JP2001268938A - パワーモジュール及びこれを用いたルームエアコン - Google Patents

パワーモジュール及びこれを用いたルームエアコン

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JP2001268938A
JP2001268938A JP2000077780A JP2000077780A JP2001268938A JP 2001268938 A JP2001268938 A JP 2001268938A JP 2000077780 A JP2000077780 A JP 2000077780A JP 2000077780 A JP2000077780 A JP 2000077780A JP 2001268938 A JP2001268938 A JP 2001268938A
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brushless motor
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JP2000077780A
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Yuhachi Takakura
雄八 高倉
Makoto Ishii
誠 石井
Koji Murayama
孝治 村山
Koichi Yajima
幸一 矢島
Shigeru Kishi
繁 岸
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】誘導電動機制御用のモジュールであっても、P
AMを用いたブラシレスモータ制御装置とする。 【解決手段】パワーモジュールに、3相のインバータ半
導体スイッチング素子及び電源力率改善スイッチング素
子を制御して直流ブラシレスモータを回転数制御するマ
イクロコンピュータと、マイクロコンピュータの信号を
伝達するドライブ回路を内蔵し、外部からの速度指令と
して誘導電動機用PWM信号を入力し、基本波を解読し
てブラシレスモータに対する速度指令とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、直流ブラシレスモ
ータを駆動するためのインバータブリッジ回路で構成し
たパワーモジュールに関する。
【0002】
【従来の技術】インバータエアコンは、製品化されてか
ら近年に至るまで、PWM(Pulse Width Modulatio
n)制御によってコンプレッサモータの回転数制御が行
われてきたが、96年度以降は急速にPWM制御とPA
M(Pulse Amplitude Modulation)制御を併用した製
品が普及した。PAM制御を用いたインバータエアコン
が、例えば、特開平6−105563号公報(以下、文
献1という)に記載されている。PAM制御は、昇圧回
路又はこれに相当する回路を用いてコンプレッサへの印
加電圧を昇圧させ、昇圧幅によりコンプレッサの回転数
を制御するものである。インバータエアコンにPAM制
御を用いるメリットとして次の2点があげられる。まず
第1点目は、コンプレッサへの印加電圧を上昇させて、
コンプレッサをより高速回転で運転できるようにしたこ
とである。高速回転により、特に低温時における暖房能
力が向上する。第2点目は、昇圧回路を電源力率改善回
路として利用し、入力電力を最大限利用可能にすると共
に高調波電流規制に対応できることである。昇圧回路の
入力電流が正弦波に近似するように昇圧回路のスイッチ
ング素子を制御することで電源力率が向上し、入力電力
が最大限利用可能になった為エアコンの最大能力が向上
する。また、正弦波近似により高調波電流が抑制され規
制値のクリアが容易となる。
【0003】この文献には、電源力率改善回路を兼ねる
昇圧回路と、コンプレッサモータを駆動するインバータ
回路とを、電動機制御装置でコントロールすることが記
載されている。この電動機制御装置は、実際のルームエ
アコンではマイクロコンピュータに該当し、昇圧回路と
インバータ回路を制御してコンプレッサの速度制御を行
い、他に各種リレーやセンサ類の制御を同時に行ってい
るのが一般的である。
【0004】また、特開平11−18436号公報(以
下、文献2)には、誘導電動機を駆動するためのインバ
ータを制御する制御機能を含めてモジュール化し、イン
バータに入力される直流電圧及びインバータによって駆
動されるモータの速度指令を外部から入力することが記
載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】一般的に、誘導電動機
は、直流ブラシレスモータに比べ効率が悪いという問題
があり、ブラシレスモータに変更したいというニーズが
ある。文献2に示されているようにシステム制御装置と
インバータ制御装置とを分離している場合は、インバー
タのモジュールを交換すれば済むが、インバータ主回路
を一つのモジュールとして、システム制御装置とインバ
ータに対するPWM信号を生成する回路をモジュール化
した場合、新たに直流ブラシレスモータ駆動用のモジュ
ールを設計し直さなければならないという問題がある。
【0006】また、例えばルームエアコンでは、文献1
に記載されているとおり、昇圧回路及びインバータ回路
を制御するマイクロコンピュータは、コンプレッサの制
