JP2001263210A - 電子制御装置及び記録媒体 - Google Patents

電子制御装置及び記録媒体

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JP2001263210A
JP2001263210A JP2000074142A JP2000074142A JP2001263210A JP 2001263210 A JP2001263210 A JP 2001263210A JP 2000074142 A JP2000074142 A JP 2000074142A JP 2000074142 A JP2000074142 A JP 2000074142A JP 2001263210 A JP2001263210 A JP 2001263210A
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Japan
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starter
value
starter driving
driving
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Application number
JP2000074142A
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English (en)
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Yasuaki Tamai
安明 玉井
Takashi Usami
隆史 宇佐見
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Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/40Engine management systems

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  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両のエンジン始動制御を適切なタイミング
で停止することにより、ギヤの摩耗や損傷の進行を防止
すること。 【解決手段】 ステップ410にて、前回までのスター
タ駆動時間積算値Tに今回のスタータ駆動時間tを加算
した値が、時間判定値(52万秒)以上であるか否かを
判定する。ここで肯定判断されるとステップ430に進
む。一方否定判断されるとステップ420に進む。ステ
ップ420では、前回までのスタータ駆動回数積算値N
に今回のスタータ駆動回数nを加算した値が、回数判定
値(13万回)以上であるか否かを判定する。ここで肯
定判断されると前記ステップ430に進む。一方否定判
断されると前記ステップ410に進む。ステップ430
では、エンジン始動制御(従ってエンジン停止制御も)
を終了する条件が満たされたとして、エンジン始動制御
を停止(エンジン停止制御も停止)し、一旦本処理を終
了する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両のエンジンの
自動始動制御を行うことができる電子制御装置及び記録
媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、いわゆるエコランを行う装置
として、市街地走行時に、交差点等で自動車が停車した
場合に、所定の停止条件下で内燃機関(エンジン)を自
動停止させ(エンジン停止制御)、その後、所定の始動
条件下でエンジンを再始動させることにより(エンジン
始動制御)、燃料を節約したり、排気エミッションを改
善する自動始動停止装置が知られている。
【0003】このようなエコランを行う自動始動停止装
置としては、例えば特開平9−32599号公報に記載
の技術が挙げられる。この技術では、エンジン回転数<
1000rpm、アイドルスイッチON、車速<10k
m/hの条件が満たされ、更に、クラッチON(接
続)、バッテリ電圧>10.5V、デフォッガスイッチ
OFF、冷却水水温>60℃、右折ターンスイッチON
の条件が満たされ、更に、駐車ブレーキスイッチOFF
の条件が満たされた場合には、自動停止モードにて燃料
カットを行い、内燃機関の自動停止を行う(エンジン停
止制御)。そして、内燃機関が自動停止した状態で、ク
ラッチがOFF(開放)されると、自動始動モードに
て、所定時間待機後に、内燃機関を再始動する(エンジ
ン始動制御)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た技術では、イグニッションスイッチを操作しなくて
も、所定の条件が満たされればエンジンの自動停止及び
自動始動を行うので、そのようなエンジン始動停止制御
を行わない通常の場合と比べて、スタータの駆動回数が
極めて多くなり、スタータの耐久性に問題が生じる。
【0005】この対策として、スタータの駆動回数をカ
ウントし、そのカウント数が所定値になったら、エンジ
ン始動停止制御を止めて、通常の運転にすることが考え
られるが、本来、ギヤの摩耗や損傷は、スタータ駆動時
間との因果関係が強いため、この対策では十分ではな
い。
【0006】つまり、1回のスタータ駆動時間が予測し
ていたものより長い時には、ギヤの摩耗や損傷は、スタ
ータ駆動回数が所定回数に達するより早く起こることが
