JP2001261849A - 熱可塑性エラストマー組成物の製造方法 - Google Patents

熱可塑性エラストマー組成物の製造方法

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JP2001261849A JP2000079811A JP2000079811A JP2001261849A JP 2001261849 A JP2001261849 A JP 2001261849A JP 2000079811 A JP2000079811 A JP 2000079811A JP 2000079811 A JP2000079811 A JP 2000079811A JP 2001261849 A JP2001261849 A JP 2001261849A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】連続相が熱可塑性ポリアミド樹脂であり、分散
相がハロゲン含有イソモノオレフィン−パラアルキルス
チレンである熱可塑性エラストマー組成物の製造方法で
あって、配合剤の定量供給性、混練性、機械的物性に優
れる熱可塑性エラストマー組成物の製造方法の提供。 【解決手段】熱可塑性ポリアミド樹脂、ハロゲン含有イ
ソモノオレフィン−パラアルキルスチレン、および、架
橋剤を含有する配合剤を、2軸混練押出機の搬送ゾーン
に供給すること、および、混練ゾーンの温度における、
ハロゲン含有イソモノオレフィン−パラアルキルスチレ
ンと、架橋剤を含有する配合剤との混合物のムーニース
コーチタイムT30が、混練時間TC の25〜70%であ
ることを特徴とする熱可塑性エラストマー組成物の製造
方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、連続相が熱可塑性
ポリアミド樹脂であり、分散相がハロゲン含有イソモノ
オレフィン−パラアルキルスチレンである熱可塑性エラ
ストマー組成物の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】熱可塑性ポリアミド樹脂、ハロゲン含有
イソモノオレフィン−パラアルキルスチレン、および加
硫剤を混練機で混練して、熱可塑性エラストマー組成物
を製造する方法は、米国特許第5,244,961号、
特開平11−199713号公報等により公知である。
【0003】連続相が熱可塑性ポリアミド樹脂であり、
分散相がハロゲン含有イソモノオレフィン−パラアルキ
ルスチレンである熱可塑性エラストマー組成物を、2軸
混練押出機で製造する方法において、樹脂、ゴム、架橋
剤を混合する方法としては、以下の方法が考えられる; 最初に樹脂とゴムを同じ投入口から2軸混練押出機
に投入し溶融混練し、その後、混練の途中に別の投入口
から架橋剤等の配合剤を投入する方法(以下、方法と
記す) 樹脂、ゴム、架橋剤等の配合剤を同時に2軸混練押
出機に投入する方法(以下、方法と記す)とが考えら
れる。
【0004】方法では、樹脂とゴムが加熱下で混練さ
れ、この混練機からの熱気により、架橋剤等の配合剤が
投入口で飛散し、混練機の投入口近くのシリンダ部に付
着するという問題があり、定量性に欠けることから、熱
可塑性エラストマー組成物の物性が不安定になる。ま
た、混練機の途中から配合剤を添加するには、混練機に
開口部を設ける必要があるが、この部分で混練が均一に
行われず、ゲル粒が発生し、これにより製造された熱可
塑性エラストマー組成物の物性が低下する等の問題が生
じる。
【0005】方法では、上述の問題はないが、樹脂と
ゴムが十分に混練されず、ゴムが樹脂に包まれないうち
に架橋が進むと、熱可塑性、流動性が得られず、混練機
のスクリューに過度に負荷がかかり混練できなくなった
り、ゴムの分散不良により、製造された熱可塑性エラス
トマー組成物の物性が低下するという問題を生じる。一
方、架橋が遅すぎれば、ゴムの架橋度が低くなるため、
製造された熱可塑性エラストマー組成物の物性が低下す
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、連続
