JP7372671B2 - メッセージ通知システム - Google Patents

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本発明は、送信者からのメッセージを受信者に伝送するメッセージ通知システムに関する。
幼稚園・保育園・認定こども園などの子育て支援施設に向けたクラウドサービスの一例として、本願出願人は以前、特許文献1に示す子育て支援システムを提案している。当該システムでは、予め施設の利用者である園児の保護者が、園児自身を特徴付ける名簿情報を、保護者の保有する携帯端末やPC(パーソナルコンピュータ)などの端末から入力することで、インターネット網に接続するクラウドサーバに名簿情報が記憶登録され、この登録情報を基に、例えば園児の誕生日に合わせて、施設の従事者が保有する別な端末にメッセージが通知されるようになっている。
特開2011-145864号公報
図6は、従来の子育て支援システム100における問題点を、システム100の概略構成と合わせて示したものである。同図において、子育て支援システム100は、センター装置に相当するクラウドサーバ10と、このクラウドサーバ10に対して、何れもインターネット網などの通信手段12を介してアクセスが可能な携帯端末14や、PC16,18などを備えて全体が構成される。この中で、携帯端末14やPC16は、主に幼稚園や保育園に通園する園児の保護者が保有する送信者(保護者)側の端末であり、別なPC18は、幼稚園・保育園・認定こども園などの子育て支援施設に設置される受信者(施設従事者)側の端末である。
クラウドサーバ10は、アプリケーションプログラムを保有する記録媒体22と、このアプリケーションプログラムを読み取ることで、子育て支援システム100の各部動作を制御するサーバ制御手段24と、を備えて構成される。記憶媒体22には、アプリケーションプログラムの他に、子育て支援施設に通園する全ての園児を個々に特徴付ける名簿情報が予め記憶登録される。個々の名簿情報には、園児別に割り当てられた認証IDとパスワードとの組み合わせによるアカウント情報が含まれている。
そしてサーバ制御手段24は、保護者側の携帯端末14やPC16に備えた表示部26に、子育て支援システム100のログイン画面を表示させた状態で、同じ携帯端末14やPC16の操作部28から認証IDとパスワードが操作入力されると、その携帯端末14やPC16から受信した認証IDとパスワードに一致するアカウント情報を含んだ特定の名簿情報が、記憶媒体22に記憶される全ての名簿情報の中に存在するか否かを判断する。特定の名簿情報が存在しなければ、サーバ制御手段24は引き続きログイン画面を表示部26に表示させて、正しい認証IDとパスワードの入力を促す一方で、特定の名簿情報が存在すれば、サーバ制御手段24はログイン画面に代わるログイン後の例えばメッセージ入力画面を表示部26に表示させ、携帯端末14やPC16から子育て支援システム100への実質的なアクセスを可能にする。このときサーバ制御手段24は、携帯端末14やPC16から認証IDとパスワードだけでなく、送信元である携帯端末14やPC16を特定する識別情報(例えば、IPアドレスやMACアドレスなど)も受信するので、受信した識別情報と記憶媒体22から抽出した特定の名簿情報を関連付け、これを子育て支援システム100にアクセスした送信者の個人情報として記憶媒体22に記憶登録する。
携帯端末14やPC16の表示部26にメッセージ入力画面が表示された状態で、その携帯端末14やPC16の操作部26への操作入力により、施設従事者側のPC18に宛てたメッセージが、前述の識別情報と共にクラウドサーバ10に送り出されると、サーバ制御手段24は受信した識別情報を含む個人情報を記憶倍端22の中から抽出し、これをメッセージと関連付けて送信先のPC18に送出する。その結果、施設側の従事者となる例えば園の先生は、保護者側からのメッセージだけでなく、そのメッセージがどの園児の保護者から送られたものなのかを特定する個人情報を、PC18の表示部30の画面上でそれぞれ閲覧することができる。
しかし、こうした子育て支援システム100の構成では、保護者側からメッセージを送り出す毎に、そのメッセージの送信元に関連付けられた個人情報がクラウドサーバ10により特定され、施設側の先生に伝えられてしまう。そのため保護者側からすれば、本来は施設側に送るメッセージの個人情報を特定されたくないので、本音で意見を出しづらくなり、建前の意見しか出せなくなってしまう。また施設側である園の先生からすれば、保護者からのメッセージで本音を聞いたつもりになってしまい、保護者への的外れなフィードバックや取り組み内容がなされる懸念があった。