御の他に各種リレーやセンサ類の制御を同時に行ってい
るのが一般的であるが、これらの制御は付加価値の高い
高級機種と、機能を絞った廉価機種とでは大きく異なる
為、PWM制御及びPAM制御を行う為に、マイクロコ
ンピュータのソフトウエアを機種毎に開発しなければな
らず、開発期間及びコスト面での問題が生じていた。
【0007】本発明の目的は、誘導電動機の制御装置全
体を新たに直流ブラシレスモータの制御装置設計し直さ
なくても済むパワーモジュールを提供することにある。
【0008】また、本発明の他の目的は、製品毎に機能
差がある場合でも対応可能な直流ブラシレスモータのパ
ワーモジュールを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的は、直流を入力
して直流ブラシレスモータを駆動するパルス幅変調され
た電力を出力するインバータを内蔵したパワーモジュー
ルにおいて、前記インバータに入力する直流電圧を変化
させるスイッチング回路を内蔵し、誘導電動機駆動用の
パルス幅変調信号を入力するための端子を備えたパワー
モジュールとすることにより達成される。
【0010】また上記目的は、直流を入力して直流ブラ
シレスモータを駆動するパルス幅変調された電力を出力
するインバータを内蔵したパワーモジュールにおいて、
誘導電動機駆動用のパルス幅変調信号を入力し、誘導電
動機駆動用のパルス幅変調信号により得られた速度を誘
導電動機のすべりを加味して前記直流ブラシレスモータ
に対する速度指令に変換する機能を備えたパワーモジュ
ールとすることにより達成される。
【0011】また、上記目的は、直流を入力して直流ブ
ラシレスモータを駆動するパルス幅変調された電力を出
力するインバータを内蔵したパワーモジュールにおい
て、前記インバータに入力する直流電圧を変化させるス
イッチング回路を内蔵し、誘導電動機駆動用のパルス幅
変調信号を入力し、誘導電動機駆動用のパルス幅変調信
号により得られた速度を、前記直流ブラシレスモータに
対する速度指令として、前記速度よりも高い速度指令に
変換する機能を備えたパワーモジュールとすることによ
り達成される。
【0012】さらに上記他の目的は、直流を入力して直
流ブラシレスモータを駆動するパルス幅変調された電力
を出力するインバータを内蔵したパワーモジュールにお
いて、前記直流ブラシレスモータに対する速度指令を入
力する端子と、前記インバータに入力する直流電圧を変
化させるスイッチング回路を接続する端子とを備えたパ
ワーモジュールとすることにより達成される。
【0013】さらに上記他の目的は、直流を入力して直
流ブラシレスモータを駆動するパルス幅変調された電力
を出力するインバータを内蔵したパワーモジュールにお
いて、前記直流ブラシレスモータに対する速度指令を入
力する端子と、前記直流ブラシレスモータの動作状態を
出力する端子とを備えたパワーモジュールとすることに
より達成される。
【0014】さらに上記他の目的は、直流を入力して直
流ブラシレスモータを駆動するパルス幅変調された電力
を出力するインバータを内蔵したパワーモジュールにお
いて、前記インバータに入力する直流電圧を変化させる
スイッチング回路を内蔵し、前記直流ブラシレスモータ
に対する速度指令を入力する端子と、前記直流ブラシレ
スモータの動作状態を出力する端子とを備えたパワーモ
ジュールとすることにより達成される。
【0015】さらに上記他の目的は、直流を入力して直
流ブラシレスモータを駆動するパルス幅変調された電力
を出力するインバータを内蔵したパワーモジュールにお
いて、前記直流ブラシレスモータに対する速度指令を入
力する端子と、前記直流ブラシレスモータを停止させる
信号を入力する端子とを備えたパワーモジュールとする
ことにより達成される。
【0016】さらに上記他の目的は、直流を入力して直
流ブラシレスモータを駆動するパルス幅変調された電力
を出力するインバータを内蔵したパワーモジュールにお
いて、前記インバータに入力する直流電圧を変化させる
スイッチング回路を内蔵し、前記直流ブラシレスモータ
に対する速度指令を入力する端子と、前記直流ブラシレ
スモータを停止させる信号を入力する端子とを備えたパ
ワーモジュールとすることにより達成される。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施形態に
ついて図面を用いて説明する。まず、図1に示した記号
を説明する。図1は本発明によるパワーモジュール及び
これを用いたルームエアコンの一実施の形態を示すブロ
ック図であって、1は商用電源(100V、200V等
のコンセントから受電)、2は整流回路、3は昇圧コイ
ル、4及び5は電源電圧検出抵抗、6は昇圧回路の半導
体スイッチング素子、7は力率改善制御回路、8は電源
電流検出抵抗、9はダイオード、10は平滑コンデン
サ、11及び12は直流電圧検出抵抗、13は負荷電流
検出抵抗、14、15、16、17、18及び19はイ
ンバータブリッジを構成する半導体スイッチング素子、
20、21、22、23、24及び25はインバータブ
リッジを構成する還流ダイオード、26、27及び28
は直流ブラシレスモータのステータ巻き線、29は直流
ブラシレスモータのロータ、30はドライバ、31はマ
イクロコンピュータ、32、33及び34はプルアップ
抵抗、35、36及び37はコンパレータ、38、3
9、40、41、42及び43はモータ端子電圧検出抵
