JP2001267484A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体装置およびその製造方法

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JP2001267484A JP2000070817A JP2000070817A JP2001267484A JP 2001267484 A JP2001267484 A JP 2001267484A JP 2000070817 A JP2000070817 A JP 2000070817A JP 2000070817 A JP2000070817 A JP 2000070817A JP 2001267484 A JP2001267484 A JP 2001267484A
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Hitachi Ltd
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    • H01L2224/42Wire connectors; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/44Structure, shape, material or disposition of the wire connectors prior to the connecting process
    • H01L2224/45Structure, shape, material or disposition of the wire connectors prior to the connecting process of an individual wire connector
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    • H01L2224/48245Connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive the body and the item being stacked the item being metallic
    • H01L2224/48247Connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive the body and the item being stacked the item being metallic connecting the wire to a bond pad of the item

Abstract

(57)【要約】 【課題】 タブ露出構造の小形の半導体装置においてタ
ブまたはタブ吊りリードとリードのショートを防止す
る。 【解決手段】 半導体チップ2が樹脂封止されて形成さ
れた封止部3と、チップ支持面1cとその反対側の露出
面1dとを備え、かつチップ支持面1cの周縁部に露出
面1dより迫り出した突出部1fが形成されたタブ1b
と、タブ1bから延在し、かつ封止部3の裏面3aに露
出するタブ吊りリード1eと、タブ1bの周囲に配置さ
れ、かつ封止部3の裏面3aの外周端部に被接続面1g
を露出して配置された複数のリード1aと、半導体チッ
プ2のパッド2aとリード1aとを接続するボンディン
グワイヤ4とからなり、タブ1bの露出面1dの面積を
チップ支持面1cより小さくして、チップ支持面1cの
チップ搭載領域を確保しつつ、封止部3の裏面3aのタ
ブ1bとリード1aのクリアランスを確保する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体製造技術に
関し、特に、タブ露出構造の小形の半導体装置のタブま
たはタブ吊りリードとリードのショート防止に適用して
有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】以下に説明する技術は、本発明を研究、
完成するに際し、本発明者によって検討されたものであ
り、その概要は次のとおりである。
【0003】小形化を図った半導体装置として、CSP
(Chip Size Package またはChip Scale Package) ある
いはQFN(Quad Flat Non-leaded Package) と呼ばれ
るチップサイズまたは半導体チップより若干大きい程度
の小形半導体パッケージが開発されている。
【0004】これら小形半導体パッケージのうち、比較
的少ピン系のものに、低コスト化のためにリードフレー
ムを使用して組み立てられるものがあり、さらに、この
構造の小形半導体パッケージのうち、パワー系IC(In
tegrated Circuit)などでは放熱機能が必要となるた
め、半導体チップを支持するタブを封止部の裏面(半導
体装置実装側の面)に露出させる構造のものが考案され
ている。
【0005】なお、リードフレームを用いて組み立てる
QFNの構造については、例えば、株式会社プレスジャ
ーナル1998年7月27日発行、「月刊Semico
nductor World増刊号'99半導体組立・検
査技術」、53〜57頁に記載されており、さらに、特
開平8−83870号公報には、タブ露出構造の半導体
装置が記載されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記した技
術のタブ露出構造の小形の半導体装置(QFN)では、
タブとこれを支持するタブ吊りリード(吊りリード)と
が封止部の裏面(半導体装置実装側の面)に露出するた
め、実装基板などへの実装時に半導体装置が位置ずれを
起こした場合、タブとリードとが、半田あるいは実装基
板の端子などの金属層によって接続し、これによってシ
ョートを引き起こすという問題が発生する。
【0007】また、小形の半導体装置であるため、封止
部の裏面においてタブ吊りリードとこれの近傍に配置さ
れたリードとの距離も非常に近く、その結果、タブ吊り
リードとリードのクリアランスが非常に少ない。
【0008】したがって、実装基板への実装時に半導体
