JP2001258843A - 眼科検査装置 - Google Patents
眼科検査装置Info
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Abstract
束が瞳孔によってけられることなく、安定した測定がで
きるようにする。 【解決手段】 検者はテレビモニタ29に映し出された
前眼部像E’を見ながら、被検眼Eと被検眼検査部との
位置合わせを行い、被検眼Eと被検眼検査部との大まか
な位置合わせが終了すると、アライメントマーク表示ス
イッチを押すと、演算処理部25は眼屈折力測定光源1
3を点灯する。眼屈折力測定光源13から射出した光が
角膜Ecにより反射され、角膜反射視標像Iとしてテレ
ビモニタ29上に映し出される。同時に、演算処理部2
5は画像メモリ23に保存された角膜反射視標像Iを抽
出しメモリ上のアドレスを求め、角膜輝点位置合わせ用
アライメントマークをテレビモニタ29上に角膜反射視
標像Iと共に表示する。検者はアライメントマークが示
す領域内に角膜反射視標像Iが常に存在するように位置
合わせ手段を操作することで、より容易に被検眼瞳孔中
心に装置を位置合わせすることができる。
Description
される眼科検査装置に関するものである。
装置の検査部と被検眼との位置合わせを行って、眼屈折
力や眼底像、眼底血流量などの被検眼の固有情報を得て
いる。
と被検眼との位置合わせを行う際に、操作者が操作手段
を操作し、テレビモニタに映し出された被検眼の前眼部
像を観察しながら、装置検査部と被検眼との位置の粗調
整を行い、被検眼の角膜に投影された指標光束の角膜反
射像が現れると、テレビモニタなどの表示部の光軸周り
に表示されている位置合わせ用マークに、その角膜反射
像が一致するように操作手段を操作して位置合わせを行
っている。
表示部の光軸周りに表示されている位置合わせ用マーク
に一致するように、操作手段を操作して位置合わせを行
っている。
程度は異なるが、殆どの人眼においては瞳孔中心に対し
て角膜頂点は偏心していることが知られている。
来例においては、上記のようにテレビモニタなどの表示
部の光軸周りに表示されている位置合わせ用マークに、
その角膜反射像が一致するように操作手段を操作して位
置合わせを行っている眼科検査装置では、瞳孔中心と角
膜中心とが偏心している被検眼において、角膜反射指標
像中心に装置と被検眼との位置合わせを行うと光輪に対
して瞳孔が偏心してしまい、被検眼の固有情報を測定す
るために必要な光束が瞳孔によってけられてしまい、測
定が不安定になるという問題が生ずる。
りに表示されている位置合わせ用マークに、被検眼瞳孔
が一致するように操作手段を操作して位置合わせを行っ
ている眼科検査装置では、被検眼の調節などにより瞳孔
径が大きくなったり小さくなったり変化するので、瞳孔
と装置検査部との位置合わせに熟練を要する。
し、瞳孔中心と角膜中心とが偏心している被検眼におい
ても、角膜反射指標像を基準に被検眼との位置合わせを
行っても瞳孔中心に位置合わせを行うことができ、被検
眼の固有情報を測定するために必要な光束が瞳孔によっ
てけられることなく、安定した測定ができる眼科検査装
置を提供することにある。
の請求項1に係る発明は、被検眼固有の情報を測定する
測定手段と、被検眼の角膜に指標光束を投影する指標投
影手段と、角膜により反射された指標光束の角膜反射指
標像と共に被検眼の前眼部を撮像する撮像手段と、該撮
像手段により撮像した前眼部像を前記角膜反射指標像と
共に表示する表示手段と、信号入力手段と、該信号入力
手段がオンされるとそのときの前記角膜反射指標像の位
置を検出し、前記角膜反射指標像の周囲にその位置を示
すアライメントマークを前記表示手段上に表示するよう
に制御する制御手段とを有することを特徴とする眼科検
査装置である。
マークにより示された領域内に前記角膜反射指標像があ
るか否かを検出し、その状態を検者に知らせる報知手段
を有する請求項1に記載の眼科検査装置である。
記アライメントマークにより示された前記領域内に前記
角膜反射指標像があるか否かを検出し、前記角膜反射指
標像が前記領域内にある場合に予め設定している回数の
被検眼固有情報の測定を自動的に行う請求項1に記載の
眼科検査装置である。
記アライメントマークにより示された前記領域内に前記
角膜反射指標像があるか否かを検出し、前記角膜反射指
標像が前記領域内にない場合に被検眼固有情報の測定を
自動的に停止する請求項1に記載の眼科検査装置であ
る。
記アライメントマークにより示された前記領域内に前記
