JP2001260772A - 車載機器制御装置 - Google Patents

車載機器制御装置

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JP2001260772A
JP2001260772A JP2000080830A JP2000080830A JP2001260772A JP 2001260772 A JP2001260772 A JP 2001260772A JP 2000080830 A JP2000080830 A JP 2000080830A JP 2000080830 A JP2000080830 A JP 2000080830A JP 2001260772 A JP2001260772 A JP 2001260772A
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JP
Japan
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switch
air
switching element
turned
window
Prior art date
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JP2000080830A
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Yoshihiro Iketani
吉弘 池谷
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 所定の運転状況において、複数の車載機器を
必要に応じて操作する運転者の負担、及び運転動作中に
おける車載機器の操作による運転動作の妨げに伴う危険
性を軽減すること。 【解決手段】 CPU12は、スイッチ14がオンされ
たときに、トランジスタTr1〜Tr3を同時にオンす
る。トランジスタTr1をオンすることで前照灯20を
点灯させ、トランジスタTr2をオンすることでパワー
ウィンドウの動力源であるモータ30を、ウィンドウを
閉じるように作動させる。また、トランジスタTr3を
オンすることで車室内空調システムにおける吸入空気の
切替部の動力源であるモータ40を、内気に切り替える
ように作動させる。これにより、例えばトンネルを走行
する際に、運転者はスイッチ14をオンすることで、強
制的に、前照灯20を点灯し、ウィンドウを全閉し、車
室内空調システムの空気循環動作における吸入空気を内
気に切り替えることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車載機器制御装置
に係り、特に、複数の車載機器を制御する、車載機器制
御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車の前照灯のオン・オフ、車
室内空調システムの動作モード設定(車室内空気の外気
又は内気による各循環動作への切り替え設定)、パワー
ウィンドウシステムによるウィンドウの開閉はそれぞれ
独立したシステムによって構成されている。従って、必
要に応じて、各々のシステムの作動を指示するためのス
イッチを、それぞれ操作していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
技術では、次のような問題点がある。例えば、走行中に
トンネルに入ったり、地下駐車場に入ったりする際に、
運転者は、以下の3種類の操作をそれぞれ行うことがあ
る。
【0004】前照灯を点灯する。
【0005】車室内の空気を循環させるための吸入空
気を内気に切り替える。
【0006】ウィンドウを閉める。このとき、それぞ
れに対応するスイッチを手動で各々操作することになる
ため、複数のスイッチを操作しなければならないという
煩わしさがあった。さらに、複数のスイッチを走行中に
操作することは運転動作の妨げになり、最悪の場合、事
故を引き起こす危険性もある。
【0007】本発明は、上記問題点を解決すべく成され
たもので、所定の運転状況において、複数の車載機器を
必要に応じて操作する運転者の負担、及び運転動作中に
おける車載機器の操作による運転動作の妨げに伴う危険
性を軽減する車載機器制御装置を提供することが目的で