相が熱可塑性ポリアミド樹脂であり、分散相がハロゲン
含有イソモノオレフィン−パラアルキルスチレンである
熱可塑性エラストマー組成物を2軸混練押出機で製造す
るにあたり、配合剤、特に架橋剤の定量供給性が高く、
製造時の混練性、および、得られる熱可塑性エラストマ
ー組成物の機械的物性が優れる熱可塑性エラストマー組
成物の製造方法を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、2
軸混練押出機を用いて、連続相が熱可塑性ポリアミド樹
脂であり、分散相がハロゲン含有イソモノオレフィン−
パラアルキルスチレンである熱可塑性エラストマー組成
物を製造する方法において、2軸混練押出機のシリンダ
部中、供給された熱可塑性ポリアミド樹脂が、溶融せず
に搬送される部分を搬送ゾーンとし、熱可塑性ポリアミ
ド樹脂が溶融混練されている部分を混練ゾーンとし、熱
可塑性ポリアミド樹脂、ハロゲン含有イソモノオレフィ
ン−パラアルキルスチレン、および、架橋剤を含有する
配合剤を、2軸混練押出機の搬送ゾーンに供給するこ
と、および、混練ゾーンの温度における、ハロゲン含有
イソモノオレフィン−パラアルキルスチレンと、架橋剤
を含有する配合剤との混合物のムーニースコーチタイム
30が、熱可塑性ポリアミド樹脂、ハロゲン含有イソモ
ノオレフィン−パラアルキルスチレン、および架橋剤を
含有する配合剤が、2軸混練押出機に供給されてから吐
出されるまでの時間TC の25〜70%であることを特
徴とする熱可塑性エラストマー組成物の製造方法を提供
する。
【0008】上記TC とは、熱可塑性ポリアミド樹脂、
ハロゲン含有イソモノオレフィン−パラアルキルスチレ
ン、および、架橋剤を含有する配合剤、これら全てを2
軸混練押出機に投入してから、吐出されるまでの時間を
いい、具体的には、熱可塑性ポリアミド樹脂、ハロゲン
含有イソモノオレフィン−パラアルキルスチレン、架橋
剤を含有する配合剤を2軸混練押出機にて混練し、得ら
れる組成物の状態が安定してから色樹脂数粒を組成物に
投入し、この投入した時点から、吐出される組成物の色
が、部分的に変わり始める時点でなく、全体が完全に変
わった時点までを計測することで求めることが出来る。
以下、TC を混練時間TC とも記す。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明をさらに詳細に説明
する。本発明の熱可塑性エラストマー組成物の製造方法
(以下、本発明の製造方法という)は、本発明にかかる
熱可塑性エラストマー組成物の製造のために配合される
原材料、すなわち、熱可塑性ポリアミド樹脂、ハロゲン
含有イソモノオレフィン−パラアルキルスチレン、およ
び、架橋剤を含有する配合剤をすべて、2軸混練押出機
の搬送ゾーンに供給する。
【0010】ここで、搬送ゾーンとは、2軸混練押出機
のシリンダ部の中で、スクリューにより混合される熱可
塑性ポリアミド樹脂が、まだ溶融していない部分をさ
す。換言すれば、シリンダ部において、熱可塑性ポリア
ミド樹脂を投入する投入口から、熱可塑性ポリアミド樹
脂が溶融し始める部分の前までを占める空間である。熱
可塑性ポリアミド樹脂は、溶融していないために溶融混
練されず、スクリューの押出し方向に搬送されているだ
けである。搬送ゾーンでは、熱可塑性ポリアミド樹脂や
ハロゲン含有イソモノオレフィン−パラアルキルスチレ
ンの、混練による自己発熱がまだ起こっていない。搬送
ゾーンでの温度は低温である。シリンダ部の加熱温度、
熱可塑性ポリアミド樹脂の量、スクリューの回転速度等
の混練条件により、シリンダ部内で、熱可塑性ポリアミ
ド樹脂の溶融が始まる部分は変動するので、搬送ゾーン
とは、各混練条件に従って決定される空間である。
【0011】このように、熱可塑性エラストマー組成物
の製造のために配合される原材料すべてを、シリンダ部
の温度が上昇していない搬送ゾーンに供給することによ
り、架橋剤やその他の粉体状の配合剤が、シリンダ部か
