JP2001261470A - 耐酸化性炭素質材料およびその製造方法 - Google Patents

耐酸化性炭素質材料およびその製造方法

Info

Publication number
JP2001261470A
JP2001261470A JP2000081162A JP2000081162A JP2001261470A JP 2001261470 A JP2001261470 A JP 2001261470A JP 2000081162 A JP2000081162 A JP 2000081162A JP 2000081162 A JP2000081162 A JP 2000081162A JP 2001261470 A JP2001261470 A JP 2001261470A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oxidation
carbonaceous material
carbon
resistant
resistance
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2000081162A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeru Hanzawa
茂 半澤
Kenji Nakano
健治 中野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NGK Insulators Ltd
Original Assignee
NGK Insulators Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NGK Insulators Ltd filed Critical NGK Insulators Ltd
Priority to JP2000081162A priority Critical patent/JP2001261470A/ja
Priority to US09/802,581 priority patent/US20010024726A1/en
Priority to EP01106477A priority patent/EP1136463A2/en
Publication of JP2001261470A publication Critical patent/JP2001261470A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B41/00After-treatment of mortars, concrete, artificial stone or ceramics; Treatment of natural stone
    • C04B41/009After-treatment of mortars, concrete, artificial stone or ceramics; Treatment of natural stone characterised by the material treated
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B41/00After-treatment of mortars, concrete, artificial stone or ceramics; Treatment of natural stone
    • C04B41/45Coating or impregnating, e.g. injection in masonry, partial coating of green or fired ceramics, organic coating compositions for adhering together two concrete elements
    • C04B41/50Coating or impregnating, e.g. injection in masonry, partial coating of green or fired ceramics, organic coating compositions for adhering together two concrete elements with inorganic materials
    • C04B41/5053Coating or impregnating, e.g. injection in masonry, partial coating of green or fired ceramics, organic coating compositions for adhering together two concrete elements with inorganic materials non-oxide ceramics
    • C04B41/5057Carbides
    • C04B41/5059Silicon carbide
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B41/00After-treatment of mortars, concrete, artificial stone or ceramics; Treatment of natural stone
