JP2001265881A - メッセージ送信装置およびメッセージ送受信システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 病院などに入院する患者と外部の者とのコミ
ュニケーションを活発にさせることができるメッセージ
送受信システムを提供する。 【解決手段】 病院などの施設において入院患者の一人
一人にＷｅｂ端末２００を付与し、インターネットに接
続できる環境を作る。インターネットユーザのパーソナ
ルコンピュータ１００に入院患者に関する情報を表示さ
せ、インターネットユーザにお見舞いのメールを送信し
たい患者を特定させ、メールの配信を行なう。このよう
にしてインターネットユーザと入院患者との間でコミュ
ニケーションが図られる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明はメッセージ送信装
置およびメッセージ送受信システムに関し、とくに病
院、老人ホーム、ホテルなどに滞在する人に対して容易
にメッセージの送信などを行なうことができるメッセー
ジ送信装置およびメッセージ送受信システムに関する。

【０００２】

【従来の技術】病院や老人ホームなどの施設に滞在する
人は、外出などに制限を課せられることが多い。また、
その家族や友人などの外部の者が見舞いのために病院な
どを訪れることのできる時間帯は限られていることが多
い。さらに、電話などを用いて患者と外部の者との間で
連絡を取り合うことも可能であるが、患者に直通の電話
が与えられることは希である。

【０００３】以上のような理由により、病院に入院する
患者の外部の人間とのコミニュケーションが阻害される
ことが多く発生している。このようなコミニュケーショ
ンの阻害は、患者などに対するストレスを増加させるこ
とに繋がっている。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】この発明はかかる問題
点を解決するためになされたものであり、病院などの自
宅を離れて一時的に滞在する施設に滞在する人と外部の
者とのコミニュケーションを活発にさせることができる
メッセージ送信装置およびメッセージ送受信システムを
提供することを目的としている。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
この発明のある局面に従うと、メッセージ送信装置は、
自宅を離れて一時的に滞在する施設に滞在する人に関す
る情報を表示する表示手段と、ユーザの指示に基づい
て、一時的に滞在する施設に滞在する人に対して電子的
にメッセージを送信する送信手段とを備える。

【０００６】好ましくは表示手段は、特定のグループに
属する人のみに表示を行なう。好ましくは一時的に滞在
する施設は、病院その他の医療機関である。

【０００７】好ましくは表示手段は、アクセスする人の
嗜好に合せた広告をも表示する。好ましくはメッセージ
送信装置は、メッセージを送信することで、送信した者
に対するポイントを加算させる。

【０００８】好ましくは表示手段は、ユーザからの指示
に基づいて滞在する人に関する情報をデータベースから
検索する検索手段を含み、検索された情報を表示する。

【０００９】好ましくはメッセージ送信装置は、メッセ
ージに広告を付加する手段をさらに備える。

【００１０】この発明の他の局面に従うと、メッセージ
送受信システムは、上述のいずれかに記載のメッセージ
送信装置と、メッセージ送信装置からメッセージを受信
する受信装置とからなり、受信装置は、複数の文章の中
から少なくとも一つを選択させる選択手段と、選択され
た文章を含むメッセージをメッセージ送信装置へ返信す
る返信手段とを備える。

【００１１】好ましくはメッセージ送受信システムは、
返信手段により返信が行なわれるときに広告を表示する
手段をさらに備える。

【００１２】

【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態の１つにおけるメッセージ送受信システムにつ
いて説明する。

【００１３】図１は、本実施の形態におけるメッセージ
送受信システムの構成を示す図である。

【００１４】図を参照して、メッセージ送受信システム
は、インターネットユーザと、病院と、メール配信会社
とから構成されている。インターネットユーザの側には
パーソナルコンピュータ（ＰＣ）１００が備えられてい
る。病院には、入院患者などがインターネットに接続し
たりテレビを見たりするためのＷｅｂ端末２００および
医者や看護婦などにより用いられるパーソナルコンピュ
ータ２０２が備えられている。メール配信会社には、Ｗ
ｅｂサーバ３００と、メールサーバ３０２と、データベ
ースサーバ３０４とが備えられている。