抗、44はプルアップ抵抗、45及び47は積分回路の
抵抗、46はコンパレータ、48及び49は積分回路の
コンデンサ、50及び52は電流制限抵抗、51及び5
3はフォトカプラ、54及び55は電流制限抵抗、56
はマイクロコンピュータ、57及び58はセンサ、59
はリレー、60は四方弁である。61はパワーモジュー
ルとして纏める部分であり、点線で囲って示す。
【0018】次に、Vdはインバータブリッジ回路の直
流電圧、Vuは直流ブラシレスモータのU相端子電圧、
Vvは同V相端子電圧、Vwは同W相端子電圧、Vd/
2はインバータブリッジ回路における直流電圧Vdの2
分の1値、V+は制御電源電圧、GNDは回路のグラン
ドである。また、7の力率改善制御回路に示したVCは
トランジスタのベース電圧、VSは電源電圧検出値、I
Sは電源電流検出値である。また、31のマイクロコン
ピュータに示したV*は直流電圧指令値、IPは負荷電
流検出値、U+、U−、V+、V−、W+及びW−は直
流ブラシレスモータを制御するためのPWM信号、U、
V、Wは各相の磁極位置検出信号、F1及びF2はアラ
ーム信号、N*はモータの指令回転数信号である。更
に、56のマイクロコンピュータに示したU+’、U
−’、V+’、V−’、W+’及びW−’は誘導モータ
を制御するためのPWM信号、F1及びF2はアラーム
信号である。CN1〜CN13はパワーモジュールに設
けた外部接続端子である。
【0019】ルームエアコンでは、モータを速度制御す
るためのインバータ制御とファンや四方弁等のエアコン
特有の制御を同一のマイコンで行うのが一般的である。
このため、マイクロコンピュータ56は、室内外温度や
熱交換器温度を検出する各種センサ57、58の情報を
取り込み、リレー59や、四方弁60を制御すると共
に、室内温度を設定温度に調整するため、室内温度に応
じて圧縮機の回転数指令を決定し、この指令値に応じた
圧縮機駆動用誘導電動機を回転制御するインバータに与
えるPWM信号を出力する機能を備えている。なお、こ
れらの動作は、本特許の内容とは直接関係ないので動作
説明は省略する。
【0020】このように誘導電動機を制御対象として設
計されていたマイクロコンピュータ56により制御され
るエアコンを、省エネを図るため、モータ効率を比較す
ると、同一クラスにおいては、誘導モータより高効率の
直流ブラシレスモータに置き換えるニーズがある。この
際、誘導モータ制御のインバータで直流ブラシレスモー
タを制御することはできないため、インバータも直流ブ
ラシレスモータに対応したものに交換しなければならな
い。モータは様々な産業機器類に用いられ、モータを駆
動するインバータは機器類を制御するシステムに組み込
まれているのが一般的である。このため、インバータや
マイクロコンピュータの変更は、制御システム全体の更
新に直結しコストが高くなってしまう。
【0021】本実施の形態においては、このマイクロコ
ンピュータ56が出力する誘導モータ駆動用の信号であ
るPWM信号から、誘導モータに発生させる回転磁界の
基本波(インバータ周波数)をモータ指令回転数検出手
段によって検出し、この検出された基本波に基づいて直
流ブラシレスモータへの回転数指令とすることで、直流
ブラシレスモータのPWM制御及びPAM制御(力率改善
制御も含む)を可能とした。
【0022】マイクロコンピュータ56はルームエアコ
ンの制御を行うこととなる。一方、パワーモジュール6
1に内蔵されるマイクロコンピュータ31は昇圧回路と
インバータ回路の制御、すなわち直流ブラシレスモータ
制御を行う。
【0023】ところで、マイクロコンピュータ56はエ
アコンの制御を司るため、コンプレッサの動作状態を把
握する必要があるが、コンプレッサの動作はマイクロコ
ンピュータ31が行うため、直接その動作状態を把握す
ることができない。そこで、モータが異常停止した場合
などには、マイクロコンピュータ31からマイクロコン
ピュータ56に、外部接続端子CN10を経てアラーム
信号F2を送信し、コンプレッサの動作状態を伝える。
また、反対にマイクロコンピュータ56において、コン
プレッサを緊急に停止する必要があると判断した場合
は、マイクロコンピュータ31外部接続端子CN9を経
てへアラーム信号F1を送信し、マイクロコンピュータ
31はコンプレッサの運転を停止させる。
【0024】回路の具体的な動作について説明する。マ
イクロコンピュータ31は、インバータブリッジを構成
する半導体スイッチング素子14、15、16、17、
18及び19の駆動信号(スイッチングのためのパルス
列であるPWM信号)U+、U−、V+、V−、W+、
W−を出力する。これらの信号により、直流ブラシレス
モータを速度制御する。
【0025】ロータ磁極位置検出回路は、コンパレータ
35、36、37、プルアップ抵抗32、33、34、
モータ端子電圧検出抵抗38、39、40、41、4
2、43から構成され、コンパレータ35、36、37
はモータ端子電圧検出抵抗38、39、40、41、4
2、43から得られる各相のモータ端子電圧と、直流電
圧Vdの検出抵抗11、12から得られる直流電圧Vd
の1/2の値を比較して、位置検出信号U、V、Wをマ
イクロコンピュータ31へ出力する。無通電相のモータ
端子にはロータが回転したことによって発生する誘起電
圧が現れるが、この無通電相のモータ端子電圧と直流電
圧Vdの1/2値を比較することにより、ロータの磁極