角膜反射指標像があるか否かを検出し、前記角膜反射指
標像が前記領域内にない場合には被検眼固有情報の測定
を自動的に停止し、再び前記角膜反射指標像が前記領域
内にある場合には前記被検眼固有情報の測定を自動的に
再開する請求項4に記載の眼科検査装置である。
詳細に説明する。図1は実施例の構成図であり、被検眼
Eに対向してダイクロイックミラー1が配置されてお
り、その反射方向には前眼部観察用対物レンズ2、ダイ
クロイックミラー3が配置され、ダイクロイックミラー
3の反射方向の光路O1上には、結像レンズ4、CCD
カメラなどの撮像素子5が配置されており、撮像素子5
は被検眼Eの前眼部付近と略共役とされている。また、
被検眼Eの前眼部を照明するための近赤外光を発するL
EDなどの前眼部照明光源6が被検眼Eとダイクロイッ
クミラー1の間の光軸外の位置に配置されている。これ
らの前眼部観察用対物レンズ2〜撮像素子5、照明光源
6によって前眼部観察光学系が構成されている。
O2上にはミラー7が配置され、このミラー7の反射方
向には被検眼が固視するための図示しない固視標投影光
学系が配置されている。
の光路O3上には眼屈折力測定用対物レンズ8、孔あき
ミラー9、投影絞り10、投影レンズ11、指標板1
2、前眼部照明光源6よりも数10nm波長が長い近赤
外光を発する眼屈折力測定光源13が配置されている。
また、孔あきミラー9の反射方向には、光軸外に6つの
開口を有する6孔絞り15、6分割プリズム16、リレ
ーレンズ17、CCDカメラなどの撮像素子18が配置
されている。これらの眼屈折力測定用対物レンズ8〜眼
屈折力測定光源13により眼屈折力測定光投影光学系が
構成され、眼屈折力測定用対物レンズ8〜撮像素子18
により眼屈折力測定受光光学系が構成されている。
系、眼屈折力測定光投影光学系、眼屈折力測定受光光学
系などにより被検眼検査部が構成されており、この被検
眼検査部は3軸方向に移動することのできる架台の上に
載置されており、操作桿を検者が操作することにより、
被検眼検査部を自在に移動することができ、これらの架
台及び操作桿などにより位置合わせ手段が構成されてい
る。
力測定光源13からの波長光の大部分を透過し一部分を
反射し、前眼部照明光源6からの波長光を反射する特性
を有しており、ダイクロイックミラー3は可視光を透過
し近赤外光を反射する特性を有している。
力はそれぞれA/D変換器21及びA/D変換器22に
接続され、それらの出力はそれぞれ画像メモリ23及び
画像メモリ24に接続されていると共に、装置の全ゆる
制御を行う演算処理部25に接続されている。演算処理
部25には、更に眼屈折力測定光源13、測定開始スイ
ッチや後述するアライメントマーク表示スイッチなどが
配置された信号入力手段26、キャラクタジェネレータ
27が接続されている。更に、演算処理部25の出力は
D/A変換器28を介してテレビモニタ29に接続され
ている。
ト図である。被検眼Eは前眼部照明光源6により照明さ
れ、前眼部周辺からの反射散乱光はダイクロイックミラ
ー1を反射し、前眼部観察用対物レンズ2により略平行
光とされ、ダイクロイックミラー3を反射し、結像レン
ズ4により撮像素子5上に結像する。撮像素子5の出力
信号はA/D変換器21によってデジタル信号に変換さ
れ、演算処理部25、D/A変換器28を介しテレビモ
ニタ29上に前眼部像E’が映し出される。
眼部像E’を見ながら、架台、操作桿などの位置合わせ
手段を操作し被検眼検査部を上下・左右・前後の3方向
に移動し、被検眼Eと被検眼検査部との位置合わせを行
い、図3に示すように被検眼Eと被検眼検査部との大ま
かな位置合わせが終了すると、検者は図4に示すように
テレビモニタ29上に表示されている瞳孔位置合わせ用
のアライメントマークPMに被検眼Eの瞳孔像Ep’が
同心円になるように位置合わせ手段を操作する。なお、
この瞳孔位置合わせ用アライメントマークPMはキャラ
クタジェネレータ27により作られ、演算処理部25を
介して合成され瞳孔像Ep’と共にテレビモニタ29上
に表示される。
と、検者は測定の間、被検眼Eとの相対位置を保持する
ように被検眼Eの動きに合わせて位置合わせ手段を操作
し、装置を上下・左右・前後の3方向に移動させる必要
があるが、本実施例では容易に装置を被検眼Eの動きに
合わせて移動させることができる。
わせ手段を操作して図4に示すように瞳孔像Ep’が瞳
孔位置合わせ用アライメントマークPMと同心円になっ
たときに、信号入力手段26に設けられたアライメント
マーク表示スイッチを押すと、演算処理部25は眼屈折
力測定光源13を点灯する。
