JP2001264855A - 情報表示ファインダー - Google Patents
情報表示ファインダーInfo
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- JP2001264855A JP2001264855A JP2000074555A JP2000074555A JP2001264855A JP 2001264855 A JP2001264855 A JP 2001264855A JP 2000074555 A JP2000074555 A JP 2000074555A JP 2000074555 A JP2000074555 A JP 2000074555A JP 2001264855 A JP2001264855 A JP 2001264855A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 暗い場所や、夜の撮影時にも情報を容易に確
認することができ、多くの情報や複雑なパターンの情報
を容易に認識させることができる小型の情報表示ファイ
ンダーを提供する。 【解決手段】 情報表示系として、２１０は光源、２２
０は回転非対称レンズである。ここで１２０の面は回転
非対称の形状を有する半透過面であり、情報表示光束が
この面を透過する時に発生する非対称な光学収差を２２
０の回転非対称レンズで補正することにより、面１１０
上の図示しない微細な反射パターンをきれいに集光させ
つつ、均一に明るく照明する。実際には、２１０の光源
をオン、オフしたり、２１０に複数の光源を用い、更に
面１１０上に複数の反射パターンを設けることにより、
複数の表示も可能とする。
認することができ、多くの情報や複雑なパターンの情報
を容易に認識させることができる小型の情報表示ファイ
ンダーを提供する。 【解決手段】 情報表示系として、２１０は光源、２２
０は回転非対称レンズである。ここで１２０の面は回転
非対称の形状を有する半透過面であり、情報表示光束が
この面を透過する時に発生する非対称な光学収差を２２
０の回転非対称レンズで補正することにより、面１１０
上の図示しない微細な反射パターンをきれいに集光させ
つつ、均一に明るく照明する。実際には、２１０の光源
をオン、オフしたり、２１０に複数の光源を用い、更に
面１１０上に複数の反射パターンを設けることにより、
複数の表示も可能とする。
Description
【０００１】
【発明が属する技術分野】本発明は、ファインダーの視
野内情報を表示するカメラのファインダーに関する。
野内情報を表示するカメラのファインダーに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種のレンズシャッターカメラ
やディジタルカメラのファインダーには、実像式ファイ
ンダーが多く用いられる。最近の多くのカメラには撮影
者がファインダーを覗いたまま情報を確認できる様に、
ファインダー内あるいはファインダー近傍に情報を表示
する手段が設けられている。
やディジタルカメラのファインダーには、実像式ファイ
ンダーが多く用いられる。最近の多くのカメラには撮影
者がファインダーを覗いたまま情報を確認できる様に、
ファインダー内あるいはファインダー近傍に情報を表示
する手段が設けられている。
【０００３】ファインダー視野外に情報を表示する場合
は、カメラの背面パネルでファインダー窓に隣接してＬ
ＥＤ等を設ける構成が公知である。また、ファインダー
視野内に情報を表示する場合には、対物レンズ系の結像
面位置（１次結像面）に液晶パネルを配置する構成が一
般的である。
は、カメラの背面パネルでファインダー窓に隣接してＬ
ＥＤ等を設ける構成が公知である。また、ファインダー
視野内に情報を表示する場合には、対物レンズ系の結像
面位置（１次結像面）に液晶パネルを配置する構成が一
般的である。
【０００４】また、たとえば特開平８−３０４８８１号
公報においては、正立プリズムの反射面の後ろに光源を
配置させている。
公報においては、正立プリズムの反射面の後ろに光源を
配置させている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ファイ
ンダー視野内に情報を表示するために、液晶パネルを配
置する場合においては、光をさえぎる事により表示を行
う為に暗い場所や、夜の撮影時には情報を確認し難い。
ンダー視野内に情報を表示するために、液晶パネルを配
置する場合においては、光をさえぎる事により表示を行
う為に暗い場所や、夜の撮影時には情報を確認し難い。
【０００６】また、特開平８−３０４８８１号公報に開
示された従来の技術では、表示が視野像に対して大きく
ぼける為に、多くの情報や複雑なパターンの情報を認識
させるのは困難である。
示された従来の技術では、表示が視野像に対して大きく
ぼける為に、多くの情報や複雑なパターンの情報を認識
させるのは困難である。
【０００７】そこで、本発明は、暗い場所や、夜の撮影
時にも情報を容易に確認することができ、多くの情報や