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1記載の発明は、オンのときに前照灯を点灯
し、オフのときに前照灯を消灯するスイッチと並列に接
続された第1のスイッチング素子と、オンのときにウィ
ンドウを閉鎖するようにパワーウィンドウシステムの動
力源の作動を指示するスイッチと並列に接続された第2
のスイッチング素子と、オンのときに車室内空調システ
ムの空気循環動作における吸入空気を外気から内気に切
り替えるように切替部の動力源の作動を指示するスイッ
チと並列に接続された第3のスイッチング素子と、オン
・オフ操作される主スイッチと、前記主スイッチがオン
されたときに、前記第1のスイッチング素子、第2のス
イッチング素子、及び第3のスイッチング素子各々を同
時にオンする制御手段と、を備えたことを特徴としてい
る。
【0009】請求項1記載の発明によれば、制御手段
は、主スイッチがオンされたときに、オンのときに前照
灯を点灯し、オフのときに前照灯を消灯するスイッチと
並列に接続された第1のスイッチング素子、オンのとき
にウィンドウを閉鎖するようにパワーウィンドウシステ
ムの動力源の作動を指示するスイッチと並列に接続され
た第2のスイッチング素子、及びオンのときに車室内空
調システムの空気循環動作における吸入空気を外気から
内気に切り替えるように切替部の動力源の作動を指示す
るスイッチと並列に接続された第3のスイッチング素子
各々を同時にオンする。これにより、主スイッチをオン
することで、前照灯を点灯し、ウィンドウを閉鎖し、車
室内空調システムの空気循環動作における吸入空気を内
気に切り替えることができる。
【0010】請求項2記載の発明は、請求項1に記載の
発明において、前記制御手段は、前記主スイッチがオン
されたときから所定時間経過後に前記第2のスイッチン
グ素子をオフすることを特徴としている。
【0011】請求項2記載の発明によれば、制御手段
は、主スイッチがオンされたときから所定時間経過後に
第2のスイッチング素子をオフする。従って、例えば、
所定時間としてウィンドウが全閉するのに充分な時間を
設定することにより、第2のスイッチング素子をオンす
ることでウィンドウの閉鎖を開始し、ウィンドウが全閉
するまでパワーウィンドウシステムの動力源を作動させ
ることができる。
【0012】請求項3記載の発明は、請求項1又は2に
記載の発明において、前記制御手段は、さらに、前記主
スイッチがオフされたときに、前記第1のスイッチング
素子と前記第3のスイッチング素子とを同時にオフする
ことを特徴としている。
【0013】請求項3記載の発明によれば、さらに、制
御手段は、主スイッチがオフされたときに、第1のスイ
ッチング素子と第3のスイッチング素子とを同時にオフ
する。第1のスイッチング素子をオフすることにより、
第1のスイッチング素子がオンされたことで強制的に点
灯された前照灯を、オンのときに前照灯を点灯し、オフ
のときに前照灯を消灯するスイッチによる操作が可能な
状態に戻すことができる。また、第3のスイッチング素
子をオフすることにより、第3のスイッチング素子がオ
ンされたことで強制的に内気に切り替えられた切替部
を、オンのときに車室内空調システムの空気循環動作に
おける吸入空気を外気から内気に切り替えるように切替
部の動力源の作動を指示するスイッチによる操作が可能
な状態に戻すことができる。
【0014】請求項4記載の発明は、オンのときに車室
内空調システムの空気循環動作における吸入空気を外気
から内気に切り替えるように切替部の動力源の作動を指
示するスイッチ、オンのときにワイパーを稼動するよう
にワイパーの動力源の作動を指示するスイッチ、及びオ
ンのときにドアを施錠するように電磁ドアロックの動力
源の作動を指示するスイッチの何れか1つと並列に接続
された第1のスイッチング素子と、オンのときにウィン
ドウを閉鎖するようにパワーウィンドウシステムの動力
源の作動を指示するスイッチと並列に接続された第2の
スイッチング素子と、オン・オフ操作される主スイッチ
と、前記主スイッチがオンされたときに、前記第1のス
イッチング素子と前記第2のスイッチング素子とを同時
にオンする制御手段と、を備えたことを特徴としてい
る。
【0015】請求項4記載の発明によれば、制御手段
は、主スイッチがオンされたときに、オンのときに車室
