JP2001260231A - 発熱体を内蔵したプラスチック成形体 - Google Patents

発熱体を内蔵したプラスチック成形体

Info

Publication number
JP2001260231A
JP2001260231A JP2000070641A JP2000070641A JP2001260231A JP 2001260231 A JP2001260231 A JP 2001260231A JP 2000070641 A JP2000070641 A JP 2000070641A JP 2000070641 A JP2000070641 A JP 2000070641A JP 2001260231 A JP2001260231 A JP 2001260231A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heating element
joint
repair material
main body
repairing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000070641A
Other languages
English (en)
Inventor
Sumio Matsuno
純雄 松野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Plastics Inc
Original Assignee
Mitsubishi Plastics Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Plastics Inc filed Critical Mitsubishi Plastics Inc
Priority to JP2000070641A priority Critical patent/JP2001260231A/ja
Publication of JP2001260231A publication Critical patent/JP2001260231A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C66/00General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts
    • B29C66/70General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material
    • B29C66/71General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material characterised by the composition of the plastics material of the parts to be joined

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Pipe Accessories (AREA)
  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Branch Pipes, Bends, And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 プラスチック製のガス管等の補修材として
も、継ぎ手としても好適に用いることができる新規のプ
ラスチック成形体を提供する。 【課題解決手段】 熱可塑性樹脂からなる補修材本体2
にマイクロ波の照射によって発熱する発熱体3を埋蔵さ
せて補修材1を構成した。発熱体3は熱可塑性樹脂中に
カーボン粉末を含有するセラミック粒子等の混合物を均
一に分散させ、かつ発熱体を形成する熱可塑性樹脂と混
合物の重量比率を75〜60:25〜40とした。この
補修材1は、補修個所に設置し、マイクロ波発生装置5
を近づけてマイクロ波を照射させるだけで補修作業を行
うことができる。、しかも、柔軟性乃至可撓性を有する
シート状に形成できるから、如何なる形状の補修個所に
も容易に設置することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラスチック製の
ガス管や配水管等の破損部分の補修や、プラスチック管
の連結等に好適に用いることができるプラスチック成形
体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、プラスチック管の破損個所
に、誘導電流によって発熱するヒーターを埋設してなる
補修材(パッチ)を当接し、このヒーターに誘導電流を