らの熱気により、投入口の壁面や、投入口近くのシリン
ダ部に飛散するということを回避することが出来、配合
剤の定量供給性が高くなる。ひいては、本発明の製造方
法により得られる熱可塑性エラストマー組成物の機械的
物性が優れたものとなる。
【0012】原材料の中でも、特に、架橋剤を、搬送ゾ
ーンに供給することが重要である。架橋剤を搬送ゾーン
に供給するとは、架橋剤を、2軸混練押出機に熱可塑性
ポリアミド樹脂が供給されてから、熱可塑性ポリアミド
樹脂の溶融が起こる前まで、すなわち、熱可塑性ポリア
ミド樹脂が融点に達する前までに配合するということで
ある。つまり、本発明の製造方法では、架橋剤を、熱可
塑性ポリアミド樹脂とハロゲン含有イソモノオレフィン
−パラアルキルスチレンとが溶融混練され始める前に配
合し混合する。また、架橋剤以外の配合剤も、搬送ゾー
ンに投入する。熱可塑性ポリアミド樹脂とハロゲン含有
イソモノオレフィン−パラアルキルスチレンとの溶融混
練が始まる前に、予め、熱可塑性ポリアミド樹脂とハロ
ゲン含有イソモノオレフィン−パラアルキルスチレンと
混合し、ついで混練する。
【0013】本発明の製造方法において、混練ゾーンと
は、2軸混練押出機のシリンダ部の中で、熱可塑性ポリ
アミド樹脂が溶融し、熱可塑性ポリアミド樹脂、ハロゲ
ン含有イソモノオレフィン−パラアルキルスチレン、お
よび、架橋剤を含有する配合剤が溶融混練されている部
分をさす。この混練ゾーンで、連続相を形成する熱可塑
性ポリアミド樹脂中に、ハロゲン含有イソモノオレフィ
ン−パラアルキルスチレンを分散させ、混練しながら架
橋剤により動的に架橋を行い、熱可塑性エラストマー組
成物を製造する。
【0014】本発明の製造方法において、熱可塑性ポリ
アミド樹脂、ハロゲン含有イソモノオレフィン−パラア
ルキルスチレン、架橋剤を含有する配合剤を、2軸混練
押出機へ供給するタイミングとしては、熱可塑性ポリア
ミド樹脂、ハロゲン含有イソモノオレフィン−パラアル
キルスチレン、架橋剤を含む配合剤を、一括して同じ投
入口から供給してもよいし、搬送ゾーンに投入口を複数
個設け、スクリューの押出し方向に向かって1番手前の
投入口から熱可塑性ポリアミド樹脂を供給し、他の投入
口から、ハロゲン含有イソモノオレフィン−パラアルキ
ルスチレン、架橋剤を含む配合剤を、一緒にあるいは別
々に供給してもよい。ハロゲン含有イソモノオレフィン
−パラアルキルスチレン、架橋剤、架橋剤以外の配合剤
を、それぞれ複数回にわけて異なる投入口から供給して
もよい。搬送ゾーン内であれば、ハロゲン含有イソモノ
オレフィン−パラアルキルスチレン、架橋剤を含む配合
剤を供給する投入の回数は特に限定しない。
【0015】上述の供給方法の中でも、熱可塑性ポリア
ミド樹脂、ハロゲン含有イソモノオレフィン−パラアル
キルスチレン、架橋剤を含む配合剤を、一括して同じ投
入口から供給する方法が好ましい。熱可塑性ポリアミド
樹脂の混練による自己発熱がまだ全く起こっておらず、
2軸混練押出機のシリンダ内の温度が上昇していないの
で、架橋剤やその他の配合剤が投入口の壁面や、投入口
近くのシリンダ部に飛散することがなく、配合剤の定量
供給性が極めて高くなる。さらに、一括して同時に投入
すれば、予め搬送ゾーンの位置を確認する必要がなく、
架橋剤を投入するタイミングを図る必要がないので、簡
便である。
【0016】本発明の製造方法では、混練時の温度(混
練ゾーンの温度のことである)における、ハロゲン含有
イソモノオレフィン−パラアルキルスチレン、および、
架橋剤を含む配合剤の混合物のムーニースコーチタイム
30が、混練時間TC の25〜70%、好ましくは35
〜55%となる条件で架橋する。ムーニースコーチタイ
ムT30が、TC の25〜70%の範囲の値をとるように
するには、ハロゲン含有イソモノオレフィン−パラアル
キルスチレンに配合する架橋剤の種類、量の調整、およ
び、搬送ゾーン、混練ゾーンの各ゾーンの長さおよび温
度(特に混練時間、混練温度)を調節する。
【0017】ハロゲン含有イソモノオレフィン−パラア
ルキルスチレンと、架橋剤を含む配合剤との混合物のム