【００１５】これらのパーソナルコンピュータやＷｅｂ
端末やサーバなどはインターネットなどの通信網により
接続されている。また、ユーザは携帯電話４００により
インターネットに接続し、Ｗｅｂ端末やサーバにアクセ
スすることができる。

【００１６】なお、病院内においては入院患者の１人に
１台Ｗｅｂ端末２００を貸与することが望ましい。ま
た、パーソナルコンピュータ２０２は医師や看護婦など
により用いられるが、患者がパーソナルコンピュータ２
０２を操作できるようにしてもよい。

【００１７】Ｗｅｂ端末２００は、テレビ画面を表示し
たり、ＤＶＤやビデオによる画面を表示したり、ホーム
ページなどの画面を表示することができる。

【００１８】図２は、Ｗｅｂサーバ３００と携帯電話４
００とインターネットユーザのパーソナルコンピュータ
１００との間の関係を説明するための図である。

【００１９】メール配信会社のＷｅｂサーバ３００に
は、ＨＴＭＬ言語で書かれたスケジュール、キャビネッ
ト、掲示板などのデータが登録されている。インターネ
ットユーザなどはパーソナルコンピュータ１００や携帯
電話４００によりこれらのデータをダウンロードし、パ
ーソナルコンピュータ１００や携帯電話４００の画面に
適宜表示させることができる。

【００２０】また、インターネットユーザなどはメール
配信会社のメールサーバ３０２へメールをアップロード
させることが可能である。メールの種類には、記念日メ
ールとお見舞いメールとが含まれる。

【００２１】ここで記念日メールとは、インターネット
ユーザが登録した記念日やカレンダー上の特定の日（た
とえばクリスマス（１２月２５日）やバレンタインデー
（２月１４日）など）に配信が行なわれるメールであ
る。このような記念日や特定の日の数日前からユーザが
メッセージをメールサーバ３０２へアップロードしてお
くと、メールサーバ３０２はその記念日や特定の日に相
手先へメッセージを配信する。

【００２２】一方、お見舞いメールとは、病院の入院患
者のＷｅｂ端末２００やパーソナルコンピュータ２０２
へお見舞いのためのメッセージを送信するためのメール
である。

【００２３】図３は、本実施の形態におけるメッセージ
送受信システムでのメッセージの流れを説明するための
図である。

【００２４】病院における入院患者はＷｅｂ端末２００
を介して、医師、看護婦、他の患者、家族や親族などま
たは全くの他人とメッセージのやり取りをすることがで
きる。

【００２５】また、入院患者は病気が治癒することによ
り病院外のインターネットユーザとなることができ、逆
にインターネットユーザなどは病気をすることで入院患
者になる。本システムにおいてはこれらの相互に入れ替
わる可能性のある病院内の人間と外部の人間との間のコ
ミュニケーションを促進させることが可能である。

【００２６】すなわち、医師は病院のパーソナルコンピ
ュータ２０２を介して患者との間でコミュニケーション
を図ることができる。また患者同士の間ではＷｅｂ端末
２００を介してコミュニケーションを図ることができ
る。家族や親族などは、インターネットユーザのパーソ
ナルコンピュータ１００や携帯電話４００を介して入院
患者との間でコミュニケーションをとることができる。
また、全くの他人もパーソナルコンピュータ１００や携
帯電話４００を用いることにより、入院患者との間でコ
ミュニケーションを図ることができる。たとえば、教育
現場（学校など）と入院患者とを結ぶことで、見知らぬ
小学生から入院患者へメールを配信するようなことも可
能である。

【００２７】次に、インターネットユーザのパーソナル
コンピュータ１００、病院のパーソナルコンピュータ２
０２または携帯電話４００に表示される画面について説
明する。

