JP2001262837A - 床用揚重装置および床の補修方法 - Google Patents

床用揚重装置および床の補修方法

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JP2001262837A
JP2001262837A JP2000075942A JP2000075942A JP2001262837A JP 2001262837 A JP2001262837 A JP 2001262837A JP 2000075942 A JP2000075942 A JP 2000075942A JP 2000075942 A JP2000075942 A JP 2000075942A JP 2001262837 A JP2001262837 A JP 2001262837A
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JP
Japan
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floor
long nut
slab
ground
repair
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Application number
JP2000075942A
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English (en)
Inventor
Yasusuke Shimizu
庸介 清水
Hidemi Morita
秀美 森田
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Penta Ocean Construction Co Ltd
Original Assignee
Penta Ocean Construction Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 沈下した土間スラブを持ち上げ、土間スラブ
と地盤との間にモルタルを簡単かつ確実に充填できる床
用揚重装置及び床の補修方法を提供する。 【解決手段】 分割自在でかつ下端部に複数の係止片7
が突設された長ナット3とボルト2とにより構成された
揚重装置1を用い、沈下した土間スラブに設けた補修用
挿入孔に分割したナット片を1片ずつ挿入し、接合リブ
5をネジ6で結束し、長ナットを形成し、キルトを回転
させ地盤の反力と、土間スラブの補修用挿入孔周囲に係
止した長ナットにより土間スラブを引き上げ、地盤との
間に空隙部を設け、複数設けた挿入孔よりモルタルを注
入充填して補修する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は床用揚重装置および
床の補修方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】地盤上に直接打設した土間スラブが沈下
した場合は、図5に示すように、土間スラブ20に開け
た注入口21からスラブ下の空隙部22にモルタル23
をコンプレッサで圧入していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
床の補修方法は、モルタルだけの充填では土間スラブを
元の状態に復旧できないという問題があった。
【0004】本発明は上記のような問題に鑑みてなされ
たものであり、その目的は、沈下した土間スラブが持ち
上げられるとともに、土間スラブと地盤との間にモルタ
ルを簡単かつ確実に充填できる床用揚重装置および床の
補修方法を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上の課題を達成するた
めの手段は、請求項1の発明が、ボルトと長ナットとか
ら構成され、該長ナットが分割自在で、かつ下端部に複
数の掛止片が突設されたことを特徴とする。
【0006】請求項1の発明によれば、ボルトの回転に
より長ナットの掛止片が上下動する。
【0007】また請求項2の発明が、請求項1におい
て、長ナットは少なくとも2以上に分割可能であること
を特徴とする。
【0008】請求項2の発明によれば、長ナットは2以
上分割が可能なため、ボルトに簡単に組付けられる。
【0009】また請求項3の発明が、沈下した土間スラ
ブに補修用挿入孔を設け、該補修用挿入孔にボルトと長
ナットとからなる床用揚重装置を挿入し、前記長ナット
の掛止片を補修用挿入孔の下縁角部に引っかけてボルト
を回転させることにより土間スラブを引き上げ、該土間
スラブと地盤との間隙部にモルタルを充填することを特
徴とする。
【0010】請求項3の発明によれば、土間スラブを簡
単に持ち上げることができるとともに、持ち上げた土間
スラブと地盤との間隙部にモルタルを簡単に充填するこ
とができる。また持ち上げた状態でモルタルが硬化する
ため、土間スラブを元のレベルに戻すことができる。
【0011】また請求項4の発明が、請求項3におい
て、床用揚重装置を囲むようにして環状のエアバッグを
設置することを特徴とする。
【0012】請求項4の発明によれば、モルタルが床用
揚重装置のところまで充填されるのをエアバッグで防
ぐ。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、床用揚重装置および床の補
修方法の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
はじめに床用揚重装置(以下揚重装置という)について
説明し、その後に床の補修方法について説明する。
【0014】図1の(1)は揚重装置の縦断面図、
(2)は同横断面図、図2の(1)は揚重装置の分解斜
視図、(2)は長ナットの分解断面図である。
【0015】揚重装置1は図1および図2に示すよう
に、ボルト2と、これにねじ込まれた長ナット3とから
構成されている。長ナット3は4分割されたナット片4
が接合リブ5のねじ6で一体的に結合され、各ナット片
4の下端部には掛止片7が突設されている。したがっ
