JP2001263007A - バルブキャップ及び内燃機関の動弁機構 - Google Patents

バルブキャップ及び内燃機関の動弁機構

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JP2001263007A
JP2001263007A JP2000069664A JP2000069664A JP2001263007A JP 2001263007 A JP2001263007 A JP 2001263007A JP 2000069664 A JP2000069664 A JP 2000069664A JP 2000069664 A JP2000069664 A JP 2000069664A JP 2001263007 A JP2001263007 A JP 2001263007A
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JP
Japan
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valve
rocker arm
valve cap
cap
combustion engine
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JP2000069664A
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English (en)
Inventor
Takeyuki Tezuka
武幸 手塚
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Teikoku Piston Ring Co Ltd
Original Assignee
Teikoku Piston Ring Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バルブキャップの中心部の摩耗を低減し、摩
耗紛による異常摩耗や焼付きを防止する。 【解決手段】 ロッカアーム1の弁押部7はバルブ押接
面7aを底面に有しており、バルブ押接面7aはロッカ
アーム1の長手方向に沿って下方になだらかな凸曲面に
形成されている。ロッカアーム1の弁押部7の真下に配
置する弁棒9のロッカアーム1側の端部に円筒形のバル
ブキャップ10が弁棒9に対して回転可能に装着されて
おり、バルブキャップ10の上面の中心部には円形の凹
部11が形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロッカアームによ
り弁の開閉を行う内燃機関の動弁機構に関する。
【0002】
【従来の技術】実開昭63−182203号では、ロッ
カアームの揺動端が摺接する円形受金の中心を、ロッカ
アームの摺接面の幅方向中心線からずれた位置に設定す
ることで、ロッカアームの円形受金押接時に円形受金に
少しの角度、回転を促し、ロッカアームの押接時毎にロ
ッカアームと円形受金との当たり個所を漸次ずらしてい
くことにより、円形受金の摩耗を改善している。
【0003】また、内燃機関の動弁機構において、図3
(a)に示されているように、ロッカアーム1のバルブ
押接面7aに対向して配置する弁棒9の先端部に、耐摩
耗性の高いバルブキャップ10が弁棒9に対して回転可
能に嵌め込まれているものがある。
【0004】バルブキャップ10を弁棒9に対して回転
可能に装着すると、ロッカアーム1がバルブキャップ1
0を押接した際に、バルブキャップ10が少しの角度回
転することが見込まれ、ロッカアーム1とバルブキャッ
プ10の当たり個所がずれていくことにより、バルブキ
ャップ10の摩耗を改善できる。また、上記バルブキャ
ップ10の回転を促進させるために、図3(a)に示さ
れるように、バルブキャップ10の中心Oをロッカアー
ム1のバルブ押接面7aのロッカアーム1幅方向におけ
る中心線Lからずらすように最初から設計する場合もあ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ロッカアーム1の押接
によりバルブキャップ10が弁棒9に対して回転する
と、バルブキャップ10の摩耗は、回転しない場合に比
べて改善されるが、バルブキャップ10の中心部は、常
に、ロッカアーム1と当たるため、バルブキャップ10
の摩耗後を示している図3(b)に示されているよう
に、バルブキャップ10の中心部が皿状に摩耗し(図に
おいて、Wは摩耗部分を示す。)、摩耗粉により異常摩
耗や焼付きの原因となる。
【0006】また、バルブキャップ10はJIS SC
M415等のクロムモリブデン鋼の浸炭焼入材が従来使
用されている。バルブキャップ10はロッカアーム1に
よって叩かれと摺動を受けるが、SCM415等のクロ
ムモリブデン鋼の浸炭焼入材は内部硬度が低く、叩かれ
時に塑性変形を起こしやすい。その変形により、バルブ
キャップ10は回転が阻害され、摩耗が促進する。
【0007】本発明の課題は、バルブキャップの中心部
の摩耗を低減し、摩耗粉による異常摩耗や焼付きを防止
することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、ロッカアーム
のバルブ押接面に対向して配置する弁棒の先端部に装着
されるバルブキャップにおいて、バルブキャップの上面
の中央部に凹部が形成されていることを特徴とする。
【0009】また、本発明は、ロッカアームのバルブ押
接面に対向して配置する弁棒の先端部にバルブキャップ
が回転可能に装着されている内燃機関の動弁機構におい
て、前記バルブキャップの上面の中央部に凹部が形成さ
れていることを特徴とする。
【0010】バルブキャップの材質は、高速度工具鋼鋼
材であるのが望ましい。
【0011】バルブキャップがロッカアームのバルブ押
接面で押接され、弁棒に対して少しの角度回転すると、
ロッカアームとバルブキャップの当たり個所がずれてい
くことにより、バルブキャップの摩耗が改善される。そ
して、バルブキャップの中心部は、バルブキャップの中
心部に形成されている凹部によってロッカアームが当た
らないため、バルブキャップの中心部の摩耗を防止でき
る。バルブキャップの材質を高速度工具鋼鋼材にする
と、耐摩耗性が増すと共に、バルブキャップの回転を阻
害することになる塑性変形が起きにくくなるため、バル
ブキャップの摩耗は更に改善される。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図1
により説明する。
【0013】図1において、ロッカアーム1は、長手方
向における後端に設けられた支点部2が図示外の支持手
段によって支持され、支点部2を中心として上下に揺動
自在とされている。また、ロッカアーム1は、長手方向
における中央部より少し前方寄り位置に上下に貫通する
孔3を有しており、この孔3内にローラ4が水平な支軸
5で回転可能に軸支されている。ロッカアーム1のロー
ラ4の上方にはカム6が配置されており、ロッカアーム
1はカム6の回転により支点部2を中心に上下に揺動さ
れることにより先端の弁押部7が上下動し、弁8を開閉
する。
【0014】ロッカアーム1において支点部2と反対側
の端部に位置する弁押部7は、バルブ押接面7aを底面
に有している。バルブ押接面7aはロッカアーム1の長
手方向に沿って下方になだらかな凸曲面に形成されてい
る。
【0015】ロッカアーム1の弁押部7の真下位置に弁
8が配置している。弁8は図示外のスプリングによって
弁8の閉方向(図において上方向即ちロッカアーム1の
方向)に常時付勢されている。下方に延びている弁棒9
のロッカアーム1側の端部には、円筒形のバルブキャッ
プ10が弁棒9に対して回転可能に嵌められて装着され
ており、バルブキャップ10の上面の中心部には円形の
凹部11が形成されている。凹部11は、例えば、深さ
が0.1〜0.5mm、径が2〜5mm、角RがR0.
05〜0.5mmとされる。また、凹部11は冷間鍛造
で作るのが安価であるが、加工で形成してもよい。バル
ブキャップ10の中心Oは、ロッカアーム1のバルブ押
接面7aのロッカアーム1幅方向における中心線L上に
配置するように設計されているが、ロッカアーム1押接
時のバルブキャップ10の回転を促進するために、図2
に示すように、バルブキャップ10の中心Oをロッカア
ーム1のバルブ押接面7aのロッカアーム1幅方向にお
ける中心線Lからずれた位置に配置するように設計する
こともある。バルブキャップ10はJIS SKH51
等の高速度工具鋼鋼材で形成される。
【0016】以下、上記動弁機構の作用を説明する。
【0017】ロッカアーム1がカム6により押圧される
と、ロッカアーム1は支点部2を中心に下方に回動し
て、弁押部7が下方に動き、弁押部7のバルブ押接面7
aが弁棒9に装着されているバルブキャップ10を押接
し、スプリングの付勢力に抗して弁8を押し下げ、弁8
が開く。一方、カム6の押圧力がなくなると、スプリン
グの力により弁8が押し上げられ、弁8が閉じる。
【0018】上記動作が繰り返される際、ロッカアーム
1のバルブ押接面7aの押接により、バルブキャップ1
0が弁棒9に対して少しの角度回転すると、ロッカアー
ム1とバルブキャップ10の当たり個所が少しずつ周方
向にずれていくため、バルブキャップ10の摩耗が改善
される。そして、バルブキャップ10の中心部は、バル
ブキャップ10の中心部に形成されている凹部11によ
ってロッカアーム1が当たらないため、バルブキャップ
10の中心部の摩耗を防止できる。また、バルブキャッ
プ10の材質が高速度工具鋼鋼材であるので、耐摩耗性
が良好であると共に、バルブキャップ10の回転を阻害
することになる塑性変形が起きにくくなるため、バルブ
キャップ10の摩耗は更に改善される。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように本発明のバルブキャ
ップを使用した内燃機関の動弁機構によれば、バルブキ
ャップの中心部がロッカアームに当たらないため、バル
ブキャップの中心部の摩耗の改善を図れ、摩耗粉による
異常摩耗や焼付きを防止できる。また、バルブキャップ
の材質が高速度工具鋼鋼材であれば、バルブキャップの
摩耗が更に改善する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示し、(a)は動弁機構
を示す一部断面正面図、(b)はその一部分を示す一部
断面側面図、(c)はロッカアームを示す底面図、
(d)はバルブキャップを示す平面図である。
【図2】本発明の別の実施形態を示し、動弁機構の一部
分を示す一部断面側面図である。
【図3】従来例を示し、(a)及び(b)はそれぞれ動
弁機構の一部分を示す一部断面側面図である。
【符号の説明】
1 ロッカアーム 2 支点部 3 貫通孔 4 ローラ 5 支軸 6 カム 7 弁押部 7a バルブ押接面 8 弁 9 弁棒 10 バルブキャップ 11 凹部 O バルブキャップの中心 L ロッカアームのバルブ押接面のロッカアーム幅方向
における中心線