    • C04B41/80After-treatment of mortars, concrete, artificial stone or ceramics; Treatment of natural stone of only ceramics
    • C04B41/81Coating or impregnation
    • C04B41/85Coating or impregnation with inorganic materials
    • C04B41/87Ceramics
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T428/00Stock material or miscellaneous articles
    • Y10T428/30Self-sustaining carbon mass or layer with impregnant or other layer

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Ceramic Engineering (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Ceramic Products (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 高温における高強度(高い耐熱衝撃性)と、
材料としての高い信頼性(靱性、耐衝撃性、耐摩耗
性)、耐環境性(耐食性、耐酸化性、耐放射線性)等に
加え、省エネルギー、容作業性の観点から軽量性を併せ
充足するとともに、より合理的な価格で、大気中でも、
800℃以上の高温でも長時間実質的に酸化されること
がなく、耐酸化性炭素質材料等として使用可能な新規な
耐酸化性炭素質材料および同耐酸化性炭素質材料の製造
方法の提供。 【解決手段】 炭素質材料の少なくとも表面に金属珪素
とフェノール樹脂とからなるコート剤を所望の厚さに塗
布し、不活性雰囲気中で1000℃以下で仮焼し、該フ
ェノール樹脂を炭化し、次いで、同雰囲気下で1420
℃〜2200℃に昇温し、同温度範囲で実質的に金属珪
素を全量炭素と反応させることにより炭化珪素からなる
耐酸化保護層を形成させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、大気中で、80
0℃以上の高温に長時間曝されても、同条件では実質的
に酸化されることのない耐酸化保護層で被覆されている
耐酸化性炭素質材料、および同耐酸化性炭素質材料の製
造方法に関する。更に詳しくは、アルミニウム溶湯用ポ
ンプ、金属熱処理用セッター、耐熱チェーン、貴金属溶
解用坩堝などとして、少なくとも一時的に大気が存在す
る条件下で、800℃を超える高温下で使用される部材
として、使用可能な炭素質材料を基材とし、同基材上に
耐酸化性保護層が形成された耐酸化性炭素質材料、およ
び同耐酸化性炭素質材料の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】 今日においては、技術革新が急速に進
む中で、酸素濃度が5%以下のいわゆる貧酸素条件下で
は、少なくとも800℃、好ましくは、1000℃以上
の高温下でも実質的に酸化されることがない材料の出現
が、アルミニウム溶湯などの金属溶湯を使用する製造現
場などの分野で特に熱望されている。勿論、このような
分野で使用するためには、高温における高強度(高い耐
熱衝撃性)と、材料としての高い信頼性(靱性、耐衝撃
性、耐摩耗性)、耐環境性(耐食性、耐酸化性、耐放射
線性)等に加え、省エネルギー、容作業性の観点から軽
量性が要求されることはいうまでもない。
【0003】 このような分野の内、一部の分野におい
ては、従来から、耐熱性に優れ、かつ高強度である窒化
珪素や炭化珪素材料等のセラミックが用いられてきた
が、固有の性質として脆さという欠点を有しており、小
さな傷に対しても極めて脆く、熱的、機械的衝撃に対し
ても充分な強度を有していないという問題がある。
【0004】 また、上記のようなセラミックスの欠点
を克服する手段として、連続したセラミックス系繊維を
複合化させたセラミックス系複合材料(CMC)が開発
され、一部分野での用途開発が行われている。そのよう
な試みの中には、直径が10μm前後のセラミックス長
繊維を、通常、数百本〜数千本束ねて繊維束(ヤーン)
を形成し、この繊維束を二次元または三次元方向に配列
して一方向シート(UDシート)や各種クロスとした
り、また上記シートやクロスを積層したりすることによ
り、所定形状の予備成形体(繊維プリフォーム)を形成
し、この予備成形体の内部に、CVI法(化学的気相含
浸法)や無機ポリマー含浸焼成法等によりマトリックス
を形成したり、または、上記予備成形体内部にセラミッ
ク粉末を鋳込み成形法によって充填した後に焼成するこ
とにより、マトリックスを形成して、セラミックマトリ
ックス中に繊維を複合化したセラミックス系繊維複合材
料(CMC)が開発されている。
【0005】 このような、CMCの具体例としては二
次元または三次元方向に配列した炭素繊維の間隔に炭素
からなるマトリックスを形成してなるC/Cコンポジッ
ト、SiC繊維とSiC粒子を含む成形体にSiを含浸
させて形成されるSiC繊維強化Si−SiC複合体等
が知られている。しかし、このようなSiC繊維強化S
i−SiC複合体は、耐酸化性、耐クリープ性、耐スポ
ーリング性等には優れるものの、SiC繊維はSi−S
iC等との潤滑性に劣るため、母体と繊維間の引き抜き
効果が小さいことから、C/Cコンポジットに比べて靭