付与して発熱させ、この発熱によって補修材と管とを融
着して管の破損個所を被覆するプラスチック管の補修方
法や、誘導電流によって発熱するヒーターを内部に埋設
してなる管継ぎ手内に、プラスチック管の端部を挿入
し、ヒーターに誘導電流を付与して発熱させ、この発熱
によって管継ぎ手とプラスチック管とを融着して管を連
結するプラスチック管の継ぎ手方法などは開示されてい
た。
【0003】例えば特表平6−509437(WO92
/15182)及び特開平8−247378号は、上記
補修方法、継ぎ手方法に使用する「補修材(パッチ)及
び管継ぎ手」として、被接合部材に融着される接合面を
有する本体、言いかえれば被接合部材の外面に沿って湾
曲形成されてなる接合面を有する本体の当該接合面近傍
に、導電体と強磁性体とからなる複数のワイヤを互いに
交差接続してメッシュ状としたワイヤ構造体からなるヒ
ーターを埋設してなるものを開示している。
【0004】かかる補修材(パッチ)及び継ぎ手は、そ
の周囲にワークコイルを配置し、ワークコイルからヒー
ターに誘導電流を付与することにより、強磁性体が急激
に発熱すると共にその自己温度調整によってその発熱を
所定のキュリー温度近傍に保持するから、ヒーターのキ
ュリー温度を最適な融着温度に制御することができ、プ
ラスチック管と補修部材との接合面を最適な条件で確実
に融着できるといった優れたメリットを有している。し
かしながら、複数のワイヤをメッシュ状に配設して発熱
体を形成するため、温度分布を均一にするにはメッシュ
を細かくする必要があり、そうするとかえって融着強度
が低下してしまう課題を抱えていた。また、発熱体を本
体に埋設するためには、射出成形等によって一体成形す
る必要があるため補修材の製造はそう簡単なものではな
かった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、プラ
スチック製のガス管や配水管等の破損部分の補修材とし
ても、プラスチック管の連結に用いる継ぎ手としても好
適に用いることができ、しかも従来とは異なる構造を有
する新規のプラスチック成形体を提供せんとするもので
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的のため、本発
明は、熱可塑性樹脂からなる補修材本体又は継ぎ手本体
に、マイクロ波の照射によって発熱する発熱体を内蔵し
たプラスチック成形体を提供する。
【0007】このプラスチック成形体は、補修材又は管
継ぎ手として使用することができ、いずれの場合も、所
定個所に当該プラスチック成形体を設置し、その後マイ
クロ波を照射するだけで補修又は継ぎ手の作業を行うこ
とができる。しかも、マイクロ波照射を受けて発熱する
発熱体は、後述するようにシート状に形成することがで
き、しかも柔軟性乃至可撓性を有するようにも形成する
ことができるので、どのような形状の本体にも容易に配
設することができ成形性及び使い勝手の点で特に優れて
いる。
【0008】本発明における「マイクロ波の照射によっ
て発熱する発熱体」としては、熱可塑性樹脂中に、カー
ボン粉末を含有するセラミックス粒子等を混入してなる
発熱体を好ましく例示することができる。なお、本発明
において「セラミックス粒子等」とは、一般に粒子とい
われる粒径の範囲より小さいセラミックスも、また、大
きいセラミックスも包含する意味で用いている。導電性
を有していればマイクロ波の照射によって発熱し得るか
らアルミニウム、銅、クロム、ニッケルや、二酸化スズ
や酸化鉄、二酸化クロムなどの金属酸化物、金属合金、
或いはサーメットやフェライトなどを混入してなるもの
も使用可能であるが、原料入手の容易性などの観点から
カーボン、セラミックスの混合物からなる発熱体が好ま
しい。また、このような発熱体であれば、ワイヤをメッ
シュ状に配設してなる発熱体に比べて発熱体の温度分布
を容易かつ確実に均一にすることができるばかりか、発
熱体はもちろん、補修材又は管継ぎ手としての用途に応
じて柔軟性乃至可撓性を持たせることができるから使い
易さの点でも優れている。中でも、カーボン/及びセラ
ミックスの混合物を混入して形成してなる発熱体は、主
としてカーボンがマイクロ波の照射を受けて発熱し、セ
ラミックスは主に急激な昇温を抑制し、かつ発熱体の高
温を保持する役割を果たすから、セラミックスとカーボ
ンとの混合比率の調整によって発熱温度、昇温時間を適
宜調整することができ、補修材本体、継ぎ手本体、被補
修材、被連結管の溶融温度等に合わせて最適な発熱温度
に設定して補修作業及び継ぎ手作業をより一層確実かつ
容易に行い得るようにすることができる。
【0009】ここで、カーボン粉末を含有するセラミッ
クス粒子等の混合物を混入してなる発熱体の態様として
は、例えば合成樹脂中にカーボン粉末及びセラミックス