あり、その場合には、摩耗や損傷が予想以上に発生する
可能性があった。本発明は、前記課題を解決するために
なされたものであり、その目的は、車両のエンジン始動
制御を適切なタイミングで停止することにより、ギヤの
摩耗や損傷の進行を防止することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】(1)請
求項1の発明では、スタータ駆動時間を積算して、スタ
ータ駆動時間積算値を求め、このスタータ駆動時間積算
値を不揮発性メモリに書き込む。そして、不揮発性メモ
リに書き込んだスタータ駆動時間積算値が、所定の時間
判定値に達したか否かを判定し、時間判定値に達した場
合には、エンジン始動制御を停止する。
【0008】前記時間判定値は、ギアの摩耗や損傷が発
生しないと予測される時間に設定されているので、本発
明の様に、スタータ駆動時間積算値が時間判定値に達し
た場合に、エンジン始動制御を停止することにより、ギ
アの摩耗や損傷を防止をすることができる。
【0009】そして、エンジン始動制御を停止した後に
は、運転者のイグニッションキー等を用いた通常のマニ
ュアル操作によりスタータを駆動することになるので、
スタータの駆動回数及び駆動時間が少なくなり、よっ
て、スタータの寿命を伸ばすことができる。
【0010】(2)請求項2の発明では、スタータ駆動
回数を積算して、スタータ駆動回数積算値を求め、この
スタータ駆動回数積算値を不揮発性メモリに書き込む。
そして、不揮発性メモリに書き込んだスタータ駆動回数
積算値が、所定の回数判定値に達したか否かを判定し、
回数判定値に達した場合には、エンジン始動制御を停止
する。
【0011】前記回数判定値は、ギアの摩耗や損傷が発
生しないと予測される回数に設定されているので、本発
明の様に、スタータ駆動回数積算値が回数判定値に達し
た場合に、エンジン始動制御を停止することにより、ギ
アの摩耗や損傷を防止をすることができる。
【0012】特に本発明では、前記請求項1のスタータ
駆動時間積算値が時間判定値に達していない場合でも、
スタータ駆動回数積算値が回数判定値に達したときに
は、エンジン始動制御を停止する。従って、仮に、スタ
ータ駆動時間積算値が予想外に少ないような場合でも、
スタータ駆動回数積算値が多くなった場合(即ち回数判
定値に達した場合)には、確実にエンジン始動制御を停
止でき、フェイルセーフの上で好適である。
【0013】(3)請求項3の発明では、エンジン始動
制御を行うとともに、所定の自動停止条件が満たされた
場合には、エンジンを自動停止させるエンジン停止制御
を行う。エンジン始動制御は、通常、エンジン停止制御
とともに実施されるので、本発明は、実際の好適な制御
を例示している。
【0014】(4)請求項4の発明は、書込回数(書換
回数)に制限のある不揮性メモリに数値のデータ(スタ
ータ駆動時間積算値)を書き込む手法を示している。不
揮発性メモリのデータは2進数で書き込まれて記憶され
るが、データが書き込まれる毎に、特に下位の数値(例
えば下位4ビット)は頻繁に書き換えられるので、場合
によっては、不揮発性メモリの書込保証回数を超えるこ
とがある。
【0015】この書込保証回数とは、不揮発メモリに書
き込まれるデータが正しいことが保証される回数である
ので、書込保証回数を超えて書き込むことは避ける必要
がある。そこで、本発明では、2進数を加算する場合の
性質であるビット反転(0→1、1→0)に着目した。
即ち、不揮発性メモリの記憶領域にて2進数の加算を実
施した場合に、加算量(所定量)を適切に設定すれば、
記憶領域の各ビットにおけるビット反転が少なくなるこ
とに着目し、スタータ駆動時間積算値が所定量に達した
ときに、その所定量を加算するようにした。
【0016】つまり、本発明では、所定量を、不揮発性
メモリへの書き込みに伴って変更するとともに、変更さ
れる所定量の大きさ及び変更の順番を、不揮発性メモリ
の記憶領域におけるビット反転の回数を抑制するように
設定した。これにより、スタータ駆動時間積算値を不揮
発性メモリに書き込む回数が多くても、単純に逐次不揮
発性メモリにスタータ駆動時間積算値を書き込む場合と
比べて、本発明では、不揮発性メモリの記憶領域におけ
るビット反転が少ない。そのため、通常では書込保証回
数に達することがないので、スタータ駆動時間積算値を
常に正確に記憶できるという顕著な効果を奏する。
【0017】(5)請求項5の発明は、時間積算手段に
よる積算の手順を例示したものである。ここでは、今回
のスタータ駆動時間が今回の所定量に達した場合には、
前回までに保持したスタータ駆動時間積算値に今回の所
定量を加算している。
【0018】(6)請求項6は、所定量の大きさ及び順
番を例示したものである。ここで、5、10、17の所
定量を用いて、ビット反転が少ない理由を説明する。
【0019】
【表1】 この表1に示す様に、5、10、17の数値を順次加え
てゆく場合、合計3回の書き込みが実施される。従っ
て、従来では、不揮性メモリの記憶領域において、3回
のビット反転が生じる。
【0020】ところが、本発明の様に所定量を設定する
と、例えば下位1ビット目では、ビット反転は、初期か
ら順番1への書き込みの際のビット反転(0→1)と、
順番2から順番3への書き込みの際のビット反転(1→
0)の合計2回の反転で済む。つまり、ここでは、下位
1ビットの記憶領域における書き込み回数は2回であ
り、同様に、他の桁のビット反転もそれぞれ2回と少な
い。
【0021】この様に、加算する数(所定量)及び加算
する順番を設定することにより、ビット反転の回数を少
