JP3662213B2 - 入浴補助リフトの固定構造 - Google Patents
入浴補助リフトの固定構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3662213B2 JP3662213B2 JP2001323065A JP2001323065A JP3662213B2 JP 3662213 B2 JP3662213 B2 JP 3662213B2 JP 2001323065 A JP2001323065 A JP 2001323065A JP 2001323065 A JP2001323065 A JP 2001323065A JP 3662213 B2 JP3662213 B2 JP 3662213B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- support beam
- lift
- receiving seat
- bathing
- wall surface
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Bathtubs, Showers, And Their Attachments (AREA)
- Residential Or Office Buildings (AREA)
- Devices For Medical Bathing And Washing (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、浴室の洗い場と浴槽間で入浴者が座った座席を旋回移動および上下移動をして入浴を補助するリフトを浴室内に設置するにおいて、そのリフトの上端部を固定する構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
現在このような入浴補助リフトを浴室内に設置する場合、壁面にボルト止め等の工事を伴えば介護保険における福祉用具の貸与の対象とならないため、ビス固定等をしないで向き合った壁面間に突っ張り機能を有する支柱を配置して、その支柱の交点に入浴補助装置の上端部を固定する方法が多く用いられている。
しかし、浴室の壁面、特にユニットバスの壁面はあまり強度が無く、強く突っ張り過ぎると壁面がたわんで目地部分が外れるという問題がある。また逆に突っ張り力が弱いと固定ができないという問題がある。
さらに浴室の壁面には、壁面の上下にわたるドア部や上方部に換気扇等があり、現場現場によってその配置位置が異なっているのが通常である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、ユニットバスのように壁面の強度が強くない浴室でも壁面にビス止めすることなく入浴補助リフトの上端を確実に固定でき、しかも現場の状況に応じてドア部や換気扇の配置位置に影響を受けることが少ない入浴補助リフトの固定構造を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、請求項1の発明は、リフト上端部を固定する支持梁連結具と、その連結具で十文字に連結して三方の壁面に負荷を分散する支持梁と、その支持梁を壁面に固定する受け座で構成し、その受け座の中央に立設したボルトを、前記支持梁の長さ方向に形成したボルト挿入孔に差し込み、ナットで受け座と支持梁端部との間隔を調整可能とし、前記受け座と支持梁の間に取り付けた支持梁の外周面を覆う断面形状のカバーは、上面を長さ方向に開口すると共にその両端部を支持梁の左右肩部に引っ掛ける鉤辺を設け、受け座上端部を前方へ折り曲げその先端を下方へ折り曲げて形成した係止辺が、前記鉤辺に形成した切欠部に引っ掛かるようにした。
このようにリフト上端部にかかる負荷を三方の壁面に分散するので比較的強度が弱い浴室壁面でも固定することが可能となり、また浴室の大きさに合わせて受け座間の距離を微調整することができ、カバーにより受け座と支持梁端部の隙間を隠すことができる。
【0007】
請求項2の発明は、壁面に接するつばを周囲に形成した横長い凹部を有し、その凹部に壁面との摩擦係数が大きい弾性座体を貼付するか、あるいは凹部にコーキング剤を注入する注入孔を設けた受け座とした。このように構成することにより、受け座の壁面固定の位置決めを容易にすることができる。
【0008】
請求項3の発明は、リフト背面に伸びる支持梁の端部に弾性体を固定し、カバーを介して受け座と離着可能にした。このように構成することにより、受け座が壁面から引き剥がされることがなく、よって位置が徐々にずれていくことがない。
