JP2001260395A - 磁気スイッチング装置 - Google Patents

磁気スイッチング装置

Info

Publication number
JP2001260395A
JP2001260395A JP2000073548A JP2000073548A JP2001260395A JP 2001260395 A JP2001260395 A JP 2001260395A JP 2000073548 A JP2000073548 A JP 2000073548A JP 2000073548 A JP2000073548 A JP 2000073548A JP 2001260395 A JP2001260395 A JP 2001260395A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
armature
yoke
leaf spring
magnetic force
permanent magnet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000073548A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasushi Tanno
泰史 丹野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Yonezawa Ltd
Original Assignee
NEC Yonezawa Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Yonezawa Ltd filed Critical NEC Yonezawa Ltd
Priority to JP2000073548A priority Critical patent/JP2001260395A/ja
Publication of JP2001260395A publication Critical patent/JP2001260395A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Impact Printers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 アーマチュアの重量拡大による印字速度の低
下と、印字ヘッドの重量増大,高コスト化の虞のない磁
気スイッチング装置(ドットインパクトプリンタの印字
ヘッド)を提供する。 【解決手段】 2つの脚部12a,12bの何れか一方
に永久磁石11を連設したヨーク12と、2つの脚部に
跨って吸引されるアーマチュア15と、アーマチュアを
2つの脚部に向けて付勢する弾性部材(板バネ)14
と、ヨークの一方の脚部に巻回され、通電時には磁力を
発生させ永久磁石の磁力を打ち消して弾性部材の付勢力
によりアーマチュアを解放すると共に、非通電時には前
記打ち消し用の磁力を発生せずアーマチュアを2つの脚
部に跨って吸引させるコイル13とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気スイッチング
装置に関し、特に安価な部材を使用して多数枚の複写能
力があり、印字の高速化が可能なドットインパクトプリ
ンタの印字ヘッドを構成する場合に好適な磁気スイッチ
ング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、印字ワイヤ式の印字ヘッドを備え
たドットインパクトプリンタの市場からの要求は、多数
枚の同時複写能力および印字の高速化である。即ち、強
力なインパクト能力と印字高速化である。従来、この市
場要求に対し、印字ヘッドのヨークの面積拡大と高性能
の材料を使用し、対応してきた。
【0003】図2(A)は、従来の印字ヘッド100の
一例の側断面図である。永久磁石101に横U字状のヨ
ーク102(上脚102a,下脚102b)が固定さ
れ、ヨークの下脚102bの周囲にコイル103が巻回
されている。板バネ104の一端は上脚102aの先端
面側に固定され、板バネ104の他端にアーマチュア1
05が固定されている。アーマチュア105はヨーク下
脚102bの先端面に吸引されるようになっている。ア
ーマチュア105にはアーム106が固定され、アーム
106の先端に印字ワイヤ107が取り付けられてい
る。印字ワイヤ107はガイド(図示省略)により案内
され、インクリボン(図示省略)を介して複数枚の用紙
にインパクトする。板バネ104はアーマチュア105
がヨーク102に吸引されているときは、撓みエネルギ
が蓄えられており、固定点を中心に時計方向に回転習性
が与えられている。
【0004】そして、図2(A)の状態はコイル103
に電流が流されておらず(非通電)、アーマチュア10
5がヨーク102に吸引されている状態を示す。印字す
るためにコイル103に電流を流すと(通電)、ヨーク
下脚102bにおいて永久磁石101による磁力が打ち
消され、アーマチュア105が解放される。その結果、
板バネ104に蓄えられた撓みエネルギによって印字ワ
イヤ107は板バネ104の固定点を中心に時計方向に
回転して印字を行う(図2(B))。印字後、再びコイ
ル103への通電を断つと、アーマチュア105はヨー
ク102に吸引されて元の位置に(図2(B))、引き
戻される。このような動作が高速で繰り返される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
ヨークの面積拡大および高性能材料による現在以上の性
能向上は、ヨークに対向するアーマチュアの重量拡大に
よる印字速度の低下と、印字ヘッドの重量増大,高コス
ト化の虞がある。
【0006】そこで本発明の課題は、アーマチュアの重
量拡大による印字速度の低下と、印字ヘッドの重量増
大,高コスト化の虞のない磁気スイッチング装置(ドッ
トインパクトプリンタの印字ヘッド)を提供することで
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明は、2つの脚部の何れか一方に永久磁石を連設
したヨークと、該ヨークの2つの脚部に跨って吸引され
るアーマチュアと、該アーマチュアを前記2つの脚部に
向けて付勢する弾性部材と、前記ヨークの一方の脚部に
巻回され、通電時には磁力を発生させ前記永久磁石の磁
力を打ち消して前記弾性部材の付勢力により前記アーマ
チュアを解放すると共に、非通電時には前記打ち消し用
の磁力を発生せず前記アーマチュアを前記2つの脚部に
跨って吸引させるコイルとを備えたことを特徴とする。
【0008】このようにすれば、例えば図1(A),
(B)に示すように、アーマチュア15の吸引時には該
アーマチュア15がヨークの上脚12aと下脚12bの
双方に跨って吸引されるので、この強い吸引力を解放す
るためにはコイル13が発生する磁力を強力にする必要