性に劣り、そのため耐衝撃性が低く、また、一部に炭素
繊維を使用しているので酸素の存在下では、容易に燃焼
してしまうという問題がある。
【0006】 ところで、本発明者らは、先に、Si−
SiC系複合材料と称される、55重量%〜75重量%
の炭素と、1重量%〜10重量%の珪素と、10重量%
〜50重量%の炭化珪素とから構成され、少なくとも炭
素繊維の束と炭素繊維以外の炭素成分とを含有するヤー
ンが層方向に配向しつつ三次元的に組み合わされ、互い
に分離しないように一体化されているヤーン集合体と、
このヤーン集合体中で隣り合う前記ヤーンの間に充填さ
れているSi−SiC系材料からなるマトリックスとを
備え、0.05〜0.6の動摩擦係数と、0.5%〜1
0%に制御された気孔率とを有する複合材料や、SiC
系複合材料と称される、炭化珪素と炭素繊維と炭素繊維
以外の炭素成分とから構成され、骨格部と骨格部の周囲
に形成されマトリックスとからなる構造を有するSiC
−C/Cコンポジット複合材料であって、炭化珪素の少
なくとも50%はβ型で、骨格部は、炭素繊維と炭素繊
維以外の炭素成分により形成されており、その骨格部の
一部分には炭化珪素が存在していてもよく、マトリック
スは、炭化珪素により形成され、前記マトリックスと前
記骨格部とは一体的に形成されており、かつ、前記複合
材料は0.5%〜5%の気孔率と二山型の平均気孔径の
分布を有する複合材料を利用した耐酸化性炭素質材料を
提案している。しかし、部材の表面全体を少なくとも耐
酸化性の担保と金属溶湯への金属珪素の混入を完全に回
避するために炭化珪素で完全に覆うことが要求される。
従って、厳格な工程管理が要求されるために、どうして
もコスト高とならざるを得ないという問題がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】 本発明は上記した従
来の課題に鑑みてなされたものであり、その目的とする
ところは、高温における高強度(高い耐熱衝撃性)と、
材料としての高い信頼性(靱性、耐衝撃性、耐摩耗
性)、耐環境性(耐食性、耐酸化性、耐放射線性)等に
加え、省エネルギー、容作業性の観点から軽量性を併せ
充足するとともに、より合理的な価格で、大気中でも、
800℃以上の高温でも長時間実質的に酸化されること
がなく、耐酸化性炭素質材料等として使用可能な新規な
耐酸化性炭素質材料および同耐酸化性炭素質材料の製造
方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】 本発明者等は、上記の
様な現状に鑑みて種々検討した結果、800℃以上の高
温に長時間曝されても、実質的に酸化されることのな
い、炭化珪素からなる耐酸化保護層で被覆されているこ
とを特徴とする耐酸化性炭素質材料により上記の目的が
達成されることを見出して、本発明を完成させたもので
ある。さらに、炭素質材料の少なくとも表面に金属珪素
とフェノール樹脂とからなるコート剤を所望の厚さに塗
布し、次いで、コート剤が塗布された炭素質材料を、不
活性雰囲気中で1000℃以下で仮焼し、該フェノール
樹脂を炭化し、次いで、同雰囲気下で1420℃〜22
00℃に昇温し、同温度範囲で実質的に金属珪素を全量
炭素と反応させて、炭化珪素からなる耐酸化保護層を形
成させることにより、大気の存在下でも800℃以上の
高温に長時間曝されても実質的に酸化されることのない
炭化珪素からなる耐酸化保護層で表面を被覆することを
特徴とする耐酸化性炭素質材料の製造方法により、上記
の目的を達成することを見出して、本発明を完成させた
ものである。
【0009】
【発明の実施の形態】 本発明に係る耐酸化性炭素質材
料は、その基材として、炭素、炭素繊維、C/Cコンポ
ジットと称される複合炭素繊維は、勿論、このC/Cコ
ンポジットにSiを含浸させた複合材料も原料として使
用可能である。本発明に使用する炭素質材料としては、
先ず第1に、炭素そのものが挙げられる。なお、必ずし
も炭素はグラファイト化していなくともよく、無定形な
炭素であってもよい。特に無定形炭素の場合には、最終
用途に応じた形状を有する成形品を常法、例えば、金型
を使用して、所望の形状を有する成形品を製造し、この
ものをそのまま基材として使用してもよい。この場合に
は、複雑形状を有する部材でも、容易に製造できるとい
う効果がある。勿論、用途に応じて、炭素繊維を使用し
てもよい。このような炭素繊維としては、その製法、使
用原料を問わず使用可能である。実際の使用に際して
は、バインダー等を用いて、炭素繊維を所定形状に成形
して使用する。耐久性の点から以下にいうC/Cコンポ
ジットが好ましい。
【0010】 上述の如く、このC/Cコンポジットに
Siを含浸させた複合材料も、本発明で使用可能であ
る。かかるSiを含浸させた複合材料としては、以下に
定義し、詳述するSi−SiC系複合材料、SiC系複
合材料が好適に使用される。なお、ここで、本明細書に
おいては、炭素質材料とは、炭素、炭素繊維はいうまで
もなく、広義には、炭素繊維に含まれる、C/Cコンポ
ジットをも含むものである。加えて、このC/Cコンポ
ジットに所定量の金属珪素を含浸して得られる、特定の
加工をした炭素質材料である、Si−SiC系複合材料
もSiC系複合材料も炭素質材料に含むものである。こ
れらのものの性状、製造方法等については以下に詳述す
ることとする。なお、称呼上の混乱を避けるために、本
明細書の以下の記述においては、炭素質材料とは、炭
素、炭素繊維、C/Cコンポジット、Si−SiC系複
