JP2001266728A - 回路しゃ断器の外部操作ハンドル装置 - Google Patents
回路しゃ断器の外部操作ハンドル装置Info
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Abstract
し位置に拘束保持してハンドルを仮ロックできるように
して取扱いの便宜性を改善する 【解決手段】配電盤等の扉面に配備して盤内の回路しゃ
断器を盤外から開閉操作する扉マウント形の外部操作ハ
ンドル装置で、ボディ5にガイド支持した回転操作式の
ハンドル4と、該ハンドルの凹所4a内に収容して出没
可能に軸支したロックレバー6と、該ロックレバーの引
出し操作に連動してハンドルをON,OFF位置に鎖錠
するロックピン9を組合せて構成し、かつロックレバー
にばね性を持たせて先端の突起6d-1を側方に突き出す
ストッパ片6dを設けるとともに、ハンドルの凹所内壁
面には前記ストッパ片の先端突起が嵌入してロックレバ
ーを没入,引出し位置に拘束保持する凹溝4b,4cを
形成し、南京錠などを掛けなくてもハンドルをON,O
FF位置に仮ロックできるようにする。
Description
どの盤内に設置した配線用回路しゃ断器など回路しゃ断
器を盤外から開閉操作するようにした扉マウント形のロ
ック機能付き外部操作ハンドル装置に関する。
き外部操作ハンドル装置の構造を図6に示す。図におい
て、1は配電盤の扉、2は盤内に設置した回路しゃ断器
(配線用しゃ断器,漏電しゃ断器など)、3が回路しゃ
断器2を盤外から開閉操作する盤マウント形の外部操作
ハンドル装置である。
操作式のハンドル4が配電盤の扉1に取付けたボディ5
にガイド支持されており、かつハンドル4の前部に形成
した凹所4aの内部には略L字形のロックレバー6が出
没可能に組み込まれている。このロックレバー6は支軸
6aを介してハンドル4に軸支されており、その一端に
は爪部6bを形成し、他端側には南京錠8を引っ掛ける
掛け穴6cを開口した上でハンドル4との間に介装した
復帰ばね(圧縮ばね)7により実線で示す没入位置(ロ
ック釈放位置)にばね付勢されている。
2のON,ないしOFF位置に回転した状態でロックレ
バー6をハンドル4の凹所4aから図示鎖線で示す位置
に引き出すと支軸6aを支点に時計方向に回転し、爪部
6bがボディ5の内周上に形成した係止溝5aに嵌まり
込んでハンドル4がこの位置から回らないように鎖錠す
る。また、ロックレバー6を引出した位置で穴6cに南
京錠8を掛けるか、あるいは簡易的なロックの場合には
簡易ロック部材であるクリップなどの治具を掛けること
により、ロックレバー6は引出し位置に拘束保持され
る。これにより、安全管理面でハンドルの不用意な操作
ミスを防ぐことができる。
ック機能付き外部操作ハンドル装置の従来構造では、ロ
ックレバーの操作,取扱い面で次に記すような不具合が
ある。すなわち、ロックレバー6は復帰ばね7で没入位
置に戻るようにばね付勢されており、ハンドル4からロ
ックレバー6を引出しても、南京錠8,クリップなどの
治具を引っ掛けて引出し位置に拘束保持しない限りは、
ロックレバー6から手を放すと没入位置に自動復帰して
しまう。このために、南京錠8などの治具を使わずにロ
ックレバー6を引出し位置に保持してハンドル4を仮ロ
ックできるようにするユーザーの要求に対して、従来構
造のままでは対応できない。
り、その目的は前記課題を解決し、南京錠などの治具を
使わないでもロックレバーを引出し位置に保持してハン
ドルをON,OFF位置に仮ロックできるようにした取
扱性に便宜な回路しゃ断器の外部操作ハンドル装置を提
供することにある。
に、本発明によれば、配電盤などの盤扉に取付けたボデ
ィにガイド支持した回転式のハンドルと、該ハンドルに
形成した凹所に収容して出没可能に軸支したロックレバ
ーと、該ロックレバーの引出しに連動してハンドルをO
N,ないしOFF位置に鎖錠するロックピンとの組合せ
からなりるロック機能付き外部ハンドル装置において、
前記ロックレバーにばね性を持たせて先端の突起を側方
に突き出すようにしたストッパ片を設けるとともに、ハ
ンドルの凹所内壁面には前記ストッパ片の先端突起が嵌
入してロックレバーを没入,および引出し位置に拘束保
持する凹溝を形成した構成とする(請求項1)ものと
し、具体的にはロックレバーはその周縁にカム面を形成
した略半月形状となし、ロックピンは前記カム面にピン
の一端を押し当ててピン先端をボディ側に形成したピン
係止穴へ向けて出没するよう復帰ばねと組合せてハンド
ルの内部にガイド支持し、ロックレバーの引出し操作に
連動してロックピンをピン係止穴に係止させるよう構成
