JP2001263211A - フルトランジスタ点火装置 - Google Patents

フルトランジスタ点火装置

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JP2001263211A
JP2001263211A JP2000070526A JP2000070526A JP2001263211A JP 2001263211 A JP2001263211 A JP 2001263211A JP 2000070526 A JP2000070526 A JP 2000070526A JP 2000070526 A JP2000070526 A JP 2000070526A JP 2001263211 A JP2001263211 A JP 2001263211A
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Masami Hagimura
将巳 萩村
Kazunori Jokichi
一徳 城吉
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 イグニッションコイルの1次電流の通電時間
を各回転数毎に最適に制御し、低回転から高回転まで必
要最小限の1次電流通電時間を得ることができるフルト
ランジスタ点火装置を提供する。 【解決手段】 2輪車用エンジンに用いられるフルトラ
ンジスタ点火装置であって、1次コイル1次電流制御部
23は、違う時定数と逆の充放電タイミングとを持つ第
1および第2のCR回路31,32と、各コンデンサC
1とC2との電圧を比較するコンパレータCPと、片方
のコンデンサC1に接続された補正回路33などを備
え、高回転時には第1のCR回路31の信号波形が高電
圧方向に、第2のCR回路32の信号波形は補正回路3
3により逆に低電圧方向に移行して交差するタイミング
を早め、高回転時は低回転時に比べて早いタイミングで
通電してほぼ同じ時間だけイグニッションコイルの1次
コイルに1次電流を流す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンの点火装
置に関し、特に無接点式のエンジン点火用フルトランジ
スタ点火装置に適用して有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、エンジン点火用フルトランジスタ
点火装置は、イグニッションコイルの1次側に予め電流
(以降、1次電流と表現する)を通電させておき、イグ
ニッションコイルの1次側のエネルギーw=(L×
2)/2が高まったところで、イグニションコイルの
1次側に通電していた電流を急激に遮断し、イグニッシ
ョンコイルの1次側に逆起電力を誘起させ、その時にイ
グニッションコイルの2次側に発生した高電圧をスパー
クプラグに放電させ、エンジン内の混合気に着火させる
方式が用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記のよう
なエンジン点火用フルトランジスタ点火装置において、
たとえばイグニッションコイルの1次電流のアナログ制
御は、図4(a:4輪用、b:2輪用)に示すように4
輪はピックアップコイルが2輪用のものとは形状が違
い、また図5に示す1次電流制御回路のように、ピック
アップコイルとイグニッションコイルのスイッチング用
トランジスタとの間にダイオード、コンデンサおよび抵
抗からなる閉角度制御回路を接続し、ピックアップコイ
ルの発生電圧と、コンデンサに蓄えられる電荷でトラン
ジスタの動作点を変化させている。
【0004】このような1次電流制御回路では、たとえ
ば図6に示すように、ピックアップコイルの発生電圧の
なかで低回転時においては、わずかな負電圧でトランジ
スタをOFFさせることができたのに対して、高速時に
はより大きな負電圧側にトランジスタの作動電圧が移行
する。このため、トランジスタのON時間は、高速時に
なるにしたがって閉角度が増大し、ON時間が長くなっ
ていく。このようにシグナルジェネレータのピックアッ
プコイル自身の発生電圧が回転の上昇とともに増大する
ことを利用し、トランジスタの動作点を発生電圧の増大
とともに低下させることで閉角度制御を行い、高速時の
イグニションコイルの発生2次電圧の低下を防止してい
る。
【0005】しかしながら、前記のような1次電流制御