合材料、およびSiC系複合材料をも包含する広義の用
語として使用する。従って、本発明においては、基材と
しては、炭素のみならず、炭素繊維、同繊維を用いた各
種複合材料も使用可能である。
【0011】 本明細書において、C/Cコンポジット
とは、炭素繊維の束のマトリックスとして作用する粉末
状のバインダーであって、焼成後には炭素繊維の束に対
して遊離炭素となるピッチ、コークス類を包含させ、さ
らに必要に応じてフェノール樹脂粉末等を含有させるこ
とによって、炭素繊維束を調製し、この炭素繊維束の周
囲に、熱可塑性樹脂等のプラスチックからなる柔軟な被
膜を形成し、柔軟性中間材としてのプレフォームドヤー
ンを得る。このプレフォームドヤーンを、特開平2−8
0639号公報に記載されている方法によりシート状ま
たは織布状にし、必要量を積層した後、ホットプレスで
成形し得られた成形体、または、この成形体を焼成して
得られる焼成体をいう。すなわち、本発明においてC/
Cコンポジットとは、炭素繊維と炭素繊維以外の炭素と
から構成され、該炭素繊維は、特定の本数からなる炭素
繊維束からなる積層構造を構成しており、炭素繊維以外
の炭素はマトリックスを形成して、該積層構造と積層構
造との間の空隙を埋めている構造を有する、特定積層構
造とマトリックスの構造からなることを特徴とする複合
材料をいう。
【0012】 基本素材として使用するC/Cコンポジ
ットとしては、直径が10μm前後の炭素繊維を、通
常、数百本〜数万本束ねて繊維束(ヤーン)を形成し、
この繊維束を熱可塑性樹脂で被覆して調製した柔軟性糸
状中間材を得、これを特開平2−80639号公報に記
載されている方法によりシート状にし、このシート状と
したものを二次元または三次元方向に配列して一方向シ
ート(UDシート)や各種クロスとしたり、また上記シ
ートやクロスを積層したりすることにより、所定形状の
予備成形体(繊維プリフォーム)を形成し、該予備成形
体の繊維束の外周に形成されている有機物からなる熱可
塑性樹脂等の被膜を焼成し、上記の同皮膜を炭化除去し
たものを使用すればよい。なお、本明細書に於いて、参
考のために特開平2−80639号公報の記載を引用す
る。本発明に於いて使用するC/Cコンポジットは、上
記ヤーン中の炭素繊維以外の炭素成分は、好ましくは炭
素粉末であり、特に好ましくは黒鉛化した炭素粉末であ
る。
【0013】 本発明において、Si−SiC系複合材
料とは、55重量%〜75重量%の炭素と、1重量%〜
10重量%の珪素と、10重量%〜50重量%の炭化珪
素とから構成され、少なくとも炭素繊維の束と炭素繊維
以外の炭素成分とを含有するヤーンが層方向に配向しつ
つ三次元的に組み合わされ、互いに分離しないように一
体化されているヤーン集合体と、このヤーン集合体中で
隣り合う前記ヤーンの間に充填されているSi−SiC
系材料からなるマトリックスとを備え、0.05〜0.
6の動摩擦係数と、0.5%〜10%に制御された気孔
率とを有する複合材料をいう。この材料は、平成10年
9月4日付けの出願に係る特願平10−267402号
に開示された方法により製造することができる。従っ
て、特願平10−267402号の内容をここに引用す
る。なお、ヤーン集合体の構造は図1に、また、Si−
SiC系複合材料の断面構造は図2に示す。
【0014】 なお、ここで、Si−SiC系材料と
は、未反応の状態で残存する珪素からなる珪素相からほ
ぼ純粋な炭化珪素に至るまでの、いくつかの相異なる相
を含む、典型的には珪素相と炭化珪素相からなるが、炭
化珪素相には、珪素の含有量が傾斜的に変化しているS
iC共存相を含みうるものをいう。従って、Si−Si
C系材料とは、このようにSi−SiC系列において、
炭素の濃度として、0mol%から50mol%までの
範囲以内で含まれている材料の総称である。本発明に係
るSi−SiC系複合材料においては、マトリックス部
がSi−SiC系材料により形成されていることとな
る。
【0015】 また、このSi−SiC系複合材料は、
好ましくは、ヤーンの表面から離れるのに従って珪素の
含有比率が上昇する傾斜組成を有するマトリックスを有
している。また、このSi−SiC系複合材料において
は、好ましくは、炭素繊維からなるヤーン集合体は、複
数のヤーン配列体から構成されており、各ヤーン配列体
はそれぞれ特定本数の炭素繊維を束ねて構成したヤーン
をほぼ平行に二次元的に配列することによって形成され
ており、各ヤーン配列体が積層されることによってヤー
ン集合体が構成されている。これによって、Si−Si
C系複合材料は、複数層のヤーン配列体が特定方向に積
層された積層構造を有することになる。
【0016】 本発明において、SiC系複合材料と
は、炭化珪素と炭素繊維と炭素繊維以外の炭素成分とか
ら構成され、骨格部と骨格部の周囲に形成されマトリッ
クスとからなる構造を有するSiC−C/Cコンポジッ
ト複合材料であって、炭化珪素の少なくとも50%はβ
型で、骨格部は、炭素繊維と炭素繊維以外の炭素成分に
より形成されており、その骨格部の一部分には炭化珪素
が存在していてもよく、マトリックスは、炭化珪素によ
り形成され、前記マトリックスと前記骨格部とは一体的
に形成されており、かつ、前記複合材料は0.5%〜5
%の気孔率と二山型の平均気孔径の分布を有する複合材
料をいう。
【0017】 従って、このSiC系複合材料は、骨格
部として、各炭素繊維が炭素繊維束から構成されている
C/Cコンポジットを用いており、そのため、その一部
にSiCが形成されていても、各炭素繊維としては炭素