本発明は上記の課題を解決するもので、その目的は、メッセージが個人特定されるのを防いで、送信者が安心してメッセージで意見を出すことが可能なメッセージ通知システムを提供することにある。
本願出願人は、上記目的を達成するために、新規なメッセージ通知システムを発明した。
すなわち本発明は、送信者を個々に特徴付ける名簿情報を記憶保存する記憶手段と、送信者側端末からのメッセージを、前記送信者側端末を特定する識別情報と共に受信する受信制御手段と、前記識別情報から前記メッセージの送信者が特定されないように、前記受信制御手段により受信した前記識別情報と前記記憶手段から抽出した特定の名簿情報との関連付けを禁止するメッセージ匿名化手段と、前記メッセージ匿名化手段により匿名化された前記メッセージを、送信先の受信者側端末に送り出す送信制御手段と、を備えたメッセージ通知システムである。
また、本発明のメッセージ通知システムは、前記受信制御手段により複数の前記送信者側端末から前記識別情報と前記メッセージを受信する毎に、前記メッセージ匿名化手段で匿名化された前記メッセージを前記記憶手段に記憶格納させ、前記受信者側端末からの問い合わせを受けて、前記記憶手段に記憶する匿名化された前記メッセージを読み出し、前記受信者側端末で閲覧可能にするメッセージ閲覧制御手段をさらに備えたことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、受信制御手段により受信した識別情報と記憶手段から抽出した特定の名簿情報との関連付けを禁止して、送信制御手段により受信者側端末に送り出されるメッセージを匿名化することで、メッセージが個人特定されるのを防いで、送信者が安心してメッセージで意見を出すことが可能なメッセージ通知システムを提供できる。
請求項2の発明によれば、記憶手段が恰も送信者からの本音の意見や要望の投稿箱として機能し、受信者側端末からメッセージ閲覧制御手段への問い合わせにより、様々な送信者からの匿名化された意見や要望となるメッセージを、記憶手段から何時でも読み出して、受信者側端末に閲覧させることが可能なメッセージ通知システムを提供できる。
本発明の一実施形態のメッセージ通知システムを含む子育て支援システムの概略構成と、その導入効果を示した説明図である。 同、子育て支援システムの電気的構成を示すブロック図である。 従来のメッセージ通知の手順を示すフローチャートである。 本実施形態におけるメッセージ通知の手順を示すフローチャートである。 本実施形態におけるメッセージ通知の別な手順を示すフローチャートである。 従来の子育て支援システムの概略構成と、その問題点を示した説明図である。
以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照して説明する。以下に説明する実施形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を限定するものではない。また、以下に説明される構成の全てが、本発明の必須要件であるとは限らない。
図1および図2は、本発明の好ましい一実施形態のメッセージ通知システムを示している。先ず、図1に基づいて、本実施形態のメッセージ通知システム200が組み込まれる子育て支援システム300の全体概要を説明する。
子育て支援システム300のハードウェア構成は、従来例で示したものと概ね一致する。すなわち子育て支援システム300は、センター装置に相当するクラウドサーバ10と、このクラウドサーバ10に対して、何れもインターネット網などの通信手段12を介してアクセスが可能な携帯端末14や、PC16,18などを備えて全体が構成される。
送信者(保護者)側端末に相当する携帯端末14やPC16は、演算処理部,記憶部,入出力部などを内蔵する本体32に、保護者からの操作入力を可能にする操作部26と、液晶ディスプレイ(LCD)や有機ELディスプレイなどの画面表示を可能にする表示部28とを電気的に接続して構成される。操作部26は、携帯端末14やPC16を保有する保護者が手動で操作可能なあらゆる操作体を含む。これは例えば、スマートフォンのような携帯端末14であれば、一乃至複数の押動式の操作体(ボタン、キー)であってもよいし、表示部28の表面に設けられた透明なタッチ式の操作体(タッチパネル)であってもよい。また、ノートパソコンのようなPC16であれば、キーボードやマウスなどの操作体であってもよい。表示部28は、保護者が画面を視認できるあらゆる表示器を含む。