装置が位置ずれを起こした場合や、あるいはタブ吊りリ
ードとリードに導電性異物が付着した場合などにタブ吊
りリードとリードでショートを引き起こすという問題が
発生する。
【0009】本発明の目的は、タブまたはタブ吊りリー
ドとリードのショート防止を図るタブ露出構造の半導体
装置およびその製造方法を提供することにある。
【0010】さらに、本発明のその他の目的は、放熱効
果の向上を図るとともに、実装基板の配線レイアウトの
自由度を増やすタブ露出構造の半導体装置およびその製
造方法を提供することにある。
【0011】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0012】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0013】すなわち、本発明の半導体装置は、半導体
チップが樹脂封止されて形成された封止部と、前記半導
体チップを支持するチップ支持面と前記封止部の半導体
装置実装側の面に露出する露出面とを備え、前記チップ
支持面の周縁部に前記露出面より迫り出した突出部が形
成されたタブと、前記タブの周囲に配置され、前記封止
部の前記半導体装置実装側の面に露出する複数のリード
と、前記半導体チップの表面電極とこれに対応する前記
リードとを接続する接続部材とを有するものである。
【0014】本発明によれば、タブのチップ支持面の周
縁部に露出面より迫り出した突出部が形成されているた
め、タブにおける半導体チップの搭載領域を確保しつ
つ、封止部の裏面におけるタブとリードのクリアランス
を十分に確保することができ、これによって、タブとリ
ードのショートを防止できる。
【0015】また、本発明の半導体装置は、半導体チッ
プが樹脂封止されて形成された封止部と、前記半導体チ
ップを支持するチップ支持面と前記封止部の半導体装置
実装側の面に露出する露出面とを備えたタブと、前記タ
ブから延在し、先端部が前記封止部の前記半導体装置実
装側の面に向かうように形成された吊り部を備え、前記
吊り部が前記封止部内に埋め込まれた吊りリードと、前
記タブの周囲に配置され、前記封止部の前記半導体装置
実装側の面に露出する複数のリードと、前記半導体チッ
プの表面電極とこれに対応する前記リードとを接続する
接続部材とを有するものである。
【0016】本発明によれば、封止部の裏面において吊
りリードはその先端部以外の箇所は露出しないため、吊
りリードとリードのクリアランスを十分に確保すること
ができる。
【0017】その結果、吊りリードとリードのショート
を防止できる。
【0018】また、本発明の半導体装置の製造方法は、
半導体チップを支持するチップ支持面と前記半導体チッ
プを樹脂封止して形成される封止部の半導体装置実装側
の面に露出する露出面とを備えたタブを有し、前記タブ
の前記チップ支持面の周縁部に前記露出面より迫り出し
た突出部が形成されたリードフレームを準備する工程
と、前記リードフレームの前記タブの前記チップ支持面
と前記半導体チップとを接合する工程と、前記半導体チ
ップの表面電極とこれに対応する前記リードフレームの
リードとを接続部材によって接続する工程と、前記タブ
の前記チップ支持面の前記突出部のチップ支持側と反対
側に封止用樹脂を回り込ませるとともに、前記タブの前
記露出面を前記封止部の前記半導体装置実装側の面に露
出させて前記封止部を形成して前記半導体チップを樹脂
封止する工程と、前記リードを前記リードフレームから
切断分離する工程とを有するものである。
【0019】さらに、本発明の半導体装置の製造方法
は、半導体チップを支持するチップ支持面が形成された
タブとこれの周囲に配置された複数のリードとを有し、
前記タブを支持する吊りリードに前記タブと前記リード
とに段差を設ける吊り部が形成されたリードフレームを
準備する工程と、前記リードフレームの前記タブの前記
チップ支持面と前記半導体チップとを接合する工程と、
前記半導体チップの表面電極とこれに対応する前記リー
ドフレームの前記リードとを接続部材によって接続する
工程と、モールド金型の上金型と下金型とによって前記
吊りリードおよび前記リードのそれぞれ一部をクランプ
して前記上金型または前記下金型の何れか一方の合わせ
面に前記タブおよび前記リードを配置する工程と、前記
吊りリードの前記吊り部を封止用樹脂によって覆うとと
もに、前記タブの前記チップ支持面と反対側の露出面を
封止部の半導体装置実装側の面に露出させて前記封止部
を形成して前記半導体チップを樹脂封止する工程と、前
記リードおよび前記吊りリードを前記リードフレームか
ら切断分離する工程とを有するものである。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明す
るための全図において、同一の機能を有する部材には同
一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
【0021】(実施の形態1)図1は本発明の実施の形
態1による半導体装置(QFN)の構造の一例を示す図
であり、(a)は平面図、(b)は側面図、図2は図1
に示す半導体装置の構造を示す図であり、(a)は底面
図、(b)は(a)のA−A線に沿う断面図、図3は図
1に示す半導体装置の製造方法における組み立て手順の
一例を示す製造プロセスフロー図、図4(a),(b),
(c),(d)は図1に示す半導体装置の製造方法におけ
る主要工程に対応した組み立て状態の一例を示す断面
図、図5は図1に示す半導体装置の実装基板への実装状
態の構造の一例を示す断面図であり、(a)は適正位置
実装、(b)は位置ずれ実装である。
【0022】図1に示す半導体装置は、樹脂封止形で、
かつ面実装形の小形半導体パッケージであり、本実施の
形態1ではこの半導体装置の一例として、QFN5を取
り上げて説明する。
【0023】なお、QFN5は、例えば、パワー系IC
などを搭載するものであり、したがって、放熱機能が必
要となるため、半導体チップ2を支持するチップ支持部
であるタブ1bの裏面(チップ支持面1cと反対側の
面)側を、樹脂モールドによって形成された封止部3の
半導体装置実装側の面(以降、裏面3aという)に露出
させたタブ露出構造のものである。