繊維としての構造が、破壊されることなく保持されてい
るために炭素繊維が炭化珪素化により短繊維化すること
がないので、原料であるC/Cコンポジットの有する機
械的強度がほぼ保持されるか、炭化珪素化により増大す
るという大きな特徴を有している。しかも、ヤーン集合
体中で隣り合うヤーンの間に、SiC系材料からなるマ
トリックスが形成された複合構造を有している。この点
で、上記のSi−SiC系複合材料とは異なる。なお、
この材料は、平成11年2月9日付けの出願に係る特願
平11−31979号に開示された方法により製造する
ことができる。従って、特願平11−31979号の内
容をここに引用する。なお、SiC系材料の断面構造は
図3に示す。
【0018】 本発明において、SiC系材料とは、炭
素との結合度を異にする一連の炭化珪素を含有する材料
をいう。SiC系複合材料の製造に際しては、C/Cコ
ンポジットに、金属珪素を含浸させるが、その際、金属
珪素はコンポジット内の炭素繊維を構成する炭素原子お
よび/または炭素繊維の表面に残存している遊離炭素原
子と反応し、一部が炭化されるために、C/Cコンポジ
ットの最表面や炭素繊維からなるヤーンとヤーンとの間
には、一部炭化された珪素が生成し、かくして上記のヤ
ーンとヤーンとの間には炭化珪素からなるマトリックス
が形成される。
【0019】 このマトリックスにおいては、極微量の
珪素と炭素とが結合したが炭化珪素質の相から、純粋な
炭化珪素結晶相に至るまで、いくつかの相異なる相を含
みうる。しかし、このマトリックスには、X線による検
出限界(0.3重量%)以下の金属珪素しか含まれな
い。つまり、このマトリックスは、典型的には炭化珪素
相からなるが、炭化珪素相には、珪素の含有量が傾斜的
に変化しているSiC質相を含みうる。従って、SiC
系材料とは、このようなSiC系相において、炭素の濃
度として、少なくとも0.01mol%以上から50m
ol%までの範囲以内で含まれている材料の総称であ
る。なお、炭素濃度が、0.01mol%未満に制御す
るには、C/Cコンポジット中の遊離炭素の量とに関係
で、添加する金属珪素の量の厳密な計量が要求されるこ
とと、最終工程での温度管理が複雑になるので実質的で
ない。従って、理論的には、炭素濃度を0.001mo
l%程度まで制御することは可能である。
【0020】 次に、本発明に係る、大気の存在下で、
800℃以上の高温に長時間曝されても実質的に酸化さ
れることのない、炭化珪素からなる耐酸化保護層で被覆
されている耐酸化性炭素質材料について説明する。本発
明に係るこの耐酸化性炭素質材料は、炭素質材料、通常
は、その使用態様に応じて、所望の形状、例えば、坩
堝、溶湯用ポンプ、各種窯用部材等の三角錐体等の形状
に予め成型した炭素質材料に、炭化珪素からなる耐酸化
性保護膜がその表面に形成されている材料をいう。ここ
で、大気の存在下で、800℃以上の高温に長時間曝さ
れても実質的に酸化されないとは、所定の雰囲気下、例
えば、大気中で、所定の高温、例えば、800℃の条件
下で、試料を少なくとも100時間保持したときに、重
量の増減が0.5%以下、好ましくは、0.05%未満
のことをいう。
【0021】 なお、炭化珪素からなる耐酸化性保護膜
の形成は、コート剤として、金属珪素とフェノール樹脂
とからなるコート剤を調製し、このコート剤で炭素質材
料を風乾した状態のコート層の厚さが50μm〜500
μmとなるよう塗布し、かくして、コート層が形成され
た炭素質材料を不活性雰囲気中で1000℃以下で仮焼
し、該フェノール樹脂を炭化し、次いで、同雰囲気下で
1420℃〜2200℃に昇温し、同温度範囲で実質的
に金属珪素を全量炭素と反応させることにより行う。金
属珪素とフェノール樹脂とからなるコート剤は、通常、
フェノール樹脂に金属珪素粉末(純度:99.5%以
上)を重量比で2:1から1:2となるように添加して
調製すればよい。フェノール樹脂としては、レゾール型
とノボラック型の両方が使用可能であるが、コート剤と
しての粘度調整の点からは、レゾール型のものが好まし
い。
【0022】 金属珪素とフェノール樹脂とからなるコ
ート剤の調製は、常法に従えばよいが、コート剤中の金
属珪素の量は、重量比で、フェノール樹脂1に対して2
を超えると、コート時にひび割れが生ずることがあるの
で、好ましくない。勿論、適度な粘度を保持するよう
に、有機溶媒を加えてもよいが、その場合には、あまり
蒸発速度が速いものはさけることが必要である。コート
剤中の金属珪素の量は、重量比で、フェノール樹脂2に
対して1未満だと、過不足無く、金属珪素を炭化させる
ためには、フェノール樹脂から形成される主として無定
形の炭素の量が不足することがあるので好ましくない。
【0023】 コート剤を塗布する方法には、特に限定
はないが、デッピング法、ローラーコート法、ドクター
ブレード、スピンコート法等を塗布する炭素質材料の性
質、形状等に応じて、使用すればよい。コート剤を塗布
後は、そのまま仮焼工程に供してもよいが、通常は、2
00℃程度で乾燥したのち、仮焼工程に供することが、
均一な保護膜を形成させる点からは、好ましい。つい
で、不活性雰囲気中で1000℃以下で仮焼し、該フェ
ノール樹脂を炭化し、次いで、同雰囲気下で1420℃
〜2200℃に昇温し、同温度範囲で実質的に金属珪素
を全量炭素と反応させることにより、炭化珪素からなる
耐酸化保護層を形成する。かくして製造される本発明に
係る、大気の存在下で、800℃以上、好ましくは、1
000℃以上の高温に長時間曝しても、実質的に酸化さ