【0009】
請求項4の発明は、連結具に前後方向に伸びる支持梁を載置すると共に左右支持梁の端部をそれぞれ載置して、ビスを連結具下面から支持梁を貫通して前記ボルト挿入孔の上部に形成した長さ方向のナット挿入溝に配置したナットに締め付けて連結具と支持梁を固定し、連結具下端部の挿入孔にリフト上端部を差し込んで固定した。このように構成することにより、リフト上端部を支持梁に確実に固定できる。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は、洗い場Bと浴槽C間で入浴者が座った座席を旋回移動および上下移動する入浴補助リフトAを浴室内に設置し、その入浴補助リフトAの上端部を本発明の連結具1とその連結具1で十文字に連結された支持梁2、3と、支持梁を壁面に固定する受け座4、5で固定した状態を示す斜視図である。
【0011】
図2は、本発明の支持梁3と受け座4とカバー6の連結状態を示した斜視図である。支持梁3は、1/4の略扇型断面形状をしており中央に長さ方向のボルト挿入孔31を形成し上方左右に山型形状の肩部32を形成している。受け座4は、横長い小判型形状で壁面に対する凹部45の周縁に壁面に接するつば44を形成し、つば44の上端を前方へ折り曲げさらにその先端を下方に折り曲げて係止辺43を形成し、凹部45の中央にナット42を有するボルト41を立設すると共にコーキング剤を注入するための注入孔46を設けている。
【0012】
カバー6は、受け座4と支持梁3の間に配置して隙間を隠すもので支持梁の両肩部から円弧面にわたる外周を覆う断面形状であり、上部に長さ方向の開口部61を有しその開口部の両端に前記支持梁の肩部32に対応した鉤辺62を形成し、受け座4側の鉤辺62には受け座4のつば44に突き当たる凸部63と前記係止辺43が引っ掛かる切欠部64を形成している。
【0013】
図3は、支持梁3と受け座4とカバー6の連結状態を示した側面方向の断面図であり、支持梁3のボルト挿入孔31に挿入した受け座4のボルト41とナット42で支持梁3の端部と受け座4の座面との間隔を微調整する。壁面Wに対する受け座4の位置を決めた後、凹部45の注入孔46からコーキング剤Kを注入し壁面に固定する。あるいは凹部45に壁面Wに対して摩擦係数が大きい弾性座体を貼付したり、両面テープ等で固定しても良い。
【0014】
図4は、支持梁3と受け座4とカバー6の連結状態を示した正面方向の断面図であり、カバー6は支持梁3の湾曲した底面と左右の斜辺33から肩部32にわたる外周面を覆う断面形状であり、前記肩部32、32に係止する鉤辺62、62を有する。
【0015】
図5は、連結具1の上に支持梁2、3を十文字状に連結した状態を分解して示した斜視図である。連結具1は、支持梁の底面を受ける断面円弧形状の受部11、12を平面T型にした形状であり、受部12の下面にはリフト上端部A1を挿入する挿入孔13を設け、また受部11、12にはそれぞれ支持梁を固定するためのビス挿入孔14を設けている。支持梁2は支持梁3と同一断面形状であり、連結具1の受部11上に前後にわたって配置され、支持梁3、3は連結具1の受部12上でその各端部を支持梁2に向け直交状に配置されている。
【0016】
図6は、連結具1の上に支持梁2、3を十文字状に連結した状態の断面図であり、連結具1と支持梁2、3の連結は、支持梁2、3のボルト挿入孔31の上に設けたナット挿入溝34にナットNを挿入し、ビスMで連結具1のビス挿入孔14から支持梁の底面およびボルト挿入孔を貫通して前記ナットNで締め付けて固定している。
【0017】
図7は、入浴補助リフトの背面の壁W1における支持梁2の端部と受け座5とカバー6の接合状態を分解して示した斜視図であり、支持梁2の端部に固定金具21を差し込んで固定し、その固定金具21の中央にネジ孔を設けてゴム体Rを固定している。また支持梁2と受け座5の間にカバー6を配置している。受け座5は受け座4のボルト41がついていない状態のものである。
【0018】
図8と図9は、前記図7の側面方向の断面図である。通常は図8のように支持梁2の端部に固定金具21を介して固定されたゴム体Rが受け座5に当っている。入浴補助リフトに要介護者が座ると浴室の壁面W1に対面する壁面に負荷が掛かりその壁面がたわむことにより図9のようにゴム体Rは受け座5から若干離れる。ゴム体Rは再度受け座5に当る衝撃をやわらげるためのものである。
【0019】
【発明の効果】