なくすることができ、よって、不揮発性メモリの書込回
数を実質的に増加させることができる。 (7)請求項7の発明は、電子制御装置の機能を実現す
るための手段(例えばプログラム)を記録した記録媒体
を示している。
【0022】つまり、上述した様な電子制御装置をコン
ピュータシステムにて実現する機能は、例えば、コンピ
ュータシステム側で起動するプログラムとして備えるこ
とができる。このようなプログラムの場合、例えば、フ
ロッピー(登録商標)ディスク、光磁気ディスク、CD
−ROM、ハードディスク等のコンピュータ読み取り可
能な記録媒体に記録し、必要に応じてコンピュータシス
テムにロードして起動することにより用いることができ
る。この他、ROMやバックアップRAMをコンピュー
タ読み取り可能な記録媒体として前記プログラムを記録
しておき、このROMあるいはバックアップRAMをコ
ンピュータシステムに組み込んで用いても良い。
【0023】
【発明の実施の形態】次に、本発明の電子制御装置及び
記録媒体の実施の形態の例(実施例)について、図面に
基づいて説明する。 (実施例1) a)まず、本実施例のエンジン制御用の電子制御装置の
基本構成について説明する。
【0024】図1に示す様に、本実施例のエンジン制御
用の電子制御装置(以下単にエンジンECUと記す)1
は、マイクロコンピュータ(図1ではCPUで示す)3
を中心に構成された装置であり、後に詳述する様に、燃
料や排ガスの低減のために、例えば赤信号での停止時に
エンジンを自動停止させ(エンジン停止制御)、青信号
での発進時にエンジンの自動始動を行う(エンジン停止
制御)、いわゆるエコラン走行が可能なものである。
【0025】このエンジンECU1は、マイクロコンピ
ュータ3に加え、電源系として、メイン電源回路5及び
サブ電源回路7を備え、入力系として、入力回路9及び
波形整形回路11を備え、出力系として、第1及び第2
出力回路13,15を備えている。また、スタータモニ
タ回路17及びEEPROM19などを備えている。
【0026】以下詳細に説明する。前記メイン電源回路
5は、イグニッションスイッチ(IGスイッチ)21が
オン(ON)の場合に、バッテリ23から電圧(+B)
の供給を受け、所定の電圧(Vom)を、入力回路9及
びマイクロコンピュータ3に供給するものである。ま
た、サブ電源回路7は、IGスイッチ21がオフ(OF
F)の場合でも、バッテリ23から直接の電圧(BAT
T)の供給を受け、所定の電圧(Vos)を、マイクロ
コンピュータ3に供給するものである。
【0027】前記マイクロコンピュータ3は、ROM2
5、ノーマルRAM(NRAM)27、スタンバイRA
M(SRAM)29等を備えている。このうち、NRA
M27は、IGスイッチ9がオンの間は、メイン電源回
路5からの電圧供給により、内容(データ)を保持する
メモリである。また、SRAM29は、IGスイッチ9
がオフの間でも、サブ電源回路7からの電圧供給によ
り、内容(例えばスタータ駆動回数のデータ)を保持す
るメモリである。
【0028】前記スタータモニタ回路17は、第2出力
回路15から出力されるスタータリレー31を駆動する
制御信号をチェックして、エンジンの自動始動の有無を
検出する回路である。前記EEPROM19は、メイン
電源、サブ電源がダウンしても、内容(例えばスタータ
駆動時間やスタータ駆動回数のデータ)を保持すること
ができる不揮発性メモリであり、しかも、所定電圧(例
えば2V以上)が供給されている場合には、データの書
き込み(書き換え)が可能なメモリである。
【0029】このEEPROM19のデータの書込回数
(書換回数)には、通常、所定の制限があり、例えばあ
る記憶領域(ここでは一つのビット分を記憶する領域)
において、間違いなく書き込みができる書込保証回数は
10万回である。つまり、EEPROM19の書込保証
回数は10万回である。
【0030】尚、前記EEPROM19には、初期時か
ら現在までのスタータ駆動回数の積算値N、初期時から
現在までのスタータ駆動時間(秒)の積算値T、スター
タ33の駆動保証回数などが記憶されている。そして、
上述した図1の構成において、バッテリ23に接続され
たIGスイッチ21が、図示しないイグニッションキー
(IGキー)の操作によりオンとされることで、エンジ
ンECU1が起動する。更に、IGキーが、IGスイッ
チ21のSTの位置まで回されると、スタータ33のモ
ータ33aが駆動されて、エンジンが始動する。
【0031】また、エンジンの作動中においては、エン
ジンECU1は、エンジン回転数信号NE、車速信号S
PD等の車両の作動信号や、吸気管圧力信号PIM、ア
クセル開度信号TA、冷却水温信号THW等のセンサ信
号を取り込んで、点火プラグ35による点火制御、イン
ジェクタ37による燃料噴射制御等のための制御信号を
出力する。
【0032】b)次に、エンジンECU1にて行われる
処理等について説明する。 (i)ここでは、EEPROM19に記憶される値を、ス
タータ駆動時間積算値T、スタータ駆動回数積算値Nの
ように大文字で示し、NRAM27又はSRAM29に
記憶される値を、スタータ駆動時間t、t’、スタータ
駆動回数n、スタータ駆動時間規定値nmのように小文
字で示す。
【0033】前記スタータ駆動時間積算値T及びスター
タ駆動回数積算値Nとは、スタータ33の使用開始(初
期時)から、現時点までのスタータ駆動時間及びスター
タ駆動回数を、それぞれ累積した値である。また、スタ
ータ駆動時間規定値nm(SRAM値)とは、EEPR
OM19の記憶領域におけるビット反転の回数を低減す