する(請求項2)。
置(ハンドルのロック釈放),および引出位置(ハンド
ルのロック)では、ロックレバーに形成したストッパ片
の先端突起がハンドル側に形成した凹溝に嵌入してその
位置から簡単にずれ動かないように拘束保持される。こ
れにより、南京錠などの治具を使わないでも必要時にロ
ックレバーを引出し位置に仮保持してハンドルを回らな
いようにロックすることができる。
周縁に形成したカム面に押し当ててハンドルにガイド支
持したことにより、ロックピンの復帰ばねに押し戻され
ることなしにロックレバーを引出し位置に保持すること
ができ、かつロックピンも円滑に作動させることができ
る。
〜図5に示す実施例に基づいて説明する。なお、実施例
の図中で図6に対応する部材には同じ符号が付してあ
る。図示実施例の構成では、ボディ5にガイド支持され
た回転操作式のハンドル4に対し、その前部に形成した
凹所4aの内部には周縁にカム面を形成した略半月状に
なるロックレバー6が支軸6aを介して組み込まれてお
り、ハンドル4の後部にはロックレバー6の引出し操作
に連動して作動するロックピン9が復帰ばね9aと組合
せて組み込まれている。また、ボディ5の後面側にロッ
ク板5bを配備し、このロック板5bには前記ロックピ
ン9の先端に対向してハンドル4のON,OFF位置に
対応するピン係止穴5cが形成されている。なお、10
はハンドル4と回路しゃ断器(図6参照)との間を連結
する軸である。
(b) に示す。すなわち、ロックレバー6はその外形が略
半月状になる樹脂成形品で、左右に突き出した支軸6
a,南京錠の掛け止め穴6cに加えて、レバー側壁には
ばね性を持たせてその先端の突起6d-1が側方に突き出
すようにしたストッパ片6dが一体成形されており、さ
らに半月状の周縁にカム面6eを形成した構造になる。
ようにその前部に底面が円弧状を呈した凹所4aが形成
され、この凹所内の側壁面には前記ロックレバー6の支
軸6aが嵌合する軸受穴4d、およびストッパ片6dの
突起6d-1が嵌入する凹溝4b,4cが左右二箇所に振
り分けて形成してあり、さらに前記凹所4aの底面に連
ねてハンドル後部の偏芯位置にロックピン9(図1参
照)の挿入穴4eが形成された構造になる。なお、凹所
4aはその一端(図の右端側)を開放して凹所内に挿入
したロックレバー6の端部を突き出すようにし、ロック
レバーに指先を掛けて引出し操作できるようにしてい
る。
3の組立状態で、ロックレバー6を図示実線で示す没入
位置に押し込んでハンドル4の凹所4a内に引っ込める
と、ロックピン9が復帰ばね(圧縮ばね)9aのばね付
勢を受けてハンドル4の内方に後退する。したがって、
この状態ではハンドル4をON,OFF位置に自由に回
すことが可能である。また、この没入位置ではロックレ
バー6に形成したストッパ片6dの突起6d-1がハンド
ル側の凹溝4bに嵌入して食い込み、ロックレバー6を
この没入位置から簡単に抜け出ないように拘束保持す
る。
置で、ロックレバー6を図1(b) の実線位置から鎖線で
表す引出し位置に揺動操作すると、ロックピン9がロッ
クレバー6のカム面6eに押されてピン先端がハンドル
4の背後に突き出してロック板5bのピン係止穴5cに
係止される。したがって、ハンドル4はこの位置から回
せないようにロックされる。また、この状態ではロック
片6dの先端突起6d-1がハンドル側の凹溝4cに嵌入
してロックピン9から加わる復帰ばね9aのばね力を受
け止めるので、ロックレバー6がこの位置に拘束保持さ
れる。
作して後にレバーから手を離しても、従来構造のように
ロックレバー6が没入位置に自動復帰することがなく、
この状態で図2で示すように南京錠8を掛けて鎖錠すれ
ば、ハンドル4がこの位置に完全ロックされる。また、
図3で示すように南京錠を掛けずに放置しても、ハンド
ル4を仮ロック状態に保持することができるので、簡易
ロック部材などの別部品を用いなくても簡易的なハンド
ルロックが可能となる。
電盤などの盤扉に取付けたボディにガイド支持した回転
式のハンドルと、該ハンドルに形成した凹所に収容して
出没可能に軸支したロックレバーと、該ロックレバーの
引出しに連動してハンドルをON,ないしOFF位置に
鎖錠するロックピンとの組合せからなりるロック機能付
き外部ハンドル装置において、前記ロックレバーにばね
性を持たせて先端の突起が側方に突き出すようにしたス
トッパ片を設けるとともに、ハンドルの凹所内壁面には
前記ストッパ片の先端突起が嵌入してロックレバーを没
入,および引出し位置に拘束保持する凹溝を形成したこ
とにより、ロックレバーを没入位置(ハンドルのロック
釈放),および引出位置(ハンドルのロック)には、ロ
