補強材5と壁
2との間にすきまを設けたので、補助具にかかる通常の
荷重に対して発生する補強材5のたわみの一部が前記す
きまで吸収されるため、壁2のたわみを極力抑制でき、
建築物の劣化を防止できる。
【0040】壁2と着脱手段との間に防滴手段または防
水手段を設けたので、壁2の穴から壁2の裏側への水や
湿気の浸入を防止でき、建築物の劣化を防止できる。
【0041】以上、本発明の実施の形態の一例を示した
が、着脱手段としては、工具が不要な構造であれば、ど
のような構造でもよく、たとえば図7または図8に示す
構造でもよい。図7は補助具の着脱部断面図を示す。
【0042】補強材5への取付部22は前方に筒状に延
伸してスリーブ100が形成され、ラッチボルト102
が出入りできる穴104が空けられている。上部フレー
ム後端13にはレバー106、リンクC108、リンク
D110、節点112、ラッチボルト102、圧縮ばね
114、ラッチボルト収納筒115からなる着脱手段が
接合される。
【0043】通常はラッチボルト102がラッチボルト
収納筒115から外側に突出しているが、レバー106
を押し込むことにより、リンクC108、リンクD11
0がそれぞれの節点112を軸に動き、リンクD110
の先端に設けたつめ116がラッチボルト102の根元
の突起118を押し下げ、ラッチボルト102がラッチ
ボルト収納筒115の内側へと引き込まれる。このと
き、着脱手段全体の外寸はスリーブ100の内寸より小
さくなるため、着脱手段はスリーブ100の内部を自在
に移動できる。ラッチボルト102がスリーブ100の
穴とほぼ一致した位置でレバー106を離すことによ
り、ラッチボルト102は圧縮ばね114に押し上げら
れ、スリーブ100の穴に挿入されて上部フレーム全体
が移動できなくなる。すなわち、上述のように極めて容
易なレバー操作により、補助具の着脱が行えるため、補
助具着脱の手間が低減される。
【0044】図8は補助具の着脱部断面図を示す。
【0045】板状に形成された取付板130は壁2およ
び補強材5の穴3,4を通って補強材5後面にねじ13
2によって取付けられ、中心に着脱軸取付け用の穴が形
成されている。着脱軸134は後方におねじ136を備
え、取付板130の中心の穴を貫通してナット138が
締結されることによって取付板130に取付けられる。
【0046】一方、上部フレーム後端13の内部にはめ
ねじ140が接合され、めねじ140に着脱手段がとり
つけられる。着脱手段はハンドル142、レバー14
4、ねじりコイルばね146、ガイドスリーブ148で
構成され、レバー144の先端はハンドル142に連結
され、レバー144の根元はねじりコイルばね146の
先端に連結されている。
【0047】ねじりコイルばね146が右巻きであれ
ば、ハンドル142を右に回すとレバー144が連動し
て右に回り、その結果、ねじりコイルばね146は巻き
が戻される方向に変形され、同時にねじりコイルばね1
46の内径が拡大される。ハンドル142から手を放せ
ば、ねじりコイルばね146の復元力によってねじりコ
イルばね146は元の形状に戻り、レバー144および
ハンドル142は元の位置に戻される。
【0048】自然状態のねじりコイルばね146の内径
は着脱軸134の外径とほぼ同一に形成されており、ハ
ンドル142を回してねじりコイルばね146の内径が
拡大した状態では、ねじりコイルばね146の内側に着
脱軸134を容易に挿入したり、抜き出したりすること
が可能であるが、自然状態のねじりコイルばね146
は、段が斜めに形成された段付き穴を内側に備えたガイ
ドスリーブ148に保持されているため、引抜き力に耐
えることができる。すなわち、引抜き力が働いたとき、
ねじりコイルばね146の下方は位置Aから位置Bに向
けて移動し、ねじりコイルばね146全体が剪断変形を
受けた形状となる。その結果、ねじりコイルばね146
の内径は見かけ上小さくなり、着脱軸134との摩擦力
を増大させ、ねじりコイルばね146と着脱軸134と
の相対移動が起こらなくなる。
【0049】したがって、以上の構造により、ハンドル
142のわずかな回転操作によって、補助具の容易な着
脱が可能であり、補助具着脱の手間が低減され、十分な
引っ張り強度を確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明における一実施形態を示す補助具の全
体図