ーニースコーチタイムT30は、レオメータにより測定す
ることができる。ムーニー粘度は、JIS K 630
0に記載のムーニー粘度試験に準拠して測定される値で
ある。ムーニー値の最低値から5ポイント上昇時点t 5
および35ポイント上昇時点t35を測定し、t35−t5
からムーニースコーチタイムT30[分]を求める。
【0018】架橋剤の配合量を、ハロゲン含有イソモノ
オレフィン−パラアルキルスチレンと、架橋剤を含む配
合剤との混合物のムーニースコーチタイムT30が上記範
囲となるように選定して、熱可塑性ポリアミド樹脂と共
に、2軸混練押出機にて混練すると、熱可塑性ポリアミ
ド樹脂とハロゲン含有イソモノオレフィン−パラアルキ
ルスチレンが十分に混練され、ハロゲン含有イソモノオ
レフィン−パラアルキルスチレンが熱可塑性ポリアミド
樹脂に包まれてから架橋が十分に進むので、混練時には
熱可塑性、流動性が維持され、2軸混練押出機のスクリ
ューに負荷がかからず混練性に優れる。また、得られる
エラストマーの架橋も十分に行われ、機械的物性(破断
強度、破断伸び等)に優れる熱可塑性エラストマー組成
物が得られる。
【0019】なお、ムーニー粘度の測定温度は、2軸混
練押出機の混練ゾーンの温度(混練温度)に設定する。
混練ゾーンの温度は、180〜270℃が好ましく、2
20〜250℃がより好ましい。この温度範囲である
と、熱可塑性ポリアミド樹脂が十分に溶融され、ハロゲ
ン含有イソモノオレフィン−パラアルキルスチレンや配
合剤とよく混練され、ハロゲン含有イソモノオレフィン
−パラアルキルスチレンが熱可塑性ポリアミド樹脂に包
まれることが出来るからである。
【0020】混練時間TC は、30秒〜10分が好まし
く、2分〜4分がより好ましい。T C がこの範囲であれ
ば、熱可塑性ポリアミド樹脂とハロゲン含有イソモノオ
レフィン−パラアルキルスチレンとを十分に混練するこ
とができ、動的架橋を十分に行えるからである。混練時
のせん断速度は、250〜7500sec-1であるのが
好ましく、500〜2500sec-1であるのがより好
ましい。
【0021】例えば、主剤100phr(phrはpart
s per hundred parts of rubber のことであり、ゴム1
00重量部あたりの配合量(重量部)を示す)に対し、
加硫剤、例えば酸化亜鉛0.05phr、加硫助剤、例
えばステアリン酸亜鉛0.2phr、ステアリン酸0.
1phrを配合し、混練温度を250℃とすると、T 30
が1.83分となる。一方、同じ組成で混練温度を22
0℃と変えると、T30が2.41分と変化する。TC
3分とした場合、T30が2.41分では、TC の80%
となり、TC の25〜70%の範囲外となる。その結
果、得られる熱可塑性エラストマー組成物の機械的強度
(破断強度、破断伸び)が不十分となる。
【0022】主剤100phrに対し、加硫剤、加硫助
剤を増量したり、加硫剤としてチウラム系架橋剤、変性
フェノール樹脂等を配合すると、T30が短縮される。T
30が短縮され、TC の25%未満となるようにすると、
混練時に、混練機のスクリューにかかる負荷が大きくな
りすぎて、混練できなくなる。得られる熱可塑性エラス
トマー組成物には、粒ができ、焼けカスがつくなどの外
観不良が起きる。
【0023】本発明に係る熱可塑性エラストマー組成物
を製造するのに用いられる熱可塑性ポリアミド樹脂とし
ては、例えば、ポリアミド系樹脂(例えば、ナイロン6
(N6)、ナイロン66(N66)、ナイロン46(N
46)、ナイロン11(N11)、ナイロン12(N1
2)、ナイロン610(N610)、ナイロン612
(N612)、ナイロン6/66共重合体(N6/6
6)、ナイロン6/66/610共重合体(N6/66
/610)、ナイロンMXD6(MXD6)、ナイロン
6T、ナイロン6/6T共重合体、ナイロン66/PP
共重合体、ナイロン66/PPS共重合体)、及びそれ
らのN−アルコキシアルキル化物、例えば6−ナイロン
のメトキシメチル化物、6−610−ナイロンのメトキ