【0024】また、QFN5は、図2(a)に示すよう
に、複数のリード1aの被接続面1gが、封止部3の裏
面3aの外周端部に並んで露出して配置されたペリフェ
ラル形のものであり、各リード1aは、封止部3に埋め
込まれたインナリードと、封止部3の裏面3aに露出す
るアウタリードとの両者の機能を兼ねている。
【0025】図1、図2を用いて、QFN5の詳細構成
について説明すると、半導体チップ2が樹脂封止されて
形成された封止部3と、半導体チップ2を支持するチッ
プ支持面1cと封止部3の裏面3aに露出する露出面1
dとを備え、かつチップ支持面1cの周縁部に露出面1
dより迫り出した突出部1fが形成されたタブ1bと、
タブ1bの4つの角部から延在するとともに、封止部3
の裏面3aにその対角線上に配置されるタブ吊りリード
1e(吊りリード)と、タブ1bの周囲に配置され、か
つ封止部3の裏面3aの外周端部に並んで被接続面1g
を露出して配置された複数のリード1aと、半導体チッ
プ2のパッド(表面電極)2aとこれに対応するリード
1aとを接続するボンディングワイヤ(接続部材)4と
からなる。
【0026】すなわち、本実施の形態1のQFN5は、
タブ1bにおけるチップ支持面1cの外周近傍の周縁部
に突出部1fが設けられたことにより、露出面1dの面
積をチップ支持面1cの面積より小さく形成してタブ1
bの断面形状を図2(b)に示すような逆台形形状とす
るものである。
【0027】これにより、チップ支持面1cの大きさを
従来のものと同じにすれば、これによるチップ搭載領域
を従来のものと同様に確保しつつ、封止部3の裏面3a
に露出するタブ1bの露出面1dの大きさを従来のもの
より小さくすることができる。
【0028】その結果、封止部3の裏面3aにおけるタ
ブ1bとリード1a間のクリアランスを十分に確保する
ことが可能になる。
【0029】なお、タブ1bのチップ支持面1cの周縁
部における突出部1fの形成方法については、例えば、
図4(a)に示すようなリードフレーム1を形成する際
のエッチング加工時に一緒に形成する。
【0030】すなわち、エッチングによって各リード1
aやタブ1bおよびタブ吊りリード1eなどを形成する
際に、タブ1bにおけるチップ支持面1cの面積がその
反対側の露出面1dより明らかに大きくなるようにタブ
1bを形成する。
【0031】その際、突出部1fを、チップ支持面1c
の外周に沿ってその全周の周縁部に設ける。なお、図2
(b)に示すように、突出部1fの露出面1dからの迫
り出し量(P)は、リードフレーム1の厚さを(T)と
すると、例えば、約(T/2)以上であることがエッチ
ングによる加工上好ましい。
【0032】また、図5に示すように、実装基板8にQ
FN5を実装した際には、封止部3の裏面3aに露出し
た各リード1aの被接続面1gが、それぞれに対応する
実装基板8の基板側端子8aと半田9を介して接続さ
れ、さらに、封止部3の裏面3aに露出したタブ1bの
露出面1dが、これに対応する実装基板8のタブ接続部
8bと半田9を介して接続される。
【0033】なお、半導体チップ2は、タブ1bのチッ
プ支持面1c上にダイボンド材(例えば、銀ペーストな
ど)によって固定されている。
【0034】これにより、半導体チップ2から発せられ
る熱をタブ1bの露出面1dおよび半田9さらにタブ接
続部8bを介して実装基板8に伝達することができ、そ
の結果、QFN5における放熱効果を高めている。
【0035】ここで、タブ1b、タブ吊りリード1eお
よび各リード1aは、例えば、銅などの薄板材によって
形成され、その厚さは、0.15〜0.2mm程度である。
【0036】また、半導体チップ2のパッド2aとこれ
に対応するリード1aとを接続するボンディングワイヤ
4(接続部材)は、例えば、金線などである。
【0037】さらに、封止部3は、モールド方法による
樹脂封止によって形成され、その際用いられる図4
(c)に示す封止用樹脂7は、例えば、熱硬化性のエポ
キシ樹脂などである。
【0038】次に、本実施の形態1のQFN5の製造方
法を図3に示す製造プロセスフロー図にしたがって説明
する。
【0039】まず、半導体チップ2を支持するチップ支
持面1cと、半導体チップ2を樹脂封止して形成される
封止部3の裏面3aに露出する露出面1dとを備えたタ
ブ1bを有し、かつタブ1bのチップ支持面1cの周縁
部にその反対側の露出面1dより迫り出した突出部1f
が形成された図4(a)に示すリードフレーム1を準備
する(ステップS1)。
【0040】すなわち、タブ1bにおけるチップ支持面
1cの面積がその反対側の露出面1dより明らかに大き
く形成されたリードフレーム1を準備する。
【0041】その際のタブ1bのチップ支持面1cの周
縁部における突出部1fの露出面1dからの迫り出し量
(P)は、図2(b)に示すように、リードフレーム1
の厚さ(T)の約(T/2)以上であるが、突出部1f
の数値はこれに限定されるものではない。
【0042】なお、リードフレーム1は、1枚のリード
フレーム1から複数個のQFN5を製造することが可能
な短冊状の細長い多連のものであり、したがって、1枚
のリードフレーム1には、1個のQFN5に対応したパ
ッケージ領域が複数個形成されている。
【0043】また、リードフレーム1は、例えば、銅
(Cu)などによって形成された薄板材であり、その厚
さは、例えば、0.15〜0.2mm程度であるが、前記材
料や前記厚さなどは、これらに限定されるものではな
い。
【0044】一方、図3のステップS2に基づいて主面
2bに半導体集積回路が形成された半導体チップ2を準
備した後、半導体チップ2を供給する。
【0045】その後、ステップS3に示すように、リー
ドフレーム1のタブ1bのチップ支持面1cと半導体チ
ップ2の裏面2c(主面2bと反対側の面)とを接合す
るダイボンディングを行う。
【0046】すなわち、図4(b)に示すように、リー
ドフレーム1のタブ1bにダイボンド材(例えば、銀ペ
ーストなど)を介して主面2bを上方に向けて半導体チ
ップ2を固定するダイボンディング(ペレットボンディ
ングまたはチップマウントともいう)を行う。
【0047】その後、半導体チップ2のパッド2aとこ