受信者(施設従事者)側端末に相当するPC18は、演算処理部,記憶部,入出力部などを内蔵する本体36に、前述した画面表示を可能にする表示部30と、操作部に相当するキーボード38やマウス40とを電気的に接続して構成される。ここでも操作部は、キーボード38やマウス40に限らず、施設従事者が手動で操作可能なあらゆる操作体を含み、また表示部30も、施設従事者が画面を視認できるあらゆる表示器を含む。クラウドサーバ10に接続可能な送信者側端末や受信者側端末の形態や数については、特に限定されない。
クラウドサーバ10は、アプリケーションプログラムを保有する記憶手段としての記録媒体22と、このアプリケーションプログラムを読み取ることで、子育て支援システム300の各部動作を制御するサーバ制御手段24と、を備えて構成される。特に本実施形態では従来例と異なり、サーバ制御手段24を後述するメッセージ通知システム200として機能させるためのアプリケーションプログラムが、記憶媒体22に独自に組み込まれている。こうしたサーバ制御手段24の機能的な構成については、後ほど詳しく説明する。
図2は、サーバ制御手段24の中で、特にメッセージ通信システム200に関係するソフトウエア上の機能構成を示した子育て支援システム300のブロック図である。同図において、50は前述の例えば保護者が閲覧操作可能な携帯端末14やPC16などの送信者側端末、52は例えば子育て支援施設の従事者が閲覧操作可能なPC18などの受信者側端末である。送信者側端末50や受信者側端末52は、何れもインターネット網12を経由して、クラウドサーバ10の端末送受信部54と双方向に通信ができるように接続される。
クラウドサーバ10に組み込まれた端末送受信部54は、通信手段となるインターネット網12を経由して、一乃至複数の送信者側端末50および一乃至複数の受信者側端末52との間で、各種のデータや情報をやり取りするためのもので、サーバ制御手段24に組み込まれた後述する受信制御手段60や送信制御手段62と主に連携して動作する。
クラウドサーバ10は、サーバ制御手段24と記憶媒体22との間、およびサーバ制御手段24と端末送受信部54との間で、何れもデータや情報のやり取りができるように接続して構成される。記憶媒体22の第1記憶領域22Aには、メッセージ通信システム200を含む子育て支援システム300としての動作を実行するためのアプリケーションプログラムが予め記録されており、サーバ制御手段24がこのアプリケーションプログラムを読み取ることで、子育て支援システム300としての機能手段の他に、受信制御手段60と、メッセージ匿名化手段62と、送信制御手段64と、メッセージ閲覧制御手段66として機能する構成となっている。
記憶媒体22は、前述の第1記憶領域22Aとは別に、各種のデータや情報を記憶するための第2記憶領域22Bが第1区画領域22Aと区画して設けられる。第2記憶領域22Bには、子育て支援施設に通園する全ての園児を個々に特徴付ける名簿情報が記憶登録される。名簿情報は、子育て支援システム300の各種サービスに連携する園名簿のデータベースとなるものであり、1つの名簿情報で子育て支援システム300の提供する全てのサービスを利用できる。名簿情報には、それぞれの園児についての名前,連絡先,アレルギー,かかりつけ医,既往症,予防接種,出生時記録などの膨大な項目情報の他に、予め園児ごとに割り当てられた認証IDとパスワードとの組み合わせによるアカウント情報が含まれる。アカウント情報は、予め登録された利用者だけが子育て支援システム300にアクセスできるようにする認証情報となるものであるが、認証IDやパスワード以外の認証情報を利用しても構わない。
こうした名簿情報の各項目を第2記憶領域22Bに登録するには、受信者側端末52からクラウドサーバ10にアクセスして、サーバ制御手段24の子育て支援システム300としての機能を起動させ、受信者側端末52の表示部30に表示される名簿情報登録画面を見ながら、操作部であるキーボード38やマウス40を操作することで可能になる。このとき受信者側端末52から、子育て支援施設側独自の項目を名簿情報に追加して含めることも可能である。また、送信者側端末50から空メールを送信することで、サーバ制御手段24の子育て支援システム300としての機能を起動させ、送信者側端末50の表示部28に表示される名簿情報登録画面を見ながら、送信者側端末50の操作部32を適宜操作して、保護者側から第2記憶領域22Bに名簿情報の各項目を登録することもできる。これにより、受信者側端末52から名簿情報を登録する負担を少なくして、園の先生の手間を削減することが可能になる。