浴室の壁面に対してビス止め等の工事を伴うことなく取付けでき、入浴補助リフトに掛かる負荷の移動により、リフトの正面および左右の三方の壁面に負荷を分散するので、ユニットバス等の比較的壁面強度の低い浴室でも、介護保険における福祉用具の貸与の対象として入浴補助リフトを設置することが出来る。
【0020】
浴室の対面する壁面間を突張り支柱で突っ張って支持するのではなく、支持梁の端部に受け座を設けて壁面にコーキング固定あるいは摩擦係数の大きな材質で形成した座を設けて、負荷が加わった場合に浴室壁面で支える構造であるので通常は壁面に負荷がかからず比較的強度が弱い浴室壁面でも固定することが可能であり、長期使用していても設置状態が悪くなるようなことがない。
【0021】
浴室壁面は、ドアが壁面の上下にわたって設けられたり、天井近くに換気扇が設けられたり、照明装置が設置されたりして、しかもその配置は現場現場によって異なっていることが多い。受け座は壁面全体と比較すると大きくないため、そういった負荷をかけることが出来ない個所を避けて固定することが可能である。支持梁は既存の浴室寸法に合わせて現場で微調整が可能であり、突張り機能も兼ね備えているため施工性が良い上にしっかりと固定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の固定構造で入浴補助リフトを設置した状態を示す斜視図
【図2】本発明の支持梁と受け座とカバーの連結状態を示した斜視図
【図3】図2における側面方向の断面図
【図4】図2における正面方向の断面図
【図5】連結具で支持梁を連結した状態を示した分解斜視図
【図6】図5における断面図
【図7】支持梁と受け座とカバーの接合状態を示した分解斜視図
【図8】図7の側面方向の断面図
【図9】図7の側面方向の断面図
【符号の説明】
A…入浴補助リフト
B…洗い場
C…浴槽
1…連結具
2、3…支持梁
4、5…受け座
6…カバー
【発明の属する技術分野】
本発明は、浴室の洗い場と浴槽間で入浴者が座った座席を旋回移動および上下移動をして入浴を補助するリフトを浴室内に設置するにおいて、そのリフトの上端部を固定する構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
現在このような入浴補助リフトを浴室内に設置する場合、壁面にボルト止め等の工事を伴えば介護保険における福祉用具の貸与の対象とならないため、ビス固定等をしないで向き合った壁面間に突っ張り機能を有する支柱を配置して、その支柱の交点に入浴補助装置の上端部を固定する方法が多く用いられている。
しかし、浴室の壁面、特にユニットバスの壁面はあまり強度が無く、強く突っ張り過ぎると壁面がたわんで目地部分が外れるという問題がある。また逆に突っ張り力が弱いと固定ができないという問題がある。
さらに浴室の壁面には、壁面の上下にわたるドア部や上方部に換気扇等があり、現場現場によってその配置位置が異なっているのが通常である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、ユニットバスのように壁面の強度が強くない浴室でも壁面にビス止めすることなく入浴補助リフトの上端を確実に固定でき、しかも現場の状況に応じてドア部や換気扇の配置位置に影響を受けることが少ない入浴補助リフトの固定構造を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、請求項1の発明は、リフト上端部を固定する支持梁連結具と、その連結具で十文字に連結して三方の壁面に負荷を分散する支持梁と、その支持梁を壁面に固定する受け座で構成し、その受け座の中央に立設したボルトを、前記支持梁の長さ方向に形成したボルト挿入孔に差し込み、ナットで受け座と支持梁端部との間隔を調整可能とし、前記受け座と支持梁の間に取り付けた支持梁の外周面を覆う断面形状のカバーは、上面を長さ方向に開口すると共にその両端部を支持梁の左右肩部に引っ掛ける鉤辺を設け、受け座上端部を前方へ折り曲げその先端を下方へ折り曲げて形成した係止辺が、前記鉤辺に形成した切欠部に引っ掛かるようにした。
このようにリフト上端部にかかる負荷を三方の壁面に分散するので比較的強度が弱い浴室壁面でも固定することが可能となり、また浴室の大きさに合わせて受け座間の距離を微調整することができ、カバーにより受け座と支持梁端部の隙間を隠すことができる。
【0007】
請求項2の発明は、壁面に接するつばを周囲に形成した横長い凹部を有し、その凹部に壁面との摩擦係数が大きい弾性座体を貼付するか、あるいは凹部にコーキング剤を注入する注入孔を設けた受け座とした。このように構成することにより、受け座の壁面固定の位置決めを容易にすることができる。