内空調システムの空気循環動作における吸入空気を外気
から内気に切り替えるように切替部の動力源の作動を指
示するスイッチ、オンのときにワイパーを稼動するよう
にワイパーの動力源の作動を指示するスイッチ、及びオ
ンのときにドアを施錠するように電磁ドアロックの動力
源の作動を指示するスイッチの何れか1つと並列に接続
された第1のスイッチング素子、及びオンのときにウィ
ンドウを閉鎖するようにパワーウィンドウシステムの動
力源の作動を指示するスイッチと並列に接続された第2
のスイッチング素子各々を同時にオンする。これによ
り、主スイッチをオンすることで、ウィンドウを閉鎖す
ると共に、車室内空調システムの空気循環動作における
吸入空気を内気に切り替える操作、ワイパーを稼動する
操作、及びドアを施錠する操作の何れか1つの操作を行
うことができる。
【0016】請求項5記載の発明は、請求項4に記載の
発明において、前記制御手段は、前記主スイッチがオン
されたときから所定時間経過後に前記第2のスイッチン
グ素子をオフすることを特徴としている。
【0017】請求項5記載の発明によれば、制御手段
は、主スイッチがオンされたときから所定時間経過後に
第2のスイッチング素子をオフする。従って、例えば、
所定時間としてウィンドウが全閉するのに充分な時間を
設定することにより、第2のスイッチング素子をオンす
ることでウィンドウの閉鎖を開始し、ウィンドウが全閉
するまでパワーウィンドウシステムの動力源を作動させ
ることができる。
【0018】請求項6記載の発明は、請求項4又は5に
記載の発明において、前記制御手段は、さらに、前記主
スイッチがオフされたときに、前記第1のスイッチング
素子をオフすることを特徴としている。
【0019】請求項6記載の発明によれば、さらに、制
御手段は、主スイッチがオフされたときに、第1のスイ
ッチング素子をオフする。第1のスイッチング素子が、
オンのときに車室内空調システムの空気循環動作におけ
る吸入空気を外気から内気に切り替えるように切替部の
動力源の作動を指示するスイッチと並列に接続されてい
る場合は、第1のスイッチング素子をオフすることによ
り、第1のスイッチング素子がオンされたことで強制的
に内気に切り替えられた切替部を、オンのときに車室内
空調システムの空気循環動作における吸入空気を外気か
ら内気に切り替えるように切替部の動力源の作動を指示
するスイッチによる操作が可能な状態に戻すことができ
る。また、第1のスイッチング素子が、オンのときにワ
イパーを稼動するようにワイパーの動力源の作動を指示
するスイッチと並列に接続されている場合は、第1のス
イッチング素子をオフすることにより、第1のスイッチ
ング素子がオンされたことで強制的に稼動されたワイパ
ーを、オンのときにワイパーを稼動するようにワイパー
の動力源の作動を指示するスイッチによる操作が可能な
状態に戻すことができる。また、第1のスイッチング素
子が、オンのときにドアを施錠するように電磁ドアロッ
クの動力源の作動を指示するスイッチと並列に接続され
ている場合は、第1のスイッチング素子をオフすること
により、第1のスイッチング素子がオンされたことで強
制的に作動された電磁ドアロックを、オンのときにドア
を施錠するように電磁ドアロックの動力源の作動を指示
するスイッチによる操作が可能な状態に戻すことができ
る。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。
【0021】図1に示すように、本実施の形態に係る車
載機器制御装置10は、後述するスイッチ22、32、
42の各々に対応して接続されたスイッチング機能を担
うトランジスタTr1、Tr2、Tr3と、各トランジ
スタTr1〜Tr3をオン・オフ制御するCPU12
と、CPU12へ信号を入力する入力回路16と、イン
ストルメントパネル(図示せず)上に配置され、トラン
ジスタTr1〜Tr3のオン・オフの制御をCPU12
へ指示するスイッチ14とを備えている。
【0022】CPU12は1つの入力端INと3つの出
力端OUT1〜OUT3を備えている。入力端INに
は、入力回路16を介して、スイッチ14の一端が接続
されており、スイッチ14の他端はバッテリ50のマイ
ナス側に接続されている。出力端OUT1〜OUT3に
は、それぞれ、トランジスタTr1〜Tr3のベースが