記憶媒体22の第2記憶領域22Bは、前述の名簿情報だけでなく、メッセージ匿名手段62で匿名化されたメッセージを記憶格納することができる。第2記憶領域22Bに記憶格納される匿名化されたメッセージは、サーバ制御手段24が複数の送信者側端末50からメッセージを受け取るたびに、上書きされることなく蓄積される。つまり第2記憶領域22Bには、子育て支援システム300にアクセスした様々な送信者側端末50からの匿名のメッセージが蓄積保存されて行くことになり、第2記憶領域22Bは言わば保護者からの意見箱として機能する。
受信制御手段60と、メッセージ匿名化手段62と、送信制御手段64と、メッセージ閲覧制御手段66は、本実施形態のメッセージ通知システム200を構成するもので、これらは送信者側端末50の本体32や受信者側端末52の本体36に組み込まれた演算処理部(図示せず)と連携して、送信者側端末50と受信者側端末52の動作をそれぞれ適切に制御する。本実施形態では、各手段60,62,64,66の全機能が一つのクラウドサーバ10に設けられているものとして説明するが、それぞれの手段60,62,64,66を別々なクラウドサーバ10に分散して設けてもよい。同様に、記憶媒体22の第1記憶領域22Aと第2記憶領域22Bも、別々なクラウドサーバ10に分散して設けてもよい。
受信制御手段60は、送信者側端末50や受信者側端末51からの各種データや情報を受けて、これらのデータや情報をサーバ制御手段24に取り込むように、端末送受信部54の主に受信機能を制御するものである。特に本実施形態では、送信者側端末50の操作部26への操作入力により、当該送信者側端末50から受信者側端末52宛てのメッセージが送出されると、そのメッセージと共に、同じく送信者側端末50から送出された当該送信者側端末50を特定する識別情報を受信して、サーバ制御手段24に取り込むように、受信制御手段60が端末送受信部54を制御する構成となっている。
メッセージ匿名化手段62は、送信者側端末50で操作入力された認証IDとパスワードに一致するアカウント情報を含む特定の名簿情報が、第2記憶領域22Bに記憶される全ての名簿情報の中に存在したら、その後で受信制御手段60により送信者側端末50からメッセージと識別情報を端末送受信部54で受信したときに、識別情報からメッセージの送信者が特定されないように、受信制御手段60により端末送受信部54で受信した識別情報と、第2記憶領域22Bから抽出した特定の名簿情報との関連付けを禁止するバリア機能を有するものである。これにより、端末送受信部54で受信されたメッセージは、送信者を特定するような個人情報を含まない匿名化されたメッセージとして、メッセージ匿名化手段62から送出される。
送信制御手段64は、サーバ制御手段24からのデータや情報を、インターネット網12を経由して送信者側端末50や受信者側端末51に送出できるように、端末送受信部54の主に送信機能を制御するものである。特に本実施形態では、メッセージ匿名化手段62により匿名化されたメッセージを、送信先である受信者側端末に送り出せるように、送信制御手段64が端末送受信部54を制御する構成となっている。
本実施形態のメッセージ通知システム200は、上述した受信制御手段60と、メッセージ匿名化手段62と、送信制御手段64とを互いに連携して機能させるためのメッセージ閲覧制御手段66をさらに備えている。メッセージ閲覧制御手段66は、受信制御手段60により複数の送信者側端末50からその送信者側端末50を特定する識別情報とメッセージとを端末送受信部54で受信して、サーバ制御手段24に取り込む毎に、メッセージ匿名化手段62で匿名化されたメッセージを記憶媒体22の第2記憶領域22Bにその都度格納蓄積させて行き、その後に受信者側端末52からのキーボード38やマウス40を利用した問い合わせを、受信制御手段60により端末送受信部54で受けてサーバ制御手段24に取り込んだら、第2記憶領域22Bに蓄積記憶する匿名化されたメッセージを読み出し、その匿名化されたメッセージが問い合わせを受けた受信者側端末52で閲覧できるように、送信制御手段64により端末送受信部54を制御して、当該受信者側端末52に匿名化されたメッセージのデータを送出する機能を有する。ここでは、受信者側端末52からの問い合わせを何時でも端末送受信部54で受け付けるように、受信制御手段60が端末送受信部54の動作を制御することで、問い合わせを受けた時点でそれまで蓄積されていた匿名化されたメッセージの全てを、受信者側端末52で一度に若しくは順次閲覧できるように構成されている。
次に、上記構成について、特にメッセージ通知システム200の具体的な動作を詳しく説明する。先ず比較として、従来の図6に示す子育て支援システム100におけるメッセージの通知手順について、図3のフローチャートを参照して説明する。