粒子等の混合物を均一に混入し、重量比率を樹脂:混合
物=75〜60:25〜40(合計100%)とするの
が好ましい。混合物の割合が25%より顕著に少ないと
マイクロ波照射による発熱量が小さくなり融着するまで
の時間が長くなってしまう一方、40%を大きく超える
と融着力が低下すると共に発熱効果が高くなりすぎて樹
脂が劣化するおそれがある。カーボン粉末とセラミック
ス粒子等との割合は、上述のように所望の発熱温度に合
わせて適宜調整すればよいが、一般的には混合物中にカ
ーボン粉末が約0.3〜1.0%含まれるように混入す
るのが好ましい。また、この場合の合成樹脂としては、
ポリオレフィン系樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂(PV
C)、ポリカーボネート(PC)、アクリロニトリルブ
タジエンスチレン(ABS)などの合成樹脂を挙げるこ
とができ、セラミックスとしてはアルミナ、ケイ素など
を挙げることができる。更にこれらセラミックス粒子、
カーボン粉末の粒径はいずれも、約2μm〜約50μm
であるのが好ましい。2μmより著しく小さいと製造上
問題が生じる可能性がある一方、50μmより著しく大
きいと発熱体の温度分布を均一にするのが困難となる。
【0010】他方、本発明における「補修材本体及び継
ぎ手本体」は、被補修材たるプラスチック成形体或いは
被接続管たるプラスチック管に融着可能な熱可塑性樹脂
から形成する。中でも接合性や外観等の観点から被補修
材又は被接続管と同種類の熱可塑性樹脂から形成するの
が好ましい。ただし、これに限定するものではない。こ
の「補修材本体及び継ぎ手本体」は、室温において柔軟
性乃至可撓性を有するように形成することも、室温にお
いて硬質性を有するように形成することも可能である
が、補修材の場合柔軟性乃至可撓性を有するように形成
すればより一層扱い易くすることができる。また、この
「補修材本体及び継ぎ手本体」は、平板状、湾曲板状、
その他従来補修材又は継ぎ手として公知の形状、例えば
ソケット状、エルボ状、チーズ状、サドル状、異径筒状
など様々な形状に形成することができる。要するに、柔
軟性乃至可撓性を有する場合は別として、被補修材又は
被接合管の被接合面に当接可能な接合面を有すればそれ
ぞれの目的に沿った任意の形状を選択可能である。
【0011】発熱体と補修材本体又は継ぎ手本体とは、
インジェクション成形等により一体成形するとか、或い
は接合領域近傍を溶融して融着するとかなどの手段によ
って補修材本体又は継ぎ手本体の片面側に発熱体を配設
することができ、この場合、発熱体を完全に埋設するこ
とも、一部露出させて埋設することも、或いは片面全面
を露出させるように埋設することもできる。また、接
着、粘着等の化学的固着手段で補修材本体又は継ぎ手本
体の片面側に発熱体を付着することも、或いは係合構造
や嵌合構造による係着や縫着などの物理的固着手段で付
着することもできる。要するに発熱体と補修材本体又は
継ぎ手本体とは、発熱体の発熱が本体側に伝わり、補修
材本体又は継ぎ手本体乃至被補修材又は被接合材が溶融
し得るように結合してあればよい。
【0012】なお、本発明の補修材の補修対象となるプ
ラスチック物体は、管状(パイプ状)、平板状、棒状、
容器状等、任意形状・任意大きさのものを含み、具体的
には例えば水道管、ガス管、雨樋、屋根材、家庭日用品
(バケツ等)等を例示することができる。また、本発明
の管継ぎ手の継ぎ手対象となるプラスチック管は、断面
が円環状、楕円環状、矩形環状のもの等、任意形状・任
意大きさのものを含み、具体的には例えば水道管その他
の配水管、ガス管等を例示することができる。これらプ
ラスチック物体又は管の材質としては、ポリエチレン、
ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリカーボネート、ポ
リアセタール、各種ナイロン、ポリ塩化ビニル、ABS樹
脂等の熱可塑性樹脂を例示することができる。フェノー
ル樹脂等の熱硬化性樹脂を対象とすることもできるが、
熱可塑性樹脂と比べて、補修材との融着性に劣る場合も
ある。プラスチック物体の破損部分の大きさは特に限定
するものではない。破損部分が大きい場合には、複数の
補修用シート等を併用することによっても対応可能であ
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、実施例に基づき本発明をよ
り具体的に説明する。
【0014】図1に示すプラスチック成形体としての補
修材1は、熱可塑性樹脂からなるシート状の補修材本体
2の接合面側の中央部に、マイクロ波によって発熱する
発熱体3を埋設して柔軟性乃至可撓性を有するシート状
に形成してある。