接続されており、トランジスタTr1〜Tr3の各エミ
ッタは、バッテリ50のマイナス側とスイッチ14との
間に接続されている。
【0023】また、本実施の形態に係る車載機器制御装
置10の制御対象である車載機器は、前照灯20、パワ
ーウィンドウシステムの動力源であるモータ30、車室
内空調システムにおいて、車室内の空気を循環させるた
めの吸入空気を内気或いは外気の何れかに切り替える切
替部の動力源であるモータ40、オンのときに前照灯2
0を点灯し、オフのときに前照灯20を消灯するスイッ
チ22、オンのときにウィンドウを閉鎖するようにモー
タ30の作動を指示するスイッチ32、及びオンのとき
に車室内の空気を循環させるための吸入空気を内気に切
り替えるようにモータ40の作動を指示するスイッチ4
2で構成されている。
【0024】バッテリ50に対して、前照灯20とスイ
ッチ22との直列回路、モータ30とスイッチ32との
直列回路、及びモータ40とスイッチ42との直列回路
が各々並列に接続されている。なお、モータ30には、
ウィンドウを開けるようにモータ30の作動を指示する
スイッチ(図示せず)も接続されている。
【0025】さらに、前照灯20とスイッチ22との間
にはトランジスタTr1のコレクタが接続され、モータ
30とスイッチ32との間にはトランジスタTr2のコ
レクタが接続され、モータ40とスイッチ42との間に
はトランジスタTr3のコレクタが接続されている。
【0026】これにより、トランジスタTr1、Tr
2、Tr3の各々はスイッチ22、32、42に対して
並列に接続されている。従って、スイッチ22のオン・
オフ状態に拘わらず、トランジスタTr1をオンするこ
とにより、前照灯20を点灯させることができる。ま
た、スイッチ32のオン・オフ状態に拘わらず、トラン
ジスタTr2をオンすることにより、モータ30を駆動
してウィンドウを閉鎖することができる。また、スイッ
チ42のオン・オフ状態に拘わらず、トランジスタTr
3をオンすることにより、モータ40を駆動して車室内
の空気を循環させるための吸入空気を外気から内気に切
り替えることができる。
【0027】次に、本実施の形態の作用について説明す
る。
【0028】本実施の形態に係る車載機器制御装置10
のCPU12では図2に示す処理ルーチンが実行され
る。
【0029】まず、ステップ100では、イグニッショ
ンスイッチがオンの状態である否かを判断し、否定判断
の場合には、本処理ルーチンを終了する。
【0030】一方、ステップ110で肯定判断の場合
は、ステップ102へ進み、スイッチ14がオンされた
か否かを判断する。ステップ102で否定判断の場合に
は、ステップ100へ戻り、以後、上記処理を繰り返
す。一方、ステップ102で肯定判断の場合、すなわち
スイッチ14がオンである場合には、ステップ104へ
進み、トランジスタTr1、Tr2、Tr3を全てオン
する。トランジスタTr1、Tr2、Tr3がオンされ
ることにより、強制的に前照灯20が点灯され、強制的
にウィンドウの閉鎖動作が開始され、車室内空調システ
ムにおいて、強制的に、車室内の空気を循環させるため
の吸入空気が内気に切り替えられる。
【0031】次のステップ106では、ウィンドウが全
閉するために充分な所定時間Hだけウェイトする。
【0032】所定時間H経過後、次のステップ108で
は、トランジスタTr2をオフする。トランジスタTr
2をオフすることにより、ウィンドウが全閉した状態
で、モータ30が停止される。
【0033】次のステップ110では、スイッチ14が
オフされたか否かを判断し、否定判断の場合には、同ス
テップ110を繰り返す。
【0034】一方、ステップ110で肯定判断の場合、
すなわちスイッチ14がオフである場合には、ステップ
112へ進み、トランジスタTr1、Tr3をオフし
て、ステップ100へ戻り、以後、上記の処理を繰り返
す。これにより、スイッチ14をオフすることで、トラ
ンジスタTr1、Tr3をオフすることができる。
【0035】以上の処理により、走行中に例えばトンネ
ルに入る際に、運転者がスイッチ14をオンすること
で、強制的に、前照灯20を点灯し、ウィンドウを全閉
し、車室内の空気を循環させるための吸入空気を内気に
切り替えることができる。
【0036】また、トンネルを通過した後、運転者がス
イッチ14をオフすることで、前照灯20を消灯し、車