シメチル化物、612−ナイロンのメトキシメチル化物
等を挙げることが出来る。これらは単独又は2種以上の
混合物として用いることができる。これらの中でも、ナ
イロン6/66共重合体(N6/66)、ナイロン11
(N11)が、空気透過性、耐熱性、屈曲疲労性のバラ
ンスがよいことから好ましい。
【0024】熱可塑性ポリアミド樹脂としては、市販品
を利用することが出来、例えば、東レ社製アミランCM
6001(N6/66)、アトケム社製リルサンBES
NO TL(N11)等が挙げられる。
【0025】本発明に係る熱可塑性エラストマー組成物
を製造するのに用いられるハロゲン含有イソモノオレフ
ィン−パラアルキルスチレンに含有されるイソモノオレ
フィンモノマーとしては、炭素数4〜7のイソモノオレ
フィンが好ましい。具体的には、イソブチレン、イソプ
レン等が挙げられる。
【0026】ハロゲン含有イソモノオレフィン−パラア
ルキルスチレンに含有されるパラアルキルスチレンとし
ては、パラメチルスチレン等が挙げられる。ハロゲン含
有イソモノオレフィン−パラアルキルスチレンに含有さ
れるパラアルキルスチレン部分は、少なくとも0.5重
量%であるのが好ましい。より詳しくは、0.5〜20
重量%が好ましく、1〜20重量%がより好ましく、2
〜20重量%が特に好ましい。
【0027】ハロゲン含有イソモノオレフィン−パラア
ルキルスチレンに含有されるハロゲン原子の含有量は、
0超からおよそ7.5重量%以下が好ましく、およそ
0.1〜およそ7.5重量%がより好ましい。ハロゲン
としては、臭素、塩素、が挙げられ、おのおの単独で、
もしくは2種混合して、ハロゲン含有イソモノオレフィ
ン−パラアルキルスチレンに含有されていてもよい。こ
れらの中でも、臭素が好ましい。ハロゲンは主に共有結
合によりパラアルキル基に結合している。
【0028】ハロゲン含有イソモノオレフィン−パラア
ルキルスチレンの数平均分子量(Mn)は、少なくとも
約25000であるのが好ましく、少なくとも3000
0であるのがより好ましく、少なくとも約100,00
0であるのが特に好ましい。ハロゲン含有イソモノオレ
フィン−パラアルキルスチレンの重量平均分子量(M
w)の数平均分子量(Mn)に対する比(Mw/Mn)
は、約6未満が好ましく、約4未満がより好ましく、約
2.5未満がさらに好ましく、約2未満が特に好まし
い。
【0029】ハロゲン含有イソモノオレフィン−パラア
ルキルスチレンとしては、市販品を利用することが出
来、例えば、Exxon社製Exxpro89−4等が
上げられる。
【0030】熱可塑性ポリアミド樹脂とハロゲン含有イ
ソモノオレフィン−パラアルキルスチレンとを混合する
場合の組成比は、特に限定はせず、適宜決めればよい
が、好ましい範囲は重量比(熱可塑性ポリアミド樹脂)
/(ハロゲン含有イソモノオレフィン−パラアルキルス
チレン)で、10/90〜90/10が好ましく、10
/80〜85/15がより好ましい。
【0031】本発明に係る熱可塑性エラストマー組成物
に配合される架橋剤としては、一般的なゴム加硫剤(架
橋剤)を用いることができる。具体的には、イオウ系加
硫剤としては粉末イオウ、沈降性イオウ、高分散性イオ
ウ、表面処理イオウ、不溶性イオウ、ジモルフォリンジ
サルファイド、アルキルフェノールジサルファイド等が
例示される。また、有機過酸化物系の架橋剤としては、
ベンゾイルパーオキサイド、t−ブチルヒドロパーオキ
サイド、2,4−ジクロロベンゾイルパーオキサイド、
2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキ
シ)ヘキサン、2,5−ジメチルヘキサン−2,5−ジ
(パーオキシルベンゾエート)等が例示される。フェノ
ール樹脂系の架橋剤としては、アルキルフェノール樹脂
の臭素化物や、塩化スズ、クロロブレン等のハロゲンド
ナーとアルキルフェノール樹脂とを含有する混合架橋系
等が例示される。その他として、亜鉛華、酸化マグネシ
ウム、リサージ、p−キノンジオキシム、p−ジベンゾ
イルキノンジオキシム、テトラクロロ−p−ベンゾキノ