【図2】 本発明における一実施形態を示す補助具の側
面断面図
【図3】 下部フレーム後端の背面図
【図4】 補助具取外し時の壁断面図
【図5】 補助具離脱状態を示す側面断面図
【図6】 補助具取付手順を示す側面断面図
【図7】 補助具着脱部の側面断面図
【図8】 補助具着脱部の側面断面図
【図9】 従来の補助具の全体図
【図10】 従来の補助具の側面側面図
【図11】従来の補助具の側面側面図
【符号の説明】
1:壁、2:壁、3:穴、4:穴、5:補強材、6:補
強材前面の穴、10:本体フレーム、11:上部フレー
ム、12:上部フレーム後端、13:上部フレーム先
端、14:上部フレームのねじ穴、15:下部フレー
ム、16:下部フレーム後端、17:下部フレーム先
端、20:取付部、21:取付けねじ、22:取付部、
24:フランジ、25:裏板、26:ボルト、27:カバ
ー、28:ふた、30:ブッシュ、31大径部、32:
小径部、40:手すり、41:手すり軸部、50:着脱
手段、51:袋ナット、53:めねじ、54:シール
面、55:段、56:つば、57:カバー取付部、5
8:貫通穴、60:着脱ボルト、61:おねじ、62:
Oリング溝、70:Oリング、71:オイルシール、7
2:オイルシール、80:背もたれフレーム、81:め
ねじ、82:ねじ、90:フックボルト、91:おね
じ、92:段、93:つば、96:溝、97:フックボ
ルト前方、98:フック受け板、99:穴、100:ス
リーブ、102:ラッチボルト、104:穴、106:
レバー、108:リンクC、110:リンクD、11
2:節点、114:圧縮ばね、115:ラッチボルト収
納筒、116:つめ、118:突起、130:取付板、
132:ねじ、134:着脱軸、136:おねじ、13
8:ナット、140:めねじ、142:ハンドル、14
4:レバー、146:ねじりコイルばね、148:ガイ
ドスリーブ、150:Oリング、A:ばねの位置、B:
ばねの位置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2D037 EA05 2E101 HH04 HH05

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 片持ちの手すりを備え、壁近傍に取付け
    られる補助具において、前記壁に固定された取付部と補
    助具本体部との間に、容易に着脱できる着脱手段を備え
    たことを特徴とする補助具。
  2. 【請求項2】 前記片持ちの手すりは、壁面に対して略
    垂直に取付けられることを特徴とする請求項1記載の補
    助具。
  3. 【請求項3】 前記着脱手段のうち少なくとも一ヶ所が
    許容引っ張り荷重820N以上、望ましくは2700N
    以上であることを特徴とする請求項1〜2に記載の補助
    具。
  4. 【請求項4】 前記壁の裏側に補強材を設け、前記補強
    材に前記取付部が取付けられることを特徴とする請求項
    1〜3に記載の補助具。
  5. 【請求項5】 前記補強材の断面係数が2800mm3
    以上であることを特徴とする請求項4に記載の補助具。
  6. 【請求項6】 前記補強材の断面二次モーメントが23
    0000mm4以上であることを特徴とする請求項4〜
    5に記載の手すり。
  7. 【請求項7】 前記補強材と前記壁との間にすきまを設
    けたことを特徴とする請求項4〜6に記載の補助具。
  8. 【請求項8】 前記壁と前記着脱手段との間に防滴また
    は防水手段を備えたことを特徴とする請求項1〜7に記
    載の補助具。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE202004010612U1 (de) * 2004-07-07 2005-11-17 Viega Gmbh & Co. Kg Stützvorrichtung
DE202016003971U1 (de) * 2016-06-25 2016-07-05 Ridder Gmbh Toiletten-Abstützvorrichtung
JP2019173297A (ja) * 2018-03-27 2019-10-10 大建工業株式会社 可動式手摺り

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