標板12を照明し、指標板12により制限された光束は
投影レンズ11、投影絞り10を介し、眼屈折力測定用
対物レンズ8の焦点面に一旦結像し、対物レンズ8によ
り平行光とされ、その大部分がダイクロイックミラー1
を透過し被検眼Eに達する。被検眼Eの角膜Ecにより
反射された光束は、角膜曲率中心と角膜頂点の中点の位
置に反射光束の反射像を形成し、その光束の一部がダイ
クロイックミラー1で反射され、前眼部観察用対物レン
ズ2により略平行光とされ、ダイクロイックミラー3に
より光路O1に偏向され、結像レンズ4により撮像素子
5上に結像し、A/D変換器21、演算処理部25、D
/A変換器28を経て角膜反射視標像Iとしてテレビモ
ニタ29上に映し出される。
に保存された角膜反射視標像Iを含む画像データから、
角膜反射視標像Iを抽出しメモリ上のアドレスを求め、
図5に示すように求めたアドレスを中心とした予め定め
られている半径Rの角膜輝点位置合わせ用アライメント
マークCMを、キャラクタジェネレータ27から発生
し、D/A変換器28を介してテレビモニタ29上に角
膜反射視標像Iと共に表示する。
ライメントマークCMが示す領域内に角膜反射視標像I
が常に存在するように位置合わせ手段を操作する。被検
眼Eの調節などにより大きさが変化する瞳孔を頼りに位
置合わせをする必要がないので、より容易に被検眼瞳孔
中心に装置を位置合わせすることができる。
置との位置にずれが生ずると、領域内から角膜反射視標
像Iが逸脱してしまうことがあるので、演算処理部25
は領域内に角膜反射視標像Iが存在するか否かを判断
し、例えば「存在する」場合には“アライメント完了”
とテレビモニタ29上に表示し、アライメント状態を検
者に報知する。
了”と表示されてから、検者は信号入力手段26に設け
られている測定開始スイッチを押すと、演算処理部25
は眼屈折力測定に必要な光量で眼屈折力測定光源13を
発光させる。眼屈折力測定光源13から射出した光束は
指標板12を通り、前述したと同様に被検眼Eに達し、
被検眼Eの眼底に指標像として結像する。そして、指標
像を2次光源として反射・散乱した光は大部分がダイク
ロイックミラー1を透過し、眼屈折力測定用対物レンズ
8を介し、孔あきミラー9により反射され、6孔絞り1
5により6つの光束に分割された後に、6分割プリズム
16、リレーレンズ17を介して撮像素子18上に6つ
のスポット像を形成する。
ジタル信号化され、画像メモリ24に記憶される。演算
処理部25はメモリ24に記憶された情報から被検眼E
の眼屈折力を算出し、光路O2上に設けられている図示
しない固視標投影光学系を制御し、被検者に雲霧を促
す。これを数回行うことにより、調節のない雲霧状態の
被検眼Eの屈折力を測定することができる。
と角膜頂点とは必ずしも一致しているわけではなく、む
しろ偏心していることのほうが多いと云われている。従
って、瞳孔中心に対する角膜頂点の偏心が大きい被検眼
Eにおいては、角膜頂点基準に位置合わせをしたので
は、被検眼固有の情報を測定するために必要な光束が瞳
孔によりけられてしまうという虞れがあるが、本実施例
はそのような被検眼においても、角膜頂点付近にある角
膜反射指標像Iを頼りに位置合わせを行っており、装置
の光軸と被検眼Eの瞳孔中心が一致しているので、測定
に必要な光束が瞳孔によってけられてしまうことがな
い。
は、上述のように被検眼Eを雲霧状態にする必要がある
ので、或る程度の測定時間を要する。従って、本実施例
では測定開始後に、演算処理部25は角膜輝点位置合わ
せ用アライメントマークCMが示す領域内に角膜反射指
標像Iがあるか否かを検知し、領域内に角膜反射指標像
Iがない場合には測定を中止するように装置を制御する
か又は一時中止し、再び領域内に角膜反射指標像Iが現
れた場合には、測定を再開するように制御するようにし
てもよい。
Epと瞳孔位置合わせ用アライメントマークPMが略同
心円になったときに、検者が信号入力手段26に設けら
れたアライメントマーク表示スイッチを押すと、演算処
理部25は眼屈折力測定光源13を点灯し、角膜反射指
標像Iの位置を求め、その周囲に予め定められている半
径Rの角膜輝点位置合わせ用アライメントマークCMを
テレビモニタ29上に角膜反射視標像Iと共に表示す
る。
被検眼Eの動きに合わせて位置合わせ手段を操作し、角
膜輝点位置合わせ用アライメントマークCM内に角膜反
射指標像Iがあるときに、信号入力手段26に設けられ
た測定開始スイッチを押すことにより、被検眼Eの固有
の情報を測定する。
ライメントマークCMが示す領域内に、角膜反射指標像