ン、ポリ−p−ジニトロソベンゼン、メチレンジアニリ
ンが例示される。これらの架橋剤の種類と量は、上述し
たようにT30がTC の25〜70%となるように選定さ
れる。
【0032】本発明に係る熱可塑性エラストマー組成物
には、必要に応じて、加硫促進剤を配合してもよい。加
硫促進剤としては、アルデヒド・アンモニア系、グアニ
ジン系、チアゾール系、スルフェンアミド系、チウラム
系、ジチオ酸塩系、チオウレア系等の一般的な加硫促進
剤を用いることができる。具体的には、アルデヒド・ア
ンモニア系加硫促進剤としては、ヘキサメチレンテトラ
ミン等が;グアジニン系加硫促進剤としては、ジフェニ
ルグアジニン等が;チアゾール系加硫促進剤としては、
ジベンゾチアジルジサルファイド(DM)等が;スルフ
ェンアミド系加硫促進剤としては、シクロヘキシルベン
ゾチアジルスルフェンアマイド(CBS)等が;チウラ
ム系加硫促進剤としては、テトラメチルチウラムジサル
ファイド(TMTD)等が;ジチオ酸塩系加硫促進剤と
しては、Zn−ジメチルジチオカーバメート等が;チオ
ウレア系加硫促進剤としては、エチレンチオウレア、ジ
エチルチオウレア等が;例示される。また、加硫促進助
剤としては、一般的なゴム用助剤を併せて用いることが
でき、例えば、亜鉛華、ステアリン酸やオレイン酸およ
びこれらのZn塩等を用いることができる。これらの架
橋促進剤の配合量は、上記架橋剤とともに、T30がTC
の25〜70%となるように選定される。
【0033】熱可塑性ポリアミド樹脂とハロゲン含有イ
ソモノオレフィン−パラアルキルスチレンとの相溶性を
改良し、得られる熱可塑性エラストマー組成物のフィル
ム成型加工性、耐熱性向上のため、また、コストダウン
のために、熱可塑性エラストマー組成物中に他のポリマ
ーを添加することもできる。このようなポリマーとし
て、例えば、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン
(PP)、ポリスチレン(PS)、ABS、SBS、ポ
リカーボネート(PC)、熱可塑性ポリアミド樹脂とエ
チレン−エチルアクリレートの共重合体のマレイン酸変
性物等が挙げられる。
【0034】本発明に係る熱可塑性エラストマー組成物
には、本発明の目的を損なわない範囲で、一般的にゴム
に配合される充填剤(炭酸カルシウム、酸化チタン、ア
ルミナ等)、カーボンブラック、ホワイトカーボン等の
補強剤、軟化剤、可塑剤、加工助剤、顔料、染料、老化
防止剤等を配合することもできる。
【0035】本発明の製造方法により得られる熱可塑性
エラストマー組成物は、熱可塑性ポリアミド樹脂の連続
相中に、ハロゲン含有イソモノオレフィン−パラアルキ
ルスチレンが分散相として分散した構造をとる。このよ
うにして得られた上記組成物は、ハロゲン含有イソモノ
オレフィン−パラアルキルスチレンの架橋度が、70%
以上100%未満が好ましい。架橋度が上記範囲であれ
ば、機械的強度(破断強度、破断伸び等)が優れるから
である。ここで、架橋度とは、上記組成物における、ハ
ロゲン含有イソモノオレフィン−パラアルキルスチレン
全重量に対する架橋されているハロゲン含有イソモノオ
レフィン−パラアルキルスチレンの重量の百分率をい
う。架橋度は、熱可塑性エラストマー組成物を溶媒に溶
かし、多段階にわたるソクスレー抽出を行い、未架橋の
ハロゲン含有イソモノオレフィン−パラアルキルスチレ
ンを抽出し、その重量を測定することから算出出来る。
【0036】本発明の製造方法によれば、架橋剤等の配
合剤を2軸混練押出機に供給時、配合剤がシリンダ部か
らの熱気により飛散し、投入口のシリンダ部に付着する
といったことを防止することができ、配合剤を定量的に
シリンダ部に供給することができ、このため得られる熱
可塑性エラストマー組成物は破断強度、破断伸び等の機
械的物性が非常に安定しており、優れている。また、混
練時の混練性に優れている。本発明の製造方法により得
られる熱可塑性エラストマー組成物は、シート状に成形
加工した場合のシート外観も、配合材料のダマやゲル粒
等がなく良好である。