複雑なパターンの情報を容易に認識させることができる
小型の情報表示ファインダーを提供することを課題とし
ている。
時にも情報を容易に確認することができ、多くの情報や
複雑なパターンの情報を容易に認識させることができる
小型の情報表示ファインダーを提供することを課題とし
ている。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めの本発明は、対物光学系からの光束を正立光学系を介
して接眼光学系に導くとともに、情報表示系からの光束
を前記正立光学系を介して前記接眼光学系に導くファイ
ンダーであって、前記情報表示系は回転非対称光学系を
有している。
めの本発明は、対物光学系からの光束を正立光学系を介
して接眼光学系に導くとともに、情報表示系からの光束
を前記正立光学系を介して前記接眼光学系に導くファイ
ンダーであって、前記情報表示系は回転非対称光学系を
有している。
【０００９】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。
施の形態について説明する。
【００１０】（第１の実施形態）図１に本発明の第１の
実施形態を示す。
実施形態を示す。
【００１１】１，２，３は、対物レンズ系であり、この
場合、１は固定され、２，３は光軸上を移動する事によ
り変倍を行っている。
場合、１は固定され、２，３は光軸上を移動する事によ
り変倍を行っている。
【００１２】４は、ダハプリズムであり、正立光学系の
一部である。
一部である。
【００１３】５は、ペンタプリズムであり、これも正立
光学系の一部である。このペンタプリズム５の面１０は
曲率を有しており、フィールドレンズの作用を有してお
り、この面の近傍が対物レンズ系の１次結像面となる。
面１１は平面で、反射面又は半透過面である。面１２は
回転非対称面の反射面又は半透過面となっている。
光学系の一部である。このペンタプリズム５の面１０は
曲率を有しており、フィールドレンズの作用を有してお
り、この面の近傍が対物レンズ系の１次結像面となる。
面１１は平面で、反射面又は半透過面である。面１２は
回転非対称面の反射面又は半透過面となっている。
【００１４】面１３は曲率を有する透過面となってい
る。
る。
【００１５】６は、接眼レンズであり、Ｅは観察者の目
を示す。ここで接眼レンズ系としての光学的パワーは、
接眼レンズの他に、５のプリズムの平面以外の面も作用
しており、全体として接眼光学系として作用している。
を示す。ここで接眼レンズ系としての光学的パワーは、
接眼レンズの他に、５のプリズムの平面以外の面も作用
しており、全体として接眼光学系として作用している。
【００１６】ここで、第１の情報表示系として、７は光
源及び表示部、８，９はレンズ系である。７での発光パ
ターンはレンズ８、９を介して、半透過面１２を透過
し、面１３、接眼レンズ６を介して、目Ｅにより観察さ
れる。
源及び表示部、８，９はレンズ系である。７での発光パ
ターンはレンズ８、９を介して、半透過面１２を透過
し、面１３、接眼レンズ６を介して、目Ｅにより観察さ
れる。
【００１７】ここで、面１２は接眼系のパワーを有する
回転非対称面となっている為に、この面で透過した光束
は非対称性の光学的収差を発生することになる。この様
な収差を補正する為に９のレンズ面は回転非対称面を有
している。そのため、発光パターン７が、目Ｅにより、
より収差の少ないきれいな形で観察される。
回転非対称面となっている為に、この面で透過した光束
は非対称性の光学的収差を発生することになる。この様
な収差を補正する為に９のレンズ面は回転非対称面を有
している。そのため、発光パターン７が、目Ｅにより、
より収差の少ないきれいな形で観察される。
【００１８】ここで、目Ｅに対して面１０近傍の１次結
像面と７の表示部は光学的にほぼ同一視度になってお
り、視野像と表示を同時に鮮明に観察できる。
像面と７の表示部は光学的にほぼ同一視度になってお
り、視野像と表示を同時に鮮明に観察できる。
【００１９】第２の情報表示系として、１０７は光源及
び表示部、１０８は折返しミラー、１０９はレンズであ
る。発光パターン１０７は、折り返しミラー１０８，レ
ンズ１０９を介して１０９の半透過面を通過し１２の面
で反射し、１３，６を透過して目Ｅにより観察される。
び表示部、１０８は折返しミラー、１０９はレンズであ
る。発光パターン１０７は、折り返しミラー１０８，レ
ンズ１０９を介して１０９の半透過面を通過し１２の面
で反射し、１３，６を透過して目Ｅにより観察される。
【００２０】ここで１１の面は平面ではあるが、視野像
の光路としては反射として使用する為に光学的収差を発
生させないが、第２の情報表示の光路の様に面に対して
斜めに透過させると非対称な光学的な収差が発生する。
この様な収差を補正する為に１０９はレンズとして回転
非対称な形状になっている。
の光路としては反射として使用する為に光学的収差を発
生させないが、第２の情報表示の光路の様に面に対して
斜めに透過させると非対称な光学的な収差が発生する。
この様な収差を補正する為に１０９はレンズとして回転