【0015】補修材本体2は、ポリエチレン系樹脂(具
体的には低密度PE、中密度PE、高密度PE)からな
り、厚さ約3mm、縦100mm×横100mmの柔軟
性乃至可撓性を有する矩形シート状に形成してある。ポ
リエチレン系樹脂はマイクロ波による溶融性(約200
℃で溶着可)の点で優れているばかりか、ポリオレフィ
ン系の成形体、中でもポリエチレン製の成形体の補修に
好適である。また、可撓性乃至柔軟性を有するように形
成することも可能である。本体2の縦横の大きさは、破
損個所などの大きさによって適宜選択すればよく、例え
ば比較的大きく形成しておき補修時に破損個所の大きさ
に裁断して使用することも可能である。厚さについて
は、補修する個所の湾曲程度や照射するマイクロ波の強
さ等を考慮する必要があるが、一般的には約1mm〜5
mmに設定するのが好ましい。但しこの範囲に限定する
ものではない。
【0016】発熱体3は、厚さ約2mm、縦80mm×
横80mmの柔軟性を有する矩形板状に形成してあり、
ポリエチレン系樹脂中に、この樹脂との重量比率が樹
脂:混合物=70:30となるようにカーボン粉末を含
有するセラミックス粒子等の混合物を均一に混入し、溶
融して矩形板状に成形してある。上記混合物は、粒径約
20μmのアルミナ粉末中に、同じく粒径約20μmの
カーボン粉末を約0.5%混入してなる混合粉末を用い
ており、2450MHzのマイクロ波を照射した時にポ
リエチレン系樹脂を好適に溶融及び融着できる混合比率
としてある。この発熱体3は、ポリエチレン樹脂を主材
としているから、上記本体2と結合させる際の相性が良
く、発熱体3は柔軟性を有している。
【0017】発熱体3は、補修材本体2の中央部に発熱
体3の片面が完全に露出するように埋設してある。例え
ば補修材本体2を成形する際に、発熱体3の周囲に補修
材本体2を一体成形することにより、このように埋設す
ることができる。但し、補修材本体2の接合面に、融
着、接着、粘着などの化学的固着手段、或いは係着、縫
着などの物理的固着手段によって発熱体3を付着するよ
うにしてもよい。
【0018】次に、上記補修材1を用いて、プラスチッ
ク管Aの破損部分(亀裂部分)aを補修する方法につい
て説明する。
【0019】補修時には、図2に示すように、補修材本
体2の接合面側に接着剤乃至粘着剤を塗布するか、或い
は両面粘着テープを貼着して仮止め層4を形成してお
き、この仮止め層4を介して被補修材たるプラスチック
管Aの補修部に補修材1を当接し、亀裂部分aを完全に
被覆するように補修材1を仮に貼着する。
【0020】次に、図3に示すように、仮止めした補修
材1に対してマイクロ波発振装置5を近づけ、補修材1
にマイクロ波(例えば通常電子レンジなどで使用される
マイクロ波2450MHz等の電波)を直接照射する。
すると、マイクロ波照射を受けて発熱体3が発熱し、発
熱体3近傍の補修材本体2及びプラスチック管Aが互い
に溶融して補修材本体2とプラスチック管Aとは融着
し、亀裂部分aは補修材1によって密閉状態に被覆さ
れ、亀裂部分aからの水漏れやガス漏れしないように補
修することができる。
【0021】なお、上記マイクロ波発生装置5の構造は
特に限定されるものではない。例えば、磁界発生コイル
(例えば銅線を5〜10cm程度の直径で3〜10回程度巻いて
形成したもの。)に高周波出力装置を接続させて形成し
たもの等を用いることができる。
【0022】また、上記補修材1は、補修材本体2自体
が柔軟性を有するように形成してあるが、補修材本体2
自体は柔軟性乃至可撓性を有し、柔軟性を有する発熱体
3を補修材本体2の中央部に組みこんで配設することに
より補修材1に柔軟性乃至可撓性を付与することもでき
る。また、補修材本体2が柔軟性乃至可撓性を有さない
場合は、例えば図4に示す補修材1のように、プラスチ
ック管Aの亀裂部分aに沿って湾曲してなるサドル状に
補修材本体12を形成し、この補修材本体12の接合面
中央部に発熱体3を付着すれば、上記補修材1と同様に
使用することができる。要するに、被補修材の補修部分
に当接し得る接合面を有する形状に形成すればよい。
【0023】次に、図5は、プラスチック管を連結する
ための継ぎ手21を示したものであり、ポリエチレン製
円筒状の継ぎ手本体22の内周面に上記発熱体3と同様
の構成からなる発熱体23を配設して形成してある。
【0024】詳しくは、継ぎ手本体22は中空円筒体2
2a内の長さ方向中間部位に円環リブ状のストッパー2
2bを形成してなっており、このストッパー22bの両
側から受口22c、22cに至る内周面に発熱体23、
23を付着して形成してある。なお、本例では発熱体2
3を継ぎ手本体22の内周面に付着してあるが、継ぎ手
本体22に埋設させるようにしてもよい。