【００２８】本実施の形態におけるメッセージ送受信シ
ステムを用いるためにはユーザ登録が必要である。その
ため、インターネットユーザなどがＷｅｂサーバ３００
に初めてアクセスすると、図４に示されるユーザ登録画
面が表示される。

【００２９】この画面においてユーザは、ユーザＩＤ
と、パスワードと、氏名と、年齢と、性別と、好きな曲
と、好きな映画とを入力する。入力されたデータは、Ｗ
ｅｂサーバ３００へ送られ、ユーザごとに蓄積される。

【００３０】ユーザ登録がひとたび行なわれると、次回
からは図５に示されるユーザ認証画面が表示される。こ
の画面においてユーザはユーザＩＤとパスワードとを入
力する。入力されたユーザＩＤとパスワードが有効であ
れば、図６に示される画面が表示される。

【００３１】図６に示される画面は、バナー広告４０１
と、クリック部４０３と、表示部４０５とを含んでい
る。

【００３２】図４のユーザ登録画面においてユーザが好
きな曲、好きな映画などを入力しており、この情報がＷ
ｅｂサーバ３００に蓄積されている。この蓄積された情
報を利用し、バナー広告４０１としてアクセスする人の
嗜好に合わせた内容の広告を行なうと、効率的な広告を
行なうことが可能となる。

【００３３】クリック部４０３には、「スケジュー
ル」、「掲示板」、「キャビネット」、「アルバム」、
「メール」および「お見舞いメール」の部分が設けられ
ており、ユーザがいずれかの部分をクリックすることで
表示部４０５にそれに対応した内容が表示される。

【００３４】また、表示部４０５には入院患者（病院に
一時的に滞在する人）に関する情報（たとえば入院患者
の氏名、病名、入院期間など）が併せて表示される。こ
れを見ることで、ユーザはその入院患者に関する情報を
知ることができ、またお見舞いメールを送信することが
できる。

【００３５】すなわち、ユーザがクリック部４０３の
「お見舞いメール」の部分をクリックすると、図７に示
される画面が表示される。ここでユーザは図６の表示部
４０５に表示された入院患者の番号（相手ＮＯ．）と、
送信したいメッセージとを入力する。

【００３６】そして、「送信」の部分をユーザがクリッ
クすることにより、メールサーバ３０２を介してその入
院患者のＷｅｂ端末２００にお見舞いメールが配信され
る。

【００３７】また、図７に示されるように、画面には
「お見舞いギフト」の欄と、バナー広告とが表示され
る。「お見舞いギフト」の欄をユーザがクリックする
と、図８に示される画面が表示される。

【００３８】図８においては、お見舞いギフト商品（た
とえば花など）の画像と、その説明と、その価格とが併
せて表示されている。ユーザは入院患者に贈りたいギフ
トを選択し、その部分をクリックすることで、メール配
信会社にその情報が送信される。

【００３９】メール配信会社の社員は、選択されたお見
舞いギフト商品の手配を行ない、指定されている入院患
者へお見舞いギフト商品の配送を行なう。なお、お見舞
いギフトの料金の清算にはクレジットカードなどを用い
ることができる。

【００４０】次に、入院患者のＷｅｂ端末２００に表示
される画面について説明する。入院患者がＷｅｂ端末２
００を用いてメールサーバ３０２にアクセスすると、図
９に示される画面がＷｅｂ端末２００に表示される。こ
の画面においてユーザはユーザＩＤとパスワードとを入
力する。また、この画面においても入院患者の嗜好に応
じたバナー広告が表示される。

【００４１】ユーザＩＤとパスワードとが正当なもので
あれば、そのユーザに対して送られてきているお見舞い
メールのリストが図１０に示されるように表示される。

【００４２】この画面においては、お見舞いメールに付
されたメールの題名、送信者名、送信時刻が表示され
る。リストからユーザが見たいものを選択すると、図１
１に示されるようにお見舞いメールの本文が表示され
る。また、このお見舞いメールの本文にはメール配信会
社によりその入院患者の嗜好に合わせた広告（テキスト
文書）が付与されている。