がある。従って、撓みエネルギ(付勢力)が強い板バネ
14(弾性部材)を使用することが可能となり、強い撓
みエネルギの板バネ14により高速でアーマチュア15
が解放されるので、印字速度が高速となり、また印字の
際には強力にインクリボンをインパクトするので多数枚
の同時印字が可能となる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施例に基
づいて説明する。図1(A)は本実施例の印字ヘッドの
吸引時における側断面図、図1(B)は解放時の側断面
図である。
【0010】図1(A)に示すように、永久磁石11に
横U字状のヨーク12(上脚12a,下脚12b)が固
定され、ヨークの上脚12aの周囲にコイル13が巻回
されている。「弾性部材」である板バネ14の一端は固
定部材18に固定され、板バネ14の他端にアーマチュ
ア15の略中央部が固定されている。アーマチュア15
の上端面15aはヨーク上脚12aの先端面に吸引さ
れ、アーマチュア15の中間端面15bは永久磁石11
に吸引される。アーマチュア15にはアーム16が固定
され、アーム16の先端に印字ワイヤ17が取り付けら
れている。印字ワイヤ17はガイド(図示省略)により
案内され、インクリボン(図示省略)を介して複数枚の
用紙にインパクトする。板バネ14はアーマチュア15
がヨーク12に吸引されているときは(図1(A))、
撓みエネルギが蓄えられており、固定部材18の固定点
を中心に時計方向に回転習性が与えられている。
【0011】即ち、前記の構成における磁気回路は、永
久磁石11,ヨーク12,コイル13と、永久磁石11
とヨーク12に跨るアーマチュア15とで構成され、板
バネ14は前記磁気回路から分離して配置されている。
【0012】そして、図2(A)の状態はコイル13に
電流が流されておらず、アーマチュア15がヨーク12
に吸引されている状態を示す。印字するためにコイル1
3に電流を流すと発生する磁力により、永久磁石11に
よる磁力が相殺され、アーマチュア15が板バネ14の
撓みエネルギにより解放される。その結果、印字ワイヤ
17は板バネ14の固定点を中心に時計方向に回転して
印字を行う(図2(B))。なお、板バネ14の付勢力
は、アーマチュアの隅角部15cが解放時にはヨーク上
脚12aの端面に接触するようにしておく。
【0013】印字後、再びコイル13への通電を断つ
と、アーマチュア15はヨーク12に吸引されて元の位
置に(図2(A))、引き戻される。この一連の行程を
文字・数字等の予め決められた回数だけ高速実行するこ
とにより、所定の印字(文字・数字等)が形成される。
【0014】このようにすれば、コイル13の非通電時
には、永久磁石11の両極(S,N極)の双方にアーマ
チュア15が強い力で吸引されるので、この強い吸引力
を解放するためにはコイル13が発生する磁力を強力に
する必要がある。この場合、撓みエネルギ(付勢力)が
強い板バネ(強付勢力板バネ)を使用しても、強力磁力
発生コイルを採用すれば、アーマチュア15を吸引状態
から解放することが可能となる。従って、強付勢力板バ
ネにより高速でアーマチュア15が解放されるので、印
字速度が高速となり、また印字の際には強力にインクリ
ボンをインパクトするので多数枚の同時印字が可能とな
る。アーマチュア,ヨークには比較的安価な部材(パー
メンダ、珪素鋼鈑等)を使用することが可能になる。
【0015】また、本実施例(図1(A),(B))と従
来例(図2(A),(B))との相違点は、図1と図2
を比較すれば明らかなように、従来例は一方の脚部にの
みァーマチュアが吸引されるのに対し、本実施例はアー
マチュアが両方の脚部に吸引される点である。
【0016】なお、本実施例では弾性部材として板バネ
の場合を説明したが、その他の弾性部材(例えば、コイ
ルバネ)を使用してもよい。また、本実施例では印字ヘ
ッドの場合を説明したが、通信用等のリレー(継電器)
に本発明を適用可能であるのは勿論である。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ヨ
ークの両脚(N極、S極)にアーマチュアを吸引可能の
構成としたので、強付勢力弾性部材の使用が可能とな
り、例えばアーマチュアに取り付けた印字ワイヤを強力
なインパクトで、高速に動作させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の側断面図であって、(A)は
非通電時の状態を示し、(B)は通電時の状態を示す。
【図2】従来例の側断面図であって、(A)は非通電時
の状態を示し、(B)は通電時の状態を示す。
【符号の説明】
10 印字ヘッド 11 永久磁石 12 ヨーク 12a ヨークの上脚 12b ヨークの下脚 13 コイル 14 板バネ 15 アーマチュア 15a アーマチュアの上端面 15b アーマチュアの中央端面 15c アーマチュアの隅角部 16 アーム 17 印字ワイヤ 18 固定部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2つの脚部の何れか一方に永久磁石を連
    設したヨークと、 該ヨークの2つの脚部に跨って吸引されるアーマチュア
    と、 該アーマチュアを前記2つの脚部に向けて付勢する弾性
    部材と、 前記ヨークの一方の脚部に巻回され、通電時には磁力を
    発生させ前記永久磁石の磁力を打ち消して前記弾性部材
    の付勢力により前記アーマチュアを解放すると共に、非
    通電時には前記打ち消し用の磁力を発生せず前記アーマ
    チュアを前記2つの脚部に跨って吸引させるコイルとを
    備えたことを特徴とする磁気スイッチング装置。
  2. 【請求項2】 前記弾性部材は、板バネであることを特
    徴とする請求項1記載の磁気スイッチング装置。
  3. 【請求項3】 前記アーマチュアの一端側に印字ワイヤ
    を備えたことを特徴とする請求項1または請求項2記載
    の磁気スイッチング装置。
JP2000073548A 2000-03-16 2000-03-16 磁気スイッチング装置 Pending JP2001260395A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000073548A JP2001260395A (ja) 2000-03-16 2000-03-16 磁気スイッチング装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000073548A JP2001260395A (ja) 2000-03-16 2000-03-16 磁気スイッチング装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001260395A true JP2001260395A (ja) 2001-09-25