れに対応するリード1aとを接続部材であるボンディン
グワイヤ4によってワイヤボンディングして接続する
(ステップS4)。
【0048】これにより、半導体チップ2のパッド2a
とこれに対応するリード1aとがボンディングワイヤ4
によって接続される。
【0049】その後、ステップS5に示すように、モー
ルド(ここでは、トランスファーモールド)による半導
体チップ2の樹脂封止を行う。
【0050】ここでは、図4(c)に示すように、モー
ルド金型6の上金型6aと下金型6bとによってワイヤ
ボンディング後のリードフレーム1をクランプした後、
キャビティ6c内に液状の封止用樹脂7を供給して樹脂
モールドを行う。
【0051】その際、上金型6aと下金型6bのクラン
プにより、下金型6bの合わせ面6dに、リードフレー
ム1のタブ1bの露出面1dとリード1aの被接続面1
gとが密着する。
【0052】なお、モールド金型6における上金型6a
と下金型6bの関係は、リードフレーム1の表裏面の配
置向きによって逆転してもよい。
【0053】この上金型6aと下金型6bによるクラン
プ状態で、キャビティ6c内に封止用樹脂7を充填させ
ることにより、タブ1bのチップ支持面1cの突出部1
fのチップ支持側と反対側に封止用樹脂7が回り込んで
封止部3が形成される。
【0054】その際、下金型6bの合わせ面6dに、リ
ードフレーム1のタブ1bの露出面1dとリード1aの
被接続面1gとが密着していることにより、露出面1d
および被接続面1gには封止用樹脂7が回り込まないた
め、図4(d)に示すように、タブ1bの露出面1dと
各リード1aの被接続面1gとを封止部3の裏面3aに
露出させることができる。
【0055】なお、本実施の形態1のQFN5では、封
止用樹脂7の充填時に、タブ1bのチップ支持面1cの
突出部1fのチップ支持側と反対側に封止用樹脂7が回
り込んで封止部3が形成される。
【0056】すなわち、タブ1bにおいてそのチップ支
持面1cがその反対側の露出面1dより面積が大きいた
め、タブ1bのチップ支持面1cの周縁部の突出部1f
の裏面側に封止用樹脂7が回り込んで封止部3が形成さ
れ、その結果、封止部形成後のタブ1bの封止部3から
の剥離を防止できる。
【0057】その後、ステップS6に示すように、各リ
ード1aおよびタブ吊りリード1eをリードフレーム1
から切断分離するリード切断(個片化)を行い、これに
より、図1、図2に示すQFN5を完成させる(ステッ
プS7)。
【0058】また、図5は、QFN5の実装基板8への
実装形態を示したものである。
【0059】すなわち、半田9を介してQFN5を実装
基板8に実装するものであり、リード1aの被接続面1
gと実装基板8の基板側端子8aとが、また、タブ1b
の露出面1dと実装基板8のタブ接続部8bとがそれぞ
れ半田9を介して接続される。
【0060】なお、図5(a)は、QFN実装時のQF
N5の位置ずれがほとんどない適正位置実装を示すもの
であり、また、図5(b)はQFN5の位置ずれが発生
した位置ずれ実装の場合である。
【0061】図5(b)に示すように、QFN5の位置
ずれ実装が行われた場合であっても、リード1aとタブ
1bの露出面1dとのクリアランスが十分確保されてい
るため、リード1aとタブ1bとがショートすることは
ない。
【0062】本実施の形態1のQFN5(半導体装置)
およびその製造方法によれば、以下のような作用効果が
得られる。
【0063】すなわち、タブ1bのチップ支持面1cの
周縁部にその反対側の露出面1dより迫り出した突出部
1fが形成されていることにより、タブ1bにおける半
導体チップ2の搭載領域を確保しつつ、露出面1dの面
積を小さくすることができる。
【0064】その結果、封止部3の裏面3aにおけるタ
ブ1bとリード1a間のクリアランスを大きくして前記
クリアランスを十分に確保することができる。
【0065】これにより、QFN5の実装基板8への実
装時に、図5(a) に示すように、QFN5が位置ずれ
することなく適正位置実装であっても、また、図5
(b) に示すように、位置ずれを起こした位置ずれ実装
であっても、タブ1bとリード1a間のクリアランスが
十分に確保されているため、タブ1bとリード1a間の
ショートを防止できる。
【0066】したがって、QFN5の実装性を向上でき
る。さらに、タブ1bが露出した構造であるため、放熱
効果の向上を図ることができる。
【0067】(実施の形態2)図6は本発明の実施の形
態2による半導体装置(QFN)の構造の一例を示す断
面図、図7は図6に示す半導体装置の構造を示す図であ
り、(a)は底面図、(b)は(a)のB−B線に沿う
断面図、(c)は(a)のC−C線に沿う断面図、図8
は図6に示す半導体装置の構造を示す図であり、(a)
は図7(a)のD部を拡大して示す部分底面図、(b)
は(a)のE−E線に沿う断面図、図9(a),(b),
(c),(d)は図6に示す半導体装置の製造方法におけ
る主要工程に対応した組み立て状態の一例を示す断面
図、図10は図6に示す半導体装置の実装基板への実装
状態の構造の一例を示す断面図であり、(a)は適正位
置実装、(b)は位置ずれ実装、図11は図6に示す半
導体装置による実装基板の配線レイアウトの有効性の一
例を示す平面図であり、(a)は比較例の半導体装置を
用いた際の実装基板の配線レイアウト、(b)は図6に
示す半導体装置を用いた際の実装基板の配線レイアウト
である。
【0068】本実施の形態2の半導体装置は、実施の形
態1の半導体装置と同様に、封止部3の裏面3aにタブ
1bの露出面1dが露出するタブ露出構造のQFN5で
あり、封止部3の裏面3aの外周端部に複数のリード1
aの被接続面1gが並んで露出するペリフェラル形のも
のである。
【0069】なお、QFN5の外観の平面構造と側面構
造については、実施の形態1で説明した図1に示すもの
と同様である。
【0070】本実施の形態2のQFN5の構成は、半導
体チップ2が樹脂封止されて形成された封止部3と、半
導体チップ2を支持するチップ支持面1cと封止部3の
裏面3aに露出する露出面1dとを備えたタブ1bと、
タブ1bの4つの角部から延在し、かつその先端部が封
止部3の裏面3aに向かうように形成された吊り部1h