同図において、ステップS1では、例えば送信者側端末50に予めインストールされた子育て支援システム100のアプリを立ち上げることで、送信者側端末50の表示部26にログイン画面を表示させる。次のステップS2では、送信者側端末50の表示部26にログイン画面を表示させた状態で、操作部28を操作して何等かの認証IDとパスワードが入力されたか否かを、サーバ制御手段24が判断する。送信者側端末50の操作部28から何等かの認証IDとパスワードが操作入力されるまでは、ステップS2の手順を繰り返して、表示部26にログイン画面を表示させ続けるが、何等かの認証IDとパスワードが操作入力されれば、次にステップS3の手順に移行する。
ステップS3では、操作部28への操作入力により、送信者側端末50からクラウドサーバ10に送出された認証IDとパスワードに一致するアカウント情報を含んだ特定の名簿情報が、記憶媒体22の第2記憶領域22Bに記憶される全ての名簿情報の中に存在するか否かを、サーバ制御手段24が判断する。第2記憶領域22Bに特定の名簿情報が存在しなければ、サーバ制御手段24はステップS2の手順に戻って、送信者側端末50の表示部26にログイン画面を表示させ、正しい認証IDとパスワードの入力を促す。それに対して、第2記憶領域22Bに特定の名簿情報が存在すれば、サーバ制御手段24は次のステップS4の手順に移行して、送信者側端末50から認証IDやパスワードと共に送出された送信者側端末50に固有の識別情報を、第2記憶領域22Bから抽出した特定の名簿情報と関連付け、これを子育て支援システム100にアクセスした送信者の個人情報として第2記憶領域22Bに記憶保存する。続いて、サーバ制御手段24はステップS5において、送信者側端末50の表示部26にそれまでのログイン画面に代わるメッセージ入力画面を表示部26に表示させ、送信者側端末50から子育て支援システム100への実質的なアクセスを可能にする。
この後、サーバ制御手段24はステップS6において、送信者側端末50の表示部26に表示されるメッセージ入力画面を利用して、操作部28から何らかのメッセージが操作入力されたか否かを判断する。送信者側端末50の操作部28から何等かのメッセージが操作入力されるまでは、ステップS6の手順を繰り返して、表示部26にメッセージ入力画面を表示させ続けるが、何等かのメッセージが操作入力されれば、次にステップS7の手順に移行する。
ステップS7では、送信者側端末50からメッセージと共に送出された送信者側端末50に固有の識別情報から、その識別情報に一致する個人情報を第2記憶領域22Bから抽出する。そして、送信者側端末50から送出されたメッセージと、そのメッセージを特定する第2記憶領域22Bから抽出した個人情報とを、サーバ制御手段24が端末送受信部54を制御して送り先の受信者側端末52に送出する。これにより、送信者側端末50から送出される識別情報が途中で変わらない限り、施設側の園の先生は保護者の誰がどのような意見をメッセージで送ったのかを特定できてしまう。
次に、本実施形態の子育て支援システム300におけるメッセージの通知手順について、図4のフローチャートを参照して説明する。この一連の手順は、図2に示すサーバ制御手段24に組み込まれたメッセージ通知システム200により、主にメッセージ匿名化手段62が受信制御手段60と送信制御手段64と連携して実行される。
図4において、最初のステップS1では、例えば送信者側端末50に予めインストールされた子育て支援システム300のアプリを立ち上げることで、送信者側端末50の表示部26にログイン画面を表示させる。次のステップS2では、送信者側端末50の表示部26にログイン画面を表示させた状態で、操作部28を操作して何等かの認証IDとパスワードが入力されたか否かを、サーバ制御手段24が判断する。送信者側端末50の操作部28から何等かの認証IDとパスワードが操作入力されるまでは、ステップS2の手順を繰り返して、表示部26にログイン画面を表示させ続けるが、何等かの認証IDとパスワードが操作入力されれば、次にステップS3の手順に移行する。