るために設定された値(前記所定量に該当する)であ
り、ここでは、5、10、17の順番で順次循環して変
更される。
【0034】1回目のスタータ駆動回数規定値nmの
判定処理 図2のフローチャートに示す様に、まず、初期動作時に
IGスイッチ21をOFFからONにした後、スタータ
駆動時間規定値nmを0に設定する。そして、ステップ
110にて、スタータ駆動時間規定値nmが0(即ち初
期時)であるか否かを判定する。ここで肯定判断される
とステップ120に進み、一方否定判断されるとステッ
プ190に進む。
【0035】ステップ120では、初期時と判定された
ので、スタータ駆動回数積算値Nが0(即ち初期時)か
否かを判定する。ここで肯定判断されるとステップ13
0に進み、一方否定判断されるとステップ140に進
む。ステップ130では、初期時と判定されたので、初
動作確認として、スタータ駆動回数積算値Nに1を代入
する。
【0036】続くステップ150では、EEPROM1
9の下位4ビットの判定処理を行う。即ち、EEPRO
M19に記憶しているスタータ駆動時間積算値Tの(2
進数の)下位4ビットがどのような値であるかを判定す
る。ここで、初期時は、スタータ駆動時間積算値Tは1
0進数で0、従って2進数での下位4ビットの値は、
「0000」であるので、ステップ180に進む。
【0037】ステップ180では、スタータ駆動時間規
定値nmに5を設定して、前記ステップ110に戻る。
つまり、上述した処理が、初期時の処理である。 2回目のスタータ駆動回数規定値nmの判定処理 前記ステップ180から前記ステップ110に戻った場
合には、ステップ110にて、再度スタータ駆動回数規
定値nmが0であるか否かを判定する。
【0038】ここでは、前記ステップ180にて、スタ
ータ駆動回数規定値nmが5に設定されているので、0
ではないと否定判断されてステップ190に進む。ステ
ップ190では、スタータ33が駆動されたか否かを判
定する。ここで肯定判断されるとステップ200に進
み、一方否定判断されると、SRAM29の異常監視の
ために、ステップ110に戻る。
【0039】ステップ200では、下記にて述べる様
にして、スタータ駆動時間t’及びスタータ駆動回数n
の加算処理を行う。 スタータ駆動時間t’及びスタータ駆動回数nの加算
処理 図3のフローチャートに、スタータ駆動時間t’及びス
タータ駆動回数nの加算処理を示すが、まず、ステップ
310にて、スタータ駆動時間t’(NRAM値)を加
算する処理を行う。
【0040】続くステップ320にて、スタータ33が
停止したか否かを判定する。ここで肯定判断されるとス
テップ330に進み、一方否定判断されると前記ステッ
プ310に戻る。従って、前記ステップ310、320
のルーチンを通る毎に、1回のスタータ駆動における駆
動時間がカウントされることになる。
【0041】ステップ330では、スタータ駆動回数n
(SRAM値)を加算する処理を行う。従って、スター
タ駆動が実施される毎に、スタータ駆動回数nは1づつ
増加する。続くステップ340では、スタータ駆動時間
t’の繰り上げ処理を行う。ここでは、スタータ駆動時
間が少数点以下の値を有する場合には、小数点以下の値
を1秒とするような繰り上げ処理を行う。
【0042】続くステップ350では、前回までにSR
AM29に記憶されたスタータ駆動時間tに今回計数し
たスタータ駆動時間t’を加算する。続くステップ36
0では、前記ステップ350にて加算して得られたスタ
ータ駆動時間tを、SRAM29に記憶し、一旦本処理
を終了する。
【0043】図3の計数処理後の1回目の処理(nm
=10の設定) 前記図3のステップ360の処理の後に、前記図2のス
テップ210に進み、スタータ駆動時間tが、スタータ
駆動時間規定値nm以上であるか否かを判定する。
【0044】ここでは、前記ステップ180にて、スタ
ータ駆動時間規定値nmは5に設定されているので、ス
タータ駆動時間規定値nmが5以上であるか否かを判定
する。ここで肯定判断されるとステップ220に進み、
一方否定判断されると前記ステップ110に戻る。
【0045】ステップ220では、スタータ駆動時間規
定値nmが5以上であるので、前回までのスタータ駆動
時間積算値Tにスタータ駆動時間規定値nm(今回は
5)を加算し、新たなスタータ駆動時間積算値Tとし
て、EEPROM19に書き込んで記憶する。
【0046】それとともに、図3の前記ステップ360
にてSRAM27に記憶したスタータ駆動時間tからス
タータ駆動時間規定値nm(今回は5)を減算して、そ
の余りを、新たなスタータ駆動時間tとして、SRAM
27に記憶する。つまり、本実施例では、ビット反転の
低減のために、スタータ駆動時間積算値Tにスタータ駆
動時間規定値nmづつ加算する必要があり、それによ
り、どうしても余りが出るので、この余りを後のスター
タ駆動時間tとすることにより、スタータ駆動時間積算
値Tを正確に算出しようとするものである。
【0047】続くステップ230では、スタータ駆動時
間規定値nmが5であるか否かを判定する。今回は、ス
タータ駆動時間規定値nmは5に設定されているので、
肯定判断されてステップ240に進む。
【0048】ステップ240では、スタータ駆動時間規
定値nmを10に変更して設定し、前記ステップ110
に戻る。つまり、このの処理により、スタータ駆動時
間積算値Tに、今回スタータ駆動時間規定値nmである
5を加算した後に、スタータ駆動時間規定値nmを10
に変更するのである。
【0049】3回目のスタータ駆動回数規定値nmの