非対称な形状になっている。
【００２１】図１では、第１及び第２の情報表示系を同
時に使う例を示したが、片方のみを使用してもよい。そ
の場合には、第２の情報表示の光路を設けず、面１１に
反射コーティングを施すか、第１の情報表示の光路を設
けず、面１２に反射コーティングを施すかしてもよい。
時に使う例を示したが、片方のみを使用してもよい。そ
の場合には、第２の情報表示の光路を設けず、面１１に
反射コーティングを施すか、第１の情報表示の光路を設
けず、面１２に反射コーティングを施すかしてもよい。
【００２２】また、反射面１１、１２の一部を半透過面
にする様な事も表示像を明るくする上で有効である。
にする様な事も表示像を明るくする上で有効である。
【００２３】また、９と１２面又は１０９と１１面を貼
り合せる事も可能であり、面の間のゴーストを減らす効
果がある。
り合せる事も可能であり、面の間のゴーストを減らす効
果がある。
【００２４】情報表示する内容に関しても観察者が視度
が合った状態で認識できる為に測距点位置、数値情報
（シャッタースピード、ＦＮＯ等）、インジケーター等
の細かな表示をするのに適している。
が合った状態で認識できる為に測距点位置、数値情報
（シャッタースピード、ＦＮＯ等）、インジケーター等
の細かな表示をするのに適している。
【００２５】（第２の実施形態）図２に本発明の第２の
実施形態を示す。同図に於いて、１００は対物光学系、
２０はダハミラー、３０，４０はプリズム、５０は接眼
レンズ、Ｅは目の位置を表わしている。
実施形態を示す。同図に於いて、１００は対物光学系、
２０はダハミラー、３０，４０はプリズム、５０は接眼
レンズ、Ｅは目の位置を表わしている。
【００２６】この光路に於いて、３０のプリズムの１３
０近傍に１次結像面ができており、１２０の面は全反射
と透過で２回光が当る。
０近傍に１次結像面ができており、１２０の面は全反射
と透過で２回光が当る。
【００２７】ここで情報表示系として６０の情報表示部
からの光束は、７０，８０のレンズを通過し、１１０の
半透過面を通った後、３０，４０のプリズム及び５０の
接眼レンズを通過したあとにＥの目で観察される。
からの光束は、７０，８０のレンズを通過し、１１０の
半透過面を通った後、３０，４０のプリズム及び５０の
接眼レンズを通過したあとにＥの目で観察される。
【００２８】ここで、情報表示の光束は、Ｅの目にまっ
すぐに到達させる為には１１０の面に対して斜め入射と
なる為にここに光学的な非対称収差が発生する。これを
補正する為に、８０のレンズは回転非対称形状のレンズ
としている。
すぐに到達させる為には１１０の面に対して斜め入射と
なる為にここに光学的な非対称収差が発生する。これを
補正する為に、８０のレンズは回転非対称形状のレンズ
としている。
【００２９】（第３の実施形態）図３に本発明の第３の
実施形態を示す。同図に於いて、１００は対物光学系、
２０はダハプリズム、３０はペンタプリズムである。こ
のプリズム３０は、面１１０，１２０，１３０，１４０
の各面に曲率を有しており、このペンタプリズム３０
で、正立系とフィールドレンズ作用及び接眼レンズ系の
役割をもったものである。
実施形態を示す。同図に於いて、１００は対物光学系、
２０はダハプリズム、３０はペンタプリズムである。こ
のプリズム３０は、面１１０，１２０，１３０，１４０
の各面に曲率を有しており、このペンタプリズム３０
で、正立系とフィールドレンズ作用及び接眼レンズ系の
役割をもったものである。
【００３０】ここで、情報表示系として、２１０は光
源、２２０は回転非対称レンズである。ここで１２０の
面は回転非対称の形状を有する半透過面であり、情報表
示光束がこの面を透過する時に発生する非対称な光学収
差を２２０の回転非対称レンズで補正する事により、面
１１０上の図示しない微細な反射パターンをきれいに集
光させつつ、均一に明るく照明する事が可能となる。実
際には、２１０の光源をオン、オフしたり、２１０に複
数の光源を用い、更に面１１０上に複数のパターン反射
部材を設ける事により、複数の表示も可能としている。
源、２２０は回転非対称レンズである。ここで１２０の
面は回転非対称の形状を有する半透過面であり、情報表
示光束がこの面を透過する時に発生する非対称な光学収
差を２２０の回転非対称レンズで補正する事により、面
１１０上の図示しない微細な反射パターンをきれいに集
光させつつ、均一に明るく照明する事が可能となる。実
際には、２１０の光源をオン、オフしたり、２１０に複
数の光源を用い、更に面１１０上に複数のパターン反射
部材を設ける事により、複数の表示も可能としている。
【００３１】（第４の実施形態）図４に本発明の第４の
実施形態を示す。同図に於いて、１００は対物光学系、
２０はダハミラー、３０，４０はプリズム、５０は接眼
レンズを示す。１１０面は１次結像面となっている。情
報表示系として２１０は光源、２２０は回転非対称レン
ズ、１２０は平面の半透過面である。
実施形態を示す。同図に於いて、１００は対物光学系、
２０はダハミラー、３０，４０はプリズム、５０は接眼