位置検出信号を得ることができる。マイクロコンピュー
タ31は、これらの位置検出信号U、V、Wを参照し
て、適切なタイミングで通電相を切り替えることにより
モータを速度制御する。
【0026】直流ブラシレスモータの指令回転数は、C
N11の外部接続端子を経てマイクロコンピュータ31
に指令回転数信号N*として入力される。この指令回転
数信号N*は、モータ指令回転数検出手段により作成さ
れる。モータ指令回転数検出手段は45、47の抵抗、
48、49のコンデンサ、50、52の抵抗によりCR
直列積分回路を、それぞれ2回路構成している。これら
の積分回路に、マイクロコンピュータ56から出力され
る誘導モータ制御のためのPWM信号U+’、U−’、
V+’、V−’、W+’、W−’のうち、いずれか2つ
を入力する。マイクロコンピュータ56から出力される
誘導モータ制御のためのPWM信号は矩形波であるが、
積分回路により誘導モータの回転周期に応じた正弦波に
変換される。この誘導モータの回転周期に応じた正弦波
への変換過程については、図4にて詳述する。積分回路
の充電時定数は抵抗45とコンデンサ48、及び抵抗4
7とコンデンサ49の組み合わせで設定する。また、放
電時定数は抵抗50とコンデンサ48、及び抵抗52と
コンデンサ49の組み合わせで設定する。コンパレータ
46の出力をモータの指令回転数信号N*としてマイク
ロコンピュータ31に出力する。フォトカプラ51、5
3はマイクロコンピュータ56とインバータブリッジ回
路の電気的絶縁の為に設けている。必要でなければ省略
してもよい。以上の構成により、マイクロコンピュータ
56のソフトウエアを変更することなしに直流ブラシレ
スモータのPWM制御及びPAM制御が可能となる。
【0027】なお、本実施の形態においては、パワーモ
ジュール61に入力される速度指令を、誘導電動機駆動
用のPWM信号から得られる基本波としたが、これに限
らず、他のマイクロコンピュータ等により生成された直
流ブラシレスモータを駆動するための速度指令を入力し
ても直流ブラシレスモータを動作させることが可能であ
る。また、本実施の形態においては、誘導電動機駆動用
のPWM信号から基本波を抽出する回路をパワーモジュー
ル61に内蔵していないが、内蔵させることも可能であ
る。この場合、直流ブラシレスモータの速度指令は、誘
導電動機を回転制御するためのPWM信号となる。これ
により、マイクロコンピュータ56とマイクロコンピュ
ータ31との間に配線するだけで、直流ブラシレスモー
タを駆動することができる。
【0028】PWM制御及びPAM制御の詳細について
は図5、6、7を用いて後述する。なお、マイクロコン
ピュータ56のソフトウエアを変更し、直接指令回転数
信号N*を出力すれば、上記のようなモータ指令回転数
検出手段は省略できる。
【0029】次に、図1で簡単に説明したモータ指令回
転数検出手段における、誘導モータを制御するためのP
WM信号から、誘導モータの回転周期に応じた正弦波へ
の変換過程について、図4を参照して説明する。
【0030】まず、図4に示した記号を説明する。10
0は誘導モータの回転数基本波、101は誘導モータ制
御のPWM信号を作成するための搬送波、102は回転
数基本波の中心、103は誘導モータを制御するための
PWM信号、104、105、106は積分回路によっ
て得た3相のそれぞれの正弦波信号、107は積分回路
によって得た正弦波信号振幅の中心、108は誘導モー
タの回転指令信号である。t1は回転指令信号の1/2
の周期に相当する。
【0031】次に、図4に示した誘導モータを制御する
ためのPWM信号から、誘導モータの回転周期に応じた
正弦波への変換過程について説明する。誘導モータを制
御するためのPWM信号103は、マイクロコンピュー
タ56にて誘導モータ制御のPWM信号を作成するため
の搬送波101と誘導モータの回転数基本波100を比
較することによって得る。比較の結果がPWM信号10
3であり、搬送波101が回転数基本波100より大き
い場合はオフ出力、搬送波101が回転数基本波100
より小さい場合はオン出力である。よって、 PWM信
号103はモータの回転基本波に同期してPWM信号の
オンデューティが周期的に変動している。このPWM信
号をCR積分回路に入力すると、搬送波101が除去さ
れた回転数基本波100を取り出すことができる。PW
M信号はU、V、Wの3相分がマイクロコンピュータ5
6より出力されるが、各信号は120度の位相差を持っ
ている。CR積分回路により各相の回転数基本波を取り
出すと、正弦波信号104、105、106のようにな
る。これらの正弦波信号から2つを選択して比較すると
モータの回転周期に同期した矩形波信号が得られる。こ
の矩形波信号を誘導モータの指令回転数信号108とす
る。マイクロコンピュータ31は、この指令回転数信号
108を参照して、直流ブラシレスモータの速度制御を
行う。
【0032】エアコンのコンプレッサには、主に誘導モ
ータと直流ブラシレスモータが用いられている。誘導モ
ータは動作上すべりを有するので指令回転数と実回転数
が異なる。一方、直流ブラシレスモータはすべりを有し
ない。そこで、モータを置き換える際は、エアコンの冷
暖房能力が同一になるように、変換後のモータ回転数を
一致させる必要がある。誘導モータの指令回転数108
から直流ブラシレスモータの回転数を算出する場合は、
マイクロコンピュータ31にて誘導モータの指令回転数