室内の空気を循環させるための吸入空気が強制的に内気
に固定された状態を解除することができ、運転者がスイ
ッチ14をオンする以前の状態に戻すことができる。な
お、このとき、ウィンドウは全閉の状態のままで、スイ
ッチ14をオンする以前の状態には戻らないが、必要に
応じて、上記のスイッチによりモータ30を逆回転さ
せ、再度開けることができる。
【0037】従って、トンネルや地下駐車場の通路等を
走行する際に運転者が通常行う操作として、 前照灯を点灯する ウィンドウを全閉する 車室内の空気を循環させるための吸入空気を内気に切
り替える といった一連の操作を、1回のスイッチ操作で行うこと
ができるので、運転動作における運転者の負担を軽減で
きる。
【0038】また、本実施の形態は、次に示す3種類の
変形例の何れかに変形してもよい。
【0039】まず、本実施の形態に係る車載機器制御装
置10によって、例えば、埃や塵の舞っている場所を走
行する際に、外気の遮断を行う、第1の変形例について
説明する。
【0040】第1の変形例では、車載機器制御装置10
の制御対象である車載機器は、図1に示した、前照灯2
0、スイッチ22を削除した構成とし、これに伴い、車
載機器制御装置10のトランジスタTr1は使用しな
い。
【0041】また、第1の変形例の作用は、上述した本
実施の形態の作用と同様に、CPU12において、図2
に示す処理ルーチン(但し、トランジスタTr1に関わ
る処理は実行されない。)を実行してもよく、また、図
2に示す処理ルーチンの変形例である、図3に示す処理
ルーチンを実行してもよい。
【0042】図3に示す処理ルーチンでは、図2に示す
処理ルーチンと同様に、まず、イグニッションスイッチ
がオンであるか否かを判断し、イグニッションスイッチ
がオフである場合には、トランジスタTr3をオフして
処理を終了し、一方、イグニッションスイッチがオフで
ある場合には、スイッチ14がオンであるか否かを判断
する。
【0043】スイッチ14がオンされた場合には、トラ
ンジスタTr1、Tr2、Tr3を全てオンする。トラ
ンジスタTr1、Tr2、Tr3がオンされることによ
り、強制的に前照灯20が点灯され、強制的にウィンド
ウの閉鎖動作が開始され、車室内空調システムにおい
て、強制的に、車室内の空気を循環させるための吸入空
気が内気に切り替えられる。続いて、所定時間H経過後
に、ウィンドウが全閉された後、トランジスタTr2を
オフして、モータ30を停止する。
【0044】一方、スイッチ14がオフされた場合に
は、トランジスタTr3をして、車室内の空気を循環さ
せるための吸入空気が強制的に内気に固定された状態を
解除する。
【0045】なお、上記の処理では、例えば、スイッチ
14がオンされたまま、すなわちトランジスタTr3が
オンの状態のまま、イグニッションスイッチがオフされ
た場合に、トランジスタTr3をオフしてから処理を終
了することができる。
【0046】以上により、第1の変形例では、走行中、
例えば、埃や塵の舞っている場所を通過するとき等、外
気を遮断する場合に、運転者はスイッチ14をオンする
ことで、強制的に、ウィンドウを全閉し、車室内の空気
を循環させるための吸入空気を内気に切り替えることが
できる。
【0047】また、埃や塵の舞っている場所を通過した
後、運転者がスイッチ14をオフすることで、車室内の
空気を循環させるための吸入空気が強制的に内気に固定
された状態を解除することができ、運転者がスイッチ1
4をオンする以前の状態に戻すことができる。なお、こ
のとき、ウィンドウは全閉の状態のままで、スイッチ1
4をオンする以前の状態には戻らないが、必要に応じ
て、上記のスイッチによりモータ30を逆回転させ、再
度開けることができる。
【0048】従って、埃や塵の舞っている場所等を走行
する際に、外気を遮断するために、運転者が通常行う操
作として、 ウィンドウを全閉する 車室内の空気を循環させるための吸入空気を内気に切
り替える といった一連の操作を、1回のスイッチ操作で行うこと
ができるので、運転動作における運転者の負担を軽減で
きる。
【0049】次に本実施の形態に係る車載機器制御装置
10によって、例えば、走行中に雨等が降り出した際
に、ウィンドウを全閉してワイパーを稼動する、第2の
変形例について説明する。
【0050】第2の変形例では、車載機器制御装置10