Family

ID=18591779

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000073548A Pending JP2001260395A (ja) 2000-03-16 2000-03-16 磁気スイッチング装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001260395A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH03205159A (ja) ワイヤドット印字ヘッド
JP2001260395A (ja) 磁気スイッチング装置
US5024543A (en) Impact dot print head
JP2788867B2 (ja) 印字アクチュエータ
JPH0742742Y2 (ja) ドット印字ヘッド
JP2504141Y2 (ja) ワイヤドット印字ヘッド
JPS6224530Y2 (ja)
JP2800511B2 (ja) ドットインパクトプリンタの印字ヘッド
JPH0725040A (ja) ドットインパクト式印字ヘッド
JP2608182B2 (ja) ワイヤドット印字ヘッド
JPS5825969A (ja) 印字機における印字針駆動装置
JP2570973B2 (ja) ドットインパクト式印字ヘッド装置
JPS6332631B2 (ja)
JPS58194574A (ja) 印字機における印字針駆動装置
JPH01269550A (ja) 印字ワイヤ駆動装置
JPS6334029B2 (ja)
JPS60141568A (ja) ドツトプリンタ用印字ヘツド
JPS61237656A (ja) プリンタヘツド
JPH03151249A (ja) プリンタのインパクトドット印字装置
JPH05254155A (ja) ドットインパクト式プリンタの印字ヘッド
JPH024524A (ja) 印字ヘッド駆動装置
JPS6297861A (ja) 印字ヘツド駆動機構
JPH026147A (ja) インパクトドット式印字ヘッド
JPS63315268A (ja) 印字ヘッド
JPS6395957A (ja) ドツトインパクト型プリンタ−のヘツド構造

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Effective date: 20031224

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02