108に所定の比例定数を積算することにより、適切な
直流ブラシレスモータの指令回転数を得る。
【0033】さらに、後述するように、PAM制御によ
る直流ブラシレスモータ制御は、最高回転数を飛躍的に
高めることができるが、マイクロプロセッサ56は元々
PWM制御による誘導モータ制御であるため、最高回転
数が合わない場合が多い。例えば、PWMのみの制御に
おいて5000rpmであったのに対して、PAM制御
を付加したとき9000rpmとなる場合である。速度
指令の最高回転数がPAMにおける最高回転数に達しな
いと、PAM制御を付加する意味が、力率改善くらいし
かなくなってしまう。
【0034】そこで、本実施の形態では、モータ指令回
転数検出手段によって算出された指令回転数信号108
に所定の比例乗数を積算して、指令回転数の最高回転数
指令がPAM制御における最高回転数指令となるように
変換する。この比例乗数は、上記の例では、9/5であ
る。
【0035】また、別の方法として、マイクロコンピュ
ータ56の内部プログラムが書き換え可能であれば、室
内温度偏差に基づく指令回転数を高めても同様の効果が
ある。
【0036】次に、図1で簡単に説明したPWM制御及
びPAM制御によって、直流ブラシレスモータを駆動す
る方法について、図5を参照して説明する。まず、図5
に示した記号を説明する。200はモータの指令回転数
N*、201はモータの実回転数N、202は直流電圧
Vd、203はマイクロコンピュータ31から出力され
る駆動信号U+、U−、V+、V−、W+、W−のオン
デューティを示す。また、Nmaxはモータの最高回転
数、Vmaxは直流電圧Vdの最大値である。V1はP
WM制御からPAM制御に切り替わった時点での直流電
圧、N1はPWM制御からPAM制御に切り替わった時
点でのモータ回転数である。
【0037】次に、PWM制御及びPAM制御による直
流ブラシレスモータ制御について説明する。時刻t01
からt02の期間において、指令回転数N*が増加する
に従い、マイクロコンピュータ31から出力される駆動
信号U+、U−、V+、V−、W+、W−のオンデュー
ティを順次増加させ、モータの実回転数Nをアップす
る。時刻t02に至った時点で駆動信号U+、U−、V
+、V−、W+、W−のオンデューティは100%に達
し、これ以上のオンデューティ増加は不可能であるた
め、PWM制御によるモータの回転数アップはできな
い。そこで、時刻t02からt03の期間は、指令回転
数N*が増加するに従い、昇圧回路の出力電圧、すなわ
ち直流電圧Vdをアップさせモータの実回転数Nを増加
させるPAM制御を行う。このとき、出力できる直流電
圧Vdに上限値となる直流電圧最大値Vmaxがある場
合、モータの最高回転数は、ほぼ直流電圧がVmaxの
ときにおけるモータ回転数Nmaxとなる。この場合指
令回転数N*が増加しても、モータの実回転数Nは増加
しない。次に、指令回転数N*が減少するに従い、直流
電圧Vdは小さくなり、時刻t03に至った時点、すな
わち直流電圧がV1に戻った時点でPAM制御からPW
M制御に再度切り替える。以降、時刻t04までPWM
制御により、モータ回転数Nを減少させる。
【0038】次に、図1で簡単に説明した昇圧回路を制
御するための力率改善制御回路7の動作について、図7
を参照して説明する。まず、図7に示した記号を説明す
る。300は電圧誤差増幅器、301は掛け算器、30
2は電流誤差増幅器、303はコンパレータ、304は
発振機である。尚、図1と同一記号のものは説明を省略
する。
【0039】電圧誤差増幅器300は、検出した直流電
圧値Vdと指令直流電圧V*との誤差を検出し出力す
る。掛け算器301は、電圧誤差増幅器300が出力し
た結果と電源電圧検出値(瞬時値)VSとの掛け算結果
を出力する。電流誤差増幅器302は、掛け算器301
の出力結果を瞬時電流指令として電源電流検出値ISと
比較し誤差を検出し出力する。コンパレータ303は、
鋸歯状波を発振する発振器出力304と電流誤差増幅器
302の出力を比較し、半導体スイッチング素子6にド
ライブ信号に相当するVCを出力する。発振器304の
周波数は、半導体スイッチング素子6のスイッチング周
波数に相当する。このような回路により、電源電流IS
を正弦波近似し、かつ昇圧回路の出力電圧である直流電
圧Vdを目的の値V*に制御できる。
【0040】以上、本発明による実施例を述べたが、昇
圧回路、インバータ回路及びそれらを制御するマイクロ
コンピュータ等の制御装置を纏めてパワーモジュールと
し、これに外部のマイクロコンピュータ等からモータの
回転数指令信号を入力することで、パワーモジュール利
用者は簡単にPWM制御及びPAM制御によるモータ並
びにコンプレッサの回転数制御を行うことができる。ま
た、外部のマイクロコンピュータ等は誘導モータの制御
を行うものであっても良く、したがって誘導モータから
直流ブラシレスモータへの置き換えを簡単に行うことが
できる。
【0041】ところで、直流ブラシレスモータの制御を
行う場合、モータの種類に応じてマイクロコンピュータ
31に設定するデータを変更する必要が生じる恐れがあ
る。この場合、複数回読み書き可能な記憶装置にデータ
を設定するよにすれば各種のモータに対応可能となる。
【0042】図8に一例を示す。400は複数回読み書
き可能な記憶装置である。パワーモジュールに設けた外
部接続端子CN22、CN23、CN24、CN25か
ら400の記憶装置にデータを設定する。CN22は電
源端子、CN23はグランド端子、CN24、CN25
はデータ送受信端子であり、標準的なシリアルバスイン
ターフェイス仕様であるSDA、SCL等を割り付け
る。これにより、パワーモジュールに内蔵された前記直
流ブラシレスモータを回転数制御するマイクロコンピュ
ータに直流ブラシレスモータの種類別に設定する必要が
ある制御定数を、パワーモジュールに内蔵した複数回の
読み書き可能な記憶装置に保存し、必要に応じて変更す
ることが可能である。
【0043】また、図9に示すように、パワーモジュー
ル内部に記憶装置を設けずに、パワーモジュールの外部
マイクロコンピュータ56から、内部のマイクロコンピ
ュータ31にシリアルインターフェイスを用いてデータ
を送信する方法もある。CN26、CN27はデータ送
受信端子であり、標準的なマイクロコンピュータ間通信
仕様であるUART(Universal Asynchronous Receive
r Transmitter)のTXD、RXDを割り付ける。ま
た、パワーモジュールの外部マイクロコンピュータ56
は、モジュール外部に設けた記憶装置400のデータを
参照する。
【0044】次に、本発明の第2の実施形態について図
面を用いて説明する。第2の実施形態では、パワーモジ
ュールから力率改善制御を行う昇圧回路を分離可能な構
成とし、分離した場合と一体化した場合のそれぞれの制
御について説明する。利用者は、必要に応じて分離又は
一体化を選択することができる。
【0045】まず、図2に示した記号を説明する。図1
と同一のものは説明を省略する。62は分離及び一体化
が可能な昇圧回路モジュールである。CN1、CN2、
CN3、CN14、CN15、CN18、CN20は6
2の昇圧回路モジュールに設けた外部接続端子である。
また、61のパワーモジュールには、新たにCN16、
CN17、CN19、CN21の外部接続端子が追加と
なる。
【0046】図2は、62の分離及び一体化が可能な昇
圧回路モジュールを61のパワーモジュールに一体化し
た状態を示す。これらのモジュールは、外部接続端子に
よってそれぞれの信号線を接続する。すなわち、CN1
4とCN16、CN20とCN21、CN15とCN1
7、CN18とCN19を接続するが、この状態におい
ては第1の実施形態に接続用の外部端子を増設し、回路
的には同一の構成であるため、動作も第1の実施形態と
同一である。
【0047】図3は、62の分離及び一体化が可能な昇
圧回路モジュールを61のパワーモジュールから分離し
た状態を示す。図3に示した記号を説明する。図1と同
一のものは説明を省略する。63は電源力率改善用コン
デンサである。
【0048】図3では、62の分離及び一体化が可能な
昇圧回路モジュールを61のパワーモジュールから分離
している為、商用電源を61のパワーモジュールの外部
接続端子CN16とCN17に直接接続する。62の昇
圧回路モジュールが無い為、PAM制御及び昇圧回路に
よる力率改善は行えない。よって、力率改善は3のコイ
ル及び63のコンデンサを使って簡易的に行っている。
この状態における直流ブラシレスモータの制御方法につ
いて、図6を参照して説明する。
【0049】まず、図6に示した記号を説明する。図5
と同一記号は説明を省略する。204はモータの指令回
転数N*、205はモータの実回転数N、206は直流
電圧Vd、207はマイクロコンピュータ31から出力
される駆動信号U+、U−、V+、V−、W+、W−の
オンデューティを示す。
【0050】次に、PWM制御による直流ブラシレスモ
ータ制御について説明する。時刻t01からt02の期
間において、指令回転数N*が増加するに従い、マイク
ロコンピュータ31から出力される駆動信号U+、U
−、V+、V−、W+、W−のオンデューティを順次増
加させ、モータの実回転数Nをアップする。時刻t02
に至った時点で駆動信号U+、U−、V+、V−、W
+、W−のオンデューティは100%に達し、これ以上
のオンデューティ増加は不可能であるため、PWM制御
によるモータの回転数アップはできない。このとき、出
力できる直流電圧VdはV1を維持する。次に、指令回
転数N*が減少するに従い、直流電圧Vdは小さくな
り、時刻t03に至った時点からモータ回転数Nが減少
する。
【0051】このように、62の分離及び一体化が可能
な昇圧回路モジュールを61のパワーモジュールに一体
化することにより、PWM制御及びPAM制御による直
流ブラシレスモータ制御が可能であり、一方62の昇圧
回路モジュールを分離すればPWM制御による直流ブラ
シレスモータ制御が可能である。モジュールの利用者
は、目的に応じて機能を選択できる。
【0052】すなわち、図3におけるモジュールは昇圧
回路モジュールを接続することが可能な端子を有してお
り、利用者は、昇圧モジュールを取付けていないパワー
モジュール61をベースに、昇圧モジュールを取付けた
機種及び昇圧モジュール無しの機種を適宜作ことができ
る。
【0053】以上説明したように、ルームエアコンの各
機種に共通なコンプレッサ制御の部分、すなわち昇圧回
路、インバータ回路及びそれらを制御するマイクロコン
ピュータ等の制御装置を纏めてパワーモジュール化し、
ルームエアコンの制御部分は別のマイクロコンピュータ
により行うようにしたので、各機種で共通に使用するこ
とができ、開発期間縮小及びコスト低減につながる。更
に、このパワーモジュールを販売することによって、利
用者は簡単にPWM制御及びPAM制御によるモータ並
びにコンプレッサの回転数制御を行うことができ、ルー
ムエアコン以外の製品にも適用することができる。
【0054】また、本発明に係る実施の形態よるパワー
モジュールによれば、6個の制御電極付半導体スイッチ
ング素子を3相ブリッジ接続して構成したインバータ回
路と、半導体スイッチング素子に逆並列接続した還流ダ
イオードと、電源力率改善スイッチング素子及びその制
御手段を備えたパワーモジュールにおいて、直流ブラシ
レスモータ回転子の磁極位置検出手段と、半導体スイッ
チング素子及び前記電源力率改善スイッチング素子を制
御して直流ブラシレスモータを回転数制御するマイクロ
コンピュータと、マイクロコンピュータの信号を前記半
導体スイッチング素子に伝達するドライブ回路とを備え
たことにより、ルームエアコン各機種に共通なコンプレ
ッサ制御の部分、すなわち昇圧回路、インバータ回路及
びそれらを制御するマイクロコンピュータ等の制御装置
を纏めてパワーモジュール化して各機種で共通に使用す
ることができ、開発期間縮小及びコスト低減につなが
る。更に、このパワーモジュールを販売することによっ
て、利用者は簡単にPWM制御及びPAM制御によるモ
ータ並びにコンプレッサの回転数制御を行うことがで
き、ルームエアコン以外の製品にも適用することができ
る。
【0055】さらに、本発明によるパワーモジュールに
よれば、誘導モータを駆動する制御装置に、本発明によ
るパワーモジュールと、誘導モータの指令回転数を検出
する手段を設けることにより、誘導モータを直流ブラシ
レスモータに置き換える際に、インバータ変更に要する
コストを抑制し、能力を向上させることができる。すな
わち、本発明によるパワーモジュールを搭載することに
より、誘導モータ制御装置の基本部分はそのままで、直
流ブラシレスモータを駆動できるようにしたモータ駆動
装置及びこれを用いたルームエアコンを提供できる。
【0056】
【発明の効果】以上本発明によれば、誘導電動機の制御
装置全体を新たに直流ブラシレスモータの制御装置設計
し直さなくても済むという効果がある。
【0057】また、製品毎に機能差がある場合でも対応
可能な直流ブラシレスモータのパワーモジュールとする
ことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるモータ駆動装置の一実施形態を示
す回路図である。
【図2】本発明によるモータ駆動装置の一実施形態を示
す回路図である。
【図3】本発明によるモータ駆動装置の一実施形態を示
す回路図である。
【図4】本発明による回路の動作説明図である。
【図5】本発明による回路の動作説明図である。
【図6】本発明による回路の動作説明図である。
【図7】本発明による回路の動作説明図である。
【図8】本発明によるモータ駆動装置の一実施形態を示
す回路図である。
【図9】本発明によるモータ駆動装置の一実施形態を示
す回路図である。
【符号の説明】 1…商用電源、2…整流回路、3…昇圧コイル、4、5
…電源電圧検出抵抗、6…昇圧回路の半導体スイッチン
グ素子、7…力率改善制御回路、8…電源電流検出抵
抗、9…ダイオード、10…平滑コンデンサ、11、1
2…直流電圧検出抵抗、13…負荷電流検出抵抗、1
4、15、16、17、18、19…インバータブリッ
ジを構成する半導体スイッチング素子、20、21、2
2、23、24、25…インバータブリッジを構成する
還流ダイオード、26、27、28…直流ブラシレスモ
ータのステータ巻き線、29…直流ブラシレスモータの
ロータ、30…ドライバ、31…マイクロコンピュー
タ、32、33、34…プルアップ抵抗、35、36、
37…コンパレータ、38、39、40、41、42、
43…モータ端子電圧検出抵抗、44…プルアップ抵
抗、45、47…積分回路の抵抗、46…コンパレー
タ、48、49…積分回路のコンデンサ、50、52…
電流制限抵抗、51、53…フォトカプラ、54、55
…電流制限抵抗、56…マイクロコンピュータ、57、
58…センサ…、59…リレー、60…四方弁、61、
62…パワーモジュール、100…誘導モータの回転数
基本波、101…誘導モータ制御のPWM信号を作成す
るための搬送波、102…回転数基本波の中心、103
…誘導モータを制御するためのPWM信号、104、1
05、106…積分回路によって得た3相のそれぞれの
正弦波信号、107…積分回路によって得た正弦波信号
振幅の中心、108…誘導モータの回転指令信号、20
0…モータの指令回転数N*、201…モータの実回転
数N、202…直流電圧Vd、203…マイクロコンピ
ュータ31から出力される駆動信号U+、U−、V+、
V−、W+、W−のオンデューティ、204…モータの
指令回転数N*、205…モータの実回転数N、206
…直流電圧Vd、207…マイクロコンピュータ31か
ら出力される駆動信号U+、U−、V+、V−、W+、
W−のオンデューティ、300…電圧誤差増幅器、30
1…掛け算器、302…電流誤差増幅器、303…コン
パレータ、304…発振機、400…記憶装置、Vd…
インバータブリッジ回路の直流電圧、Vu…直流ブラシ
レスモータのU相端子電圧、Vv…直流ブラシレスモー
タのV相端子電圧、Vw…直流ブラシレスモータのW相
端子電圧、Vd/2…インバータブリッジ回路における
直流電圧Vdの2分の1値、V+…制御電源電圧、GN
D…回路のグランド、VC…トランジスタのベース電圧
信号、VS…電源電圧検出値、IS…電源電流検出値、
V*…直流電圧指令値、IP…負荷電流検出値、U+、
U−、V+、V−、W+、W−…直流ブラシレスモータ
を制御するためのPWM信号、U、V、W…各相の磁極
位置検出信号、F1、F2…アラーム信号、N*…モー
タの指令回転数信号、U+’、U−’、V+’、V
−’、W+’、W−’…誘導モータを制御するためのP
WM信号、F1、F2…アラーム信号、CN1〜21…
パワーモジュールに設けた外部接続端子。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村山 孝治 栃木県下都賀郡大平町大字富田800番地 株式会社日立製作所冷熱事業部内 (72)発明者 矢島 幸一 栃木県下都賀郡大平町大字富田800番地 株式会社日立製作所冷熱事業部内 (72)発明者 岸 繁 栃木県下都賀郡大平町大字富田800番地 株式会社日立製作所冷熱事業部内 Fターム(参考) 5H007 AA02 BB06 CA01 CB05 CC03 CC12 DA06 DB01 DB12 DC02 DC05 EA02 HA04 5H560 AA02 BB04 BB12 DA13 DA19 DC12 EB01 GG04 SS01 SS07 TT07 UA02 XA11 XA12 5H576 AA10 BB07 CC01 DD02 DD04 DD05 EE11 GG02 HB01 KK05 LL14 LL15 LL22 LL24

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】直流を入力して直流ブラシレスモータを駆
    動するパルス幅変調された電力を出力するインバータを
    内蔵したパワーモジュールにおいて、前記インバータに
    入力する直流電圧を変化させるスイッチング回路を内蔵
    し、誘導電動機駆動用のパルス幅変調信号を入力するた
    めの端子を備えたパワーモジュール。
  2. 【請求項2】直流を入力して直流ブラシレスモータを駆
    動するパルス幅変調された電力を出力するインバータを
    内蔵したパワーモジュールにおいて、誘導電動機駆動用
    のパルス幅変調信号を入力し、誘導電動機駆動用のパル
    ス幅変調信号により得られた速度を誘導電動機のすべり
    を加味して前記直流ブラシレスモータに対する速度指令
    に変換する機能を備えたパワーモジュール。
  3. 【請求項3】直流を入力して直流ブラシレスモータを駆
    動するパルス幅変調された電力を出力するインバータを
    内蔵したパワーモジュールにおいて、前記インバータに
    入力する直流電圧を変化させるスイッチング回路を内蔵
    し、誘導電動機駆動用のパルス幅変調信号を入力し、誘
    導電動機駆動用のパルス幅変調信号により得られた速度
    を、前記直流ブラシレスモータに対する速度指令とし
    て、前記速度よりも高い速度指令に変換する機能を備え
    たパワーモジュール。
  4. 【請求項4】直流を入力して直流ブラシレスモータを駆
    動するパルス幅変調された電力を出力するインバータを
    内蔵したパワーモジュールにおいて、前記直流ブラシレ
    スモータに対する速度指令を入力する端子と、前記イン
    バータに入力する直流電圧を変化させるスイッチング回
    路を接続する端子とを備えたパワーモジュール。
  5. 【請求項5】直流を入力して直流ブラシレスモータを駆
    動するパルス幅変調された電力を出力するインバータを
    内蔵したパワーモジュールにおいて、前記直流ブラシレ
    スモータに対する速度指令を入力する端子と、前記直流
    ブラシレスモータの動作状態を出力する端子とを備えた
    パワーモジュール。
  6. 【請求項6】直流を入力して直流ブラシレスモータを駆
    動するパルス幅変調された電力を出力するインバータを
    内蔵したパワーモジュールにおいて、前記インバータに
    入力する直流電圧を変化させるスイッチング回路を内蔵
    し、前記直流ブラシレスモータに対する速度指令を入力
    する端子と、前記直流ブラシレスモータの動作状態を出
    力する端子とを備えたパワーモジュール。
  7. 【請求項7】直流を入力して直流ブラシレスモータを駆
    動するパルス幅変調された電力を出力するインバータを
    内蔵したパワーモジュールにおいて、前記直流ブラシレ
    スモータに対する速度指令を入力する端子と、前記直流
    ブラシレスモータを停止させる信号を入力する端子とを
    備えたパワーモジュール。
  8. 【請求項8】直流を入力して直流ブラシレスモータを駆
    動するパルス幅変調された電力を出力するインバータを
    内蔵したパワーモジュールにおいて、前記インバータに
    入力する直流電圧を変化させるスイッチング回路を内蔵
    し、前記直流ブラシレスモータに対する速度指令を入力
    する端子と、前記直流ブラシレスモータを停止させる信
    号を入力する端子とを備えたパワーモジュール。
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