【0008】
請求項3の発明は、リフト背面に伸びる支持梁の端部に弾性体を固定し、カバーを介して受け座と離着可能にした。このように構成することにより、受け座が壁面から引き剥がされることがなく、よって位置が徐々にずれていくことがない。
【0009】
請求項4の発明は、連結具に前後方向に伸びる支持梁を載置すると共に左右支持梁の端部をそれぞれ載置して、ビスを連結具下面から支持梁を貫通して前記ボルト挿入孔の上部に形成した長さ方向のナット挿入溝に配置したナットに締め付けて連結具と支持梁を固定し、連結具下端部の挿入孔にリフト上端部を差し込んで固定した。このように構成することにより、リフト上端部を支持梁に確実に固定できる。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は、洗い場Bと浴槽C間で入浴者が座った座席を旋回移動および上下移動する入浴補助リフトAを浴室内に設置し、その入浴補助リフトAの上端部を本発明の連結具1とその連結具1で十文字に連結された支持梁2、3と、支持梁を壁面に固定する受け座4、5で固定した状態を示す斜視図である。
【0011】
図2は、本発明の支持梁3と受け座4とカバー6の連結状態を示した斜視図である。支持梁3は、1/4の略扇型断面形状をしており中央に長さ方向のボルト挿入孔31を形成し上方左右に山型形状の肩部32を形成している。受け座4は、横長い小判型形状で壁面に対する凹部45の周縁に壁面に接するつば44を形成し、つば44の上端を前方へ折り曲げさらにその先端を下方に折り曲げて係止辺43を形成し、凹部45の中央にナット42を有するボルト41を立設すると共にコーキング剤を注入するための注入孔46を設けている。
【0012】
カバー6は、受け座4と支持梁3の間に配置して隙間を隠すもので支持梁の両肩部から円弧面にわたる外周を覆う断面形状であり、上部に長さ方向の開口部61を有しその開口部の両端に前記支持梁の肩部32に対応した鉤辺62を形成し、受け座4側の鉤辺62には受け座4のつば44に突き当たる凸部63と前記係止辺43が引っ掛かる切欠部64を形成している。
【0013】
図3は、支持梁3と受け座4とカバー6の連結状態を示した側面方向の断面図であり、支持梁3のボルト挿入孔31に挿入した受け座4のボルト41とナット42で支持梁3の端部と受け座4の座面との間隔を微調整する。壁面Wに対する受け座4の位置を決めた後、凹部45の注入孔46からコーキング剤Kを注入し壁面に固定する。あるいは凹部45に壁面Wに対して摩擦係数が大きい弾性座体を貼付したり、両面テープ等で固定しても良い。
【0014】
図4は、支持梁3と受け座4とカバー6の連結状態を示した正面方向の断面図であり、カバー6は支持梁3の湾曲した底面と左右の斜辺33から肩部32にわたる外周面を覆う断面形状であり、前記肩部32、32に係止する鉤辺62、62を有する。
【0015】
図5は、連結具1の上に支持梁2、3を十文字状に連結した状態を分解して示した斜視図である。連結具1は、支持梁の底面を受ける断面円弧形状の受部11、12を平面T型にした形状であり、受部12の下面にはリフト上端部A1を挿入する挿入孔13を設け、また受部11、12にはそれぞれ支持梁を固定するためのビス挿入孔14を設けている。支持梁2は支持梁3と同一断面形状であり、連結具1の受部11上に前後にわたって配置され、支持梁3、3は連結具1の受部12上でその各端部を支持梁2に向け直交状に配置されている。
【0016】
図6は、連結具1の上に支持梁2、3を十文字状に連結した状態の断面図であり、連結具1と支持梁2、3の連結は、支持梁2、3のボルト挿入孔31の上に設けたナット挿入溝34にナットNを挿入し、ビスMで連結具1のビス挿入孔14から支持梁の底面およびボルト挿入孔を貫通して前記ナットNで締め付けて固定している。
【0017】
図7は、入浴補助リフトの背面の壁W1における支持梁2の端部と受け座5とカバー6の接合状態を分解して示した斜視図であり、支持梁2の端部に固定金具21を差し込んで固定し、その固定金具21の中央にネジ孔を設けてゴム体Rを固定している。また支持梁2と受け座5の間にカバー6を配置している。受け座5は受け座4のボルト41がついていない状態のものである。
【0018】