【0025】図6は、上記の継ぎ手21とは若干構成の
異なる継ぎ手31を示している。継ぎ手本体32は、上
記継ぎ手本体22のようにストッパー22bを有しない
円筒体からなっており、発熱体33は、被接続管D
(E)の端部外周面に形成されたネジ部に対応したネジ
部33aを形成してある。なお、その他の構造は上記継
ぎ手21と同様に形成してある。
【0026】また、図7に示す管継ぎ手は、上記継ぎ手
本体22と同形状の継ぎ手本体42と、これとは別体に
成形してなる発熱体43、43とからなっており、管接
続時に、継ぎ手本体42内に発熱体43、43を嵌め込
み装着して管継ぎ手41を構成するように形成してあ
る。
【0027】ここで、継ぎ手本体42は、上記継ぎ手本
体22同様、中空円筒体42a内の長さ方向中間部位に
円環リブ状のストッパー42bを有する形状に形成して
あり、中空円筒体42aの内周面には環状溝42dが2
本形成されている。他方、発熱体43は、図7(A)に
示すように、継ぎ手本体42の略半分の長さからなる円
筒体43aの周面部に長さ方向に適宜間隔をおいて肉厚
環状部43b、43bを形成し、前記円筒体43aの一
側端縁部を外側に折り返して嵌入部43cを形成してな
っており、継ぎ手本体42の受口42c,42cから発
熱体43、43を本体内部に挿入し、受口縁部に嵌入部
43cを嵌入させると共に、発熱体43の肉厚環状部4
3bを環状溝42dに嵌合させることで本体42に発熱
体43を装着できるように形成してある。
【0028】これら継ぎ手21、31、41はいずれ
も、継ぎ手本体22、32、42の各受口から内部に被
接続材としてのプラスチック管B,C(D,E)の接続
端部を所定位置まで挿入し、次いで継ぎ手21、31、
41に上記マイクロ波発振装置5を近づけてマイクロ波
を継ぎ手21、31、41に直接照射することにより、
発熱体23、33、43を発熱させ、この発熱体23、
33、43の近傍の継ぎ手本体22、32、42及びプ
ラスチック管B,C(D,E)の接合領域部分を溶融し
互いに融着して継ぎ手21、31、41を介してプラス
チック管B,C(D,E)を連結することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプラスチック成形体の一実施例として
の補修材の一例を示したものであり、(A)はその断面
図、(B)はその接合面側斜視図である。
【図2】図1の補修材を用いてプラスチック管の破損個
所を補修する場合の一例一場面を示した断面図である。
【図3】同じく、図1の補修材を用いてプラスチック管
の破損個所を補修する場合の一例一場面、特にマイクロ
波を照射している場面を示した図であり、(A)はその
斜視図、(B)はその上視断面図である。
【図4】図1の補修材とは異なる構成の補修材の一例を
示した断面図である。
【図5】本発明のプラスチック成形体の一実施例として
の管継ぎ手の一例と、この管継ぎ手を用いた管継ぎ手補
修方法の一例を示した断面図であり、(A)は継ぎ手に
被接続管を挿入する前の状態、(B)は継ぎ手を介して
の継ぎ手状態を示している。
【図6】図5の管継ぎ手とは異なる管継ぎ手の一例と、
この管継ぎ手を用いた管継ぎ手補修方法の一例を示した
断面図であり、(A)は継ぎ手に被接続管を挿入する前
の状態、(B)は継ぎ手を介しての継ぎ手状態を示して
いる。
【図7】図6の管継ぎ手とも異なる管継ぎ手の一例を示
すものであり、(A)はその継ぎ手本体と発熱体とを示
し、(B)はこの継ぎ手を介しての継ぎ手状態を示して
いる。
【符号の説明】
1 補修材 2 補修材本体 3 発熱体 4 仮止め層 5 マイクロ波発振装置 12 補修材本体 21,31,41 継ぎ手 22,32,42 継ぎ手本体 23,33,43 発熱体 A、B,C,D,E プラスチック管 a 亀裂部分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F16L 47/02 F16L 47/02 55/16 55/16 // B29K 105:16 B29K 105:16 507:04 507:04 709:02 709:02 Fターム(参考) 3H019 GA06 3H025 EA01 EB01 EC02 ED01 4F071 AA02 AA15 AA20 AA22 AA24 AA40 AA50 AA60 AB03 AB29 AH19 BA01 BB03 BB05 BC07 4F211 AB16 AB18 AD05 AD12 AH11 AH13 TA03 TC06 TC11 TN26 TN43 TN53 4J002 AA011 BB021 BB121 BC031 BD041 CB001 CG001 CL001 DA037 DM006 FD206 FD207 GT00