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロッカアームのバルブ押接面に対向して
    配置する弁棒の先端部に装着されるバルブキャップにお
    いて、バルブキャップの上面の中央部に凹部が形成され
    ていることを特徴とするバルブキャップ。
  2. 【請求項2】 ロッカアームのバルブ押接面に対向して
    配置する弁棒の先端部にバルブキャップが回転可能に装
    着されている内燃機関の動弁機構において、前記バルブ
    キャップの上面の中央部に凹部が形成されていることを
    特徴とする内燃機関の動弁機構。
  3. 【請求項3】 前記バルブキャップの材質が、高速度工
    具鋼鋼材であることを特徴とする請求項2記載の内燃機
    関の動弁機構。
JP2000069664A 2000-03-14 2000-03-14 バルブキャップ及び内燃機関の動弁機構 Pending JP2001263007A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007032475A (ja) * 2005-07-28 2007-02-08 Otics Corp ロッカアーム
DE102008046186A1 (de) * 2008-09-06 2010-03-11 Schaeffler Kg Verfahren zur Herstellung eines Schlepphebels
CN1969110B (zh) * 2004-04-19 2011-04-27 雅各布斯车辆系统公司 具有气门落座控制的气门致动系统
JP2019113026A (ja) * 2017-12-25 2019-07-11 株式会社クボタ 動弁装置

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