を備えるとともに、吊り部1hが封止部3内に埋め込ま
れたタブ吊りリード1e(吊りリード)と、タブ1bの
周囲に配置され、かつ封止部3の裏面3aの外周端部に
並んで被接続面1gを露出して配置された複数のリード
1aと、半導体チップ2のパッド(表面電極)2aとこ
れに対応するリード1aとを接続するボンディングワイ
ヤ(接続部材)4とからなる。
【0071】すなわち、本実施の形態2のQFN5は、
図9(a)に示すような、予め、タブ下げ加工(タブ1
bとリード1aのリード厚さ方向の位置に段差を設けた
加工)されたリードフレーム1を用いて組み立てたもの
であり、モールド時に、図9(c),(d)に示すよう
に、タブ1bとリード1aとタブ吊りリード1eの先端
部1iとをモールド金型6の同一の合わせ面6dによっ
てクランプしてモールドを行うことにより、タブ1bと
各リード1aとタブ吊りリード1eの先端部1iとをQ
FN5の高さ方向に対してほぼ同じ高さに配置するもの
である。
【0072】したがって、タブ吊りリード1eにおける
先端部1i以外の箇所である吊り部1hは、タブ下げ加
工によってタブ1bから斜め上方に延在した状態となっ
ているため、タブ吊りリード1eの先端部1iがモール
ド金型6のクランプによって合わせ面6dに押しつけら
れると、吊り部1hの途中箇所で下方に撓んだ(曲げら
れた)状態となり、この状態で封止用樹脂7の充填が行
われる。
【0073】その結果、図9(d)に示すように、モー
ルド時にタブ吊りリード1eの吊り部1hが封止用樹脂
7によって覆われ、これにより、図7(b),(c)およ
び図8(b)に示すように、吊り部1hが封止部3内に
埋め込まれた構造となる。
【0074】したがって、図7(a)および図8(a)
に示すように、QFN5の封止部3の裏面3aの角部付
近(図7(a)に示すD部付近)においてタブ吊りリー
ド1eの吊り部1hの両脇に配置されたリード1a間に
は、吊り部1hが露出して配置されることがなくなるた
め、この2つのリード1a間のクリアランスを十分に確
保することができる。
【0075】ここで、図6は、QFN5におけるリード
1a箇所の断面構造を示したものである。
【0076】なお、本実施の形態2のQFN5のその他
の構造については、実施の形態1のQFN5と同様であ
るため、その重複説明は省略する。
【0077】次に、本実施の形態2のQFN5の製造方
法を説明する。
【0078】本実施の形態2のQFN5の主要の組み立
て手順は、実施の形態1のQFN5と同様であるため、
実施の形態2のQFN5の製造についても図3に示す製
造プロセスフロー図を用いて説明する。
【0079】まず、半導体チップ2を支持するチップ支
持面1cが形成されたタブ1bとこれの周囲に配置され
た複数のリード1aとを有し、かつタブ1bを支持する
タブ吊りリード1e(吊りリード)にタブ1bとリード
1aとに段差を設ける吊り部1hが形成された図9
(a)に示すリードフレーム1を準備する(ステップS
1)。
【0080】すなわち、タブ下げ加工が行われたリード
フレーム1を準備する。
【0081】ここで、前記タブ下げ加工は、各リード1
aの位置(高さ)に対してタブ1bの位置(高さ)が低
くなるように施した曲げ加工であり、リードフレーム1
の製造工程において行うものである。その際、リードフ
レーム1の厚さが、例えば、0.15〜0.2mm程度であ
る場合、タブ下げ量は、0.1mm程度である。
【0082】なお、リードフレーム1は、例えば、銅
(Cu)などによって形成された薄板材であるが、リー
ドフレーム1の前記材料や前記厚さ、さらにタブ下げ量
については、これらに限定されるものではない。
【0083】一方、ステップS2に基づいて主面2bに
半導体集積回路が形成された半導体チップ2を準備した
後、半導体チップ2を供給する。
【0084】その後、ステップS3に示すように、リー
ドフレーム1のタブ1bのチップ支持面1cと半導体チ
ップ2の裏面2c(主面2bと反対側の面)とを接合す
るダイボンディングを行う。
【0085】すなわち、図9(b)に示すように、リー
ドフレーム1のタブ1bにダイボンド材(例えば、銀ペ
ーストなど)を介して主面2bを上方に向けて半導体チ
ップ2を固定するダイボンディングを行う。
【0086】その後、半導体チップ2のパッド2aとこ
れに対応するリード1aとを接続部材であるボンディン
グワイヤ4によってワイヤボンディングして接続する
(ステップS4)。
【0087】これにより、半導体チップ2のパッド2a
とこれに対応するリード1aとがボンディングワイヤ4
によって接続される。
【0088】その後、ステップS5に示すように、モー
ルド(ここでは、トランスファーモールド)による半導
体チップ2の樹脂封止を行う。
【0089】ここでは、図9(c),(d)に示すよう
に、モールド金型6の上金型6aと下金型6bとによっ
てワイヤボンディング後のリードフレーム1のリード1
aの一部およびタブ吊りリード1eの先端部1i付近
(一部)をそれぞれクランプし、これにより、下金型6
bの合わせ面6dにタブ1bの露出面1dおよびリード
1aの被接続面1gを密着配置する。
【0090】この際、タブ吊りリード1eにおける先端
部1i以外の箇所である吊り部1hは、タブ下げ加工に
よってタブ1bから斜め上方に延在した状態となってい
るため、タブ吊りリード1eの先端部1i付近がモール
ド金型6のクランプによって合わせ面6dに押しつけら
れると、吊り部1hの途中箇所で下方に撓んだ(曲げら
れた)状態となり、この状態で封止用樹脂7の充填が行
われる。
【0091】したがって、この上金型6aと下金型6b
とによるクランプ状態で、キャビティ6c内に封止用樹
脂7を充填させることにより、図9(d)に示すよう
に、タブ吊りリード1eの吊り部1hが封止用樹脂7に
よって覆われ、これにより、図7(b),(c)および図
8(b)に示すように、吊り部1hが封止部3内に埋め
込まれた構造となる。
【0092】その結果、図7(a)および図8(a)に
示すように、QFN5の封止部3の裏面3aの角部付近
(図7(a)に示すD部付近)においてタブ吊りリード
1eの吊り部1hの両脇に配置されたリード1a間に