【００４３】図１１の画面において入院患者が「メール
返信」の部分をクリックすると、図１２に示されるメー
ル返信画面がＷｅｂ端末２００に表示される。この画面
においてユーザは複数の文章の中から少なくとも１つの
文章を選択することができる。たとえばこの例において
は、ユーザは前文（メールの書出しの文）と後文（メー
ルの締めくくりの文）とのそれぞれにおいて、複数の定
型文章から所望のものを選ぶことができる。これによ
り、患者のメール文章の入力に対する労力を軽減させる
ことができる。なお、ここで返信するメールに広告を付
与するようにしてもよい。

【００４４】なお、ある特定のグループ（家族、親族、
友人、知人、同窓会、サークル、会社などの社団、町内
会など）に属する者でパスワードを共有し、特定のグル
ープに属する者のみに図６に示される画面を表示する
と、このような特定のグループ内のプライバシーを守る
ことができ、またグループの結びつきを強めることがで
き、好都合である。このような場合、図６の表示部４０
５にはそのグループに属する入院患者の情報を表示させ
るとよい。

【００４５】また、本実施の形態においては病院の入院
患者との間でメッセージのやり取りを行なうシステムを
例に挙げて説明したが、自宅を離れて一時的に滞在する
施設（ホテル、林間学校、老人ホームなど）に滞在する
人に対して電子的にメッセージを送信するシステムにも
本発明を適用することができる。

【００４６】さらに、メールサーバで各人がお見舞いメ
ールを送った回数やメールのファイルサイズなどに応じ
てポイントを加算し、ポイントに応じてメール配信会社
からプレゼントを贈るサービスを行なうこともできる。

【００４７】また、全国の病院の入院患者の情報をデー
タベースサーバ３０４に格納し、インターネットユーザ
からの指示に基づいて入院患者の情報を検索し、検索さ
れた情報をユーザに対して表示するようにしてもよい。
このようにすると、インターネットユーザは、全くの他
人である入院患者にお見舞いメールを送信することがで
きる。このときにもインターネットユーザごとにお見舞
いメールを送った回数に応じてポイントを記録するよう
にすると、インターネットユーザがお見舞いメールを送
るインセンティブにもなるため好都合である。

【００４８】すなわち、図１３（Ａ）に示す画面をイン
ターネットユーザのパーソナルコンピュータに表示さ
せ、お見舞いメールを送る特定の相手がいる場合にはそ
の相手のＩＤを入力させ、相手がいない場合には「相手
がいない」の部分をチェックさせるようにしてもよい。

【００４９】図１３（Ａ）の画面で「相手がいない」の
部分が選択されている場合には、図１３（Ｂ）に示され
るようにお見舞いの相手を検索する画面が表示される。

【００５０】この画面においてユーザはお見舞いをする
相手の地域、性別および年齢を入力する。ユーザが入力
後に「検索」の部分をクリックすると、図１３（Ｃ）に
示されるようにその検索結果が表示される。すなわち、
データベースサーバ３０４に格納された入院患者の情報
のうち検索条件に合致するものが順次表示される。表示
する情報としては入院患者の名前、性別、年齢、入院場
所および入院患者からのメッセージが考えられる。

【００５１】インターネットユーザがお見舞いメールを
送信したい入院患者に対応して設けられた「送信」の部
分をクリックすることにより、図１２に示される画面が
表示され、その入院患者のＷｅｂ端末２００にお見舞い
メールが送信される。