れることのない耐酸化保護層が形成された炭素質材料
は、基体として使用する炭素質材料が、軽量であること
に加え、耐衝撃性が強く、熱膨張係数も低く、これらの
性質をそのまま保持しつつ、堅牢な炭化珪素からなる耐
酸化性保護膜がその表面に形成されているので、大気中
でも高い耐酸化性を示すと共に、摩耗などの機械的作用
に起因する微粉末の発生も実質的にない。従って、アル
ミニウム溶湯用ポンプ、金属熱処理用セッター、耐熱チ
ェーン、貴金属溶解用坩堝等用として好適に使用でき
る。
【0024】
【実施例】 以下、本発明の具体的態様について実施例
によりさらに詳しく説明するが、本発明はその要旨を超
えない限りこれらの実施例によって限定されるものでは
ない。実施例中の耐酸化特性の測定は下記の方法で行っ
た。
【0025】(耐酸化性の予備試験)試験試料を800
℃に昇温した大気中に5分間試料を保持した後、重量を
測定し、試験前の重量と比較して、その減少率W2を下
記式により求めた。 W2=(W0−W1)/W0×100 但し、式中W0は、耐酸化性試験前の重量を、W1は耐酸
化性試験後の重量を、W2は重量減少率を表す。
【0026】(耐酸化性の測定試験)試験試料を800
℃に昇温した大気中に所定時間試料を保持した後、重量
を測定し、試験前の重量と比較して、その重量の増減率
2'を下記式により求めた。 W2'=(W0−W1)/W0×100 但し、式中W0は、耐酸化性試験前の重量を、W1は耐酸
化性試験後の重量を、W2'は重量の増減率を表す(減少
は、数字の前に−記号を付け区別した)。
【0027】(製造例) (1)Si−C.C.からなる金属熱処理用セッター用
部品の成形品の製造 先ず、炭素繊維の束とそのマトリックスとして作用する
粉末状のバインダーであって、焼成後には炭素繊維の束
に対して遊離炭素となるピッチ類とフェノール樹脂を含
有させ、炭素繊維束を調製し、この炭素繊維束の周囲
に、熱可塑性樹脂等のプラスチックからなる柔軟な被膜
を形成し、柔軟性中間材としてのプレフォームドヤーン
を得た。このプレフォームドヤーンを、特開平2−80
639号公報に記載されている方法によりシート状に
し、必要量を積層した後、ホットプレスで金属熱処理用
セッターの部品としての形状に成形し、得られた成形体
を焼成して得られる焼成体を製造した。かくして製造さ
れた金属熱処理用セッター用部品は、炭素繊維と炭素繊
維以外の炭素とから構成され、該炭素繊維は、特定の本
数からなる炭素繊維束からなる積層構造を構成してお
り、炭素繊維以外の炭素は、マトリックスを形成して、
該積層構造と積層構造との間の空隙を埋めている構造を
有する、特定積層構造とマトリックスの構造からなる複
合材料であった。
【0028】(2)コート剤の塗布 上記のように調製した金属熱処理用セッター用の部品の
成形品を、重量比で、金属珪素1とレゾール型フェノー
ル樹脂2の割合で混合して調製したコート剤に15分間
浸漬した。浸漬後、200℃で乾燥して、フェノール樹
脂を硬化させた。このものを炉内に収容し、アルゴン雰
囲気下で徐々に昇温し、約1000℃に達したところ
で、その温度で約3時間保持し、フェノール樹脂を完全
に炭化させた。炭化操作が終了した時点で、炉内温度を
徐々に上げ、約1600℃に達したところで、同温度で
3時間保持し、金属珪素を、炭素と完全に反応させて、
実質的に金属珪素と炭化珪素からなる層を形成した。こ
の操作により、所望とする金属熱処理用セッター用の部
品を製造した。この方法によれば、堅い炭化珪素層を含
む部材を所望の形に加工するための切断加工等の、後工
程を必要としないので、極めて経済的な方法であるとい
うことがいえる。
【0029】 かくして得られた金属熱処理用セッター
用の部品は、大気の存在下で、800℃および1000
℃の高温に100時間曝しても実質的に酸化されること
ない耐酸化保護層で被覆されていた。即ち、かくして得
られたセッター用の部品から試験片を切り出して上記の
耐酸化性の予備試験に供した。比較として、同じ大きさ
のSi−SiC系複合材料の試験片を同様に予備試験に
供した。予備試験の結果は、炭化珪素からなる耐酸化性
保護膜を形成させた本発明に係る試験片では、全く重量
減少は認められなかった。しかし、Si−SiC系複合
材料の試験片では、約33%の重量の減少が認められ
た。更に、セッター用の部品から切り出した試験片を本
試験に供したが、その結果では、800℃、1000℃
の両温度において、100時間曝しても、試験片には、
重量減は全く認められなかった。
【0030】
【発明の効果】 上記の試験結果から明らかなように、
本発明に係る耐酸化保護層で被覆された炭素質材料の場
合には、高温における高強度(高い耐熱衝撃性)と、材
料としての高い信頼性(靱性、耐衝撃性、耐摩耗性)、
耐環境性(耐食性、耐酸化性、耐放射線性)等に優れて
いることはいうまでもない。加え、基体として、極めて
入手が容易な無定形炭素が使用可能であることから、極
めて安価に、耐酸化性の高い材料、ひいては、耐酸化性
の高い部材そのものを極めて簡単な工程で製造できると
いう優れた効果を発揮する。また、使用条件等の各種要
件に応じて、基材としてC/Cコンポジット、あるい
は、同コンポジットに金属珪素を含浸処理して製造した
Si−SiC系複合材料、またはSiC系複合材料を使
用することにより、耐高温特性に加えて、軽量で、容作
業性が要求される分野、アルミ溶湯用部材、例えば、溶
湯用撹拌用部材等として極めて優れた材料であることは
いうまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る耐酸化保護層を有する炭素質材
料の基体の1つとして使用する、Si−SiC系複合材
料およびSiC系複合材料の基本構造をなすヤーン集合
体の構造を模式的に示す斜視図である。
【図2】 (a)は、Si−SiC系複合材料を図1の
IIa−IIa線で切断した場合の断面図であり、
(b)は、同材料を図1のIIb−IIb線で切断した
場合の断面図である。
【図3】 (a)は、SiC系複合材料を図1のIIa
−IIa線で切断した場合の断面図であり、(b)は、
同材料を図1のIIb−IIb線で切断した場合の断面
図である。
【符号の説明】
1A、1B、1C、1D、1Eおよび1F…ヤーン配列
体、2A…ヤーン、2B…ヤーン、3…繊維束(ヤー
ン)、4A…炭化珪素相、4B…炭化珪素相、4C…炭
化珪素相、5A…Si−SiC系材料相、5B…Si−
SiC系材料相、5C…Si−SiC系材料相、6…ヤ
ーン集合体、7…繊維複合材料、8A…マトリックス、
8B…マトリックス、11A、11B、11C、11
D、11Eおよび11F…ヤーン配列体、12A…ヤー
ン、12B…ヤーン、13…繊維束(ヤーン)、14…
炭化珪素相、15…空隙、16…ヤーン集合体、17…
繊維複合材料、18A…マトリックス、18B…マトリ
ックス、19…小突起。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 800℃以上の高温でも実質的に酸化さ
    れることのない炭化珪素からなる耐酸化保護層で被覆さ
    れて炭素質材料からなることを特徴とする耐酸化性炭素
    質材料。
  2. 【請求項2】 該炭素質材料が炭素、C/Cコンポジッ
    ト、Si−SiC系複合材料、またはSiC系複合材料
    から選ばれた炭素質材料であることを特徴とする請求項
    1に記載の耐酸化性炭素質材料。
  3. 【請求項3】 該耐酸化性炭素質材料が成形品であるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の耐酸化性炭素質材料。
  4. 【請求項4】 炭素質材料の少なくとも表面の一部に金
    属珪素とフェノール樹脂とからなるコート剤を塗布し、
    不活性雰囲気中で1000℃以下で仮焼し、該フェノー
    ル樹脂を炭化し、次いで、同雰囲気下で1420℃〜2
    200℃に昇温し、同温度範囲で実質的に金属珪素を全
    量炭素と反応させて、炭化珪素からなる耐酸化保護層を
    形成させることにより、大気の存在下でも800℃以上
    の高温に長時間曝されても実質的に酸化されることのな
    い炭化珪素からなる耐酸化保護層で表面を被覆すること
    を特徴とする耐酸化性炭素質材料の製造方法。
  5. 【請求項5】 コート剤の塗布する厚さが50μm〜5
    00μmであることを特徴とする請求項4に記載の耐酸
    化性炭素質材料の製造方法。
  6. 【請求項6】 該該炭素質材料が炭素、C/Cコンポジ
    ット、Si−SiC系複合材料、またはSiC系複合材
    料から選ばれた炭素質材料であることを特徴とする請求
    項4または5に記載の耐酸化性炭素質材料の製造方法。
JP2000081162A 2000-03-23 2000-03-23 耐酸化性炭素質材料およびその製造方法 Withdrawn JP2001261470A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000081162A JP2001261470A (ja) 2000-03-23 2000-03-23 耐酸化性炭素質材料およびその製造方法
US09/802,581 US20010024726A1 (en) 2000-03-23 2001-03-08 Oxidation resistant carbonaceous material and method for producing the same
EP01106477A EP1136463A2 (en) 2000-03-23 2001-03-22 Oxidation resistant carbonaceous material and method for producing the same

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000081162A JP2001261470A (ja) 2000-03-23 2000-03-23 耐酸化性炭素質材料およびその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001261470A true JP2001261470A (ja) 2001-09-26

Family

ID=18598131

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000081162A Withdrawn JP2001261470A (ja) 2000-03-23 2000-03-23 耐酸化性炭素質材料およびその製造方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US20010024726A1 (ja)
EP (1) EP1136463A2 (ja)