は、吊り部1hが露出して配置されることがなくなる。
【0093】さらに、モールド時、下金型6bの合わせ
面6dに、タブ1bの露出面1dとリード1aの被接続
面1gとが密着していることにより、露出面1dおよび
被接続面1gには封止用樹脂7が回り込まないため、図
6に示すように、タブ1bの露出面1dと各リード1a
の被接続面1gとを封止部3の裏面3aに露出させるこ
とができる。
【0094】その後、ステップS6に示すように、各リ
ード1aおよびタブ吊りリード1eをリードフレーム1
から切断分離するリード切断(個片化)を行い、これに
よって、図6〜図8に示す本実施の形態2のQFN5を
完成させる(ステップS7)。
【0095】ここで、図10は、本実施の形態2のQF
N5の実装基板8への実装形態を示したものである。
【0096】すなわち、半田9を介してQFN5を実装
基板8に実装するものであり、リード1aの被接続面1
gと実装基板8の基板側端子8aとが、半田9を介して
接続される。
【0097】その際、図10(a)は、QFN実装時の
QFN5の位置ずれがほとんどない適正位置実装を示す
ものであり、また、図10(b)はQFN5の位置ずれ
が発生した位置ずれ実装の場合である。
【0098】図10(b)に示すように、QFN5の位
置ずれ実装が行われた場合であっても、タブ吊りリード
1eの吊り部1hの両脇のリード1a間には吊り部1h
が露出配置されないため、この2つのリード1a間のク
リアランスが十分確保できる。
【0099】なお、本実施の形態2のQFN5のその他
の製造方法については、実施の形態1のQFN5の製造
方法と同様であるため、その重複説明は省略する。
【0100】本実施の形態2のQFN5(半導体装置)
およびその製造方法によれば、以下のような作用効果が
得られる。
【0101】すなわち、タブ露出構造のQFN5におい
て、タブ吊りリード1eの吊り部1hが封止部3内に埋
め込まれることにより、封止部3の裏面3aにおいてタ
ブ吊りリード1eはその先端部1i以外の箇所は露出し
ないため、タブ吊りリード1eとリード1aのクリアラ
ンスを大きくしてクリアランスを十分に確保することが
できる。
【0102】これにより、図10(b)に示すように、
QFN5の実装基板8などへの実装時にQFN5が位置
ずれを起こしても、タブ吊りリード1eとリード1aの
クリアランスが十分に確保されているため、タブ吊りリ
ード1eとリード1aのショートを防止できる。
【0103】さらに、導電性異物付着によるタブ吊りリ
ード1eとリード1aのショートを防止できる。
【0104】したがって、QFN5の実装性を向上でき
る。さらに、タブ1bが露出しているため、放熱効果の
向上を図ることができる。
【0105】また、封止部3の裏面3aにおいて、タブ
吊りリード1eはその先端部1i以外の箇所である吊り
部1hが露出しないため、図11(b)に示すように、
実装基板8のQFN5のタブ吊りリード1eに対応した
タブ吊りリード接触領域8dを非常に小さくすることが
可能になり、実装基板8の角部付近の基板側端子8aの
近傍の空き領域に配線8cを形成することが可能にな
る。
【0106】ここで、図11(a)は比較例のタブ露出
構造の半導体装置を用いた際の実装基板8の配線レイア
ウトの一例を示すものであり、図11(b)は本実施の
形態2のQFN5を用いた際の実装基板8の配線レイア
ウトの一例を示すものである。
【0107】すなわち、図11(a)の比較例の実装基
板8と比べて、図11(b)に示す本実施の形態2のQ
FN5を用いた場合、タブ吊りリード接触領域8dが非
常に小さく、角部付近の基板側端子8a間にタブ吊りリ
ード接触領域8dが形成されることがないため、この空
き領域に配線8cを形成することが可能になる。
【0108】したがって、実装基板8の配線レイアウト
の自由度を増やすことができる。
【0109】その結果、図11(b)に示すように、実
装基板8における配線長を短くすることができ、かつ、
配線8cを直線的に形成できる。
【0110】これにより、タブ露出構造のQFN5の実
装基板8への実装時の電気的特性を向上できる。
【0111】以上、本発明者によってなされた発明を発
明の実施の形態1,2に基づき具体的に説明したが、本
発明は前記発明の実施の形態1,2に限定されるもので
はなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であ
ることは言うまでもない。
【0112】例えば、前記実施の形態1で説明したタブ
1b(チップ支持面1cを露出面1dより大きくする)
の形状と、前記実施の形態2で説明したタブ吊りリード
1eの吊り部1hを封止部3に埋め込む構造とを組み合
わせてもよい。
【0113】これにより、両者の効果を合わせて得るこ
とが可能になる。
【0114】また、図12の変形例に示すように、実施
の形態1のQFN5のタブ1bのチップ支持面1cと反
対側の面にヒートスプレッダ10を取り付けて、封止部
3の裏面3aにヒートスプレッダ10を露出させても実
施の形態1で説明したQFN5と同様の効果を得ること
が可能になる。
【0115】すなわち、図12(a)に示すように、リ
ードフレーム1のタブ1bにこれより大きさが小さいヒ
ートスプレッダ10を、チップ支持面1cと反対側の面
に取り付け、このリードフレーム1を用いてQFN5を
組み立てるものである。
【0116】その際、タブ1bの周縁部のヒートスプレ
ッダ10より迫り出した箇所がタブ1bの突出部1fに
なるとともに、モールド時には、図4に示すモールド金
型6のクランプによって相対的にタブ1bが上昇(上方
に位置シフト)し、これに伴ってタブ吊りリード1eも
浮き上がる(図13(b)参照)。
【0117】この状態で図4に示すように、封止用樹脂
7の充填を行うことにより、図12(b)に示すよう
に、ヒートスプレッダ10がタブ1bの一部となって封
止部3の裏面3aに露出するとともに、タブ1bおよび
タブ吊りリード1eは封止部3内に埋設される。
【0118】したがって、タブ1bより面積の小さなヒ
ートスプレッダ10が封止部3の裏面3aに露出し、タ
ブ1bは完全に封止部3内に埋設されるため、タブ1b
すなわちヒートスプレッダ10とリード1aとのクリア