ステップS3では、操作部28への操作入力により、送信者側端末50からクラウドサーバ10に送出された認証IDとパスワードに一致するアカウント情報を含んだ特定の名簿情報が、記憶媒体22の第2記憶領域22Bに記憶される全ての名簿情報の中に存在するか否かを、サーバ制御手段24が判断する。第2記憶領域22Bに特定の名簿情報が存在しなければ、サーバ制御手段24はステップS2の手順に戻って、送信者側端末50の表示部26にログイン画面を表示させ、正しい認証IDとパスワードの入力を促す。それに対して、第2記憶領域22Bに特定の名簿情報が存在すれば、サーバ制御手段24は次のステップS11の手順に移行し、送信者側端末50から認証IDやパスワードと共に送出された送信者側端末50に固有の識別情報を利用しないように、メッセージ匿名化手段62がその受信した識別情報と第2記憶領域22Bから抽出した特定の名簿情報との関連付けを禁止する。したがって、本実施形態では従来のような個人情報を第2記憶領域22Bに記憶保存する必要がなく、従来と同一の第2記憶領域22Bの容量で、より多くの名簿情報を格納記憶できる。続いて、サーバ制御手段24はステップS5において、送信者側端末50の表示部26にそれまでのログイン画面に代わるメッセージ入力画面を表示部26に表示させ、送信者側端末50から子育て支援システム300への実質的なアクセスを可能にする。
この後、サーバ制御手段24はステップS6において、送信者側端末50の表示部26に表示されるメッセージ入力画面を利用して、操作部28から何らかのメッセージが操作入力されたか否かを判断する。送信者側端末50の操作部28から何等かのメッセージが操作入力されるまでは、ステップS6の手順を繰り返して、表示部26にメッセージ入力画面を表示させ続けるが、何等かのメッセージが操作入力されれば、次にステップS12の手順に移行する。
ステップS12では、サーバ制御手段24のメッセージ匿名化手段62が、送信者側端末50から送出されたメッセージをそのまま個人情報を含まない匿名化されたメッセージとして送信制御手段64に送出し、これを受けた送信制御手段64が、端末送受信部54を制御して送り先の受信者側端末52に匿名化されたメッセージを送出する。このとき、送信者側端末50からメッセージと共に送出された識別情報を、匿名化されたメッセージと共に受信者側端末52に送出してもよく、また匿名性を高めるために、識別情報を切り離して匿名化されたメッセージだけを受信者側端末52に送出してもよい。いずれの場合も、個人情報を含まない限り、識別情報だけでは送信者側端末50を特定できても、施設側の園の先生は保護者の誰がどのような意見をメッセージで送ったのかを知ることができない。
図5は、本実施形態の特にメッセージ閲覧制御手段66に関係する動作の手順をフローチャートで示したものである。同図におけるステップS21~ステップS23の各手順は、図4に示すステップS12に代わるものである。したがって、開始からステップS21以前の動作手順については、上述の通りであるので再度の説明は省略する。
ステップS21において、メッセージ閲覧制御手段66は、受信制御手段60により端末送受信部64の動作を制御して、メッセージ通知システム200にアクセスする複数の送信者側端末50からの識別情報とメッセージを受信する毎に、メッセージ匿名化手段62で匿名化されたメッセージを、記憶媒体22の第2記憶領域22Bに格納蓄積させる。これにより第2記憶領域22Bには、様々な保護者からの匿名化されたメッセージが、意見箱のようにその都度蓄積されて行く。
その後、ステップS22において、受信者側端末52のキーボード38やマウス40からの操作入力に基づく問い合わせを、受信制御手段60により端末送受信部54で受けたか否かを、メッセージ閲覧制御手段66で判断する。受信者側端末52からの問い合わせを受けなければ、ステップS22に戻って同じ手順を繰り返すが、受信者側端末52からの問い合わせを受けた場合には、ステップS23の手順に移行して、第2記憶領域22Bに蓄積記憶する匿名化されたメッセージを読み出し、その匿名化されたメッセージが問い合わせを受けた受信者側端末52で閲覧できるように、送信制御手段64により端末送受信部54を制御して、当該受信者側端末52に匿名化されたメッセージのデータを送出する。
こうして本実施形態では、保護者の保有する送信者側端末50から送り出されるメッセージが、メッセージ匿名化手段62により個人特定を防いで匿名化され、施設側の園の先生が閲覧できる受信者側端末52に届けられる。こうした完全な匿名化は、メッセージとして通知できる意見・要望の投稿機能や、アンケート機能や、チャット機能などの広範囲に及ぶ。そのため保護者側からすれば、子育て支援システム300で利用できるあらゆるメッセージ通知機能に関して、そのメッセージに安心して意見を出すことができ、送り先である園の先生に対して本音の意見が言える。また施設側である園の先生からすれば、保護者からのメッセージを通して本音の意見を聞くことができ、保護者に対して効果的な対応や取り組みが可能となる。