回路を用いた1次電流のアナログ制御においても、イグ
ニッションコイルの通電時間は変わるものの、低回転か
ら高回転まで一定の時間だけイグニッションコイルに通
電することは難しく、低回転で必要以上に長時間1次電
流を流しているため、イグニッション保護回路を追加す
る必要があり、また無駄な電力を消費してしまうことが
考えられる。すなわち、エンジンの1回転の間にイグニ
ッションコイルに1次電流を流して切らなければならな
いので、イグニッションコイルに流せる時間はエンジン
の回転数で制限され、たとえば十分な2次電圧を発生す
るためには5msec程度の時間だけ1次電流を流す必
要があるが、低回転では60msec程度などのように
長い時間電流を流している。
【0006】また、2輪の場合(アナログ制御)、リラ
クタの幅で点火進角範囲を決定しているため、従来例の
ようなピックアップを採用することは難しいものとなっ
ている。
【0007】そこで、本発明の目的は、イグニッション
コイルの1次電流の通電時間を各回転数毎に最適に制御
し、低回転から高回転まで必要最小限の1次電流通電時
間を得ることができ、これによって従来の2輪用ACG
のフライホイールがそのまま利用でき、かつ通電開始タ
イミングを正確にして消費電力を抑えることができるフ
ルトランジスタ点火装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するために、1次電流制御において、コンデンサと抵
抗のCR時定数と、CR回路の周波数特性とを利用し、
そして比較制御と1周期毎の最適補正とを行うものであ
る。すなわち、本発明によるフルトランジスタ点火装置
は、それぞれ違う時定数と逆の充放電タイミングとを持
つ2組のCR回路と、この2組のCR回路のコンデンサ
の電圧を比較し、一方のCR回路のコンデンサの電圧が
他方のCR回路のコンデンサの電圧よりも高くなったと
きにイグニッションコイルのスイッチング用トランジス
タをONして1次電流を通電するように制御する比較制
御手段と、片方のCR回路のコンデンサに接続され、パ
ルサ信号を利用して各回転数毎に最適補正を行い、イグ
ニッションコイルに1次電流を通電する通電時間を最適
に制御する補正制御手段とを有するものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。図1は本発明の一実施の形
態であるフルトランジスタ点火装置を示す機能ブロック
図、図2は本実施の形態において、フルトランジスタ点
火装置を構成する1次コイル1次電流制御部を示す回路
図、図3は1次コイル1次電流制御部の要部における動
作波形を示すタイミング図である。
【0010】まず、図1により、本実施の形態における
フルトランジスタ点火装置の構成の一例を説明する。本
実施の形態のフルトランジスタ点火装置は、たとえば2
輪車用エンジンに用いられ、ACGコイル1、パルサコ
イル2、制御回路3、イグニッションコイル4、スパー
クプラグ5などからなり、ACGコイル1およびパルサ
コイル2からの波形信号が制御回路3に入力され、また
この制御回路3にて発生された電圧がイグニッションコ
イル4の1次コイルに供給され、1次電流の遮断時に2
次コイルに発生された2次電圧がスパークプラグ5にて
放電されるように構成されている。
【0011】制御回路3は、調整器/整流器11、1次
コイル用電源部12、制御回路用電源部13、制御部1
4、パワートランジスタ15などから構成されている。
制御部14には、点火時期範囲制御部21、進角制御回
路22、1次コイル1次電流制御部23などが設けられ
ている。
【0012】調整器/整流器11は、ACGコイル1の
入力端子に接続され、ACGコイル1から出力されたA
CG信号を入力として、このACG信号による電流を整
流し、この整流された電圧は1次コイル用電源部12お
よび制御回路用電源部13に出力される。
【0013】1次コイル用電源部12は、調整器/整流
器11の出力に接続され、調整器/整流器11から出力
された電圧を入力として、この電圧に基づいてイグニッ
ションコイル4の一次コイルに供給するための電圧を発
生し、この電圧はイグニッションコイル4の一次コイル
が接続された出力端子に出力される。
【0014】制御回路用電源部13は、1次コイル用電
源部12と並列に調整器/整流器11の出力に接続さ
れ、調整器/整流器11から出力された電圧を入力とし