判定処理 前記ステップ240から前記ステップ110に戻った場
合には、ステップ110にて、再度スタータ駆動回数規
定値nmが0であるか否かを判定する。ここでは、前記
ステップ240にて、スタータ駆動回数規定値nmが1
0に設定されているので、0ではないと否定判断されて
ステップ190に進む。
【0050】ステップ190では、前記の2回目と同
様に、スタータ33が駆動されたか否かを判定する。こ
こで肯定判断されるとステップ200に進み、一方否定
判断されると、ステップ110に戻る。ステップ200
では、前記図3にて説明した様にして、スタータ駆動時
間t及びスタータ駆動回数nを求める。
【0051】尚、前回の処理にてスタータ駆動時間tに
余りが記憶されている場合には、この余りtに今回のル
ーチンにおけるスタータ駆動時間t’を加算して、スタ
ータ駆動時間tを求める。 図3の計数処理後の2回目の処理(nm=17の設
定) 前記図3の処理の後に、再度前記図2のステップ210
に進み、スタータ駆動時間tが、スタータ駆動時間規定
値nm以上であるか否かを判定する。
【0052】ここでは、前記ステップ240にて、スタ
ータ駆動時間規定値nmは10に設定されているので、
スタータ駆動時間規定値nmが10以上であるか否かを
判定する。ここで肯定判断されるとステップ220に進
み、一方否定判断されると前記ステップ110に戻る。
【0053】ステップ220では、前回までのスタータ
駆動時間積算値Tにスタータ駆動時間規定値nm(今回
は10)を加算し、新たなスタータ駆動時間積算値Tと
して、EEPROM19に書き込んで記憶する。それと
ともに、図3にてSRAM27に記憶したスタータ駆動
時間tからスタータ駆動時間規定値nm(今回は10)
を減算して、その余りを、新たなスタータ駆動時間tと
して、SRAM27に記憶する。
【0054】続くステップ230では、スタータ駆動時
間規定値nmが5であるか否かを判定する。今回は、ス
タータ駆動時間規定値nmは10に設定されているの
で、否定判断されてステップ250に進む。
【0055】続くステップ250では、スタータ駆動時
間規定値nmが10であるか否かを判定する。今回は、
スタータ駆動時間規定値nmは10に設定されているの
で、肯定判断されてステップ260に進む。
【0056】ステップ260では、スタータ駆動時間規
定値nmを17に変更して設定する。続くステップ28
0では、スタータ駆動回数積算値Nに、今回のスタータ
駆動回数nを加算し、新たなスタータ駆動回数積算値N
を求め、その値をEEPROM19に書き込む。
【0057】続くステップ290では、SRAM27に
記憶されているスタータ駆動回数nをクリアし、前記ス
テップ110に戻る。つまり、このの処理により、ス
タータ駆動時間積算値Tに、今回スタータ駆動時間規定
値nmである10を加算した後に、スタータ駆動時間規
定値nmを17に変更するとともに、スタータ駆動回数
積算値Nを更新する処理を行うのである。
【0058】4回目のスタータ駆動回数規定値nmの
判定処理 前記ステップ290から前記ステップ110に戻った場
合には、ステップ110にて、再度スタータ駆動回数規
定値nmが0であるか否かを判定する。ここでは、前記
ステップ260にて、スタータ駆動回数規定値nmが1
7に設定されているので、0ではないと否定判断されて
ステップ190に進む。
【0059】ステップ190では、前記の2回目の処
理と同様に、スタータ33が駆動されたか否かを判定す
る。ここで肯定判断されるとステップ200に進み、一
方否定判断されると、、ステップ110に戻る。ステッ
プ200では、前記図3にて説明した様にして、スター
タ駆動時間t及びスタータ駆動回数nを求める。
【0060】図3の計数処理後の3回目の処理(nm
=5の設定) 前記図3の処理の後に、再度前記図2のステップ210
に進み、スタータ駆動時間tが、スタータ駆動時間規定
値nm以上であるか否かを判定する。ここでは、前記ス
テップ260にて、スタータ駆動時間規定値nmは17
に設定されているので、スタータ駆動時間規定値nmが
17以上であるか否かを判定する。ここで肯定判断され
るとステップ220に進み、一方否定判断されると前記
ステップ110に戻る。
【0061】ステップ220では、前回までのスタータ
駆動時間積算値Tにスタータ駆動時間規定値nm(今回
は17)を加算し、新たなスタータ駆動時間積算値Tと
して、EEPROM19に書き込んで記憶する。それと
ともに、図3にてSRAM27に記憶したスタータ駆動
時間tからスタータ駆動時間規定値nm(今回は17)
を減算して、その余りを、新たなスタータ駆動時間tと
して、SRAM27に記憶する。
【0062】続くステップ230では、スタータ駆動時
間規定値nmが5であるか否かを判定する。今回は、ス
タータ駆動時間規定値nmは17に設定されているの
で、否定判断されてステップ250に進む。
【0063】続くステップ250では、スタータ駆動時
間規定値nmが10であるか否かを判定する。今回は、
スタータ駆動時間規定値nmは17に設定されているの
で、否定判断されてステップ270に進む。
【0064】ステップ270では、スタータ駆動時間規
定値nmを5に変更して設定し、以下前回と同様に、ス
テップ280、290の処理を行って、前記ステップ1
10に戻る。つまり、このの処理により、スタータ駆
動時間積算値Tに、今回スタータ駆動時間規定値nmで
ある17を加算した後に、スタータ駆動時間規定値nm
を再度5に変更するとともに、スタータ駆動回数積算値
Nを更新する処理を行う。