【0037】
【実施例】以下に実施例を挙げ、本発明の熱可塑性エラ
ストマー組成物の製造方法についてさらに具体的に説明
する。 (実施例1〜3、比較例1〜13) <T30の測定>第1表に示す組成で、イソプレン・パラ
メチルスチレン(以下、原料エラストマーという)と、
架橋剤を含む配合剤(エラストマー4のみ架橋剤を含ま
ない)を、ゴム用バンバリミキサーに投入して混練し、
得られたエラストマー組成物について、レオメータを用
いて架橋反応の間ムーニー粘度を測定し、ムーニースコ
ーチタイムT30を算出した。
【0038】
【表1】
【0039】<表中の成分> IPMS:イソプレン・パラメチルスチレン、EXXO
N社製、Exxpro89-4 TT:トリメチルチウラムジサルファイド、三新化学工
業社製、サンセラーTT DM:ジベンゾチアジルジサルファイド、大内新興工業
社製、ノクセラーDM TRA:ジペンタメチレンチウラムテトラサルファイ
ド、三新化学工業社製、サンセラーTRA−C 臭素化アルキルフェノール樹脂:田岡化学工業社製、タ
ッキロール250−I 亜鉛華:ZnO、正同化学社製、亜鉛華3号 ステアリン酸亜鉛:正同化学社製、ステアリン酸亜鉛 ステアリン酸:日本油脂、ビーズステアリン酸
【0040】<熱可塑性エラストマー組成物の製造>原
料エラストマーを、密閉式のゴム用バンバリミキサーに
投入して混練し、次いで、ゴム用ロールを用いて厚さ
2.5mmのゴムシート状に成形した。このシートをゴ
ム用ペレタイザーでペレット化し、エラストマーペレッ
トを作製した。できたエラストマーペレットと、樹脂ペ
レット(6,66ナイロン、PA11、無水マレイン酸
エチレン・エチルアクリレートの3種)と、架橋剤等の
配合剤を、2軸混練押出機(TEX44、JSW社製)
に投入し、溶融混練を行った。原料ゴムと配合剤の配合
量は第1表に示すとおりである。樹脂の配合量は、第2
表に示す。
【0041】エラストマーペレット、樹脂ペレット、配
合剤を配合するタイミングが異なる、2種類の混練方法
を行った。 混練方法1:エラストマーペレット、樹脂ペレット、架
橋剤等の配合剤を2軸混練押出機の搬送ゾーンに投入し
た(実施例1〜3、比較例1〜5) 混練方法2:エラストマーペレット、樹脂ペレットが溶
融した後、混練ゾーンに設けてある投入口より架橋剤等
の配合剤を投入した(比較例6〜13)
【0042】混練条件は、混練温度250℃、TC =3
分で、せん断速度1200sec-1であった。架橋は2
軸混練押出機内で動的に行われた。得られた各熱可塑性
エラストマー組成物を、2軸混練押出機より連続してス
トランド状に押出し、水冷後カッターで切断することに
よりペレット状の熱可塑性エラストマー組成物を得た。
得られたペレット状の熱可塑性エラストマー組成物を用
いて、ソクスレー抽出を行い、架橋度を算出した。物性
試験用のシートを得るため、作製した熱可塑性エラスト
マー組成物のペレットをシーティングダイを付けた単軸
押出機に投入し、シート状に加工した。得られたシート
状の熱可塑性エラストマー組成物について、物性試験と
共に、シート外観について目視で評価した。
【0043】<物性試験>JIS K 6301に記載
の方法に準拠して、引張試験を行い、破断強度[MP
a]、破断伸び[%]を測定した。 <シート外観>押出されたシートに粒があるもの、目や
に等がついているものを×、どちらもないものを○と記
載した。なお、ダイスから出てきたシートについている
いわゆる目やにと呼ばれる焼けカスは、樹脂、エラスト
マー、配合剤の配合量が好ましくなかったことにより発
生する。
【0044】<架橋度>ソクスレー抽出を24時間繰り
返し行い、未架橋のゴムを抽出し、その量から、架橋さ
れているエラストマーの重量を算出し、架橋度を算出し
た。なお、抽出用溶媒はn−ヘキサンを使用した。結果
を第2表に示す。
【0045】
【表2】
【0046】<表中の成分> PA6,66:6,66ナイロン、東レ社製、アミラン
CM6001 PA11:11ナイロン、アトケム社製、リルサンBE
ST O TL マレイン酸変性EEA:無水マレイン酸エチレン・エチ