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱可塑性樹脂からなる補修材本体又は継
    ぎ手本体と、マイクロ波の照射によって発熱する発熱体
    とからなり、前記発熱体は熱可塑性樹脂中にカーボン粉
    末を含有するセラミック粒子等の混合物が均一に分散
    し、発熱体を形成する熱可塑性樹脂と混合物の重量比率
    が75〜60:25〜40であることを特徴とする発熱
    体を内蔵したプラスチック成形体。
  2. 【請求項2】 カーボン粉末とセラミック粒子等の粒径
    が2μm〜50μmであることを特徴とする請求項1に
    記載の発熱体を内蔵したプラスチック成形体。
  3. 【請求項3】 混合物中にカーボン粉末の占める重量比
    率が0.3〜1.0%であることを特徴とする請求項1
    又は2に記載の発熱体を内蔵したプラスチック成形体。
JP2000070641A 2000-03-14 2000-03-14 発熱体を内蔵したプラスチック成形体 Pending JP2001260231A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000070641A JP2001260231A (ja) 2000-03-14 2000-03-14 発熱体を内蔵したプラスチック成形体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000070641A JP2001260231A (ja) 2000-03-14 2000-03-14 発熱体を内蔵したプラスチック成形体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001260231A true JP2001260231A (ja) 2001-09-25