ックレバーに形成したストッパ片の先端突起がハンドル
側に形成した凹溝に嵌入してロックレバーをその位置に
保持することができる。したがって、南京錠などの治具
を使わないでも必要時にロックレバーを引出し位置に仮
保持してハンドルを回らないようにロックすることがで
きる。
ロックレバーを引出し位置に保持してハンドルを仮ロッ
クできるようにするユーザーの要求にも対応が可能で取
扱性に便宜な外部操作ハンドル装置を提供することがで
きる。
構成図であり、(a) は正面図、(b) は(a) 図の矢視X−
X断面図
して南京錠を掛けたハンドルロックの状態を表す図
ルの仮ロック状態を表す図
(a) は正面図、(b) は側面図
正面図、(b) は(a) 図の矢視Y−Y断面図
Claims (2)
- 【請求項1】盤の扉面に配備して盤内に設置した回路し
ゃ断器を盤外から開閉操作する扉マウント形の外部操作
ハンドル装置であって、盤扉に取付けたボディにガイド
支持した回転操作式のハンドルと、該ハンドルの前部に
形成した凹所内に収容して出没可能に軸支したロックレ
バーと、該ロックレバーの引出し操作に連動してハンド
ルをON,ないしOFF位置に鎖錠するロックピンとの
組合せからなり、かつロックレバーにばね性を持たせて
先端の突起を側方に突き出すストッパ片を設けるととも
に、ハンドルの凹所内壁面には前記ストッパ片の先端突
起が嵌入してロックレバーを没入,および引出し位置に
拘束保持する凹溝を形成したことを特徴とする回路しゃ
断器の外部操作ハンドル装置。 - 【請求項2】請求項1記載の外部操作ハンドル装置にお
いて、ロックレバーはその周縁にカム面を形成した略半
月形状であり、ロックピンは前記カム面にピンの一端を
押し当ててピン先端をボディ側に形成したピン係止穴へ
向けて出没するよう復帰ばねと組合せてハンドルの内部
にガイド支持し、ロックレバーの引出し操作に連動して
ロックピンをピン係止穴に係止させるようにしたことを
特徴とする回路しゃ断器の外部操作ハンドル装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000082399A JP3985421B2 (ja) | 2000-03-23 | 2000-03-23 | 回路しゃ断器の外部操作ハンドル装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2000082399A JP3985421B2 (ja) | 2000-03-23 | 2000-03-23 | 回路しゃ断器の外部操作ハンドル装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001266728A true JP2001266728A (ja) | 2001-09-28 |
JP3985421B2 JP3985421B2 (ja) | 2007-10-03 |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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Country Status (1)
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JP (1) | JP3985421B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100504560B1 (ko) * | 2002-02-19 | 2005-08-03 | 엘에스산전 주식회사 | 배전반의 비상용 차단기 트립장치 |
CN100466138C (zh) * | 2003-07-03 | 2009-03-04 | 富士电机机器制御株式会社 | 电路断路器的外部操作手柄装置 |
JP2009187869A (ja) * | 2008-02-08 | 2009-08-20 | Chichibu Fuji Co Ltd | 非常停止用押ボタンスイッチ |
-
2000
- 2000-03-23 JP JP2000082399A patent/JP3985421B2/ja not_active Expired - Fee Related
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CN100466138C (zh) * | 2003-07-03 | 2009-03-04 | 富士电机机器制御株式会社 | 电路断路器的外部操作手柄装置 |
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