【００５２】なお、Ｗｅｂ端末２００において図１４に
示される画面を表示するようにしてもよい。

【００５３】図１４を参照して、画面にはバナー広告
と、メニューと、テレビ画面（またはＤＶＤやビデオの
画面、ホームページなど）とを表示させ、入院患者がテ
レビなどを見ている場合において、お見舞いメールが受
信されたときにメニューの「お見舞いメール」の欄を点
滅させて知らせるようにすると好都合である。

【００５４】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本発明の実施の形態の１つにおけるメッセー
ジ送受信システムの構成を示す図である。

【図２】 Ｗｅｂサーバ３００と携帯電話４００とパー
ソナルコンピュータ１００との間の関係を説明するため
の図である。

【図３】 メッセージ送受信システムにおけるメッセー
ジの流れを説明するための図である。

【図４】 インターネットユーザのユーザ登録画面を示
す図である。

【図５】 インターネットユーザのユーザ認証画面を示
す図である。

【図６】 インターネットユーザのパーソナルコンピュ
ータ１００に表示される基本画面を示す図である。

【図７】 インターネットユーザがお見舞いメールを送
るときに表示される画面を示す図である。

【図８】 インターネットユーザがお見舞いギフトを選
択する画面を示す図である。

【図９】 入院患者のＷｅｂ端末２００に表示されるユ
ーザ認証画面を示す図である。

【図１０】 Ｗｅｂ端末２００に表示されるお見舞いメ
ール受信画面を示す図である。

【図１１】 お見舞いメールの本文が表示された画面を
示す図である。

【図１２】 入院患者の返信メール作成画面を示す図で
ある。

【図１３】 お見舞いメールを送信する入院患者の検索
画面を示す図である。

【図１４】 Ｗｅｂ端末２００における画面の表示例を
示す図である。

【符号の説明】

１００ インターネットユーザのパーソナルコンピュー
タ、２００ 入院患者のＷｅｂ端末、２０２ 医師や看
護婦のパーソナルコンピュータ、３００ Ｗｅｂサー
バ、３０２ メールサーバ、３０４ データベースサー
バ、４００ 携帯電話。

Claims (9)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 自宅を離れて一時的に滞在する施設に滞
   在する人に関する情報を表示する表示手段と、 ユーザの指示に基づいて、前記一時的に滞在する施設に
   滞在する人に対して電子的にメッセージを送信する送信
   手段とを備えた、メッセージ送信装置。
2. 【請求項２】 前記表示手段は特定のグループに属する
   人のみに表示を行なう、請求項１に記載のメッセージ送
   信装置。
3. 【請求項３】 前記一時的に滞在する施設は病院その他
   の医療機関である、請求項１または２に記載のメッセー
   ジ送信装置。
4. 【請求項４】 前記表示手段はアクセスする人の嗜好に
   合せた広告をも表示する、請求項１〜３のいずれかに記
   載のメッセージ送信装置。
5. 【請求項５】 前記メッセージを送信することで、送信
   した者に対するポイントを加算させる、請求項１〜４の
   いずれかに記載のメッセージ送信装置。
6. 【請求項６】 前記表示手段は、ユーザからの指示に基
   づいて前記滞在する人に関する情報をデータベースから
   検索する検索手段を含み、検索された情報を表示する、
   請求項１〜５のいずれかに記載のメッセージ送信装置。
7. 【請求項７】 前記メッセージに広告を付加する手段を
   さらに備えた、請求項１〜６のいずれかに記載のメッセ
   ージ送信装置。
8. 【請求項８】 請求項１〜７のいずれかに記載のメッセ
   ージ送信装置と、 前記メッセージ送信装置からメッセージを受信する受信
   装置とからなり、 前記受信装置は、複数の文章の中から少なくとも一つを
   選択させる選択手段と、前記選択された文章を含むメッ
   セージを前記メッセージ送信装置へ返信する返信手段と
   を備える、メッセージ送受信システム。
9. 【請求項９】 前記返信手段により返信が行なわれると
   きに広告を表示する手段をさらに備えた、請求項８に記
   載のメッセージ送受信システム。