図8と図9は、前記図7の側面方向の断面図である。通常は図8のように支持梁2の端部に固定金具21を介して固定されたゴム体Rが受け座5に当っている。入浴補助リフトに要介護者が座ると浴室の壁面W1に対面する壁面に負荷が掛かりその壁面がたわむことにより図9のようにゴム体Rは受け座5から若干離れる。ゴム体Rは再度受け座5に当る衝撃をやわらげるためのものである。
【0019】
【発明の効果】
浴室の壁面に対してビス止め等の工事を伴うことなく取付けでき、入浴補助リフトに掛かる負荷の移動により、リフトの正面および左右の三方の壁面に負荷を分散するので、ユニットバス等の比較的壁面強度の低い浴室でも、介護保険における福祉用具の貸与の対象として入浴補助リフトを設置することが出来る。
【0020】
浴室の対面する壁面間を突張り支柱で突っ張って支持するのではなく、支持梁の端部に受け座を設けて壁面にコーキング固定あるいは摩擦係数の大きな材質で形成した座を設けて、負荷が加わった場合に浴室壁面で支える構造であるので通常は壁面に負荷がかからず比較的強度が弱い浴室壁面でも固定することが可能であり、長期使用していても設置状態が悪くなるようなことがない。
【0021】
浴室壁面は、ドアが壁面の上下にわたって設けられたり、天井近くに換気扇が設けられたり、照明装置が設置されたりして、しかもその配置は現場現場によって異なっていることが多い。受け座は壁面全体と比較すると大きくないため、そういった負荷をかけることが出来ない個所を避けて固定することが可能である。支持梁は既存の浴室寸法に合わせて現場で微調整が可能であり、突張り機能も兼ね備えているため施工性が良い上にしっかりと固定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の固定構造で入浴補助リフトを設置した状態を示す斜視図
【図2】本発明の支持梁と受け座とカバーの連結状態を示した斜視図
【図3】図2における側面方向の断面図
【図4】図2における正面方向の断面図
【図5】連結具で支持梁を連結した状態を示した分解斜視図
【図6】図5における断面図
【図7】支持梁と受け座とカバーの接合状態を示した分解斜視図
【図8】図7の側面方向の断面図
【図9】図7の側面方向の断面図
【符号の説明】
A…入浴補助リフト
B…洗い場
C…浴槽
1…連結具
2、3…支持梁
4、5…受け座
6…カバー
Claims (4)
- 浴室内に設置して浴室の洗い場と浴槽間で入浴者が座った座席を旋回移動および上下移動をして入浴を補助するリフトであって、リフト上端部を固定する支持梁連結具と、その連結具で十文字に連結して三方の壁面に負荷を分散する支持梁と、その支持梁を壁面に固定する受け座で構成し、その受け座の中央に立設したボルトを、前記支持梁の長さ方向に形成したボルト挿入孔に差し込み、ナットで受け座と支持梁端部との間隔を調整可能とし、前記受け座と支持梁の間に取り付けた支持梁の外周面を覆う断面形状のカバーは、上面を長さ方向に開口すると共にその両端部を支持梁の左右肩部に引っ掛ける鉤辺を設け、受け座上端部を前方へ折り曲げその先端を下方へ折り曲げて形成した係止辺が、前記鉤辺に形成した切欠部に引っ掛かるようにしたことを特徴とする入浴補助リフトの固定構造。
- 前記受け座は、壁面に接するつばを周囲に形成した横長い凹部を有し、その凹部に壁面との摩擦係数が大きい弾性座体を貼付するか、あるいは凹部にコーキング剤を注入する注入孔を設けたことを特徴とする請求項1に記載の入浴補助リフトの固定構造。
- リフト背面に伸びる支持梁の端部に弾性体を固定し、カバーを介して受け座と離着可能にしたことを特徴とする請求項1または2に記載の入浴補助リフトの固定構造。
- 連結具に前後方向に伸びる支持梁を載置すると共に左右支持梁の端部をそれぞれ載置して、ビスを連結具下面から支持梁を貫通して前記ボルト挿入孔の上部に形成した長さ方向のナット挿入溝に配置したナットに締め付けて連結具と支持梁を固定し、連結具下端部の挿入孔にリフト上端部を差し込んで固定したことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の入浴補助リフトの固定構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001323065A JP3662213B2 (ja) | 2001-10-22 | 2001-10-22 | 入浴補助リフトの固定構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001323065A JP3662213B2 (ja) | 2001-10-22 | 2001-10-22 | 入浴補助リフトの固定構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003126209A JP2003126209A (ja) | 2003-05-07 |