て、ボルト2を回転させると長ナット3が上下するよう
になっている。また長ナット3は図2の(2)に示すよ
うに、自由に分割できるため、どのような箇所でも簡単
にボルト2に装着することができる。なお、長ナット3
は図面においては、4分割されているが、2以上に分割
可能なら3分割や5分割であってもよい。
【0016】次に、床の補修方法について説明するが、
これは第1および第2の実施の形態があり、図3は第1
の実施の形態の床の補修方法を示している。この補修方
法は図3の(1)に示すように、上記の揚重装置1を利
用して行うものであり、はじめに沈下した土間スラブ8
の適宜箇所に補修用挿入孔9と、この周囲に注入口10
を開口する。この補修用挿入孔9は土間スラブ8を元の
レベルに戻すために引き上げの必要な箇所を調査し、そ
れに基づいて適宜数開口する。
【0017】次に、これらの各補修用挿入孔9に揚重装
置1を一基づつ設置する。この設置方法は、はじめにボ
ルト2を補修用挿入孔9に挿入して、その下面を地盤1
1に当接させた後、各ナット片4を1片または数片づつ
挿入し、接合リブ5をねじ6で結束して長ナット3を形
成し、該長ナット3の掛止片7を補修用挿入孔9の下縁
角部9aに引っかける。この状態からボルト2を回転さ
せると、地盤11を反力にして長ナット3が上昇するた
め土間スラブ8が引き上げられる。この操作を各補修用
挿入孔9で行うことによって、沈下した土間スラブ8が
全体として元のレベルに引き上げられ、該土間スラブ8
と地盤11の空隙部12に注入口10からモルタル13
を注入して柱状の塊14を形成する。そして、この塊1
4が硬化したら長ナット3を下降させるとともに、該長
ナット3を分割解体して揚重装置1を補修用挿入孔9か
ら撤去して、モルタル13を挿入孔9に充填する。
【0018】図4は第2の実施の形態の床の補修方法を
示し、環状のエアバッグ15を使用する以外は第1の実
施の形態と同じ方法である。はじめに、沈下した土間ス
ラブ8の適宜箇所に補修用挿入孔9と、この周囲に注入
口10を開口する。
【0019】次に、これらの各補修用挿入孔9から土間
スラブ8と地盤11との間に、空気を入れていない環状
のエアバッグ15を挿入してエアチューブ16を外側に
導出するとともに、前記と同じ方法で各補修用挿入孔9
に揚重装置1を一基づつ設置する。そして揚重装置1の
ボルト2を回転させて土間スラブ8を引き上げるととも
に、エアチューブ16からの空気によりエアバッグ15
を膨張させて揚重装置1を囲むようにする。この状態で
沈下した土間スラブ8全体が元のレベルに引き上げられ
る。次に、土間スラブ8と地盤11との空隙部12に注
入口10からモルタル13を注入すると、エアバッグ1
5の回りに柱状の塊14が形成されるため、揚重装置1
にはモルタル13が付着しない。そして、前記塊14が
硬化したら、前記と同様の方法で長ナット3を解体し
て、揚重装置1を補修用挿入孔9から撤去して、モルタ
ル13を挿入孔9に充填する。
【0020】
【発明の効果】長ナットは少なくとも2以上に分割可能
なため、ボルトに簡単に組付けられ、かつ簡単に解体さ
れる。
【0021】土間スラブを持ち上げることができるとと
もに、持ち上げた土間スラブと地盤との間にモルタルを
簡単に充填することができる。また持ち上げた状態でモ
ルタルが硬化するため、土間スラブを元のレベルに戻す
ことができる。
【0022】モルタルが揚重装置のところまで充填され
るのをエアバッグで防げる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(1)は揚重装置の縦断面図、(2)は同横断
面図である。
【図2】(1)は長ナットをボルトから外した揚重装置
の斜視図、(2)は長ナットの分解断面図である。
【図3】第1の実施の形態の床の補修方法の断面図であ
る。
【図4】(1)は第2の実施の形態の床の補修方法の断
面図、(2)は(1)のA−A線断面図である。
【図5】床の補修方法の断面図である。
【符号の説明】
1 揚重装置 2 ボルト 3 長ナット 4 ナット片 5 接合リブ 6 ねじ 7 掛止片 8、20 土間スラブ 9 補修用挿入孔 10、21 注入口 11 地盤 12、22 空隙部 13、23 モルタル 14 塊 15 エアバッグ 16 エアチューブ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボルトと長ナットとから構成され、該長
    ナットが分割自在で、かつ下端部に複数の掛止片が突設
    されたことを特徴とする床用揚重装置。
  2. 【請求項2】 長ナットは少なくとも2以上に分割可能
    であることを特徴とする請求項1に記載の構造物の床用
    揚重装置。
  3. 【請求項3】 沈下した土間スラブに補修用挿入孔を設
    け、該補修用挿入孔にボルトと長ナットとからなる床用
    揚重装置を挿入し、前記ボルトの下面を地盤に当接させ
    るとともに長ナットの掛止片を補修用挿入孔の下縁角部
    に引っかけ、前記地盤を反力として長ナットを上昇させ
    て土間スラブを引き上げ、該土間スラブと地盤との間隙
    部にモルタルを充填することを特徴とする床の補修方
    法。
  4. 【請求項4】 床用揚重装置を囲むようにして環状のエ
    アバッグを設置することを特徴とする請求項3に記載の
    床の補修方法。
JP2000075942A 2000-03-17 2000-03-17 床用揚重装置および床の補修方法 Pending JP2001262837A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6009116B1 (ja) * 2016-07-07 2016-10-19 中村建設株式会社 既設構造物の土間コンクリートの補修方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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