ルアクリレート、三井・デュポンポリケミカル社製、A
R201
【0047】(実施例4〜6、比較例1〜20) <T30の測定>混練温度を220℃とし、第1表に示し
たエラストマー1〜3、5〜6を用いた以外は、実施例
1と同様にしてムーニースコーチタイムT30を算出し
た。 <熱可塑性エラストマー組成物の製造>混練温度を22
0℃とした以外は、実施例1と同様に混練方法1を行い
(実施例4〜6、比較例14〜15)、あるいは、比較
例6と同様に混練方法2を行い(比較例16〜20)、
熱可塑性エラストマー組成物を製造し、物性試験、シー
ト外観、架橋度を測定し、評価した。結果を第3表、第
4表に示す。
【0048】
【表3】
【0049】
【表4】
【0050】
【発明の効果】本発明の熱可塑性エラストマー組成物の
製造方法によれば、2軸混練押出機における材料の流動
性が非常に高く、混練性に優れている。また、得られる
熱可塑性エラストマー組成物の物性が安定しており、機
械的物性に優れている。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08L 77/00 C08L 77/00 (72)発明者 井川 勝弘 神奈川県平塚市追分2番1号 横浜ゴム株 式会社平塚製造所内 (72)発明者 金成 大輔 神奈川県平塚市追分2番1号 横浜ゴム株 式会社平塚製造所内 (72)発明者 田中 勝啓 神奈川県平塚市追分2番1号 横浜ゴム株 式会社平塚製造所内 Fターム(参考) 4F070 AA12 AA18 AA54 AC05 AC13 AE08 FA03 FA17 FC05 GA06 GB01 GB08 4J002 BB172 CC031 CC051 CC053 CL011 DA046 DE076 DE106 EE056 EK016 EK036 EK046 EK056 EN047 EN076 ER027 ES006 ES016 EV076 EV097 EV127 EV167 EV277 EV327 EV346 FB006 FD143 FD146 FD157

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2軸混練押出機を用いて、連続相が熱可塑
    性ポリアミド樹脂であり、分散相がハロゲン含有イソモ
    ノオレフィン−パラアルキルスチレンである熱可塑性エ
    ラストマー組成物を製造する方法において、 2軸混練押出機のシリンダ部中、供給された熱可塑性ポ
    リアミド樹脂が、溶融せずに搬送される部分を搬送ゾー
    ンとし、 熱可塑性ポリアミド樹脂が溶融混練されている部分を混
    練ゾーンとし、 熱可塑性ポリアミド樹脂、ハロゲン含有イソモノオレフ
    ィン−パラアルキルスチレン、および、架橋剤を含有す
    る配合剤を、2軸混練押出機の搬送ゾーンに供給するこ
    と、および、 混練ゾーンの温度における、ハロゲン含有イソモノオレ
    フィン−パラアルキルスチレンと、架橋剤を含有する配
    合剤との混合物のムーニースコーチタイムT30が、熱可
    塑性ポリアミド樹脂、ハロゲン含有イソモノオレフィン
    −パラアルキルスチレン、および架橋剤を含有する配合
    剤が、2軸混練押出機に供給されてから吐出されるまで
    の時間TC の25〜70%であることを特徴とする熱可
    塑性エラストマー組成物の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009298986A (ja) * 2008-06-17 2009-12-24 Yokohama Rubber Co Ltd:The エラストマー組成物の製造方法及びそれを用いた空気入りタイヤ
JP2013532765A (ja) * 2010-08-05 2013-08-19 エクソンモービル ケミカル パテンツ インコーポレイテッド 熱可塑性弾性組成物

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