て、この電圧に基づいて制御部14を動作するための電
圧を発生し、この電圧は制御部14の接続端子に出力さ
れる。
【0015】制御部14において、点火時期範囲制御部
21は、制御部14の接続端子を介してパルサコイル2
の入力端子に接続され、パルサコイル2から出力された
パルサ信号を入力として、このパルサ信号に基づいて点
火時期範囲信号を発生し、この点火時期範囲信号は進角
制御回路22および1次コイル1次電流制御部23に出
力される。
【0016】進角制御回路22は、点火時期範囲制御部
21と並列に制御部14の接続端子を介してパルサコイ
ル2の入力端子に接続されるとともに、点火時期範囲制
御部21の出力に接続され、パルサコイル2から出力さ
れたパルサ信号と点火時期範囲制御部21から出力され
た点火時期範囲信号とを入力として、このパルサ信号と
点火時期範囲信号とに基づいて進角制御信号を発生し、
この進角制御信号は1次コイル1次電流制御部23に出
力される。
【0017】1次コイル1次電流制御部23は、点火時
期範囲制御部21および進角制御回路22と並列に制御
部14の接続端子を介してパルサコイル2の入力端子に
接続されるとともに、点火時期範囲制御部21の出力お
よび進角制御回路22の出力にそれぞれ接続され、パル
サコイル2から出力されたパルサ信号と点火時期範囲制
御部21から出力された点火時期範囲信号と進角制御回
路22から出力された進角制御信号とを入力として、こ
のパルサ信号と点火時期範囲信号と進角制御信号とに基
づいて1次コイル1次電流制御信号を発生し、この1次
コイル1次電流制御信号は制御部14の接続端子を介し
てパワートランジスタ15のベースに出力される。
【0018】パワートランジスタ15は、ベースが1次
コイル1次電流制御部23の出力につながる制御部14
の接続端子に、コレクタがイグニッションコイル4への
出力端子に、エミッタが接地電圧にそれぞれ接続されて
いる。このパワートランジスタ15は、1次コイル1次
電流制御部23から出力された1次コイル1次電流制御
信号により制御され、1次コイル1次電流制御信号の電
圧レベルがhighの場合はパワートランジスタ15が
ONしてコレクタ電流が流れ、イグニッションコイル4
の1次コイルに1次電流が流れる。逆に、1次コイル1
次電流制御信号の電圧レベルがLowの場合はパワート
ランジスタ15はOFFとなる。
【0019】次に、図2により、本実施の形態のフルト
ランジスタ点火装置を構成する1次コイル1次電流制御
部23の構成の一例を詳細に説明する。本実施の形態の
1次コイル1次電流制御部23は、複数のトランジスタ
TR1〜TR6(TR1,TR3,TR6はNPN型、
TR2,TR4,TR5はPNP型)、複数のコンデン
サC1,C2、複数の抵抗R1〜R20、複数のダイオ
ードD1,D2、コンパレータCPなどからなり、パル
サコイル2から出力されたパルサ信号、点火時期範囲制
御部21から点火時期範囲信号、進角制御回路22から
進角制御信号がそれぞれ入力され、1次コイル1次電流
制御信号がパワートランジスタ15に出力され、制御回
路用電源部13から電源が供給されるように構成されて
いる。
【0020】この1次コイル1次電流制御部23におい
ては、特に、それぞれ違う時定数と逆の充放電タイミン
グとを持つ2組のCR回路として、コンデンサC1およ
び抵抗R7〜R9からなる第1のCR回路31と、コン
デンサC2および抵抗R10〜R12からなる第2のC
R回路32とを有し、さらにそれぞれのコンデンサC1
とコンデンサC2との電圧を比較し、コンデンサC1の
方の電圧がコンデンサC2の電圧よりも高くなったら、
イグニッションコイル4のスイッチングを担当している
パワートランジスタ15をONして1次コイルに1次電
流を通電するように制御するための比較制御手段として
のコンパレータCPが設けられている。
【0021】この1次コイル1次電流制御部23では、
それぞれのCR回路の周波数特性の違いを利用して、コ
ンパレータCPのONするタイミングを変化させること
ができるが、周波数特性だけを利用していては、低回転
から高回転まで最適な1次電流の通電時間を得ることが
できない。そこで、さらに片方のコンデンサC1に、パ
ルサ信号を利用して各回転数毎に最適補正を行い、イグ
ニッションコイル4の1次コイルに1次電流を通電する
通電時間を最適に制御するための補正制御手段として、