【0065】従って、上述した〜の処理により、ス
タータ駆動時間積算値Tに、順次、スタータ駆動時間規
定値nmとして、5、10、17が加算されることにな
る。 次に、前記図2のステップ140〜180におけるフ
ェールセーフ処理について説明する。
【0066】前記ステップ110で、スタータ駆動時間
規定値nmが0と判定され、且つステップ120で、ス
タータ駆動回数積算値Nが0ではないと判定された場合
には、SRAM異常が発生してSRAM値のスタータ駆
動時間規定値nmが0クリアされたとみなす。そして、
前記ステップ140にて、フェイルセーフのために、ス
タータ駆動時間積算値T及びスタータ駆動回数積算値N
にそれぞれ16を加算する。
【0067】具体的には、スタータ駆動時間積算値Tに
16秒を加算するとともに、スタータ駆動回数積算値N
に16回を加算する。これは、スタータ駆動時間やスタ
ータ駆動回数の計数の際にSRAM29に記憶される値
t、nの最大値が、それぞれ16秒及び16回であり、
仮に計数の途中でSRAM29に記憶していた値が消失
しても、その最大値を加算しておけば問題がないからで
ある。
【0068】しかし、前記の様な16秒及び16回の加
算処理を実施した場合でも、SRAM異常の場合には、
スタータ駆動時間規定値nmが0になっているので、以
下に示すステップ150〜180の処理により、正しい
スタータ駆動時間規定値nmを設定する。
【0069】つまり、まず、ステップ150にて、EE
PROM19に記憶されているスタータ駆動時間積算値
Tの下位4ビット(2進数)を判定する。ここで、下位
4ビットの値が、「0101」であれば、前記表1に示
す様に、前回5が加算されて「0101」となっている
ので、ステップ160にて、次に加算する値として、ス
タータ駆動時間規定値nmを10に設定する。
【0070】また、下位4ビットの値が、「1010」
であれば、前記表1に示す様に、前回10が加算されて
「1010」となっているので、ステップ170にて、
次に加算する値として、スタータ駆動時間規定値nmを
17に設定する。更に、下位4ビットの値が、「000
0」であれば、前記表1に示す様に、前回17が加算さ
れて「0000」となっているので、ステップ180に
て、次に加算する値として、スタータ駆動時間規定値n
mを5に設定する。
【0071】これにより、仮にSRAM異常が発生し、
スタータ駆動時間規定値nmがクリアされた場合でも、
次に加算すべきスタータ駆動時間規定値nmを正確に設
定することができる。 (ii)次に、上述した図2及び図3の処理による動作を、
図4のタイミングチャートを用いて説明する。
【0072】図4に示す様に、エンジンECU1が駆動
すると、時刻t1にて、スタータ駆動回数積算値Tがカウ
ントアップされ、その後、時刻t2にて、スタータ駆動時
間規定値nmが5に設定される。そして、時刻t3にて、
スタータ33がONされると、OFFされる時刻t4にな
るまで、スタータ駆動時間t’(NRAM値)をカウン
トアップする。
【0073】そして、前回までのスタータ駆動時間t
(初期値は0)に、今回のスタータ駆動時間t’(ここ
では4秒)を加算し、SRAM値のt(従って0+4=
4)として記憶する。また、同時に、スタータ33の駆
動をn’(NRAM値)として記録し、スタータ駆動回
数n(SRAM値)をカウントアップする。以下、スタ
ータ33のOFF時に、スタータ駆動回数nをカウント
アップする。
【0074】更に、時刻t5における2回目のスタータ3
3のOFF時に、2回目のスタータ駆動時間tの2秒
を、前記1回目のスタータ駆動時間tに加算する。これ
により、スタータ駆動時間tの合計値は6秒となり、ス
タータ駆動時間規定値nmの5以上となるので、スター
タ駆動時間積算値Tに、スタータ駆動時間規定値nmの
5を加算する。従ってスタータ駆動時間積算値Tは、0
+5=5となる)。それとともに、前記合計値の6から
スタータ駆動時間規定値nmの5を引いて余りを求め、
この余りを、新たなスタータ駆動時間t(従って1)と
する。
【0075】そして、スタータ駆動時間積算値Tの加算
直後に、スタータ駆動時間規定値nmを10に変更す
る。また、時刻t6の3回目のスタータ33のOFF時に
は、前回までのスタータ駆動時間t(ここでは前回の余
りの1)に、今回のスタータ駆動時間t’(ここでは
5)を加算する。但し、今回は、その合計が1+5の6
であり、今回のスタータ駆動時間規定値nmの10に達
しないので、スタータ駆動時間積算値Tへの加算は行わ
ない。
【0076】次に、時刻t7の4回目のスタータ33のO
FF時には、前回までのスタータ駆動時間t(ここでは
6)に、今回のスタータ駆動時間t’(ここでは10)
を加算する。これにより、スタータ駆動時間tの合計値
は16秒となり、スタータ駆動時間規定値nmの10以
上となるので、スタータ駆動時間積算値Tに、スタータ
駆動時間規定値nmの10を加算する。従ってスタータ
駆動時間積算値Tは、5+10=15となる。それとと
もに、合計値の16からスタータ駆動時間規定値nmの
10を引いて余りを求め、この余りを、新たなスタータ
駆動時間t(従って6)とする。
【0077】また、時刻t8にて、バッテリの+B電圧
が低下すると、NRAM値(t’、n’)及びSRAM
値(nm、t、n)は0クリアされる。その後、スター
タ駆動時間積算値Tには、フェイルセーフのために、1
6(秒)が加算されるとともに、スタータ駆動回数積算
値Nにも、フェイルセーフのために、16(回)が加算
される。
【0078】(iii)次に、前記図2及び図3とは別ルー