の制御対象である車載機器は、図1に示した、前照灯2
0、スイッチ22を削除した構成とし、これに伴い、車
載機器制御装置10のトランジスタTr1は使用しな
い。さらに、モータ40をワイパーの動力源であるモー
タ40Aに変更し、スイッチ42を、オンしたときにワ
イパーを稼動するようにモータ40Aの作動を指示する
スイッチ42Aに変更した構成とする。これにより、ス
イッチ42Aのオン・オフ状態に拘わらず、トランジス
タTr3をオンすることにより、モータ40Aを駆動し
て、ワイパーを稼動することができる。
【0051】また、第2の変形例の作用は、上述した第
1の変形例の作用と同様である。なお、本第2の変形例
では、トランジスタTr3がオンされることで、強制的
にワイパーが稼動される。
【0052】以上により、第2の変形例では、走行中、
例えば、雨等が降り出した際に、運転者はスイッチ14
をオンすることで、強制的にウィンドウを全閉すると共
に、強制的にワイパーを稼動させて、その状態を固定す
ることができる。
【0053】また、雨等が降り止んだ際に、運転者がス
イッチ14をオフすることで、スイッチ42Aのオン・
オフ状態に拘わらず、ワイパーが強制的に稼動される状
態に固定された状態を解除することができ、運転者がス
イッチ14をオンする以前の状態に戻すことができる。
なお、このとき、ウィンドウは全閉の状態のままで、ス
イッチ14をオンする以前の状態には戻らないが、必要
に応じて、上記のスイッチによりモータ30を逆回転さ
せ、再度開けることができる。
【0054】従って、走行中、雨等が降り出した際に、
運転者が通常行う操作として、 ウィンドウを全閉する ワイパーを作動する といった一連の操作を、1回のスイッチ操作で行うこと
ができるので、運転動作における運転者の負担を軽減で
きる。
【0055】次に本実施の形態に係る車載機器制御装置
10によって、例えば、降車して車から離れる場合に、
ウィンドウを全閉してドアをロックする、第3の変形例
について説明する。
【0056】第3の変形例では、車載機器制御装置10
の制御対象である車載機器は、図1に示した、前照灯2
0、スイッチ22を削除した構成とし、これに伴い、車
載機器制御装置10のトランジスタTr1は使用しな
い。さらに、モータ40を電磁ドアロックの動力源であ
るモータ40Bに変更し、スイッチ42を、オンのとき
にドアを施錠するようにモータ40Bの作動を指示する
スイッチ42Bに変更した構成とする。これにより、ス
イッチ42Bのオン・オフ状態に拘わらず、トランジス
タTr3をオンすることにより、モータ40Bを駆動し
て、電磁ドアロックを作動させ、ドアを施錠することが
できる。
【0057】また、第3の変形例の作用は、上述した第
1の変形例の作用と同様である。なお、本第3の変形例
では、強制的に電磁ドアロックが作動されてドアが施錠
される。
【0058】以上により、第3の変形例では、運転者
は、降車して車から離れる際に、スイッチ14をオンす
ることで、強制的にウィンドウを全閉すると共に、強制
的に電磁ドアロックを作動させてドアを施錠することが
できる。
【0059】また、運転者はキーによってドアロックを
解除して再び乗車した際に、スイッチ14をオフするこ
とで、スイッチ42Bのオン・オフ状態に拘わらず、電
磁ドアロックが強制的に作動されてドアが施錠される状
態に固定された状態を解除することができ、運転者がス
イッチ14をオンする以前の状態に戻すことができる。
なお、このとき、ウィンドウは全閉の状態のままで、ス
イッチ14をオンする以前の状態には戻らないが、必要
に応じて、上記のスイッチによりモータ30を逆回転さ
せ、再度開けることができる。
【0060】従って、降車して車から離れる際に、運転
者が通常行う操作として、 ウィンドウを全閉する ドアを施錠する といった一連の操作を、1回のスイッチ操作で行うこと
ができるので、運転者の負担を軽減できる。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、例
えば、走行中、トンネルを通過する時、雨が降り出した
時等の所定の運転状況において、運転者が必要に応じて
操作する複数の車載機器を、1つのスイッチにより操作
できるようにしたので、操作上の煩わしさを軽減するこ