トランジスタTR4および抵抗R12からなる補正回路
33が設けられている。
【0022】以上のように構成される1次コイル1次電
流制御部23の動作を、図3の動作波形を示すタイミン
グ図に基づいて説明する。この1次コイル1次電流制御
部23には、パルサコイル2から出力されたパルサ信号
がノードAに入力されている。このパルサ信号は、進角
制御を行う範囲の最も進角した最進角時と最も遅角した
最遅角時とにパルサコイルにより発生するパルス波で、
最進角時に正であり、最遅角時に負になる各単パルス波
状の波形である。
【0023】この最進角時に正、最遅角時に負になる各
単パルス波状のパルサ信号に基づいて、第1のCR回路
31、第2のCR回路32においてそれぞれ充放電が行
われる。一方の第1のCR回路31においては、ノード
Bの電圧波形のように、負のパルス波の発生タイミング
で充電を開始して、正のパルス波が発生するまで充電を
し続ける。そして、正のパルス波の発生タイミングで放
電に切り換わり、負のパルス波が発生するまで放電をし
続ける。この際に、充電は、トランジスタがTR1,T
R2がONしてコンデンサC1と分圧用の抵抗R8,R
9との時定数により決定される。また、放電は、トラン
ジスタTR3がONしてコンデンサC1と抵抗R7との
時定数により決定される。
【0024】他方の第2のCR回路32においては、ノ
ードCの電圧波形のように、正のパルス波の発生タイミ
ングで充電を開始して、負のパルス波が発生するまで充
電をし続ける。そして、負のパルス波の発生タイミング
で放電に切り換わり、正のパルス波が発生するまで放電
をし続ける。この際に、充電は、トランジスタがTR
1,TR2がONしてコンデンサC2と分圧用の抵抗R
10,R11との時定数により決定される。また、放電
は、トランジスタTR4がONしてコンデンサC2と抵
抗R12との時定数により決定される。
【0025】以上のように変化するノードB,Cの各信
号がコンパレータCPに入力することから、コンパレー
タCPはノードBの信号レベルがノードCの信号レベル
を超えたときに信号を出力する。このコンパレータCP
から信号が出力されている間、トランジスタTR5がO
Nし、このときの信号がパワートランジスタ15の制御
信号となり、パワートランジスタ15のONのときには
イグニッションコイル4の1次コイルに1次電流が流
れ、逆にOFFのときには1次電流は流れることがな
い。
【0026】この際、イグニッションコイル4の1次コ
イルに流れる1次電流波形は図3のようになる。すなわ
ち、1周期毎に、信号Bと信号Cとが交差したタイミン
グから電流が増加して所定の電流で一定となる、この一
定時間、たとえば5msec程度の間だけ電流がイグニ
ッションコイル4の1次コイルに流れる。この一定時間
が経過し、1次電流が遮断したタイミングが点火時期に
なる。また、1次電流をLowレベルにしてから信号B
と信号Cとが交差するまでの時間が1次電流OFF時間
である。
【0027】また、信号Bと信号Cとの交差のタイミン
グは、第1のCR回路31と第2のCR回路32との互
いの電圧波形を比較して得られるため、エンジンの回転
数に応じて変化する。すなわち、高回転時には、図3に
一点鎖線で示すように、ノードBの波形が高電圧方向に
移行し、またノードCの波形は補正回路33により逆に
低電圧方向に移行し、信号Bと信号Cとが交差するタイ
ミングが早まり、進角制御されることになる。すなわ
ち、信号Cについては、補正回路33がない場合は信号
Bと同じように高電圧方向に移行するが、パルサ信号を
利用したトランジスタTR4と抵抗R12からなる補正
回路33を設けることで、パルサの発生する正側の信号
が発生したときに一瞬、トランジスタTR4をONして
抵抗R12を接続し、時定数を変化させて放電を行い、
回転の上昇で電圧波形を下げることができる。これによ
り、高回転時の1次電流波形は、低回転時(実線)に比
べて電流が増加するタイミングが早くなり、低回転時に
比べて早いタイミングで通電してほぼ同じ5msec程
度の時間だけイグニッションコイル4の1次コイルに1
次電流を流すことができる。
【0028】このようにして、低回転から高回転まで各
回転数毎に補正された最適時間だけ、イグニッションコ
イル4の1次コイルに1次電流を通電させておき、イグ
ニッションコイル4の1次コイルのエネルギーが高まっ
たところで、イグニションコイル4の1次コイルに通電