Iがあることを検知して自動的に測定を開始するように
してもよい。或いは、演算処理部25が角膜輝点位置合
わせ用アライメントマークCMが示す領域内に角膜反射
指標像Iがあることを検知して、その旨を検者に知らせ
る報知手段、例えばテレビモニタ29上に“アライメン
ト完了”などのメッセージを表示したり、ブザーなどの
音で検者に知らせるようにもできる。
イメントマークPM及び角膜輝点位置合わせ用アライメ
ントマークCMを共に円形としたが、形状はこれに限っ
たものではなく、アライメントマークPM、CMの中心
が判別できる形状ならば同様に作用する。
検査装置は、角膜反射指標像の周囲に角膜反射指標像の
位置を示すアライメントマークを表示手段上に表示する
ように制御することで、容易に被検眼の瞳孔中心に装置
の位置合わせを被検眼の眼球運動に合わせて行うことが
でき、かつ瞳孔中心に位置合わせするので、被検眼の瞳
孔により測定に必要な光束がけられることが減少し、安
定した被検眼の検査が行え検査時間も短縮できる。
の効果に加えてアライメントマークにより示された領域
内に角膜反射指標像があるか否かを検出し、その状態を
検者に知らせる報知手段を有することで、検者は被検眼
と装置との位置合わせ状態を容易に把握することがで
き、位置合わせが完了しているときに測定を行えるの
で、安定した被検眼の検査が行える。
ントマークにより示された領域内に角膜反射指標像があ
るか否かを検出し、角膜反射指標像が領域内にある場合
に予め設定されている回数の被検眼固有情報の測定を自
動的に行うことで、検者は被検眼と装置の位置合わせの
み操作することにより容易に被検眼の検査が行える。
ントマークにより示された領域内に角膜反射指標像があ
るか否かを検出し、角膜反射指標像が領域内にない場合
に被検眼固有情報の測定を自動的に停止するようにする
ことで、アライメントが不十分な状態での測定を回避で
きるので、安定した被検眼の検査結果を得ることができ
る。
ントマークにより示された領域内に角膜反射指標像があ
るか否かを検出し、角膜反射指標像が領域内にない場合
には被検眼固有情報の測定を自動的に停止し、再び角膜
反射指標像が領域内にある場合には被検眼固有情報の測
定を自動的に再開することで、アライメントが不十分な
状態での測定を回避でき、再びアライメント状態が良好
になった場合に測定を自動的に再開するので、安定した
被検眼の検査結果を得ることができ検査時間も短縮でき
る。
マークの説明図である。
ークが同心円になった状態の説明図である。
メントマークの説明図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 被検眼固有の情報を測定する測定手段
と、被検眼の角膜に指標光束を投影する指標投影手段
と、角膜により反射された指標光束の角膜反射指標像と
共に被検眼の前眼部を撮像する撮像手段と、該撮像手段
により撮像した前眼部像を前記角膜反射指標像と共に表
示する表示手段と、信号入力手段と、該信号入力手段が
オンされるとそのときの前記角膜反射指標像の位置を検
出し、前記角膜反射指標像の周囲にその位置を示すアラ
イメントマークを前記表示手段上に表示するように制御
する制御手段とを有することを特徴とする眼科検査装
置。 - 【請求項2】 前記アライメントマークにより示された
領域内に前記角膜反射指標像があるか否かを検出し、そ
の状態を検者に知らせる報知手段を有する請求項1に記
載の眼科検査装置。 - 【請求項3】 前記制御手段は前記アライメントマーク
により示された前記領域内に前記角膜反射指標像がある
か否かを検出し、前記角膜反射指標像が前記領域内にあ
る場合に予め設定している回数の被検眼固有情報の測定
を自動的に行う請求項1に記載の眼科検査装置。 - 【請求項4】 前記制御手段は前記アライメントマーク
により示された前記領域内に前記角膜反射指標像がある
か否かを検出し、前記角膜反射指標像が前記領域内にな
い場合に被検眼固有情報の測定を自動的に停止する請求
項1に記載の眼科検査装置。 - 【請求項5】 前記制御手段は前記アライメントマーク
により示された前記領域内に前記角膜反射指標像がある
か否かを検出し、前記角膜反射指標像が前記領域内にな
い場合には被検眼固有情報の測定を自動的に停止し、再
び前記角膜反射指標像が前記領域内にある場合には前記
被検眼固有情報の測定を自動的に再開する請求項4に記
載の眼科検査装置。
Priority Applications (2)
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