ランスを十分に確保することが可能になる。
【0119】これにより、ヒートスプレッダ10とリー
ド1aとが半田9を介して接続されることを防止でき
る。
【0120】また、図13の変形例に示すように、図1
2に示すリードフレーム1と同様に、タブ1bのチップ
支持面1cと反対側の面にヒートスプレッダ10を取り
付けてQFN5を組み立てた場合でも実施の形態2で説
明したQFN5と同様の効果を得ることができる。
【0121】すなわち、図13(a)に示すように、リ
ードフレーム1のタブ1bのチップ支持面1cと反対側
の面にヒートスプレッダ10を取り付け、このリードフ
レーム1を用いてQFN5を組み立てる。
【0122】その際、図13(b)に示すように、モー
ルド時には、モールド金型6のクランプによって相対的
にタブ1bが上昇(上方に位置シフト)し、これに伴っ
てタブ吊りリード1eも浮き上がるため、この状態で図
4(c)に示す封止用樹脂7の充填を行った際には、モ
ールド金型6の下金型6bの合わせ面6dにヒートスプ
レッダ10とタブ吊りリード1eの先端部1i付近とリ
ード1aとを密着させてモールドを行うことができると
ともに、タブ吊りリード1eの吊り部1hを前記封止用
樹脂7によって覆うことができる。
【0123】その結果、実施の形態2のQFN5と同様
に、タブ吊りリード1eの吊り部1hを封止部3内に埋
め込んだQFN5とすることができ、これによって、実
施の形態2のQFN5と同様の効果を得ることができ
る。
【0124】また、前記実施の形態1,2では、半導体
装置が、タブ露出構造のQFN5の場合を説明したが、
前記半導体装置は、樹脂封止形で、かつ小形のペリフェ
ラル形のタブ露出構造の半導体パッケージであれば、Q
FN5以外のものであってもよい。
【0125】その際、前記実施の形態1,2のQFN5
(半導体装置)では、比較的ピン数が少ない場合を説明
したが、前記半導体装置が有するピン数は、特に限定さ
れるものではない。
【0126】なお、前記実施の形態1,2においては、
リードフレーム1を準備する際に、予めタブ1cに加工
(チップ支持面1cをその反対側の面より大きくする加
工またはタブ下げ加工)が施されたリードフレーム1を
準備する場合を説明したが、前記加工が施されていない
リードフレーム1を準備し、このリードフレーム1を搬
入した後、半導体装置の製造工程に、リードフレーム1
のタブ1cへの前記加工を行う工程を含めてもよい。
【0127】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0128】(1).タブのチップ支持面の周縁部にそ
の反対側の露出面より迫り出した突出部が形成されてい
ることにより、タブにおける半導体チップの搭載領域を
確保しつつ、封止部の裏面におけるタブとリードのクリ
アランスを十分に確保することができる。これにより、
半導体装置の実装基板などへの実装時に半導体装置が位
置ずれを起こした際にもタブとリードのショートを防止
できる。
【0129】(2).前記(1)により、半導体装置の
実装性を向上できる。さらに、タブ露出構造であるた
め、放熱効果の向上を図ることができる。
【0130】(3).吊りリードの吊り部が封止部内に
埋め込まれることにより、封止部の裏面において吊りリ
ードはその先端部以外の箇所は露出しないため、吊りリ
ードとリードのクリアランスを十分に確保することがで
きる。これにより、半導体装置の実装基板などへの実装
時に半導体装置が位置ずれを起こした際にも、吊りリー
ドとリードのショートを防止できる。さらに、導電性異
物付着による吊りリードとリードのショートを防止でき
る。したがって、半導体装置の実装性を向上できる。ま
た、タブ露出構造であるため、放熱効果の向上を図るこ
とができる。
【0131】(4).封止部の裏面において吊りリード
はその先端部以外の箇所が露出しないため、実装基板の
半導体装置の吊りリードの吊り部に対応した領域に基板
側の配線を形成することが可能になる。したがって、実
装基板の配線レイアウトの自由度を増やすことができ
る。これにより、実装基板の配線長を短く、かつ、配線
を直線的に形成できるため、タブ露出構造の半導体装置
の実装基板への実装時の電気的特性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a),(b)は本発明の実施の形態1による半
導体装置(QFN)の構造の一例を示す図であり、
(a)は平面図、(b)は側面図である。
【図2】(a),(b)は図1に示す半導体装置の構造を
示す図であり、(a)は底面図、(b)は(a)のA−
A線に沿う断面図である。
【図3】図1に示す半導体装置の製造方法における組み
立て手順の一例を示す製造プロセスフロー図である。
【図4】(a),(b),(c),(d)は図1に示す半導体
装置の製造方法における主要工程に対応した組み立て状
態の一例を示す断面図である。
【図5】(a),(b)は図1に示す半導体装置の実装基
板への実装状態の構造の一例を示す断面図であり、
(a)は適正位置実装、(b)は位置ずれ実装である。
【図6】本発明の実施の形態2による半導体装置(QF
N)の構造の一例を示す断面図である。
【図7】(a),(b),(c)は図6に示す半導体装置の
構造を示す図であり、(a)は底面図、(b)は(a)
のB−B線に沿う断面図、(c)は(a)のC−C線に
沿う断面図である。
【図8】(a),(b)は図6に示す半導体装置の構造を
示す図であり、(a)は図7(a)のD部を拡大して示
す部分底面図、(b)は(a)のE−E線に沿う断面図
である。
【図9】(a),(b),(c),(d)は図6に示す半導体
装置の製造方法における主要工程に対応した組み立て状
態の一例を示す断面図である。
【図10】(a),(b)は図6に示す半導体装置の実装
基板への実装状態の構造の一例を示す断面図であり、
(a)は適正位置実装、(b)は位置ずれ実装である。
【図11】(a),(b)は図6に示す半導体装置による
実装基板の配線レイアウトの有効性の一例を示す平面図
であり、(a)は比較例の半導体装置を用いた際の実装
基板の配線レイアウト、(b)は図6に示す半導体装置
を用いた際の実装基板の配線レイアウトである。