していた1次電流を急激に遮断し、イグニッションコイ
ル4の1次コイルに逆起電力を誘起させ、その時にイグ
ニッションコイル4の2次コイルに発生した高電圧をス
パークプラグ5に放電させ、エンジン内の混合気に着火
させることができる。
【0029】従って、本実施の形態のフルトランジスタ
点火装置によれば、第1のCR回路31および第2のC
R回路32と、それぞれのコンデンサC1とコンデンサ
C2との電圧を比較するコンパレータCPと、片方のコ
ンデンサC1に接続された補正回路33とを含む1次コ
イル1次電流制御部23を備えることにより、1次電流
の通電時間を各回転数毎に最適に補正し、この1次電流
の通電時間を最適に制御することができる。よって、低
回転から高回転まで必要最小限の1次電流通電時間を得
ることができる。
【0030】本発明は前記実施の形態に限定されるもの
ではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能で
あることはいうまでもない。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のフルトラ
ンジスタ点火装置によれば、以下のような効果を得るこ
とができる。
【0032】(1)それぞれ違う時定数と逆の充放電タ
イミングとを持つ2組のCR回路と、この2組のCR回
路のコンデンサの電圧を比較制御する比較制御手段と、
パルサ信号を利用して各回転数毎に最適補正を行い、イ
グニッションコイルに1次電流を通電する通電時間を最
適に制御する補正制御手段とを有することで、1次電流
の通電時間を各回転数毎に最適に制御することができる
ので、低回転から高回転まで必要最小限の1次電流通電
時間を得ることが可能となる。
【0033】(2)前記(1)により、従来の2輪用A
CGのフライホイールをそのまま利用することが可能と
なる。
【0034】(3)前記(1)により、比較制御と1周
期毎の最適補正によって通電開始タイミングが正確であ
り、消費電力を抑えることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態であるフルトランジスタ
点火装置を示す機能ブロック図である。
【図2】本発明の一実施の形態において、フルトランジ
スタ点火装置を構成する1次コイル1次電流制御部を示
す回路図である。
【図3】本発明の一実施の形態において、1次コイル1
次電流制御部の要部における動作波形を示すタイミング
図である。
【図4】(a),(b)は本発明の前提となるフルトラ
ンジスタ点火装置において、ピックアップコイルと2輪
用フライホイールを示す説明図である。
【図5】本発明の前提となるフルトランジスタ点火装置
において、1次電流制御回路を示す回路図である。
【図6】本発明の前提となるフルトランジスタ点火装置
において、低速時と高速時における動作波形を示すタイ
ミング図である。
【符号の説明】
1 ACGコイル 2 パルサコイル 3 制御回路 4 イグニッションコイル 5 スパークプラグ 11 調整器/整流器 12 1次コイル用電源部 13 制御回路用電源部 14 制御部 15 パワートランジスタ 21 点火時期範囲制御部 22 進角制御回路 23 1次コイル1次電流制御部 31 第1のCR回路 32 第2のCR回路 33 補正回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ違う時定数と逆の充放電タイミ
    ングとを持つ第1のCR回路および第2のCR回路と、 前記第1のCR回路のコンデンサの電圧と前記第2のC
    R回路のコンデンサの電圧とを比較し、前記第1のCR
    回路のコンデンサの電圧が前記第2のCR回路のコンデ
    ンサの電圧よりも高くなったときにイグニッションコイ
    ルのスイッチング用トランジスタをONして1次コイル
    に電流を通電するように制御する比較制御手段と、 前記第2のCR回路のコンデンサに接続され、パルサ信
    号を利用して各回転数毎に最適補正を行い、前記イグニ
    ッションコイルの1次コイルに電流を通電する通電時間
    を最適に制御する補正制御手段と、を有することを特徴
    とするフルトランジスタ点火装置。
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