レンズを示す。１１０面は１次結像面となっている。情
報表示系として２１０は光源、２２０は回転非対称レン
ズ、１２０は平面の半透過面である。
【００３２】情報表示光束が１２０の面に入射する時に
発生する非対称収差は２２０の回転非対称レンズで補正
される。そして、面１１０上の図示しない微細な反射パ
ターンを、均一な指向性をもった情報表示光束で明るく
照明する。この微細な反射パターンは、面１３０、面１
２０をこの順に反射されて面４０を通過し、目Ｅで観察
される。
発生する非対称収差は２２０の回転非対称レンズで補正
される。そして、面１１０上の図示しない微細な反射パ
ターンを、均一な指向性をもった情報表示光束で明るく
照明する。この微細な反射パターンは、面１３０、面１
２０をこの順に反射されて面４０を通過し、目Ｅで観察
される。
【００３３】
【発明の効果】以上説明した本発明によれば、ファイン
ダーの視野内外表示をファインダーのコンパクト性を保
ちつつ、安価で明るく認識性の良好な表示装置を達成で
きる。複雑な表示形態にも対応が可能である為に、視野
内外に多くの情報を表示する事が可能となる。
ダーの視野内外表示をファインダーのコンパクト性を保
ちつつ、安価で明るく認識性の良好な表示装置を達成で
きる。複雑な表示形態にも対応が可能である為に、視野
内外に多くの情報を表示する事が可能となる。
【図１】本発明の第１の実施形態を示す図
【図２】本発明の第２の実施形態を示す図
【図３】本発明の第３の実施形態を示す図
【図４】本発明の第４の実施形態を示す図
１，２，３， 対物レンズ ４、２０ ダハプリズム ５、３０ ペンタプリズム ６、５０ 接眼レンズ ７ 光源、情報表示パターン１ ８，９ 情報表示レンズ１ １０７ 光源、情報表示パターン２ １０８ 折返しミラー １０９ 情報表示レンズ２ Ｅ 観察者の目 １１０ 微細な反射パターンを有する曲面
Claims (5)
- 【請求項１】 対物光学系からの光束を正立光学系を介
して接眼光学系に導くとともに、情報表示系からの光束
を前記正立光学系を介して前記接眼光学系に導くファイ
ンダーに於いて、 前記情報表示系は回転非対称光学系を有することを特徴
とするファインダー。 - 【請求項２】 請求項１に於いて、 前記正立光学系は反射面を有するプリズムを含み、少な
くとも一部の光束を通過させる反射面の近傍に前記回転
非対称光学系を配置することを特徴とするファインダ
ー。 - 【請求項３】 請求項２に於いて、 前記回転非対称光学系は、回転非対称レンズ又は回転非
対称面を有する光学素子を含むことを特徴とするファイ
ンダー。 - 【請求項４】 請求項３に於いて、 前記情報表示系の発光情報表示部及びファインダー１次
結像面は、観察者の目に対して、同一視度であることを
特徴とするファインダー。 - 【請求項５】 請求項３に於いて、 前記回転非対称光学系は、発光素子からの光束を、ファ
インダー１次結像面に照射することを特徴とするファイ
ンダー。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000074555A JP2001264855A (ja) | 2000-03-16 | 2000-03-16 | 情報表示ファインダー |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000074555A JP2001264855A (ja) | 2000-03-16 | 2000-03-16 | 情報表示ファインダー |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001264855A true JP2001264855A (ja) | 2001-09-26 |
Family
ID=18592580
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000074555A Pending JP2001264855A (ja) | 2000-03-16 | 2000-03-16 | 情報表示ファインダー |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001264855A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105607230A (zh) * | 2016-02-05 | 2016-05-25 | 中山市众盈光学有限公司 | 一种电子取景器镜头 |
-
2000
- 2000-03-16 JP JP2000074555A patent/JP2001264855A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105607230A (zh) * | 2016-02-05 | 2016-05-25 | 中山市众盈光学有限公司 | 一种电子取景器镜头 |
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