Family

ID=18589348

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000070641A Pending JP2001260231A (ja) 2000-03-14 2000-03-14 発熱体を内蔵したプラスチック成形体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001260231A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013002561A (ja) * 2011-06-16 2013-01-07 Cosmo Material:Kk ガス配管のガス漏れ箇所修理方法及びガス漏れ箇所修理用光硬化性樹脂組成物及びガス配管のガス漏れ箇所修理部材
WO2018079354A1 (ja) * 2016-10-27 2018-05-03 リンテック株式会社 誘電加熱接着フィルム、及び誘電加熱接着フィルムを用いてなる接合方法
WO2018186297A1 (ja) * 2017-04-03 2018-10-11 リンテック株式会社 高周波誘電加熱接着シート、及び高周波誘電加熱接着シートを用いてなる接着方法
JP2021025566A (ja) * 2019-08-02 2021-02-22 Jfeスチール株式会社 流体配管または貯液タンクの漏洩箇所補修治具および漏洩箇所の補修方法

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013002561A (ja) * 2011-06-16 2013-01-07 Cosmo Material:Kk ガス配管のガス漏れ箇所修理方法及びガス漏れ箇所修理用光硬化性樹脂組成物及びガス配管のガス漏れ箇所修理部材
JPWO2018079355A1 (ja) * 2016-10-27 2019-09-12 リンテック株式会社 誘電加熱接着フィルム、及び誘電加熱接着フィルムを用いてなる接着方法
CN109890923B (zh) * 2016-10-27 2022-05-17 琳得科株式会社 介电加热粘接膜、及使用了介电加热粘接膜的粘接方法
JPWO2018079354A1 (ja) * 2016-10-27 2018-11-01 リンテック株式会社 誘電加熱接着フィルム、及び誘電加熱接着フィルムを用いてなる接合方法
CN109890923A (zh) * 2016-10-27 2019-06-14 琳得科株式会社 介电加热粘接膜、及使用了介电加热粘接膜的粘接方法
JP2019094503A (ja) * 2016-10-27 2019-06-20 リンテック株式会社 誘電加熱接着フィルム、及び誘電加熱接着フィルムを用いた接合方法
WO2018079354A1 (ja) * 2016-10-27 2018-05-03 リンテック株式会社 誘電加熱接着フィルム、及び誘電加熱接着フィルムを用いてなる接合方法
JPWO2018079356A1 (ja) * 2016-10-27 2019-09-12 リンテック株式会社 誘電加熱接着フィルム、及び誘電加熱接着フィルムを用いてなる接着方法
US11673340B2 (en) 2016-10-27 2023-06-13 Lintec Corporation Dielectric-heating bonding film and bonding method using dielectric-heating bonding film
US11541607B2 (en) 2016-10-27 2023-01-03 Lintec Corporation Dielectric-heating bonding film and bonding method using dielectric-heating bonding film
US11007722B2 (en) 2016-10-27 2021-05-18 Lintec Corporation Dielectric-heating bonding film and joining method using dielectric-heating bonding film
WO2018186297A1 (ja) * 2017-04-03 2018-10-11 リンテック株式会社 高周波誘電加熱接着シート、及び高周波誘電加熱接着シートを用いてなる接着方法
US11542415B2 (en) 2017-04-03 2023-01-03 Lintec Corporation High-frequency dielectric heating adhesive sheet, and adhesion method in which same is used
JPWO2018186297A1 (ja) * 2017-04-03 2019-11-07 リンテック株式会社 高周波誘電加熱接着シート、及び高周波誘電加熱接着シートの接着方法
JP2021025566A (ja) * 2019-08-02 2021-02-22 Jfeスチール株式会社 流体配管または貯液タンクの漏洩箇所補修治具および漏洩箇所の補修方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5462314A (en) Electro-fusion fitting having a solid embedded heater with perpendicular projections
US5208443A (en) Temperature auto-regulating, self-heating recoverable articles
TR199801421T2 (xx) Bir boru ile ba�lant� donan�m�n� f�zyonla birle�tirme cihaz� ve y�ntemi.
US20100295299A1 (en) Joint and joining method for plastic pipe
JPH04501784A (ja) 温度自動調節、自己加熱の回復可能物品
JP2001260231A (ja) 発熱体を内蔵したプラスチック成形体
US7531122B2 (en) Polymer welding using ferromagnetic particles
JP2000513074A (ja) 電気融接管継手
US5319173A (en) Temperature auto-regulating, self-heating recoverable articles
JP2722334B2 (ja) エチレン系樹脂パイプの接合方法およびその接合構造
JPH07117130A (ja) プラスチック管の接合方法
JPH07117132A (ja) コルゲート管接続用のチューブ及び該チューブを用いた コルゲート管の接続方法
JPH03129195A (ja) プラスチック管用継手およびプラスチック管の接合方法
JPH09164598A (ja) エチレン系樹脂パイプまたはシートの接合方法、およびその接合構造、並びに接着部材
JPS62148243A (ja) 熱可塑性樹脂管体の接合方法
JPH09323359A (ja) Ih樹脂ヒーターとこれを用いたら旋管の接合装置
JPH07117133A (ja) プラスチック管の接合方法並びに該方法で用いられる継 手とプラスチック管及びその製造方法
JPH04308729A (ja) 融着接合又は封止方法及び導電融着性発熱体
JPH05263983A (ja) 電気融着部材
JPH0911335A (ja) エチレン系樹脂パイプの接合方法、およびその接合構造、並びにエチレン系樹脂パイプ用継ぎ手
JPH10185068A (ja) 電気融着継手の固定方法
JPH09291916A (ja) 合成樹脂製管状部材の接合方法、およびその接合装置
JPH08145268A (ja) 電気融着用長さ調整継手
PL180631B1 (en) Electrofusion apparatus and method
JPH07171896A (ja) 高周波誘電発熱体を有する曲げ加工用合成樹脂管と他の合成樹脂成形品との接合方法および装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040401

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20040401

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050707

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060725

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20061219