【図12】(a),(b)は実施の形態1の半導体装置の
変形例とこれに用いられるリードフレームの構造を示す
断面図であり、(a)はリードフレーム、(b)は半導
体装置である。
【図13】(a),(b)は実施の形態2の半導体装置の
組み立て状態の変形例とこれに用いられるリードフレー
ムの構造を示す断面図であり、(a)はリードフレー
ム、(b)はモールド状態である。
【符号の説明】
1 リードフレーム 1a リード 1b タブ 1c チップ支持面 1d 露出面 1e タブ吊りリード(吊りリード) 1f 突出部 1g 被接続面 1h 吊り部 1i 先端部 2 半導体チップ 2a パッド(表面電極) 2b 主面 2c 裏面 3 封止部 3a 裏面(半導体装置実装側の面) 4 ボンディングワイヤ(接続部材) 5 QFN(半導体装置) 6 モールド金型 6a 上金型 6b 下金型 6c キャビティ 6d 合わせ面 7 封止用樹脂 8 実装基板 8a 基板側端子 8b タブ接続部 8c 配線 8d タブ吊りリード接触領域 9 半田 10 ヒートスプレッダ
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 21/56 H01L 21/56 H 23/28 23/28 A

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂封止形の半導体装置であって、 半導体チップが樹脂封止されて形成された封止部と、 前記半導体チップを支持するチップ支持面と前記封止部
    の半導体装置実装側の面に露出する露出面とを備え、前
    記チップ支持面の周縁部に前記露出面より迫り出した突
    出部が形成されたタブと、 前記タブの周囲に配置され、前記封止部の前記半導体装
    置実装側の面に露出する複数のリードと、 前記半導体チップの表面電極とこれに対応する前記リー
    ドとを接続する接続部材とを有することを特徴とする半
    導体装置。
  2. 【請求項2】 樹脂封止形の半導体装置であって、 半導体チップが樹脂封止されて形成された封止部と、 前記半導体チップを支持するチップ支持面と前記封止部
    の半導体装置実装側の面に露出する露出面とを備えたタ
    ブと、 前記タブから延在し、先端部が前記封止部の前記半導体
    装置実装側の面に向かうように形成された吊り部を備
    え、前記吊り部が前記封止部内に埋め込まれた吊りリー
    ドと、 前記タブの周囲に配置され、前記封止部の前記半導体装
    置実装側の面に露出する複数のリードと、 前記半導体チップの表面電極とこれに対応する前記リー
    ドとを接続する接続部材とを有することを特徴とする半
    導体装置。
  3. 【請求項3】 樹脂封止形の半導体装置であって、 半導体チップが樹脂封止されて形成された封止部と、 前記半導体チップを支持するチップ支持面と前記封止部
    の半導体装置実装側の面に露出する露出面とを備え、前
    記チップ支持面の周縁部に前記露出面より迫り出した突
    出部が形成されたタブと、 前記タブから延在し、先端部が前記封止部の前記半導体
    装置実装側の面に向かうように形成された吊り部を備
    え、前記吊り部が前記封止部内に埋め込まれた吊りリー
    ドと、 前記タブの周囲に配置され、前記封止部の前記半導体装
    置実装側の面に露出する複数のリードと、 前記半導体チップの表面電極とこれに対応する前記リー
    ドとを接続する接続部材とを有することを特徴とする半
    導体装置。
  4. 【請求項4】 樹脂封止形の半導体装置の製造方法であ
    って、 半導体チップを支持するチップ支持面と前記半導体チッ
    プを樹脂封止して形成される封止部の半導体装置実装側
    の面に露出する露出面とを備えたタブを有し、前記タブ
    の前記チップ支持面の周縁部に前記露出面より迫り出し
    た突出部が形成されたリードフレームを準備する工程
    と、 前記リードフレームの前記タブの前記チップ支持面と前
    記半導体チップとを接合する工程と、 前記半導体チップの表面電極とこれに対応する前記リー
    ドフレームのリードとを接続部材によって接続する工程
    と、 前記タブの前記チップ支持面の前記突出部のチップ支持
    側と反対側に封止用樹脂を回り込ませるとともに、前記
    タブの前記露出面を前記封止部の前記半導体装置実装側
    の面に露出させて前記封止部を形成して前記半導体チッ
    プを樹脂封止する工程と、 前記リードを前記リードフレームから切断分離する工程
    とを有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 樹脂封止形の半導体装置の製造方法であ
    って、 半導体チップを支持するチップ支持面が形成されたタブ
    とこれの周囲に配置された複数のリードとを有し、前記
    タブを支持する吊りリードに前記タブと前記リードとに
    段差を設ける吊り部が形成されたリードフレームを準備
    する工程と、 前記リードフレームの前記タブの前記チップ支持面と前
    記半導体チップとを接合する工程と、 前記半導体チップの表面電極とこれに対応する前記リー
    ドフレームの前記リードとを接続部材によって接続する
    工程と、 モールド金型の上金型と下金型とによって前記吊りリー
    ドおよび前記リードのそれぞれ一部をクランプして前記
    上金型または前記下金型の何れか一方の合わせ面に前記
    タブおよび前記リードを配置する工程と、 前記吊りリードの前記吊り部を封止用樹脂によって覆う
    とともに、前記タブの前記チップ支持面と反対側の露出
    面を封止部の半導体装置実装側の面に露出させて前記封
    止部を形成して前記半導体チップを樹脂封止する工程
    と、 前記リードおよび前記吊りリードを前記リードフレーム
    から切断分離する工程とを有することを特徴とする半導
    体装置の製造方法。
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