JP (1) JP2001261470A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102012004B1 (ko) * 2018-05-31 2019-08-19 한전원자력연료 주식회사 내 산화층이 형성된 탄화규소 소결체 및 이의 제조방법

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4647053B2 (ja) * 1999-02-09 2011-03-09 日本碍子株式会社 SiC−C/Cコンポジット複合材料、その用途、およびその製造方法
GB2410455B (en) * 2003-10-11 2006-10-11 Pyrotek Engineering Materials Casting ladle
KR100588342B1 (ko) * 2003-11-26 2006-06-12 주식회사 데크 동력전달용 클러치
FR2974751B1 (fr) * 2011-05-06 2013-06-14 Roxel France Nouvelles protections thermiques obtenues par procede d'enroulement filamentaire et leur utilisation
PL3180455T3 (pl) * 2014-08-14 2020-07-13 Pyrotek, Inc. Ulepszony materiał dla wyposażenia do obróbki stopionego metalu

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102012004B1 (ko) * 2018-05-31 2019-08-19 한전원자력연료 주식회사 내 산화층이 형성된 탄화규소 소결체 및 이의 제조방법
WO2019231045A1 (ko) * 2018-05-31 2019-12-05 한전원자력연료 주식회사 내 산화층이 형성된 탄화규소 소결체 및 이의 제조방법

Also Published As

Publication number Publication date
EP1136463A2 (en) 2001-09-26
US20010024726A1 (en) 2001-09-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1004559B1 (en) Ceramic matrix composites
JP3652900B2 (ja) 繊維複合材料およびその用途
EP1028099A1 (en) Fibrous composite material and process for producing the same
JP3987123B2 (ja) 窒化ホウ素コーティングで被覆された布帛予備成形体、それを組み込んだ複合材料およびその製造方法
US8906288B2 (en) Process for producing SiC fiber-bonded ceramics
WO2011114810A1 (ja) 繊維束用無機繊維及びその製造方法、その繊維束用無機繊維から構成される複合材料用無機繊維束、並びにその繊維束で強化されたセラミックス基複合材料
JP2001261470A (ja) 耐酸化性炭素質材料およびその製造方法
EP1043290A1 (en) Carbonaceous material having oxidation-resistant protective layer and method for producing the same
JP2017001912A (ja) 炭化珪素系複合体の製造方法
Rocha et al. Formation of carbon fiber-reinforced ceramic matrix composites with polysiloxane/silicon derived matrix
JP3562989B2 (ja) 溶射層を有する複合材およびその製造方法
JP4616442B2 (ja) 耐酸化保護層を有する炭素質材料およびその製造方法
JP4784533B2 (ja) SiC繊維結合型セラミックスの製造方法
JP2001097792A (ja) 耐酸化保護層を有する炭素質材料およびその製造方法
EP1004558A2 (en) Coated ceramic fibers
EP1157979B1 (en) Composite material impregnated with metal silicide and process for producing the same
JP2002284588A (ja) 耐酸化性を具備した炭素繊維強化SiC系複合材料、およびその製造方法
JP4980524B2 (ja) 炭素−セラミックス系複合体、被鍍金体搬送ローラ、及びアルミ溶湯攪拌シャフト
JP4208217B2 (ja) 耐酸化性c/c複合材の製造方法
JP3574583B2 (ja) 放熱材及びその製造方法
JP2002285229A (ja) 搬送用ロール
JP2020506866A (ja) SiGa及び/又はSiIn合金での溶融含浸
JP2002137978A (ja) 耐酸化保護層を有する炭素質材料の製造方法
JP2002274985A (ja) 炭素系複合体、及びその製造方法
JP2000288374A (ja) 撹拌翼、および同撹拌翼を装着した撹拌装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20070605