JP3662213B2 true JP3662213B2 (ja) | 2005-06-22 |
Family
ID=19140011
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001323065A Expired - Fee Related JP3662213B2 (ja) | 2001-10-22 | 2001-10-22 | 入浴補助リフトの固定構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3662213B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4806744B2 (ja) * | 2005-11-04 | 2011-11-02 | コクヨ株式会社 | 間仕切り |
JP6787560B2 (ja) * | 2016-02-29 | 2020-11-18 | 株式会社大林 | 手すり装置及びその設置方法 |
-
2001
- 2001-10-22 JP JP2001323065A patent/JP3662213B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2003126209A (ja) | 2003-05-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
AU2007322462B2 (en) | Mounting apparatus for bath fitting | |
JP3662213B2 (ja) | 入浴補助リフトの固定構造 | |
JP4095856B2 (ja) | 手摺装置 | |
JPH05302352A (ja) | 洋風便器装置 | |
JP2015108258A (ja) | 建物用手摺 | |
JP2924101B2 (ja) | 設置物の支持調節装置 | |
JP2639404B2 (ja) | 電子機器ケースにおける取付部の構造 | |
JP2586518Y2 (ja) | タオル掛け、握りバー等の部材の取付け構造 | |
JPS6231494Y2 (ja) | ||
JP2001269293A (ja) | 補助具 | |
JPH0515819Y2 (ja) | ||
JP4144120B2 (ja) | 便器用手摺りの取付構造 | |
JPH0621989Y2 (ja) | 便器取付構造 | |
JPH0727313Y2 (ja) | 浴 室 | |
AU2011101037A4 (en) | Mounting apparatus for bath fitting | |
JP3320002B2 (ja) | 洗面器置き台の取り付け構造 | |
JP2553345Y2 (ja) | 手洗いボールの取付構造 | |
JP3410718B2 (ja) | 基礎見切りの取付け構造 | |
JPH0734097Y2 (ja) | 手摺の取り付け装置 | |
JPH10276849A (ja) | カウンター天板固定構造 | |
JP2004232450A (ja) | ユニットバスの補強構造 | |
JPH11178738A (ja) | カウンター付き浴室ユニット | |
JPH0727314Y2 (ja) | 浴 室 | |
KR0118393Y1 (ko) | 버스의 시트다리 장착용 레그플레이트 | |
JP3424544B2 (ja) | 便器用手すりの取付構造 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040805 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040806 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20050224 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20050322 |
|
R150 | Certificate of patent (=grant) or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |