JP2014031749A - ポンプ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】新設ポンプに既設品と同じ周波数での駆動を指令しても、コントローラにより高効率電動機の出力を既設電動機と同等の出力とすると共に、消費電力の増大を防止するよう自動制御するポンプ装置を提供する。
【解決手段】ポンプケーシング内に羽根車を有するポンプ部と、前記羽根車を回転駆動する電動機と、外部との入出力を行なうと共に、前記電動機を周波数制御する電力変換部を有するコントローラをもつポンプ装置において、既設ポンプ装置の既設電動機を高効率電動機に交換するに際し、前記コントローラに、周波数に関する制御データを記憶した記憶部と、外部からの指令に基いて前記記憶部から対応する制御データを取得して前記高効率電動機に供給する周波数を算出する演算部を設け、前記算出された周波数の電力を前記電力変換部から前記高効率電動機に供給するように構成されたことを特徴とする。
【選択図】図3

Description

本発明は電動機の交換前後の性能を同等に維持するポンプ装置に関する。
従来、ポンプ装置の駆動源として誘導電動機が主に使われていたが、現在では省エネ、高効率の電動機が求められ、すべりの少ない高効率電動機や、すべりのない永久磁石モータが採用されるようになっている。
既設の設備についても、省エネ化、高効率化を図るために、既設電動機の交換時に従来の電動機より高効率な電動機への切替えが行なわれることもある。特許文献1には、エレベータを対象として、既設の減速機付き電動機を新設の誘導電動機に交換して誘導電動機をVVVF(可変電圧可変周波数)装置に接続する例が示されている。
特開平5−24767号公報
特許文献1の例では、既設の減速機付き電動機を誘導電動機に交換しているが、電動機のすべりについては問題とされていない。しかし、既設電動機と新設電動機の両者がすべりを有する電動機の場合、例えば、既設の誘導電動機を高効率電動機に代える場合、誘導電動機のすべりより高効率電動機のすべりが少ないため、既設誘導電動機と同じ周波数で高効率電動機を駆動させると、高効率電動機の方が大きな出力となり、性能(水量・揚程)が過剰になり、また、高効率・省エネであるはずの高効率電動機の消費電力が、交換したことによりかえって増すことがある。
ポンプ装置について図を用いて説明すると、図1は流量と吐出圧の関係を示すポンプのQH特性と、流量と負荷電流の関係を示すQA特性を示す図であり、ポンプ装置の電動機を同一の周波数で駆動指令したときの吐出圧と電力について説明する。10は既設誘導電動機を用いた既設ポンプ装置の特性、11は交換後の高効率電動機を用いた高効率ポンプ装置の特性、12は永久磁石モータを用いたPMモータポンプ装置の特性、13は既設ポンプの消費電流特性、14は高効率ポンプの消費電流特性、15は消費電流特性13と14の所定流量における電流差を示す。
既設電動機と交換後の高効率電動機へ同一指令周波数を与えたとき、特性10、11からすべりの大きい既設ポンプよりすべりの小さい高効率ポンプの吐出圧が高くなることが分かり、特性12からすべりのないPMモータポンプの吐出圧が更に高くなることが分かる。また、特性13、14から従来ポンプより高効率ポンプの消費電流(電力)が電流差15の分だけ大きくなることが分かる。
本発明は、上述の事情に鑑みなされたもので、既設ポンプ装置の既設電動機を高効率電動機へ交換した際に、既設電動機と同じ周波数の駆動を指令しても、コントローラにより高効率電動機の出力を既設電動機と同等の出力になるよう自動制御することにより、既電動機との性能の互換性を維持すると共に、消費電力の増大を防止して高効率運転するポンプ装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために本発明は、ポンプケーシング内に羽根車を有するポンプ部と、前記羽根車を回転駆動する電動機と、外部との入出力を行なうと共に、前記電動機を周波数制御する電力変換部を有するコントローラをもつポンプ装置において、
既設ポンプ装置の既設電動機を高効率電動機に交換した際に、前記コントローラに、周波数に関する制御データを記憶した記憶部と、外部からの指令に基いて前記記憶部から対応する制御データを取得して前記高効率電動機に供給する周波数を算出する演算部を設け、前記算出された周波数の電力を前記電力変換部から前記高効率電動機に供給するように構成されたことを特徴とする。
また、上記に記載のポンプ装置において、前記記憶部には、制御データとして前記既設電動機の周波数とこれに対応するすべり量が記憶され、
前記演算部は、外部からの周波数指令に基いて前記記憶部から対応するすべり量を取得し、このすべり量に基いて前記高効率電動機に供給する周波数を算出することを特徴とする。
また、上記に記載のポンプ装置において、前記記憶部は各々の負荷率および各々の周波数に対するすべりのデータを記憶し、前記演算部はすべりを考慮した周波数を電力変換装置より出力することを特徴とする。
また、上記に記載のポンプ装置において、前記記憶部は、ある周波数における負荷率に対するすべり割合のデータを記憶し、前記演算部はすべりを考慮した周波数を電力変換装置より出力することを特徴とする。
また、上記に記載のポンプ装置において、前記記憶部は、ある負荷率における周波数に対するすべり割合のデータを記憶し、前記演算部はすべりを考慮した周波数を電力変換装置より出力することを特徴とする。
また、上記に記載のポンプ装置において、前記記憶部は、周波数に対するすべりの割合のデータおよび負荷率に対するすべり割合を記憶し、前記演算部はすべりを考慮した周波数を電力変換装置より出力することを特徴とする。
上記の課題を解決するために本発明は、ポンプケーシング内に羽根車を有するポンプ部と、前記羽根車を回転駆動する電動機と、外部との入出力を行なうと共に、前記電動機を周波数制御する電力変換部を有するコントローラをもつポンプ装置において、
既設ポンプ装置の既設電動機を高効率電動機に交換した際に、電動機の回転数を複数の値に切り替える外部スイッチを設け、前記コントローラに前記スイッチからの信号を処理する入力信号部と、前記外部スイッチで設定した回転数となるように周波数を演算する演算部を設け、前記演算された周波数の電力を前記電力変換部から前記高効率電動機に供給するように構成されたことを特徴とする。
また、上記に記載のポンプ装置において、前記入力信号部は外部スイッチで切り替えられる回転数の割合を一時記憶し、前記演算部は切り替えられた回転数割合に基いて前記高効率電動機に供給する周波数を算出することを特徴とする。
また、上記に記載のポンプ装置において、前記外部スイッチは、大・中・小の3段階に回転数を切り替えることを特徴とする。
また、上記に記載のポンプ装置において、前記外部スイッチは、前記回転電機の回転数を電力変換装置に入力される周波数より大きい周波数も含む複数の異なる値に切り替えることができることを特徴とする。
上記の課題を解決するために本発明は、ポンプケーシング内に羽根車を有するポンプ部と、前記羽根車を回転駆動する電動機と、前記回転電機を周波数制御する電力変換部を有するコントローラをもつポンプ装置において、
既設ポンプ装置の既設電動機を高効率電動機に交換した際に、前記コントローラに、前記電力変換装置の出力電流を検出する電流検出部と、外部との入出力を行うと共に前記電力変換装置を介して前記高効率電動機の動作を制御する制御部とを備え、
前記制御部は前記高効率電動機を搭載したポンプにおいて測定したポンプ性能データを記憶する記憶部と、前記記憶部に記憶されたポンプ性能データと前記電流検出部で検出された出力電流値に基いて、高効率電動機の出力が既設電動機の出力とほぼ一致するように周波数を算出する演算部を有することを特徴とする。
また、上記に記載のポンプ装置において、前記記憶部は前記高効率電動機を搭載したポンプにおいて測定したポンプ性能データと顧客所望の吐出側圧力とを記憶し、
前記演算部は前記記憶部に記憶されたポンプ性能データと前記電流検出部で検出された出力電流値に基いてポンプの吐出側圧力を算出し、算出した吐出側圧力が顧客設定値と一致するように、前記電力変換装置より出力する周波数を変更することを特徴とする。
また、上記に記載のポンプ装置において、前記記憶部は前記高効率電動機を搭載したポンプにおいて測定したポンプ性能データと顧客所望の吐出流量とを記憶し、
前記演算部は前記記憶部に記憶されたポンプ性能データと前記電流検出部で検出された出力電流値に基いてポンプの吐出流量を算出し、算出した吐出流量が顧客設定値と一致するように、前記電力変換装置より出力する周波数を変更することを特徴とする。
本発明によれば、既設電動機から高効率電動機に交換した際に、高効率電動機の出力を既設電動機と同等に制御して、消費電力の増大を防止することができる。
既設の従来ポンプと高効率ポンプのQH特性およびQA特性を示す説明図である。 本発明実施例1のブロック構成図である。 同じく制御フロー図である。 同じく記憶部の制御データ内容説明図(例1)である。 同じく記憶部の制御データ内容説明図(例2)である。 同じく記憶部の制御データ内容説明図(例3)である。 本発明実施例2のブロック構成図である。 同じく制御フロー図である。 本発明実施例3の制御フロー図である。 本発明実施例4のブロック構成図である。 本発明実施例5のブロック構成図である。 本発明実施例4の記憶部のデータ内容説明図である。 同じく制御フロー図である。 同じくQHカーブの説明図である。 同じくQAカーブの説明図である。
以下、本発明の実施態様として複数の実施例について図面を用いて説明する。
(実施例1)
実施例1では、予め記憶部に既設電動機が駆動された場合に発生する各々の負荷率および各々の周波数に対応したすべり量(回転数、rpm)を、周波数に関する制御データとして記憶させておくものである。すなわち、既設電動機における各々の負荷率、各々の指令周波数に対するモータのすべり量を予め測定しておき、測定したすべりを記憶部に記憶する。高効率電動機が交換された際、演算部でその使用者が指示する周波数(指令周波数)と前記記憶されたすべりから、高効率電動機の出力が既設電動機の場合と同じとなるよう上記指令周波数からすべりの差分を減算し、実際に出力すべき周波数(出力周波数)を決定する。
図2において、符号110は既設の電動機から交換された高効率電動機であって、ポンプ部130を駆動する。符号120は上記高効率電動機110を制御するコントローラである。ポンプ部130はポンプケーシング内に羽根車(図示せず)を内蔵し、この羽根車が高効率電動機110で回転駆動される。これらポンプ部130、高効率電動機110、コントローラ120でポンプ装置が構成される。
コントローラ120は、外部との入出力を行なうと共に、高効率電動機の回転数を制御する制御基板からなる制御部124と、制御部124から出力される周波数を電力に変換する電力変換部123とを有する。制御部124には、あらかじめ制御データを記憶する記憶部122と、使用者が指示する指令周波数FCと前記記憶部122に記憶された制御データとから、交換後の高効率電動機110に出力する周波数を演算する演算部121を有する。
記憶部122には、交換前にあらかじめ測定された既設電動機(図示せず)の各々の負荷率、各々の指令周波数とこれらに対する電動機のすべりが制御データとして記憶されている。具体的には2極電動機の場合について、図4に例1を示すように、各々の負荷率および各々の周波数に対応するすべり量(回転数、rpm)を予め記憶しており、例えば、記憶部アドレス1000に、すべり7rpm、負荷率25%、周波数10Hz(600rpm)が記憶されている。
上記構成のポンプ装置の動作を図2と図3に基づいて説明する。先ず図2の制御部124に、外部から使用者が指示する指令周波数FCが入力される。図3で示すと、1100ステップで使用者が指示する指令周波数FCの入力が行われる。次いで、1101ステップで、指令周波数FCと一致する周波数とそのすべりデータが、記憶部122に存在するかの判定がなされる。
一致する周波数が存在しない(NO)場合には、1102ステップで指令周波数FCに最も近い2つの周波数FL、FS、およびこれらの周波数で駆動した際のすべりデータSL、SSを取得する。例えば、負荷率が25%で指令周波数FCが54Hzであれば、図4に示される周波数60Hzの時のすべり45min−1(rpm)と、50Hzの時のすべり37min−1を記憶部122から取り出す。ここで、周波数60Hz、50HzをそれぞれFL、FSとし、60Hz時のすべり45min−1、50Hz時のすべり37min−1をそれぞれSL、SSとする。
次の1103ステップでは、1102ステップで取得したすべりデータSL、SSを用いて、演算部123により指令周波数FCにおけるすべりSDを次式1で算出する。
SD={(SL−SS)×(FC−FS)÷(FL−FS)}+SS・・・式1
図3の1101ステップでその指令周波数FCと一致する周波数のすべりデータが存在する(YES)場合には、1104ステップでそのすべりデータをSDとして取得する。
次に、上記のステップ1100で入力された指令周波数FCと、前記1103ステップ及び1104ステップでそれぞれ算出されたすべりSDとに基いて、1105ステップで、出力周波数FOを次式2より算出する。
FO=FC−SD・・・式2
この出力周波数FOは、既設電動機で指令周波数FCを指定した際に、実際に運転する回転数に相当するため、すべりの少ない交換後の高効率電動機で周波数FOを出力することは誘導電動機において、指令周波数FCで運転することと近い状態となる。
ただし、高効率電動機にもすべりは存在するため、周波数FOを出力するのでは、実際の回転数はさらに下がるために性能不足となる。そこで、前記既設電動機と同様に、交換後の高効率電動機における各々の負荷率および各々の周波数におけるすべりを予め記憶部に記憶しておき(図示せず)、既設電動機と同様にすべりを計算して、指令周波数FCにおける高効率電動機でのすべりSD’を算出して、
FC’=FO+SD’・・・式3
となる指令周波数FC’を求めて,高効率電動機に指令周波数FC’を与えることでより既設電動機の運転により近い運転状態とできる。
上記によれば、詳細にすべりを指定することができるので、精度の高い周波数で高効率電動機を制御でき、高効率電動機の出力を既設電動機にほぼ同じに制御して、消費電力の増大を防止することができる。
すべりのない永久磁石モータを用いたPMモータポンプ装置の場合には、式3による補正を行なう必要はない。
なお、記憶部122に記憶する内容は、図5の例2に示すように、基準とする一定の周波数(基底周波数)FBを決めて、負荷率に対するすべりを表し、次式4によりSDを算出しても良い。図5では、基底周波数FBが60Hzで、負荷率25%のときのすべりが45min−1で、負荷率50%のときのすべりを90min−1としている。
負荷率に対するすべりをSXとして、すべりSDは次式4で算出される。
SD=SX×FC÷FB・・・式4
ここで、SXは記憶部の記憶値にないときには、算出で求められる値で、例えば負荷率40%であれば、負荷率50%時のすべり90min−1と、25%時のすべり45min−1から、次式5よりすべり52min−1が算出できる。
{(90−45)×(40−25)÷(50−25)}+45=72・・・式5
或いは、記憶部に記憶する内容は、基準とするある一定の負荷率を決めて、周波数に対するすべりを表しても良い。前項と同様の算出方法となるため詳細の説明は割愛する。
上記の構成によれば、記憶部に記憶する制御データ量を少なくして、すべりを指定することができる。
さらには、記憶部に記憶する内容を図6の例3に示すように、基底周波数FBに対するすべりの割合SYとし、負荷率に対するすべりの割合SZとし、負荷率をLとして式6により算出しても良い。
SD=SY×FC÷FB×L×SZ÷100・・・式6
上記の構成によれば、記憶部に記憶する制御データ量をさらに少なくして、すべりを指定することができる。
(実施例2)
次に本発明の実施例2を説明する。本実施例では、高効率電動機の回転数に関する制御データを複数の異なる値(割合)に切り替えることができる外部スイッチを備え、外部スイッチにより指定された制御データの回転数に該当する周波数を電力変換装置より出力するものである。高効率電動機の使用者が前記スイッチで指示する周波数を電力変換装置より出力することより、高効率電動機の出力が既設電動機の場合と同等となるようにする。
以下、本発明実施例2を添付の図を用いながら説明する。図7には実施例2のブロック構成図が示されている。図7において、符号210は既設の電動機から置き換えられた高効率電動機であって、ポンプ部230を回転駆動する。符号220は上記高効率電動機210を制御するコントローラである。ポンプ部230はポンプケーシング内に羽根車(図示せず)を内蔵し、この羽根車が高効率電動機210で回転駆動される。これらポンプ部230、高効率電動機210、コントローラ220でポンプ装置が構成される。
コントローラ220は、制御データとして電動機の回転数の割合を切り替える外部スイッチ224からの入力信号を処理する入力信号部222と使用者が前記外部スイッチで設定した回転数となるよう周波数を演算する演算部221とから構成される制御部225を有し、さらに演算された周波数による電力を出力する電力変換部223を有する。
入力信号部222は、外部スイッチ224で切り替えられた回転数の割合を一時保持する記憶機能(記憶部)を有し、一時保持しながらその回転数割合を前記演算部221に供給する。演算部221は、入力信号部222からの回転数割合に応じて、使用者が前記スイッチで設定した回転数となるよう周波数を演算し、電力変換部223は演算された周波数の電力を出力する。
図8により本実施例の制御フローを説明する。1200ステップで商用電源(50/60Hz=3000min−1/3600min−1)が入力され、1201ステップで、演算部221によりスイッチ224で選択された回転数の割合を判定する。回転数割合100%(例えば60Hzにおける3600min−1)が選択されている場合は、演算部221によって次の1202ステップで回転数3600min−1を設定する。回転数割合90%(例えば60Hzにおける3240min−1)が選択されている場合は、1203ステップで回転数3240min−1を設定する。回転数割合80%(例えば60Hzにおける2880min−1)が選択されている場合は、1204ステップで回転数2880min−1を設定する。
1205ステップでは、設定した回転数に応じた出力周波数FOが演算部221から出力され、電力変換部223で電力に変換されて高効率電動機210に出力される。
ここで、外部スイッチ224は、商用電源(50/60Hz=3000min−1/3600min−1)を超える回転数を指示しても良い。高効率電動機210は、負荷状態によっては商用電源周波数以上での使用が可能なので、110%、120%をスイッチ224の選択に加えても良い。既設電動機をインバータ駆動していた場合には商用電源を超える周波数で運転されていることも有り得る。
本実施例によれば、スイッチによる分かり切換え易い操作で、周波数を簡単に指定することができる。
(実施例3)
次に、本発明実施例3を説明する。本実施例では、高効率電動機の制御データとしてすべり量を複数の異なる値(大、中、小)に切り替えることができるスイッチを備え、使用者による指令周波数から、スイッチにより指定されたすべり量を減算した回転数に該当する周波数の電力を電力変換装置より出力するものである。本実施例3の構成は図7のブロック図と同様である。
高効率電動機230の使用者が指示する周波数FC(指令周波数)、あるいは商用電源周波数と、前記スイッチ224により指定されたすべり量から、高効率電動機230の出力が既設電動機の場合と同じとなるよう指令周波数からすべり分を減算し、実際に出力すべき周波数(出力周波数)を決定する。
本実施例の実施例2と異なる点は、外部スイッチ224によって制御データとして指定されるものがすべり量であり、入力信号部222はスイッチ224によって指定されたすべり量(大、中、小)を一時保持する記憶機能(記憶部)を有し、一時保持しながらそのすべり量を前記演算部に供給する。演算部221は、入力信号部222から受信したすべり量(大、中、小)に応じて、前記スイッチ224により指定されたすべり量から、使用者が前記スイッチで設定した回転数となるよう周波数を演算し、電力変換部223は演算された周波数の電力を出力する。
図9により本実施例の制御フローを説明する。1300ステップで指令周波数FCが入力され、一方、演算部221により1301ステップでスイッチにより選択されたすべり量を判定する。すべり大(例えば6Hz分とする)が選択された場合は、1302ステップですべりSDを6Hzに設定する。すべり中(例えば3Hz分とする)が選択された場合は、1303ステップでSDを3Hzに設定する。すべり小(例えば1Hz分とする)が選択された場合は1304ステップでSDを1Hzに設定する。
1305ステップで、演算部221により出力周波数FOを次式6より算出する。
FO=FC−SD・・・式7
次いで、1306ステップで、設定した回転数に応じた出力周波数FOを演算部221から出力する。
ここで、外部スイッチは、すべり大(例えば6Hz分)、すべり中(例えば3Hz分)、すべり小(例えば1Hz分)の3段階が望ましい。すべり極大、大、中、小、極小の5段階など細分化することも可能であるが、実用性の面から細分化のメリットは乏しく、分かり易さのため3段階程度が良い。またスイッチの表現は「すべり」ではなく「トルク」としても良い。
本実施例によれば、スイッチによる更に分かり切換え易い操作で、周波数を簡単に指定することができる。
(実施例4)
本実施例4は、予め記憶部に制御データとして高効率電動機を用いたポンプの性能データ(各周波数にて運転した場合の、流量に対する吐出側圧力と流量に対する負荷電流値)を記憶させておくものである。
ポンプをある代表周波数1つ、或いは複数の周波数で運転した場合のポンプ性能データ(図14の流量−吐出側圧力の曲線:QHカーブと、図15の流量−負荷電流値の曲線:QAカーブ)を、予め測定しておき、測定した性能データを記憶部に記憶する。高効率電動機の使用者が指示する吐出側圧力と前記記憶された性能データから、出力が一定となるよう実際に出力すべき周波数(出力周波数)を決定する。
図10は本実施例4のブロック構成図である。即ち、この図10において符号410は高効率電動機を示し、符号420で示すコントローラが接続されている。
コントローラ420は高効率電動機410を搭載したポンプにおいて測定した、代表周波数1つ、或いは複数の周波数で運転した場合のポンプ性能データ(図14の流量−吐出側圧力の曲線:QHカーブと、図15の流量−負荷電流値の曲線:QAカーブ)を記憶する記憶部422と、電流を検出する電流検出部424と、前記電流検出部424で検出された負荷電流値と前記記憶部422に記憶されたポンプ性能データより、現在のポンプ装置の運転状態を把握し、さらに使用者が指示する吐出側圧力に、高効率電動機の出力が一致するよう最適な指令周波数を演算する演算部421とを持つ。演算部421と記憶部422で制御部425が構成される。
図13には本実施例4の制御フローが示されている。1500ステップで指令周波数FCが入力され、1501ステップで、その指令周波数FCと一致する周波数のポンプ性能データが存在するか判定する。存在しない(No)場合には、1503ステップで指令周波数FCに最も近い周波数の性能データより以下ポンプ性能の近似計算を行ない、吐出側圧力HCを求める。存在する(Yes)場合には、1502ステップで一致する周波数のポンプ性能データより吐出側圧力HCを求める。
前記記憶部には、例えば図12のように、制御データとして各々の周波数(F1、F2について示す)における流量(Q)、吐出側圧力(H)、負荷電流値(A)を記憶値として予め記憶しておく。これらの記憶値は、図14のQHカーブと、図15のQAカーブから読み取れる。そして、これらの記憶値と現在の負荷電流値から現在のポンプ運転状態を計算する。
まず、ポンプ性能として、周波数に対して流量が1次関数で、吐出側圧力が2次関数で、電流値が3次関数でそれぞれ比例する。これにより指令周波数FCに近い記憶された周波数のポンプ性能曲線の各データより相似則で指令周波数における運転時のポンプ性能データを算出する。
まず式8、式9、式10より相似則計算に用いる係数FC1、FC2、FC3を求める。
FC1=(F1÷FC)・・・・式8
FC2=(F1÷FC)・・・式9
FC3=(F1÷FC)・・・式10
例えば現在の指令周波数に対して最も近い周波数データがF1であれば、周波数F1で測定した揚程に関する性能データH11、H12、H13、H14、H15に、それぞれFC1を乗じてHC1、HC2、HC3、HC4、HC5を求める。
同様に流量に関する性能データQ11、Q12、Q13、Q14、Q15に、それぞれFC2を乗じてQC1、QC2、QC3、QC4、QC5を求め、電流に関する性能データA11、A12、A13、A14、A15に、それぞれFC3を乗じてAC1、AC2、AC3、AC4、AC5を求める。
近似は例えば、ニュートンの補完法や、ラグランジュの補完多項式より求められる。ニュートンの補間法を用いた場合、QHカーブ(Hi(Qi))は、
C0 = HC1
C1 =(HC2 − HC1)÷(QC2−QC1)
C2’ =(HC3 − HC1)÷(QC3−QC1)
C2 =(C2’ − HC2)÷(QC3−QC2)
C3’’ =(HC4 − HC1)÷(QC4−QC1)
C3’ =(C3’’− HC2)÷(QC4−QC2)
C3 =(C3’ − HC3)÷(QC4−QC3)
C4’’’=(HC5 − HC1)÷(QC5−QC1)
C4’’ =(C4’’’−HC2)÷(QC5−QC2)
C4’ =(C4’’− HC3)÷(QC5−QC3)
C4 =(C4’ − HC4)÷(QC5−QC4)
とすると、
Hi(Qi)
=C0
+C1×(Qi−QC1)
+C2×(Qi−QC1)×(Qi−QN2)
+C3×(Qi−QC1)×(Qi−QN2)×(Qi−QC3)
+C4×(Qi−QC1)×(Qi−QC2)×(Qi−QC3)×(Qi−QC4)
・・・式11
となる。
同様にQAカーブ(Ai(Qi))は、
C5 = AC1
C6 =(AC2 − AC1)÷(QC2−QC1)
C7’ =(AC3 − AC1)÷(QC3−QC1)
C7 =(C7’ − AC2)÷(QC3−QC2)
C8’’ =(AC4 − AC1)÷(QC4−QC1)
C8’ =(C8’’− AC2)÷(QC4−QC2)
C8 =(C8’ − AC3)÷(QC4−QC3)
C9’’’=(AC5 − AC1)÷(QC5−QC1)
C9’’ =(C9’’’−AC2)÷(QC5−QC2)
C9’ =(C9’’− AC3)÷(QC5−QC3)
C9 =(C9’ − AC4)÷(QC5−QC4)
とすると、
Ai(Qi)
=C5
+C6×(Qi−QC1)
+C7×(Qi−QC1)×(Qi−QN2)
+C8×(Qi−QC1)×(Qi−QN2)×(Qi−QC3)
+C9×(Qi−QC1)×(Qi−QC2)×(Qi−QC3)×(Qi−QC4)
・・・式12
となる。
4次式の解法は困難である為、例えば代入法を用い、式12より指令周波数FCにおいて負荷電流値がACである場合の流量QCが求められ、また式11より指令周波数FCにおいて流量がQCである場合の吐出側圧力HCを得られる。
このように算出した指令周波数でのポンプ性能データよりQHカーブ、QAカーブを近似で求めることから、予め測定し、記憶するポンプ性能データは各周波数毎に5点ほどある事が望ましい。
周波数は前述の通り1つであっても構わないが、QHカーブ、QAカーブはポンプの相似則に完全に一致しないため、複数の運転周波数における性能データを保存し、その性能データの中から最も現在の運転周波数に近いデータを選択し、前述の性能データ換算処理を行うことで、QHカーブ、QAカーブをより正確に求め、結果として現在のポンプ運転状態を正確に把握することができる。
式11、式12よりHCを求め、これを使用者が指示する吐出側圧力に近づけるよう制御する。
1504ステップで現在の吐出圧HCを確認する。吐出圧力HCが予め設定した吐出側圧力に達しない場合には、1505ステップで指令周波数FCに向けて加速する。1505ステップで加速した後、1507ステップで現在の運転周波数が指令周波数に達してしまっている(Yes)場合には、1508ステップで指令周波数を増やし、ステップ1500に戻る。1507ステップで現在の運転周波数が指令周波数に達してしていない(No)場合には、1500ステップに戻る。
吐出圧力HCが予め設定した吐出側圧力に達した場合には、1506ステップでその瞬間の現在の出力周波数を指令周波数とし、1500ステップに戻る。
1504ステップで吐出圧力HCが予め設定した吐出側圧力を超過している場合には、1509ステップで指令周波数に向けて減速する。1509ステップで減速した後、1510ステップで現在の運転周波数が指令周波数に到達してしまっている(Yes)場合には、1511ステップで指令周波数を減らし、ステップ1500に戻る。1510ステップで現在の運転周波数が指令周波数に到達していない(No)場合には、ステップ1500に戻る。
高効率電動機の使用者が流量を設定した場合には式12より流量を求め、同様に現在流量が設定流量に一致するように制御すれば良い。
本実施例によれば、ポンプ性能と設定圧力を基に回転数制御するので、製品仕様あるいは顧客所望性能を超過しないように制御することが容易にできる。
(実施例5)
本実施例5は、制御データとして予め記憶部に既設ポンプのポンプ性能データ(各周波数にて運転した場合の、流量に対する吐出側圧力と流量に対する負荷電流値)と高効率電動機を用いたポンプ装置のポンプ性能データを記憶させておくものである。
ポンプをある代表周波数1つ、或いは複数の周波数で運転した場合のポンプ性能データ(流量−吐出側圧力の曲線:QHカーブと、流量−負荷電流値の曲線:QAカーブ)を、予め測定しておき、測定した性能データを記憶部に記憶する。既設電動機ポンプにおけるポンプ運転時の吐出側圧力、流量、出力トルク、出力電流、出力周波数のいずれか2つ以上を設定することで高効率電動機の出力が既設電動機の出力と一致するよう実際に出力すべき周波数(出力周波数)を決定する。
図11には本実施例5のブロック構成図が示されている。符号510は高効率電動機を示し、符号520で示すコントローラが接続されている。
コントローラ520は、既設電動機ポンプにおいて測定した、代表周波数1つ、或いは複数の周波数で運転した場合のポンプ性能データ(流量−吐出側圧力の曲線:QHカーブと流量−負荷電流値の曲線:QAカーブ)と、高効率電動機を搭載したポンプにおいて測定した、代表周波数1つ、或いは複数の周波数で運転した場合のポンプ性能データ(流量−吐出側圧力の曲線:QHカーブと流量−負荷電流値の曲線:QAカーブ)を記憶する記憶部522を持つ。
また、コントローラ520は、吐出側圧力を検出する圧力検出部524と、前記圧力検出部524で検出された吐出側圧力と前記記憶部に記憶されたポンプ性能データより現在のポンプ装置の運転状態を把握し、さらに既設ポンプ装置の吐出側圧力と、高効率電動機の吐出側圧力が一致するよう最適な指令周波数を演算する演算部521を持つ。演算部521と記憶部522で制御部525が構成される。
式11、式12と既設ポンプ装置の運転状態、特に吐出側圧力を求め、図13と同様の制御フローをもって吐出側圧力が同等となるように高効率電動機を制御する。圧力検出部の代わりに実施例4と同様に電流検出部を設けても良い。
本実施例によれば、ポンプ性能と設定圧力を基に回転数制御するので、製品仕様あるいは顧客所望性能を超過しないように制御することが容易にできる。
これらの実施態様は、高効率電動機として高効率な誘導電動機とコントローラの組み合わせを示したが、高効率電動機として永久磁石を用いた同期電動機とコントローラの組み合わせでもよく、さらに高効率電動機と既設電動機の取付寸法が一致する場合、既設品との置き換え作業性において利便性が増すのは自明である。さらにコントローラ部を含めた高効率電動機を用いたポンプ装置の外形寸法と、既設電動機のポンプ装置の外形寸法とが概ね一致する場合、より置き換え作業性において利便性が増すのは自明である。
110、210、410、510…高効率電動機、120、220、420、520…コントローラ、121、221、421、521…演算部、122、222、422、522…記憶部、123、223、423、523…電力変換部、124、225、425、525…制御部、130、230、430、530…ポンプ部、224…スイッチ、424…電流検出部、524…圧力検出部。

Claims (13)

  1. ポンプケーシング内に羽根車を有するポンプ部と、
    前記羽根車を回転駆動する電動機と、
    外部との入出力を行なうと共に、前記電動機を周波数制御する電力変換部を有するコントローラをもつポンプ装置において、
    既設ポンプ装置の既設電動機を高効率電動機に交換した際に、前記コントローラに、周波数に関する制御データを記憶した記憶部と、外部からの指令に基いて前記記憶部から対応する制御データを取得して前記高効率電動機に供給する周波数を算出する演算部を設け、前記算出された周波数の電力を前記電力変換部から前記高効率電動機に供給するように構成されたことを特徴とするポンプ装置。