チンで行われる、エンジン始動制御の停止処理につい
て、図5のフローチャートに基づいて説明する。尚、本
処理は、16ms毎に実施される。図5のステップ41
0にて、前回までのスタータ駆動時間積算値Tに今回の
スタータ駆動時間tを加算した値(T+t)が、時間判
定値(52万秒)以上であるか否かを判定する。ここで
肯定判断されるとステップ430に進む。一方否定判断
されるとステップ420に進む。
【0079】ステップ420では、前回までのスタータ
駆動回数積算値Nに今回のスタータ駆動回数nを加算し
た値(N+n)が、回数判定値(13万回)以上である
か否かを判定する。ここで肯定判断されると前記ステッ
プ430に進む。一方否定判断されると前記ステップ4
10に進む。
【0080】ステップ430では、今回を含むスタータ
駆動時間積算値(T+t)が時間判定値以上か、或いは
今回を含むスタータ駆動回数積算値(N+n)が回数判
定値かの少なくとも一方が満たされたので、エンジン始
動制御(従ってエンジン停止制御も)を終了する条件が
満たされたとして、エンジン始動制御を停止(エンジン
停止制御も停止)し、一旦本処理を終了する。
【0081】つまり、本処理では、スタータ駆動時間を
現在まで加算した値(T+t)が、時間判定値以上とな
った場合には、エンジン始動制御を停止する。また、ス
タータ駆動時間を現在まで加算した値(T+t)が、時
間判定値未満であっても、スタータ駆動回数を現在まで
加算した値(N+n)が、回数判定値以上となった場合
には、エンジン始動制御を停止する。
【0082】尚、前記T+tの値は、特許請求の範囲の
スタータ駆動時間積算値に該当するが、Tの値のみの場
合でも、特許請求の範囲のスタータ駆動時間積算値に該
当する。 c)本実施例では、上述した構成により、下記の効果を
奏する。
【0083】本実施例では、スタータ駆動時間の現在ま
での積算値(T+t)が時間判定値に達した場合には、
エンジン始動制御を停止しているので、ギヤの摩耗を損
傷の進行を抑制することができる。よって、スタータ3
3の寿命を延ばすことができる。
【0084】また、本実施例では、スタータ駆動時間だ
けでなく、スタータ駆動回数もチェックし、スタータ駆
動回数の現在までの積算値(N+n)が回数判定値に達
した場合には、エンジン始動制御を停止している。この
ため、仮に、スタータ駆動回数が多いにもかかわらず、
スタータ駆動時間が少ない場合でも、確実にエンジン始
動制御を停止するので、その点からも、ギヤの摩耗を損
傷の進行を抑制することができる。よって、スタータ3
3の寿命を延ばすことができる。
【0085】更に、本実施例では、スタータ駆動時間t
がスタータ駆動時間規定値nmに達した場合に、スター
タ駆動時間tを前回のスタータ駆動時間積算値Tに加算
しているが、そのスタータ駆動時間規定値nmを、5、
10、17に設定して順次変更している。
【0086】この5、10、17を加算する場合、2進
数では、前記表1に示す様に下位4ビットが変化するの
で、単に順次時間をカウントする場合に比べて、記憶領
域の1ビット毎のビット反転を少なくすることができ
る。これにより、不揮発性メモリであるEEPROM1
9の書込回数を低減することができるので、書込回数を
書込保証回数以下にすることができる。 (実施例2)次に、実施例2について説明する。
【0087】尚、前記実施例1と同様な箇所の説明は、
省略又は簡略化する。本実施例は、スタータ駆動時間規
定値を設定することなく、不揮発性メモリに対して、1
回のスタータの駆動毎にそのままスタータ駆動回数を加
算するものであり、特に書込保証回数が多い場合に適用
することができる。
【0088】図6のフローチャートに示す様に、ステッ
プ510では、スタータ33が駆動されたか否かを判定
する。ここで肯定判断されるとステップ520に進み、
一方否定判断されると再度同じ判定を繰り返す。ステッ
プ520では、スタータ駆動時間を加算する。
【0089】続くステップ530では、スタータ33の
駆動が停止されたか否かを判定する。ここで、肯定判断
されるとステップ540に進み、一方否定判断されると
前記ステップ520に戻る。つまり、前記ステップ51
0、520の処理により、1回のスタータ33の駆動に
おける時間を求める。
【0090】ステップ540では、スタータ駆動時間を
繰り上げる処理を行う。続くステップ550では、スタ
ータ駆動時間を、前回までに積算したスタータ駆動時間
積算値に加算する処理を行う。続くステップ560で
は、加算されたスタータ駆動時間積算値をEEPROM
19に書き込む(書き換える)処理を行い、前記ステッ
プ510に戻る。
【0091】そして、本実施例においても、前記実施例
1と同様に、スタータ駆動時間の現在までの積算値が時
間判定値に達した場合には、エンジン始動制御を停止す
るので、ギヤの摩耗を損傷の進行を抑制することができ
る。よって、スタータ33の寿命を延ばすことができ
る。
【0092】また、本実施例でも、スタータ駆動時間だ
けでなく、スタータ駆動回数もチェックし、スタータ駆
動回数の現在までの積算値が回数判定値に達した場合に
は、エンジン始動制御を停止するので、その点からも、
ギヤの摩耗を損傷の進行を抑制することができ、よっ
て、スタータ33の寿命を延ばすことができる。
【0093】尚、本発明は前記実施例になんら限定され
るものではなく、本発明を逸脱しない範囲において種々
の態様で実施しうることはいうまでもない。例えば、本
発明では、スタータ駆動時間積算値をEEPROMに書
き込む場合を例に挙げたが、その他のデータをEEPR