本実施形態では、記憶媒体22の第2記憶領域22Bを意見箱として、様々な保護者からの意見を匿名化されたメッセージで第2記憶領域22Bに格納蓄積させている。これにより、必要に応じて第2記憶領域22Bからそれまで蓄積されたメッセージをデータで取得することで、そのデータを公的機関へ提出したり、第三者評価に活用したりすることも可能になる。また、こうした場合もメッセージの匿名化が引き続き確保されるため、保護者はメッセージ通知システム200を利用して、安心して意見を出すことができる。
以上のように、本実施形態のメッセージ通知システム200は、送信者を個々に特徴付ける名簿情報を記憶保存する記憶手段としての記憶媒体22の第2記憶領域22Bと、送信者側端末50からのメッセージを、当該送信者側端末を特定する例えばIPアドレスのような識別情報と共に受信して取り込む受信制御手段60と、識別情報からメッセージの送信者が特定されないように、受信制御手段60により受信した識別情報と記憶媒体22から抽出した特定の名簿情報との関連付けを禁止するメッセージ匿名化手段62と、メッセージ匿名化手段62により匿名化されたメッセージを、送信先の受信者側端末52に送り出す送信制御手段64と、を備えている。
そのため、受信制御手段60により受信した識別情報と第2記憶領域22Bから抽出した特定の名簿情報との関連付けを禁止して、送信制御手段64により受信者側端末52に送り出されるメッセージを匿名化することで、メッセージが個人特定されるのを防いで、送信者側端末50を取り扱う送信者が安心してメッセージで意見を出すことが可能なメッセージ通知システム200を提供できる。
また、本実施形態のメッセージ通知システム200は、受信制御手段60により複数の送信者側端末50から識別情報とメッセージを受信する毎に、メッセージ匿名化手段62で匿名化されたメッセージを記憶媒体22の第2記憶領域22Bに記憶格納させ、受信者側端末52からの問い合わせを受けて、第2記憶領域22Bに記憶するそれまでの匿名化されたメッセージを読み出し、これを受信者側端末52に送り出して、当該受信者側端末52で閲覧可能にするメッセージ閲覧制御手段66をさらに備えている。
そのため、記憶媒体22の第2記憶領域22Bが恰も送信者からの本音の意見や要望の投稿箱として機能し、受信者側端末52からメッセージ閲覧制御手段66への問い合わせにより、様々な送信者からの匿名化された意見や要望となるメッセージを、第2記憶領域22Bから何時でも読み出して、受信者側端末52に閲覧させることが可能なメッセージ通知システム200を提供できる。
以上、本発明の好ましい一実施形態について説明したが、本発明は当該実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更実施が可能である。本実施形態のメッセージ通知システム200は、子育て支援施設に向けた子育て支援システム300に組み込まれているが、例えば別な施設である病院やスーパーマーケットなどの顧客情報管理システムにも組み込みが可能である。また、小規模な子育て支援システム300であれば、クラウドサーバ10の一部または全ての機能をPC18などの受信者側端末52に持たせてもよい。
22 記憶媒体(記憶手段)
50 送信者側端末
52 受信者側端末
60 受信制御手段
62 メッセージ匿名化手段
64 送信制御手段
66 メッセージ閲覧制御手段
200 メッセージ通知システム

Claims (2)

  1. 送信者を個々に特徴付ける名簿情報を記憶保存する記憶手段と、
    送信者側端末からのメッセージを、前記送信者側端末を特定する識別情報と共に受信する受信制御手段と、
    前記識別情報から前記メッセージの送信者が特定されないように、前記受信制御手段により受信した前記識別情報と前記記憶手段から抽出した特定の名簿情報との関連付けを禁止するメッセージ匿名化手段と、
    前記メッセージ匿名化手段により匿名化された前記メッセージを、送信先の受信者側端末に送り出す送信制御手段と、を備えたことを特徴とするメッセージ通知システム。
  2. 前記受信制御手段により複数の前記送信者側端末から前記識別情報と前記メッセージを受信する毎に、前記メッセージ匿名化手段で匿名化された前記メッセージを前記記憶手段に記憶格納させ、前記受信者側端末からの問い合わせを受けて、前記記憶手段に記憶する匿名化された前記メッセージを読み出し、前記受信者側端末で閲覧可能にするメッセージ閲覧制御手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1記載のメッセージ通知システム。
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