  2. 請求項1に記載のポンプ装置において、
    前記記憶部には、制御データとして前記既設電動機の周波数とこれに対応するすべり量が記憶され、
    前記演算部は、外部からの周波数指令に基いて前記記憶部から対応するすべり量を取得し、このすべり量に基いて前記高効率電動機に供給する周波数を算出することを特徴とするポンプ装置。
  3. 請求項1または2に記載のポンプ装置において、
    前記記憶部は各々の負荷率および各々の周波数に対するすべりのデータを記憶し、前記演算部はすべりを考慮した周波数を電力変換装置より出力することを特徴とするポンプ装置。
  4. 請求項1または2に記載のポンプ装置において、
    前記記憶部は、ある周波数における負荷率に対するすべりのデータを記憶し、前記演算部はすべりを考慮した周波数を電力変換装置より出力することを特徴とするポンプ装置。
  5. 請求項1または2に記載のポンプ装置において、
    前記記憶部は、ある負荷率における周波数に対するすべりのデータを記憶し、前記演算部はすべりを考慮した周波数を電力変換装置より出力することを特徴とするポンプ装置。
  6. 請求項1または2に記載のポンプ装置において、
    前記記憶部は、周波数に対するすべりの割合のデータおよび負荷率に対するすべり割合を記憶し、前記演算部はすべりを考慮した周波数を電力変換装置より出力することを特徴とするポンプ装置。
  7. ポンプケーシング内に羽根車を有するポンプ部と、
    前記羽根車を回転駆動する電動機と、
    外部との入出力を行なうと共に、前記電動機を周波数制御する電力変換部を有するコントローラをもつポンプ装置において、
    既設ポンプ装置の既設電動機を高効率電動機に交換した際に、電動機の回転数に関する制御データを複数の値に切り替える外部スイッチを設け、前記コントローラに前記スイッチからの信号を処理する入力信号部と、前記外部スイッチで設定した制御データの回転数となるように周波数を演算する演算部を設け、前記演算された周波数の電力を前記電力変換部から前記高効率電動機に供給するように構成されたことを特徴とするポンプ装置。
  8. 請求項7に記載のポンプ装置において、
    前記入力信号部は外部スイッチで切り替えられる回転数の割合を一時記憶し、前記演算部は切り替えられた回転数割合に基いて前記高効率電動機に供給する周波数を算出することを特徴とするポンプ装置。
  9. 請求項7または8に記載のポンプ装置において、
    前記外部スイッチは、大・中・小の3段階に回転数を切り替えることを特徴とするポンプ装置。
  10. 請求項7〜9のいずれかに記載のポンプ装置において、
    前記外部スイッチは、前記回転電機の回転数を電力変換装置に入力される周波数より大きい周波数も含む複数の異なる値に切り替えることができることを特徴とするポンプ装置。
  11. ポンプケーシング内に羽根車を有するポンプ部と、
    前記羽根車を回転駆動する電動機と、
    前記回転電機を周波数制御する電力変換部を有するコントローラをもつポンプ装置において、
    既設ポンプ装置の既設電動機を高効率電動機に交換した際に、前記コントローラに、前記電力変換装置の出力電流を検出する電流検出部と、外部との入出力を行うと共に前記電力変換装置を介して前記高効率電動機の動作を制御する制御部とを備え、
    前記制御部は前記高効率電動機を搭載したポンプにおいて測定したポンプ性能データを記憶する記憶部と、前記記憶部に記憶されたポンプ性能データと前記電流検出部で検出された出力電流値に基いて、高効率電動機の出力が既設電動機の出力とほぼ一致するように周波数を算出する演算部を有することを特徴とするポンプ装置。
  12. 請求項11に記載のポンプ装置において、
    前記記憶部は前記高効率電動機を搭載したポンプにおいて測定したポンプ性能データと顧客所望の吐出側圧力とを記憶し、
    前記演算部は前記記憶部に記憶されたポンプ性能データと前記電流検出部で検出された出力電流値に基いてポンプの吐出側圧力を算出し、算出した吐出側圧力が顧客設定値と一致するように、前記電力変換装置より出力する周波数を変更することを特徴とするポンプ装置。
  13. 請求項11に記載のポンプ装置において、
    前記記憶部は前記高効率電動機を搭載したポンプにおいて測定したポンプ性能データと顧客所望の吐出流量とを記憶し、
    前記演算部は前記記憶部に記憶されたポンプ性能データと前記電流検出部で検出された出力電流値に基いてポンプの吐出流量を算出し、算出した吐出流量が顧客設定値と一致するように、前記電力変換装置より出力する周波数を変更することを特徴とするポンプ装置。
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