とができ、かつ走行中でのスイッチ操作による危険性を
軽減できる車載機器制御装置を得ることできるという優
れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る車載機器制御装置の
概略構成図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る制御処理の流れを示
すフローチャートである。
【図3】本発明の実施の形態に係る制御処理の他の例の
流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 車載機器制御装置 12 CPU 14 スイッチ Tr1 トランジスタ Tr2 トランジスタ Tr3 トランジスタ 20 前照灯 22 スイッチ 30 モータ 32 スイッチ 40 モータ 42 スイッチ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オンのときに前照灯を点灯し、オフのと
    きに前照灯を消灯するスイッチと並列に接続された第1
    のスイッチング素子と、 オンのときにウィンドウを閉鎖するようにパワーウィン
    ドウシステムの動力源の作動を指示するスイッチと並列
    に接続された第2のスイッチング素子と、 オンのときに車室内空調システムの空気循環動作におけ
    る吸入空気を外気から内気に切り替えるように切替部の
    動力源の作動を指示するスイッチと並列に接続された第
    3のスイッチング素子と、 オン・オフ操作される主スイッチと、 前記主スイッチがオンされたときに、前記第1のスイッ
    チング素子、第2のスイッチング素子、及び第3のスイ
    ッチング素子各々を同時にオンする制御手段と、 を備えた車載機器制御装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記主スイッチがオン
    されたときから所定時間経過後に前記第2のスイッチン
    グ素子をオフすることを特徴とする請求項1記載の車載
    機器制御装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、さらに、前記主スイッ
    チがオフされたときに、前記第1のスイッチング素子と
    前記第3のスイッチング素子とを同時にオフすることを
    特徴とする請求項1又は2に記載の車載機器制御装置。
  4. 【請求項4】 オンのときに車室内空調システムの空気
    循環動作における吸入空気を外気から内気に切り替える
    ように切替部の動力源の作動を指示するスイッチ、オン
    のときにワイパーを稼動するようにワイパーの動力源の
    作動を指示するスイッチ、及びオンのときにドアを施錠
    するように電磁ドアロックの動力源の作動を指示するス
    イッチの何れか1つと並列に接続された第1のスイッチ
    ング素子と、 オンのときにウィンドウを閉鎖するようにパワーウィン
    ドウシステムの動力源の作動を指示するスイッチと並列
    に接続された第2のスイッチング素子と、 オン・オフ操作される主スイッチと、 前記主スイッチがオンされたときに、前記第1のスイッ
    チング素子と前記第2のスイッチング素子とを同時にオ
    ンする制御手段と、 を備えた車載機器制御装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、前記主スイッチがオン
    されたときから所定時間経過後に前記第2のスイッチン
    グ素子をオフすることを特徴とする請求項4記載の車載
    機器制御装置。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、さらに、前記主スイッ
    チがオフされたときに、前記第1のスイッチング素子を
    オフすることを特徴とする請求項4又は5に記載の車載
    機器制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011162090A (ja) * 2010-02-11 2011-08-25 Denso Corp 車両制御システム

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