OMのような書込保証回数に制限のある不揮発性メモリ
に書き込む場合にも適用できる。
【0094】例えば5、10、17の様に、加算した場
合にビット反転の少ない数値(所定量)を選択し、その
所定量づつ加算することにより、実質的に書込回数を低
減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1の電子制御装置の概略構成を示す説
明図である。
【図2】 実施例1のスタータの駆動時間及び駆動回数
を積算して記憶する処理を示すフローチャートである。
【図3】 実施例1のスタータの駆動時間及び駆動回数
をカウントする処理を示すフローチャートである。
【図4】 実施例1の図2の処理による動作を示すタイ
ミングチャートである。
【図5】 実施例1のエンジン始動制御を停止する処理
を示すフローチャートである。
【図6】 実施例2のスタータの駆動時間を積算して記
憶する処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…電子制御装置 3…マイクロコンピュータ 5…メイン電源回路 19…EEPROM 21…イグニッションスイッチ(IGスイッチ) 23…バッテリ 27…ノーマルRAM(NRAM) 29…スタンバイRAM(SNRAM) 33…スタータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02D 45/00 376 F02D 45/00 376B F02N 15/00 F02N 15/00 E Fターム(参考) 3G084 BA28 CA01 DA00 DA19 EA07 EA11 EB06 FA00 FA05 FA10 FA20 FA33 3G092 AC03 BB10 CA02 CB05 DG08 EA09 EA12 EA17 EC09 FA13 FA30 GA01 GB10 HE01Z HE08Z HF05Z HF08Z HF21Z 3G093 BA17 BA21 BA22 CA01 DA01 DA05 DA06 DB00 DB05 DB23 EA05 EC02 FA00 FA11 FB02 FB05

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の自動始動条件が満たされた場合
    に、スタータを駆動してエンジンを自動始動させるエン
    ジン始動制御を行う電子制御装置において、 前記スタータ駆動時間を積算して、スタータ駆動時間積
    算値を求める時間積算手段と、 前記スタータ駆動時間積算値を、電源の遮断時にもデー
    タを保持できる不揮発性メモリに書き込む時間書込手段
    と、 前記不揮発性メモリに書き込んだスタータ駆動時間積算
    値が、前記エンジン始動制御を停止する時間判定値に達
    したか否かを判定する時間判定手段と、 前記時間判定手段によって前記スタータ駆動時間積算値
    が前記時間判定値に達したと判断された場合には、前記
    エンジン始動制御を停止する時間停止手段と、 を備えたことを特徴とする電子制御装置。
  2. 【請求項2】 更に、 スタータ駆動回数を積算して、スタータ駆動回数積算値
    を求める回数積算手段と、 前記スタータ駆動回数積算値を、電源の遮断時にもデー
    タを保持できる不揮発性メモリに書き込む回数書込手段
    と、 前記不揮発性メモリに書き込んだスタータ駆動回数積算
    値が、前記エンジン始動制御を停止する回数判定値に達
    したか否かを判定する回数判定手段と、 前記回数判定手段によって前記スタータ駆動回数積算値
    が前記回数判定値に達したと判断された場合には、前記
    エンジン始動制御を停止する回数停止手段と、 を備えたことを特徴とする前記請求項1に記載の電子制
    御装置。
  3. 【請求項3】 前記エンジン始動制御を行うとともに、
    所定の自動停止条件が満たされた場合には、エンジンを
    自動停止させるエンジン停止制御を行うことを特徴とす
    る前記請求項1又は2に記載の電子制御装置。
  4. 【請求項4】 前記時間積算手段は、前記スタータ駆動
    時間積算値に所定量づつスタータ駆動時間を加算する手
    段であって、 前記所定量を、前記不揮発性メモリへの書き込みに伴っ
    て変更するとともに、前記変更される所定量の大きさ及
    び変更の順番を、前記不揮発性メモリの記憶領域におけ
    るビット反転の回数を抑制するように設定したことを特
    徴とする前記請求項1〜3のいずれかに記載の電子制御
    装置。
  5. 【請求項5】 前記時間積算手段は、 今回のスタータの駆動に応じて、今回のスタータ駆動時
    間を計数する計数手段と、 前記今回のスタータ駆動時間が前記今回の所定量に達し
    たか否かを判定する所定量判定手段と、 前記所定量判定手段によって肯定判断された場合には、
    前回までに保持したスタータ駆動時間積算値に今回の所
    定量を加算する所定量加算手段と、 を備えたことを特徴とする前記請求項4に記載の電子制
    御装置。
  6. 【請求項6】 前記所定量を、5、10、17の順番に
    て、循環して変更することを特徴とする前記請求項4又
    は5に記載の電子制御装置。
  7. 【請求項7】 前記請求項1〜6のいずれか記載の電子
    制御装置の機能を実現するための手段を記録したことを
    特徴とする記録媒体。
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